JP2006312828A - フローリングの固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹状溝が形成されている側面同士を対向させて隣接するフローリングを根太材上に固定し、作業効率の向上と見栄えを良くする効果を奏する。
【解決手段】ほぼ平行に離間して配置された根太材8に敷設されるフローリング9の何れかの側面に凹状溝6cが形成されており、係る凹状溝6cが形成されている側面同士を対向させて隣接するフローリング9を根太材8上において結合乃至固定するための固定具1であって、前記隣接するフローリング9の側面に形成された凹状溝6cにそれぞれ嵌合する横状突起2a,2bと、前記横状突起2a,2bの中央部から下方に伸びる脚部と、脚部の上方に向けて突出する頭部と、前記結合具の長手方向の中央部における上方から脚部に向かって斜め方向に貫通する釘孔とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、フローリングの固定具、より詳細には、凹状溝が形成されている側面同士を対向させて隣接するフローリングを根太材上に固定するための固定具に関する。
従来、フローリングは、一般に幅方向における一端部側面に凹状溝が形成されており、他端部側面に突起が形成されている。そして前記突起を凹状溝に嵌合させてフローリング同士を結合させている。通常の新築建物における内装工事などでフローリングを敷設する場合においては、部屋の壁面側から順次工事を進めるので、フローリング同士の結合に問題は生じない。しかし、既存の建物における床材の改修工事などにおいては、建物内の部屋や廊下などの定められた既存の間取りに応じて工事を進める関係上、端部側面に凹状溝が形成された側面同士を対向させてフローリングを結合させるケースに屡々直面する。このような場合に、従来はフローリングの上から直接釘を打ち付けたり木ねじでフローリングを根太材に固定していた。しかし、フローリングの表面に釘や木ねじの頭部が見えることから見栄えが悪く問題であった。
一方、特許文献1には根太材の中間に位置する十字状の床材ジョイント具が開示されている。しかし、係る床材ジョイント具は、フローリングのジョイントとは異なりジョイント部に隙間を有し、根太材の中間位置で床材を結合させる機能はあるものの、根太材に床材を固定する機能はなく、根太材への固定には別に専用の固定金具を用いる点において本発明の固定具とは異なる。また、特許文献2には狭持片の尖端部を床材の溝に突き刺して脚部4個所を根太材に固定する床材結合金具が開示されているが、尖端部を床材の溝に突き刺し脚部4個所を根太材に固定するのに手間と時間を要する点で問題があった。
特開2000−145101号公報 特開昭61−157639号公報
本発明者は、前記の問題点を解消し、鋭意研究して本発明に至ったものであり、本発明の課題は、固定具を根太材に固定するとともに前記固定具を介して隣接するフローリングを結合することによって、釘や木ねじ等でフローリングを直接固定することにより発生する外観上の問題点を解消するフローリングの固定具を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明は、ほぼ平行に離間して配置された根太材に敷設されるフローリングの何れかの側面に凹状溝が形成されており、係る凹状溝が形成されている側面同士を対向させて隣接するフローリングを根太材上において結合乃至固定するための固定具であって、前記隣接するフローリングの側面に形成された凹状溝にそれぞれ嵌合する横状突起と、前記横状突起の中央部から下方に伸びる脚部と、脚部の上方に向けて突出する頭部と、前記結合具の長手方向の中央部における上方から脚部に向かって斜め方向に貫通する釘孔とを備えたことを特徴とするフローリングの固定具とする(請求項1)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、ほぼ平行に離間して配置された根太材に敷設されるフローリングの何れかの側面に凹状溝が形成されており、係る凹状溝が形成されている側面同士を対向させて隣接するフローリングを根太材上において結合乃至固定するための固定具であって、前記隣接するフローリングの側面に形成された凹状溝にそれぞれ嵌合する横状突起と、前記横状突起の中央部から下方に伸びる脚部と、前記結合具の長手方向の中央部における上方から脚部に向かって斜め方向に貫通する釘孔とを備えたことを特徴とするフローリングの固定具とする(請求項2)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記フローリングの固定具において、長手方向の前後何れか一方を先細形状に形成することを特徴とする前記のフローリングの固定具とすることが好ましい(請求項3)。
