JP2001068858A - 多層配線基板及びその製造方法並びに半導体装置 - Google Patents

多層配線基板及びその製造方法並びに半導体装置

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JP2001068858A
JP2001068858A JP24207199A JP24207199A JP2001068858A JP 2001068858 A JP2001068858 A JP 2001068858A JP 24207199 A JP24207199 A JP 24207199A JP 24207199 A JP24207199 A JP 24207199A JP 2001068858 A JP2001068858 A JP 2001068858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層配線基板において、信号遅延やクロスト
ークノイズの発生、電源ラインの電位の変動等を抑制す
るのに十分なデカップリング効果を奏し、搭載する半導
体素子(チップ)の動作信頼性の向上に寄与することを
目的とする。 【解決手段】 電源用の配線パターン22bとグランド
用の配線パターン25bとの間に挟まれている部分の樹
脂層23を、厚さが10μm以下で、且つ誘電率が20
以上の無機フィラーが配合された有機樹脂からなる高誘
電体層によって形成すると共に、信号用の配線パターン
15,27と電源用の配線パターン22b又はグランド
用の配線パターン25bとの間に挟まれている部分の樹
脂層16,26、及び信号用の配線パターン27,2
9,31間に挟まれている部分の樹脂層28,30を、
厚さが10μmよりも厚く、且つ高誘電体層23よりも
低い誘電率を有する有機樹脂からなる低誘電体層によっ
て形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線基板及び
その製造方法並びに半導体装置に関し、より詳細には、
半導体素子を搭載するパッケージとして供されるビルド
アップ多層配線基板において信号ライン間のクロストー
クノイズや電源ライン等の電位の変動を防止するのに有
用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント配線基板は軽量化が要求
され、かつ、小型・多ピン化されたPGA(ピン・グリ
ッド・アレイ)やBGA(ボール・グリッド・アレイ)
等を搭載すべく、配線の微細化及び高密度化が要求され
ている。しかし、従来のプリント配線基板は、ビア・ホ
ールの形成に多くの面積を必要としていたため、設計の
自由度が制限され、配線の微細化が困難であった。そこ
で、近年実用化が進んできたのが、ビルドアップ法を用
いたプリント配線基板(ビルドアップ多層配線基板)で
ある。
【0003】ビルドアップ多層配線基板は、層間絶縁層
の材料とビア・ホール形成プロセスの組合せにより多種
類のものが作製可能であり、その製造プロセスは、一般
的には、絶縁層の形成、絶縁層におけるビア・ホールの
形成、及び、ビア・ホールの内部を含めた導体層(配線
パターン)の形成を順次繰り返して積み上げていくもの
である。このようなビルドアップ法によって得られた多
層配線基板では、集積度等が進展した半導体素子(デバ
イス)でも搭載することが可能である。
【0004】しかしその反面、かかる多層配線基板では
配線パターンが高密度に(つまり互いに近接して)形成
されているため、信号ラインを構成する配線パターン間
でクロストークノイズが生じたり、また電源ラインを構
成する配線パターンではその電源電位が変動したりする
などの問題が生じる。そのため、これに対処するための
手段として、従来より、半導体素子(デバイス)を搭載
した多層配線基板にチップコンデンサ等の容量素子を付
設して信号ラインや電源ラインをデカップリングするこ
とが行われている。
【0005】しかしながら、このような多層配線基板で
は、チップコンデンサを設けた分だけ配線パターンの設
計自由度が制限されたり、或いはチップコンデンサと半
導体素子の電源/グランド端子との間を接続する配線パ
ターンの引き回し距離が長くなってインピーダンス(特
にインダクタンス)の増大を招くことがある。インダク
タンスが大きいと、チップコンデンサによる「デカップ
リング」効果が薄れてしまうので、インダクタンスは出
来るだけ小さい方が望ましい。つまり、チップコンデン
サ等の容量素子は半導体素子に出来るだけ近くに配置す
ることが望ましい。
【0006】また、チップコンデンサ等の容量素子を多
層配線基板に付設するため、多層配線基板が全体として
大型化し、また重くなるおそれもある。これは、最近の
半導体パッケージの小型化の要求に応えることを困難に
するものである。特に、高速のスイッチング動作が要求
される高周波用の半導体素子を搭載する多層配線基板で
は、周波数の上昇に伴いクロストークノイズが発生し易
くなり、またスイッチング素子が高速にオン/オフする
ことにより電源ライン等の電位が変動し易くなるため、
チップコンデンサ等を多層配線基板に設ける必要性はよ
り一層高くなり、上述したような問題は一層顕在化す
る。
【0007】そこで、かかる問題点に対処するために、
従来技術の一例として、チップコンデンサ等の容量素子
を多層配線基板に付設する代わりに、同等の容量素子を
多層配線基板内に形成する(つまり内装する)ことが提
案されている。その技術の一例は、例えば特開平10−
93246号公報に開示されている。この公報に開示さ
れた技術では、多層配線基板内に特定値以上の比誘電率
