JP2001067669A - 記録装置、記録方法 - Google Patents
記録装置、記録方法Info
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- JP2001067669A JP2001067669A JP24493099A JP24493099A JP2001067669A JP 2001067669 A JP2001067669 A JP 2001067669A JP 24493099 A JP24493099 A JP 24493099A JP 24493099 A JP24493099 A JP 24493099A JP 2001067669 A JP2001067669 A JP 2001067669A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/004—Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
- G11B7/0045—Recording
- G11B7/00456—Recording strategies, e.g. pulse sequences
Abstract
渉を低減し、高速レート記録時にも、十分な再生マージ
ンを得ることができるようにする。 【解決手段】 EFM信号等の記録データに応じた第1
のパルス(EQEFM信号)、第1のパルスの略前端部
分に合成する第2のパルス(ファーストオーバードライ
ブパルス)、第1のパルスの略後端部分に合成する第3
のパルス(エンドオーバードライブパルス)を生成し、
この第1、第2、第3のパルスを合成することでドライ
ブパルスを生成して、レーザ手段に供給する。また第
1、第2、第3のパルスの全部又は一部は、そのレベル
もしくはパルス期間長が、形成されるピット/ランド長
に応じて可変されるようにする。
Description
記録データによって変調されたレーザ光によりデータ記
録(光変調方式記録)を行う記録装置及び記録方法に関
するものである。
方式記録を行う場合において、ディスク上に形成される
ピット(マーク)の良好な整形のための熱的な制御を行
うため、レーザをパルス発光させることが行われてい
る。これは具体的にはレーザを駆動するドライブパルス
としてパルス波形を設定するとともに、各パルス期間の
レベル(波高値)も制御して、レーザパワーやレーザ照
射期間をコントロールするものである。
であるCD−R(CD−Recordable=CD−WO)、C
D−RW(CD-Rewritable)については、データ書込速
度として、1倍速、2倍速、4倍速での書込動作が実施
されているが、書込速度に応じて図14、図15のよう
なレーザ発光制御が行われている。図14は1倍速又は
2倍速での書込時のドライブパルスを示している。CD
方式では、公知のように記録データとしてEFM信号が
生成されるが、このEFM信号のパルス幅は図14
(a)のように3T〜11Tの範囲に規定されている。
なお「T」とは1クロック期間に相当する。そしてEF
M信号に基づいて図14(b)のようなイコライズドE
FM信号(以下、EQEFM信号)が生成され、このE
QEFM信号がレーザドライブパルスとされる。図14
の場合は、EQEFM信号は、(N)TのEFMパルス
に対して基本的には(N−1)Tのパルスとされた信号
となる。(図中のθ=1T)例えばEFM信号の4Tパ
ルス期間は、3Tパルス幅のEQEFM信号が生成さ
れ、EFM信号の11Tパルス期間は、10Tパルス幅
のEQEFM信号が生成される。ただし図示するよう
に、EFM信号の3Tパルス期間のみは、さらにα=
0.13Tとしての期間が付加される。なお、Pwは記
録レーザパワーを示す。ここでのEQEFM信号は、レ
ーザ発光レベルに相当するものとなるが、(N)TのE
FMパルスに対して(N−1)Tのパルスとされるのは
レーザ発光がオフとされた直後の熱蓄積によりピットが
形成される部分を見越して設定されているものである。
従って、EFM信号と、形成されるピットP/ランドL
の関係は図16のようにパルス幅と、ピット長/ランド
長が対応したものとなる。
スを示している。この図15の場合は、EQEFM信号
は、(N)TのEFMパルスに対して基本的には(N−
0.5)Tのパルスとされた信号となる。(図中のθ=
0.5T)例えばEFM信号の4Tパルス期間は、3.
5Tパルス幅のEQEFM信号が生成される。また、こ
の場合はパルス前端の期間ODTに、ΔPとして示すパ
ワーアップ部分が付加される。以下、このようなパワー
アップ部分、もしくはそれを形成するためのパルスを、
オーバードライブパルスと呼ぶこととする。
に基づいて発光駆動されるレーザによって形成されるピ
ット/ランドを図17に、また図15の方式で生成され
るドライブパルスに基づいて発光駆動されるレーザによ
って形成されるピット/ランドを図18にそれぞれ示
す。なお図17(a)、図18(a)は、図16(a)
のEFM信号に基づいて生成されるドライブパルスによ
って制御されるレーザパワーを示している。Pwは記録
レーザパワー、Prは再生レーザパワーである。また図
17(b)、図18(b)は、それぞれ形成されるピッ
トP、ランドLである。
レーザ発光がオンとなってからピットPの形成が開始さ
れるまでの時間遅れを示し、またa期間、b期間は、レ
ーザ発光がオフとなってからピットPの形成が終了され
るまでの時間遅れを示している。
ートの高速化が進んでいるが、CD−R、CD−RWに
おいても、8倍速記録など、より高速レート化が進めら
れているところが8倍速記録の際に、上記図14又は図
15の方式でレーザパワーを制御して記録を行うと、符
号間干渉が発生し、記録データのジッターが悪化する。
最悪の場合は、記録データが再生できないという事態が
生ずることもある。
に応じてなされたもので、高速レートでの記録の際にお
いても、適切な記録ができるようにするレーザパワー制
御を実現することを目的とする。
ドライブパルスによりレーザ光の照射を行って記録媒体
上にピット及びピット間のランドから成る記録データ列
を形成するレーザ手段と、記録データに応じた第1のパ
ルス、第1のパルスの略前端部分に合成する第2のパル
ス、第1のパルスの略後端部分に合成する第3のパルス
を生成し、この第1、第2、第3のパルスを合成するこ
とでドライブパルスを生成して、レーザ手段に供給する
ことができるドライブパルス生成手段と、ドライブパル
ス生成手段において生成される第1、第2、第3のパル
スの全部又は一部は、そのレベルもしくはパルス期間長
が、形成されるピット/ランド長に応じて可変されるよ
うに制御するパルス生成制御手段とを備えるようにす
る。例えばEQEFM信号に相当する第1のパルスと、
前端及び後端のオーバードライブパルスに相当する第
2、第3のパルスを合成してドライブパルスとすること
で、高速レート記録時にも適切なピット/ランド形成が
実現できる。
条件、例えば記録媒体の材質、メーカー、線速度、光学
系特性などに応じて、第2、第3の各パルスのレベルを
可変設定する。またパルス生成制御手段は、所定の記録
条件に応じて、第2、第3の各パルスのパルス期間長
を、1T〜2Tの範囲で可変設定する。またパルス生成
制御手段は、直前に形成されるピット/ランド長に応じ
て、第1、第2、第3のパルスの全部又は一部につい
て、そのパルス期間長を可変設定する。
パルス期間長が、形成されるピット/ランド長に応じて
可変されるパルスとして、記録データに応じた第1のパ
ルスと、第1のパルスの略前端部分に合成する第2のパ
ルスと、第1のパルスの略後端部分に合成する第3のパ
ルスを生成し、この第1、第2、第3のパルスを合成し
て生成したドライブパルスによりレーザ光の照射を行っ
て記録媒体上にピット及びピット間のランドから成る記
録データ列を形成するようにする。
CD−R、CD−RWに対応するディスクドライブ装置
を説明する。CD−Rは、記録層に有機色素を用いたラ
イトワンス型のメディアであるが、CD−RWは、相変
化技術を用いることでデータ書き換え可能なメディアと
されている。CD−R、CD−RW等のディスクに対し
てデータの記録再生を行うことのできる本例のディスク
ドライブ装置の構成を図1で説明する。図1において、
ディスク90はCD−R又はCD−RWである。なお、
CD−DAやCD−ROMなども、ここでいうディスク
90として再生可能である。
され、記録/再生動作時においてスピンドルモータ1に
よって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CA
V)で回転駆動される。そして光学ピックアップ1によ
ってディスク90上のピットデータ(相変化ピット、或
いは有機色素変化(反射率変化)によるピット)の読み
出しが行なわれる。なおCD−DAやCD−ROMなど
の場合はピットとはエンボスピットのこととなる。
レーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォト
ディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、
レーザ光を対物レンズ2を介してディスク記録面に照射
し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系
(図示せず)が形成される。またレーザダイオード4か
らの出力光の一部が受光されるモニタ用ディテクタ22
も設けられる。
キング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されて
いる。またピックアップ1全体はスレッド機構8により
ディスク半径方向に移動可能とされている。またピック
アップ1におけるレーザダイオード4はレーザドライバ
18からのドライブ信号(ドライブ電流)によってレー
ザ発光駆動される。
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9に
は、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの
出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算
/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEなどを生成する。RFアンプ9から
出力される再生RF信号は2値化回路11へ、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサー
ボプロセッサ14へ供給される。
スク90上は、記録トラックのガイドとなるグルーブ
(溝)が予め形成されており、しかもその溝はディスク
上の絶対アドレスを示す時間情報がFM変調された信号
によりウォブル(蛇行)されたものとなっている。従っ
て記録動作時には、グルーブの情報からトラッキングサ
ーボをかけることができるとともに、グルーブのウォブ
ル情報から絶対アドレスを得ることができる。RFアン
プ9はマトリクス演算処理によりウォブル情報WOBを
抽出し、これをアドレスデコーダ23に供給する。アド
レスデコーダ23では、供給されたウォブル情報WOB
を復調することで、絶対アドレス情報を得、システムコ
ントローラ10に供給する。またグルーブ情報をPLL
回路に注入することで、スピンドルモータ6の回転速度
情報を得、さらに基準速度情報と比較することで、スピ
ンドルエラー信号SPEを生成し、出力する。
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM信号
(8−14変調信号)とされ、エンコード/デコード部
12に供給される。エンコード/デコード部12は、再
生時のデコーダとしての機能部位と、記録時のエンコー
ダとしての機能部位を備える。再生時にはデコード処理
として、EFM復調、CIRCエラー訂正、デインター
リーブ、CD−ROMデコード等の処理を行い、CD−
ROMフォーマットデータに変換された再生データを得
る。またエンコード/デコード部12は、ディスク90
から読み出されてきたデータに対してサブコードの抽出
処理も行い、サブコード(Qデータ)としてのTOCや
アドレス情報等をシステムコントローラ10に供給す
る。さらにエンコード/デコード部12は、PLL処理
によりEFM信号に同期した再生クロックを発生させ、
その再生クロックに基づいて上記デコード処理を実行す
ることになるが、その再生クロックからスピンドルモー
タ6の回転速度情報を得、さらに基準速度情報と比較す
ることで、スピンドルエラー信号SPEを生成し、出力
できる。
は、上記のようにデコードしたデータをバッファメモリ
20に蓄積していく。このドライブ装置からの再生出力
としては、バッファメモリ20にバファリングされてい
るデータが読み出されて転送出力されることになる。
コンピュータ80と接続され、ホストコンピュータ80
との間で記録データ、再生データや、各種コマンド等の
通信を行う。実際にはSCSIやATAPIインターフ
ェースなどが採用されている。そして再生時において
は、デコードされバッファメモリ20に格納された再生
データは、インターフェース部13を介してホストコン
ピュータ80に転送出力されることになる。なお、ホス
トコンピュータ80からのリードコマンド、ライトコマ
ンドその他の信号はインターフェース部13を介してシ
ステムコントローラ10に供給される。
0から記録データ(オーディオデータやCD−ROMデ
ータ)が転送されてくるが、その記録データはインター
フェース部13からバッファメモリ20に送られてバッ
ファリングされる。この場合エンコード/デコード部1
2は、バファリングされた記録データのエンコード処理
として、CD−ROMフォーマットデータをCDフォー
マットデータにエンコードする処理(供給されたデータ
がCD−ROMデータの場合)、CIRCエンコード及
びインターリーブ、サブコード付加、EFM変調などを
実行する。
ド処理により得られたEFM信号は、記録信号生成部2
1でライトイコライゼーションと呼ばれる処理が施され
た後、ライトデータWDATAとしてレーザードライバ
18に送られる。図2により後述するが、記録信号生成
部21はライトデータWDATAとしてEQEFM信
号、ファーストオーバードライブパルス、エンドオーバ
ードライブパルスを生成し、出力する。
ATAとして供給されたEQEFM信号、ファーストオ
ーバードライブパルス、エンドオーバードライブパルス
を電流信号に変換するとともに合成し、それをレーザダ
イオード4に与え、レーザ発光駆動を行う。これにより
ディスク90にEFM信号に応じたピット(相変化ピッ
トや色素変化ピット)が形成されることになる。
は、モニタ用ディテクタ22の出力によりレーザ出力パ
ワーをモニターしながらレーザーの出力が温度などによ
らず一定になるように制御する回路部である。レーザー
出力の目標値はシステムコントローラ10から与えら、
レーザ出力レベルが、その目標値になるようにレーザド
ライバ18を制御する。
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、エンコード/デコード部12もしくはアドレ
スデコーダ20からのスピンドルエラー信号SPE等か
ら、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドル
の各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行さ
せる。即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエ
ラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号FD、ト
ラッキングドライブ信号TDを生成し、二軸ドライバ1
6に供給する。二軸ドライバ16はピックアップ1にお
ける二軸機構3のフォーカスコイル、トラッキングコイ
ルを駆動することになる。これによってピックアップ
1、RFアンプ9、サーボプロセッサ14、二軸ドライ
バ16、二軸機構3によるトラッキングサーボループ及
びフォーカスサーボループが形成される。
ックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループ
をオフとし、二軸ドライバ16に対してジャンプドライ
ブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行
させる。
ルモータドライバ17に対してスピンドルエラー信号S
PEに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転又はCA
V回転を実行させる。またサーボプロセッサ14はシス
テムコントローラ10からのスピンドルキック/ブレー
キ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生さ
せ、スピンドルモータドライバ17によるスピンドルモ
ータ6の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させ
る。
ッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスレ
ッドエラー信号や、システムコントローラ10からのア
クセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を
生成し、スレッドドライバ15に供給する。スレッドド
ライバ15はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機
構8を駆動する。スレッド機構8には図示しないが、ピ
ックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモー
タ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライバ1
5がスレッドドライブ信号に応じてスレッドモータ8を
駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド移動
が行なわれる。
種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシス
テムコントローラ10により制御される。システムコン
トローラ10は、ホストコンピュータ80からのコマン
ドに応じて各種処理を実行する。例えばホストコンピュ
ータ80から、ディスク90に記録されている或るデー
タの転送を求めるリードコマンドが供給された場合は、
まず指示されたアドレスを目的としてシーク動作制御を
行う。即ちサーボプロセッサ14に指令を出し、シーク
コマンドにより指定されたアドレスをターゲットとする
ピックアップ1のアクセス動作を実行させる。その後、
その指示されたデータ区間のデータをホストコンピュー
タ80に転送するために必要な動作制御を行う。即ちデ
ィスク90からのデータ読出/デコード/バファリング
等を行って、要求されたデータを転送する。
(ライトコマンド)が出されると、システムコントロー
ラ10は、まず書き込むべきアドレスにピックアップ1
を移動させる。そしてエンコード/デコード部12によ
り、ホストコンピュータ80から転送されてきたデータ
について上述したようにエンコード処理を実行させ、E
FM信号とさせる。そして上記のように記録信号生成部
21からのライトデータWDATAがレーザドライバ1
8に供給されることで、記録が実行される。
る、記録時のレーザドライブパルスを生成する部位を抽
出して図2に示す。
2からのEFM信号は記録信号生成部21に供給され
る。記録信号生成部21は、ピット/ランド長検出回路
31、エンドパルス生成回路32、ファーストパルス生
成回路33、EQEFM生成回路34を有する。EQE
FM生成回路34では、EFM信号に基づいた所定のレ
ベル及びパルス幅のEQEFM信号V1を生成する。フ
ァーストパルス生成回路33では、レーザドライブパル
スの略前端に付加されることになるファーストオーバー
ドライブパルスV2を生成する。エンドパルス生成回路
32では、レーザドライブパルスの略後端に付加される
ことになるエンドオーバードライブパルスV3を生成す
る。
ストパルス生成回路33、EQEFM生成回路34は、
EFM信号のパルス幅に応じたパルス幅で各信号V1、
V2、V3を生成するわけであるが、ピット/ランド長
検出回路31によって検出されたEFM信号の今回のパ
ルス幅や直前のピット長、ランド長に応じて、パルス幅
やパルスレベル(電圧レベル)が可変制御されることに
なる。各信号V1、V2、V3としての具体的なパルス
例については後述する。
ドライブパルスV2、エンドオーバードライブパルスV
3は、それぞれレーザドライバ18において電圧/電流
変換回路37,36,35において、電流信号i1、i
2、i3に変換される。そして加算回路38によって電
流信号i1、i2、i3が加算され、これがレーザダイ
オード4に印加される駆動電流iとなる。
パワーは次のようになる。図3(c)(d)(e)は、
それぞれエンドオーバードライブパルス(ODP END;V
3)、ファーストオーバードライブパルス(ODP FIRS
T;V2)、EQEFM信号V1の例を示している。こ
れらの各信号V1、V2、V3が電流値とされ加算され
た駆動電流iによって出力されるレーザパワーは図3
(a)のようになり、つまり、EQEFM信号の前端に
ファーストオーバードライブパルスによるパワーが、ま
た後端にエンドオーバードライブパルスによるパワーが
加算された状態となる。Prは再生レーザレベル、Pw
は記録レーザレベル、Podはオーバードライブパルス
によるレーザレベルである。レーザダイオード4の出力
レーザパワーがこのように制御されることで、ディスク
90上には図3(b)のようなピットP及びランドLに
よるトラックが形成される。
ンとなってからピットPの形成が開始されるまでの時間
遅れを示し、またc期間は、レーザ発光がオフとなって
からピットPの形成が終了されるまでの時間遅れを示し
ている。このC期間及びc期間は、図17、図18に示
したA期間、B期間、及びa期間、b期間よりも短い期
間となっている。これは本例において高速レートでの記
録時にも、EFM信号に精度よく対応したピット/ラン
ドが形成できることを意味する。
オーバードライブパルス、ファーストオーバードライブ
パルスが加算されて駆動電流iが生成されるわけである
が、記録信号生成部21で生成されるEQEFM信号、
エンドオーバードライブパルス、ファーストオーバード
ライブパルスは、それぞれ記録条件や、ピット/ランド
長検出回路31で検出される前後のピット長、ランド長
に応じてレベルやパルス幅を可変すること、また3T〜
11Tの別に応じてパルス幅を任意に可変的に設定され
る。
FMパルスに対して基本的には(N−X(N))Tのパ
ルスとされた信号となる。つまり、3T〜11Tの各パ
ルスに応じて、EQEFM信号のパルス幅を設定するた
めの値「X3」〜「X11」が任意にそれぞれ設定され
ている。例えば図3(a)は、図16(a)のEFM信
号に対応させているが、EFM信号の3Tパルス期間
は、(3−X3)Tパルス幅のEQEFM信号が生成さ
れる。また11Tパルス期間は、(11−X11)Tパ
ルス幅のEQEFM信号が生成される。つまり、パルス
幅の違い(レーザ照射期間の差によって生ずる記録トラ
ック上の熱蓄積量の違い)に応じて、パルス幅を制御し
ていることになり、これにより、EFM信号に適切に応
じたピット/ランドを形成できることになる。一例とし
ては、X3〜X11の値は、0.25〜0.2の各値を
とるようにする。
ドライブパルス及びエンドオーバードライブパルスを付
加するわけであるが、合成される波形パターン(レーザ
出力レベル制御パターン)は、例えば図4〜図9のよう
に各種のパターンが用いられる。なお、図4〜図9にお
いてL1はファーストオーバードライブパルスのパルス
幅、L2はエンドオーバードライブパルスのパルス幅を
示している。
オーバードライブパルスの立ち上がりとエンドオーバー
ドライブパルスの立ち下がりがEQEFM信号と同期し
ている場合である。図5はL1<L2とされ、またファ
ーストオーバードライブパルスの立ち上がりとエンドオ
ーバードライブパルスの立ち下がりがEQEFM信号と
同期している場合である。図6はL1>L2とされ、ま
たファーストオーバードライブパルスの立ち上がりとエ
ンドオーバードライブパルスの立ち下がりがEQEFM
信号と同期している場合である。図7はL1=L2とさ
れ、またファーストオーバードライブパルスの立ち上が
りがEQEFM信号より早く、かつエンドオーバードラ
イブパルスの立ち下がりがEQEFM信号より遅い場合
である。図8はL1<L2とされ、ファーストオーバー
ドライブパルスの立ち上がりがEQEFM信号と同期
し、かつエンドオーバードライブパルスの立ち下がりが
EQEFM信号より遅い場合である。図9はL1>L2
とされ、またファーストオーバードライブパルスの立ち
上がりがEQEFM信号より早く、かつエンドオーバー
ドライブパルスの立ち下がりがEQEFM信号と同期し
ている場合である。これら各図の場合おいては、それぞ
れLD光出力として示すようなレーザ発光パターンを得
ることができる。もちろんこれ以外にもパターンは考え
られる。
1、L2期間の設定は、ピット/ランド長検出回路31
が検出した直前及び直後のピット長、ランド長に応じて
行われる。例えば、直前のランド区間が長い場合はL1
は長く、一方、直前のランド区間が短い場合はL1は短
くされる。即ちピット長/ランド長による熱蓄積量の変
動に応じて、レーザドライブパターンが制御されること
になる。このL1、L2の期間長は1T〜2Tの範囲で
可変とされる。
ライブパルス、ファーストオーバードライブパルスとし
てのレベル(電圧値)も、上記L1、L2と同様に前後
のピット長、ランド長に応じて変化させるようにしても
よい。つまりディスク90に蓄積される熱量はレーザレ
ベルと期間の両方に基づいて決まるものであり、レベル
を変化させることでも、ピット長/ランド長による熱蓄
積量の変動に応じた適切なレーザドライブパターンを設
定できる。例えば図3におけるレベルPodを、記録レ
ーザパワーPwの20%アップ値、25%アップ値、3
0%アップ値などの間で変化させる。
の材質)、製造メーカー、記録線速度、記録速度、ピッ
クアップ1の光学系の特性などによっても、パルス幅や
パルスレベルを調整する。特に色素膜の材質の違い等に
よって熱反応の違いがあるため、記録動作の際に装填さ
れているディスクの種別や製造メーカーを判別して、パ
ルス幅やパルスレベルを調整することは有効である。ま
た記録線速度、記録速度など、記録道の実行環境につい
ても、例えばシステムコントローラ10が記録信号生成
部21に伝えることで、パルス幅やパルスレベルを調整
するができ、適切な記録動作に有効となる。
エンドオーバードライブパルス、ファーストオーバード
ライブパルスを加算した駆動電流iにより図3(a)の
ようにレーザ発光制御すること、及び記録信号生成部2
1においてEQEFM信号、エンドオーバードライブパ
ルス、ファーストオーバードライブパルスは、それぞれ
記録条件や前後のピット長、ランド長に応じてレベルや
パルス幅を可変すること、また3T〜11Tの別に応じ
てパルス幅を任意に可変的に設定することで、例えば8
倍速記録を行っても、良好な記録が実現できる。
膜が形成されたディスクを用いて8倍速記録を行った際
の、記録レーザパワー/ピットジッター特性、及び記録
レーザパワー/ランドジッター特性を測定したものであ
る。なお、この場合図3におけるレベルPodに相当す
る値は記録レーザパワーPwの30%アップ値としてい
る。また図中、は上記図14、図15の方式でのレ
ーザパワー制御を行ったもので、本例のレーザパワー制
御方式による特性はとして示している。図中破線で示
す35.0nsecのレベルがジッター値としての許容
限度である。
の有機色素膜が形成されたディスクを用いて8倍速記録
を行った際の、記録レーザパワー/ピットジッター特
性、及び記録レーザパワー/ランドジッター特性を測定
したものである。なお、この場合図3におけるレベルP
odに相当する値は記録レーザパワーPwの25%アッ
プ値としている。
からわかるように、有機色素膜の材質に関わらず、本例
()の場合は、、に比べてピットジッタ、ランド
ジッタは大幅に改善され、かつ記録レーザパワーに対す
るジッターのパワーマージンも大幅に改善されている。
つまり本例のレーザパワー制御方式が8倍速記録など高
速レート記録の際に好適であることが理解される。
たが、ピット形成のためのドライブパルス波形パターン
の例や、パルス幅、レベルを可変設定する記録条件、設
定値などは、さらに多様に考えられることはいうまでも
ない。
は、EFM信号等の記録データに応じた第1のパルス
(例えばEQEFM信号)、第1のパルスの略前端部分
に合成する第2のパルス(例えばファーストオーバード
ライブパルス)、第1のパルスの略後端部分に合成する
第3のパルス(例えばエンドオーバードライブパルス)
を生成し、この第1、第2、第3のパルスを合成するこ
とでドライブパルスを生成して、レーザ手段に供給す
る。また第1、第2、第3のパルスの全部又は一部は、
そのレベルもしくはパルス期間長が、形成されるピット
/ランド長に応じて可変されるようにしている。これに
より、記録する符号間(ピット/ランド)での熱干渉の
低減が実現され、例えば8倍速記録などの高速レート記
録時にも、十分な再生マージンを得ることができるよう
な適切なピット/ランド形成が実現できるという効果が
ある。また記録ジッターの低減により記録データ品質の
向上を図ることができる。
線速度、光学系特性などの記録条件に応じて、第2、第
3の各パルスのレベル、第2、第3の各パルスのパルス
期間長を可変設定したり、直前に形成されるピット/ラ
ンド長に応じて、第1、第2、第3のパルスの全部又は
一部について、そのパルス期間長を可変設定すること
で、記録環境に応じた記録動作が実現できる。
図である。
ク図である。
パルスの説明図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ーザパワー/ピットジッター特性の説明図である。
ーザパワー/ランドジッター特性の説明図である。
記録レーザパワー/ピットジッター特性の説明図であ
る。
記録レーザパワー/ランドジッター特性の説明図であ
る。
図である。
図である。
ーザパワー及びピットの説明図である。
ーザパワー及びピットの説明図である。
レーザダイオード、9 RFアンプ、10 システム
コントローラ、12 エンコード/デコード部、13
インターフェース部、14 サーボプロセッサ、16
二軸ドライバ、18 レーザドライバ、19 APC回
路、20 バッファメモリ、21 記録信号生成部、2
2 モニタ用ディテクタ、80 ホストコンピュータ、
90 ディスク
Claims (5)
- 【請求項1】 供給されたドライブパルスによりレーザ
光の照射を行って記録媒体上にピット及びピット間のラ
ンドから成る記録データ列を形成するレーザ手段と、 記録データに応じた第1のパルスと、前記第1のパルス
の略前端部分に合成する第2のパルスと、前記第1のパ
ルスの略後端部分に合成する第3のパルスを生成し、こ
の第1、第2、第3のパルスを合成することで前記ドラ
イブパルスを生成して、前記レーザ手段に供給すること
ができるドライブパルス生成手段と、 前記ドライブパルス生成手段において生成される前記第
1、第2、第3のパルスの全部又は一部は、そのレベル
もしくはパルス期間長が、形成されるピット/ランド長
に応じて可変されるように制御するパルス生成制御手段
と、 を備えたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記パルス生成制御手段は、所定の記録
条件に応じて、前記第2、第3の各パルスのレベルを可
変設定することを特徴とする請求項1に記載の記録装
置。 - 【請求項3】 前記パルス生成制御手段は、所定の記録
条件に応じて、前記第2、第3の各パルスのパルス期間
長を、1T〜2Tの範囲で可変設定することを特徴とす
る請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記パルス生成制御手段は、直前に形成
されるピット/ランド長に応じて、前記第1、第2、第
3のパルスの全部又は一部について、そのパルス期間長
を可変設定することを特徴とする請求項1に記載の記録
装置。 - 【請求項5】 レベルもしくはパルス期間長が、形成さ
れるピット/ランド長に応じて可変されるパルスとし
て、記録データに応じた第1のパルスと、前記第1のパ
ルスの略前端部分に合成する第2のパルスと、前記第1
のパルスの略後端部分に合成する第3のパルスを生成
し、この第1、第2、第3のパルスを合成して生成した
ドライブパルスによりレーザ光の照射を行って記録媒体
上にピット及びピット間のランドから成る記録データ列
を形成することを特徴とする記録方法。
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