JP2001067801A - 記録装置、再生装置、及び録再装置 - Google Patents

記録装置、再生装置、及び録再装置

Info

Publication number
JP2001067801A
JP2001067801A JP24392299A JP24392299A JP2001067801A JP 2001067801 A JP2001067801 A JP 2001067801A JP 24392299 A JP24392299 A JP 24392299A JP 24392299 A JP24392299 A JP 24392299A JP 2001067801 A JP2001067801 A JP 2001067801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
level
digital
change rate
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24392299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Nakase
雄一 中瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP24392299A priority Critical patent/JP2001067801A/ja
Publication of JP2001067801A publication Critical patent/JP2001067801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ録再装置10において、アナログオ
ーディオ入力信号を、その大幅なレベル変化にもかかわ
らず、適切に再生できるようにする。 【解決手段】 nを所定区切り期間のサンプリング番号
として、アナログオーディオ入力信号は、アナログボリ
ューム部21においてAVOL(n)で増幅され、ディジ
タル変換されたDATA(n)をAVOL(n)と対応
付けてICメモリ27に記録される。また、A(n)が所
定値HT以上であるときは、アナログボリューム部21に
おける次からのAVOLを所定量MRG低減する。所定
区切り期間の最後のサンプリング番号をSNUMとしす
る。再生時では、ICメモリ27からDATA(n)及び
AVOL(n)を番号順に読出す。各DATA(n)
は、ディジタルボリューム部30において、AVOL(S
NUM)−AVOL(n)で増幅され、ディジタル出力
端子12等へ出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アナログオーデ
ィオ入力信号についての記録装置、再生装置、及び録再
装置に係り、詳しくはアナログオーディオ入力信号のレ
ベル変動にもかかわらず適切に記録し、かつ再生するこ
とのできる記録装置、再生装置、及び録再装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般の録再装置では、アナログオーディ
オ入力信号のレベルに対する実際に記録されるオーディ
オ信号のレベルの比(以下、「レベル比」と言う。)は
固定されている。また、このレベル比を、ユーザが、オ
ーディオの記録開始に先立ち、調整できる録再装置は公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いずれにしろ、従来の
録再装置では、アナログオーディオ入力信号の記録中の
レベル比は固定されており、アナログオーディオ入力信
号のレベル変動が大幅となったときは、MD等の記録媒
体の最大記録値を超えてしまい、記録媒体実際に記録さ
れたデータは、アナログオーディオ入力信号をクリップ
したものになり、再生時では、音量が、原アナログオー
ディオ入力信号レベルに非対応となってしまう。これを
回避するために、記録媒体の最大記録レベルを大幅に大
きく設定すると、レベルの小さいアナログオーディオ入
力信号に対して、十分なダイナミックレンジが取れなか
ったり、量子化歪が増大する不具合が生じる。
【0004】この発明の目的は、上述の問題点克服でき
る記録装置、再生装置、及び録再装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の記録装置(10)
は次のものを有している。 所定区切り期間についてアナログオーディオ入力信号を
変更率Rで増幅するレベル変更手段(21) レベル変更手段(21)からの入力をサンプリングしたもの
をディジタルオーディオデータへ変換するアナログ/デ
ィジタル変換手段(22) アナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値を、その
出力についてのレベル変更手段(21)における変更率Rと
対応付けて記録媒体(27)に書込む書込み手段(26) アナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値を検出す
るレベル検出手段(23) レベル検出手段(23)の検出したアナログ/ディジタル変
換手段(22)の出力の値が所定値以上であれば、以降のレ
ベル変更手段(21)における変更率Rを所定分、減少させ
