JP2009092051A - 可変容量形ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ吐出圧を必要油圧に近づけて動力損失を低減し得る可変容量形ポンプを提供する。
【解決手段】吸入ポート7から複数のポンプ室13に導入された潤滑油を該ポンプ室の容積変化を得て吐出ポート8から可変動弁装置などに吐出するポンプ構成体を備え、制御油室16内に供給された吐出圧によってカムリング5を揺動させることによりポンプ室の容積を変化させる。また、第1、第2コイルばね20,21は、ポンプ室の容積変化量を減少させる方向へのカムリングの揺動量が大きくなるに伴ってばね定数が大きくなるように設定されている。また、プラグ23の底面に第2コイルばね21のセット荷重を調整する調整シム25を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車用内燃機関の各摺動部や、機関弁の作動特性を制御する可変動弁機構などにオイルを供給する可変容量形ポンプに関する。
この種、従来の可変容量形ポンプとしては、以下の特許文献1に記載されたベーンタイプのものが知られている。
概略を説明すれば、ポンプハウジングの両側部に吸入口と吐出口が設けられていると共に、ほぼ中央に内燃機関のクランク軸から回転力が伝達される駆動軸が貫通配置されている。ポンプハウジングの内部には、前記駆動軸に結合され、外周側に複数のベーンをほぼ半径方向へ進退自在に保持するロータと、該ロータの外周側に偏心揺動自在に設けられ、内周面に前記各ベーンの先端が摺接するカムリングが収容配置されている。
このカムリングは、外周部にシール部材を介して隔成された制御油室に導入されるポンプ吐出圧に応じてピボットピンを中心に偏心量が減少する方向へ揺動すると共に、外周に一体に有するレバー部を押圧する単一のコイルばねのばね力によって偏心量が増大する方向へ揺動するようになっている。
つまり、初期状態では、前記コイルばねのばね力によってカムリングを偏心量が最大となる方向へ付勢して吐出圧を増加させる一方、前記制御油室内の油圧が所定以上になると、カムリングを前記コイルばねのばね力に抗して偏心量が小さくなる方向へ揺動させて吐出圧を減少させる。これによって、前記吸入口から各作動油室を介して吐出口への吐出圧の過度な上昇を抑制して動力損失を防止している。
特開平05−79469号公報(図1など)
しかしながら、前記従来の可変容量形ポンプにあっては、カムリングの偏心量によってポンプ吐出圧を増減変化させることができるものの、実際の制御吐出圧が必要吐出圧よりも大きなものとなるため、前記動力損失を十分に低減することができない。
本発明は、前記各従来の可変容量形ポンプの実状に鑑みて案出されたもので、とりわけ、ポンプ構成体を構成する作動油室の容積変化量が大きくなる方向へ可動部材を常時付勢する第1付勢部材と、前記可動部材の一部が開口部を介して内部に進入可能な空間部と、該空間部の底面と前記開口部の開口内周縁に形成された係止部との間に圧縮変形された状態で配置され、前記可動部材の一部が前記開口部から進入することにより前記可動部材に対して前記第1付勢部材と同方向に付勢力を付与する第2付勢部材と、を備えたことを特徴としている。
この発明によれば、第1付勢部材と第2付勢部材との2つの付勢部材によって、実際の制御吐出圧を必要吐出圧に近づけることが可能になるから、動力損失を十分に低減することが可能になる。
以下、本発明に係る可変容量形ポンプの実施例を図面に基づいて詳述する。なお、本実施例は、自動車用内燃機関の潤滑油を、機関の摺動部と機関弁の開閉時期を制御する可変動弁装置であるバルブタイミング制御装置にそれぞれ供給するオイルポンプに適用したものを示している。
〔第1実施例〕