本発明のフローリングの固定具は前記のように構成されるので、1本の釘などの棒状固定具を打ち込むだけで固定具を根太材へ固定でき、しかも固定具をフローリングの溝に沿って自在に嵌合させることができるので、作業効率が向上する。また、フローリング側面の突き合わせ部が隙間なく接合できる上、釘や木ねじでフローリングを直接固定する場合のように釘や木ねじ等の頭部が見えないので仕上がりが良く見栄えがする。更に、改装工事の現場事情やフローリングの色柄に応じて、凹状溝側面同士或いは凹状溝側面と突起状側面の何れかを選択してフローリングを結合・固定できる利点がある。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下「本発明の実施の形態」と称する)について図面を参照しながら説明する。しかし、本願発明は係る実施の形態によって何ら制限されるものではない。また、各図面において、同一の部位乃至部品については共通の符号を用いて表した。
図1は、請求項1及び3記載の発明を含む第1実施の形態に係る固定具1を示すもので、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は平面図である。固定具1は、前記隣接する前フローリング9a及び後フローリング9bの側面に形成された凹状溝6にそれぞれ嵌合する横状突起2と、前記横状突起2の中央部から下方に伸びる脚部3と、脚部の上方に向けて突出する頭部4と、前記結合具1を根太材に固定させるための棒状固定具である釘7を貫通させる釘孔5とを備えている。本発明のフローリングの固定具の材料や製造方法は特に限定されるものではないが、例えばアルミニウムや鋳鉄その他の金属を鋳造して形成するのが好ましい。また、ポリオキシメチレン等ポリエーテル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリマーアロイ及びその他エンジニアリングプラスチック等を射出成形、圧縮成形、トランスファー成形等で形成したものが好ましい。
本発明の第1実施の形態に係る固定具1は全体的にほぼ舟形状をなし、左右に伸びる横状突起2は、フローリング9の側面に形成された凹状溝6に嵌合する厚みと奥行きにて設計されている。舟形状に限定するものではないが、釘孔5を手前に向けて配置できるように、固定具1の前後が直ぐに識別できる形状に構成することが好ましい。図3(b)に示すように、通常フローリングの側面に設けられる凹状溝6は、上顎部6a、下顎部6d及び上顎部と下顎部の溝部6cから構成され、上顎部6aは下顎部6dよりも前方に迫り出し、凹状溝側の角部が面取り6bされている。係る凹状溝が形成された側面を突き合わせたときにできる空隙にほぼ収まるように、空隙とほぼ同じ大きさに構成されている。横状突起2は、凹状溝6に挿入し易くするために先端部を面取りして丸みをつけている。頭部4は、横状突起2の中央部に断面がほぼ二等辺三角形状に形成されている。脚部3は、根太材8に垂直に配置されるように底面が平面状で且つ側面が底面に対して垂直状に設けられている。
前記釘孔5は、固定具1の長手方向のほぼ中央部における頭部4を構成する何れかの斜面から、対向する脚部3の底面に向けて斜め方向に穿設されている。このように釘孔5を斜め方向に設けることによって、棒状固定具である例えば釘7を釘孔5に通して根太材8に打ち込むときに、固定具1は前フローリング9aの方向(釘を打ち込む水平方向)に僅かに移動して前フローリング9aを押しつけるので、フローリングは接合面に間隙を残すことなくピッタリと固定されるとともに、釘7を根太材8に対して垂直方向に打ち込んだときよりも、フローリングの上下方向の揺動に対して抜けにくくなる。より抜けにくくするために、周囲に浅いスパイラル状の溝が形成された市販の釘7を使用することが好ましい。また、1本の釘7で止めた方が手間がかからないばかりでなく、フローリング9の側面の凹状溝6に沿って平行に固定しやすく、釘7を打ち込んだ後でも固定具1の側面乃至フローリングの側面を軽く叩いて曲がりを簡単に修正することができる利点がある。
次に、図2は、請求項2及び3記載の本発明を含む第2実施の形態に係る固定具1を示すもので、第1実施の形態に係る固定具1において、頭部4を設けずに横状突起2の上面を平面状に形成した以外は第1実施の形態に係る固定具1と同様である。このように頭部4を設けなかったのは、フローリングの種類によって、凹状溝6を構成する上顎部6aの内面角部を面取りしていないフローリングに対応する必要からである。その他の点は第1実施の形態に係る固定具1と同様であるので説明は省略する。
鋳型に溶融アルミニウムを流し込んで前記第1実施の形態に係る固定具1を複数個製造した。図4に示すように、根太材8として45mm角の垂木6本をほぼ等間隔に離間して設けておき、市販のフローリング(長さ1820mm×巾303mm×厚さ12mm)を使用して、先に敷設する方の前フローリング9aを前記根太材8にほぼ直交して固定した。次に、前記釘孔5に棒状固定具である釘7を打ち込む水平方向の向きが、前記の前フローリング9aの凹状溝6が形成された側面に向くように固定具1を各根太材8上に配置する。即ち、固定具1をその先細部が左方向に向くように配置すると釘孔5の頭部が手前に向くこととなる。前フローリング9aの凹状溝6に固定具1の一方の横状突起2aを押し込んで嵌合させ、釘孔5に釘7を打ち込んで固定具1をそれぞれ根太材8に固定した。次に、別の後フローリング9bの側面の凹状溝6をもう一方の横状突起2bに押し込んでそれぞれ結合した。図3(a)に結合した状態を示す。前記の前フローリング9a及び後フローリング9bの他の側面には突起10が表れるので、該突起10を次のフローリングの凹状溝6に嵌合させ、以後通常の方法で順次フローリングを結合させることができる。
今後、老朽化する建物が増大するのにともなって、ますます床の改修工事が増大し、簡単にフローリングを結合できる本発明に係るフローリングの固定具の需要が見込まれ、且つ、簡単に製造できるので便利であり、しかも経済的で極めて有用である。
本発明の第1実施の形態に係るフローリングの固定具を示す説明図である。 本発明の第2実施の形態に係るフローリングの固定具を示す説明図である。 本発明の実施例に係るフローリングの固定具の使用状態を示す断面図である。 本発明の実施例に係るフローリングの固定具の使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1:固定具、2:横状突起,2a:左横状突起,2b:右横状突起、3:脚部、4:頭部、5:釘孔、6:凹状溝、6a:上顎部、6b:面取り、6c:溝部、6d:下顎部、7:釘、8:根太材、9:フローリング、9a:前フローリング、9b:後フローリング、10:突起

Claims (3)

  1. ほぼ平行に離間して配置された根太材に敷設されるフローリングの何れかの側面に凹状溝が形成されており、係る凹状溝が形成されている側面同士を対向させて隣接するフローリングを根太材上において結合乃至固定するための固定具であって、前記隣接するフローリングの側面に形成された凹状溝にそれぞれ嵌合する横状突起と、前記横状突起の中央部から下方に伸びる脚部と、脚部の上方に向けて突出する頭部と、前記結合具の長手方向の中央部における上方から脚部に向かって斜め方向に貫通する釘孔とを備えたことを特徴とするフローリングの固定具。
  2. ほぼ平行に離間して配置された根太材に敷設されるフローリングの何れかの側面に凹状溝が形成されており、係る凹状溝が形成されている側面同士を対向させて隣接するフローリングを根太材上において結合乃至固定するための固定具であって、前記隣接するフローリングの側面に形成された凹状溝にそれぞれ嵌合する横状突起と、前記横状突起の中央部から下方に伸びる脚部と、前記結合具の長手方向の中央部における上方から脚部に向かって斜め方向に貫通する釘孔とを備えたことを特徴とするフローリングの固定具。
  3. 前記フローリングの固定具において、長手方向の前後何れか一方を先細形状に形成することを特徴とする請求項1又は2記載のフローリングの固定具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010106477A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Panasonic Electric Works Co Ltd
KR101672398B1 (ko) * 2015-11-13 2016-11-03 (유)송원이엔지 데크 조립 구조
KR101775078B1 (ko) * 2016-08-08 2017-09-05 (유)송원이엔지 데크 조립 구조

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