JP2001344752A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2001344752A
JP2001344752A JP2000158805A JP2000158805A JP2001344752A JP 2001344752 A JP2001344752 A JP 2001344752A JP 2000158805 A JP2000158805 A JP 2000158805A JP 2000158805 A JP2000158805 A JP 2000158805A JP 2001344752 A JP2001344752 A JP 2001344752A
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Takashi Sasaki
敬 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速レートの記録動作時に、レーザ発光レベ
ルを適確に制御する記録パルスを作成し、符号間干渉の
ない高品質の記録データの記録が可能な記録再生装置を
提供する。 【解決手段】 基本パルス生成回路33からの基本パル
スV1の前後縁に、前縁付加パルス生成回路32からの
前縁付加パルスV2、後縁付加パルス生成回路31から
の後縁付加パルスV3を、基本パルスV1との位相関
係、パルス幅、信号レベルを、ピット・ランド長、光デ
ィスク材質、記録速度に基づき設定し、加算器35で重
畳した駆動信号でLDを駆動し、記録条件に対応して最
適条件で出射されるレーザ光により光ディスクへの記録
が行われ、ピット、ランド間での熱干渉を低減し、高速
レートの記録時に、十分な再生マージンが得られるピッ
ト、ランド形成が可能で、記録ジッタと記録パワーを低
減させ高品質のデータ記録が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の信号記
録面にレーザ光を照射して情報の記録を行い、信号記録
面からの反射光を受光することにより、記録情報の再生
を行う記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを記録媒体として、光変調さ
れた情報の記録・再生を行う記録再生装置においては、
情報の記録時に光ディスクの信号記録面に、高品質のピ
ットを形成するために、レーザダイオードを駆動発光さ
せる記録パルスの波形形状を、目標のピットが得られる
ように制御形成することが行われている。ところで、C
D−R(Compact Disc−Recordab
le)は、記録層に有機色素を用いたライトワンス型の
メディアであり、CD−RW(Compact Dis
c−ReWritable)は、相変化を利用してデー
タの書換が可能なメディアであるが、CD−R、CD−
RWでは、データ記録速度として、1倍速、2倍速、4
倍速での記録動作が行われている。この場合に使用され
るCD−Rの物理フォーマットの規格書としては、オレ
ンジブックpart2があり、また、CD−RWの物理
フォーマットの規格書としては、オレンジブックpar
t3がある。
【0003】一般に、CDシステムにおいて、変調方式
としてはEFM(Eight toFourteen
Modulation)が用いられ、この場合の記録デ
ータとしては、図12(a)に示すEFM信号が作成さ
れるが、このEFM信号のパルス幅は、1クロック期間
をTとして、3T〜11Tの範囲に規定されている。そ
して、オレンジブックによると、このEFM信号に基づ
いて、1倍速または2倍速での記録時の記録パルス(E
QEFM信号)が、図12(b)に示すような信号波形
に作成され、このEQEFM信号によってレーザダイオ
ードが駆動発光される。
【0004】この1倍速または2倍速のEQEFM信号
は、基本的には、(N)Tのパルス幅のEFM信号に対
して、レーザ発光がOFFとされる直後の熱蓄積によっ
て、形成されるピット部分があることを考慮して、図1
2(b)に示すように、(N−1)Tのパルス幅のEQ
EFM信号が作成され、例えば、4Tのパルス幅のEF
M信号に対しては、3Tのパルス幅のEQEFM信号が
作成され、11Tのパルス幅のEFM信号に対しては、
10Tのパルス幅のEQEFM信号が作成され、このE
QEFM信号のパルス幅が後縁部で延長され、例えば、
3Tのパルス幅のEFM信号では、作成されるEQEF
M信号のパルス幅は、2T+0.13Tとするように規
定されている。
【0005】一方、4倍速での記録時のEQEFM信号
は、図13(a)に示すEFM信号に対して、同図
(b)に示すような信号波形に作成され、このEQEF
M信号によってレーザダイオードが駆動発光される。こ
の4倍速のEQEFM信号は、(N)Tのパルス幅のE
FM信号に対して、(N−0.5)Tのバルス幅のEQ
EFM信号を基にして、さらに、パルスの前縁部に△P
のレベルアップ部分が設定される付加パルスが重畳され
た波形形状に作成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録再生装置に
おける記録レートの高速化が進み、CD−R、CD−R
Wでも8倍速などの高速記録が行われている。しかし、
CD−Rの物理フォーマットの規格書であるオレンジブ
ックpart2、及びCD−RWの物理フォーマットの
規格書であるオレンジブックpart3では、規格自体
が1〜4倍速記録までを前提としており、これ以上の高
速記録時に関する規定や記述はない。この場合、オレン
ジブックの規定されている1〜4倍速までの記録パルス
(EQEFM信号)の波形制御方式を、これ以上の高速
記録時にそのまま適用すると、記録しようとする符号間
に符号間干渉が発生し、このために記録信号が乱れるジ
ッタ(Jitter)が発生し、場合によっては再生不
能の状態になることもある。
【0007】本発明は、前述したような記録再生装置の
高速記録動作の現状に鑑みてなされたものであり、その
目的は、高速レートでの記録動作時に、レーザ発光レベ
ルを適確に制御する記録パルスを作成し、符号間干渉の
ない高品質の記録データの記録が可能な記録再生装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、記録データのピット長とラ
ンド長とを検出する記録データ検出手段と、記録データ
に基づいて信号レベルがP1の基本パルスを生成し、前
記記録データ検出手段により検出されるピット長とラン
ド長とに基づいて、立ち上がり縁部が、前記基本パルス
の立ち上がり縁部に一致し或いは前記基本パルスの立ち
上がり縁部と所定の位相差を有し、信号レベルがP2
(≦P1)の前縁付加パルス、及び立ち下がり縁部が、
前記基本パルスの立ち下がり縁部に一致し、或いは前記
基本パルスの立ち下がり縁部と所定の位相差を有し、信
号レベルがP3(≦P1)の後縁付加パルスを生成する
パルス生成手段と、該パルス生成手段で生成された前記
基本パルスの前縁部分に前記前縁付加パルスを付加し、
前記基本パルスの後縁部分に前記後縁付加パルスを付加
して、前記基本パルス、前記前縁付加パルス及び前記後
縁付加パルスを互いに重畳することによって、記録パル
スを生成する記録パルス生成手段と、該記録パルス生成
手段で生成された記録パルスにより、レーザダイオード
を駆動し、記録媒体にレーザ光を照射することにより、
前記記録媒体上にピットとランドとからなる記録データ
列を形成する記録手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0009】このような手段によると、パルス生成手段
によって、記録データに基づいて信号レベルがP1の基
本パルスが生成され、さらに、記録データ検出手段によ
り検出される記録データのピット長とランド長とに基づ
いて、立ち上がり縁部が、基本パルスの立ち上がり縁部
に一致し、或いは基本パルスの立ち上がり縁部と所定の
位相差を有し、信号レベルがP2(≦P1)の前縁付加
パルスと、立ち下がり縁部が、基本パルスの立ち下がり
縁部に一致し、或いは基本パルスの立ち下がり縁部と所
定の位相差を有し、信号レベルがP3(≦P1)の後縁
付加パルスとが生成される。そして、記録パルス生成手
段によって、基本パルスの前縁部分に前縁付加パルスが
付加され、基本パルスの後縁部分に後縁付加パルスが付
加された状態で、基本パルス、前縁付加パルス及び後縁
付加パルスが互いに重畳されて記録パルスが生成され、
記録手段によって、記録パルスによるレーザダイオード
の駆動が行われ、記録媒体にレーザ光が照射されて、記
録媒体上に、記録媒体の材質、記録速度、光学系特性に
起因する記録条件に対応して、最適なピットとランドか
らなり、高速レートの記録時に十分な再生マージンが得
られる記録データ列が形成される。
【0010】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の記録再生装置におい
て、前記パルス生成手段が、前記記録データ検出手段に
より検出されるピット長とランド長とにより規定される
前記記録媒体の熱蓄積量に基づき、前記熱蓄積量が大で
あると、前記前縁付加パルス及び前記後縁付加パルスの
少なくとも一方に対して、パルス幅と信号レベルの少な
くとも一方を減少し、前記熱蓄積量が小であると、前記
前縁付加パルス及び前記後縁付加パルスの少なくとも一
方に対して、パルス幅と信号レベルの少なくとも一方を
増加して、前記前縁付加パルス及び前記後縁付加パルス
を生成することを特徴とするものである。
【0011】このような手段によると、パルス生成手段
が、記録データ検出手段により検出されるピット長とラ
ンド長とにより規定される記録媒体の熱蓄積量に基づ
き、熱蓄積量が大であると、前縁付加パルス及び後縁付
加パルスの少なくとも一方に対して、パルス幅と信号レ
ベルの少なくとも一方を減少し、熱蓄積量が小である
と、前縁付加パルス及び後縁付加パルスの少なくとも一
方に対して、パルス幅と信号レベルの少なくとも一方を
増加して、前縁付加パルス及び後縁付加パルスを生成す
ることによって、請求項1記載の発明での作用が実行さ
れる。
【0012】同様に前記目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、請求項1記載の記録再生装置におい
て、前記パルス生成手段が、前記記録データ検出手段に
より検出されるピット長とランド長とにより規定される
前記記録媒体の熱蓄積量、及び前記記録媒体の材質と記
録動作速度により規定される前記記録媒体の熱蓄積量に
基づき、前記熱蓄積量が大であると、前記前縁付加パル
ス及び前記後縁付加パルスの少なくとも一方に対して、
パルス幅と信号レベルの少なくとも一方を減少し、前記
熱蓄積量が小であると、前記前縁付加パルス及び前記後
縁付加パルスの少なくとも一方に対して、パルス幅と信
号レベルの少なくとも一方を増加して、前記前縁付加パ
ルス及び前記後縁付加パルスを生成することを特徴とす
るものである。
【0013】このような手段によると、パルス生成手段
が、記録データ検出手段により検出されるピット長とラ
ンド長とにより規定される記録媒体の熱蓄積量、及び記
録媒体の材質と記録動作速度により規定される記録媒体
の熱蓄積量に基づき、熱蓄積量が大であると、前縁付加
パルス及び後縁付加パルスの少なくとも一方に対して、
パルス幅と信号レベルの少なくとも一方を減少し、熱蓄
積量が小であると、前縁付加パルス及び後縁付加パルス
の少なくとも一方に対して、パルス幅と信号レベルの少
なくとも一方を増加して、前縁付加パルス及び後縁付加
パルスを生成することによって、請求項1記載の発明で
の作用が実行される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図1は本実施の形態の全体構
成を示すブロック図、図2は本実施の形態の要部の構成
を示すブロック図である。
【0015】本実施の形態では、図1に示すように、例
えばCD−Rが光ディスクとして使用され、この光ディ
スク1は、スピンドルモータ8によって、軸芯を中心に
回転自在に配置され、光ディスク1に近接対向して、光
ディスク1にレーザ光を照射し、レーザ光の光ディスク
1の信号記録面からの反射光を受光するピックアップ2
が配設されている。このピックアップ2には、レーザ光
を出射するレーザダイオード3、このレーザダイオード
3を駆動するドライバ4、レーザ光を信号記録面に収束
する対物レンズ、信号記録面からの反射光を検出するフ
ォトデテクタ5、レーザダイオード3からのレーザ光の
一部を受光するモニタデテクタ、レーザ光の信号記録面
への入射と信号記録面からの反射光の受光を行う光学系
が設けられている。また、ピックアップ2内において、
対物レンズは、図示せぬ二軸機構によって、トラッキン
グ方向とフォーカス方向に移動自在に保持され、ピック
アップ2にはスレッド機構6が取り付けられ、このスレ
ッド機構6がスレッドモータ7により駆動されて、ピッ
クアップ2は光ディスク1の半径方向に移動自在に構成
されている。
【0016】ところで、光ピックアップ2には、RF回
路ユニット21が接続され、このRF回路ユニット21
には、電流−電圧変換回路、マトリクス演算回路、増幅
回路が設けられていて、RF回路ユニット21では、再
生データであるRF信号、フォーカスエラー信号FE、
トラッキングエラー信号TE、ATIP(Absolu
te Time In Pregroove)のウォブ
ル情報が演算されるように構成されている。このRF回
路ユニット21には、エンコード・デコード動作を行う
エンコード・デコードユニット12が接続され、このエ
ンコード・デコードユニット12には、バッファメモリ
が設けられ、さらにDRAM(Dynamic Ran
dom Access Memory)23が接続され
ている。RF回路ユニット21には、さらに、記録・再
生動作と光ディスク1及び光ピックアップ2の駆動動作
を指令制御するDSP(Digital Signal
Processor)17と、二軸機構、スピンドル
モータ8、スレッドモータ7の駆動制御を行うサーボ回
路20とが接続されている。また、DSP17は、レー
ザダイオード3を駆動する記録パルスを生成する記録パ
ルス生成ユニット11、RFユニット21、エンコード
・デコードユニット12、及びサーボ回路20に接続さ
れ、サーボ回路20には、二軸機構、スピンドルモータ
8、及びスレッドモータ7のドライバ回路18が接続さ
れている。
【0017】一方、本実施の形態には、全体の動作を制
御するCPU16が設けられ、このCPU16には、E
EPROM(Electrically Erasab
leProgramable Read Only M
emory)26、SRAM(Static Rand
om Access Memory)24、Flash
ROM25が接続され、さらに、CPU16には、記
録パルス生成ユニット11、サーボ回路20及びインタ
フェース制御を行うSCSI制御回路15が接続されて
いる。そしてSCSI制御回路15には、エンコード・
デコードユニット12と、ノイズ干渉と信号反射を防止
する終端抵抗22とが接続され、さらに、SCSI制御
回路15は、SCSIインタフェース14を介して、ホ
ストコンピュータ13に接続されている。
【0018】本実施の形態では、図2に示すように、エ
ンコード・デコードユニット12にEFM信号発生回路
29が設けられ、このEFM信号発生回路29には、記
録パルス生成ユニット11に設けられ、EFM信号のピ
ット長とランド長とを検出するピット・ランド長検出回
路30に接続されている。記録パルス生成ユニット11
において、ピット・ランド長検出回路30の第1〜第3
の出力端子には、ピット・ランド長検出回路30で検出
されるEFM信号のピット長及びランド長に基づいて、
基本パルス(EQEFM信号)を生成する基本パルス生
成回路33、基本パルスの前縁部に付加される前縁付加
パルスを生成する前縁付加パルス生成回路32、基本パ
ルスの後縁部に付加される後縁付加パルスを生成する後
縁付加パルス生成回路31がそれぞれ接続されている。
そして、記録パルス生成ユニット11から出力される基
本パルス、前縁付加パルス及び後縁付加パルスは、それ
ぞれI/Vアンプ34a、I/Vアンプ34b、I/V
アンプ34cを介して、ドライバ4に入力され、ドライ
バ4に設けた加算器35によって、基本パルス、前縁付
加パルス及び後縁付加パルスが、加算重畳されて記録パ
ルスが作成され、この記録パルスによって、レーザダイ
オード3が駆動されるように構成されている。
【0019】このような構成の本実施の形態の動作を説
明する。本実施の形態においては、CPU16が、ホス
トコンピュータ13からのコマンドを、SCSI14及
びSCSI制御回路15を介して取込み、取り込んだコ
マンドに対応した動作の制御を行う。再生時には、光デ
ィスク1からの反射光がフォトデテクタ5で受光され、
光電変換された検出信号がRF回路ユニット21に入力
され、RF回路ユニット21において、マトリクス演算
と付随する信号処理とによって、RF信号、フォーカス
エラー信号FE、トラッキングエラー信号TEが作成さ
れ、さらにATIPからウォブル情報が作成される。そ
して、RF信号は2値化されてエンコード・デコードユ
ニット12に、フォーカスエラー信号FE、トラッキン
グエラー信号TE、ウォブル情報はDSP17に入力さ
れる。また、DSP17では、ウォブル情報を復調して
絶対アドレス信号を作成し、ATIPのグルーブ情報か
らスピンドルモータ8の回転速度を検出し、基準速度と
の比較でスピンドルエラー信号SPEを作成する。
【0020】本実施の形態のエンコード・デコードユニ
ット12のデコード機能部では、RF信号が2値化され
て入力されるEFM信号(8−14変調信号)に対する
EFM復調、CIRC(Cross Interlea
ve Reed SolomonCode)エラー訂
正、デインタリーブ、CD−ROMデコードが行われ、
CD−ROMフォーマットに変換された再生データが作
成される。さらに、エンコード・デコードユニット12
では、光ディスク1からの再生データから、サブコード
の抽出処理を行い、サブコードとしてTOC(Tabl
e of Contents)やアドレス情報を検出
し、PLL(Phase locked loop)処
理によってEFM信号に同期した再生クロックを検出す
る。
【0021】このようにして、エンコード・デコードユ
ニット12でデコードされたデータは、バッファメモリ
に格納され、CPU16の指令によって、SCSI制御
回路15及びSCSIインタフェース14を介して、ホ
ストコンピュータ13に転送出力される。この場合、音
声信号をヘッドホン28で再生する場合には、バッファ
メモリから読み出された音声信号が、DSP17、オー
ディオアンプ27を介してヘッドホン28に転送されて
音声出力される。
【0022】本実施の形態の記録動作時には、ホストコ
ンピュータ13から転送される記録データは、CPU1
6の指令によって、SCSIインタフェース14及びS
CSI制御回路15を介して、エンコード・デコードユ
ニット12のバッファメモリに一時格納され、バッファ
メモリから読み出される記録データに対して、供給され
たデータがCD−ROMデータの場合には、エンコード
・デコードユニット12のエンコード機能部によって、
CD−ROMフォーマットデータをCDフォーマットデ
ータにするエンコード処理、CIRCエンコード、イン
タリーブ、サブコード付加及びEFM変調が行われる。
【0023】このようにして、エンコード・デコードユ
ニット12でのエンコード処理により得られたEFM信
号は、記録パルス生成ユニット11に入力されて、基本
パルス、前縁付加パルス及び後縁付加パルスが生成さ
れ、これらのパルスはレーザドライバ4に入力されて記
録パルスに合成され、得られた記録パルスによってレー
ザダイオード3が駆動され、レーザダイオード3からの
出射光によって、光ディスク1に対する記録動作が行わ
れる。この場合、RF回路ユニット21のAPC(Au
to Power Control)10によって、モ
ニタ用デテクタの出力によりレーザ光の出力レベルがモ
ニタされ、この出力レベルが、温度変化などの雰囲気条
件に対応して、サーボ回路20から入力される目標値に
一致するようにレーザドライバ4の制御が行われる。
【0024】また、サーボ回路20は、DSP17から
供給されるフォーカスエラー信号FE、トラッキングエ
ラー信号TE、スピンドルエラー信号SPEに基づい
て、フォーカスドライブ信号FD、トラッキングドライ
ブ信号TDを二軸ドライバに出力し、スピンドルドライ
ブ信号SPDをスピンドルモータ8に出力し、トラッキ
ングサーボループ及びフォーカスサーボループによるサ
ーボ制御が行われる。さらに、サーボ回路20は、トラ
ッキングエラー信号TEの低域成分から得られるスレッ
ドエラー信号SEや、CPU16からのアクセス指令に
基づいて、スレッドモータ7にスレッドドライブ信号S
Dを出力し、ピックアップ2をスライド移動させるスレ
ッド制御を行い、CPU16からのトラックジャンプ指
令によって、トラッキングサーボループをOFFとし
て、二軸ドライバにトラックジャンプ動作を行わせる。
【0025】本実施の形態の記録動作時には、図2に示
すように、エンコード・デコードユニット12のEFM
信号発生回路29から出力されるEFM信号は、記録パ
ルス生成ユニット11のピット・ランド長検出回路30
に入力されて、EFM信号のピット長とランド長とが検
出され、検出されるピット長情報とランド長情報が、ピ
ット・ランド長検出回路30の第1〜第3の出力端子か
ら、基本パルス(EQEFMパルス)生成回路33、前
縁付加パルス生成回路32、後縁付加パルス生成回路3
1にそれぞれ供給される。そして、基本パルス生成回路
33、前縁付加パルス生成回路32、後縁付加パルス生
成回路31では、ピット長情報及びランド情報と、さら
に光ディスク1の材質(色素膜の材質)、記録速度及び
ピックアップ2の光学系の特性とに基づいて、基本パル
スV1、前縁付加パルスV2、後縁付加パルスV3がそ
れぞれ生成される。
【0026】この場合、ピット・ランド長検出回路30
により検出されるピット長とランド長とにより規定され
る光ディスク1の熱蓄積量、及び光ディスク1の材質と
記録動作速度により規定される光ディスク1の熱蓄積量
に基づき、熱蓄積量が大であると、前縁付加パルスV2
及び後縁付加パルスV3の少なくとも一方に対して、パ
ルス幅と信号レベルの少なくとも一方を減少し、熱蓄積
量が小であると、前縁付加パルスV2及び後縁付加パル
スV3の少なくとも一方に対して、パルス幅と信号レベ
ルの少なくとも一方を増加して、基本パルスV1、前縁
付加パルスV2及び後縁付加パルスV3が生成される。
そして、これらの基本パルスV1、前縁付加パルスV
2、後縁付加パルスV3は、I/Vアンプ34a〜34
cで、それぞれ電流信号i1、i2、i3に変換され、
ドライバ4に入力されてドライバ4に設けた加算器35
で加算重畳され、得られた駆動電流iによって、レーザ
ダイオード3が駆動されて、レーザダイオード3からレ
ーザ光が出射される。
【0027】図3は本実施の形態の記録パルス生成の第
1のモードの説明図、図4は本実施の形態の記録パルス
生成の第2のモードの説明図、図5は本実施の形態の記
録パルス生成の第3のモードの説明図、図6は本実施の
形態の記録パルス生成の第4のモードの説明図である。
【0028】本実施の形態によるレーザダイオード3の
駆動信号作成の第1のモードは、図3に示すようにな
り、この第1のモードは基本パルス、前縁付加パルス及
び後縁付加パルスの信号レベルが等しく、基本パルスと
前縁付加パルスの立ち上がりエッジとが一致し、基本パ
ルスと後縁付加パルスの立ち下がりエッジとが一致する
場合である。同図(a)は前縁付加パルスV2のパルス
幅L1が、後縁付加パルスV3のパルス幅L2よりも大
きい場合、同図(b)は前縁付加パルスV2のパルス幅
L1が、後縁付加パルスV3のパルス幅L2よりも小さ
い場合、同図(c)は前縁付加パルスV2のパルス幅L
1と、後縁付加パルスV3のパルス幅L2とが等しい場
合である。これらの場合に、基本パルスV1の前縁部に
前縁付加パルスV2が、基本パルスV1の後縁部に後縁
付加パルスV3が、それぞれ付加重畳された駆動信号に
基づいて駆動されるレーザダイオードの光出力は、同図
(a)〜(c)にそれぞれ図示するような出力分布とな
る。
【0029】本実施の形態によるレーザダイオード3の
駆動信号作成の第2のモードは、図4に示すようにな
り、この第2のモードは基本パルスV1、前縁付加パル
スV2及び後縁付加パルスV3の信号レベルが等しく、
前縁付加パルスV2の立ち上がりエッジは、基本パルス
V1の立ち上がりエッジに一致するか、基本パルスV1
の立ち上がりエッジに所定の進相関係にあり、後縁付加
パルスV3の立ち下がりエッジは、基本パルスV1の立
ち下がりエッジと一致するか、基本パルスV1の立ち下
がりエッジに所定の遅相関係にある場合である。
【0030】同図(a)は、前縁付加パルスV2の立ち
上がりエッジが、基本パルスV1の立ち上がりエッジに
所定の進相関係にあり、後縁付加パルスV3の立ち下が
りエッジが、基本パルスV1の立ち下がりエッジに一致
し、前縁付加パルスV2のパルス幅L1が、後縁付加パ
ルスV3のパルス幅L2よりも大きい場合である。ま
た、同図(b)は、前縁付加パルスV2の立ち上がりエ
ッジが、基本パルスV1の立ち上がりエッジに一致し、
後縁付加パルスV3の立ち下がりエッジが、基本パルス
V1の立ち下がりエッジに所定の遅相関係にあり、前縁
付加パルスV2のパルス幅L1が、後縁付加パルスV3
のパルス幅L2よりも小さい場合である。さらに、同図
(c)は、前縁付加パルスV2の立ち上がりエッジが、
基本パルスV1の立ち上がりエッジに所定の進相関係に
あり、後縁付加パルスV3の立ち下がりエッジが、基本
パルスV1の立ち下がりエッジに所定の遅相関係にあ
り、前縁付加パルスV2のパルス幅L1と、後縁付加パ
ルスV3のパルス幅L2とが等しい場合である。これら
の場合に、基本パルスV1の前縁部に前縁付加パルスV
2が、基本パルスV1の後縁部に後縁付加パルスV3
が、それぞれ付加重畳された駆動信号に基づいて駆動さ
れるレーザダイオードの光出力は、同図(a)〜(c)
にそれぞれ図示するような出力分布となる。
【0031】本実施の形態によるレーザダイオード3の
駆動信号作成の第3のモードは、図5に示すようにな
り、この第3のモードは、前縁付加パルスV2の立ち上
がりエッジが、基本パルスV1の立ち上がりエッジに一
致し、後縁付加パルスV3の立ち下がりエッジが、基本
パルスV1の立ち下がりエッジと一致する場合である。
【0032】同図(a)は、前縁付加パルスV2の信号
レベルP2が、後縁付加パルスV3の信号レベルP3よ
りも高く、前縁付加パルスV2のパルス幅L1が、後縁
付加パルスV3のパルス幅L2よりも大きい場合、同図
(b)は、前縁付加パルスV2のレベルP2が、後縁付
加パルスV3のレベルP3よりも低く、前縁付加パルス
V2のパルス幅L1が、後縁付加パルスV3のパルス幅
L2よりも小さい場合である。また、同図(c)は、前
縁付加パルスV2の信号レベルP2と後縁付加パルスV
3の信号レベルP3とが等しく、前縁付加パルスV2の
パルス幅L1と後縁付加パルスV3のパルス幅L2とが
等しい場合である。これらの場合に、基本パルスV1の
前縁部に前縁付加パルスV2が、基本パルスV1の後縁
部に後縁付加パルスV3が、それぞれ付加重畳された駆
動信号に基づいて駆動されるレーザダイオードの光出力
は、同図(a)〜(c)にそれぞれ図示するような出力
分布となる。
【0033】本実施の形態によるレーザダイオード3の
駆動信号作成の第4のモードは、図6に示すようにな
り、この第4のモードは、前縁付加パルスV2の信号レ
ベルP2と後縁付加パルスV3の信号レベルP3とが異
なり、前縁付加パルスV2の立ち上がりエッジは、基本
パルスV1の立ち上がりエッジに一致するか、基本パル
スV1の立ち上がりエッジに所定の進相関係にあり、後
縁付加パルスV3の立ち下がりエッジは、基本パルスV
1の立ち下がりエッジと一致するか、基本パルスV1の
立ち下がりエッジに所定の遅相関係にある場合である。
【0034】同図(a)は、前縁付加パルスV2の立ち
上がりエッジが、基本パルスV1の立ち上がりエッジに
所定の進相関係にあり、後縁付加パルスV3の立ち下が
りエッジが、基本パルスV1の立ち下がりエッジに一致
し、前縁付加パルスV2の信号レベルP2が、後縁付加
パルスの信号レベルP3よりも高く、前縁付加パルスV
2のパルス幅L1が、後縁付加パルスV3のパルス幅L
2よりも大きい場合である。また、同図(b)は、前縁
付加パルスV2の立ち上がりエッジが、基本パルスV1
の立ち上がりエッジに一致し、後縁付加パルスV3の立
ち下がりエッジが、基本パルスV1の立ち下がりエッジ
に所定の遅相関係にあり、前縁付加パルスV2の信号レ
ベルが、後縁付加パルスV3の信号レベルよりも低く、
前縁付加パルスV2のパルス幅L1が、後縁付加パルス
V3のパルス幅L2よりも小さい場合である。さらに、
同図(c)は、前縁付加パルスV2の立ち上がりエッジ
が、基本パルスV1の立ち上がりエッジに所定の進相関
係にあり、後縁付加パルスV3の立ち下がりエッジが、
基本パルスV1の立ち下がりエッジに所定の遅相関係に
あり、前縁付加パルスV2の信号レベルP2が、後縁付
加パルスV3の信号レベルよりも高く、前縁付加パルス
V2のパルス幅L1と、後縁付加パルスV3のパルス幅
L2とが等しい場合である。これらの場合に、基本パル
スV1の前縁部に前縁付加パルスV2が、基本パルスV
1の後縁部に後縁付加パルスV3が、それぞれ付加重畳
された駆動信号に基づいて駆動されるレーザダイオード
の光出力は、同図(a)〜(c)にそれぞれ図示するよ
うな出力分布となる。
【0035】図7は本実施の形態の記録動作の説明図で
ある。以上に説明した第1のモードないし第4のモード
の何れの場合でも、記録データの光ディスク1への記録
時に際して、ピットの記録で光ディスク1に蓄積される
熱が、このピットに続くランドの長さ、光ディスク1の
熱特性、光学系の熱特性、記録速度に基づいて放熱条件
が設定されることに基づき、記録データに対応する基本
パルスV1の前縁部に前縁付加パルスV2を、後縁部に
後縁付加パルスV3を重畳した駆動信号でレーザダイオ
ード3を駆動し、前縁付加パルスV2と後縁付加パルス
V3の基本パルスV1に対する位相と、パルス幅及び信
号レベルとは、蓄積熱の放熱条件に応じて設定される。
このようにして、図7(a)に示すように、光ディスク
1の材質、記録速度、光学系特性に基づく記録条件に対
応して、最適条件で出射されるレーザ光によって、光デ
ィスク1へのピットの記録が、同図(b)に示すように
行われ、記録データのピット、ランド間での熱干渉が低
減され、特に、レーザダイオードがONしてからピット
が形成されるまでの時間遅れCと、レーザダイオードが
OFFしてからピット形成の終了までの時間遅れCと
を、従来よりも大幅に短縮することができ、例えば8倍
速の高速レートでの記録時にも、十分な再生マージンを
得られるピット、ランド形成が可能になり、記録ジッタ
を低減させ、記録パワーを低減させて、高品質の記録デ
ータの記録を行うことが可能になる。
【0036】図8及び図9は、シアニン系の有機色素膜
が形成された光ディスクに8倍速記録を行った場合に、
測定したピットジッター特性とランドジッター特性を標
準速で再生した時の特性をそれぞれ示す特性図であり、
これらの図において、記号●が本実施の形態で得られた
データを示し、記号◆は本実施の形態の基礎として発明
者が開発した装置で得られたデータを示す。また、記号
▲は図13に図示されたパルス長を用いた時のデータ
で、記号■は図12に図示されたパルス長を用いた時の
データである。これらの図で破線で示す35nsのレベ
ルが、ジッターの許容値であるが、本実施の形態による
と、従来に比してピットジッター特性もランドビット特
性も大幅に向上し、記録レーザパワーに対するパワーマ
ージンが大幅に拡大している。
【0037】図10及び図11は、フタロシアニン系の
有機色素膜が形成された光ディスクに8倍速記録を行っ
た場合に、測定したピットジッター特性とランドジッタ
ー特性をそれぞれ示す特性図であり、これらの図におい
て、記号●が本実施の形態で得られたデータを示し、記
号◆は本実施の形態の基礎として発明者が開発した装置
で得られたデータを示す。また、記号▲は図13に図示
されたパルス長を用いた時のデータで、記号■は図12
に図示されたパルス長を用いた時のデータである。これ
らの図で破線で示す35nsのレベルが、ジッターの許
容値であるが、本実施の形態によると、この場合も、従
来に比してピットジッター特性もランドビット特性も大
幅に向上し、記録レーザパワーに対するパワーマージン
が大幅に拡大している。
【0038】このように、本実施の形態によると、記録
データの光ディスク1への記録時に、ピットの記録で光
ディスク1に蓄積される熱が、次のランド長、光ディス
ク1の熱特性及び記録速度に基づいて放熱されることを
配慮し、記録データに対応する基本パルスV1の前縁部
に前縁付加パルスV2を、後縁部に後縁付加パルスV3
を重畳した駆動信号でレーザダイオード3が駆動され、
前縁付加パルスV2と後縁付加パルスV3の基本パルス
V1に対する位相と、パルス幅及び信号レベルとが、光
ディスク1への熱蓄積の条件に応じて設定される。この
ために、光ディスク1の材質、記録速度、光学系特性に
基づく記録条件に対応して、最適条件で出射されたレー
ザ光によって、光ディスク1への記録が行われ、記録デ
ータのピット、ランド間での熱干渉が低減され、例えば
8倍速の高速レートでの記録時にも、十分な再生マージ
ンを得られるピット、ランド形成が可能になり、記録ジ
ッタを低減させ、記録パワーを低減させて、高品質の記
録データの記録を行うことが可能になる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、パルス生
成手段によって、記録データに基づいて信号レベルがP
1の基本パルスが生成され、さらに、記録データ検出手
段により検出される記録データのピット長とランド長と
に基づいて、立ち上がり縁部が、基本パルスの立ち上が
り縁部に一致し、或いは基本パルスの立ち上がり縁部と
所定の位相差を有し、信号レベルがP2(<P1)の前
縁付加パルスと、立ち下がり縁部が、基本パルスの立ち
下がり縁部に一致し、或いは基本パルスの立ち下がり縁
部と所定の位相差を有し、信号レベルがP3(<P1)
の後縁付加パルスとが生成される。そして、記録パルス
生成手段によって、基本パルスの前縁部分に前縁付加パ
ルスが付加され、基本パルスの後縁部分に後縁付加パル
スが付加された状態で、基本パルス、前縁付加パルス及
び後縁付加パルスが互いに重畳されて記録パルスが生成
され、記録手段によって、記録パルスによるレーザダイ
オードの駆動が行われ、記録媒体にレーザ光が照射され
て、記録媒体上にピットとランドとからなる記録データ
列が形成される。このために、請求項1記載の発明によ
ると、記録媒体の材質、記録速度、光学系特性に起因す
る記録条件に対応して、最適なピット、ランド形成記録
され、ピット、ランド間での熱干渉が低減され、例えば
8倍速の高速レートでの記録時でも、十分な再生マージ
ンを得られるピット、ランド形成が可能になり、記録ジ
ッタを低減させ、記録電力を低減させて、高品質の記録
データの記録を行うことが可能になる。
【0040】請求項2記載の発明によると、パルス生成
手段が、記録データ検出手段により検出されるピット長
とランド長とにより規定される記録媒体の熱蓄積量に基
づき、熱蓄積量が大であると、前縁付加パルス及び後縁
付加パルスの少なくとも一方に対して、パルス幅と信号
レベルの少なくとも一方を減少し、熱蓄積量が小である
と、前縁付加パルス及び後縁付加パルスの少なくとも一
方に対して、パルス幅と信号レベルの少なくとも一方を
増加して、前縁付加パルス及び前記後縁付加パルスを生
成することによって、請求項1記載の発明での効果を実
現することが可能になる。
【0041】請求項3記載の発明によると、パルス生成
手段が、記録データ検出手段により検出されるピット長
とランド長とにより規定される記録媒体の熱蓄積量、及
び記録媒体の材質と記録動作速度により規定される記録
媒体の熱蓄積量に基づき、熱蓄積量が大であると、前縁
付加パルス及び後縁付加パルスの少なくとも一方に対し
て、パルス幅と信号レベルの少なくとも一方を減少し、
熱蓄積量が小であると、前縁付加パルス及び後縁付加パ
ルスの少なくとも一方に対して、パルス幅と信号レベル
の少なくとも一方を増加して、前縁付加パルス及び後縁
付加パルスを生成することによって、請求項1記載の発
明での効果を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】同実施の形態の要部の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】同実施の形態の記録パルス生成の第1のモード
の説明図である。
【図4】同実施の形態の記録パルス生成の第2のモード
の説明図である。
【図5】同実施の形態の記録パルス生成の第3のモード
の説明図である。
【図6】同実施の形態の記録パルス生成の第4のモード
の説明図である。
【図7】同実施の形態の記録動作の説明図である。
【図8】同実施の形態によるシアニン系メデイアでの記
録動作時のピットジッターを示す特性図である。
【図9】同実施の形態によるシアニン系メディアでの記
録動作時のランドジッターを示す特性図である。
【図10】同実施の形態によるフタロシアニン系メディ
アでの記録動作時のピットジッターを示す特性図であ
る。
【図11】同実施の形態によるフタロシアニン系メディ
アでの記録動作時のランドジッターを示す特性図であ
る。
【図12】1倍速または2倍速での記録時の従来の記録
パルスの生成法を示す説明図である。
【図13】4倍速での記録時の従来の記録パルスの生成
法を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・光ディスク、2・・ピックアップ、3・・レーザ
ダイオード、4・・ドライバ、11・・記録パルス生成
ユニット、12・・エンコード・デコードユニット、1
3・・ホストコンピュータ、16・・CPU、17・・
DSP、20・・サーボ回路、21・・RF回路ユニッ
ト、29・・EFM信号発生回路、30・・ピット・ラ
ンド長検出回路、31・・後縁付加パルス生成回路、3
2・・前縁付加パルス生成回路、33・・基本パルス生
成回路、35・・加算器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データのピット長とランド長とを検
    出する記録データ検出手段と、 記録データに基づいて信号レベルがP1の基本パルスを
    生成し、前記記録データ検出手段により検出されるピッ
    ト長とランド長とに基づいて、立ち上がり縁部が、前記
    基本パルスの立ち上がり縁部に一致し或いは前記基本パ
    ルスの立ち上がり縁部と所定の位相差を有し、信号レベ
    ルがP2(≦P1)の前縁付加パルス、及び立ち下がり
    縁部が、前記基本パルスの立ち下がり縁部に一致し、或
    いは前記基本パルスの立ち下がり縁部と所定の位相差を
    有し、信号レベルがP3(≦P1)の後縁付加パルスを
    生成するパルス生成手段と、該パルス生成手段で生成さ
    れた前記基本パルスの前縁部分に前記前縁付加パル スを付加し、前記基本パルスの後縁部分に前記後縁付加
    パルスを付加して、前記基本パルス、前記前縁付加パル
    ス及び前記後縁付加パルスを互いに重畳することによっ
    て、記録パルスを生成する記録パルス生成手段と、 該記録パルス生成手段で生成された記録パルスにより、
    レーザダイオードを駆動し、記録媒体にレーザ光を照射
    することにより、前記記録媒体上にピットとランドとか
    らなる記録データ列を形成する記録手段とを有すること
    を特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、
    前記パルス生成手段が、前記記録データ検出手段により
    検出されるピット長とランド長とにより規定される前記
    記録媒体の熱蓄積量に基づき、前記熱蓄積量が大である
    と、前記前縁付加パルス及び前記後縁付加パルスの少な
    くとも一方に対して、パルス幅と信号レベルの少なくと
    も一方を減少し、前記熱蓄積量が小であると、前記前縁
    付加パルス及び前記後縁付加パルスの少なくとも一方に
    対して、パルス幅と信号レベルの少なくとも一方を増加
    して、前記前縁付加パルス及び前記後縁付加パルスを生
    成することを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録再生装置において、
    前記パルス生成手段が、前記記録データ検出手段により
    検出されるピット長とランド長とにより規定される前記
    記録媒体の熱蓄積量、及び前記記録媒体の材質と記録動
    作速度により規定される前記記録媒体の熱蓄積量に基づ
    き、前記熱蓄積量が大であると、前記前縁付加パルス及
    び前記後縁付加パルスの少なくとも一方に対して、パル
    ス幅と信号レベルの少なくとも一方を減少し、前記熱蓄
    積量が小であると、前記前縁付加パルス及び前記後縁付
    加パルスの少なくとも一方に対して、パルス幅と信号レ
    ベルの少なくとも一方を増加して、前記前縁付加パルス
    及び前記後縁付加パルスを生成することを特徴とする記
    録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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