JP2001065456A - ポンプ組付型リリーフバルブ - Google Patents
ポンプ組付型リリーフバルブInfo
- Publication number
- JP2001065456A JP2001065456A JP23779499A JP23779499A JP2001065456A JP 2001065456 A JP2001065456 A JP 2001065456A JP 23779499 A JP23779499 A JP 23779499A JP 23779499 A JP23779499 A JP 23779499A JP 2001065456 A JP2001065456 A JP 2001065456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- plug
- pump
- pressure chamber
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
グを防止する。 【解決手段】 ポンプ吐出圧をドレン側に逃がすリリー
フポート78と、リリーフポート78をバルブスプリン
グ86に抗して開くポペット弁77と、ポペット弁77
の背圧をドレン側に逃がすダンピング通路85とを備
え、カバー(ポンプ本体)7に螺合して組付けられるリ
リーフバルブ70において、2つのダンピング通路85
をリリーフバルブ70の螺合中心線について略対称的に
形成する。
Description
して組付けられるポンプ組付型リリーフバルブの改良に
関するものである。
ルブとして、ポンプ吐出圧をドレン側に逃がすリリーフ
ポートと、リリーフポートをバルブスプリングに抗して
開くポペット弁と、ポペット弁の背圧をドレン側に逃が
すダンピング通路とを備えるものがある。
入りする作動油がダンピング通路を通り、この作動油に
対してダンピング通路が通路抵抗を付与することにより
ポペット弁の開閉作動が緩やかに行われ、異音の発生等
を防止できる。
可能性があり、ダンピング通路は背圧室に入った空気を
逃がす働きをする。
リリーフバルブにあっては、その螺合中心線が略水平に
なるようにポンプ本体に組付けられた場合、螺合位置に
応じてダンピング通路の背圧室に対する高さが変わり、
背圧室に入った空気がダンピング通路を通って逃げにく
くなる可能性がある。背圧室に空気が溜まると、ポペッ
ト弁の開閉作動が不良となるチャッタリングを起こし、
リリーフバルブから異音が発生する可能性がある。
のであり、ポンプ組付型リリーフバルブのチャッタリン
グを防止することを目的とする。
出圧をドレン側に逃がすリリーフポートと、リリーフポ
ートをバルブスプリングに抗して開くポペット弁と、ポ
ペット弁の背圧をドレン側に逃がすダンピング通路とを
備え、ポンプ本体に螺合して組付けられるリリーフバル
ブに適用する。
バルブの螺合中心線について略対称的に形成するものと
した。
プ本体に螺合して組付けられる円筒状のプラグと、プラ
グの内側に結合されリリーフバルブを収装する円筒状の
バルブハウジングとを備え、バルブハウジングの外周に
プラグに螺合するネジ部を形成し、ネジ部を削除して複
数の切り欠きを形成し、各切り欠きとプラグとの間にダ
ンピング通路を画成するものとした。
プ本体に螺合して組付けられる円筒状のプラグと、プラ
グの内側に結合されリリーフバルブを収装する円筒状の
バルブハウジングとを備え、バルブハウジングの外周面
をプラグの内周面に圧入し、プラグの内周面に複数の溝
を形成し、各溝とバルブハウジングの間にダンピング通
路を画成するものとした。
つの発明において、ポペット弁の外周にバルブハウジン
グに摺接するシールリングを装着するものとした。
ト弁の開閉作動に伴って背圧室に出入りする作動油がダ
ンピング通路を通り、この作動油に対してダンピング通
路が通路抵抗を付与することによりポペット弁の開閉作
動が緩やかに行われ、異音の発生等を防止する。
可能性があり、ダンピング通路は背圧室に入った空気を
逃がす働きをする。
て略対称的に形成することにより、リリーフバルブの螺
合中心線が略水平になるようにポンプ本体に組付けられ
た場合、一方のダンピング通路が螺合中心線より低い位
置に来ても他方のダンピング通路が螺合中心線より高い
位置に来る。このため、背圧室に入った空気が浮力によ
り高い方のダンピング通路を通ってドレン側へと逃げ、
背圧室に多くの空気が溜まることがなく、ポペット弁の
開閉作動を良好に維持できる。この結果、リリーフバル
ブがチャッタリングを起こして、異音が発生したり、バ
