JP2001064616A - 水系接着剤 - Google Patents

水系接着剤

Info

Publication number
JP2001064616A
JP2001064616A JP23786999A JP23786999A JP2001064616A JP 2001064616 A JP2001064616 A JP 2001064616A JP 23786999 A JP23786999 A JP 23786999A JP 23786999 A JP23786999 A JP 23786999A JP 2001064616 A JP2001064616 A JP 2001064616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
water
molecular weight
average molecular
adhesive strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23786999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4567123B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Sunada
潔 砂田
Mikio Yamaguchi
幹夫 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP23786999A priority Critical patent/JP4567123B2/ja
Publication of JP2001064616A publication Critical patent/JP2001064616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4567123B2 publication Critical patent/JP4567123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリクロロプレンラテックスと、粘着付与樹
脂と、水分散型イソシアネート化合物を必須成分とす
る、耐熱性に優れる水系接着剤を提供する。 【解決手段】 (A)ポリクロロプレンラテックスと
(B)粘着付与樹脂と(C)水分散型イソシアネート化
合物を含有することを特徴とする水系接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送機内装や履き
物等の接着剤に使用でき、初期接着力、常態接着力、耐
水接着力、耐熱接着力のバランスに優れた、ドライコン
タクト型水系接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ドライコンタクト型水系接着剤とは、接
合する被着材の双方に接着剤液を塗布し、接着剤層を5
0〜100℃の温度で乾燥または熱活性させてから張り
合わせるタイプの接着剤である。従来、クロロプレン重
合体をベースとしたドライコンタクト型接着剤は、有機
溶剤にクロロプレンゴムを溶解させて製造した溶剤系接
着剤が主流であった。しかし、近年溶剤系接着剤は製造
や使用の際の有機溶剤による火災の危険性、環境汚染の
問題が懸念されており、脱溶剤化の要求が年々高まって
きている。脱溶剤化の手段としては、溶剤系接着剤をラ
テックスをベースとした水系接着剤に代替する方法が有
効である。特にポリクロロプレンラテックスを用いた水
系接着剤は、建材用、住宅用、輸送機内装用、家具用、
履き物用などの幅広い用途で使用可能である。しかし、
従来の水系接着剤では、初期接着力、常態接着力、耐熱
接着力のバランスにおいて必ずしも十分な性能をもつと
は言えず、この改良が課題となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、初期接着力
にすぐれ、常態接着力、耐熱接着力のバランスにすぐれ
た水系接着剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、クロロプレン
重合体が特定範囲のゾル(トルエン可溶部)の重量平均
分子量及びゲル(トルエン不溶部)含有量をもつポリク
ロロプレンラテックスと、粘着付与樹脂と、水分散型イ
ソシアネート化合物を組み合わせることで、高い接着性
能を発現する水系接着剤を発明した。
【0005】すなわち本願の第1の発明は、(A)乳化
剤としてロジン酸アルカリ金属塩を含有し、クロロプレ
ン重合体中のゾル(トルエン可溶部)の重量平均分子量
が40万以上であり、かつゲル分(トルエン不溶部)の
含有量が3〜40重量%であるポリクロロプレンラテッ
クスと(B)粘着付与樹脂と(C)水分散型イソシアネ
ート化合物を含有する水系接着剤である。また、本願の
第2の発明は、(C)水分散型イソシアネート化合物の
イソシアネート基含有率が17〜25重量%である上記
の水系接着剤である。また、本願の第3の発明は、
(C)水分散型イソシアネート化合物がヘキサメチレン
ジイソシアネートの重合物を含有する上記の水系接着剤
である。また、本願の第4の発明は、(C)水分散型イ
ソシアネート化合物が重量平均分子量2500以上であ
り、かつ分子量分布値(重量平均分子量(Mw)を数平
均分子量(Mn)で除した値)が5.0以上である上記
の水系接着剤である。更に、本願の第5の発明は、
(A)ポリクロロプレンラテックスが固形分で100重
量部に対し、(B)粘着付与樹脂が固形分で20〜10
0重量部、(C)水分散型イソシアネート化合物が0.