第1実施例における可変容量形ポンプは、ベーンタイプに適用したものであって、内燃機関のシリンダブロックの前端部などに設けられ、図1〜図3に示すように、一端開口がカバー2によって閉塞された有蓋円筒状のポンプハウジング1と、該ポンプハウジング1のほぼ中心部を貫通して、機関のクランク軸によって回転駆動される駆動軸3と、前記ポンプハウジング1の内部に回転自在に収容され、中心部が前記駆動軸3に結合された断面ほぼエ字形状のロータ4と、該ロータ4の外周側に揺動自在に配置された可動部材であるカムリング5と、前記ロータ4の内周部側の両側面に摺動自在に配置された小径な一対のベーンリング6、6と、を備えている。
前記ポンプハウジング1は、アルミ合金材によって一体に形成され、図2にも示すように、凹状の底面1aはカムリング5の一側面が摺動することから、平面度や表面粗さなどの精度が高く加工され、摺動範囲が機械加工によって形成されている。ポンプハウジング1の内周面の所定位置には、前記カムリング5の枢支点となるほぼ円弧凹溝状の受け座1bが形成されていると共に、該受け座1bからハウジング中心を挟んだほぼ対向する位置に、カムリング5の後述するシール部材14が摺接するシール摺接面1cが形成されている。このシール摺接面1cは、前記受け座1bを中心とした半径によって形成される円弧面状になっている。
前記受け座1bとシール摺接面1cは、小さなRの曲面状に形成されていることから、当該部位のみを比較的小さな工具で加工されて加工時間の短縮化が図られている。また、前記受け座1bと前記シール摺接面1cをそれぞれ加工する際に、底面1a側に微小凹部1dと細長い微小凹部1eが加工跡として形成され、これら微小凹部1d、1eの存在によりカムリング5の揺動に支障を来さない。
また、ポンプハウジング1の底面1aには、前記シール摺接部1c側の左側にほぼ三日月状の吸入ポート7が形成されていると共に、前記受け座1b側の右半分にほぼ三日月状の吐出ポート8がそれぞれほぼ対向して形成されている。
前記吸入ポート7は、図2にも示すように、図外のオイルパン内の潤滑油を吸入する吸入口7aに連通している一方、吐出ポート8は、吐出口8aからオイルメインギャラリーを介して各摺動部および可変動弁装置に連通している。さらに、前記底面1aの中央に形成された駆動軸3の軸受孔1fの外周側には、前記吐出ポート8から吐出された潤滑油を一旦溜める3つのオイル溜まり部9が円周方向の等間隔位置に形成されており、ここから、軸受給油溝10を介して軸受孔1fへ潤滑油を供給すると共に、ロータ4の両側面や後述するベーン11の側面に潤滑油を供給して潤滑性を確保するようになっている。
なお、前記カバー2は、内側面がこの実施例では平坦板状に形成されているが、ここに前記底面1aと同じく吸入口や吐出口、オイル溜まり部を形成することも可能である。また、このカバー2は、図外の複数の位置決めピンを介してポンプハウジング1に円周方向の位置決めされつつ複数のボルトによってハウジング本体に取り付けられている。
前記駆動軸3は、クランク軸から伝達された回転力によってロータ4を図1中、反時計方向に回転されるようになっており、図中右半分が吸入行程となり、左半分が吐出工程となる。
前記ロータ4は、図1及び図2に示すように、内部中心側から外方へ放射状に形成された複数のスリット4a内にベーン11が進退自在に摺動保持されていると共に、前記各スリット4aの内側基端部に前記吐出ポート8に吐出された吐出油圧を導入する断面ほぼ円形状の背圧室12がそれぞれ形成されている。
前記各ベーン11は、各基端部が前記ベーンリング6の外周面に摺接している共に、各先端部が前記カムリング5の内周面5aに摺接自在になっている。また、各ベーン11間とカムリング5の内周面、ロータ4の内周面、ポンプハウジング1の底面1a、カバー2の内端面との間に複数の作動油室であるポンプ室13が液密的に隔成されている。前記各ベーンリング6は、前記各ベーン11を放射外方へ押し出すようになっている。
前記カムリング5は、加工容易な焼結金属によってほぼ円筒状に一体に形成され、外周面の所定位置に、前記受け溝1bに嵌合して偏心揺動支点となるほぼ円弧凸状のピボット部5bが軸方向に沿って一体に設けられていると共に、該ピボット部5bからほぼ対向する位置に偏心揺動時に前記シール摺接面1cに摺接する前記シール部材14が設けられている。
このシール部材14は、例えば低摩耗性の合成樹脂材によりカムリング5の軸方向に沿って細長く形成されていると共に、カムリング5の外周面を円弧状に切り欠いた保持溝内に固定されたゴム製の弾性部材15の弾性力によって前方へ、つまりシール摺接面1cに押し付けられるようになっている。これにより、後述する制御油室16の常時良好な液密性を確保するようになっている。
また、前記カムリング5の外周面と前記ピボット部5b及びシール部材14、ポンプハウジング1の内周面との間に、ほぼ三日月状の制御油室16が隔成されている。前記制御油室16は、吐出ポート8から導入された吐出油圧によってカムリング5を、ピボット部5bを支点として時計方向へ揺動させることによってロータ4に対する偏心量を減少させて同心方向へ移動させるようになっている。
また、前記カムリング5は、筒状本体の外周面の前記ピボット部5bと反対側の位置に径方向外側に突出した突部であるアーム17を一体に有しており、このアーム17は、後述するシリンダボディ18のアーム室18aに配置されている。また、このアーム17は、前記カムリング5の筒状本体の前端縁から軸方向のほぼ中央位置まで延設された矩形板状のアーム本体17aと、該アーム本体17aの下面のほぼ中央に一体に形成された凸部17bと、を有している。この凸部17bは、アーム本体17aと同じく軸方向に延設されて先端側の下面17cが円弧曲面状に形成されていると共に、その巾が後述する両係止部22,22間の開口部19cよりも小さく形成されている。
なお、前記ポンプハウジング1や駆動軸3及びロータ4、カムリング5、吸入ポート7、吐出ポート8、ベーン11などによってポンプ構成体が構成されている。
一方、前記ポンプハウジング1の前記ピボット部5bと対称の反対側の部位には、アルミ合金材からなるシリンダボディ18が一体に設けられている。
前記シリンダボディ18は、図2にも示すように、下端が開口したほぼ円筒状に形成され、下部内に空間部であるばね収容室19が形成されていると共に、下端開口部には前記ばね収容室19の下端開口を閉塞するプラグ23が取り付けられている。また、前記ばね収容室19の上方位置には、前記アーム17が上下揺動可能に収容されたたアーム室18aが形成されていると共に、該アーム室18aの上壁下面18b(天井面)が前記アーム17の図1中、最大反時計方向の回動を規制する規制面として構成されている。
前記ばね収容室19は、図2及び図3に示すように、内部形状が下側の大径部19aと上側の小径部19bとに形成されていると共に、小径部19bの上端開口縁には、互いに内方へ延出した細長い矩形板状の一対の係止部22、22が一体に突設されており、この両係止部22、22間に形成された開口部19cを介して前記アーム17の凸部17bが時計、反時計方向の回動するに伴って前記ばね収容室19内に対して進入あるいは後退可能に形成されている。また、前記大径部19aの下部内周面には、雌ねじ19dが形成されている。
前記プラグ23は、円形板状の頭部23aと、該頭部23aの上面(底面)23b上に一体に設けられた筒状の保持部23cとから構成され、前記頭部23aの外径が、前記シリンダボディ18の円環状下端部の外径よりも大きく形成されていると共に、前記保持部23cの外周面には、前記雌ねじ19dに螺着する雄ねじ23dが形成されている。したがって、前記プラグ23は、前記雌雄螺子19d、23dを介してシリンダボディ18に着脱自在に設けられている。
また、前記頭部23aの外周側上面と前記シリンダボディ18の円環状下面との間には、前記ばね収容室19内への外部からのエアーの浸入を防止する円環状のシール部材24が挟持状態に保持されている。このシール部材24は、前記シール機能の他に、その厚さを調整することによって後述する2つのコイルばね20,21全体のばね力を調整する機能をも有している。
さらに、前記保持部23cの内側の底面23bには、調整手段である円環状の調整シム25が載置固定されている。この調整シム25は、外径が前記保持部23cの内径より僅かに小さく設定されて、保持部23cの内周面で径方向の位置決めがなされている。また、この調整シム25は、その厚さの異なる複数のものが用意されていて、保持部23c内への嵌装時に第2コイルばね21のセット荷重を最適なものにするために適宜選択されるようになっている。
前記ばね収容室19内には、前記アーム17を介して前記カムリング5を図1中、反時計方向へ付勢する2つの付勢部材である第1コイルばね20と第2コイルばね21が収容配置されている。
前記第1コイルばね20と第2コイルばね21は、内外二重に配設されていると共に、圧縮変形時に互い噛み合わないように、その巻き方向が逆に設定されている。
前記内側の第1コイルばね20は、コイル径d1が前記凸部17bの巾とほぼ等しい大きさに設定されていると共に、前記調整シム25の内径よりも小さく設定されており、下端20aが前記プラグ24の底面23bに弾接していると共に、上端20bが前記両係止部22,22に係止することなく前記開口部19cから前記アーム17の凸部17bに弾接して、このばねセット荷重W1が付与された状態で常にアーム17を介してカムリング5を上方へ偏心させる方向、つまりポンプ室13の容積が大きくなる方向に付勢している。前記ばねセット荷重W1は、油圧が可変動弁装置の必要油圧P1のときにカムリング5が動き出す荷重である。
一方、外側の第2コイルばね21は、そのコイル径d2がばね収容室19の内径や前記プラグ23の保持部23cの内径よりも僅かに小さく形成されて圧縮変形を阻害されない大きさに形成されていると共に、下端21aが前記調整シム25の上面に弾接している一方、上端21bが前記両係止部22,22の下面に跨って弾接している。
そして、第2コイルばね21は、前記調整シム25の上面と両係止部22,22との間に所定のセット荷重を付加した圧縮変形した状態で弾装配置されている。このときのセット長の状態で第1コイルばね20と第2コイルばね21のセット荷重を合わせた荷重がW2となる。この第1コイルばね20と合わせたセット荷重W2とは、油圧がクランク軸の最高回転時に必要油圧P2のときにカムリング5が動き出す荷重である。なお、この第2コイルばね21の内径は、前記第1コイルばね20が圧縮変形した場合でもこの外周面が内周面に当たらずに互いに自由な圧縮、伸長変形可能な大きさに設定されている。
また、前記アーム17の凸部17bは、図3に示すように、長手方向の長さLが第2コイルばね21のコイル径d2とほぼ同等の大きく設定されて、カムリング5の揺動に伴って図1中、時計方向へ回動すると、第1コイルばね20を押圧した状態でばね収容室19内に進入し、続いて第2コイルばね21を段階的に押圧するようになっている。
なお、前記カムリング5、ベーンリング6,6、制御油室16、第1、第2コイルばね20,21などによって可変機構が構成されている。
以下、本実施例の作用について説明する。これに先だって前記従来の可変容量形ポンプによる制御油圧と機関摺動部やバルブタイミング制御装置への必要油圧との関係を図6に基づいて説明する。
内燃機関で必要な油圧は、主としてクランク軸の軸受部の潤滑に必要な油圧で決定され、これは図6の破線cで示すように、機関回転数とともに増加する傾向になる。機関の全ての回転域で必要な油圧を満足させるために、カムリングが移動を開始する油圧を、最高回転での必要油圧P2(P3≒P2)に設定する。この結果、機関回転数と制御油圧との関係は図6に示すように、低回転域から立ち上がり、そのまま回転数の増加に伴って油圧が上昇する傾向になる。
また、燃費の向上や排気エミッション対策として前記可変動弁装置を用いた場合には、この装置の作動源として前記オイルポンプの油圧が用いられることから、かかる装置の作動応答性を向上させるために機関始動時点から作動油圧は図6の破線bに示す比較的高い油圧P1が要求される。したがって、内燃機関全体に必要な油圧は破線b、cを結んだ破線全体の特性で十分になる。
ところが、従来の可変容量形ポンプにあっては、一定のばねセット荷重の単一のコイルばねによってカムリングを最大偏心量の方向へ付勢しているだけであるから、その制御油圧の特性が、前述のように、図6の実線aに示す機関回転数の上昇に合った高い油圧になり、つまり、図6の斜線部分において油圧が必要以上に高くなり、動力損失を十分に抑制することができない。
これに対して、本実施例では、図7に示すように、まず、内燃機関の始動時から低回転域までは、ポンプ吐出圧はP1に達していないため、カムリング5のアーム17が第1コイルばね20のばね力でシリンダボディ上壁下面18bに押付けられて作動停止状態になっている(図1参照)。このとき、カムリング5の偏心量が最も大きくポンプ容量が最大となり、機関回転数の上昇に伴って吐出油圧が前記従来よりも急激に立ち上がり、図7の実線上の(ア)に示す特性となる。
続いて、機関回転数の上昇に伴いさらに吐出油圧が上昇して図7のP1に達すると、制御油室16内の導入油圧が高くなって、カムリング5が、アーム17に作用する第1コイルばね20を圧縮変形しはじめて、ピボット部5bを支点として反時計方向へ偏心揺動する。これによって、ポンプ容量が減少するため、吐出油圧の上昇特性も図7の(イ)領域に示すように小さくなる。そして、図4に示すように、アーム凸部17bの下面17cが第2コイルばね21の上端21bに当接するまでカムリング5が時計方向へ揺動する。
この図4に示す状態では、この時点から第1コイルばね20のセット荷重W1に加えて、第2コイルばね21のセット荷重W2が付与されることから、吐出油圧がP2(制御油室16内の油圧P2)に達しセット荷重W2に打ち勝つまでカムリング5は揺動できず保持された状態になる。したがって、機関の回転上昇とともに吐出油圧は、図7の(ウ)に示す立ち上がり特性となるが、カムリング5の偏心量が小さくなってポンプ容量が減少していることから、図7の前記(ア)に示すような急激な立ち上がり特性にはならない。
さらに機関回転数が上昇して吐出油圧がP2以上になると、カムリング5は、図5に示すように、アーム17を介して第1,第2コイルばね20,21のセット荷重W2のばね力に抗して該両コイルばね21、21の両方を圧縮変形させながら揺動する。かかるカムリング5の揺動に伴ってポンプ容量がさらに減少して吐出油圧の上昇は小さくなり、図7の(エ)に示す特性の状態を維持したまま最高回転数に達する。
図8は各コイルばね20,21の変位、あるいはカムリング5の揺動角とばねセット荷重W1、W2との関係を示している。すなわち、内燃機関の始動から低回転までの初期状態では、第1コイルばね20のセット荷重W1のばね力が付与されているため、セット荷重W1を越えるまでは変位できない。このセット荷重W1を越えると、第1コイルばね20は圧縮変位すると共に、荷重が増加する。この傾きがばね定数となる。
図4に示す位置では、第1、第2コイルばね20、21のセット荷重W2となり、不連続的に大きくなるが、吐出油圧がセット荷重W2を越えると、再び第1,第2コイルばね21,21は圧縮変位すると共に荷重が増加するが、作用するコイルばねが2本になるので、ばね定数が増加して傾きが変化している。
以上のように、機関回転数が上昇して吐出油圧がP1に達したところでカムリング5が移動を開始しはじめて吐出油圧の上昇を抑制するが、カムリング5が所定の移動量に達したところで第2コイルばね21のばね力が加わってばね定数大きくなり、またばね荷重W1、W2が非連続に大きくなることから、吐出油圧がP2に上昇した後に再びカムリング5の揺動が開始することになる。つまり、第1,第2コイルばね20,21の段階的なばね荷重が作用して、ばね特性が非線形状態になることから、カムリング5が特異な揺動変化となる。
このように、本実施例では、両コイルばね20,21のばね力の非線形特性によって吐出油圧の特性が図7の(ア)〜(エ)に示すような特性となり、前記制御油圧(実線)を必要油圧(破線)に十分に近づけることが可能になる。この結果、不必要な油圧上昇による動力損失を十分に低減することができる。
また、この実施例では、第1、第2の2つのコイルばね20,21を用いたため、各ばねセット荷重を吐出油圧の変化に応じて任意に設定することができるので、吐出油圧に最適なばね力をセットすることが可能になる。
ところが、前記セット荷重W2は、第1、第2コイルばね20,21のばね力が作用して、前記各係止部22,22のばね収容室19の軸方向に対する位置寸法やプラグ23のねじ込み量などが関係するため、そのばらつき誤差の要因が増加してしまう。
そのため、この実施例では、前記調整シム25の厚さや枚数によって第2のコイルばね21のセット荷重(ばね力)を調整することができることから、セット荷重W2を安定化させてばね特性のばらつきを抑制することができ、最適なセット荷重を得ることが可能になる。
なお、前記調整シム25は、第2コイルばね21のセット荷重のみを調整するだけであるから、第1コイルばね21のセット荷重には影響がない。さらに、前記シール部材24を厚さの異なるものに変更して、第1、第2コイルばね20,21全体のセット荷重を調整するこが可能である。また、前記ポンプの経時的使用後においても、プラグ23を着脱して調整シム25を交換することにより、第2コイルばね21のセット荷重を調整することが可能になる。
また、前記アーム17の凸部17bが、第1コイルばね20の上端20bや第2コイルばね21bの上端21bにプランジャなどを介して当接するのではなく、直接当接して押圧することから、構造が簡素化されると共に、部品点数の増加が抑制されることから、製造作業や組立作業が容易になると共に、コストの低減化が図れる。
さらに、前記アーム17の凸部下面17cを円弧曲面状に形成したことから、カムリング5の揺動により第1、第2コイルばね20,21の上端20b、21bとの接触角や接触点の変化を小さくすることができ、これによって、第1コイルばね20の変位を安定化させることが可能になる。
また、この実施例では、前記吐出ポート8を介して吐出口から吐出される潤滑油を機関摺動部の他に、バルブタイミング制御装置の作動源として利用するが、前述のように、図7に記載した初期の吐出油圧(アの領域)の立ち上がりが良好になることから、機関始動直後の例えば、タイミングスプロケットとカムシャフトとの相対回転位相の遅角側あるいは進角側への作動応答性を向上させることができる。
〔第2実施例〕
図9は第2実施例を示し、ポンプ構成体などの基本構造は第1実施例と同様であるが、第2コイルばね21のセット荷重を調整する他に、第1コイルばね20のセット荷重を個別的に調整する別異の調整手段を設けたものである。
すなわち、前記プラグ23の頭部23aのほぼ中央に雌ねじ孔26が貫通形成されていると共に、該雌ねじ孔26に第2プラグ27が下方からねじ込んで取り付けられ、この第2プラグ27の軸部27bの先端面に第1コイルばね20の下端20aが弾接する第2調整シム28が載置されている。
前記雌ねじ孔26は、その内径が前記第1コイルばね20のコイル径d1よりも僅かに大きく形成されている。一方、前記第2プラグ27は、外径が雌ねじ孔26の内径よりも大きく形成されたフランジ状の頭部27aと、該頭部27aの上面中央に突設された軸部27bとを備えている。
前記第2プラグ27は、前記軸部27bの外周面に前記雌ねじ孔26に螺合する雄ねじ部27cが形成されていると共に、前記頭部27aの上面と前記プラグ23の頭部23a下面との間には、前記ばね収容室19へのエアー浸入を防止する円環状のシール部材29が挟持されている。
前記第2調整シム28は、その厚さや枚数を変更することによって前記第1コイルばね20のセット荷重を任意かつ個別的に調整することができるようになっている。
他の構成は前記第1実施例の構成と同様である。したがって、第1実施例と同様の作用効果が得られると共に、各構成部材の組付時などに、前記第1調整シム25による第2コイルばね21のセット荷重の調整の他に、第2調整シム28によって第1コイルばね20のセット荷重も個別的に調整することができるため、両コイルばね20,21のばね特性のばらつきをさらに確実に抑制することが可能になり、より最適なセット荷重を得ることが可能になる。
なお、前記シール部材29によっても第1コイルばね20のセット荷重を調整することが可能である。
〔第3実施例〕
図10は第3実施例を示し、第1コイルばね20の配置構成を変更し、ポンプハウジング1の下部に配置して、カムリング5の下端を上方へ押圧付勢するように構成した。
すなわち、ポンプハウジング1の下端部の前記駆動軸3の軸心を通る垂直線Q上に雌ねじ孔30が形成されていると共に、該雌ねじ孔30に第2プラグ31が締め付け固定されている。また、前記第2プラグ31と前記カムリング5の外周面下端との間に、前記カムリング5を常時反時計方向、つまり最大偏心量となる方向へ付勢する第1コイルばね32が弾装されている。
前記第2プラグ31は、フランジ状の頭部31aの上面中央に外周に前記雌ねじ孔30に螺着する雄ねじを有する軸部31bを一体に有し、前記カムリング5に雌ねじ孔30を介して着脱自在に取り付けられている。
そして、前記第2プラグ31の頭部31aの外周側上面と前記雌ねじ孔30の孔縁との間には、ポンプハウジング1内へのエアーの浸入を防止する円環状のシール部材33が挟持状態に配置されていると共に、軸部31bの上面に前記第1コイルばね32の下端が弾接する円環状の第2調整シム34が載置されている。
前記第1コイルばね32は、軸方向の長さが比較的短く形成されて、上端が前記カムリング5の凹状下面に弾接していると共に、第1実施例とは支点(ピボット部5b)と力点(弾接点)の距離の違いを考慮し、カムリング5が揺動を開始する圧力P1が同様となるセット荷重に設定されている。
前記第2調整シム34は、その厚さや枚数を変更することによって、第1コイルばね32のセット荷重を調整することができる。
また、前記シール部材33の厚さなどを変更することによっても第1コイルばね32のセット荷重を調整することができ、前記第2調整シム34の調整作用と相俟ってより高精度な調整が可能になる。
その他、第2コイルばね21の配置構成などは、第1実施例と同様であるから、第1、第2コイルばね20,32のばね力が段階的に作用して、前記図7に示す特性が得られることは、第1実施例と同様である。
また、この実施例によれば、前記第1コイルばね32は、第2コイルばね21よりもセット荷重が小さいことから、カムリング5の揺動支点であるピボット5bの近傍に配置することが可能であり、レイアウトの自由度が向上する。
本発明は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、両コイルばね20,21のセット荷重は、それぞれポンプの仕様や大きさに応じて自由に設定することが可能であると共に、そのコイル径や長さも自由に変更することができる。
また、可変動弁装置としては、バルブタイミング制御装置に限定されるものではなく、油圧を作動源とする、例えば、機関弁の作動角とリフト量を可変にするリフト可変機構などに適用することが可能である。
さらに、この可変容量形ポンプを、内燃機関以外の油圧機器類等に適用することも可能である。
本発明の第1実施例にかかる可変容量形ポンプをカバーを外して示す正面図である。 本実施例に供されるポンプハウジングを示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 本実施例の作用説明図である。 本実施例の作用説明図である。 吐出油圧と機関回転数との関係を示す特性図である。 本実施例における吐出油圧と機関回転数との関係を示す特性図である。 本実施例における第1、第2コイルばねのばね変位とばねセット荷重との関係を示す特性図である。 第2実施例の可変容量形ポンプをカバーを外して示す正面図である。 第3実施例の可変容量形ポンプをカバーを外して一部断面して示す正面図である。
符号の説明
1…ポンプハウジング
3…駆動軸
4…ロータ
5…カムリング
5b…ピボット
6…ベーンリング
7…吸入口
8…吐出口
11…ベーン
13…ポンプ室
16…制御油室
17…アーム
17a…アーム本体
17b…凸部
17c…下面
18…シリンダボディ
19…ばね収容室
19a…開口部
19b…底面
20・32…第1コイルばね
21…第2コイルばね
22…係止部
25…調整シム(調整手段)
28・33…第2調整シム(調整手段)

Claims (7)

  1. 内燃機関によって回転駆動されることにより複数の作動油室の容積変化を得て、吸入部から前記作動油室に導入されたオイルを吐出部から吐出するポンプ構成体と、
    前記オイルの吐出油圧によって可動部材を可動させることにより、前記吐出部に開口する前記作動油室の容積を変化させる可変機構と、
    前記作動油室の容積変化量が大きくなる方向へ前記可動部材を常時付勢する第1付勢部材と、
    前記可動部材の一部が開口部を介して内部に進入可能な空間部と、
    該空間部内にセット荷重が付与された状態で配置され、前記可動部材が前記第1付勢部材の付勢力に抗して所定量以上移動した際に、前記可動部材に第1付勢部材と同方向の付勢力を付与する第2付勢部材と、
    前記第1付勢部材の付勢力を変更せずに前記第2付勢部材の付勢力のみを調整する調整手段と、
    を備えたことを特徴とする可変容量形ポンプ。
  2. 請求項1に記載の可変容量形ポンプにおいて、
    前記ポンプ構成体は、内燃機関によって回転駆動されるロータと、該ロータを内周に収容するカムリングと、前記ロータに出没自在に設けられ、前記カムリング側に突出することにより複数の作動油室を隔成するベーンと、によって構成され、
    前記可変機構は、前記カムリングを可動させて前記カムリングの中心と前記ロータの中心の偏心量を可変させて、前記作動油室の容積を変化させるように構成したことを特徴とする可変容量形ポンプ。
  3. 前記第1付勢部材と第2付勢部材は、異なる位置に配置されていることを特徴とする可変容量形ポンプ。
  4. 請求項1に記載の可変容量形ポンプにおいて、
    前記第1付勢部材の付勢力を調整する第2調整手段を設けたことを特徴とする可変容量形ポンプ。
  5. 内燃機関によって回転駆動されることにより複数の作動油室の容積変化を得て、吸入部から前記作動油室に導入されたオイルを吐出部から吐出するポンプ構成体と、
    前記オイルの吐出油圧によって可動部材を可動させることにより、前記吐出部に開口する前記作動油室の容積を変化させる可変機構と、
    前記作動油室の容積変化量が変更される方向へ前記可動部材を付勢する第1コイルばねと、
    該第1コイルばねの外周に圧縮された状態で配置され、前記可動部材が所定量移動すると該可動部材に前記第1コイルばねの付勢方向とほぼ同じ方向に付勢力を付与する第2コイルばねと、
    前記可動部材の一部が弾接可能な前記第2コイルばねの一端と反対側の他端側に配置されて、前記第2コイルばねの付勢力を調整する調整シムと、
    を備えたことを特徴とする可変容量形ポンプ。
  6. 内燃機関によって回転駆動されることにより複数の作動油室の容積変化を得て、吸入部から前記作動油室に導入されたオイルを吐出部から吐出するポンプ構成体と、
    前記オイルの吐出油圧によって可動部材を可動させることにより、前記吐出部に開口する前記作動油室の容積を変化させる可変機構と、
    前記作動油室の容積変化量が変更される方向へ前記可動部材を付勢する第1コイルばねと、
    該第1コイルばねの外周に圧縮された状態で配置され、前記可動部材が所定量移動すると該可動部材に前記第1コイルばねの付勢方向とほぼ同じ方向に付勢力を付与する第2コイルばねと、
    内部に前記両コイルばねが収容配置され、一端側に前記可動部材の一部が前記両コイルばねの各一端側に臨む開口部を有するシリンダボディと、
    前記シリンダボディの他端側に形成された開口孔に取り付けられ、少なくとも前記第2コイルばねの他端が弾接したプラグと、
    前記プラグと第2コイルばねとの間に挟持されて、該第2コイルばねの付勢力を調整する調整シムと、
    を備えたことを特徴とする可変容量形ポンプ。
  7. 請求項6に記載の可変容量形ポンプにおいて、
    前記プラグに着脱自在に取り付けられ、前記シリンダボディ内に臨む内面に前記第1コイルばねの他端側が弾接した第2プラグと、
    該第2プラグの内面と前記第1コイルばねの他端との間に挟持されて、前記第1コイルばねの付勢力を調整する第2調整シムと、
    を備えたことを特徴とする可変容量形ポンプ。
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