ルブスプリングのバネ荷重が低下して設定圧が低くなる
ことを防止できる。
して傾斜しても、各ダンピング通路を背圧室側からドレ
ン室側に向けて高くなるようにポンプハウジングに組み
付けることにより、背圧室の空気が逃がす機能が確保さ
れ、ポンプハウジングの取付位置に対する制約を少なく
することができる。
がバルブハウジングのネジ部を削除した切り欠き(ダン
ピング通路)を通って逃がされる。
グの間に画成する構造のため、ダンピング通路の断面積
を確保することとリリーフバルブの小型化を両立でき
る。
がプラグの内周面に形成された溝(ダンピング通路)を
通って逃がされる。
グの間に画成する構造のため、ダンピング通路の断面積
を確保することとリリーフバルブの小型化を両立でき
る。
ーフバルブが開弁する設定圧が調節され、バルブスプリ
ングのバネ荷重を調節するシムを廃止することができる
第4の発明において、複数のダンピング通路を設けるこ
とにより、ポペット弁の開閉作動に伴って各ダンピング
通路を通って出入りする作動油に付与される通路抵抗が
減少するが、ポペット弁に装着されたシールリングが付
与する摺動抵抗によりポペット弁の開閉作動を緩やかに
するダンピング効果が十分に得られ、異音等の発生が抑
えられる。
図面に基づいて説明する。図1,図2は、本発明が適用
可能なベーンポンプを示す。これ自体は、本出願人によ
り特願平10−337132号として既に提案されてい
る。
は円柱状の収容室1aが形成され、収容室1aの開口端
は、カバー7により封鎖される。収容室1aの内側には
その底面(最奥部の側面)側から、サイドプレート2、
アダプタリング3が積層して収容され、アダプタリング
3の内側に円環状のカムリング5が収容され、カムリン
グ5の内側にロータ6が収容される。アダプタリング
3、カムリング5、ロータ6の側面は、カバー7に当接
してシールされる。
れ、この貫通穴1bには、駆動軸8がメタル軸受9を介
して回転可能に支持される。駆動軸8の先端側は、サイ
ドプレート2、ロータ6を貫通して、カバー7に形成さ
れた支持穴7aに達し、この支持穴7aにメタル軸受1
0を介して回転可能に支持されている。ロータ6は、駆
動軸8の途中にスプライン結合し、駆動軸8と一体に回
転する。駆動軸8は図示されないエンジンによりプーリ
およびベルトを介して回転駆動される。
り欠きが放射状に形成され、各切り欠きにベーン11が
ロータ6のラジアル方向に出没可能に収装される。ロー
タ6が回転すると、切り欠きから伸び出したベーン11
の先端がカムリング5の内周面に摺接し、各ベーン11
の間に画成された各ポンプ室12が拡縮する。
凹溝13Aと低圧凹溝14Aが形成される。高圧凹溝1
3Aと低圧凹溝14Aは、駆動軸8を挟んで対称な位置
に形成され、それぞれ吐出側と吸込側のポンプ室12に
臨むようになっている。また、カバー7には、ロータ6
を挟んでサイドプレート2側の高圧凹溝13Aおよび低
圧凹溝14Aと相対する位置に、キドニー型の高圧凹溝
13Bと低圧凹溝14Bが形成され、それぞれ吐出側と
吸込側のポンプ室12に臨んでいる。
通する高圧通路15を介して、収容室1a底部(最奥
部)に形成された高圧室16に連通する。この高圧室1
6は、後述するように可変オリフィス25を介して吐出
ポート18と連通する。低圧凹溝14Bは、カバー7に
形成された低圧通路17を介して、吸込ポート19(さ
らにはタンクT)と連通する。
動軸8の左右に揺動可能に支持される。図1に示すよう
に、カムリング5が駆動軸8に対して偏心した状態で、
ロータ6が反時計回転方向に回転すると、拡大する吸込
側(低圧凹溝14A、14B側)のポンプ室12には吸
込ポート19からの作動油が吸い込まれる一方、縮小す
る吐出側(高圧凹溝13A、13B側)のポンプ室12
からは吐出ポート18に向けて作動油が吐出される。
aに開口する(詳しくは、後述する第二カム圧力室31
に開口する)プラグ穴1cが形成され、プラグ穴1cに
プラグ20が螺合して取り付けられる。プラグ20の先
端側にはシリンダ穴20aが開口し、シリンダ穴20a
には制御プランジャ21が摺動可能に収容される。制御
プランジャ21の先端は、アダプタリング3に形成され
た貫通穴3aを貫通するフィードバックピン61を介し
てカムリング5の側面に当接する。
するプランジャ中空部21aが形成され、プランジャ中
空部21aの内側にスプリング22が収容される。スプ
リング22は、シリンダ穴20aの底面とプランジャ中
空部21aの底面との間に介装され、制御プランジャ2
1およびフィードバックピン61を介してカムリング5