をもつ高誘電率樹脂層を形成し、この高誘電率樹脂層を
容量素子(コンデンサ部)の誘電体層として用いてい
る。従って、チップコンデンサ等の容量素子を付設した
従来の多層配線基板に比べて、配線パターンの引き回し
距離を相対的に短くすることができ、また、容量素子が
多層配線基板に内装されているので基板全体として小型
化及び軽量化を図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術(特開平10−93246号公報)では、チッ
プコンデンサ等の容量素子を付設した従来の多層配線基
板がかかえる問題点に対処するために、容量素子(コン
デンサ部)を多層配線基板内に形成することを開示して
いるに留まり、その容量素子(コンデンサ部)を多層配
線基板内のどの部分に設けるか、またどのような形態で
設けるかについては、特定的に明示されていない。
【0009】例えば、電源用の導体層とグランド用の導
体層の間に高誘電率樹脂層(コンデンサ部の誘電体層)
を設けた場合にはデカップリング効果は期待できるが、
電源用又はグランド用の導体層と信号用の導体層との
間、又は信号用の導体層間に高誘電率樹脂層を設けた場
合には、大きなキャパシタンスをもつ素子(高誘電率樹
脂層)が信号ライン(信号用の導体層)に接続されるこ
とになり、これによって信号の遅延や信号ライン間のク
ロストークノイズが増大したり、電源ラインの電位が変
動したりするなどの不都合が生じる。
【0010】つまり、多層配線基板内で容量素子(コン
デンサ部)を設ける場所によっては上記のような問題が
発生し、容量素子を設けることによって本来奏すべきデ
カップリング効果が薄れてしまうという課題があった。
デカップリング効果が十分でないと、多層配線基板に搭
載する半導体素子が誤動作するおそれもある。このよう
な点について、上記の従来技術(特開平10−9324
6号公報)は一切言及しておらず、また示唆すらしてい
ない。
【0011】本発明は、かかる従来技術における課題に
鑑み創作されたもので、信号遅延やクロストークノイズ
の発生、電源ラインの電位の変動等を抑制するのに十分
なデカップリング効果を奏し、ひいては搭載する半導体
素子の動作信頼性の向上に寄与することができる多層配
線基板及びその製造方法並びに半導体装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するため、本発明の一形態によれば、配線パター
ンが形成された導体層が樹脂層を介して多層に形成さ
れ、前記配線パターン間が前記樹脂層を貫通するビア・
ホールによって電気的に接続されている多層配線基板に
おいて、電源用の配線パターンとグランド用の配線パタ
ーンとの間に挟まれている部分の樹脂層が、厚さが10
μm以下で、且つ誘電率が20以上の無機フィラーが配
合された有機樹脂からなる高誘電体層であると共に、信
号用の配線パターンと前記電源用の配線パターン又はグ
ランド用の配線パターンとの間に挟まれている部分の樹
脂層、及び信号用の配線パターン間に挟まれている部分
の樹脂層が、厚さが10μmよりも厚く、且つ前記高誘
電体層よりも低い誘電率を有する有機樹脂からなる低誘
電体層であることを特徴とする多層配線基板が提供され
る。
【0013】本発明に係る多層配線基板によれば、電源
用の配線パターンが形成された導体層とグランド用の配
線パターンが形成された導体層との間に高誘電体層(コ
ンデンサ部の誘電体層)が設けられているので、デカッ
プリング効果を奏することができる。この場合、高誘電
体層は、比較的高い誘電率(一般に誘電体と呼ばれてい
る物質の誘電率は3〜4程度であるのに対し、本発明の
場合には20以上)をもって、比較的薄く(10μm以
下)形成されているので、コンデンサ部のキャパシタン
スを相対的に大きくすることができ、デカップリング効
果をより一層高めることが可能となる。
【0014】一方、信号用の配線パターンが形成された
導体層と電源用又はグランド用の配線パターンが形成さ
れた導体層との間、及び信号用の配線パターンが形成さ
れた導体層間には、上記コンデンサ部の誘電体層(高誘
電体層)よりも低い誘電率をもつ低誘電体層が比較的厚
く(10μmよりも厚く)形成されているので、この部
分に形成されるキャパシタンスの大きさを相対的に小さ
くすることができる。これによって、従来技術に見られ
たような不都合(信号遅延やクロストークノイズの増
大、電源ラインの電位の変動など)を解消することがで
きる。
【0015】このように本発明によれば、信号遅延やク
ロストークノイズの発生、電源ラインの電位の変動等を
抑制するのに十分なデカップリング効果を奏することが
できるので、本多層配線基板に搭載される半導体素子の
動作信頼性を高めることが可能となる。また、本発明の
他の形態によれば、配線パターンが形成された導体層が
樹脂層を介して多層に形成され、前記配線パターン間が
前記樹脂層を貫通するビア・ホールによって電気的に接
続されている多層配線基板の一方の面が、搭載される半
導体素子の電極端子と接続される半導体素子用パッドが
形成された半導体素子搭載面であり、多層配線基板の他
方の面が、外部接続端子と接合される外部接続端子用パ
ッドが形成された外部接続端子接合面である、多層配線
基板を製造する方法であって、前記半導体素子用パッド
が形成された半導体素子搭載層から前記外部接続端子用
パッドが形成された外部接続端子接合層の方向に、導体
層及び樹脂層を順次形成する際に、電源用の配線パター
ンを含む導体層とグランド用の配線パターンを含む導体
層との間の樹脂層を、厚さが10μm以下で、且つ誘電
率が20以上の無機フィラーが配合された有機樹脂から
なる高誘電体層によって形成すると共に、信号用の配線
パターンを含む導体層と前記電源用の配線パターン又は
グランド用の配線パターンを含む導体層との間の樹脂
層、及び信号用の配線パターンを含む導体層間の樹脂層
を、厚さが10μmよりも厚く、且つ前記高誘電体層よ
りも低い誘電率を有する有機樹脂からなる低誘電体層に
よって形成することを特徴とする多層配線基板の製造方
法が提供される。
【0016】さらに、本発明の他の形態によれば、上述
した多層配線基板に半導体素子が搭載されていることを
特徴とする半導体装置が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
ビルドアップ多層配線基板の構成を示したものである。
本実施形態のビルドアップ多層配線基板10は、基本的
には銅(Cu)の導体層(パッド15,22a,25
a,27a,29a,31a、又は配線パターン22
b,25b,27,29,31)が有機樹脂からなる絶
縁層16,24,26,28,30を介して多層に積層
されたものであり、特に、コンデンサ部(22b,2
3,25b)が特定の厚さで且つ特定の誘電率をもって
基板10に内装されていることを特徴とするものであ
る。
【0018】後で詳述するように、コンデンサ部を構成
する誘電体層は、厚さが10μm以下で、且つ誘電率が
20以上の無機フィラーが配合された有機樹脂からなる
高誘電体層23によって形成されており、またコンデン
サ部を構成する誘電体層(高誘電体層23)を挟む両側
の電極は、その上下にそれぞれ形成された電源用の配線
パターン22bを含む導体層22とグランド用の配線パ
ターン25bを含む導体層25とによって構成されてい
る。
【0019】また、電源用の配線パターン22b又はグ
ランド用の配線パターン25bを含む導体層22,25
と信号用の配線パターンを含む導体層15,27との間
に挟まれている樹脂層(絶縁層16,26)、及び信号
用の配線パターンを含む導体層27,29,31間に挟
まれている樹脂層(絶縁層28,30)は、厚さが10
μmよりも厚く、且つコンデンサ部の高誘電体層23よ
りも低い誘電率を有する有機樹脂からなる低誘電体層に
よって形成されている。
【0020】誘電率が20以上の無機フィラー(誘電
材)としては、粒径が5μm以下のセラミック粉末が用
いられ、好適にはペロブスカイト型構造のセラミック粉
末が用いられる。具体例としては、BaTiO3 、PZ
T、SrTiO3 等を挙げることができる。これら誘電
材粉末は、市販品のものを用いることができるが、加熱
処理を施してから使用することが好ましい。例えば、誘
電材粉末としてSrTiO3 を用いる場合、大気中にお
いて600℃以上の加熱温度で1時間以上の処理を行う
ことが望ましい。
【0021】また、コンデンサ部の高誘電体層23に含
まれる有機樹脂としては、例えば、ポリフェニレンエー
テル(PPE)、イミド構造を有する樹脂、フルオレン
構造を有する樹脂等を好適に用いることができる。低誘
電体層(絶縁層16,26,28,30)を構成する有
機樹脂についても、同様の樹脂を好適に用いることがで
きる。
【0022】また、24はコンデンサ部の高誘電体層2
3との間に段差が生じないようにするためにコンデンサ
部の周囲に形成された絶縁層を示し、上記の低誘電体層
と同じ有機樹脂からなっている。また、ビルドアップ多
層配線基板10の一方の面は外部接続端子接合面として
用いられ、他方の面は半導体素子搭載面として用いられ
る。外部接続端子接合面には、その露出した部分に外部
接続端子用パッド31aが形成され、外部接続端子用パ
ッド31aの領域を除いて、保護膜としてのソルダレジ
スト層40が形成されている。外部接続端子用パッド3
1aには、破線で示すように外部接続端子としてのはん
だボール50が接合されるようになっている。他方、半
導体素子搭載面には、その露出した部分に半導体素子用
パッド15が形成され、その露出した部分を除いて、金
属薄膜12a及び補強板としてのCu板11aが形成さ
れている。半導体素子用パッド15には、破線で示すよ
うに本基板10に搭載されるべき半導体素子(チップ)
51の電極端子(はんだボール)52が接続されるよう
になっている。
【0023】さらに、各絶縁層16,24,26,2
8,30の両面に形成されたCuの導体層(パッド又は
配線パターン)は、各絶縁層を貫通して形成された「埋
め込みビア」の形態をもつ層間接続部21,32〜37
を介して電気的に接続されている。本実施形態のビルド
アップ多層配線基板10は、本出願人が以前に提案した
技術(特願平11−64248号)に基づいて作製する
ことができ、具体的には、半導体素子搭載面が形成され
た半導体素子搭載層(絶縁層16)から外部接続端子接
合面が形成された外部接続端子接合層(絶縁層30)の
方向に、つまり通常行われている積層順序とは逆の方向
に、導体層(パッド又は配線パターン)及び絶縁層を順
次積層することにより製造され得る。以下、その製造方
法を工程順に従って示す図2〜図5を参照しながら説明
する。
【0024】先ず、最初の工程では(図2(a)参
照)、配線基板の補強板として用いられる金属板、例え
ば厚さ0.5mm程度のCu板11を用意し、このCu
板11の一方の面に金属薄膜12を形成する。なお、C
u板に代えて、ステンレス(SUS)鋼板やアルミニウ
ム(Al)板等を用いてもよい。金属薄膜12を形成す
る側のCu板11の表面の平均粗さ(Ra)は0.1μ
m以下であることが望ましい。もし平均粗さ(Ra)が
0.1μmを越える場合は、0.1μm以下となるよう
にCu板11の金属薄膜12の形成面に研磨を施すこと
が好ましい。
【0025】金属薄膜12は、図示のように2層構造か
らなり、本実施形態ではCu板11の上にクロム(C
r)又はチタン(Ti)をスパッタリングにより厚さ
0.01μm程度に堆積させ(Cr層(又はTi層)1
3)、更にその上にCuをスパッタリングにより厚さ
0.1μm程度に堆積させる(Cu層14)ことにより
形成される。Cr層13は、その上下の層との密着性を
向上させるための密着層として機能し、後述するように
Cu板11をエッチング除去する際にそのエッチングを
止めるストッパ層としての機能も果たす。また、金属薄
膜12(特にCu層14)は、後の工程でパッドや配線
パターンを形成する際に必要な電解めっき処理のための
給電層として機能する。
【0026】次の工程では(図2(b)参照)、金属薄
膜12の上に、最終的に半導体素子51の電極端子52
が接続される半導体素子用パッド15を形成する。具体
的には、先ず金属薄膜12の上にドライフィルム等の感
光性のレジストを形成し、更に半導体素子用パッド15
の形状に従うように露光及び現像(レジストのパターニ
ング)を行い、半導体素子用パッド15を形成する部分
の金属薄膜12を露出させた後、給電層(金属薄膜1
2)からの給電によるCuの電解めっきにより、パター
ニングされたレジストをマスクにしてCuの半導体素子
用パッド15を厚さ10μm程度に形成する。
【0027】なお、半導体素子用パッド15の形成に際
し、電解めっきの代わりに、例えば錫−銀(Sn−A
g)めっき等のはんだめっきを行ってもよい。この場合
には、半導体素子を搭載する際に、半導体素子用パッド
15へのプリソルダの必要が無くなり、コストと工数の
削減に寄与することができる。次の工程では(図2
(c)参照)、半導体素子用パッド15及び金属薄膜1
2を覆うように熱硬化性の樹脂(例えば、熱硬化型のポ
リイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリフ
ェニレンエーテル(PPE)等)をスクリーン印刷によ
り厚さ25μm程度に塗布し、更に熱硬化させて絶縁層
16を形成する。
【0028】なお、この工程では絶縁層16を形成する
材料として熱硬化性の樹脂を用いているが、これに代え
て、感光性の樹脂を用いてもよい。次の工程では(図2
(d)参照)、レーザによる穴明け処理により、金属薄
膜12上の半導体素子用パッド15の位置に対応する部
分の絶縁層16にビア・ホール17を円錐台状に形成す
る。すなわち、絶縁層16の表面に開口される面積が半
導体素子用パッド15の面によって規定される底面の面
積よりも大きくなるようにビア・ホール17を形成す
る。レーザとしては、YAGレーザ、エキシマレーザ又
はCO2 レーザが用いられる。
【0029】なお、この工程ではビア・ホール17をレ
ーザによる穴明け処理により形成しているが、かかる処
理に代えて、エッチングを行ってもよい。また、絶縁層
16を形成する材料として感光性の樹脂を用いた場合に
は、フォトリソグラフィによりビア・ホール17を形成
することができる。次の工程では(図3(a)参照)、
ビア・ホール17(図2(d)参照)の内壁面及び絶縁
層16の表面を覆うようにCuをスパッタリングにより
堆積させて薄膜状Cu層18を形成する。
【0030】次の工程では(図3(b)参照)、薄膜状
Cu層18の上に、この薄膜状Cu層18を給電層とし
てCuの電解めっきにより、ビア・ホールを埋め込む程
度の厚さにCu層19を形成する。この結果、図示のよ
うに、ビア・ホールの位置に対応する部分のCu層19
の表面に僅かな窪み20ができる。つまり、Cu層19
の表面に凹凸部分が残る。
【0031】次の工程では(図3(c)参照)、Cu層
19の表面の凹凸部分を例えば機械研磨等により研磨し
て平坦にした後、更に、ウエットエッチングにより絶縁
層16の表面が露出するまでレベリング(Cu層19の
表面部分の除去)を行う。これによって、図示のよう
に、ビア・ホール内にCuが充填されて形成された層間
接続部(埋め込みビア)21の端面が、絶縁層16の表
面と同じレベルで平坦に形成される。
【0032】次の工程では(図3(d)参照)、層間接
続部(埋め込みビア)21の端面及び絶縁層16の上
に、給電層(金属薄膜12)からの給電によるCuの電
解めっきにより、厚さ10μm程度にCu層を形成した
後、図2(b)の工程で行った処理と同様にして、フォ
トリソグラフィによりパターニングされた導体層22を
形成する。この導体層22は、部分的にパッド22aを
構成すると共に、コンデンサ部の高誘電体層23を挟む
一方の電極となる電源用の配線パターン22bを構成す
る。
【0033】次の工程では(図4(a)参照)、電源用
の配線パターン22b上に、コンデンサ部の高誘電体層
23を厚さ5μm程度に形成する。具体的な方法として
は、誘電率が20以上の無機フィラーを含んだ樹脂ペー
ストをスクリーン印刷により塗布するか、或いは、誘電
率が20以上の無機フィラーを含んだ感光性の樹脂ペー
スト又は樹脂フィルム(半硬化状態のもの)を「ベタ」
状に塗布し又は積層した後、露光及び現像により樹脂層
をパターニングする。なお、図示の例では、本発明の特
徴がよく表れるように電源用の配線パターン22bに比
べて高誘電体層23の方を厚めに示している。
【0034】次の工程では(図4(b)参照)、コンデ
ンサ部の周囲にコンデンサ部の高誘電体層23の表面と
同じレベルまで絶縁層24を形成する。つまり、高誘電
体層23との間に段差が生じないように平坦化を行う。
絶縁層24は、例えば、樹脂ペーストをスクリーン印刷
により塗布することで形成され得る。次の工程では(図
4(c)参照)、高誘電体層23及び絶縁層24の上
に、給電層(金属薄膜12)からの給電によるCuの電
解めっきにより、厚さ10μm程度にCu層を形成し、
更に図2(b)の工程で行った処理と同様にして、フォ
トリソグラフィによりパターニングされた導体層25を
形成する。この導体層25は、部分的にパッド25aを
構成すると共に、コンデンサ部の高誘電体層23を挟む
他方の電極となるグランド用の配線パターン25bを構
成する。
【0035】これによって、本発明の特徴をなすコンデ
ンサ部(22b,23,25b)が特定の厚さで且つ特
定の誘電率をもって基板10に内装されたことになる。
次の工程では(図5(a)参照)、図2(c)〜図3
(d)の工程で行った処理を適宜繰り返し、半導体素子
搭載層側から外部接続端子接合層側の方向に(図示の例
では上側から下側に向かう方向に)順次各層を形成する
ことで、ビルドアップ多層配線基板の中間体10aを得
る。
【0036】図示のように、得られた中間体10aの一
方の面には、半導体素子用パッド15が形成された半導
体素子搭載面に金属薄膜12を介してCu板11が接合
されており、中間体10aの他方の面には外部接続端子
用パッド31aが形成されている。ここに、Cu板11
は、中間体10a等の補強板としての役割を果たすと共
に、中間体10a等の搬送等の取扱いを容易にするもの
である。
【0037】最後の工程では(図5(b)参照)、先ず
エッチングにより、半導体素子を搭載する領域に対応す
る部分のCu板11及び金属薄膜12を除去し、半導体
素子搭載面を露出させる。かかる処理は以下のように行
われる。先ずCu板11の上に感光性のレジスト(図示
せず)を形成し、更に半導体素子を搭載する領域に対応
する部分の形状に従うようにレジストのパターニングを
行い、当該部分のCu板11を露出させた後、Cuのみ
を溶かすエッチング液により、露出したCu板11を除
去する。この際、Cu板11のエッチングの完了時期を
厳密に管理することは困難である。しかし、上述したよ
うにCu板11のエッチングの際に金属薄膜12の一部
であるCr層13がストッパ層として機能するので(図
2(a)参照)、Cu板11のエッチングが完了した際
に半導体素子用パッド15が更にエッチングされるのを
防止することができる。
【0038】次いで、Crのみを溶かすエッチング液に
より金属薄膜12のCr層13を除去し、更にCuのみ
を溶かすエッチング液により金属薄膜12のCu層14
も除去する。これによって、半導体素子搭載面が露出す
る。なお、Cuを溶かすエッチング液により金属薄膜1
2のCu層14を除去した時、半導体素子用パッド15
を構成するCuも同様に除去されて不都合が生じるよう
に見えるが、上述したようにCu層14の膜厚は0.1
μm程度であるのに対し、半導体素子用パッド15の膜
厚は10μm程度であるので、実質上問題とはならな
い。
【0039】以上のエッチング処理により、中間体10
aの半導体素子搭載面側で周縁に沿って枠状にCu板1
1a及び金属薄膜12aが残留する。このCu板11a
は、ビルドアップ多層配線基板10の補強板すなわちス
ティフナとして機能する。次いで、外部接続端子接合面
に感光性のソルダレジスト層40を形成し、更に外部接
続端子用パッド31aの形状に従うように露光及び現像
(ソルダレジスト層のパターニング)を行い、外部接続
端子用パッド31aの領域に対応する部分のソルダレジ
スト層40に開口部を形成する。これによって、外部接
続端子用パッド31aが露出し、他の部分の外部接続端
子接合面がソルダレジスト層40によって覆われたこと
になる。このソルダレジスト層40は、ビルドアップ多
層配線基板10の保護膜として機能する。
【0040】以上の工程により、図1に示すビルドアッ
プ多層配線基板10を得ることができる。なお、本実施
形態では絶縁層等を構成する材料として有機樹脂を用い
ているため、プロセス温度は出来るだけ低い方が望まし
く、好適には200℃以下のプロセス温度で形成するの
が好ましい。本実施形態のビルドアップ多層配線基板1
0をマザーボード等の他のプリント配線基板に搭載する
際には、外部接続端子接合面側に接着されるはんだボー
ル50を介して行う。すなわち、ビルドアップ多層配線
基板10とマザーボード等の他のプリント配線基板の接
続は、当該基板10から露出した外部接続端子用パッド
31a上にはんだボール50をリフローにより接着した
後、はんだボール50を他のプリント配線基板の対応す
るパッド上にリフローにより接着することで行われる。
同様に、ビルドアップ多層配線基板10に半導体素子5
1を搭載する際にも、両者間の接続は、半導体素子51
の電極端子(はんだボール)52をビルドアップ多層配
線基板10の対応する半導体素子用パッド15上にリフ
ローにより接着することで行われる。
【0041】以上説明したように、本実施形態に係るビ
ルドアップ多層配線基板及びその製造方法によれば、電
源用の配線パターン22bが形成された導体層22とグ
ランド用の配線パターン25bが形成された導体層25
との間に高誘電体層23が設けられ、この高誘電体層2
3を、20以上の高い誘電率をもって、5μm程度に薄
く形成しているので、コンデンサ部(22b,23,2
5b)のキャパシタンスを相対的に大きくすることがで
きる。これによって、十分なデカップリング効果を奏す
ることができる。
【0042】また、信号用の配線パターンが形成された
導体層15,27と電源用又はグランド用の配線パター
ンが形成された導体層22,25との間、及び信号用の
配線パターンが形成された導体層27,29,31間に
