JP3442510B2 - 床下地構造 - Google Patents

床下地構造

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JP3442510B2
JP3442510B2 JP30244094A JP30244094A JP3442510B2 JP 3442510 B2 JP3442510 B2 JP 3442510B2 JP 30244094 A JP30244094 A JP 30244094A JP 30244094 A JP30244094 A JP 30244094A JP 3442510 B2 JP3442510 B2 JP 3442510B2
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隆夫 佐藤
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株式会社佐藤型鋼製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、建築物における床下
地構造に関し、さらに詳しくは低床タイプの床下地構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から良く知られている金属製の床下
地材としては、日本工業規格JISA6519体育館用
鋼製床下地がある。
【0003】また、コンピュータルーム等のOAフロア
用として開発された特殊構造の床下地材も知られてい
る。
【0004】さらに、建築物(特に、一般住宅用)の床
下地構造として従来から良く知られているものには、例
えば床下スラブ上に木製の大引を配置し、該大引上に交
叉して木製の根太を配置し、その上に床材を配置するよ
うにしたものがあり、この場合、シロアリ対策として木
製の大引および根太にシロアリ駆除用の薬品を染み込ま
せて使用する場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、建築
物(特に、高層建築物)における各階の高さを低くする
ことにより、有効階層数を多くする試みがなされてきて
おり、そのためには、床下地構造の低床化が求められて
いる。
【0006】ところが、上記した体育館用鋼製床下地材
を用いた床下地構造の場合、体育館用に限定されている
ため構造上から低床化が困難であるばかりでなく、汎用
性に欠けるとともに高コストであるため一般に普及しに
くいという問題がある。
【0007】また、OAフロア用のものは、床下スラブ
と床材との間に複雑な構造を有する多くの支持部材を介
設することとされており、各支持部材と床材との結合部
は、床材下面に特殊な加工を施して支持部材の上端を嵌
め込む構造とされるところから、構造の複雑化を余儀な
くされるとともに、部品点数および加工工数も多くな
り、コストアップをまぬがれないという問題がある。ま
た、各支持部材の高さ調整に多くの手間がかかるところ
から作業性も悪くなる。しかも、OAフロア専用である
ため汎用性に欠け、一般に普及しにくいという問題もあ
る。
【0008】さらに、木製の大引と根太との組み合わせ
による床下地構造を構成する場合、床下地構造の低床化
に限界があるとともに、構成自体が複雑となり、組立作
業も複雑とならざるを得ないという問題がある。しか
も、使用木材に薬品を染み込ませるだけでは、シロアリ
対策としては完全ではないという不具合も存する。さら
に、有限な木材資源の使用をできるだけ少なくする、所
謂省資源を図るべき時代に逆行するものといえる。
【0009】なお、一般住宅において、金属製の床下地
材が使用されていなかった大きな理由の一つに、構造お
よび施行方法等が複雑なため大工が使用を好まないこと
が挙げられる。
【0010】上記のような事情から、極めて構造が簡単
で、特別な技術を要することなく低コストで工事できる
金属製床下地材を用いた床下地構造への期待が高まって
いる。
【0011】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、金属製床下地材を用いた低床タイプの床下地構造
において、極めて構造を簡単化し、特別な技術を有しな
い者にも容易に実施でき、しかもコストを大幅に引き下
げ得るようにすることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明の床下地構造
は、床材1と床下スラブ2との間に、所定幅に切断され
た金属板Pをその両端がコーナの一点において接するよ
うに四角筒状に折曲して構成されており、前記金属板P
の一方の端部には、内側に折曲され、さらにその先端部
を外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部5が設
けられ、前記金属板Pの他方の端部には、内側に逆U字
状に折曲されてなる逆U字状折曲部6が設けられ、両者
を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ
型接続部4として成形されている中空な金属製四角筒か
らなる床下地材3を所定間隔をおいて横置き平行状態で
介設するとともに、該各床下地材3の上面3aに、前記
床下地材3の両端開口7,7とともに作業用穴として利
用される複数の切欠穴8を長手方向に所定間隔をおいて
形成し、前記床下地材3における下面3bと前記床下ス
ラブ2とを、前記両端開口7,7の口縁部および前記各
切欠穴8の下方部において複数の固定ピン9,9を介し
て結合したことを特徴としている。
【0013】本願発明の床下地構造においては、次のよ
うな好ましい実施の態様がある。
【0014】即ち、前記固定ピン9の頭部9aと床下地
材3の下面3bとの間に、複数の固定ピン9,9に共用
の金属製押さえ板10を介設するのが固定ピン9,9に
よる下地材3と床下スラブ2との結合度を強化し得る点
で好ましい。
【0015】また、前記床下地材3の下面3bと前記床
下スラブ2との間に、前記固定ピン9,9によって共縫
いされる少なくとも1枚の調整板11を介設したり、前
記固定ピン9,9によって共縫いされ且つ互いにテーパ
面32a,33aで相接する上下一対の調整ピース3
2,33をスライド可能に介設するのが床下地材3の水
平調整を容易に行い得るとともに固定ピン9,9による
床下地材3と床下スラブ2との結合度をさらに強化し且
つ緩衝作用による床軋みの防止に寄与し得る点で好まし
い。その場合において、前記調整ピース32,33に、
スライド方向に延び且つ互いにスライド自在に嵌合し合
う凸条37および凹溝38をそれぞれ形成すれば、調整
ピース32,33のスライド方向と直交する方向への位
置ずれが防止できる点でより好ましく、さらに、前記上
部調整ピース32のスライド方向先端部に、スライド方
向と直交するように部分的に切除してなるマーク基準端
39,39と該マーク基準端39,39より突出し且つ
前記両調整ピース32,33を結合する位置決め用止着
子41の止着部となる位置決め用突部40とを形成すれ
ば、調整ピース32,33の位置決めが容易に得られる
点でより好ましい。
【0016】また、前記コーナ型接続部4における逆U
字状折曲部6の基端から内側に向かってコ字状に突出す
るリブ24を水平方向に連続して形成するのが好まし
い。
【0017】また、前記床下地材3,3・・相互を、該
床下地材3と直交するフレ止め用のチャンネル12によ
り連結し、あるいは前記床材1と前記床下地材3との間
に、該床下地材3と直交する中空な金属製四角筒からな
る複数の根太29,29・・を介設するのが床下地構造
の堅牢性を強化し得る点で好ましく、前記各根太29の
上面29aに、長手方向に延び且つ根太29を固定する
ためのドライウォールスクリュー30の頭部30aを収
容し得る深さを有する凹溝31を形成するのが根太29
を固定するための固定具30の頭部30aを根太上面2
9a上に露出させない点で好ましい。
【0018】また、前記根太29を、所定幅に切断され
た金属板Pをその両端がコーナの一点において接するよ
うに四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板
Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部
を外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部5を設
ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字
状に折曲されてなる逆U字状折曲部6を設け、両者を連
続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接
続部4として成形するのが軽量且つ堅牢で低コストな床
下地構造が得られる点で好ましく、この場合において、
前記コーナ型接続部4における逆U字状折曲部6の基端
から内側に向かってコ字状に突出するリブ24を水平方
向に連続して形成するのがさらに好ましい。
【0019】また、前記各床下地材3の両側面3c,3
dあるいは各根太29の両側面29c,29dに、縦方
向に延びる複数のビード34,34・・あるいは35,
35・・を長手方向に所定間隔で形成するのが床下地材
3あるいは根太29の耐荷重性を向上させる点で好まし
い。
【0020】
【作用】本願発明の床下地構造では、上記手段によって
次のような作用が得られる。
【0021】即ち、床下スラブ2上に複数の床下地材
3,3・・を横置き平行状態で配置し、該床下地材3の
両端開口7,7および床下地材3の上面3aに形成され
た切欠穴8を作業穴として利用して前記両端開口7,7
の口縁部および前記各切欠穴8の下方部において複数の
固定ピン9,9を介して床下地材3と床下スラブ2とを
結合するという極めて簡単な構成および作業により堅牢
な床下地構造が得られることとなる。しかも、前記床下
地材3を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコ
ーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構
成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に
折曲され、さらにその先端部を外側に向かって折曲され
てなる逆J字状折曲部5を設ける一方、前記金属板Pの
他方の端部 に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字
状折曲部6を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて水
平方向に連続するコーナ型接続部4として成形している
ので、薄肉の金属板Pにより床下地材3が構成できると
ころから、軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得ら
れる。
【0022】本願発明の好ましい実施の態様では、次の
ような作用が得られる。
【0023】即ち、前記固定ピン9の頭部9aと床下地
材3の下面3bとの間に、複数の固定ピン9,9に共用
の金属製押さえ板10を介設した場合、固定ピン9,9
による結合時において、固定ピン9の頭部9aが金属製
押さえ板10により受け止められるとともに、床下地材
下面3bが金属製押さえ板10により押さえ付けられる
こととなり、床下地材3と床下スラブ2との結合度が強
化されることとなる。
【0024】また、前記床下地材3の下面3bと前記床
下スラブ2との間に、前記固定ピン9,9によって共縫
いされる少なくとも1枚の調整板11を介設したり、前
記固定ピン9,9によって共縫いされ且つ互いにテーパ
面32a,33aで相接する一対の調整ピース32,3
3を介設した場合、床下地材3の水平調整を容易に行い
得るとともに、固定ピン9,9による結合時に一旦圧縮
された調整板11あるいは調整ピース32,33の反力
によって床下地材3と床下スラブ2との結合度がさらに
強化され、しかも調整板11を用いた場合、それ自体が
緩衝作用を発揮して床軋みの防止にも寄与することとな
る。
【0025】また、前記調整ピース32,33に、スラ
イド方向に延び且つ互いにスライド自在に嵌合し合う凸
条37および凹溝38をそれぞれ形成した場合、調整ピ
ース32,33を互いにスライドさせる際においてスラ
イド方向と直交する方向への位置ずれが防止でき、調整
ピース32,33による床下地材3の水平調整が円滑且
つ迅速に行えることとなる。その場合において、前記上
部調整ピース32のスライド方向先端部に、スライド方
向と直交するように部分的に切除してなるマーク基準端
39,39と該マーク基準端39,39より突出し且つ
前記両調整ピース32,33を結合する位置決め用止着
子41の止着部となる位置決め用突部40とを形成した
場合、前記マーク基準端39,39あるいは位置決め用
突部40により調整ピース32,33の位置決めが容易
に得られる。
【0026】また、前記コーナ型接続部4における逆U
字状折曲部6の基端から内側に向かってコ字状に突出す
るリブ24を水平方向に連続して形成すると、コーナ型
接続部4の外れをリブ24により防止できるところから
さらに堅牢な床下地構造が得られる。
【0027】また、前記床下地材3,3・・相互を、該
床下地材3と直交するフレ止め用のチャンネル12によ
り連結し、あるいは前記床材1と前記床下地材3との間
に、該床下地材3と直交する中空な金属製四角筒からな
る複数の根太29,29・・を介設した場合、床下地材
3,3・・相互の連結性が強化されるところから、床下
地構造の堅牢性が大幅に向上することとなる。この場合
において、前記各根太29の上面29aに、長手方向に
延び且つ根太29を固定するためのドライウォールスク
リュー30の頭部30aを収容し得る深さを有する凹溝
31を形成すると、根太29を固定するためのドライウ
ォールスクリュー30の頭部30aが根太上面29aか
ら露出しないこととなり、床材1の張設の支障にならな
い。
【0028】また、前記根太29を、所定幅に切断され
た金属板Pをその両端がコーナの一点において接するよ
うに四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板
Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部
を外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部5を設
ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字
状に折曲されてなる逆U字状折曲部6を設け、両者を連
続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接
続部4として成形した場合、薄肉の金属板Pにより根太
29が構成できるところから、軽量且つ堅牢で低コスト
な床下地構造が得られ、この場合において、前記コーナ
型接続部4における逆U字状折曲部6の基端から内側に
向かってコ字状に突出するリブ24を水平方向に連続し
て形成すると、コーナ型接続部4の外れをリブ24によ
り防止できるところからさらに堅牢な床下地構造が得ら
れる。
【0029】また、前記各床下地材3の両側面3c,3
dあるいは前記根太29の両側面29c,29dに、縦
方向に延びる複数のビード34,34・・あるいは3
5,35・・を長手方向に所定間隔で形成した場合、床
下地材3あるいは根太29の耐荷重性が向上することと
なり、同一荷重に耐えるものでは薄肉化が図れ、同一肉
厚のものでは上下方向荷重に耐える力が増大するためコ
ストの低減が図れる。
【0030】
【発明の効果】本願発明の床下地構造によれば、床下ス
ラブ2上に複数の床下地材3,3・・を横置き平行状態
で配置し、該床下地材3の両端開口7,7および床下地
材3の上面3aに形成された切欠穴8を作業穴として利
用して前記両端開口7,7の口縁部および前記各切欠穴
8の下方部において複数の固定ピン9,9を介して床下
地材3と床下スラブ2とを結合するようにしているの
で、極めて簡単な構成および作業により堅牢な床下地構
造が得られることとなり、特殊な技術を有しない作業者
(例えば、大工)でも簡単且つ低コストで工事できると
ともに、低床化も容易に達成できるという優れた効果が
ある。しかも、特殊な床構造のものだけでなく、一般住