る変更率調整手段(16)
【0006】アナログオーディオ入力信号源としては、
ラジオ放送や会議場の声等がある。所定区切り期間は、
例えば、ユーザがオーディオ録再装置(10)に指示を出し
たオーディオ記録開始からオーディオ記録終了までの期
間であり、ユーザは、例えばラジオ放送される1個の楽
曲の開始及び終了に対応して記録開始及び記録終了の指
示を出したり、1個のラジオ番組の開始及び終了に対応
して記録開始及び記録終了の指示を出したりする。所定
区切り期間については、他に、オーディオ録再装置(10)
において例えば30分間、60分間等、数個の録音期間
があらかじめ決められていて、ユーザは、対応の記録開
始ボタンをのみを操作して、押して、記録開始時のみを
指示して、所定区切り期間の最初及び最後が決められる
場合がある。
【0007】記録媒体(27)は、通常は、ICメモリであ
るが、MD等の他の記録媒体であってもよい。変更率調
整手段(16)は、レベル検出手段(23)の検出したアナログ
/ディジタル変換手段(22)の出力の値が所定値以上であ
れば、以降のレベル変更手段(21)における変更率Rを所
定分、減少させるが、この所定分は、所定区切り期間
中、固定されていても、適宜増減させてもよいとする。
要は、所定区切り期間におけるアナログ/ディジタル変
換手段(22)の出力の値が、記録媒体(27)に記録可能な最
大値を超えないように、変更率調整手段(16)においてレ
ベル変更手段(21)の変更率Rが適宜、変更されればよ
い。
【0008】このオーディオ録再装置(10)では、アナロ
グオーディオ入力信号のレベルが、記録媒体(27)への最
大記録レベルに比して小さいので、アナログオーディオ
入力信号は、レベル変更手段(21)において増幅されてか
ら、記録媒体(27)へ記録されることになるが、変更率調
整手段(16)としてのレベル変更手段(21)における増幅度
が大きいと、記録しようとするデータのレベルが記録媒
体(27)の最大記録レベルを超えて、クリップしてしまう
恐れがある。そこで、レベル検出手段(23)の検出したア
ナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値が所定値以
上であれば、以降のレベル変更手段(21)における変更率
Rを所定分、減少させることにより、、記録しようとす
るデータのレベルを適当に下げて、そのような事態を回
避できる。
【0009】この発明の記録装置(10)は次のものを有し
ている。 所定区切り期間についてアナログオーディオ入力信号を
変更率Rで減衰させるレベル変更手段(21) レベル変更手段(21)からの入力をサンプリングしたもの
をディジタルオーディオデータへ変換するアナログ/デ
ィジタル変換手段(22) アナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値を、その
出力についてのレベル変更手段(21)における変更率Rと
対応付けて記録媒体(27)に書込む書込み手段(26) アナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値を検出す
るレベル検出手段(23) レベル検出手段(23)の検出したアナログ/ディジタル変
換手段(22)の出力の値が所定値以上であれば、レベル変
更手段(21)における変更率Rを所定分、増大させる変更
率調整手段(16)
【0010】このオーディオ録再装置(10)では、アナロ
グオーディオ入力信号のレベルが、記録媒体(27)への最
大記録レベルに比して大きいので、アナログオーディオ
入力信号は、レベル変更手段(21)において減衰されてか
ら、記録媒体(27)へ記録されることになるが、変更率調
整手段(16)としてのレベル変更手段(21)における減衰度
が小さいと、記録しようとするデータのレベルが記録媒
体(27)の最大記録レベルを超えて、クリップしてしまう
恐れがある。そこで、レベル検出手段(23)の検出したア
ナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値が所定値以
上であれば、以降のレベル変更手段(21)における変更率
Rを所定分、増大させることにより、、記録しようとす
るデータのレベルを適当に下げて、そのような事態を回
避できる。なお、変更率調整手段(16)は、レベル検出手
段(23)の検出したアナログ/ディジタル変換手段(22)の
出力の値が所定値以上であれば、以降のレベル変更手段
(21)における変更率Rを所定分、増大させるが、この所
定分は、所定区切り期間中、固定されていても、適宜増
減させてもよいとする。
【0011】この発明の再生装置(10)は次のものを有し
ている。 所定区切り期間についてアナログオーディオ入力信号を
レベル変更手段(21)により変更率Rで変更し、レベル変
更手段(21)からの入力をサンプリングしたものをアナロ
グ/ディジタル変換手段(22)によりディジタルオーディ
オデータへ変更し、アナログ/ディジタル変換手段(22)
の出力の値を、その出力についてのレベル変更手段(21)
における変更率Rと対応付けて書込み手段(26)により書
込まれた記録媒体(27)から、所定区切り期間について各
ディジタルオーディオデータをその変更率Rと共に読出
す読出し手段(26) レベル変更手段(21)により読出した所定区切り期間の各
ディジタルオーディオデータの変更率Rに基づいて、各
ディジタルオーディオデータに対応のアナログオーディ
オ入力信号をレベル変更手段(21)において基準変更率R
aで変更したときの値へ変換し、その変換値又はその比
例値を再生信号として出力する出力レベル変換手段(30)
【0012】出力レベル変換手段(30)の出力としての変
換値又はその比例値は、ディジタル形式及びアナログ形
式のどちらであってもよいとする。
【0013】記録媒体(27)において記録された所定区切
り期間における各サンプリングデータは、出力レベル変
換手段(30)において基準変更率Raにより変更したとき
の値へ変換されて、その変換値又はその比例値を再生信
号とされる。これにより、アナログオーディオ入力信号
を所定区切り期間の全体にわたり同一の変更率(=R
a)で変更して、保存したものを再生したのと、同一の
再生信号を出力することになる。こうして、アナログオ
ーディオ入力信号の大幅なレベル変動にもかかわらず、
量子化歪み抑制とクリップ防止との両方を達成した再生
が可能になる。
【0014】
【0015】これにより、適切な基準変更率Raを簡単
に設定できる。
【0016】この発明のオーディオ録再装置(10)は、前
述の記録装置(10)と、前述の再生装置(10)とを有してい
る。
【0017】この発明のオーディオ録再装置(10)によれ
ば、所定区切り期間のアナログオーディオ入力信号を、
レベル変更及びサンプリングしてから、ディジタル変換
して、ディジタルオーディオデータを生成する。そのレ
ベル変更時の変更率Rは、ディジタルオーディオデータ
を記録媒体(27)に記録するに当たり、ディジタルオーデ
ィオデータが記録媒体(27)において記録可能な最大値を
超えないように、調整される。生成したディジタルオー
ディオデータを、そのレベル変更時の変更率Rに対応付
けて、記録媒体(27)に記憶する。該所定区切り期間の再
生時では、記録媒体(27)から、該所定区切り期間の各デ
ィジタルオーディオデータと共に、それに対応する変更
率Rも読出す。読出した所定区切り期間の各ディジタル
オーディオデータの変更率Rに基づいて、各ディジタル
オーディオデータに対応のアナログオーディオ入力信号
をレベル変更手段(21)において基準変更率Raで変更し
たときの値へ変換し、その変換値又はその比例値を出力
するようになっている。
【0018】所定区切り期間のアナログオーディオ入力
信号を、レベル変更及びサンプリングするときの順番は
任意である。すなわち、どちらを先にしてもよい。記録
媒体(27)には、各ディジタルオーディオデータと共に、
その変更率Rが記録されているので、所定区切り期間の
アナログオーディオ入力信号のレベル変更は、一方的な
増大又は減少に限る必要はなく、増大又は減少後に減少
又は増大してもよい。すなわち、所定区切り期間のアナ
ログオーディオ入力信号を増大したものの、その増大は
きわめて一時的なものであると判断されるような場合に
は(例えば、所定時間以上にわたり、アナログオーディ
オ入力信号のレベルが所定値以下となっている場合)、
変更率Rを元の変更率Rへ戻したり、逆方向へ変化させ
たりする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1はオーディオ録再装置10
のブロック図である。オーディオ録再装置10は、アナロ
グ入力端子11、ディジタル出力端子12、及びアナログ出
力端子13を有している。アナログ入力端子11には、例え
ばアナログラジオ放送用ラジオのオーディオ出力が入力
され、ディジタル出力端子12には、例えばディジタル信
号入力用スピーカやMD録再機の入力端子が接続され、
アナログ出力端子13には、例えばスピーカやテーププレ
ーヤの入力端子が接続される。システムコントローラ16
は、オーディオ録再装置10の各素子へ制御信号を送ると
ともに、各素子から検出データや応答信号等を受ける。
ユーザは、キーマトリクス17を操作して、各種指示を出
し、システムコントローラ16は、キーマトリクス17から
のユーザ指示に基づいて、各種処理を行い、所定の情報
をディスプレイ18に表示する。アナログボリューム部21
は、アナログ入力端子11から入力されたアナログオーデ
ィオ信号を、システムコントローラ16から指示されるボ
リュームで増幅し、すなわちレベル変更する。アナログ
/ディジタル変換器22は、アナログボリューム部21から
のアナログ信号を所定のサンプリング間隔でサンプリン
グして、ディジタル信号へ変換する。レベル検出部23
は、アナログ/ディジタル変換器22からのディジタル信
号をそのまま通過させるとともに、通過の際に、ディジ
タル値を検出して、システムコントローラ16へ出力す
る。システムコントローラ16は、レベル検出部23からの
検出値を後述のS42等で利用する。録再部26は、シス
テムコントローラ16から書込み及び読出しを指示され、
録音時では、レベル検出部23を通過して来るアナログ/
ディジタル変換器22からのディジタルオーディオデータ
を、順次、そのデータに対応のアナログオーディオ入力
信号についてのアナログボリューム部21における増幅率
と対応付けて、ICメモリ27へ書込み、再生時では、I
Cメモリ27に記録されたディジタルオーディオデータ