1〜10重量部である上記の水系接着剤である。
【0006】以下、本発明の内容を詳細に説明する。本
発明におけるクロロプレン重合体水系接着剤は、ポリク
ロロプレンラテックスを含有する水系接着剤である。こ
のポリクロロプレンラテックスとは、2−クロロ−1,
3−ブタジエン(以下クロロプレンと記す)の単独重合
体またはクロロプレンとクロロプレンと共重合可能な単
量体の1種以上とを乳化共重合して得られた共重合体を
主成分とするラテックスである。
【0007】クロロプレンと共重合可能な単量体として
は、例えば2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1
−クロロ−1,3−ブタジエン、ブタジエン、イソプレ
ン、スチレン、アクリロニトリル、アクリル酸及びその
エステル類、メタクリル酸及びそのエステル類等が挙げ
られ、必要に応じて2種類以上用いて構わない。しか
し、好ましくは、カルボキシル基含有ビニル単量体、例
えばメタクリル酸、アクリル酸、クロトン酸、フマル
酸、マレイン酸、シトラコン酸、グルタコン酸などとの
共重合体であることが望ましい。特にその中でも、メタ
クリル酸(2−メチルプロペン酸またはα−メチルアク
リル酸ともいう)との共重合体であれば、接着剤に高い
常態接着性能を持たせることができる。
【0008】本発明におけるクロロプレン重合体のゲル
分とは、トルエン溶媒に不溶な成分の含有率をいい、ゾ
ルとはトルエン溶媒に可溶な成分をいう。本発明におけ
るクロロプレン重合体は、そのゲル含有量が3〜40重
量%の範囲にあることが必要である。接着剤の品質の安
定性、接着剤の性能を考慮すると、ゲル含有量の最も好
ましい範囲は、10〜30重量%である。なお、ゲル含
有量は以下の方法で測定した。ラテックスを凍結乾燥
し、重量をAとする。23℃で20時間トルエンに溶解
(0.6重量%に調製)し、遠心分離器を用いて、更に
200メッシュ金網を用いて不溶分すなわちゲルを分離
した。ゲル分を風乾後、110℃雰囲気下で、1時間乾
燥し、重量をBとする。下式に従ってゲル含有量を算出
した。 ゲル含有量=B/A×100 (重量%)
【0009】また本発明においては、クロロプレン重合
体のゾル、即ちトルエン可溶成分の重量平均分子量が重
要であり、本発明におけるクロロプレン重合体の重量平
均分子量は40万以上であることが重要である。重量平
均分子量の好ましい範囲は45万以上120万以下であ
る。なお、ゾルの重量平均分子量は、以下の方法で測定
した。ゲル含有量測定時に分離したゾルを、0.1%T
HF溶液に調整した。下記の条件でGPC測定を行い、
ポリスチレン換算により重量平均分子量を算出した。 カラムサイズ:7.5mmΦ×50mm(GUAR
D)、7.5mmΦ×300mm(Mixed−B) カラム温度:35℃、溶媒:THF、 流出速度:1ml/min 検出器:SHIMAZU RID−6A
【0010】本発明においてクロロプレン重合体のゲル
分の含有率及びゾルの重量平均分子量を以上のように規
定しているのは以下の理由による。
【0011】本発明における優れた初期接着力の発現
は、クロロプレン重合体が分子運動性に優れたゾルを多
量に含むことによる。このため、接着界面におけるクロ
ロプレン分子鎖の融合が速やかに起こり、接着強度が瞬
時に発現し、優れた初期接着力を発現することが可能と
なる。クロロプレン重合体のゲル分が40重量%を越え
ると、この初期接着力が低下するため好ましくない。
【0012】一方、これまで知られている一般的なポリ
クロロプレンラテックス接着剤においては、ゲル含有量
が低いクロロプレン重合体は耐熱接着力が劣る傾向があ
り、初期接着力と耐熱接着力のバランスに劣っていた。
本発明においては、クロロプレン重合体のゲル含有量が
3〜40重量%、ゾルの重量平均分子量を40万以上と
することにより、優れた初期接着力と耐熱接着力を併せ
持つことを可能とした。ゲル分が3重量%未満、ゾルの
重量平均分子量が40万未満の場合には耐熱接着力が著
しく低下する。また、重量平均分子量が120万を越え
る場合には、長期の貯蔵によってはゲル含有量が増加し
たりする可能性があり、品質管理の観点から好ましくは
重量平均分子量は120万以下であることが望ましい。
【0013】本発明におけるポリクロロプレンラテック
スの乳化重合に使用される乳化剤及び/または分散剤
は、ロジン酸アルカリ金属塩である。アルカリ金属塩と
してはナトリウム塩またはカリウム塩またはナトリウム
塩とカリウム塩の混合物が好ましい。ロジン酸のアルカ
リ金属塩を用いたアニオン型ラテックスでなければ、本
発明の水系接着剤に高い耐熱接着力を付与させることが
できない。この理由を以下に述べる。
【0014】本発明における水分散型イソシアネート化
合物は、クロロプレン重合体鎖だけでなく、カルボキシ
ル基を分子内にもつロジン酸アルカリ金属塩とも反応す
ることが可能である。このことは、ロジン酸アルカリ金
属塩の水溶液と水分散型イソシアネートを混合し、50
〜100℃で加熱乾燥させた試料の赤外分光スペクトル
を測定し、カルボキシル基の吸収帯の強度減少を観察す
ることで簡単に確認できる。この反応はラテックス粒子
の融着を強固なものとするため、上述のようにゲル成分
とゾル成分のバランスによって発現される耐熱接着力
を、よりいっそう強いものとすることが可能である。ロ
ジン酸アルカリ金属塩の添加量は、重合時においてクロ
ロプレン単量体または、クロロプレン単量体とそれと共
重合可能な単量体の合計100重量部に対して、1重量
部以上10重量部未満が好適である。1重量部未満では
乳化力が不足し、10重量部以上では接合面に介在する
乳化剤量が多過ぎるために、接着不良の原因となる可能
性がある。
【0015】本発明におけるクロロプレン重合体の重合
方法は、特に限定されるものではなく、重合温度、重合
触媒、連鎖移動剤、重合停止剤、最終重合率、脱モノマ
ー、濃縮条件等を適切に選定、制御することで、固形分
濃度、ゾルの重量平均分子量、ゲル含有量等を調整する
ことが可能である。
【0016】本発明におけるクロロプレン重合体の重合
温度は特に限定されるものではないが重合反応を円滑に
行うために、重合温度を0〜50℃とすることが好まし
い。重合触媒は、過硫酸カリウム等の加硫酸塩、第3−
ブチルヒドロパーオキサイド等の有機過酸化物等であ
り、特に限定されるものではない。
【0017】クロロプレン重合体の連鎖移動剤の種類は
特に限定されるものではなく、通常クロロプレンの乳化
重合に使用されるものが使用できるが、例えばn−ドデ
シルメルカプタンやtert−ドデシルメルカプタン等
の長鎖アルキルメルカプタン類、ジイソプロピルキサン
トゲンジスルフィドやジエチルキサントゲンジスルフィ
ド等のジアルキルキサントゲンジスルフィド類、ヨード
ホルム等の公知の連鎖移動剤を使用することができる。
なお、連鎖移動剤の添加は、仕込み時だけではなく、重
合途中に添加することもできる。
【0018】クロロプレン重合体の重合停止剤(重合禁
止剤)は特に限定するものでなく、例えば、2,6−タ
ーシャリーブチル−4−メチルフェノール、フェノチア
ジン、ヒドロキシアミン等が使用できる。
【0019】クロロプレン重合体の最終重合率は、特に
限定するものではなく、任意に調節することができ、未
反応のモノマーは脱モノマー操作によって除去される
が、その方法は特に限定するものではない。濃縮あるい
は、水等の添加で希釈することで、固形分濃度を必要な
濃度に制御することができる。濃縮の方法としては、減
圧濃縮などがあるが、特に限定するものではない。しか
し、接着剤の乾燥速度を速めるために、本発明における
ポリクロロプレンラテックスの固形分濃度は50重量%
以上であることが好ましい。
【0020】本発明における粘着付与樹脂は、ゲル成分
とゾル成分のバランスによって得られる優れた初期接着
力をさらに増強するために添加する。本発明における粘
着付与樹脂の種類は、特に限定されるものではない。具
体的には、ロジン樹脂、重合ロジン樹脂、α−ピネン樹
脂、β−ピネン樹脂、テルペンフェノール樹脂、C5
分系石油樹脂、C9留分系石油樹脂、C5/C9留分系石
油樹脂、DCPD系石油樹脂、アルキルフェノール樹
脂、キシレン樹脂、クマロン樹脂、クマロンインデン樹
脂などが挙げられる。耐熱接着力をより高くするため
に、軟化点が100℃以上の樹脂が適している。
【0021】粘着付与樹脂を添加する場合の、その添加
方法は特に限定されるものではないが、接着剤中に樹脂
を均一に分散させるために、エマルジョンとしてから添
加することが好ましい。さらに粘着付与樹脂エマルジョ
ンの製法には、トルエン等の有機溶剤に溶解させたもの
を乳化剤を用いて水中に乳化/分散させた後、有機溶剤
を減圧しながら加熱して取り除く方法と、微粒子に粉砕
して乳化/分散させる方法などがあるが、より微粒子の
エマルジョンが作成できる前者が好ましい。
【0022】粘着付与樹脂の添加量としては、ポリクロ
ロプレンラテックスを固形分で100重量部に対し、固
形分で20〜100重量部が好ましい。20重量部未満
では初期接着力が不十分であり、100重量部を越える
と接着剤被膜の形成が阻害され初期接着力及び常態接着
力ともに低下する。
【0023】本発明における水分散型イソシアネート化
合物とは、脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネート
から得られる、分子内にビュウレット、イソシアヌレー
ト、ウレタン、ウレトジオン、アロファネート等の構造
を有する重合物に親水基を導入したものである。つま
り、水に添加・攪拌すると、水中で微粒子として分散す
ることが可能な自己乳化型イソシアネート化合物であ
る。脂肪族及び/または脂環族ジイソシアネートとして
は、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタ
メチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネート(LDI)、イソホ
ロンジイソシアネート(IPDI)、水添キシリレンジ
イソシアネート(水添XDI)、トリレンジイソシアネ
ート(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)、重合MDI、キシリレンジイソシ
アネート(XDI)、ナフチレンジイソシアネート(N
DI)、パラフェニレンジイソシアネート(PPD
I)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TM
XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
(HMDI)、イソプロピリデンビス(4−シクロヘキ
シルイソシアネート)(IPC)、シクロヘキシルジイ
ソシアネート(CHPI)、トリジンジイソシアネート
(TODI)などが挙げられる。中でもHDI、MD
I、IPDI、水添XDIは、工業的に入手し易く良好
である。親水基とは、エチレンオキサイド繰り返し単位
からなる親水基が好ましく、水分散性を考慮すれば、ポ
リエチレングリコールモノメチルエーテルが特に好まし
い。
【0024】一般的に入手可能である、水分散型イソシ
アネート化合物の具体的な例としては、アクアネートシ
リーズ(日本ポリウレタン工業株式会社の製品シリー
ズ)、タケネートWDシリーズ(武田薬品工業株式会社
の製品シリーズ)、スタフィロイドWDシリーズ(武田
薬品工業株式会社)、SBUシリーズ(住友バイエルウ
レタン株式会社の製品シリーズ)、CRシリーズ(大日
本インキ化学工業株式会社の製品シリーズ)などが挙げ
られる。
【0025】本発明の水分散型イソシアネート化合物
は、JIS K−7301に定められた方法によって得
られるイソシアネート基含有率が17〜25重量%であ
ることが好ましい。イソシアネート基含有率が17重量
%以上であれば、耐熱接着力をさらに強固にすることが
できるが、工業的にイソシアネート基含有率が25重量
%を越える水分散型イソシアネート化合物を得ることは
現状では困難である。
【0026】さらに、本発明における水分散型イソシア
ネート化合物は、0.1重量%THF溶液をGPC測定
(スチレン換算)することによって得られる重量平均分
子量(Mw)が2500以上、さらに分子量分布値が
5.0以上であることが好ましい。さらに好ましくは、
重量平均分子量が2500〜3500であり、分子量分
布値が5.0以上8.0未満であることが望ましい。工
業的に平均分子量が3500を越える水分散型イソシア
ネート化合物を得ることは現状では困難であり、また分
子量分布値が8.0以上の水分散型イソシアネート化合
物はイソシアネート含有率や分子量が経時で変化するな
ど品質の安定性に問題が生じる可能性がある。分子量分
布値とは下式によって求められた値である。 分子量分布値=Mw/Mn 重量平均分子量が2500以上であったり、分子量分布
値が5.0以上であれば、耐熱接着力をさらに強固にす
ることが可能である。水分散型イソシアネート化合物の
添加量は、ポリクロロプレンラテックスを固形分で10
0重量部に対して、0.1〜10重量部が好ましく、さ
らに好ましくは0.5〜7重量部が好ましい。添加量が
0.1重量部よりも少ない場合には接着剤の耐熱性が不
足し、10重量部よりも多い場合には、経済的に不利に
なる上、接着剤が乾燥して形成される皮膜の柔軟性がな
くなったりする場合がある。
【0027】水系接着剤は、下記に例示するような方法
によって乳化重合して得た上記のクロロプレン重合体を
含む乳化重合液(すなわちポリクロロプレンラテック
ス)に、粘着付与樹脂と水分散型イソシアネートを含ま
せることによって得ることができる。
【0028】本発明における水系接着剤には、要求性能
に合わせて、増粘剤(粘度調節剤)、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、可塑剤、架橋剤、充填剤、加硫促進剤、消泡
剤、防錆剤等を任意に添加することができる。これらの
うち、紫外線吸収剤、酸化防止剤を添加する場合には、
接着剤中に均一に分散させるために、エマルジョンとし
てから添加することが好ましい。さらにエマルジョンの
製法には、トルエン等の有機溶剤に溶解させたものを乳
化剤を用いて水中に乳化/分散させた後、有機溶剤を減
圧しながら加熱して取り除く方法と、微粒子に粉砕して
乳化/分散させる方法などがあるが、より微粒子のエマ
ルジョンが作成できる前者が好ましい。
【0029】増粘剤としては、例えば、ポリアクリル酸
ナトリウム系、アルカリ膨潤アクリル系、会合型アクリ
ル系、会合型ウレタン系、ヒドロキシエチルセルロース
(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HP
C)、メチルセルロース(MC)、エチルセルロース
(EC)、カルボキシルメチルセルロース(CMC)、
粘土鉱物等が挙げられる。
【0030】紫外線吸収剤(または光安定剤)として
は、ベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系、無機
系紫外線吸収剤などが挙げられる。ベンゾトリアゾール
系の具体的な例としては、2−(5−メチル−2−ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒド
ロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フ
ェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−
ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−5−メチル
−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどが挙げ
られる。ヒンダードアミン系の具体的な例としては、コ
ハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4−
ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
重縮合物、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチ
ルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−
ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジニル)セバケート、2−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチル
マロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)などが挙げられる。無機系紫外線吸収剤
としては、酸化チタン微粒子、酸化亜鉛微粒子、酸化セ
リウムの微粒子、及びそれらの微粒子を合成シリカなど
の無機質フィラーに担持させたものなどが挙げられる
【0031】酸化防止剤(または老化防止剤)として
は、芳香族アミン系、アミンケトン系、ビスフェノール
系、モノフェノール系などが挙げられる。芳香族アミン
系酸化防止剤の具体的な例としては、フェニル−1−ナ
フチルアミン、アルキレート化ジフェニルアミン、オク
チレート化ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α
−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、p−(p−ト
ルエンサルホニルアミド)ジフェニルアミン、N,N’
−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,
N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N−フェ
ニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、
N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p
−フェニレンジアミンなどが挙げられる。アミンケトン
系酸化防止剤の具体的な例としては、2,2,4−トリ
メチル−1,2−ジヒドロキノリンの重合物、6−エポ
キシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチルキノ
リン、ジフェニルアミンとアセトンの反応生成物などが
挙げられる。ビスフェノール系酸化防止剤の具体的な例
としては、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−
t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブ
チリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン、テトラキス[メチレン3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン、3,9−ビス[2−[3−(3−t
−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−プ
ロピオニロキシ]−1,1−ジメチルエチル]−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカ
ン、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブ
チル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートなどが挙げら
れる。モノフェノール系の具体的な例としては、2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ
−t−ブチル−4−エチルフェノール、モノ(またはジ
またはトリ)(α−メチル−ベンジル)フェノール、2
−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレ
ート、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−
ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチ
ルフェニルアクリレート、n−オクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネートなどが挙げられる。
【0032】可塑剤としては、リン酸エステル系、フタ
ル酸系、脂肪族二塩基酸エステル系、オキシ酸エステル
系などが挙げられる。リン酸エステル系可塑剤の具体的
な例としては、リン酸トリクレシル(TCP)、リン酸
トリエチル(TEP)、リン酸トリブチル(TBP)、
リン酸トリオクチル(TOP)、リン酸トリ(クロロエ
チル)(TCEP)、リン酸トリスジクロロプロピル
(CRP)、リン酸トリブトキシエチル(TBXP)、
リン酸トリス(β−クロロプロピル)(TMCPP)、
リン酸トリフェニル(TPP)、リン酸オクチルジフェ
ニル、リン酸トリス(イソプロピルフェニル)などが挙
げられる。フタル酸系可塑剤の具体的な例としては、フ
タル酸ジメチル(DMP)、フタル酸ジエチル(DE
P)、フタル酸ジ−n−ブチル(DBP)、フタル酸ジ
ヘプチル(DHP)、フタル酸ジオクチル(DOP)、
フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ジイソデ
シル(DIDP)、フタル酸ジトリデシル(DTD
P)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ジ
シクロヘキシル(DCHP)、テトラヒドロフタル酸エ
ステルなどが挙げられる。脂肪族二塩基酸エステル系可
塑剤の具体的な例としては、アジピン酸ジオクチル(D
OA)、アジピン酸ジイソノニル(DINA)、アジピ
ン酸ジイソデシル(DIDA)、アジピン酸ジ−n−ア
ルキル(D610A,610A)、アジピン酸ジブチル
ジグリコール(BXA)、アゼライン酸ビス(2−エチ
ルヘキシル)(DOZ)、セバシン酸ジブチル(DB
S)、セバシン酸ジオクチル(DOS)などが挙げられ
る。オキシ酸エステル系可塑剤の具体的な例としては、
アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブ
チル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセチルク
エン酸トリブチルなどが挙げられる。その他の可塑剤と
しては、ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエ
チレングリコールジ−2−エチルブチラート、オレイン
酸ブチル、グリセリンモノオレイン酸エステル、塩素化
パラフィン、塩素化ビフェニル2−ニトロビフェニル、
ジノニルナフタリン、o−及びp−トルエンスルホンエ
チルアミド、樟脳、アビエチン酸メチル、エポキシ化大
豆油、エポキシ化亜麻仁油などがある。
【0033】架橋剤としては、金属酸化物、金属水酸化
物などがあり、具体的には、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、水酸化マグネシウムなどが挙げられる。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、こ
れらの実施例は本発明を限定するものではない。
【0035】[実施例1]ALX−600(ロジン酸カ
リウム塩を乳化剤として用いたポリクロロプレンラテッ
クス、電気化学工業株式会社製)を用いて、表1に示し
た配合処方で水系接着剤を作成し、以下の方法により接
着力を評価した。 [初期接着力評価試験]帆布(糊代部のサイズは幅25
mm×長さ70mm)2枚各々に、接着剤を150g
(wet)/m2刷毛で塗布し、23℃雰囲気下で3時
間乾燥した。その上に接着剤を200g/m2刷毛で塗
布し、60℃雰囲気下で5分間乾燥させた後、再び接着
剤を200g(wet)/m2刷毛で塗布し、60℃雰
囲気下で5分間乾燥させた。その後すぐに張り合わせ、
ハンドローラーで圧着した。圧着してから10分後に引
張試験機で引張速度200mm/minで180°剥離
強度を測定した。
【0036】[常態接着力評価試験]帆布(糊代部のサ
イズは幅25mm×長さ70mm)2枚各々に、接着剤
を150g(wet)/m2刷毛で塗布し、23℃雰囲
気下で3時間乾燥した。その上に接着剤を200g/m
2刷毛で塗布し、60℃雰囲気下で5分間乾燥させた
後、再び接着剤を200g(wet)/m2刷毛で塗布
し、60℃雰囲気下で5分間乾燥させた。その後すぐに
張り合わせ、ハンドローラーで圧着した。圧着してから
5日後に引張試験機で引張速度200mm/minで1
80°剥離強度を測定した。
【0037】[耐熱接着力評価試験]帆布(糊代部のサ
イズは幅25mm×長さ50mm)2枚各々に、接着剤
を150g(wet)/m2刷毛で塗布し、23℃雰囲
気下で3時間乾燥した。その上に接着剤を200g/m
2刷毛で塗布し、60℃雰囲気下で5分間乾燥させた
後、再び接着剤を200g(wet)/m2刷毛で塗布
し、60℃雰囲気下で5分間乾燥させた。その後すぐに
張り合わせ、ハンドローラーで圧着した。圧着してから
1日後に、80℃雰囲気下で試料の一端を固定し、他端
に1kgの荷重を掛ける。30分経過した時の、剥離し
た長さを測定した。30分以内に落下したものは、「落
下」と判定した。
【0038】またポリクロロプレンラテックスの固形分
濃度、及びラテックスに含まれるクロロプレン重合体の
ゲル分、及び可溶部(ゾル)の重量平均分子量を下記の
方法で測定した。 [固形分濃度]アルミ皿だけを秤量してAとした。ラテッ
クス試料を2mlいれたアルミ皿を秤量しBとした。ラ
テックス試料を入れたアルミ皿を110℃雰囲気下で2
時間乾燥させた後、秤量しCとした。固形分濃度(%)
は下式により求めた。 固形分濃度={(C−A)/(B−A)}×100
【0039】[トルエン不溶分(ゲル含有量)測定]ラテ
ックス試料を凍結乾燥し秤量してAとした。23℃で2
0時間、トルエンで溶解(0.6%に調整)し、遠心分
離機を使用し、更に200メッシュの金網を用いてゲル
を分離した。ゲル分を風乾燥後110℃雰囲気下で、1
時間乾燥し、秤量してBとした。ゲル含有量(%)は下
式に従って算出した。 ゲル含有量=(B/A)×100 (%)
【0040】[トルエン可溶部(ゾル)の重量平均分子
量]下記の条件でGPC測定を行った。分子量の算出
は、ポリスチレン換算で求めた。試料は分離したゾル
を、0.1重量%THF溶液に調整した。 カラム:PLゲル 10μmGUARD+ PLゲル 10μmMixed−B×3本 カラムサイズ:7.5mmΦ×50mm(GUARD)、7.5mmΦ× 300mm(Mixed−B) カラム温度:35℃、溶媒:THF、 流出速度:1ml/min 検出器:SHIMAZU RID−6A
【0041】[実施例2]実施例1の配合処方におい
て、硬化剤を水分散型イソシアネート化合物Bに変更
し、実施例1と同様にして接着剤の初期接着力、常態接
着力、耐熱接着力を評価した。
【0042】[実施例3]実施例1の配合処方におい
て、硬化剤を水分散型イソシアネート化合物Cに変更
し、実施例1と同様にして接着剤の初期接着力、常態接
着力、耐熱接着力を評価した。
【0043】[比較例1]実施例1の配合処方におい
て、水分散型イソシアネート化合物を配合しないで、実
施例1と同様に、接着剤の初期接着力、常態接着力、耐
熱接着力を評価した。
【0044】[比較例2]実施例1の配合処方におい
て、ポリクロロプレンラテックスをLA−50(ロジン
酸ナトリウム塩を乳化剤として用いたポリクロロプレン
ラテックス、電気化学工業株式会社製)に変更し、接着
剤の初期接着力、常態接着力、耐熱接着力を評価した。
【0045】[比較例3]実施例2の配合処方におい
て、ポリクロロプレンラテックスをLA−50(ロジン
酸ナトリウム塩を乳化剤として用いたポリクロロプレン
ラテックス、電気化学工業株式会社製)に変更し、接着
剤の初期接着力、常態接着力、耐熱接着力を評価した。
【0046】[比較例4]実施例3の配合処方におい
て、ポリクロロプレンラテックスをLA−50(ロジン
酸ナトリウム塩を乳化剤として用いたポリクロロプレン
ラテックス、電気化学工業株式会社製)に変更し、接着
剤の初期接着力、常態接着力、耐熱接着力を評価した。
【0047】[比較例5]実施例1の配合処方におい
て、ポリクロロプレンラテックスをLV−60N(ロジ
ン酸ナトリム塩を乳化剤として用いたポリクロロプレン
ラテックス、電気化学工業株式会社製)に変更し、接着
剤の初期接着力、常態接着力、耐熱接着力を評価した。
【0048】[比較例6]実施例2の配合処方におい
て、ポリクロロプレンラテックスをLV−60N(ロジ
ン酸ナトリウム塩を乳化剤として用いたポリクロロプレ
ンラテックス、電気化学工業株式会社製)に変更し、接
着剤の初期接着力、常態接着力、耐熱接着力を評価し
た。
【0049】[比較例7]実施例3の配合処方におい
て、ポリクロロプレンラテックスをLV−60N(ロジ
ン酸ナトリウム塩を乳化剤として用いたポリクロロプレ
ンラテックス、電気化学工業株式会社製)に変更し、接
着剤の初期接着力、常態接着力、耐熱接着力を評価し
た。
【0050】実施例1〜3、比較例1〜7の得られた水
系接着剤の評価結果を表1、表2に示した。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】表1、表2において、添加剤は下記の通
り。 注1)タマノルE−100(荒川化学工業(株)の製
品)、テルペンフェノール樹脂エマルジョン、固形分濃
度:53重量% 注2)アロンA−20L(東亞合成(株)の製品)、ポ
リアクリル酸ナトリウム系、固形分濃度:17重量% 注3)タケネートWD−730(武田薬品工業(株)の
製品)、重量平均分子量:2600、分子量分布値:
6.0、イソシアネート基含有量:18.6重量%、固
形分濃度:100重量% 注4)タケネートWD−720(武田薬品工業(株)の
製品)、重量平均分子量:1500、分子量分布値:
4.0、イソシアネート基含有率:10.8重量%、固
形分濃度:100重量% 注5)SBU−0772(住友バイエルウレタン(株)
の製品)、重量平均分子量:2100、分子量分布値:
4.8、イソシアネート基含有量:19.3重量%、固
形分濃度:100重量%
【0054】
【発明の効果】表1より明らかな如く、本発明の水系接
着剤(実施例1〜3)は、初期接着力、常態接着力、耐
熱接着力に優れていることが明らかであり、ドライコン
タクト型接着剤として、内装用接着剤、建材用接着剤、
履き物用接着剤などとして広く使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 BA202 CA151 CA161 DK012 DN032 DN072 EB032 EB082 EF022 EF312 EF322 EL012 JA03 JB09 JB11 KA26 KA38 LA01 LA06 LA07 LA08 NA05 PA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)乳化剤としてロジン酸アルカリ金
    属塩を含有し、クロロプレン重合体中のゾル(トルエン
    可溶部)の重量平均分子量が40万以上であり、かつゲ
    ル分(トルエン不溶部)の含有量が3〜40重量%であ
    るポリクロロプレンラテックスと(B)粘着付与樹脂と
    (C)水分散型イソシアネート化合物を含有することを
    特徴とする水系接着剤。
  2. 【請求項2】 (C)水分散型イソシアネート化合物の
    イソシアネート基含有率が17〜25重量%である請求
    項1記載の水系接着剤。
  3. 【請求項3】 (C)水分散型イソシアネート化合物が
    ヘキサメチレンジイソシアネートの重合物であることを
    特徴とする請求項1または2記載の水系接着剤。
  4. 【請求項4】 (C)水分散型イソシアネート化合物が
    重量平均分子量2500以上であり、かつ分子量分布値
    (重量平均分子量を数平均分子量で除した値)が5.0
    以上であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項
    記載の水系接着剤。
  5. 【請求項5】 (A)ポリクロロプレンラテックスが固
    形分で100重量部に対し、(B)粘着付与樹脂が固形
    分で20〜100重量部、(C)水分散型イソシアネー
    ト化合物が0.1〜10重量部であることを特徴とする
    請求項1〜4いずれか1項記載の水系接着剤。
JP23786999A 1999-08-25 1999-08-25 水系接着剤 Expired - Fee Related JP4567123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23786999A JP4567123B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 水系接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23786999A JP4567123B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 水系接着剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001064616A true JP2001064616A (ja) 2001-03-13
JP4567123B2 JP4567123B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=17021631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23786999A Expired - Fee Related JP4567123B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 水系接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4567123B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138065A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Denki Kagaku Kogyo Kk ポリクロロプレン系ラテックス組成物、水系プライマー、及び接着方法
JP2004002578A (ja) * 2002-06-03 2004-01-08 Denki Kagaku Kogyo Kk 水系プライマー及び接着方法
JP2004059895A (ja) * 2002-06-06 2004-02-26 Denki Kagaku Kogyo Kk 水系接着剤組成物
JP2005105239A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Regitex:Kk 耐水・耐熱性接着剤
US7073201B2 (en) * 2001-09-21 2006-07-11 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Aqueous Adhesive
EP2070955A1 (en) * 2006-08-31 2009-06-17 Showa Denko K.K. Chloroprene polymer latex and process for producing the same
JP5904942B2 (ja) * 2010-08-06 2016-04-20 デンカ株式会社 ポリクロロプレンラテックス、ゴムアスファルト組成物及びその施工方法、シート並びに防水塗膜
JP2018141161A (ja) * 2013-03-15 2018-09-13 ユニチカ株式会社 水性分散体
US10717838B2 (en) 2013-03-14 2020-07-21 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Refresh agent
US11407926B2 (en) 2011-12-07 2022-08-09 Bridgestone Corporation Water-based adhesives

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01108286A (ja) * 1987-10-20 1989-04-25 Sunstar Giken Kk ポリオレフィン用常温硬化性接着剤
JPH05239424A (ja) * 1992-02-27 1993-09-17 Nippon Oil Co Ltd ポリクロロプレン系接着剤組成物
JPH06287360A (ja) * 1993-03-30 1994-10-11 Denki Kagaku Kogyo Kk ポリクロロプレンラテックス及びその組成物
JPH08337765A (ja) * 1995-06-09 1996-12-24 Konishi Kk 水性コンタクト接着剤
JPH10183091A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Tosoh Corp クロロプレンゴムラテックス2液型接着剤組成物
JPH10237404A (ja) * 1996-12-24 1998-09-08 Tosoh Corp クロロプレンゴムラテックス接着剤組成物
JPH11158327A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Denki Kagaku Kogyo Kk クロロプレンラテックス組成物及びその製造方法、それを用いた接着剤組成物
JP2003137961A (ja) * 2001-08-21 2003-05-14 Mitsui Takeda Chemicals Inc ポリウレタン樹脂水分散液および水性ポリウレタン接着剤

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01108286A (ja) * 1987-10-20 1989-04-25 Sunstar Giken Kk ポリオレフィン用常温硬化性接着剤
JPH05239424A (ja) * 1992-02-27 1993-09-17 Nippon Oil Co Ltd ポリクロロプレン系接着剤組成物
JPH06287360A (ja) * 1993-03-30 1994-10-11 Denki Kagaku Kogyo Kk ポリクロロプレンラテックス及びその組成物
JPH08337765A (ja) * 1995-06-09 1996-12-24 Konishi Kk 水性コンタクト接着剤
JPH10183091A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Tosoh Corp クロロプレンゴムラテックス2液型接着剤組成物
JPH10237404A (ja) * 1996-12-24 1998-09-08 Tosoh Corp クロロプレンゴムラテックス接着剤組成物
JPH11158327A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Denki Kagaku Kogyo Kk クロロプレンラテックス組成物及びその製造方法、それを用いた接着剤組成物
JP2003137961A (ja) * 2001-08-21 2003-05-14 Mitsui Takeda Chemicals Inc ポリウレタン樹脂水分散液および水性ポリウレタン接着剤

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7073201B2 (en) * 2001-09-21 2006-07-11 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Aqueous Adhesive
JP2003138065A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Denki Kagaku Kogyo Kk ポリクロロプレン系ラテックス組成物、水系プライマー、及び接着方法
JP2004002578A (ja) * 2002-06-03 2004-01-08 Denki Kagaku Kogyo Kk 水系プライマー及び接着方法
JP2004059895A (ja) * 2002-06-06 2004-02-26 Denki Kagaku Kogyo Kk 水系接着剤組成物
JP2005105239A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Regitex:Kk 耐水・耐熱性接着剤
EP2070955A4 (en) * 2006-08-31 2010-02-17 Showa Denko Kk CHLOROPRENE POLYMER LATEX AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME
EP2070955A1 (en) * 2006-08-31 2009-06-17 Showa Denko K.K. Chloroprene polymer latex and process for producing the same
US8586670B2 (en) 2006-08-31 2013-11-19 Showa Denko K.K. Chloroprene polymer latex and process for producing the same
JP5904942B2 (ja) * 2010-08-06 2016-04-20 デンカ株式会社 ポリクロロプレンラテックス、ゴムアスファルト組成物及びその施工方法、シート並びに防水塗膜
US11407926B2 (en) 2011-12-07 2022-08-09 Bridgestone Corporation Water-based adhesives
US10717838B2 (en) 2013-03-14 2020-07-21 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Refresh agent
US11773230B2 (en) 2013-03-14 2023-10-03 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Refresh agent
JP2018141161A (ja) * 2013-03-15 2018-09-13 ユニチカ株式会社 水性分散体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4567123B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2174417C (en) Aqueous adhesive for bonding elastomers
US6525132B1 (en) Chloroprene latex composition, process for producing the same, and adhesive composition comprising the same
KR100512358B1 (ko) 감압 접착제로서 유용한 고 Tg 중합체 에멀젼과 감압 접착성 중합체 에멀젼의 블렌드
JP5221353B2 (ja) クロロプレン系重合体ラテックス、及びその製造方法
EP1887063A1 (en) Method for producing aqueous pressure-sensitive adhesive composition
EP2935495B1 (en) Pressure-sensitive adhesives prepared from degradable monomers and polymers
JP5043423B2 (ja) クロロプレン系共重合体ラテックス、製造方法及びその用途
JP2001064616A (ja) 水系接着剤
JPS6028415A (ja) ターポリマーラテックス接着剤組成物
JP3979749B2 (ja) クロロプレンラテックス組成物およびその製造方法
KR20090042923A (ko) 가황형 수성 접착제 및 그 용도
US7514487B2 (en) Polychloroprene latex, process for the production thereof and aqueous adhesive compositions
US7030186B2 (en) Chloroprene latex composition, and method for its production and adhesive composition employing it
US20030143409A1 (en) Blends of high Tg polymer emulsions and pressure sensitive adhesive polymer emulsions useful as pressure sensitive adhesives
KR20170129216A (ko) 복합 박막 적층용 옥사졸린-함유 수성 중합체 분산액
EP3227344B1 (en) Pressure sensitive compositions based on a modified rubber polymer aqueous dispersion
JP3272022B2 (ja) 組成物および接着剤
JP4654127B2 (ja) ポリクロロプレン系ラテックスの製造方法、及び組成物
US5661205A (en) Method for producing a polychloroprene latex
JP2000319453A (ja) クロロプレンラテックス組成物およびその製造方法
JP2001003021A (ja) 水系接着剤
JP2000319452A (ja) クロロプレンラテックス組成物およびその製造方法
JP2001288448A (ja) 発泡ゴム材、ウェットスーツの接着方法及び接着構造体
US6335391B1 (en) Copolymer latex for adhesive for rubber/metal adhesion and process for producing same
JPH07165804A (ja) ポリクロロプレンラテックスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees