JP2001067614A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JP2001067614A
JP2001067614A JP24228299A JP24228299A JP2001067614A JP 2001067614 A JP2001067614 A JP 2001067614A JP 24228299 A JP24228299 A JP 24228299A JP 24228299 A JP24228299 A JP 24228299A JP 2001067614 A JP2001067614 A JP 2001067614A
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magnetic
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pole portion
yoke
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Satoshi Uejima
聡史 上島
Junichi Hokushin
純一 北辰
Jiichi Tajima
滋一 田島
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2のポール部及び第2のヨーク部を異なる
プロセスで形成する場合に、第2のヨーク部のABS側
端面を、良好な垂直性を有するように形成し得る薄膜磁
気ヘッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 第2のポール部220及び第2のヨーク
部221を異なるプロセスで形成する場合に、第1の磁
性膜21、ギャップ膜24、コイル膜23、絶縁膜25
及び第2のポール部220を形成した後、露出する表面
にメッキ下地膜M1を形成する。次に、メッキ下地膜M
1の表面に、ネガ型レジスト膜を塗布する。次に、ネガ
型レジスト膜を、露光し、現像することにより、第2の
ヨーク部221のためのパターンを画定するレジストフ
レームを形成する。そして、第2のヨーク部221のた
めのメッキを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜磁気ヘッドの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドの製造方法において、通
常、上部磁性膜となる第2の磁性膜は、ウエハー上に、
第1の磁性膜(下部磁性膜)、ギャップ膜、及び、コイ
ル膜を支持する絶縁膜を形成した後に形成される。第2
の磁性膜を形成するに当たっては、絶縁膜を含むウエハ
ーの全面に、第2の磁性膜のためのメッキ下地膜を、例
えば、スパッタ等の手段によって形成する。次に、メッ
キ下地膜の表面にポジティブ.フォトレジスト(以下ポ
ジ型レジストと称する)を塗布し、塗布されたポジ型レ
ジストにフォトリソグラフィ工程を施して、第2の磁性
膜のためのポジ型レジストフレームを作成する。次に、
ポジ型レジストフレームによって囲まれた領域内に、第
2の磁性膜を電気メッキ等の手段によって形成する。ポ
ジ型レジストフレームの外部にもメッキ膜が析出する
が、このメッキ膜は除去される。
【0003】第2の磁性膜形成工程において生じる問題
点の一つは、ポジ型レジストを用いているために発生す
る。即ち、ポジ型レジストフレームを形成するためのフ
ォトリソグラフィ工程において、露光光が、第2の磁性
膜を形成する領域内に照射され、この領域内に存在する
絶縁膜の表面で反射し、その反射光のために、フォトマ
スクで画定されるべき領域外まで、ポジ型レジストが露
光されてしまい、ポジ型レジストフレームのパターン精
度、延ては第2の磁性膜のパターン精度が低下してしま
うことである。
【0004】この問題は、特に、ポール部において、顕
著になる。ポール部では、第2の磁性膜は、ギャップ膜
を介して、第1の磁性膜に対向している。ポール部の後
方には絶縁膜が位置しており、絶縁膜はギャップ膜の面
からある角度で傾斜しながら立ち上がっている。立ち上
がり開始点がスロートハイト(Throat Hight)零点に対応
し、立ち上がり角度がエイペックス角(Apex Angle)に対
応する。
【0005】第2の磁性膜は、スロートハイト零点まで
はギャップ膜及び第1の磁性膜と平行なポール部を構成
し、スロートハイト零点から絶縁膜の上面に向かって、
エイペックス角で傾斜するように形成される。
【0006】従って、第2の磁性膜のためのポジ型レジ
ストフレームをフォトリソグラフィによって形成する場
合、スロートハイト零点から絶縁膜の上面に向かってエ
イペックス角で傾斜する傾斜部分に付着したポジ型レジ
ストをも露光しなければならない。
【0007】このとき、傾斜部分には、既に、メッキ下
地膜が付着しているから、露光光がメッキ下地膜によっ
て反射される。反射された露光光の一部は、ポール部の
方向に反射される。このため、ポール部の露光パターン
が、フォトマスクによる露光パターンとは異なる結果と
なり、ポール部に対応するポジ型レジストフレームに、
パターン崩れを生じる。
【0008】ポール部におけるポジ型レジストフレーム
のパターン崩れは、記録トラック幅を、例えば1.0μ
m以下まで超狭小化して高密度記録を図ろうとする場合
に極めて大きな障害となる。
【0009】記録トラック幅の狭小化に適した技術とし
て、例えば、特開平7ー225917号公報は、第2の
磁性膜を形成する場合に、第2のポール部及びバックギ
ャップ部を先に形成しておき、次に、第2の磁性膜のヨ
ーク部を形成する薄膜磁気ヘッド及びその製造方法を開
示している。即ち、第2の磁性膜において、第2のポー
ル部及び第2のヨーク部を異なるプロセスで形成するの
である。この薄膜磁気ヘッドでは、第2の磁性膜に含ま
れる第2のヨーク部は、一端が第2のポール部の上で立
ち上がる。第2のヨーク部は、書き込み磁束の伝送効率
の向上等の観点から、空気ベアリング面(以下ABS面
と称する)側の端面が、ABS面とほぼ平行(膜面に対
してほぼ直交)する垂直面となるように形成することが
理想である。
【0010】ところが、ポジ型レジストを用いて、第2
のヨーク部のためのレジストフレームを形成すると、第
2のヨーク部の形成領域に露光光が当たるために、上述
した反射による問題点を生じるから、第2のヨーク部に
おいて、ABS面側の端面を、理想的な垂直面となるよ
うに形成することが困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、第2
の磁性膜において、第2のポール部及び第2のヨーク部
を異なるプロセスで形成する場合に、第2のヨーク部の
ABS側端面を、良好な垂直性を有するように形成し得
る薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、2つの態様に係る薄膜磁気ヘッドの製造
方法を開示する。
【0013】第1の態様に係る製造方法の適用される薄
膜磁気ヘッドは、スライダと、薄膜磁気ヘッド素子とを
含む。前記スライダは、媒体対向面側にABS面を有す
る。
【0014】前記薄膜磁気ヘッド素子は、第1の磁性膜
と、コイル膜と、絶縁膜と、ギャップ膜と、第2の磁性
膜とを含み、前記スライダによって支持されている。前
記第1の磁性膜は、第1のポール部と、第1のヨーク部
とを含む。前記第1のポール部は、前記ABS面側の端
部によって構成される。前記第1のヨーク部は、前記第
1のポール部に連続し、前記ABS面を基準にして前記
第1のポール部の後方に延びる。前記ギャップ膜は、少
なくとも前記第1のポール部の面上に備えられている。
前記絶縁膜は、前記コイル膜を支持し、前記第1のヨー
ク部の上方に備えられている。
【0015】前記第2の磁性膜は、第2のポール部と、
第2のヨーク部とを含む。前記第2のポール部は、前記
ギャップ膜を介して、前記第1のポール部と対向する。
前記第2のヨーク部は、前記絶縁膜の上に備えられ、
一端が前記第2のポール部に連続し、前記第2のポール
部の上で立ち上がり、他端が後方において前記第1のヨ
ーク部と結合されている。
【0016】第1の態様に係る製造方法は、前記薄膜磁
気ヘッドの製造に当たり、次のような工程を含む。ま
ず、前記第1の磁性膜、前記ギャップ膜、前記コイル
膜、前記絶縁膜及び前記第2のポール部を形成した後、
露出する表面にメッキ下地膜を形成する。次に、前記メ
ッキ下地膜の表面に、ネガティブ.フォトレジスト(以
下ネガ型レジストと称する)膜を形成する。次に、前記
ネガ型レジスト膜を、露光し、現像することにより、前
記第2のヨーク部のためのパターンを画定するレジスト
フレームを形成する。次に、前記第2のヨーク部のため
のフレームメッキを行う。
【0017】上述したように、本発明に係る製造方法で
は、メッキ下地膜の表面に、ネガ型レジスト膜を塗布し
た後、ネガ型レジスト膜を、露光し、現像することによ
り、第2のヨーク部のためのパターンを画定するレジス
トフレームを形成する。
【0018】この工程によれば、第2のヨーク部のため
のパターンを画定するレジストフレームを形成するに当
たって、ネガ型レジスト膜を露光する際の光は、第2の
ヨーク部を形成する領域の外部に照射される。この点、
露光光が、第2のヨーク部を形成する領域内に照射され
なければならないポジ型レジストの場合と、決定的に異
なる。ポジ型レジストを用いた場合と異なって、露光の
ための光が第2のヨーク部を形成する領域内に存在する
絶縁膜の表面で反射することがなくなる。従って、高精
度のパターンを得ることができる。
【0019】また、第2の磁性膜において、第2のポー
ル部及び第2のヨーク部を異なるプロセスで形成し、記
録トラック幅を超狭小化した薄膜磁気ヘッドを製造する
場合に、第2のヨーク部のABS面側の端面を、ABS
面とほぼ平行(膜面に対してほぼ直交)する垂直となる
理想形に近い状態に形成することができる。
【0020】第2の態様に係る製造方法も、第1の態様
と同様の薄膜磁気ヘッドを製造するために適用される。
第2の態様に係る製造方法では、まず、前記第1の磁性
膜、前記ギャップ膜、前記コイル膜、前記絶縁膜及び前
記第2のポール部を形成した後、露出する表面にメッキ
下地膜を形成する。次に、前記メッキ下地膜の表面に、
下地有機樹脂膜を形成する。下地有機樹脂膜を形成する
ことが、第1の態様とは異なる点である。
【0021】次に、前記下地有機樹脂膜の表面に、ネガ
型レジスト膜を塗布する。次に、前記ネガ型レジスト膜
を、露光し、現像することにより、前記第2のヨーク部
のためのパターンを画定するレジストフレームを形成す
る。次に、前記レジストフレームによって覆われていな
い前記下地有機樹脂膜を除去する。次に、前記第2のヨ
ーク部のためのフレームメッキを行う。
【0022】第2の態様に係る製造方法においても、ネ
ガ型レジスト膜を用いるので、第1の態様に係る製造方
法と同様の作用効果を奏する。更に、第2の態様に係る
製造方法において、メッキ下地膜の表面に下地有機樹脂
膜が付着されているので、下地有機樹脂膜を介して、ネ
ガ型レジスト膜を、メッキ下地膜に間接的に密着させ、
ネガ型レジスト膜の剥離等を防止できる。
【0023】下地有機樹脂膜を用いる第2の態様では、
ネガ型レジスト膜として、化学増幅型レジスト材料を用
いることができる。化学増幅型レジスト材料でなるネガ
型レジスト膜は、光反応速度が速いという利点がある。
この場合も、メッキ下地膜の表面に下地有機樹脂膜が付
着されているので、ネガ型レジスト膜の密着性を高め、
剥離等を防止できる。
【0024】本発明の他の目的、構成及び利点は、実施
例である添付図面を参照して、更に詳しく説明する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の製造方法によって
製造される薄膜磁気ヘッドの一例を示す斜視図、図2は
図1に図示された薄膜磁気ヘッドの断面図である。これ
らの図において、寸法は誇張されている。図示された薄
膜磁気ヘッドは、スライダ1と、少なくとも1つの誘導
型薄膜磁気変換素子2とを含む。
【0026】スライダ1は媒体対向面側にレール部1
1、12を有し、レール部11、12の基体表面がAB
S面13、14として用いられる。レール部11、12
は2本に限らない。例えば、1〜3本のレール部を有す
ることがあり、レール部を持たない平面となることもあ
る。また、浮上特性改善等のために、媒体対向面に種々
の幾何学的形状が付され、種々の形状を持つABSとさ
れることもある。何れのタイプであっても、本発明の適
用が可能である。スライダ1は、AlTiC等のセラミック
材料によって構成される。
【0027】薄膜磁気変換素子2は、第1の磁性膜21
と、ギャップ膜24と、第2の磁性膜22と、コイル膜
23と、絶縁膜25と、保護膜26とを含み、スライダ
1上に設けられている。第1の磁性膜21は、第1のポ
ール部210、及び、第1のヨーク部211を有する。
第1のポール部210は、ABS13、14側の端部に
よって構成されている。第1のヨーク部211は、第1
のポール部210に連続し、ABS13、14を基準に
して第1のポール部210の後方に延びている。コイル
膜23は絶縁膜25によって支持されている。ギャップ
膜24は、少なくとも第1のポール部210の面上に備
えられている。絶縁膜25は、コイル膜23を支持し、
第1のヨーク部211の上方に備えられる。
【0028】第2の磁性膜22は、第2のポール部22
0と、第2のヨーク部221とを含む。第2のポール部
220は、ギャップ膜24を介して、第1のポール部2
10と対向している。第2のヨーク部221は、絶縁膜
25の上に備えられ、第2のポール部220に連続し、
後方で第1のヨーク部211と結合されている。
【0029】第1の磁性膜21、ギャップ膜24、第2
の磁性膜22、コイル膜23、絶縁膜25及び保護膜2
6は、当業者に周知の組成材料、厚み及びパターンを有
し、通常の手段に従って製造することができる。その好
ましい具体例を挙げると次の通りである。
【0030】まず、第1の磁性膜21はNiFe、CoFe、Co
FeNi等の軟磁性材料を用いて、0.5〜4μm程度の膜
厚となるように形成する。形成手段として、メッキ法や
スパッタ法等を用いることができる。
【0031】第2の磁性膜22はNiFe、CoFe、CoFeNi等
の軟磁性材料を用いて、2〜5μm程度の膜厚となるよ
うに形成する。形成手段としては、フレームメッキ法等
を用いることができる。その詳細については、本発明に
係る製造方法において更に具体的に説明する。
【0032】コイル膜23はCu等の導電性材料から構
成される。コイル膜23の膜厚は1〜5μm程度が好ま
しい。コイル膜23の形成には、フレームメッキ法等を
用いることが好ましい。
【0033】ギャップ膜24はAl2O3、SiO2等の非磁性
絶縁材料、または、非磁性金属材料によって構成するこ
とができる。Al2O3、SiO2等の非磁性絶縁材料で構成す
る場合は、スパッタ法等を用いることができる。非磁性
金属材料によって構成する場合は、メッキ法またはスパ
ッタ法を用いることができる。膜厚は0.01〜0.5
μm程度が好ましい。
【0034】絶縁膜25はフォトレジスト材料を硬化さ
せて形成することが好ましい。絶縁膜25は、コイル膜
23の層数、及び、コイル支持構造に応じて、その層数
が変化し、膜厚もそれに伴って変化する。一般には、3
〜20μm程度の膜厚を有する。
【0035】保護膜26はAl2O3、SiO2等の絶縁材料に
よって構成することができる。膜厚は5〜50μm程度
が好ましい。保護膜26はスパッタ法等によって形成す
ることが好ましい。
【0036】コイル膜23は、第1の磁性膜21、第2
の磁性膜22及びギャップ膜24とともに薄膜磁気回路
を構成する。コイル膜23は、絶縁膜25によって支持
され、ヨーク部の結合部のまわりを渦巻状にまわるよう
に形成されている。コイル膜23の両端は、取り出し電
極27、28に導通されている(図1参照)。コイル膜
23の巻数および層数は任意である。この実施例では、
2層構造を持つコイル膜23を示してある。
【0037】図示された薄膜磁気ヘッドは、更に、第2
の絶縁膜27を含む。第2の絶縁膜27は、ABS1
3、14側において、第1の絶縁膜25の基部に備えら
れ、スロートハイトTH0を決定する。
【0038】また、第2の磁性膜22において、第2の
ヨーク部221は、第1の絶縁膜25の上に備えられ、
一端が第2のポール部220に結合され、他端が、後方
結合部223により、第1のヨーク部211と結合され
ている。
【0039】図示された薄膜磁気ヘッドにおいて、スラ
イダ1は、媒体対向面側にABS13、14を有し、薄
膜磁気変換素子2はスライダ1上に設けられているか
ら、磁気ディスク等の磁気記録媒体と組み合わせて用い
られる浮上型の薄膜磁気ヘッドとして用いることができ
る。
【0040】第2の磁性膜22の第2のヨーク部221
は、後方側が第1の磁性膜21と磁気的に結合されてい
るから、コイル膜23に書き込み電流を流すことによっ
て発生した磁界を、第2のヨーク部221によって、第
1のポール部210及び第2のポール部220に効率良
く伝送することができる。
【0041】図1〜3に示した薄膜磁気ヘッドは、誘導
型磁気変換素子2を書き込み専用とし、読み出し用とし
てMR素子3を有する複合型である。薄膜磁気変換素子
2、3は、レール部11、12の一方または両者の媒体
移動方向a1の端部に設けられている。媒体移動方向a
1は、媒体が高速移動した時の空気の流出方向と一致す
る。スライダ1の媒体移動方向a1の端面には、薄膜磁
気変換素子2に接続された取り出し電極27、28及び
薄膜磁気変換素子3に接続された取り出し電極33、3
4が設けられている。
【0042】MR素子3は、これまで、種々の膜構造の
ものが提案され、実用に供されている。例えばパーマロ
イ等による異方性磁気抵抗効果素子を用いたもの、巨大
磁気抵抗(GMR)効果膜を用いたもの等がある。本発
明において、何れのタイプであってもよい。MR素子3
は、第1のシールド膜31と、第2のシールド膜を兼ね
ている第1の磁性膜21との間において、絶縁膜32の
内部に配置されている。絶縁膜32はアルミナ等によっ
て構成されている。MR素子3は、リード導体35(図
2参照)により、取り出し電極33、34に接続されて
いる(図1参照)。
【0043】<第1の態様に係る製造方法>次に、図1
〜3に示した薄膜磁気ヘッドについて、第1の態様に係
る製造方法を説明する。図4〜図27は第1の態様に係
る製造方法に含まれる工程を示す図である。図4〜図2
7において、図1〜3に示された構成部分と同一の構成
部分については、同一の参照符号を付してある。本発明
に係る製造方法はウエハー上で実行されるが、図はウエ
ハー上の一素子のみを示してある。また、図示上の都合
から、各図面において、寸法は必ずしも一致していな
い。更に、寸法は誇張されている。
【0044】まず、図4、5を参照して説明する。図4
はある工程における薄膜磁気ヘッドの磁気変換素子部分
の正面断面図、図5は図4の5ー5線に沿った断面図で
ある。図示するように、スライダとなる基体1上に第1
の磁性膜21、ギャップ膜24、コイル膜23を支持す
る絶縁膜25、及び、第2の磁性膜を構成する第2のポ
ール部220がすでに形成されている。MR素子3、第
1のシールド膜31、絶縁膜32及びリード導体35等
も既に形成されている。これらの構成部分は当業者に周
知のプロセスに従って形成する。
【0045】次に、図6、7に示すように、絶縁膜25
及び第2のポール部220を含む全面に、第2の磁性膜
をメッキによって形成するためのメッキ下地膜(シード
膜)M1を形成する。メッキ下地膜M1は例えばパーマ
ロイ膜でなり、スパッタ等の手段によって形成する。
【0046】次に、図8に示すように、メッキ下地膜M
1の表面にネガ型レジスト膜5を塗布する。ネガ型レジ
スト膜5はスピンコート法によって塗布することができ
る。ネガ型レジスト膜5としては、周知のものを用いる
ことができる。
【0047】次に、ネガ型レジスト膜5に対して第2の
磁性膜22を構成する第2のヨーク部221(図2、3
参照)のためのフォトリソグラフィ工程を実行する。ま
ず、図9に示すように、ネガ型レジスト膜5に対してフ
ォトマスク6を当てて露光する。次に現像する。これに
より、図10〜12に示すように、レジストフレーム5
1を形成する。
【0048】ここで、第2のヨーク部のためのパターン
を画定するレジストフレーム51を形成するに当たっ
て、ネガ型レジスト膜5を露光する際の光L1は、第2
のヨーク部を形成する領域AR1の外部に位置する開口
部61、62を通して照射される。この点、露光光が、
第2のヨーク部を形成する領域AR1の内部に照射され
なければならないポジ型レジストの場合と、決定的に異
なる。ネガ型レジスト膜5を用いた場合、ポジ型レジス
トを用いた場合と異なって、露光のための光L1が第2
のヨーク部を形成する領域AR1の内部に存在する絶縁
膜25の表面で反射することがなくなる。従って、高精
度のパターンを得ることができる。
【0049】次に、図13〜15に示すように、レジス
トフレーム51によって囲まれたパターン52の内部、
及び、外部に、第2のヨーク部のためのメッキ膜M2を
付着させる。パターン52の内部に形成されたメッキ膜
M2は第2のヨーク部221となる。このように、第2
の磁性膜22において、第2のポール部220及び第2
のヨーク部221を異なるプロセスで形成するので、例
えば、1.0μm以下の狭小化された記録トラック幅を
有する薄膜磁気ヘッドを製造することができる。
【0050】また、ネガ型レジスト膜5を用いるので、
第2のポール部220及び第2のヨーク部221を異な
るプロセスで形成し、記録トラック幅を超狭小化した薄
膜磁気ヘッドを製造する場合に、第2のヨーク部221
のABS面側の端面224(図13参照)を、ABS面
とほぼ平行(膜面に対してほぼ直交)する垂直となる理
想形に近い状態に形成することができる。
【0051】次に、レジストフレーム51を除去する。
レジストフレーム51は、有機溶剤による溶解法、もし
くは、アッシング等のドライエッチング法の適用によっ
て除去することができる。レジストフレーム51の除去
された除去跡53には、図16、17に示すように、メ
ッキ下地膜M1が露出する。
【0052】次に、レジストフレーム51の除去跡53
に露出するメッキ下地膜M1を除去する。メッキ下地膜
M1はミリング等のドライエッチング法の適用によって
除去することができる。図18、19は除去跡53から
メッキ下地膜を除去した後の状態を示している。
【0053】次に、図20、21に図示するように、レ
ジストフレームの除去跡53、及び除去跡53によって
囲まれている領域52(図19参照)の内部のメッキ膜
M2を、レジストカバー7によって覆う。レジストカバ
ー7はポジ型レジストまたはネガ型レジストの何れでも
よい。
【0054】次に、図22、23に示すように、レジス
トカバー7によって覆われていない領域のメッキ膜M2
を除去する。メッキ膜M2はミリング等のドライエッチ
ング法または化学的エッチング法によって除去できる。
【0055】次に、レジストカバー7を除去する。レジ
ストカバー7は有機溶剤による溶解法、もしくは、アッ
シング等のドライエッチング法の適用によって除去する
ことができる。これにより、図24〜26に示すよう
に、第2のヨーク部221が形成される。第2のヨーク
部221は、絶縁膜25の上に備えられ、一端が第2の
ポール部220に連続し、第2のポール部220の上で
立ち上がり、他端が後方において、第1の磁性膜21を
構成する第1のヨーク部211と、結合部223を介し
て、結合される。
【0056】この後、図27に示すように、保護膜26
を形成する。保護膜26は、Al2O3またはSiO2等でな
り、スパッタ等の手段によって形成される。
【0057】<第2の態様に係る製造方法>第2の態様
に係る製造方法においても、第1の態様に係る製造方法
と同じように、図4〜7に図示されたプロセスを経る。
即ち、図4、5に示したように、スライダとなる基体1
上に第1の磁性膜21、ギャップ膜24、コイル膜23
を支持する絶縁膜25、及び、第2の磁性膜を構成する
第2のポール部220を形成した後、図6、7に示たよ
うに、絶縁膜25及び第2のポール部220を含む全面
に、第2の磁性膜をメッキによって形成するためのメッ
キ下地膜M1を形成する。メッキ下地膜M1は例えばパ
ーマロイ膜でなり、スパッタ等の手段によって形成す
る。
【0058】第2の態様に係る製造方法では、この後の
工程が、第1の態様に係る製造方法と異なる。即ち、図
28、29に示すように、メッキ下地膜MIの表面に、
下地有機樹脂膜B1を塗布する。下地有機樹脂膜B1
は、後に塗布するネガ型レジスト膜に使用している溶媒
に溶解しない有機樹脂であればよい。例えば、ポリサル
フォンポリマーの誘導体 またはマレイミドビニルコポリマーの誘導体 から選択された一種が適している。これらは、スピンコ
ート等の手段によって形成することができる。
【0059】次に、図30に示すように、下地有機樹脂
膜B1の表面に、ネガ型レジスト膜5を塗布する。ネガ
型レジスト膜5はスピンコート法によって塗布すること
ができる。ネガ型レジスト膜5としては、周知のものを
用いることができる。
【0060】次に、ネガ型レジスト膜5に対して、第2
の磁性膜22を構成する第2のヨーク部221(図2、
3参照)のためのフォトリソグラフィ工程を実行する。
まず、図31に示すように、ネガ型レジスト膜5に対し
てフォトマスク6を当て露光する。図31の露光工程の
後、現像することにより、図32〜34に示すようなレ
ジストフレーム51が得られる。
【0061】既に述べたように、ネガ型レジスト膜5を
露光する際の光L1は、第2のヨーク部を形成する領域
の外部に位置する開口部61、62(図31参照)を通
して照射される。このため、露光光L1が第2のヨーク
部を形成する領域の内部に存在する絶縁膜25の表面で
反射することがなくなる。従って、高精度のパターンを
得ることができる。
【0062】更に、メッキ下地膜M1の表面に下地有機
樹脂膜B1が付着されているので、下地有機樹脂膜B1
を介して、ネガ型レジストフレーム51を、メッキ下地
膜M1に間接的に密着させ、ネガ型レジストフレーム5
1の剥離等を防止できる。
【0063】特に好ましくは、ネガ型レジスト膜として
化学増幅型レジスト材料を用いることができる。この場
合、化学増幅型レジスト材料でなるネガ型レジスト膜5
は、光の照射された部分で、ネガ型レジストを構成する
化学増幅型レジスト中で発生する酸の作用で固まり、フ
レーム51が形成される。
【0064】一方、メッキ下地膜M1は、一般には、F
e成分を含有する磁性材料、典型的には、パーマロイに
よって構成されており、Fe成分が、ある確率で、メッ
キ下地膜M1の表面に現れる。メッキ下地膜の表面に現
れたFe成分は、水酸化物になり易く、その表面には水
酸基が存在する。
【0065】もし、下地有機樹脂膜B1がない場合は、
この水酸化物の水酸基と、化学増幅型レジスト材料でな
るネガ型レジスト膜5に含まれる酸とが結びつく。この
ため、化学増幅型レジスト材料でなるネガ型レジスト膜
5において、硬化に寄与する酸が減少し、メッキ下地膜
5に対する化学増幅型レジスト材料でなるネガ型レジス
トフレーム51の密着性が低下する。
【0066】本発明に係る第2の態様では、メッキ下地
膜M1の表面に下地有機樹脂膜B1が付着されているの
で、ネガ型レジスト膜5を構成する化学増幅型レジスト
に含まれる酸が水酸基と結びつくのを阻止できる。従っ
て、化学増幅型レジスト材料でなるネガ型レジストフレ
ーム51の密着性を高め、剥離等を防止できる。
【0067】ここでいう化学増幅型レジストは、アルカ
リ可溶性樹脂と、感光性酸発生剤と、アルカリ可溶性樹
脂に架橋反応を生じさせる架橋剤とを含む。
【0068】次に、図35、36に示すように、レジス
トフレーム51によって囲まれたパターンの内部、及
び、外部において、下地有機樹脂膜B1を除去する。下
地有機樹脂膜B1は、アッシング等のドライエッチング
法の適用によって除去することができる。この後、第1
の態様に係る製造方法において説明された図13〜図2
7に図示されたプロセスを実行する。
【0069】以上、好適な具体的実施例を参照して本発
明を詳説したが、本発明の本質及び範囲から離れること
なく、その形態と細部において、種々の変形がなされ得
ることは、当業者にとって明らかである。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
2の磁性膜において、第2のポール部及び第2のヨーク
部を異なるプロセスで形成する場合に、第2のヨーク部
のABS側端面を、良好な垂直性を有するように形成し
得る薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの斜視図である。
【図2】図1に図示された薄膜磁気ヘッドの断面図であ
る。
【図3】図1、2に示した薄膜磁気ヘッドのポール部分
を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る製造方法の第1の態様に含まれる
工程を示す断面図である。
【図5】図4の5ー5線に沿った断面図である。
【図6】図4、5に示した製造工程の後の工程を示す断
面図である。
【図7】図6の7ー7線に沿った断面図である。
【図8】図6、7に示した製造工程の後の工程を示す断
面図である。
【図9】図8に示した製造工程の後の工程を示す断面図
である。
【図10】図9に示した製造工程の後の工程を示す断面
図である。
【図11】図10の11ー11線に沿った断面図であ
る。
【図12】図10、11に示した製造工程における平面
図である。
【図13】図10〜12に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図14】図13の14ー14線に沿った断面図であ
る。
【図15】図13、14に示した製造工程における平面
図である。
【図16】図13〜15に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図17】図16に示した製造工程における平面図であ
る。
【図18】図16、17に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図19】図18に示した製造工程における平面図であ
る。
【図20】図18、19に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図21】図20に示した製造工程における平面図であ
る。
【図22】図20、21に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図23】図22に示した工程における平面図である。
【図24】図22、23に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図25】図24の25ー25線に沿った断面図であ
る。
【図26】図24、25に示した工程における平面図で
ある。
【図27】図24〜26に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図28】本発明に係る製造方法の第2の態様に含まれ
る工程を示す断面図である。
【図29】図28の29ー29線に沿った断面図であ
る。
【図30】図28、29に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図31】図30に示した製造工程の後の工程を示す断
面図である。
【図32】図31に示した製造工程の後の工程を示す断
面図である。
【図33】図32の33ー33線に沿った断面図であ
る。
【図34】図33に示した工程における平面図である。
【図35】図33、34に示した製造工程の後の工程を
示す断面図である。
【図36】図35に示した工程における平面図である。
【符号の説明】
2 薄膜磁気変換素子 21 第1の磁性膜 22 第2の磁性膜 210 第1のポール部 220 第2のポール部 211 第1のヨーク部 221 第2のヨーク部 23 コイル膜 24 ギャップ膜 25 絶縁膜 5 ネガ型レジスト B1 下地有機樹脂膜 M1 メッキ下地膜
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月5日(1999.11.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図28
【補正方法】変更
【補正内容】
【図28】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図30
【補正方法】変更
【補正内容】
【図30】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図31
【補正方法】変更
【補正内容】
【図31】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図32
【補正方法】変更
【補正内容】
【図32】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 滋一 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 5D033 BA12 BA41 BA71 BB03 DA02 DA04 DA09 DA31 5D034 BA03 BA17 BA19 BB03 DA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、 前記薄膜磁気ヘッドは、スライダと、薄膜磁気ヘッド素
    子とを含み、 前記スライダは、媒体対向面側に空気ベアリング面を有
    しており、 前記薄膜磁気ヘッド素子は、第1の磁性膜と、コイル膜
    と、絶縁膜と、ギャップ膜と、第2の磁性膜とを含み、
    前記スライダによって支持されており、 前記第1の磁性膜は、第1のポール部と、第1のヨーク
    部とを含み、 前記第1のポール部は、前記空気ベアリング面側の端部
    によって構成され、 前記第1のヨーク部は、前記第1のポール部に連続し、
    前記空気ベアリング面を基準にして前記第1のポール部
    の後方に延びており、 前記ギャップ膜は、少なくとも前記第1のポール部の面
    上に備えられており、 前記絶縁膜は、前記コイル膜を支持し、前記第1のヨー
    ク部の上方に備えられており、 前記第2の磁性膜は、第2のポール部と、第2のヨーク
    部とを含み、 前記第2のポール部は、前記ギャップ膜を介して、前記
    第1のポール部と対向しており、 前記第2のヨーク部は、前記絶縁膜の上に備えられ、一
    端が前記第2のポール部に連続し、前記第2のポール部
    の上で立ち上がり、他端が後方において前記第1のヨー
    ク部と結合されており、 前記薄膜磁気ヘッドの製造方法は、前記第1の磁性膜、
    前記ギャップ膜、前記コイル膜、前記絶縁膜及び前記第
    2のポール部を形成した後、露出する表面にメッキ下地
    膜を形成し、 前記メッキ下地膜の表面に、ネガティブ.フォトレジス
    ト膜を塗布し、 前記ネガティブ.フォトレジスト膜を、露光し、現像す
    ることにより、前記第2のヨーク部のためのパターンを
    画定するレジストフレームを形成し、 前記第2のヨーク部のためのメッキを行う工程を含む薄
    膜磁気ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、 前記薄膜磁気ヘッドは、スライダと、薄膜磁気ヘッド素
    子とを含み、 前記スライダは、媒体対向面側に空気ベアリング面を有
    しており、 前記薄膜磁気ヘッド素子は、第1の磁性膜と、コイル膜
    と、絶縁膜と、ギャップ膜と、第2の磁性膜とを含み、
    前記スライダによって支持されており、 前記第1の磁性膜は、第1のポール部と、第1のヨーク
    部とを含み、 前記第1のポール部は、前記空気ベアリング面側の端部
    によって構成され、 前記第1のヨーク部は、前記第1のポール部に連続し、
    前記空気ベアリング面を基準にして前記第1のポール部
    の後方に延びており、 前記ギャップ膜は、少なくとも前記第1のポール部の面
    上に備えられており、 前記絶縁膜は、前記コイル膜を支持し、前記第1のヨー
    ク部の上方に備えられており、 前記第2の磁性膜は、第2のポール部と、第2のヨーク
    部とを含み、 前記第2のポール部は、前記ギャップ膜を介して、前記
    第1のポール部と対向しており、 前記第2のヨーク部は、前記絶縁膜の上に備えられ、一
    端が前記第2のポール部に連続し、前記第2のポール部
    の上で立ち上がり、他端が後方において前記第1のヨー
    ク部と結合されており、 前記薄膜磁気ヘッドの製造方法は、前記第1の磁性膜、
    前記ギャップ膜、前記コイル膜、前記絶縁膜及び前記第
    2のポール部を形成した後、露出する表面にメッキ下地
    膜を形成し、 前記メッキ下地膜の表面に、下地有機樹脂膜を形成し、 前記下地有機樹脂膜の表面に、ネガティブ.フォトレジ
    スト膜を塗布し、 前記ネガティブ.フォトレジスト膜を、露光し、現像す
    ることにより、前記第2のヨーク部のためのパターンを
    画定するレジストフレームを形成し、 前記レジストフレームによって覆われていない前記下地
    有機樹脂膜を除去し、 前記第2のヨーク部のためのメッキを行う工程を含む薄
    膜磁気ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された製造方法であっ
    て、 前記ネガティブ.フォトレジスト膜は、化学増幅型レジ
    スト材料でなる製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載された製
    造方法であって、 前記絶縁膜は、第1の絶縁膜と、第2の絶縁膜とを含ん
    でおり、 前記第1の絶縁膜は、前記コイル膜を支持しており、 前記第2の絶縁膜は、前記空気ベアリング面側において
    前記第1の絶縁膜の基部に備えられ、スロートハイト零
    点を決定する製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載された製
    造方法であって、 磁気抵抗効果素子を形成する工程を含む薄膜磁気ヘッド
    の製造方法。
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