をその最大吐出位置に付勢している。
れ、凹部20bとプラグ穴1cの間に環状の流体室23
が画成される。プラグ穴1cの開口端部にはOリング2
4が備えられ、流体室23の密封がはかられる。プラグ
20を貫通して流体室23とシリンダ穴20aを連通す
る可変オリフィス25が形成される。高圧室16からの
作動油は、ポンプハウジング1に形成された流体通路3
6を介して流体室23に導入され、さらに可変オリフィ
ス25を介してシリンダ穴20aおよびプランジャ中空
部21aに導入される。
ダ穴20a内で摺動する制御プランジャ21の基端側エ
ッジ21bにより調節される。カムリング5の偏心量が
小さくなるのに追従して制御プランジャ21は図1にお
いて右側に変位し、可変オリフィス25の開口面積を狭
める。
26が形成される。プランジャ中空部21aは、各通孔
26を介してポンプハウジング1の収容室1aとアダプ
タリング3の間に形成された流体室27に常時連通す
る。流体室27は、通孔28を介して吐出ポート18に
連通する。これにより、プランジャ中空部21aは、貫
通穴26、流体室27および通孔28を介して吐出ポー
ト18と常時連通している。
動させるため、アダプタリング3の内側にはカムリング
5を挟むように第一カム圧力室32と第二カム圧力室3
1が画成される。アダプタリング3にはカムリング5の
外周に摺接するシール材30が介装され、シール材30
によって第一カム圧力室32と第二カム圧力室31の間
が密封される。第一カム圧力室32の圧力が第二カム圧
力室31に対して高まるのに伴って、カムリング5はス
プリング22に抗して揺動し、ポンプ吐出流量が次第に
減少する。
吸込ポート19と高圧室16に選択的に連通する。切換
弁40はポンプハウジング1に形成されたシリンダ42
と、シリンダ42に収装されるスプール41を備える。
部41bを有する。図1においてランド部41aの右側
に画成される第二のスプール圧力室45はオリフィス4
8、通孔49を介して吐出ポート18と連通する。ラン
ド部41aと41bの間に画成されるドレン流体室46
とドレンポート50を介して吸込ポート19に連通す
る。ランド部41bの左側に画成される第一のスプール
圧力室47は通孔56と通孔58を介して高圧室16と
連通する。
閉鎖される。スプール41の基端とシリンダ42の底部
の間にはリターンスプリング44が介装される。スプー
ル41がスプリング44の付勢力によりプラグ43に当
接する閉位置で第一カム圧力室32が吸込ポート19に
連通する。
ィス25の前後差圧が所定値を越えて上昇すると、スプ
リング44に抗してスプール41が図1において右側の
開位置に移動し、第一カム圧力室32が高圧室16に連
通する。
に形成された固定オリフィス62を介して高圧室16と
常時連通する。第一カム圧力室32と第二カム圧力室3
1に導かれる可変オリフィス25の前後差圧が上昇する
のに伴って、スプリング44に抗してカムリング5が揺
動し、ポンプ吐出流量が減少する。
切換弁40の環状ポート64と連通し、環状ポート64
はスプール41のランド部41aによりドレン流体室4
6と選択的に連通される。ランド部41aのドレン流体
室46側端部には複数のノッチ65が切られており、ポ
ンプ吐出流量の増大に伴ってスプール41が図1におい
て右側に移動すると、第二カム圧力室31とドレン流体
室46を連通する開口面積が次第に増大する。
うに、カムリング5はスプリング22に付勢されて最大
に偏心した位置にある。この状態からロータ6を回転さ
せると、ポンプ室12から高圧室16に作動油が吐出さ
れる。高圧室16の作動油は、可変オリフィス25を通
って減圧され、吐出ポート18から図示しない配管を通
してパワーステアリング装置の油圧アクチュエータに供
給される。高圧室16の油圧は、絞り59を介して第一
のスプール圧力室47に導入される。ポンプ回転数が小
さい間、切換弁40のスプール41はスプリング44の
付勢力により閉位置に保持され、第一カム圧力室32に
タンク圧が導かれるとともに、第二カム圧力室31にポ
ンプ吐出圧が導かれ、カムリング5は最大に偏心した位
置に保持される。これにより、ポンプ吐出量はポンプ回
転数に比例して上昇し、車両の低速走行時からポンプ吐
出圧が十分に上昇し、パワーステアリング装置に必要な
油圧アシスト力を確保できる。
16の吐出圧が上昇して行くと、切換弁40のスプール
41はスプリング44に抗して図2の右方向に変位し、
第一カム圧力室32にポンプ吐出圧を導くとともに、第
二カム圧力室31にタンク圧を導く。この第一カム圧力
室32に導かれる可変オリフィス25の上流圧力に基づ