は、高誘電体層23よりも低い誘電率をもつ低誘電体層
16,26,28,30が10μmよりも厚く形成され
ているので、この部分に形成されるキャパシタンスの大
きさを相対的に小さくすることができる。これによっ
て、従来技術に見られたような信号遅延やクロストーク
ノイズの増大、電源ラインの電位の変動等の不都合を解
消することができる。
【0043】このように、信号遅延やクロストークノイ
ズの発生、電源ラインの電位の変動等を抑制するのに十
分なデカップリング効果を奏することができるので、多
層配線基板10に搭載する半導体素子51が誤動作する
おそれも無くなり、その動作信頼性を高めることが可能
となる。また、従来のビルドアップ法を用いて製造した
多層配線基板に比べて、半導体素子搭載面を可及的に平
坦面とすることができる。
【0044】すなわち、従来のビルドアップ法による多
層配線基板では、外部接続端子接合面が形成された外部
接続端子接合層から半導体素子搭載面が形成された半導
体素子搭載層の方向に順次導体層及び絶縁層を形成して
いたため、最後に形成される半導体素子搭載層では、そ
れまでに形成した層の凹凸が積層されて拡大し、半導体
素子搭載面の平坦性が損なわれることがあった。
【0045】これに対し本実施形態では、従来の積層順
序とは逆の方向にしているので、半導体素子搭載層は最
初に形成されることになり、従来のように半導体素子搭
載面の平坦性が損なわれるといった不都合を解消するこ
とができる。この場合、最後に形成される外部接続端子
接合層では、それまでに形成した層の凹凸の影響を受け
ているが、一般に外部接続端子(はんだボール)のサイ
ズは半導体素子の電極端子(はんだボール)のそれより
も大きいので、外部接続端子接合面での多少の凹凸は吸
収することができ、実質上問題とはならない。
【0046】また、図3(c)に示すように層間接続部
21を、ビア・ホール内にCuを充填して形成した中実
体、すなわち「埋め込みビア」の構造としているので、
外部接続端子接合面の平坦性を向上させることができ
る。かかる構造は、外部接続端子用パッド31aに接合
されるはんだボール50の小粒化が進み、外部接続端子
接合面の平坦性がより一層厳密に要求される場合には、
特に有利である。
【0047】さらに、コンデンサ部を構成する高誘電体
層23の大きさを必要に応じて変えることでその容量を
容易に調整することができるので、従来のように所要の
容量に応じてチップコンデンサの実装数を調整しなけれ
ばならないといった手間が無くなる。さらに、コンデン
サ部(22b,23,25b)を形成する工程は多層配
線基板10を製造する工程の一部に含まれているので、
従来のように別工程でチップコンデンサを実装する場合
に比べて、工程の簡略化を図ることができる。
【0048】さらに、多層配線基板(パッケージ)10
内にコンデンサ部を内装しているので、従来形に比し
て、パッケージの小型化を図ることができる。図6は本
発明の他の実施形態に係るビルドアップ多層配線基板の
構成を示したものである。図示のビルドアップ多層配線
基板100において、101は配線基板のベースとなる
厚さ0.4mm程度のコア基板(例えば、ガラス−エポ
キシ樹脂複合板、ガラスBT〔ビスマレイミド−トリア
ジン〕樹脂複合板、ポリイミド樹脂等の有機樹脂からな
る樹脂フィルム等)、102はコア基板101に形成さ
れたスルーホールの内壁を含めて基板両面にパターニン
グにより形成された導体層(パッド102aを含む)、
103はスルーホールに充填された樹脂(絶縁体)、1
04は配線基板の2層目を構成する厚さ30μm程度の
絶縁層としての樹脂層、105は樹脂層104に形成さ
れたビア・ホール、106はビア・ホール105の内壁
を含めて樹脂層104の上にパターニングにより形成さ
れた導体層(パッド106aを含む)、107は配線基
板の3層目を構成する厚さ30μm程度の絶縁層として
の樹脂層、108は樹脂層107に形成されたビア・ホ
ール、109はビア・ホール108の内壁を含めて樹脂
層107の上にパターニングにより形成された導体層
(パッド109aと、コンデンサ部の一方の電極となる
グランド用の配線パターン109bを含む)、110は
コンデンサ部の誘電体層を構成する厚さ10μm以下の
高誘電体層(樹脂層)、111はコンデンサ部の高誘電
体層110との間に段差が生じないようにするためにコ
ンデンサ部の周囲に形成された絶縁層としての樹脂層、
112は樹脂層111及び107に形成されたビア・ホ
ール、113はビア・ホール112の内壁を含めて樹脂
層111の上にパターニングにより形成された導体層
(パッド113aと、コンデンサ部の他方の電極となる
電源用の配線パターン113bを含む)、114は配線
基板の上側の4層目を構成する厚さ30μm程度の絶縁
層としての樹脂層、115は樹脂層114及び111に
形成された埋め込みビア、116は樹脂層114に形成
された埋め込みビア、117は配線基板の下側の樹脂層
107に形成された埋め込みビア、118は埋め込みビ
ア115,116に接続されるように半導体素子搭載面
上にパターニングにより形成された導体層(半導体素子
用パッド118aを含む)、119は埋め込みビア11
7に接続されるように外部接続端子接合面上にパターニ
ングにより形成された導体層(外部接続端子用パッド1
19aを含む)、120は保護膜としてのソルダレジス
ト層を示す。
【0049】このように本実施形態のビルドアップ多層
配線基板100は、図1に示す実施形態のビルドアップ
多層配線基板10と比べて、本発明の特徴をなすコンデ
ンサ部(109b,110,113b)の配置形態を含
めた基本的な構成に関して同じである。構成上の相違点
は、半導体素子搭載面に補強板としてのCu板11aと
金属薄膜12aが形成されておらず、その代わりに、保
護膜としてのソルダレジスト層120が形成されている
点、半導体素子搭載層(樹脂層114)と外部接続端子
接合層(下側の樹脂層107)を除く他の樹脂層におけ
る層間接続部が、「埋め込みビア」の構造ではなく、ビ
ア・ホールの内壁面に形成された導体層によって構成さ
れている点、補強板としての役割を果たすコア基板10
1の両面にビルドアップ層が積層されている点、であ
る。
【0050】また、プロセスに関しては、図1に示す実
施形態では半導体素子搭載層(絶縁層16)から外部接
続端子接合層(絶縁層30)の方向に絶縁層及び導体層
を順次積層したが、本実施形態(図6)ではコア基板1
01の両面に絶縁層及び導体層を順次積層している点
で、両者は相違する。本実施形態で用いている方法、す
なわち絶縁層(樹脂層)の形成、絶縁層(樹脂層)にお
けるビア・ホールの形成、及び、ビア・ホールの内部を
含めた導体層の形成を適宜繰り返して積み上げていく方
法は、当業者には一般に知られている典型的なビルドア
ップ法である。よって、ここでは特に図示はしていな
い。
【0051】但し、本実施形態では、かかる周知のビル
ドアップ法のプロセスにおいて、適当な段階で、図3
(d)〜図4(c)の工程で行った処理と同様にしてコ
ンデンサ部(109b,110,113b)を形成す
る。上述した各実施形態では(図1,図6参照)、コン
デンサ部を半導体素子51の出来るだけ近くに配置して
インダクタンスを小さくするという観点から、コンデン
サ部をパッケージ(多層配線基板)内の特定の部分、す
なわち半導体素子51が搭載される領域の直下の部分に
形成しているが、コンデンサ部を形成する場所はこれに
限定されないことはもちろんである。本配線基板に搭載
する半導体素子51の電気的な特性等を考慮して、パッ
ケージ内でコンデンサ部を形成する場所を適宜選定する
必要があることは、当業者には明らかであろう。
【0052】いずれにせよ、コンデンサ部はパッケージ
内の特定の層中に部分的に形成するのが電気的な特性の
面では理想的である。しかし、プロセス上、コンデンサ
部の高誘電体層(23,110)をパターン形成できな
い場合には、1層分全体、いわゆる「ベタ」の層、をコ
ンデンサ部の高誘電体層としてもよい。但しこの場合、
容量素子としての効果を十分に発揮させるためには、そ
の高誘電体層の厚さをできるだけ薄くする必要がある。
形成方法としては、誘電率が20以上の無機フィラーを
含んだ樹脂ペースト又は樹脂フィルム(半硬化状態のも
の)を「ベタ」状に塗布し又は積層する。
【0053】また、上述した各実施形態では(図1,図
6参照)、外部接続端子としてはんだボール50を用い
た場合について説明したが、外部接続端子の形態はこれ
に限定されず、例えばピンの形態とすることも可能であ
る。かかるピンをビルドアップ多層配線基板の外部接続
端子として用いる場合、ピンの接合は以下のようにして
行われる。例えば、図1の実施形態を参照すると、図5
(b)の工程において外部接続端子用パッド31aの領
域に対応する部分のソルダレジスト層40に開口部を形
成した後、この開口部において露出した外部接続端子用
パッド31a上に適量のはんだペーストを載せ、その上
に径大の頭部を有するT字状のピンの頭部を配置し、更
にリフローによりはんだペーストを固め、ピンを接合す
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
層配線基板内の特定の部分にコンデンサ部を特定の厚さ
で且つ特定の誘電率をもって内装することにより、信号
遅延やクロストークノイズの発生、電源ラインの電位の
変動等を抑制するのに十分なデカップリング効果を奏す
ることができる。これは、多層配線基板に搭載する半導
体素子の動作信頼性の向上に大いに寄与するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るビルドアップ多層配
線基板の構成を示す断面図である。
【図2】図1のビルドアップ多層配線基板の製造工程を
示す断面図である。
【図3】図2の製造工程に続く製造工程を示す断面図で
ある。
【図4】図3の製造工程に続く製造工程を示す断面図で
ある。
【図5】図4の製造工程に続く製造工程を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施形態に係るビルドアップ多層
配線基板の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10,100…ビルドアップ多層配線基板 11,11a…Cu板(補強板) 12,12a…金属薄膜(Cr層13/Cu層14) 15…導体層(半導体素子用パッド) 16,24,26,28,30…樹脂層(低誘電体層) 17…ビア・ホール 21,32〜37…層間接続部(埋め込みビア) 22a,25a,27a,29a…導体層(パッド) 22b…導体層(電源用の配線パターン) 23…樹脂層(高誘電体層) 25b…導体層(グランド用の配線パターン) 27,29,31…導体層(配線パターン) 31a…導体層(外部接続端子用パッド) 40…ソルダレジスト層(保護膜) 50…はんだボール(外部接続端子) 51…半導体素子(チップ) 52…電極端子(はんだボール)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 正行 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内 (72)発明者 藤沢 晃 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5E346 AA12 AA13 AA15 AA23 AA33 AA43 BB02 BB03 BB04 BB06 BB16 BB20 CC08 CC21 CC31 CC40 DD03 DD07 DD17 DD22 DD33 EE31 EE35 FF04 FF45 GG01 GG15 GG17 GG25 HH01 HH04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンが形成された導体層が樹脂
    層を介して多層に形成され、前記配線パターン間が前記
    樹脂層を貫通するビア・ホールによって電気的に接続さ
    れている多層配線基板において、 電源用の配線パターンとグランド用の配線パターンとの
    間に挟まれている部分の樹脂層が、厚さが10μm以下
    で、且つ誘電率が20以上の無機フィラーが配合された
    有機樹脂からなる高誘電体層であると共に、信号用の配
    線パターンと前記電源用の配線パターン又はグランド用
    の配線パターンとの間に挟まれている部分の樹脂層、及
    び信号用の配線パターン間に挟まれている部分の樹脂層
    が、厚さが10μmよりも厚く、且つ前記高誘電体層よ
    りも低い誘電率を有する有機樹脂からなる低誘電体層で
    あることを特徴とする多層配線基板。
  2. 【請求項2】 前記高誘電体層は、前記多層配線基板の
    半導体素子搭載面の樹脂層の直下の領域に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の多層配線基板。
  3. 【請求項3】 前記無機フィラーは、粒径が5μm以下
    のセラミック粉末であることを特徴とする請求項1に記
    載の多層配線基板。
  4. 【請求項4】 前記高誘電体層の有機樹脂は、ポリフェ
    ニレンエーテル、イミド構造を有する樹脂又はフルオレ
    ン構造を有する樹脂からなることを特徴とする請求項1
    に記載の多層配線基板。
  5. 【請求項5】 前記低誘電体層の有機樹脂は、ポリフェ
    ニレンエーテル、イミド構造を有する樹脂又はフルオレ
    ン構造を有する樹脂からなることを特徴とする請求項1
    に記載の多層配線基板。
  6. 【請求項6】 前記高誘電体層は、前記電源用の配線パ
    ターンが形成された導体層と前記グランド用の配線パタ
    ーンが形成された導体層との間に挟まれた樹脂層の一部
    分により構成され、該樹脂層の一部分以外の部分は、前
    記高誘電体層との間に段差が生じないように前記高誘電
    体層よりも低い誘電率を有する有機樹脂により形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の多層配線基
    板。
  7. 【請求項7】 前記高誘電体層は、前記電源用の配線パ
    ターンが形成された導体層と前記グランド用の配線パタ
    ーンが形成された導体層との間に挟まれた樹脂層の全体
    により構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の多層配線基板。
  8. 【請求項8】 配線パターンが形成された導体層が樹脂
    層を介して多層に形成され、前記配線パターン間が前記
    樹脂層を貫通するビア・ホールによって電気的に接続さ
    れている多層配線基板の一方の面が、搭載される半導体
    素子の電極端子と接続される半導体素子用パッドが形成
    された半導体素子搭載面であり、多層配線基板の他方の
    面が、外部接続端子と接合される外部接続端子用パッド
    が形成された外部接続端子接合面である、多層配線基板
    を製造する方法であって、 前記半導体素子用パッドが形成された半導体素子搭載層
    から前記外部接続端子用パッドが形成された外部接続端
    子接合層の方向に、導体層及び樹脂層を順次形成する際
    に、 電源用の配線パターンを含む導体層とグランド用の配線
    パターンを含む導体層との間の樹脂層を、厚さが10μ
    m以下で、且つ誘電率が20以上の無機フィラーが配合
    された有機樹脂からなる高誘電体層によって形成すると
    共に、信号用の配線パターンを含む導体層と前記電源用
    の配線パターン又はグランド用の配線パターンを含む導
    体層との間の樹脂層、及び信号用の配線パターンを含む
    導体層間の樹脂層を、厚さが10μmよりも厚く、且つ
    前記高誘電体層よりも低い誘電率を有する有機樹脂から
    なる低誘電体層によって形成することを特徴とする多層
    配線基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記多層配線基板の配線パターンが形成
    された導体層を200℃以下の温度で形成することを特
    徴とする請求項8に記載の多層配線基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から7のいずれか一項に記載
    の多層配線基板又は請求項8又は9に記載の多層配線基
    板の製造方法によって製造された多層配線基板に半導体
    素子が搭載されていることを特徴とする半導体装置。
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