を、それに対応付けてある増幅率と共に書込み順に読出
す。なお、ディジタルオーディオデータに対応付ける増
幅率は、システムコントローラ16から録再部26へ送られ
て来る。ディジタルボリューム部30は、録再部26がIC
メモリ27より読出したディジタルオーディオデータを入
力され、システムコントローラ16から指示されるボリュ
ームで増幅し、ディジタル出力端子12及びアナログ出力
端子13へ出力する。ディジタル/アナログ変換器31は、
ディジタルボリューム部30からのディジタル信号をアナ
ログ信号へ変換して、それをアナログ出力端子13へ出力
する。
【0020】図2は録音処理のプログラムのフローチャ
ートである。図2及び図3のフローチャートで使用され
る各変数の定義は次のとおりである。 HT:High Threshold(単位dB)。ア
ナログ/ディジタル変換器22の出力がHT以上となった
ときは、アナログボリューム部21におけるボリュームを
減少させる。 MRG:Level Offset(単位dB)。アナ
ログ/ディジタル変換器22の出力がHT以上になったと
きは、アナログボリューム部21のおけるボリュームは、
この所定量MRGだけ減少させる。 AVOL:Anlog Volume(単位dB)。ア
ナログボリューム部21における増幅量。 DVOL:Digital Volume(単位d
B)。ディジタルボリューム部30における増幅量。 DATA:Sampling Data。アナログ/デ
ィジタル変換器22から出力されるサンプリング値。 SNUM:Sampling Data Total
Number。今回の録音期間(=所定区切り期間)の
最後のサンプリング番号(ただし、最初のサンプリング
番号は、1でなく、0である。)。 n:Sampling Data Number。今回
の録音期間の各サンプリングデータの順番を番号化した
もの。
【0021】S40では、nに0を代入するとともに、
AVOL(n)に初期値を代入する。このプログラムで
は、AVOL(n)は、増加方向へ更新されるのみであ
るので、所定区切り期間中、AVOL(n)が1度も変
更されないようなあまり大きい値に初期値を設定しない
ようにする。S41では、DATA(n)とAVOL
(n)とを対応付けてICメモリ27に書込む。DATA
(n)の元になったアナログオーディオ信号は、アナロ
グボリューム部21において、AVOL(n)で増幅され
ており、こうして、各サンプリング時刻のアナログ入力
端子11のアナログオーディオ入力信号に係るDATA
(n)とAVOL(n)とが対応付けられて、録再部26
のICメモリ27に記録されることになる。S42では、
DATA(n)がHT以上であるか否かを判定し、判定
結果がYesであれば、S43へ進み、Noであれば、
S44へ進む。現段階での、録再部26のICメモリ27へ
記録可能な最大値をMaxとすると、HTは、Maxよ
り少し低い値として設定されている。S43では、AV
OL(n)−MRGをAVOL(n+1)に代入する。
S44では、AVOL(n)をそのままAVOL(n+
1)に代入する。S48では、ユーザから記録終了の指
示があるか否かを判定し、判定がYesであれば、S5
0へ進み、Noであれば、S49へ進む。S49では、
nを1だけインクリメントし、S41へ戻る。S50で
は、記録終了時のnをSNUMへ代入する。S51で
は、ICメモリ27へのDATAの記録を終了する。
【0022】図3は再生処理のプログラムのフローチャ
ートである。再生処理はユーザからの指示により開始さ
れる。S55では、nに0を代入する。S56では、A
VOL(SNUM)−AVOL(n)をDVOL(n)
に代入する。S57では、DATA(n)をICメモリ
27から読出す。こうして、ICメモリ27におけるDAT
A(n)のディジタルオーディオデータがディジタルボ
リューム部30において、DVOL(n)で増幅される。
ICメモリ27におけるDATA(n)のディジタルオー
ディオデータ自体は、そのディジタルオーディオデータ
の元になったアナログオーディオ入力信号がアナログボ
リューム部21においてAVOL(n)で増幅されている
ので、ICメモリ27におけるDATA(n)のディジタ
ルオーディオデータがディジタルボリューム部30におい
てDVOL(n)で増幅されることは、DATA(n)
のディジタルオーディオデータの元になったアナログオ
ーディオ入力信号をAVOL(SNUM)で増幅して、
記憶しておいたものを再生するのと等価である。なお、
DVOL(n)は、負であるので、DVOL(n)での
増幅とは、|DVOL(n)|での減衰を意味する。こ
うして、ICメモリ27に記録された所定区切り期間の全
サンプリングデータは均一な増幅度としてのAVOL
(SNUM)で増幅されて、ディジタル出力端子12又は
アナログ出力端子13から出力されるので、ディジタル出
力端子12及びアナログ出力端子13から出力される再生信
号のレベルは、その元になったアナログ入力端子11への
アナログオーディオ入力信号のレベル変化に忠実に比例
する。
【0023】図2及び図3では、アナログボリューム部
21がアナログ入力端子11のアナログオーディオ入力信号
を増幅する場合について、説明したが、アナログ入力端
子11のアナログオーディオ入力信号のレベルが大きく、
そのアナログ/ディジタル変換値がICメモリ27の最大
記録値を上回ってるようなときには、アナログボリュー
ム部21では、アナログ入力端子11のアナログオーディオ
入力信号を減衰させる。AVOLをアナログボリューム
部21における減衰量(単位dB)とし、DVOLをディ
ジタルボリューム部30における減衰量(単位dB)とす
ると、アナログ/ディジタル変換器22の減衰にもかかわ
らず、DATA(n)がHT以上であれば、アナログ/
ディジタル変換器22における減衰率を増加させて、例え
ばAVOL(n)+MRGをAVOL(n+1)に代入
することにする。また、ディジタルボリューム部30で
は、AVOL(SNUM)−AVOL(n)で、録再部
26からのサンプリングデータを減衰させることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ録再装置のブロック図である。
【図2】録音処理のプログラムのフローチャートであ
る。
【図3】再生処理のプログラムのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 オーディオ録再装置 16 システムコントローラ(変更率調整手段) 21 アナログボリューム部(レベル変更手段) 22 アナログ/ディジタル変換器(アナログ/ディ
ジタル変換手段) 23 レベル検出部(レベル検出手段) 26 録再部(書込み手段、読出し手段) 27 ICメモリ(記録媒体) 30 ディジタルボリューム部(出力レベル変換手
段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定区切り期間についてアナログオーデ
    ィオ入力信号を変更率Rで増幅するレベル変更手段(2
    1)、 前記レベル変更手段(21)からの入力をサンプリングした
    ものをディジタルオーディオデータへ変換するアナログ
    /ディジタル変換手段(22)、 前記アナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値を、
    その出力についての前記レベル変更手段(21)における変
    更率Rと対応付けて記録媒体(27)に書込む書込み手段(2
    6)、 前記アナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値を検
    出するレベル検出手段(23)、及び前記レベル検出手段(2
    3)の検出した前記アナログ/ディジタル変換手段(22)の
    出力の値が所定値以上であれば、以降の前記レベル変更
    手段(21)における変更率Rを所定分、減少させる変更率
    調整手段(16)、を有していることを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 所定区切り期間についてアナログオーデ
    ィオ入力信号を変更率Rで減衰させるレベル変更手段(2
    1)、 前記レベル変更手段(21)からの入力をサンプリングした
    ものをディジタルオーディオデータへ変換するアナログ
    /ディジタル変換手段(22)、 前記アナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値を、
    その出力についての前記レベル変更手段(21)における変
    更率Rと対応付けて記録媒体(27)に書込む書込み手段(2
    6)、 前記アナログ/ディジタル変換手段(22)の出力の値を検
    出するレベル検出手段(23)、及び前記レベル検出手段(2
    3)の検出した前記アナログ/ディジタル変換手段(22)の
    出力の値が所定値以上であれば、前記レベル変更手段(2
    1)における変更率Rを所定分、増大させる変更率調整手
    段(16)、を有していることを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 所定区切り期間についてアナログオーデ
    ィオ入力信号をレベル変更手段(21)により変更率Rで変
    更し、前記レベル変更手段(21)からの入力をサンプリン
    グしたものをアナログ/ディジタル変換手段(22)により
    ディジタルオーディオデータへ変更し、前記アナログ/
    ディジタル変換手段(22)の出力の値を、その出力につい
    ての前記レベル変更手段(21)における変更率Rと対応付
    けて書込み手段(26)により書込まれた記録媒体(27)か
    ら、前記所定区切り期間について各ディジタルオーディ
    オデータをその変更率Rと共に読出す読出し手段(26)、
    及び前記レベル変更手段(21)により読出した所定区切り
    期間の各ディジタルオーディオデータの変更率Rに基づ
    いて、各ディジタルオーディオデータに対応のアナログ
    オーディオ入力信号を前記レベル変更手段(21)において
    基準変更率Raで変更したときの値へ変換し、その変換
    値又はその比例値を再生信号として出力する出力レベル
    変換手段(30)、を有していることを特徴とする再生装
    置。
  4. 【請求項4】 出力レベル変換手段(30)における基準変
    更率Raとは、前記記録媒体(27)に記録されている所定
    区切り期間の最後のディジタルオーディオデータについ
    ての変更率Rであることを特徴とする請求項記載の再生
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の記録装置(10)と、
    請求項3又は4記載の再生装置(10)とを有していること
    を特徴とする録再装置。
  6. 【請求項6】 所定区切り期間のアナログオーディオ入
    力信号を、レベル変更及びサンプリングしてから、ディ
    ジタル変換して、ディジタルオーディオデータを生成
    し、 そのレベル変更時の変更率Rは、ディジタルオーディオ
    データを記録媒体(27)に記録するに当たり、ディジタル
    オーディオデータが記録媒体(27)において記録可能な最
    大値を超えないように、調整されており、 生成したディジタルオーディオデータを、そのレベル変
    更時の変更率Rに対応付けて、記録媒体(27)に記憶し、 該所定区切り期間の再生時では、前記記録媒体(27)か
    ら、該所定区切り期間の各ディジタルオーディオデータ
    と共に、それに対応する変更率Rも読出し、 読出した所定区切り期間の各ディジタルオーディオデー
    タの変更率Rに基づいて、各ディジタルオーディオデー
    タに対応のアナログオーディオ入力信号を前記レベル変
    更手段(21)において基準変更率Raで変更したときの値
    へ変換し、その変換値又はその比例値を出力するように
    なっていることを特徴とする録再装置。
JP24392299A 1999-08-30 1999-08-30 記録装置、再生装置、及び録再装置 Pending JP2001067801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24392299A JP2001067801A (ja) 1999-08-30 1999-08-30 記録装置、再生装置、及び録再装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24392299A JP2001067801A (ja) 1999-08-30 1999-08-30 記録装置、再生装置、及び録再装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001067801A true JP2001067801A (ja) 2001-03-16

Family

ID=17111027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24392299A Pending JP2001067801A (ja) 1999-08-30 1999-08-30 記録装置、再生装置、及び録再装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001067801A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910002980B1 (ko) 이득 제어 장치
JP2001067801A (ja) 記録装置、再生装置、及び録再装置
JP4438135B2 (ja) 音声信号処理装置及び音声信号処理方法
JPH0581990B2 (ja)
US4870512A (en) Data recording and reproducing device
JP3316344B2 (ja) 音声信号再生装置
JP2962132B2 (ja) ディスク再生装置
JPH07235850A (ja) オーディオ装置
JP3477718B2 (ja) ディスク再生装置
KR100252109B1 (ko) 디지털 브이씨알의 기록전류 자동설정 방법 및 장치
EP0604746A2 (en) Circuit arrangement for expanding the virtual dynamic range of digital audio signal processor
JP3423208B2 (ja) 記録再生信号処理装置
JPH0575366A (ja) オーデイオ装置における信号処理回路
JPS60175256A (ja) 自動音量調整装置
JP3022619B2 (ja) 情報再生速度の自動調整装置
JP2601440B2 (ja) デジタルオーディオ録音再生装置
JP3015666B2 (ja) 音声信号再生装置
JPS58218011A (ja) 大振幅の信号の録音再生が可能なpcm録音再生装置
JPH0529861A (ja) 自動楽音歪防止装置
JPH08306128A (ja) 録音再生装置
KR20000043635A (ko) 브이 씨 알의 오디오 증폭이득 조절장치 및 그 방법
JPH02252170A (ja) 録音レベル調整装置
JP3275376B2 (ja) 留守番電話装置
JPH0982019A (ja) 音声レベル制御装置及び音声レベル制御方法
JPH1011895A (ja) 音声記録装置、音声再生装置及び音声記録再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050427