く反力F1が、第二カム圧力室31に導かれる圧力F2
とスプリング22のバネ力Fsとの和(F2+Fs)と
釣り合うところまで、カムリング5は揺動する。こうし
てカムリング5の偏心量が小さくなると、ポンプ回転に
伴うポンプ室12の容積の変化量が小さくなり、吐出ポ
ート18からのポンプ吐出量はポンプ回転数の上昇に対
して一定に保たれる。
5の偏心量が小さくなると、カムリング5に追従する制
御プランジャ21が可変オリフィス25の開口面積を次
第に減らし、可変オリフィス25の前後差圧が大きくな
り、カムリング5の偏心量がさらに小さくなる。このよ
うな可変オリフィス25の開口面積の減少およびカムリ
ング5の偏心量の減少の効果が相俟って、ポンプ回転数
の上昇に対してポンプ吐出流量が減少して行く垂下特性
を得ることができる。こうして、ポンプ回転数(エンジ
ン回転数)が高くなる車両の高速走行時には、ポンプ吐
出流量を減少させ、パワーステアリング装置の油圧アシ
スト力が過大にならないで済み、不必要な作動油の供給
によるエネルギー損失を低減し、作動油温度の上昇を抑
えられる。
リーフバルブ70が組付けられる。リリーフバルブ70
は吐出ポート18と吸込ポート19を結ぶリリーフ通路
75の途中に介装され、ポンプ吐出圧が所定値を越えて
上昇すると開弁し、ポンプ室12から吐出される作動油
の一部を吸込ポート19へと戻し、ポンプ吐出圧を所定
値以下に抑える働きをする。
口するプラグ穴7cが形成される。リリーフバルブ70
はプラグ穴7cに螺合して組付けられる円筒状のプラグ
71と、プラグ71の内側に結合される円筒状のバルブ
ハウジング72とを有する。ポンプハウジング1はリリ
ーフバルブ70の螺合中心線Cが略水平になるようにエ
ンジンに連結される。ここで螺合中心線Cはプラグ71
の外周に形成されるネジ部の中心線とする。
るバルブ穴7bが形成される。バルブ穴7bとバルブハ
ウジング72の間に画成される流体室74は、カバー7
に形成された通孔76を介してポンプハウジング1の収
容室1aとアダプタリング3の間に形成された流体室2
7に連通する。流体室27は通孔28を介して吐出ポー
ト18に連通している。
びプラグ71の間にドレン室79が画成され、ドレン室
79はカバー7に形成された図示しない通孔を介して吸
込ポート19に連通する。
の側部には一対の通孔83が開口し、各通孔83を介し
てバルブハウジング72の内外に画成されたドレン室8
1とドレン室79が連通される。
74とドレン室81を連通するリリーフポート78が開
口し、バルブハウジング72の内側にはリリーフポート
78を開閉するポペット弁77が摺動可能に介装され
る。ポペット弁77とプラグ71の底部の間にはバルブ
スプリング86が介装される。バルブスプリング86の
付勢力によりポペット弁77はリリーフポート78の開
口部(バルブシート)に押し付けられる。流体室74に
導かれるポンプ吐出圧が所定値を越えて上昇すると、ポ
ペット弁77がバルブスプリング86に抗してリリーフ
ポート78を開き、流体室74の作動油がリリーフポー
ト78、ドレン室81、各通孔83を通ってドレン室7
9へと流れるバルブハウジング72はプラグ71の内周
に螺合して結合される。バルブハウジング72はその基
端72aがプラグ71の環状段部71aに当接して締め
付け固定される。バルブスプリング86の端部とプラグ
71の底部の間にはシム87が介装され、各部品の加工
誤差等に対応してシム87の厚さを変えることにより、
リリーフバルブ70が開弁する設定圧を調節するように
なっている。
77によってドレン室81と背圧室82が画成される。
プラグ71とバルブハウジング72の間には背圧室82
とドレン室79を連通するダンピング通路85が設けら
れる。ポペット弁77の開閉作動に伴って背圧室82は
拡縮し、背圧室82の作動油はダンピング通路85を通
って出入りする。このときダンピング通路85を通過す
る作動油に付与される通路抵抗によりポペット弁77の
開閉作動が緩やかに行われ、異音の発生が抑えられる。
4が装着され、シールリング84がバルブハウジング7
2の内周面に摺接することにより、ドレン室81と背圧
室82の密封がはかられるとともに、シールリング84
が付与する摺動によりポペット弁77の開閉作動が緩や
かに行われ、異音の発生が抑えられる。
れる空気が入る可能性があり、ダンピング通路85は背
圧室82に入った空気をドレン室79へと逃がす働きを
する。
する螺合位置に応じて背圧室82に対するダンピング通
路85の高さが変わりる構造のため、ダンピング通路8
