JP2001065113A - 金属製四角筒 - Google Patents

金属製四角筒

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JP2001065113A JP2000238685A JP2000238685A JP2001065113A JP 2001065113 A JP2001065113 A JP 2001065113A JP 2000238685 A JP2000238685 A JP 2000238685A JP 2000238685 A JP2000238685 A JP 2000238685A JP 2001065113 A JP2001065113 A JP 2001065113A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四面いずれの面に対する加工もし易く、接続
部が外れてしまうということがないようにする。 【解決手段】 所定幅に切断された金属板Pをその両端
がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲し
て構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内
側に折曲され、さらにその先端部を外側に向かって折曲
されてなる逆J字状折曲部5を設け、前記金属板Pの他
方の端部に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状
折曲部6を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて長手
方向に連続するコーナ型接続部4として成形して、四面
いずれの面に対する加工もし易くなるとともに、接続部
4が外れてしまうということがなくなるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、建築物における
下地構造に用いられる金属製四角筒に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から良く知られている金属製四角筒
としては、金属板の端部を四角筒の四面のうちの一面に
おけるほぼ中央で互いに接続して平面型接続部を形成し
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来型の金属製四角筒の場合、四角筒の一面中央に接続部
が形成されているため、接続部が存在している面の加工
が制限されたり、接続部が存在している面への板張り等
も制限されるとともに、平面型接続部に外力が作用する
と、接続部が存在している面が変形を起こし易いところ
から、接続部が外れてしまうおそれもある。
【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、四面いずれの面に対する加工もし易く、接続部が
外れてしまうということがないようにすることを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、所定幅に切断され
た金属板Pをその両端がコーナの一点において接するよ
うに四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板
Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部
を外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部5を設
け、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折
曲されてなる逆U字状折曲部6を設け、両者を連続して
嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続部4
として成形している。
【0006】上記のように構成したことにより、軽量且
つ堅牢で低コストな金属製四角筒が得られる。しかも、
接続部4が四角筒のコーナ部に位置することとなるた
め、四面いずれの面に対する加工もし易くなるととも
に、接続部4が外力が作用しても変形を起こしにくいコ
ーナ部に位置しているため、接続部4が外れてしまうと
いうことがなくなる。
【0007】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の金属製四角筒において、前記コーナ型接続部4に
おける逆U字状折曲部6の基端から内側に向かってコ字
状に突出するリブ24を長手方向に連続して形成した場
合、接続部4の外れをリブ24が規制することとなり、
接続部4の外れがより確実に防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態を説明する。
【0009】第1の実施の形態 図1ないし図5には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる金属製四角筒を用いた床下地構造が示されている。
【0010】この床下地構造は、図1ないし図4に示す
ように、床材1とコンクリート製の床下スラブ2との間
に中空な金属製四角筒3を所定間隔をおいて横置き平行
状態で介設することにより構成されている。
【0011】前記金属製四角筒3は、所定幅に切断され
た金属板Pをその両端がコーナの一点において接するよ
うに四角筒状に折曲して構成されており、前記金属板P
の一方の端部には、床下地材3の内側に折曲され、さら
にその先端部を外側に向かって折曲されてなる逆J字状
折曲部5が設けられ、前記金属板Pの他方の端部には、
内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部6が設
けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめて上下方向に連
続するコーナ型接続部4として成形されている。そし
て、この金属製四角筒3は、コーナ型接続部4が上に位
置するように配置され、上面3aが床材1の貼付面とさ
れ、下面3bが後述する調整板11を介して床下スラブ
2との結合面とされることとなっている。このように構
成すると、薄肉の金属板Pにより金属製四角筒3が構成
できるところから、軽量且つ堅牢で低コストとなるとと
もに、金属製四角筒3と床下スラブ2との結合時の衝撃
がコーナ型接続部4に影響しにくくなる。しかも、接続
部4が四角筒3のコーナ部に位置することとなるため、
四面いずれの面に対する加工もし易くなるとともに、接
続部4が外力が作用しても変形を起こしにくいコーナ部
に位置しているため、接続部4が外れてしまうというこ
とがなくなる。
【0012】前記金属製四角筒3の上面3aには、複数
の切欠穴8が長手方向に所定間隔をおいて形成されてい
る。該切欠穴8は、金属製四角筒3と床下スラブ2との
結合時に固定ピン(本実施例の場合、コンクリートピン
9)を打ち込むためのクギ打ち銃を挿入するための作業
用穴として利用されるものであり、クギ打ち銃が挿入で
きる程度の開口面積があればよく、その形状は、図示の
矩形状の他、適宜なものを選択できる。なお、金属製四
角筒3の両端においては、当該部分での開口7,7が作
業用穴として利用される。
【0013】前記金属製四角筒3における下面3bと前
記床下スラブ2とは、前記両端開口7,7の口縁部およ
び前記各切欠穴8の下方部において複数(本実施例で
は、金属製四角筒3の長手方向と直交する方向に並ぶ2
本)のコンクリートピン9,9を介して結合されるが、
該各コンクリートピン9の頭部9aと金属製四角筒3の
下面3bとの間には、コンクリートピン9,9に共用の
金属製押さえ板10が介設されている。該金属板押さえ
板10は、金属製四角筒下面3bの横幅とほぼ同一の横
幅を有しており、コンクリートピン9の打ち込み時にお
いて、コンクリートピン9の頭部9aを受け止める作用
と、金属製四角筒下面3bを押さえ付ける作用とをな
し、金属製四角筒3と床下スラブ2との結合度強化に寄
与する。
【0014】また、前記金属製四角筒3の下面3bと前
記床下スラブ2との間には、前記コンクリートピン9に
よって共縫いされる少なくとも1枚の調整板11が介設
されている。該調整板11は、前記金属製四角筒3の水
平調整を行うとともに、それ自体の緩衝作用により床軋
みの防止するものであり、各種の材質のもの(例えば、
硬質ゴム、合板、合成樹脂製緩衝材等)を用いることが
できるが、耐久性、緩衝作用等を考慮すると硬質合成ゴ
ムが最も望ましい。また、この調整板11は、コンクリ
ートピン9の打ち込み時に一旦わずかに圧縮されるが、
その後の反力によって金属製四角筒3と床下スラブ2と
の結合度を強化することとなる。この点からも硬質合成
ゴムが望ましい。なお、この調整板11として板厚の異
なる複数種類のものが用意され、それらを組み合わせる
ことにより金属製四角筒3の水平調整が行われる。
【0015】さらに、本実施の形態においては、前記金
属製四角筒3,3・・相互は、該各金属製四角筒3と直
交するフレ止め用のチャンネル12により連結され、相
互の連結性が強化されることとなっている。
【0016】次に、前記金属製四角筒3とチャンネル1
2との連結構造について図5を参照して説明する。
【0017】前記金属製四角筒3の左右側面3c,3d
の中央部には、前記チャンネル12を嵌合するためのチ
ャンネル嵌合溝13を一端側に有する切欠開口14およ
び該切欠開口14と対向する切欠開口15がそれぞれ形
成されている。
【0018】前記切欠開口14は、その一端側に形成さ
れ且つチャンネル12の縦幅とほぼ同じ幅(即ち、嵌合
されたチャンネル12の縦方向移動が許容されない幅)
を有するチャンネル嵌合溝13と、該チャンネル嵌合溝
13に連続し且つチャンネル嵌合溝13の縦幅より大き
くしかもチャンネル12を横向きから縦向きに姿勢変更
可能な開口面積を有する矩形開口部16とからなってい
る。なお、前記チャンネル嵌合溝13の深さはチャンネ
ル12の高さより稍深くするのが、チャンネル12の製
作誤差に対応するために望ましい。
【0019】一方、前記切欠開口15は、前記切欠開口
14におけるチャンネル嵌合溝13の底面13aと同一
線上に位置する底面15aの上下端から床下地材3の長
手方向に延びる係止口縁17,17を有しており、該係
止口縁17,17は、前記チャンネル嵌合溝13の縦幅
より大きな間隔で対峙し且つ底面15aに近づくに従っ
て相対幅が狭くなるテーパ形状とされている。また、こ
の係止口縁17,17の反底面側には、後述する規制金
具18における内向き凸片21,21を挿入するための
幅広開口部20が形成されている。該幅広開口部19の
横幅は前記切欠開口14の矩形開口部16のそれより大
きくされている。
【0020】前記規制金具18は、前記チャンネル嵌合
溝13に嵌合位置決めされた状態のチャンネル12の端
面に対して押圧力を作用させて該チャンネル12の水平
方向移動を規制するものであり、一端側にチャンネル1
2に当接される当接面20aを有する矩形状の規制金具
主体20と、該規制金具主体20の上下の一部を前記当
接面20aより反当接面側に寄った位置において内向き
に切り起こしてなる内向き凸片21,21と、前記規制
金具主体20の反当接面側端部から前記内向き凸片2
1,21と反対の方向に直角に屈曲された操作部22と
を有している。前記内向き凸片21,21は、前記係止
口縁17,17内面への係合と規制金具主体20の係止
口縁17,17外面への係合との挟着力によって係止口
縁17,17への規制金具18の係止が得られることと
なっている。
【0021】また、前記操作部22は、規制金具18を
係止口縁17,17に係止させる際に作業者が手指によ
り押圧操作し易くするためのものである。なお、前記内
向き凸片21,21の形成位置と係止口縁17,17の
長さとは、規制金具18における規制金具主体20の当
接面20aがチャンネル12の端面に当接された状態に
おいて両者が係合状態を保持し得るように設定されるこ
とは勿論である。
【0022】また、前記切欠開口15の反チャンネル嵌
合溝側端部には、前記規制金具18の操作部22に対し
て押圧力を作用させて該規制金具18の水平方向移動を
規制するストッパー23が一体に設けられている。該ス
トッパー23は、前記切欠開口15の反チャンネル嵌合
溝側端部の隅部から中央部に向かって延びる舌状片とさ
れ、前記規制金具18の取付前には床下地材3の外面と
面一状態を保持され、前記規制金具18の取付後におい
ては適宜個所から外向き直角方向に屈曲されて規制金具
18の操作部22に対して押圧力を作用し得るものとさ
れている。そして、前記ストッパー23の操作部22と
対向する面は、その自由端から固定端側に向かって操作
部22側に傾斜するテーパ面23aとされている。な
お、ストッパー23の固定端側と係止口縁17との間に
は、規制金具18における内向き凸片21が挿入できる
だけの間隔が形成されることは勿論である。
【0023】このようにすると、規制金具18の取付後
に屈曲させるだけでストッパー23による規制力付与が
得られ、規制金具18の取付時には邪魔にならない。し
かも、ストッパー23と規制金具18とが接している位
置を屈曲位置とすることができ、チャンネル12および
規制金具18に製作誤差があってもそれに対応して屈曲
位置が決められることとなり、ストッパー23による規
制力付与がより確実に得られる。
【0024】上記のようにして、金属製四角筒3,3・
・相互をチャンネル12で強固に連結すると、金属製四
角筒3,3・・相互の連結性が強固に得られることとな
り、極めて堅牢な床下地構造が得られることとなる。
【0025】次に、本実施の形態にかかる金属製四角筒
を用いた床下地構造の組立手順を説明する。
【0026】まず、床下スラブ2の上に複数の金属製四
角筒3を所定間隔で平行に配置する(図3および図4参
照)。その際、金属製四角筒3の下面3bにおける両端
開口7,7の口縁部と床下スラブ2との間に適当な枚数
の調整板11を介在させつつ金属製四角筒3の水平を出
した後、金属製四角筒3の下面3bにおける切欠穴8の
下方部と床下スラブ2との間に調整板11を介在させる
とともに、前記金属製四角筒3の下面3bにおける両端
開口7,7の口縁部上および金属製四角筒3の下面3b
における切欠穴8の下方部上に金属製押さえ板10をそ
れぞれ配置する。
【0027】上記態勢のもとに、前記両端開口7,7お
よび切欠穴8からクギ打ち銃を用いて2本のコンクリー
トピン9,9を前記金属製押さえ板10上から打ち込ん
で金属製四角筒3と床下スラブ2とを強固に結合する。
この時、コンクリートピン9,9の頭部9a,9aに加
わる打撃力により金属製押さえ板10が金属製四角筒3
の下面3bを押さえ込むとともに、調整板11に多少の
圧縮力が作用するが、結合後において調整板11からの
反力が金属製四角筒下面3bに作用することとなり、コ
ンクリートピン9,9による結合力が増大されることと
なる。
【0028】しかる後、金属製四角筒3,3・・相互を
チャンネル12により連結すると、床下地構造が完成す
るので、金属製四角筒3の上面に対して床材1を張って
行けば良い。
【0029】上記のようにして得られた床下地構造は、
極めて簡単な構成および作業により完成できるととも
に、堅牢且つ低コストなものとなる。しかも特殊な技術
を有しない作業者(例えば、大工)でも簡単に工事でき
るとともに、低床化も容易に達成できる。しかも、特殊
な床構造ものだけでなく、一般住宅用等にも採用可能な
汎用性を有している。
【0030】また、金属製四角筒3を用いているので、
シロアリ対策としても極めて有用である。
【0031】しかも、床下において金属製四角筒3,3
・・相互間に多くの空間が保持されることとなるため、
付随工事(例えば、断熱材の敷設、水道工事の配管、電
気工事の配線、床暖房の設置等)も極めて簡単に行え
る。
【0032】なお、金属製四角筒3は金属板Pを四角筒
状に折曲して得られるものなので、各種断面寸法のもの
が容易に得られ、床下地構造の高さに応じてこれらを選
定すれば、床下高さの異なるものにも容易に対応でき
る。
【0033】第2の実施の形態 図6には、本願発明の第2の実施の形態にかかる金属製
四角筒を用いた床下地構造が示されている。
【0034】本実施の形態の場合、金属製四角筒3のコ
ーナ型接続部4における逆U字状折曲部6の基端から内
側に向かってコ字状に突出するリブ24が長手方向(本
実施例では、水平方向)に連続して形成されている。こ
のように構成すると、コーナ型接続部4の外れをリブ2
4により防止できる。従って、このように構成の金属製
四角筒3を用いれば、さらに堅牢な床下地構造が得られ
る。その他の構成および作用効果は第1の実施の形態に
おけると同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0035】第3の実施の形態 図7および図8には、本願発明の第3の実施の形態にか
かる金属製四角筒を用いた床下地構造が示されている。
【0036】本実施の形態の場合、床材1と金属製四角
筒3との間には、該金属製四角筒3と直交する複数の根
太29が介設されている。該根太29も、第1の実施の
形態における金属製四角筒と同様な構成の中空な金属製
四角筒とされているが、床下地材として用いられるもの
よりサイズの小さなものとされている。該根太29の場
合、上面29a側から固定具として作用するドライウォ
ールスクリュー30により金属製四角筒3に結合される
ため、コーナ型接続部4を下方側に位置させるととも
に、根太29の上面29aには、ドライウォールスクリ
ュー30の頭部30aを収容し得る深さの凹溝31,3
1が長手方向に連続して形成されている。このようにし
たことにより、ドライウォールスクリュー30の頭部3
0aが、根太上面29aから露出しないこととなり、床
材1を根太上面29aに張設する際の支障とならない。
符号32は根太29と金属製四角筒3との間に介設され
る硬質合成ゴム製の緩衝板である。本実施の形態の場
合、根太29が存在する分だけ床下高さが高くなるが、
金属製四角筒3として高さの低いものを採用すれば問題
はない。その他の構成および作用効果は第1の実施の形
態におけると同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0037】第4の実施の形態 図9には、本願発明の第4の実施の形態にかかる金属製
四角筒を用いた床下地構造が示されている。
【0038】本実施の形態の場合、根太29として、第
2の実施の形態における金属製四角筒3と同様な構成の
中空な金属製四角筒が採用されている点が第3の実施の
形態と異なるだけで、その他の構成は同一である。この
ように構成すると、根太29におけるコーナ型接続部4
の外れをリブ24により防止できるところから根太29
の耐荷重性がより向上する。その他の構成および作用効
果は第1の実施の形態におけると同様なので重複を避け
て説明を省略する。
【0039】第5の実施の形態 図10および図11には、本願発明の第5の実施の形態
にかかる金属製四角筒を用いた床下地構造が示されてい
る。
【0040】本実施の形態の場合、第1の実施の形態
(図1ないし図5に示すもの)における金属製四角筒3
の両側面3c,3dに、縦方向に延びる複数のビード3
4,34・・を長手方向に所定間隔で形成している。該
ビード34,34・・は、金属製四角筒両側面3c,3
dの一部を内側に凹まされてなる縦長凹条により構成さ
れ、チャンネル12の嵌挿部位を除く全域に等間隔で形
成されている。このように構成したことにより、金属製
四角筒3の耐荷重性が向上することとなり、同一荷重に
耐えるものでは薄肉化が図れ、同一肉厚のものでは上下
方向荷重に耐える力が増大するためコストの低減につな
がる。その他の構成および作用効果は第1の実施の形態
におけると同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0041】第6の実施の形態 図12には、本願発明の第6の実施の形態にかかる金属
製四角筒を用いた床下地構造が示されている。
【0042】本実施の形態の場合、第2の実施の形態
(図6に示すもの)における金属製四角筒3の両側面3
c,3dに、縦方向に延びる複数のビード34,34・
・を長手方向に所定間隔で形成している。この場合に
も、該ビード34,34・・は、金属製四角筒両側面3
c,3dの一部を内側に凹まされてなる縦長凹条により
構成され、チャンネル12の嵌挿部位を除く全域に等間
隔で形成されている。このように構成したことにより、
金属製四角筒3の耐荷重性が向上することとなり、同一
荷重に耐えるものでは薄肉化が図れ、同一肉厚のもので
は上下方向荷重に耐える力が増大するためコストの低減
につながる。その他の構成および作用効果は第1の実施
の形態および第2の実施の形態におけると同様なので重
複を避けて説明を省略する。
【0043】上記各実施の形態においては、床下スラブ
としてコンクリート製のものが採用され、固定ピンとし
てコンクリートピンが採用されているが、床下スラブと
して発泡コンクリート製のものを採用し、固定ピンとし
てコンクリートビスを用いる場合には、上下調整ピース
および金属製押さえ板に予めコンクリートビス挿入用の
ビス穴を形成しておく必要がある。
【0044】本願発明の金属製四角筒は、上記各実施の
形態において説明した床下地構造に限らず、あらゆる下
地構造に使用可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、所定幅に切断
された金属板Pをその両端がコーナの一点において接す
るように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金
属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先
端部を外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部5
を設け、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状
に折曲されてなる逆U字状折曲部6を設け、両者を連続
して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続
部4として成形したので、軽量且つ堅牢で低コストな金
属製四角筒が得られるという効果がある。しかも、接続
部4が四角筒のコーナ部に位置することとなるため、四
面いずれの面に対する加工もし易くなるとともに、接続
部4が外力が作用しても変形を起こしにくいコーナ部に
位置しているため、接続部4が外れてしまうということ
がなくなるという効果もある。
【0046】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の金属製四角筒において、前記コーナ型接続部4に
おける逆U字状折曲部6の基端から内側に向かってコ字
状に突出するリブ24を長手方向に連続して形成した場
合、接続部4の外れをリブ24が規制することとなり、
接続部4の外れがより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる金属製四
角筒を用いた床下地構造の要部を示す斜視図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる金属製四
角筒を用いた床下地構造の要部を示す断面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる四角筒を
用いた床下地構造を示す部分断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる金属製四
角筒を用いた床下地構造を示す部分平面図である。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる金属製四
角筒を用いた床下地構造における床下地材とチャンネル
との連結状態を示す斜視図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる金属製四
角筒を用いた床下地構造の要部を示す断面図である。
【図7】本願発明の第3の実施の形態にかかる金属製四
角筒を用いた床下地構造の要部を示す断面図である。
【図8】本願発明の第3の実施の形態にかかる金属製四
角筒を用いた床下地構造の要部を示す断面図である。
【図9】本願発明の第4の実施の形態にかかる金属製四
角筒を用いた床下地構造を示す部分平面図である。
【図10】本願発明の第5の実施の形態にかかる金属製
四角筒を用いた床下地構造の要部を示す断面図である。
【図11】本願発明の第5の実施の形態にかかる金属製
四角筒を用いた床下地構造の要部を示す斜視図である。
【図12】本願発明の第6の実施の形態にかかる金属製
四角筒を用いた床下地構造の要部を示す断面図である。
【符号の説明】 1は床材、2は床下スラブ、3は金属製四角筒、3aは
上面、3bは下面、3c,3dは側面、4はコーナ型接
続部、5は逆J字状折曲部、6は逆U字状折曲部、24
はリブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅に切断された金属板(P)をその
    両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折
    曲して構成されており、前記金属板(P)の一方の端部
    には、内側に折曲され、さらにその先端部を外側に向か
    って折曲されてなる逆J字状折曲部(5)が設けられ、
    前記金属板(P)の他方の端部には、内側に逆U字状に
    折曲されてなる逆U字状折曲部(6)が設けられ、両者
    を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ
    型接続部(4)として成形されていることを特徴とする
    金属製四角筒。
  2. 【請求項2】 前記コーナ型接続部(4)における逆U
    字状折曲部(6)の基端から内側に向かってコ字状に突
    出するリブ(24)が水平方向に連続して形成されてい
    ることを特徴とする前記請求項1記載の金属製四角筒。
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