宅用等にも採用可能な汎用性を有しているという効果も
ある。
【0031】また、金属製の床下地材3を用いているの
で、シロアリ対策としても極めて有用である。
【0032】しかも、床下において床下地材3,3・・
相互間に多くの空間が保持されることとなるため、付随
工事(例えば、断熱材の敷設、水道工事の配管、電気工
事の配線、床暖房の設置等)も極めて簡単に行えるとい
う利点もある。
【0033】さらに、前記床下地材3を、所定幅に切断
された金属板Pをその両端がコーナの一点において接す
るように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金
属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先
端部を外側に向かって折曲さ れてなる逆J字状折曲部5
を設ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆
U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部6を設け、両者
を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ
型接続部4として成形しているので、薄肉の金属板Pに
より床下地材3が構成できるところから、軽量且つ堅牢
で低コストな床下地構造が得られるという効果もある。
【0034】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0035】実施例1 図1ないし図5には、本願発明の実施例1にかかる床下
地構造が示されている。
【0036】本実施例の床下地構造は、図1ないし図4
に示すように、床材1とコンクリート製の床下スラブ2
との間に中空な金属製四角筒からなる床下地材3を所定
間隔をおいて横置き平行状態で介設することにより構成
されている。
【0037】前記床下地材3は、所定幅に切断された金
属板Pをその両端がコーナの一点において接するように
四角筒状に折曲して構成されており、前記金属板Pの一
方の端部には、床下地材3の内側に折曲され、さらにそ
の先端部を外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲
部5が設けられ、前記金属板Pの他方の端部には、内側
に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部6が設けら
れ、両者を連続して嵌合圧着せしめて上下方向に連続す
るコーナ型接続部4として成形されている。そして、こ
の床下地材3は、コーナ型接続部4が上に位置するよう
に配置され、上面3aが床材1の貼付面とされ、下面3
bが後述する調整板11を介して床下スラブ2との結合
面とされることとなっている。このように構成すると、
薄肉の金属板Pにより床下地材3が構成できるところか
ら、軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得られとと
もに、床下地材3と床下スラブ2との結合時の衝撃がコ
ーナ型接続部4に影響しにくくなる。
【0038】前記床下地材3の上面3aには、複数の切
欠穴8が長手方向に所定間隔をおいて形成されている。
該切欠穴8は、床下地材3と床下スラブ2との結合時に
固定ピン(本実施例の場合、コンクリートピン9)を打
ち込むためのクギ打ち銃を挿入するための作業用穴とし
て利用されるものであり、クギ打ち銃が挿入できる程度
の開口面積があればよく、その形状は、図示の矩形状の
他、適宜なものを選択できる。なお、床下地材3の両端
においては、当該部分での開口7,7が作業用穴として
利用される。
【0039】前記床下地材3における下面3bと前記床
下スラブ2とは、前記両端開口7,7の口縁部および前
記各切欠穴8の下方部において複数(本実施例では、床
下地材3の長手方向と直交する方向に並ぶ2本)のコン
クリートピン9,9を介して結合されるが、該各コンク
リートピン9の頭部9aと床下地材3の下面3bとの間
には、コンクリートピン9,9に共用の金属製押さえ板
10が介設されている。該金属板押さえ板10は、床下
地材下面3bの横幅とほぼ同一の横幅を有しており、コ
ンクリートピン9の打ち込み時において、コンクリート
ピン9の頭部9aを受け止める作用と、下地材下面3b
を押さえ付ける作用とをなし、床下地材3と床下スラブ
2との結合度強化に寄与する。
【0040】また、前記床下地材3の下面3bと前記床
下スラブ2との間には、前記コンクリートピン9によっ
て共縫いされる少なくとも1枚の調整板11が介設され
ている。該調整板11は、前記床下地材3の水平調整を
行うとともに、それ自体の緩衝作用により床軋みを防止
するものであり、各種の材質のもの(例えば、硬質ゴ
ム、合板、合成樹脂製緩衝材等)を用いることができる
が、耐久性、緩衝作用等を考慮すると硬質合成ゴムが最
も望ましい。また、この調整板11は、コンクリートピ
ン9の打ち込み時に一旦わずかに圧縮されるが、その後
の反力によって床下地材3と床下スラブ2との結合度を
強化することとなる。この点からも硬質合成ゴムが望ま
しい。なお、この調整板11として板厚の異なる複数種
類のものが用意され、それらを組み合わせることにより
床下地材3の水平調整が行われる。
【0041】さらに、本実施例においては、前記床下地
材3,3・・相互は、該各床下地材3と直交するフレ止
め用のチャンネル12により連結され、相互の連結性が
強化されることとなっている。
【0042】次に、前記床下地材3とチャンネル12と
の連結構造について図5を参照して説明する。
【0043】前記床下地材3の左右側面3c,3dの中
央部には、前記チャンネル12を嵌合するためのチャン
ネル嵌合溝13を一端側に有する切欠開口14および該
切欠開口14と対向する切欠開口15がそれぞれ形成さ
れている。
【0044】前記切欠開口14は、その一端側に形成さ
れ且つチャンネル12の縦幅とほぼ同じ幅(即ち、嵌合
されたチャンネル12の縦方向移動が許容されない幅)
を有するチャンネル嵌合溝13と、該チャンネル嵌合溝
13に連続し且つチャンネル嵌合溝13の縦幅より大き
くしかもチャンネル12を横向きから縦向きに姿勢変更
可能な開口面積を有する矩形開口部16とからなってい
る。なお、前記チャンネル嵌合溝13の深さはチャンネ
ル12の高さより稍深くするのが、チャンネル12の製
作誤差に対応するために望ましい。
【0045】一方、前記切欠開口15は、前記切欠開口
14におけるチャンネル嵌合溝13の底面13aと同一
線上に位置する底面15aの上下端から床下地材3の長
手方向に延びる係止口縁17,17を有しており、該係
止口縁17,17は、前記チャンネル嵌合溝13の縦幅
より大きな間隔で対峙し且つ底面15aに近づくに従っ
て相対幅が狭くなるテーパ形状とされている。また、こ
の係止口縁17,17の反底面側には、後述する規制金
具18における内向き凸片21,21を挿入するための
幅広開口部20が形成されている。該幅広開口部19の
横幅は前記切欠開口14の矩形開口部16のそれより大
きくされている。
【0046】前記規制金具18は、前記チャンネル嵌合
溝13に嵌合位置決めされた状態のチャンネル12の端
面に対して押圧力を作用させて該チャンネル12の水平
方向移動を規制するものであり、一端側にチャンネル1
2に当接される当接面20aを有する矩形状の規制金具
主体20と、該規制金具主体20の上下の一部を前記当
接面20aより反当接面側に寄った位置において内向き
に切り起こしてなる内向き凸片21,21と、前記規制
金具主体20の反当接面側端部から前記内向き凸片2
1,21と反対の方向に直角に屈曲された操作部22と
を有している。前記内向き凸片21,21は、前記係止
口縁17,17内面への係合と規制金具主体20の係止
口縁17,17外面への係合との挟着力によって係止口
縁17,17への規制金具18の係止が得られることと
なっている。
【0047】また、前記操作部22は、規制金具18を
係止口縁17,17に係止させる際に作業者が手指によ
り押圧操作し易くするためのものである。なお、前記内
向き凸片21,21の形成位置と係止口縁17,17の
長さとは、規制金具18における規制金具主体20の当
接面20aがチャンネル12の端面に当接された状態に
おいて両者が係合状態を保持し得るように設定されるこ
とは勿論である。
【0048】また、前記切欠開口15の反チャンネル嵌
合溝側端部には、前記規制金具18の操作部22に対し
て押圧力を作用させて該規制金具18の水平方向移動を
規制するストッパー23が一体に設けられている。該ス
トッパー23は、前記切欠開口15の反チャンネル嵌合
溝側端部の隅部から中央部に向かって延びる舌状片とさ
れ、前記規制金具18の取付前には床下地材3の外面と
面一状態を保持され、前記規制金具18の取付後におい
ては適宜個所から外向き直角方向に屈曲されて規制金具
18の操作部22に対して押圧力を作用し得るものとさ
れている。そして、前記ストッパー23の操作部22と
対向する面は、その自由端から固定端側に向かって操作
部22側に傾斜するテーパ面23aとされている。な
お、ストッパー23の固定端側と係止口縁17との間に
は、規制金具18における内向き凸片21が挿入できる
だけの間隔が形成されることは勿論である。
【0049】このようにすると、規制金具18の取付後
に屈曲させるだけでストッパー23による規制力付与が
得られ、規制金具18の取付時には邪魔にならない。し
かも、ストッパー23と規制金具18とが接している位
置を屈曲位置とすることができ、チャンネル12および
規制金具18に製作誤差があってもそれに対応して屈曲
位置が決められることとなり、ストッパー23による規
制力付与がより確実に得られる。
【0050】上記のようにして、床下地材3,3・・相
互をチャンネル12で強固に連結すると、床下地材3,
3・・相互の連結性が強固に得られることとなり、極め
て堅牢な床下地構造が得られることとなる。
【0051】次に、本実施例にかかる床下地構造の組立
手順を説明する。
【0052】まず、床下スラブ2の上に複数の床下地材
3を所定間隔で平行に配置する(図3および図4参
照)。その際、床下地材3の下面3bにおける両端開口
7,7の口縁部と床下スラブ2との間に適当な枚数の調
整板11を介在させつつ床下地材3の水平を出した後、
床下地材3の下面3bにおける切欠穴8の下方部と床下
スラブ2との間に調整板11を介在させるとともに、前
記床下地材3の下面3bにおける両端開口7,7の口縁
部上および床下地材3の下面3bにおける切欠穴8の下
方部上に金属製押さえ板10をそれぞれ配置する。
【0053】上記態勢のもとに、前記両端開口7,7お
よび切欠穴8からクギ打ち銃を用いて2本のコンクリー
トピン9,9を前記金属製押さえ板10上から打ち込ん
で床下地材3と床下スラブ2とを強固に結合する。この
時、コンクリートピン9,9の頭部9a,9aに加わる
打撃力により金属製押さえ板10が床下地材3の下面3
bを押さえ込むとともに、調整板11に多少の圧縮力が
作用するが、結合後において調整板11からの反力が床
下地材下面3bに作用することとなり、コンクリートピ
ン9,9による結合力が増大されることとなる。
【0054】しかる後、床下地材3,3・・相互をチャ
ンネル12により連結すると、床下地構造が完成するの
で、床下地材3の上面に対して床材1を張って行けば良
い。
【0055】上記のようにして得られた床下地構造は、
極めて簡単な構成および作業により完成できるととも
に、堅牢且つ低コストなものとなる。しかも特殊な技術
を有しない作業者(例えば、大工)でも簡単に工事でき
るとともに、低床化も容易に達成できる。しかも、特殊
な床構造ものだけでなく、一般住宅用等にも採用可能な
汎用性を有している。
【0056】また、金属製の床下地材3を用いているの
で、シロアリ対策としても極めて有用である。
【0057】しかも、床下において床下地材3,3・・
相互間に多くの空間が保持されることとなるため、付随
工事(例えば、断熱材の敷設、水道工事の配管、電気工
事の配線、床暖房の設置等)も極めて簡単に行える。
【0058】なお、床下地材3は金属板Pを四角筒状に
折曲して得られるものなので、各種断面寸法のものが容
易に得られ、床下地構造の高さに応じてこれらを選定す
れば、床下高さの異なるものにも容易に対応できる。
【0059】実施例2 図6には、本願発明の実施例2にかかる床下地構造が示
されている。
【0060】本実施例の場合、床下地材3のコーナ型接
続部4における逆U字状折曲部6の基端から内側に向か
ってコ字状に突出するリブ24が水平方向に連続して形
成されている。このように構成すると、コーナ型接続部
4の外れをリブ24により防止できるところからさらに
堅牢な床下地構造が得られる。その他の構成および作用
効果は実施例1と同様なので重複を避けて説明を省略す
る。
【0061】実施例および図には、本願発明の実施例にかかる床下
地構造が示されている。
【0062】本実施例の場合、床材1と床下地材3との
間には、該床下地材3と直交する複数の根太29が介設
されている。該根太29も、実施例1における床下地材
3と同様な構成の中空な金属製四角筒とされているが、
床下地材3よりサイズの小さなものとされている。該根
太29の場合、上面29a側から固定具として作用する
ドライウォールスクリュー30により床下地材3に結合
されるため、コーナ型接続部4を下方側に位置させると
ともに、根太29の上面29aには、ドライウォールス
クリュー30の頭部30aを収容し得る深さの凹溝3
1,31が長手方向に連続して形成されている。このよ
うにしたことにより、ドライウォールスクリュー30の
頭部30aが、根太上面29aから露出しないこととな
り、床材1を根太上面29aに張設する際の支障となら
ない。符号32は根太29と床下地材3との間に介設さ
れる硬質合成ゴム製の緩衝板である。本実施例の場合、
根太29が存在する分だけ床下高さが高くなるが、床下
地材3として高さの低いものを採用すれば問題はない。
その他の構成および作用効果は実施例1と同様なので重
複を避けて説明を省略する。
【0063】実施例には、本願発明の実施例にかかる床下地構造が示
されている。
【0064】本実施例の場合、根太29として、実施例
2における床下地材3と同様な構成の中空な金属製四角
筒が採用されている点が実施例と異なるだけで、その
他の構成は同一である。このように構成すると、コーナ
型接続部4の外れをリブ24により防止できるところか
ら根太29の耐荷重性がより向上する。その他の構成お
よび作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて説明
を省略する。
【0065】実施例 図1および図1には、本願発明の実施例にかかる
床下地構造が示されている。
【0066】本実施例の場合、実施例1(図1ないし図
5に示すもの)における床下地材3の両側面3c,3d
に、縦方向に延びる複数のビード34,34・・を長手
方向に所定間隔で形成している。該ビード34,34・
・は、床下地材両側面3c,3dの一部を内側に凹まさ
れてなる縦長凹条により構成され、チャンネル12の嵌
挿部位を除く全域に等間隔で形成されている。このよう
に構成したことにより、床下地材3の耐荷重性が向上す
ることとなり、同一荷重に耐えるものでは薄肉化が図
れ、同一肉厚のものでは上下方向荷重に耐える力が増大
するためコストの低減につながる。その他の構成および
作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて説明を省
略する。
【0067】実施例 図1には、本願発明の実施例にかかる床下地構造が
示されている。
【0068】本実施例の場合、実施例2(図6に示すも
の)における床下地材3の両側面3c,3dに、縦方向
に延びる複数のビード34,34・・を長手方向に所定
間隔で形成している。この場合にも、該ビード34,3
4・・は、床下地材両側面3c,3dの一部を内側に凹
まされてなる縦長凹条により構成され、チャンネル12
の嵌挿部位を除く全域に等間隔で形成されている。この
ように構成したことにより、床下地材3の耐荷重性が向
上することとなり、同一荷重に耐えるものでは薄肉化が
図れ、同一肉厚のものでは上下方向荷重に耐える力が増
大するためコストの低減につながる。その他の構成およ
び作用効果は実施例1および実施例2と同様なので重複
を避けて説明を省略する。
【0069】実施例 図1には、本願発明の実施例にかかる床下地構造が
示されている。
【0070】本実施例の場合、実施例(図および図
に示すもの)における床下地材3の両側面3c,3d
および根太29の両側面29c,29dに、縦方向に延
びる複数のビード34,34・・および35,35・・
をそれぞれ長手方向に所定間隔で形成している。この場
合にも、該ビード34,34・・および35,35・・
は、床下地材両側面3c,3dおよび根太両側面29
c,29dの一部を内側に凹まされてなる縦長凹条によ
り構成され、全域に等間隔で形成されている。このよう
に構成したことにより、床下地材3および根太29の耐
荷重性が向上することとなり、同一荷重に耐えるもので
は薄肉化が図れ、同一肉厚のものでは上下方向荷重に耐
える力が増大するためコストの低減につながる。その他
の構成および作用効果は実施例1および実施例と同様
なので重複を避けて説明を省略する。
【0071】実施例 図1には、本願発明の実施例にかかる床下地構造が
示されている。
【0072】本実施例の場合、実施例(図に示すも
の)における床下地材3の両側面3c,3dおよび根太
29の両側面29c,29dに、縦方向に延びる複数の
ビード34,34・・および35,35・・を長手方向
に所定間隔で形成している。この場合にも、該ビード3
4,34・・および35,35・・は、床下地材両側面
3c,3dおよび根太両側面29c,29dの一部を内
側に凹まされてなる縦長凹条により構成され、全域に等
間隔で形成されている。このように構成したことによ
り、床下地材3の耐荷重性が向上することとなり、同一
荷重に耐えるものでは薄肉化が図れ、同一肉厚のもので
は上下方向荷重に耐える力が増大するためコストの低減
につながる。その他の構成および作用効果は実施例1お
よび実施例と同様なので重複を避けて説明を省略す
る。
【0073】実施例 図1および図1には、本願発明の実施例にかかる
床下地構造が示されている。
【0074】本実施例の場合、実施例(図1および
図1に示すもの)における調整板11に代えて、床下
地材3の下面3bと床下スラブ2との間には、固定ピン
9,9によって共縫いされ且つ互いにテーパ面32a,
33aで相接する上下一対の調整ピース32,33がス
ライド自在に介設されている。該調整ピース32,33
は、テーパ面32a,33aで互いに接する楔形状を有
しており、床下スラブ2側に位置する下部調整ピース3
3は、床下スラブ2に対して予めノリ付けするのが好ま
しい。また、調整ピース32,33の材質は、両者のテ
ーパ面32a,33aでの摺接抵抗を少なくし得る点か
ら硬質低発泡合成樹脂材とするのが望ましい。この調整
ピース32,33は、テーパ面32a,33aを互いに
接した状態での重合度により床下スラブ2と床下地材3
との隙間を埋めて床下地材3の水平を出す作用をなす。
なお、本実施例の場合、調整ピース32,33を硬質低
発泡合成樹脂材とするのが望ましいため、金属製押さえ
板10と床下地材3の下面3bとの間に硬質合成ゴム等
からなる緩衝板36を介設して、床軋みを防止するよう
にしている。
【0075】また、固定ピン9,9による結合時に一旦
圧縮された調整ピース32,33の反力によって床下地
材3と床下スラブ2との結合度がさらに強化されること
となる。その他の構成および作用効果は実施例1および
実施例と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0076】実施例1 図1には、本願発明の実施例1にかかる床下地構造
が示されている。
【0077】本実施例の場合、実施例(図1に示す
もの)における調整板11に代えて、床下地材3の下面
3bと床下スラブ2との間には、固定ピン9,9によっ
て共縫いされ且つ互いにテーパ面32a,33aで相接
する上下一対の調整ピース32,33をスライド自在に
介設されている。この場合にも、該調整ピース32,3
3は、テーパ面32a,33aで互いに接する楔形状を
有しており、床下スラブ2側に位置する下部調整ピース
33は、床下スラブ2に対して予めノリ付けするのが好
ましい。また、調整ピース32,33の材質は、両者の
テーパ面32a,33aでの摺接抵抗を少なくし得る点
から硬質低発泡合成樹脂材とするのが望ましい。この調
整ピース32,33は、テーパ面32a,33aを互い
に接した状態での重合度により床下スラブ2と床下地材
3との隙間を埋めて床下地材3の水平を出す作用をな
す。なお、本実施例の場合、調整ピース32,33を硬
質低発泡合成樹脂材とするのが望ましいため、金属製押
さえ板10と床下地材3の下面3bとの間に硬質合成ゴ
ム等からなる緩衝板36を介設して、床軋みを防止する
ようにしている。
【0078】また、固定ピン9,9による結合時に一旦
圧縮された調整ピース32,33の反力によって床下地
材3と床下スラブ2との結合度がさらに強化されること
となる。その他の構成および作用効果は実施例1および
実施例と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0079】実施例11 図18には、本願発明の実施例1にかかる床下地構造
が示されている。
【0080】本実施例の場合、実施例(図1に示す
もの)における調整板11に代えて、床下地材3の下面
3bと床下スラブ2との間には、固定ピン9,9によっ
て共縫いされ且つ互いにテーパ面32a,33aで相接
する上下一対の調整ピース32,33をスライド自在に
介設されている。この場合にも、該調整ピース32,3
3は、テーパ面32a,33aで互いに接する楔形状を
有しており、床下スラブ2側に位置する調整ピース33
は、床下スラブ2に対して予めノリ付けするのが好まし
い。また、調整ピース32,33の材質は、両者のテー
パ面32a,33aでの摺接抵抗を少なくし得る点から
硬質低発泡合成樹脂材とするのが望ましい。この調整ピ
ース32,33は、テーパ面32a,33aを互いに接
した状態での重合度により床下スラブ2と床下地材3と
の隙間を埋めて床下地材3の水平を出す作用をなす。な
お、本実施例の場合、調整ピース32,33を硬質低発
泡合成樹脂材とするのが望ましいため、金属製押さえ板
10と床下地材3の下面3bとの間に硬質合成ゴム等か
らなる緩衝板36を介設して、床軋みを防止するように
している。
【0081】また、固定ピン9,9による結合時に一旦
圧縮された調整ピース32,33の反力によって床下地
材3と床下スラブ2との結合度がさらに強化されること
となる。その他の構成および作用効果は実施例1および
実施例と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0082】実施例119には、本願発明の実施例1にかかる床下地構造
が示されている。
【0083】本実施例の場合、実施例(図1に示す
もの)における調整板11に代えて、床下地材3の下面
3bと床下スラブ2との間には、固定ピン9,9によっ
て共縫いされ且つ互いにテーパ面32a,33aで相接
する上下一対の調整ピース32,33をスライド自在に
介設されている。この場合にも、該調整ピース32,3
3は、テーパ面32a,33aで互いに接する楔形状を
有しており、床下スラブ2側に位置する下部調整ピース
33は、床下スラブ2に対して予めノリ付けするのが好
ましい。また、調整ピース32,33の材質は、両者の
テーパ面32a,33aでの摺接抵抗を少なくし得る点
から硬質低発泡合成樹脂材とするのが望ましい。この調
整ピース32,33は、テーパ面32a,33aを互い
に接した状態での重合度により床下スラブ2と床下地材
3との隙間を埋めて床下地材3の水平を出す作用をな
す。なお、本実施例の場合、調整ピース32,33を硬
質低発泡合成樹脂材とするのが望ましいため、金属製押
さえ板10と床下地材3の下面3bとの間に硬質合成ゴ
ム等からなる緩衝板36を介設して、床軋みを防止する
ようにしている。
【0084】また、固定ピン9,9による結合時に一旦
圧縮された調整ピース32,33の反力によって床下地
材3と床下スラブ2との結合度がさらに強化されること
となる。その他の構成および作用効果は実施例1および
実施例と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0085】実施例1 図2ないし図2には、本願発明の実施例1にかか
る床下地構造が示されている。
【0086】本実施例の場合、実施例(図1および
図1に示すもの)における調整ピース32,33のス
ライド方向両側端部には、スライド方向に延び且つ互い
にスライド自在に嵌合し合う凸条37,37および凹溝
38,38がそれぞれ形成されている。さらに、本実施
例の場合、両調整ピース32,33のスライド方向長さ
は同一とされており、前記上部調整ピース32のスライ
ド方向先端部には、スライド方向と直交するように部分
的に切除してなるマーク基準端39,39と該マーク基
準端39,39より突出する位置決め用突部40とが形
成されている。なお、前記各凸条37のスライド方向後
端部は、水平に切除してなる水平部37aとされてお
り、これにより、上部調整ピース32のスライド初期に
おいて凸条37と床下スラブ2との接触が回避されるこ
ととなっている。
【0087】前記マーク基準端39,39は、上下調整
ピース32,33による水平調整時において上下両調整
ピース32,33の位置合わせが完了した際に下部調整
ピース33上に位置決めマークを施す基準となるもので
ある。一方、前記位置決め用突部40は、両調整ピース
32,33の位置決め後に該位置決め用突部40から位
置決めネジ41をねじ込んで両調整ピース32,33を
結合するためのものである。
【0088】さらに、本実施例の上部調整ピース32の
裏面には、図2に示すように、外周部を残して中央部
を矩形状にくり抜いてなる凹部46が形成されている。
なお、本実施例の場合、前記凹部46における位置決め
用突部40側は開放されている。
【0089】一方、前記下部調整ピース33の裏面に
は、図2に示すように、外周部を残して中央部を矩形
状にくり抜くことにより凹部42が形成されている。該
凹部42の存在により床下スラブ2の表面が平坦でない
場合にも下部調整ピース33と床下スラブ2との当接状
態を良好に確保できることとなっている。さらにまた、
前記下部調整ピース33におけるスライド方向両端の中
央部には、下部中央部ピース33のセンターを出すため
のセンター位置決め43,44が設けられている。符号
45は前記凹部42からの空気を抜くための空気抜き溝
である。
【0090】上記のように構成したことにより、調整ピ
ース32,33を互いにスライドさせる際において、凸
条37,37と凹溝38,38との嵌合スライドにより
スライド方向と直交する方向への位置ずれが防止でき、
調整ピース32,33による床下地材3の水平調整が円
滑且つ迅速に行えるとともに、前記マーク基準端39に
よる位置決めおよび位置決め用突部40による調整ピー
ス32,33の位置決め結合により床下地材3の水平調
整が極めて容易となる。また、前記両調整ピース32,
33の裏面に形成された凹部46,42により肉厚の平
均化が得られることとなり、コンクリートピン9の打ち
込み時のひび割れが防止できる。その他の構成および作
用効果は実施例1および実施例と同様なので重複を避
けて説明を省略する。
【0091】実施例1 図2には、本願発明の実施例1にかかる床下地構造
が示されている。
【0092】本実施例の場合、実施例1(図1に示
すもの)における調整ピース32,33のスライド方向
両側端部には、スライド方向に延び且つ互いにスライド
自在に嵌合し合う凸条37,37および凹溝38,38
がそれぞれ形成されている。さらに、本実施例の場合、
両調整ピース32,33のスライド方向長さは同一とさ
れており、前記上部調整ピース32のスライド方向先端
部には、スライド方向と直交するように部分的に切除し
てなるマーク基準端39,39と該マーク基準端39,
39より突出する位置決め用突部40とが形成されてい
る。なお、前記各凸条37のスライド方向後端部は、水
平に切除してなる水平部37aとされており、これによ
り、上部調整ピース32のスライド初期において凸条3
7と床下スラブ2との接触が回避されることとなってい
る。
【0093】前記マーク基準端39,39は、上下調整
ピース32,33による水平調整時において上下両調整
ピース32,33の位置合わせが完了した際に下部調整
ピース33上に位置決めマークを施す基準となるもので
ある。一方、前記位置決め用突部40は、両調整ピース
32,33の位置決め後に該位置決め用突部40から位
置決めネジ41をねじ込んで両調整ピース32,33を
結合するためのものである。
【0094】さらに、本実施例の上部調整ピース32の
裏面には、図2に示すように、外周部を残して中央部
を矩形状にくり抜いてなる凹部46が形成されている。
なお、本実施例の場合、前記凹部46における位置決め
用突部40側は開放されている。
【0095】一方、本実施例の下部調整ピース33の裏
面には、図2に示すように、外周部を残して中央部を
矩形状にくり抜くことにより凹部42が形成されてい
る。該凹部42の存在により床下スラブ2の表面が平坦
でない場合にも下部調整ピース33と床下スラブ2との
当接状態を良好に確保できることとなっている。さらに
また、前記下部調整ピース33におけるスライド方向両
端の中央部には、下部中央部ピース33のセンターを出
すためのセンター位置決め43,44が設けられてい
る。符号45は前記凹部42からの空気を抜くための空
気抜き溝である。
【0096】上記のように構成したことにより、調整ピ
ース32,33を互いにスライドさせる際において、凸
条37,37と凹溝38,38との嵌合スライドにより
スライド方向と直交する方向への位置ずれが防止でき、
調整ピース32,33による床下地材3の水平調整が円
滑且つ迅速に行えるとともに、前記マーク基準端39に
よる位置決めおよび位置決め用突部40による調整ピー
ス32,33の位置決め結合により床下地材3の水平調
整が極めて容易となる。また、前記両調整ピース32,
33の裏面に形成された凹部46,42により肉厚の平
均化が得られることとなり、コンクリートピン9の打ち
込み時のひび割れが防止できる。その他の構成および作
用効果は実施例1および実施例1と同様なので重複を
避けて説明を省略する。
【0097】実施例1 図2には、本願発明の実施例1にかかる床下地構造
が示されている。
【0098】本実施例の場合、実施例1(図18に示
すもの)における調整ピース32,33のスライド方向
両側端部には、スライド方向に延び且つ互いにスライド
自在に嵌合し合う凸条37,37および凹溝38,38
がそれぞれ形成されている。さらに、本実施例の場合、
両調整ピース32,33のスライド方向長さは同一とさ
れており、前記上部調整ピース32のスライド方向先端
部には、スライド方向と直交するように部分的に切除し
てなるマーク基準端39,39と該マーク基準端39,
39より突出する位置決め用突部40とが形成されてい
る。なお、前記各凸条37のスライド方向後端部は、水
平に切除してなる水平部37aとされており、これによ
り、上部調整ピース32のスライド初期において凸条3
7と床下スラブ2との接触が回避されることとなってい
る。
【0099】前記マーク基準端39,39は、上下調整
ピース32,33による水平調整時において上下両調整
ピース32,33の位置合わせが完了した際に下部調整
ピース33上に位置決めマークを施す基準となるもので
ある。一方、前記位置決め用突部40は、両調整ピース
32,33の位置決め後に該位置決め用突部40から位
置決めネジ41をねじ込んで両調整ピース32,33を
結合するためのものである。
【0100】さらに、本実施例の上部調整ピース32の
裏面には、図2に示すように、外周部を残して中央部
を矩形状にくり抜いてなる凹部46が形成されている。
なお、本実施例の場合、前記凹部46における位置決め
用突部40側は開放されている。
【0101】一方、本実施例の下部調整ピース33の裏
面には、図2に示すように、外周部を残して中央部を
矩形状にくり抜くことにより凹部42が形成されてい
る。該凹部42の存在により床下スラブ2の表面が平坦
でない場合にも下部調整ピース33と床下スラブ2との
当接状態を良好に確保できることとなっている。さらに
また、前記下部調整ピース33におけるスライド方向両
端の中央部には、下部中央部ピース33のセンターを出
すためのセンター位置決め43,44が設けられてい
る。符号45は前記凹部42からの空気を抜くための空
気抜き溝である。
【0102】上記のように構成したことにより、調整ピ
ース32,33を互いにスライドさせる際において、凸
条37,37と凹溝38,38との嵌合スライドにより
スライド方向と直交する方向への位置ずれが防止でき、
調整ピース32,33による床下地材3の水平調整が円
滑且つ迅速に行えるとともに、前記マーク基準端39に
よる位置決めおよび位置決め用突部40による調整ピー
ス32,33の位置決め結合により床下地材3の水平調
整が極めて容易となる。また、前記両調整ピース32,
33の裏面に形成された凹部46,42により肉厚の平
均化が得られることとなり、コンクリートピン9の打ち
込み時のひび割れが防止できる。その他の構成および作
用効果は実施例1および実施例1と同様なので重複を
避けて説明を省略する。
【0103】実施例1626には、本願発明の実施例16にかかる床下地構造
が示されている。
【0104】本実施例の場合、実施例1(図19に示
すもの)における調整ピース32,33のスライド方向
両側端部には、スライド方向に延び且つ互いにスライド
自在に嵌合し合う凸条37,37および凹溝38,38
がそれぞれ形成されている。さらに、本実施例の場合、
両調整ピース32,33のスライド方向長さは同一とさ
れており、前記上部調整ピース32のスライド方向先端
部には、スライド方向と直交するように部分的に切除し
てなるマーク基準端39,39と該マーク基準端39,
39より突出する位置決め用突部40とが形成されてい
る。なお、前記各凸条37のスライド方向後端部は、水
平に切除してなる水平部37aとされており、これによ
り、上部調整ピース32のスライド初期において凸条3
7と床下スラブ2との接触が回避されることとなってい
る。
【0105】前記マーク基準端39,39は、上下調整
ピース32,33による水平調整時において上下両調整
ピース32,33の位置合わせが完了した際に下部調整
ピース33上に位置決めマークを施す基準となるもので
ある。一方、前記位置決め用突部40は、両調整ピース
32,33の位置決め後に該位置決め用突部40から位
置決めネジ41をねじ込んで両調整ピース32,33を
結合するためのものである。
【0106】さらに、本実施例の上部調整ピース32の
裏面には、図2に示すように、外周部を残して中央部
を矩形状にくり抜いてなる凹部46が形成されている。
なお、本実施例の場合、前記凹部46における位置決め
用突部40側は開放されている。
【0107】一方、本実施例の下部調整ピース33の裏
面には、図2に示すように、外周部を残して中央部を
矩形状にくり抜くことにより凹部42が形成されてい
る。該凹部42の存在により床下スラブ2の表面が平坦
でない場合にも下部調整ピース33と床下スラブ2との
当接状態を良好に確保できることとなっている。さらに
また、前記下部調整ピース33におけるスライド方向両
端の中央部には、下部中央部ピース33のセンターを出
すためのセンター位置決め43,44が設けられてい
る。符号45は前記凹部42からの空気を抜くための空
気抜き溝である。
【0108】上記のように構成したことにより、調整ピ
ース32,33を互いにスライドさせる際において、凸
条37,37と凹溝38,38との嵌合スライドにより
スライド方向と直交する方向への位置ずれが防止でき、
調整ピース32,33による床下地材3の水平調整が円
滑且つ迅速に行えるとともに、前記マーク基準端39に
よる位置決めおよび位置決め用突部40による調整ピー
ス32,33の位置決め結合により床下地材3の水平調
整が極めて容易となる。また、前記両調整ピース32,
33の裏面に形成された凹部46,42により肉厚の平
均化が得られることとなり、コンクリートピン9の打ち
込み時のひび割れが防止できる。その他の構成および作
用効果は実施例1および実施例1と同様なので重複を
避けて説明を省略する。
【0109】実施例1727には、本願発明の実施例17にかかる床下地構造
の要部が示されている。
【0110】本実施例では、前述した各実施例における
床下地材3として高さHの低いものを使用した場合の床
下地材の変形例を示している。床下地材3の高さHが低
い場合には、端面開口7からの釘打ち銃の挿入が困難な
ため、床下地材3の上面3aの長手方向端部に作業用の
穴として端部が開放した切欠穴8を形成しておき、該切
欠穴8からの釘打ち銃の挿入によりコンクリートピン9
の打ち込みを行えばよい。なお、図示の場合、床下地材
3と床下スラブ2との間には、実施例1ないし実施例
16において用いられている調整ピース32,33を介
設しているが、これに代えて、実施例ないし実施例1
において用いられている調整ピース32,33あるい
は実施例1ないし実施例において用いられている調整
板11を用いてもよいことは勿論である。
【0111】上記各実施例においては、床下スラブとし
てコンクリート製のものが採用され、固定ピンとしてコ
ンクリートピンが採用されているが、床下スラブとして
発泡コンクリート製のものを採用する場合には、固定ピ
ンとしてコンクリートビスを用いる場合には、上下調整
ピースおよび金属製押さえ板に予めコンクリートビス挿
入用のビス穴を形成しておく必要がある。
【0112】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる床下地構造の要部
を示す斜視図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかる床下地構造の要部
を示す断面図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかる床下地構造を示す
部分断面図である。
【図4】本願発明の実施例1にかかる床下地構造を示す
部分平面図である。
【図5】本願発明の実施例1にかかる床下地構造におけ
る床下地材とチャンネルとの連結状態を示す斜視図であ
る。
【図6】本願発明の実施例2にかかる床下地構造の要部
を示す断面図である。
【図7】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要部
を示す断面図である。
【図8】本願発明の実施例にかかる床下地構造を示す
部分平面図である。
【図9】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要部
を示す断面図である。
【図10】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要
部を示す斜視図である。
【図11】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要
部を示す断面図である。
【図12】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要
部を示す断面図である。
【図13】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要
部を示す断面図である。
【図14】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要
部を示す断面図である。
【図15】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要
部を示す斜視図である。
【図16】本願発明の実施例にかかる床下地構造の要
部を示す断面図である。
【図17】本願発明の実施例1にかかる床下地構造の
要部を示す断面図である。
【図18】本願発明の実施例1にかかる床下地構造の
要部を示す断面図である。
【図19】本願発明の実施例1にかかる床下地構造の
要部を示す断面図である。
【図20】本願発明の実施例1にかかる床下地構造の
要部を示す断面図である。
【図21】本願発明の実施例1にかかる床下地構造に
用いられる調整ピースの拡大斜視図である。
【図22】本願発明の実施例1にかかる床下地構造に
用いられる上部調整ピースの裏面図である。
【図23】本願発明の実施例1にかかる床下地構造に
用いられる下部調整ピースの裏面図である。
【図24】本願発明の実施例1にかかる床下地構造の
要部を示す断面図である。
【図25】本願発明の実施例1にかかる床下地構造の
要部を示す断面図である。
【図26】本願発明の実施例16にかかる床下地構造の
要部を示す断面図である。
【図27】本願発明の実施例17にかかる床下地構造の
要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1は床材、2は床下スラブ、3は床下地材、3aは上
面、3bは下面、3c,3dは側面、4はコーナ型接続
部、5は逆J字状折曲部、6は逆U字状折曲部、7は開
口、8は切欠穴、9は固定ピン(コンクリートピン)、
9aは頭部、10は金属製押さえ板、11は調整板、1
2はチャンネル、24はリブ、29は根太、29aは上
面、29c,29dは側面、30は固定具(ドライウォ
ールスクリュー)、30aは頭部、31は凹溝、32,
33は調整ピース、32a,33aはテーパ面、34,
35はビード、37は凸条、38は凹溝、39はマーク
基準端、40は位置決め用突部、41は位置決め用止着
子(ビス)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/00 E04F 15/00 101

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床材(1)と床下スラブ(2)との間に
    は、所定幅に切断された金属板(P)をその両端がコー
    ナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成
    されており、前記金属板(P)の一方の端部には、内側
    に折曲され、さらにその先端部を外側に向かって折曲さ
    れてなる逆J字状折曲部(5)が設けられ、前記金属板
    (P)の他方の端部には、内側に逆U字状に折曲されて
    なる逆U字状折曲部(6)が設けられ、両者を連続して
    嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接続部
    (4)として成形されている中空な金属製四角筒からな
    る床下地材(3)が所定間隔をおいて横置き平行状態で
    介設され、該各床下地材(3)の上面(3a)には、前
    記床下地材(3)の両端開口(7),(7)とともに作
    業用穴として利用される複数の切欠穴(8),(8)・
    ・が長手方向に所定間隔をおいて形成されており、前記
    床下地材(3)における下面(3b)と前記床下スラブ
    (2)とは、前記両端開口(7),(7)の口縁部およ
    び前記各切欠穴(8)の下方部において複数の固定ピン
    (9),(9)を介して結合されていることを特徴とす
    る床下地構造。
  2. 【請求項2】 前記各固定ピン(9)の頭部(9a)と
    床下地材(3)の下面(3b)との間には、複数の固定
    ピン(9),(9)に共用の金属製押さえ板(10)が
    介設されていることを特徴とする前記請求項1記載の床
    下地構造。
  3. 【請求項3】 前記床下地材(3)の下面(3b)と前
    記床下スラブ(2)との間には、前記固定ピン(9),
    (9)によって共縫いされる少なくとも1枚の調整板
    (11)が介設されていることを特徴とする前記請求項
    1および請求項2のいずれか一項記載の床下地構造。
  4. 【請求項4】 前記床下地材(3)の下面(3b)と前
    記床下スラブ(2)との間には、前記固定ピン(9),
    (9)によって共縫いされ且つ互いにテーパ面(32
    a),(33a)で相接する上下一対の調整ピース(3
    2),(33)がスライド可能に介設されていることを
    特徴とする前記請求項1および請求項2のいずれか一項
    記載の床下地構造。
  5. 【請求項5】 前記調整ピース(32),(33)に
    は、スライド方向に延び且つ互いにスライド自在に嵌合
    し合う凸条(37)および凹溝(38)がそれぞれ形成
    されていることを特徴とする前記請求項4記載の床下地
    構造。
  6. 【請求項6】 前記上部調整ピース(32)のスライド
    方向先端部には、スライド方向と直交するように部分的
    に切除してなるマーク基準端(39),(39)と該マ
    ーク基準端(39),(39)より突出し且つ前記両調
    整ピース(32),(33)を結合する位置決め用止着
    子(41)の止着部となる位置決め用突部(40)とが
    形成されていることを特徴とする前記請求項5記載の床
    下地構造。
  7. 【請求項7】 前記床下地材(3),(3)・・相互
    は、該床下地材(3)と直交するフレ止め用のチャンネ
    ル(12)により連結されていることを特徴とする前記
    請求項1ないし請求項6のいずれか一項記載の床下地構
    造。
  8. 【請求項8】 前記床下地材(3)には、前記コーナ型
    接続部(4)における逆U字状折曲部(6)の基端から
    内側に向かってコ字状に突出するリブ(24)が水平方
    向に連続して形成されていることを特徴とする前記請求
    1ないし請求項7のいずれか一項記載の床下地構造。
  9. 【請求項9】 前記各床下地材(3)の両側面(3
    c),(3d)には、縦方向に延びる複数のビード(3
    4),(34)・・が長手方向に所定間隔で形成されて
    いることを特徴とする前記請求項1ないし請求項のい
    ずれか一項記載の床下地構造。
  10. 【請求項10】 前記床材(1)と前記床下地材(3)
    との間には、該床下地材(3)と直交する中空な金属製
    四角筒からなる複数の根太(29),(29)・・が介
    設されていることを特徴とする前記請求項1ないし請求
    のいずれか一項記載の床下地構造。
  11. 【請求項11】 前記各根太(29)の上面(29a)
    には、長手方向に延び且つ前記根太(29)を固定する
    ためのドライウォールスクリュー(30)の頭部(30
    a)を収容し得る深さを有する凹溝(31)が形成され
    ていることを特徴とする前記請求項1記載の床下地構
    造。
  12. 【請求項12】 前記根太(29)は、所定幅に切断さ
    れた金属板(P)をその両端がコーナの一点において接
    するように四角筒状に折曲して構成されており、前記金
    属板(P)の一方の端部には、内側に折曲され、さらに
    その先端部を外側に向かって折曲されてなる逆J字状折
    曲部(5)が設けられ、前記金属板(P)の他方の端部
    には、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部
    (6)が設けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめて水
    平方向に連続するコーナ型接続部(4)として成形され
    ていることを特徴とする前記請求項1および請求項1
    のいずれか一項記載の床下地構造。
  13. 【請求項13】 前記根太(29)には、前記コーナ型
    接続部(4)における逆U字状折曲部(6)の基端から
    内側に向かってコ字状に突出するリブ(24)が水平方
    向に連続して形成されていることを特徴とする前記請求
    項1記載の床下地構造。
  14. 【請求項14】 前記各根太(29)の両側面(29
    c),(29d)には、縦方向に延びる複数のビード
    (35),(35)・・が長手方向に所定間隔で形成さ
    れていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項
    のいずれか一項記載の床下地構造。
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