5が螺合中心線Cより低い位置に来ると、背圧室82に
入った空気がダンピング通路85を通って逃げにくくな
る。背圧室82に空気が溜まると、ポペット弁77の開
閉作動が不良となるチャッタリングを起こし、リリーフ
バルブ70から異音が発生したり、バルブスプリング8
6のバネ荷重が低下して設定圧が低くなってしまう可能
性がある。
ブハウジング72の間に2つのダンピング通路85を設
け、各ダンピング通路85を螺合中心線Cについて略対
称的に配置する。
周面)を削除して形成される一対の切り欠き88と、各
切り欠き88に開口する一対の通孔89とがそれぞれ形
成される。
ウジング72を螺合させるネジ部90と、ネジ部90と
環状段部72aの間で各通孔89を囲む環状溝91が形
成される。
とネジ部90の間に画成される各隙間92、環状溝9
1、各通孔89に画成され、背圧室82に入った空気を
ダンピング通路85へと導く。
を螺合中心線Cについて略対称的に配置することによ
り、一方のダンピング通路85が螺合中心線Cより低い
位置に来ても他方のダンピング通路85が螺合中心線C
より高い位置に来る。このため、背圧室82に空気が浮
力により高い方のダンピング通路85を通ってドレン室
79へと逃げ、背圧室82に多くの空気が溜まることが
なく、ポペット弁77の開閉作動を良好に維持できる。
この結果、リリーフバルブ70がチャッタリングを起こ
して、異音が発生したり、バルブスプリング86のバネ
荷重が低下して設定圧が低くなることを防止できる。
0の中心線Cが水平線に対して傾斜しても、各ダンピン
グ通路85が背圧室82側からドレン室79側に向けて
高くなるように配置することにより背圧室82の空気を
逃がされ、その取付位置に対する制約を少なくすること
ができる。
より、ポペット弁77の開閉作動に伴って各ダンピング
通路85を通って出入りする作動油に付与される通路抵
抗が減少するが、ポペット弁77の外周に装着されたシ
ールリング84が付与する摺動抵抗によりポペット弁7
7の開閉作動を緩やかにするダンピング効果が十分に得
られ、異音等の発生が抑えられる。
72とプラグ71の間に画成する構造のため、ダンピン
グ通路85の断面積を確保することとリリーフバルブ7
0の小型化をはかることを両立できる。
る。プラグ71の内周面92にバルブハウジング72の
外周面を圧入して結合する構造とし、プラグ71の内周
面92に軸方向に延びる一対の溝93を形成する。各ダ
ンピング通路85は各溝93によって画成され、背圧室
82に入った空気をダンピング通路85へと導く。
ンピング通路85を螺合中心線Cについて略対称的に配
置することにより、背圧室82に空気がダンピング通路
85を通ってドレン室79へと逃げることが促され、チ
ャッタリング等を防止できる。
リリーフバルブ70が開弁する設定圧が調節され、シム
を廃止することができる。
ダンピング通路を3つ以上螺合中心線Cについて略対称
的に形成してもよい。
面図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】ポンプ吐出圧をドレン側に逃がすリリーフ
ポートと、 リリーフポートをバルブスプリングに抗して開くポペッ
ト弁と、 ポペット弁の背圧をドレン側に逃がすダンピング通路と
を備え、 ポンプ本体に螺合して組付けられるリリーフバルブにお
いて、 複数のダンピング通路をリリーフバルブの螺合中心線に
ついて略対称的に形成したことを特徴とするポンプ組付
型リリーフバルブ。 - 【請求項2】前記ポンプ本体に螺合して組付けられる円
筒状のプラグと、 プラグの内側に結合されリリーフバルブを収装する円筒
状のバルブハウジングとを備え、 バルブハウジングの外周にプラグに螺合するネジ部を形
成し、 ネジ部を削除して複数の切り欠きを形成し、 各切り欠きとプラグとの間にダンピング通路を画成した
ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ組付型リリー
フバルブ。 - 【請求項3】前記ポンプ本体に螺合して組付けられる円
筒状のプラグと、 プラグの内側に結合されリリーフバルブを収装する円筒
状のバルブハウジングとを備え、 バルブハウジングの外周面をプラグの内周面に圧入し、 プラグの内周面に複数の溝を形成し、 各溝とバルブハウジングの間にダンピング通路を画成し
たことを特徴とする請求項1に記載のポンプ組付型リリ
ーフバルブ。 - 【請求項4】前記ポペット弁の外周にバルブハウジング
に摺接するシールリングを装着したことを特徴とする請
求項1から3のいずれか一つに記載のポンプ組付型リリ
ーフバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23779499A JP3962506B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ポンプ組付型リリーフバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23779499A JP3962506B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ポンプ組付型リリーフバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001065456A true JP2001065456A (ja) | 2001-03-16 |
JP3962506B2 JP3962506B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=17020534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23779499A Expired - Fee Related JP3962506B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ポンプ組付型リリーフバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3962506B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009092051A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-04-30 | Hitachi Ltd | 可変容量形ポンプ |
JP2022501558A (ja) * | 2018-09-27 | 2022-01-06 | エムティ.エイチ コントロール バルブ シーオー., エルティーディーMt.h control valve co., ltd. | コントロールバルブ装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04103423A (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-06 | Kayaba Ind Co Ltd | カートリッジバルブ |
JPH0514575U (ja) * | 1991-08-01 | 1993-02-26 | 株式会社クボタ | 油圧システムのポンプ装置 |
JPH07229569A (ja) * | 1994-02-18 | 1995-08-29 | Tokimec Inc | ポペット弁 |
JPH0861554A (ja) * | 1994-08-17 | 1996-03-08 | Nabco Ltd | 圧力制御弁 |
JPH09196192A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-29 | Kayaba Ind Co Ltd | 直動型ポペット弁 |
JPH11182456A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-06 | Jidosha Kiki Co Ltd | リリーフバルブ付きポンプ |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP23779499A patent/JP3962506B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04103423A (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-06 | Kayaba Ind Co Ltd | カートリッジバルブ |
JPH0514575U (ja) * | 1991-08-01 | 1993-02-26 | 株式会社クボタ | 油圧システムのポンプ装置 |
JPH07229569A (ja) * | 1994-02-18 | 1995-08-29 | Tokimec Inc | ポペット弁 |
JPH0861554A (ja) * | 1994-08-17 | 1996-03-08 | Nabco Ltd | 圧力制御弁 |
JPH09196192A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-29 | Kayaba Ind Co Ltd | 直動型ポペット弁 |
JPH11182456A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-06 | Jidosha Kiki Co Ltd | リリーフバルブ付きポンプ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009092051A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-04-30 | Hitachi Ltd | 可変容量形ポンプ |
JP2022501558A (ja) * | 2018-09-27 | 2022-01-06 | エムティ.エイチ コントロール バルブ シーオー., エルティーディーMt.h control valve co., ltd. | コントロールバルブ装置 |
JP7246106B2 (ja) | 2018-09-27 | 2023-03-27 | エムティ.エイチ コントロール バルブ シーオー., エルティーディー | コントロールバルブ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3962506B2 (ja) | 2007-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4146312B2 (ja) | 可変容量形ポンプ | |
KR0167866B1 (ko) | 가변 용량형 펌프 | |
US6217296B1 (en) | Variable displacement pump | |
JP5116546B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP5216397B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
EP1806504A1 (en) | No-load operation system of tadem pump | |
JP5007085B2 (ja) | タンデムポンプのバルブ構造 | |
JP3441100B2 (ja) | 可変容量形ポンプ | |
JP5371795B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
KR100325762B1 (ko) | 가변용량형펌프 | |
JP3746386B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP2001065456A (ja) | ポンプ組付型リリーフバルブ | |
JP2599964Y2 (ja) | ベーンポンプ | |
JPH07119648A (ja) | 可変容量形ベーンポンプ | |
JP3768039B2 (ja) | ベーンポンプのシール構造 | |
JP3746388B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP3796073B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP3736975B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP3803210B2 (ja) | ベーンポンプ | |
WO2022185846A1 (ja) | リリーフ弁 | |
JP2003176791A (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP3854801B2 (ja) | 可変容量形ポンプ | |
JP3798172B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP3878364B2 (ja) | ベーンポンプのシール構造 | |
JP2001065470A (ja) | 可変容量型ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070521 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525 Year of fee payment: 7 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |