JP2001063354A - 自動車用ベンチレータのシャッタ開閉装置及びその成形方法 - Google Patents

自動車用ベンチレータのシャッタ開閉装置及びその成形方法

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JP2001063354A
JP2001063354A JP24635699A JP24635699A JP2001063354A JP 2001063354 A JP2001063354 A JP 2001063354A JP 24635699 A JP24635699 A JP 24635699A JP 24635699 A JP24635699 A JP 24635699A JP 2001063354 A JP2001063354 A JP 2001063354A
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shutter
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ventilator
pin
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JP24635699A
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Eiki Takachi
栄樹 高地
Nakao Takayanagi
仲夫 高柳
Yasunori Sei
泰憲 清
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタ開閉装置が多くの部品で構成されて
いるため、組立てるのに多くの工数を必要として生産性
が悪い。 【解決手段】 空気吹き出し口1aを有するベンチレー
タのケース本体1に、シャットバルブ3と、このシャッ
トバルブ3をリンク7を介して開閉するダイヤル5を設
けた自動車用ベンチレータのシャッタ開閉装置におい
て、前記ダイヤル5と、このダイヤル5の中心部に摺動
自在に設けられたブッシュ4と、前記シャットバルブ3
に係合されたピンシャッタ6及び前記ダイヤル5とピン
シャッタ6を連結するリンク7を、多材質成形により一
体成形したもので、各部品が一体となっているので、各
部品を組立てる作業が不要となり、これによって組立て
工数の削減と生産性の向上が図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用ベンチレ
ータのシャッタ開閉装置及びその成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のベンチレータとしては、例
えば実開平5−62306号公報や、特開平8−188
039号公報などに記載されたものが公知である。
【0003】前者公報の自動車用ベンチレータは、空気
吹き出し口が開口されたケース本体の両側面に突設され
たダイヤル取付けボスに、ストッパ3が一体に組込まれ
たダイヤルが取付けられており、ダイヤルより突設され
た係止軸にリンクの一端側に形成された長孔が嵌合され
ていると共に、リンクの他端側は、空気吹き出し口を開
閉するシャッタに連動されていて、前記ダイヤルを回動
することにより、シャッタを開閉できるように構成され
ている。
【0004】また前記ダイヤルを回動する際、適度の摺
動トルクが得られるように、ダイヤルの中心部に、スト
ッパのスリット入り円筒状爪部が嵌合されていると共
に、ストッパの裏面側外周には、ダイヤルと点当たりす
る隆起部が形成され、さらに、ダイヤル取付けボスの端
面には、ストッパが空転するのを防止する回り止めリブ
が突設されている。
【0005】一方後者公報の自動車用ベンチレータは、
空気吹き出し口を開閉するダンパにリンクを介して接続
されたダイヤルの中心部に、開放端にフランジが突設さ
れた軸胴を設け、この軸胴にスナップ板の円形通孔を、
軸案内口よりスナップ嵌合すると共に、前記スナップ板
の両側面に形成された凹溝を、ケース本体の開口部に設
けられた矩形状の切欠きに挿入するようにしたもので、
ダイヤルの軸胴と、スナップ板の摩擦抵抗により適度の
摺動トルクが得られるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記何れの公報
に記載のものは、ダイヤルに適度な摺動抵抗を得るた
め、ダイヤルと別部品であるストッパやスナップ板を組
合わせており、またダイヤルとシャッタの間も別部品で
あるリンクを使用して連結した構造となっているため、
部品点数が多くなって、部品を製造したり、部品を組立
てるのに多くの工数を必要として、生産性が悪いなどの
不具合がある。
【0007】また部品間をピンなどの突起を使用して結
合しているため、部品を組立てる際、突起が破損した
り、嵌合部より脱落することがあるため、組立て性が悪
い上、突起が破損したものは不良品となるため、不良品
の発生率が高いなどの不具合もある。
【0008】この発明は前記従来の不具合を改善するた
めになされたもので、部品点数を少なくすることによ
り、生産性や組立て性を向上させた自動車用ベンチレー
タのシャッタ開閉装置及びその成形方法を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、空気吹き出し口を有するベンチ
レータのケース本体に、シャットバルブと、このシャッ
トバルブをリンクを介して開閉するダイヤルを設けた自
動車用ベンチレータのシャッタ開閉装置において、前記
ダイヤルと、前記シャットバルブに係合されたピンシャ
ッタ及び前記ダイヤルとピンシャッタを連結するリンク
を、多材質成形により一体成形したものである。
【0010】前記構成により、シャッタ開閉装置を構成
する部品が一体構造となっているため、各部品を組立て
る作業が不要となり、これによって組立て性が及び生産
性が大幅に向上すると共に、組立て作業中にピンなどの
突起が破損することもないので、不良品の発生率も大幅
に低減できる。
【0011】前記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、ダイヤル及びリンクとピンシャッタを相溶しない
樹脂により成形したものである。
【0012】前記構成により、ダイヤルとピンシャッタ
成形後、リンクを成形しても、各部品が互いに溶着する
ことがないため、成形後各部品間が滑らかに回動するよ
うになる。
【0013】前記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、ベンチレータのシャットバルブを開閉するための
ダイヤル及び前記シャットバルブと係合するピンシャッ
タを成形する第1工程と、前記ダイヤル及びピンシャッ
タがそれぞれ回動できるように連設するリンクを前記ダ
イヤル及びシャッタと共に一体成形する第2工程とから
成るものである。
【0014】前記方法により、各部品が一体となったシ
ャッタ開閉装置が2工程で得られるため、生産性が大変
よいと共に、成形されたシャッタ開閉装置は、各部品を
組立てる作業を必要としないので、組立てに要する工数
が削減でき、これによってシャッタ開閉装置を安価に提
供することができる。
【0015】前記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、ベンチレータのシャットバルブとこのシャットバ
ルブを開閉するダイヤルとをそれぞれ連結するリンクを
成形する第1工程と、前記リンクが回動できるように連
接する前記ダイヤル及びピンシャッタを前記リンクと共
に一体成形する第2工程とから成るものである。
【0016】前記方法によれば、各部品が一体となった
シャッタ開閉装置が2工程で得られるため、生産性が大
変よいと共に、成形されたシャッタ開閉装置は、各部品
を組立てる作業を必要としないので、組立てに要する工
数が削減でき、これによってシャッタ開閉装置を安価に
提供することができる。
【0017】前記目的を達成するため請求項5記載の発
明は、空気吹き出し口を有するベンチレータのケース本
体に、シャットバルブと、このシャットバルブをリンク
を介して開閉するダイヤルを設けた自動車用ベンチレー
タのシャッタ開閉装置において、前記ダイヤルと、この
ダイヤルの中心部に摺動自在に設けられたブッシュと、
前記シャットバルブに係合されたピンシャッタ及び前記
ダイヤルとピンシャッタを連結するリンクを、多材質成
形により一体成形したものである。
【0018】前記構成により、シャッタ開閉装置を構成
する部品が一体構造となっているため、各部品を組立て
る作業が不要となり、これによって組立て性が及び生産
性が大幅に向上すると共に、組立て作業中にピンなどの
突起が破損することもないので、不良品の発生率も大幅
に低減できる。
【0019】前記目的を達成するため請求項6記載の発
明は、ダイヤルとブッシュ及びリンクとピンシャッタを
相溶しない樹脂により成形したものである。
【0020】前記構成により、ダイヤルとピンシャッタ
成形後、ブッシュとリンクを成形しても、各部品が互い
に溶着することがないため、成形後各部品間が滑らかに
回動するようになる。
【0021】前記目的を達成するため請求項7記載の発
明は、ベンチレータのシャットバルブを開閉するための
ダイヤル及び前記シャットバルブと係合するピンシャッ
タを成形する第1工程と、前記ダイヤルに対して回動で
きるように支承するブッシュと前記ピンシャッタ及びダ
イヤルに対してそれぞれ回動できるように連設するリン
クとを前記ダイヤル及びピンシャッタと共に一体成形す
る第2工程とから成るものである。
【0022】前記方法により、各部品が一体となったシ
ャッタ開閉装置が2工程で得られるため、生産性が大変
よいと共に、成形されたシャッタ開閉装置は、各部品を
組立てる作業を必要としないので、組立てに要する工数
が削減でき、これによってシャッタ開閉装置を安価に提
供することができる。
【0023】前記目的を達成するため請求項8記載の発
明は、ベンチレータのシャットバルブとこのシャットバ
ルブを開閉するダイヤルとを連結するリンク及び前記ダ
イヤルの中心部に支承されるブッシュとを成形する第1
工程と、前記ブッシュに対して回動できるように支承さ
れるダイヤルとこのダイヤルに回動できるように連設し
た前記リンクに対して回動できるように連設するピンシ
ャッタとを前記リンク及びブッシュと共に一体成形する
第2の工程とから成るものである。
【0024】前記方法により、各部品が一体となったシ
ャッタ開閉装置が2工程で得られるため、生産性が大変
よいと共に、成形されたシャッタ開閉装置は、各部品を
組立てる作業を必要としないので、組立てに要する工数
が削減でき、これによってシャッタ開閉装置を安価に提
供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。
【0026】図1はベンチレータのシャッタ開閉装置を
示す斜視図、図2はシャッタ開閉装置を成形する成形装
置の構成図、図3及び図4は成形方法を示す説明図であ
る。
【0027】図1において1は自動車用ベンチレータの
ケース本体で、前面に空気吹き出し口1aが開口された
ほぼ角筒状となっており、空気吹き出し口には、空気の
吹き出し方向を調整する図示しないグリルが回動自在に
取付けられている。
【0028】また2は前記ケース本体1内に開閉自在に
支承されたシャットバルブ3を開閉するシャッタ開閉装
置で、ケース本体1の両側面に突設された支軸1bにブ
ッシュ4を介して回動自在に支承されたダイヤル5と、
前記シャッタ3の回動軸3aに取付けられたピンシャッ
タ6と、このピンシャッタ6と前記ダイヤル5の間を連
結するリンク7とよりなり、これら部品は後述する多材
質成形による成形方法で一体成形されている。
【0029】図2に示す成形装置は、図示しない射出成
形機の固定基板9に取付けられた2個の第1金型10及
び第2金型11と、前記固定基板9と対向するように設
けられた回転基板12に取付けられた2個の反転型13
よりなり、第1金型10には、図3に示すように反転型
13との間で、前記シャッタ開閉装置2のダイヤル5と
ピンシャッタ6を同時に成形するキャビティ10a,1
0bと、前記キャビティ10a,10b内に溶融した1
次射出樹脂を射出するためのスプール10c、ゲート1
0d及びスプール10cとゲート10dの間を接続する
ランナ10eが形成されている。
【0030】前記第1金型10との間でダイヤル5及び
ピンシャッタ6を形成する反転型13には、キャビティ
13a,13bが形成されていると共に、反転型13内
には、ダイヤル5の中心部と、ダイヤル5より突設され
たレバー5aの先端及びピンシャッタ6の先端に円弧を
成形するためのスライド駒15,16,17及び摺動ピ
ン18がそれぞれ設けられている。
【0031】前記摺動ピン18は反転型13内に摺動自
在に嵌挿されていて、一端側は第1金型10の凹部10
fと、第2金型11の合わせ面に当接されるようになっ
ていると共に、他端側は前記スライド駒15,16,1
7の基端部が取付けられた摺動板19に固着されてい
る。
【0032】前記摺動板19は摺動ピン18をガイドに
して、反転型13の接離方向へ移動自在となっており、
この摺動板19と、反転型13の基板13cの間には、
摺動板19を反転型13方向へ付勢する圧縮ばねよりな
る付勢手段20が介在されている。
【0033】一方前記第2金型11には、反転型13と
の間でシャッタ開閉装置2のブッシュ4とリンク7を同
時に成形するキャビティ11a,11bと、キャビティ
11a,11b内に溶融した2次射出樹脂を射出するた
めのスプルー11c、ゲート11d及びスプルー11c
とゲート11dの間を接続するランナ11eが形成され
ている。
【0034】次に上記構成された成形装置を使用してシ
ャッタ開閉装置2を成形する方法を説明する。
【0035】シャッタ開閉装置2の成形に当たっては、
ダイヤル5と、このダイヤル5の中心部に一体成形され
るブッシュ4との間に適度の摺動トルクが得られるよう
に、ブッシュ及びリンク7を成形する2次射出樹脂に
は、相溶性がなく、かつ1次射出樹脂に比べて成形品収
縮率が同等、もしくは若干大きい異質の樹脂を使用す
る。
【0036】また使用する樹脂としては、アクリロニト
リルブタジエンポリスチレン共重合体(ABS)や、ポ
リプロピレンに添加剤を加えた複合材(PPC)、ナイ
ロン、ポリアセタール(POM)などがあり、こらら樹
脂の成形品収縮率(JISK6911)は、一般にAB
Sが5/1000程度、PPCが11/1000程度、
ナイロンが11/1000程度、POMが20/100
0程度であり、これら樹脂から、適度の摺動トルクが得
られるものを選択するもので、組合わせとしては次の例
があるが、勿論これら組み合わせに限定されるものでは
ない。
【0037】 成形に当たっては、まず第1金型10と反転型13を位
置合わせして、これら型10,13を図示しない型締め
手段により図3に示すように型締めする。
【0038】次にこの状態で第1金型10のスプルー1
0cより溶融した1次射出樹脂を射出すると、この1次
射出樹脂は、ランナ10e及びゲート10dを経てダイ
ヤル5及びピンシャッタ6を成形するキャビティ10
a,10b内へ射出される。
【0039】このとき付勢手段20により反転型13に
圧着された摺動板19に基端部が固着されたスライド駒
15,16,17の先端がキャビティ10a,10b内
に突出されている。
【0040】キャビティ10a,10b内に射出された
1次射出樹脂が硬化したら、成形されたダイヤル5及び
ピンシャッタ6を反転型13内に残した状態で、反転型
13を第1金型10より離型した後、回転基板12を1
80度回転させて、反転型13を第2金型11に位置合
わせする。
【0041】そして型締め手段により図4に示すように
第2金型11と反転型13を型締めすると、摺動ピン1
8の先端が第2金型11の合わせ面に押圧されて付勢手
段20に抗して後退されるため、摺動板19及びこれに
取付けられたスライド駒15,16,17もそれぞれ後
退され、ダイヤル5の中心部にブッシュ4を成形するた
めのキャビティが、そしてダイヤル5より突出されたレ
バー5aの先端部と、リンク7の一端にピン7aを成形
するためのキャビティが、さらにピンシャッタ6の一端
側に、リンク7の他端側にピン7bを成形するためのキ
ャビティ11fがそれぞれ形成される。
【0042】次にこの状態で第2金型11のスプルー1
1cより溶融した2次射出樹脂を射出すると、2次射出
樹脂はランナ11e及びゲート11dを経て、まずリン
ク7を成形するキャビティ11bとブッシュを成形する
キャビティ11a内へ流入し、さらにリンク7の両端に
ピン7a,7bを成形するキャビティ11f内に流入し
て、ブッシュ4及びリンク7が同時に成形される。
【0043】2次射出樹脂が硬化したら、第2金型11
より反転型13を離型して、成形の完了したシャッタ開
閉装置2を反転型13内より取出するもので、1次射出
により成形されたダイヤル5及びピンシャッタ6と、ブ
ッシュ4及びリンク7の4部品が一体となって成形され
るため、成形後これら部品を組立てる作業が不要になる
と共に、ダイヤル5を成形する1次射出樹脂に対して、
2次射出樹脂の成形品収縮率を例えば6/1000大き
くすることにより、ダイヤル5とブッシュ4の摺動面に
適度の摺動トルクが得られるようになる。
【0044】また相溶性のない異なる樹脂を使用するこ
とにより、ダイヤル5とピンシャッタ6の成形後、ブッ
シュ4とリンク7を成形しても、各部品互いに溶着する
ことがないので、各部品間が滑らかに回動するようにな
る。
【0045】なお、上記実施の形態においては、反転型
を用い、第1の成形工程において、ダイヤル5及びピン
シャッタ6を成形し、第2の工程において、これらと一
体になるようリンク7及びブッシュ4を成形するように
したが、同じく反転型を用い、第1成形工程において、
リンク及びブッシュを成形し、第2成形工程において、
ダイヤル及びブッシュを成形する場合が考えられる。
【0046】また、上記実施の形態では、反転型を用い
ていたが、これに限定されるものでなく、第1成形工程
に使用する金型は、第2工程に使用する金型に対して、
別の金型を使用し、第1工程に使用する金型により、予
め成形しておいた成形品を、第2成形工程の金型にセッ
トして、第2成形工程で成形する成形品を第1の工程で
成形した成形品と一体成形するようにする場合も考えら
れる。
【0047】また、上記実施の形態では、ブッシュ4を
使用していたが、これに限定されるものでなく、ブッシ
ュ4を介在させずに、ダイヤル5を直接リンク7に連設
する場合も考えられる。
【0048】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、シャッ
タ開閉装置を構成する部品が一体構造となっているた
め、各部品を組立てる作業が不要となり、これによって
組立て性が及び生産性が大幅に向上すると共に、組立て
作業中にピンなどの突起が破損することもないので、不
良品の発生率も大幅に低減できる。
【0049】またダイヤル及びリンクとピンシャッタ或
いはダイヤルとブッシュ及びリンクとピンシャッタを相
溶しない樹脂により成形したことから、ダイヤル及びリ
ンクとピンシャッタ或いはダイヤルとブッシュ及びリン
クとピンシャッタの成形順序にかかわらず、成形後各部
品間が滑らかに回動するようになると共に、ダイヤルと
リンク或いはダイヤルとブッシュの摺動部に適度の摺動
トルクが得られるため、シャットバルブの開閉が円滑に
行える上、シャットバルブを開閉位置に確実に保持する
ことができる。
【0050】さらに本発明成形方法によれば、各部品が
一体となったシャッタ開閉装置が2工程で得られるた
め、生産性が大変よいと共に、成形されたシャッタ開閉
装置は、各部品を組立てる作業を必要としないので、組
立てに要する工数が削減でき、これによってシャッタ開
閉装置を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる自動車用ベンチレ
ータのシャッタ開閉装置を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態になる自動車用ベンチレ
ータのシャッタ開閉装置を成形する金型装置の構成図で
ある。
【図3】この発明の実施の形態になる自動車用ベンチレ
ータのシャッタ開閉装置を成形する成形方法の説明図で
ある。
【図4】この発明の実施の形態になる自動車用ベンチレ
ータのシャッタ開閉装置を成形する成形方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ケース本体 1a 空気吹き出し口 2 シャッタ開閉装置 3 シャットバルブ 3a 回転軸 4 ブッシュ 5 ダイヤル 5a レバー 6 ピンシャッタ 7 リンク 7a,7b ピン 9 固定基板 10 第1金型 10a,10b キャビティ 10c スプルー 10d ゲート 10e ランナ 10f 凹部 11 第2金型 11a,11b キャビティ 11c スプルー 11d ゲート 11e ランナ 12 回転基板 13 反転型 13a,13b キャビティ 13c 基板 15,16,17 スライド駒 18 摺動ピン 19 摺動板 20 付勢手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吹き出し口を有するベンチレータの
    ケース本体に、シャットバルブと、このシャットバルブ
    をリンクを介して開閉するダイヤルを設けた自動車用ベ
    ンチレータのシャッタ開閉装置において、前記ダイヤル
    と、前記シャットバルブに係合されたピンシャッタ及び
    前記ダイヤルとピンシャッタを連結するリンクを、多材
    質成形により一体成形したことを特徴とする自動車用ベ
    ンチレータのシャッタ開閉装置。
  2. 【請求項2】 ダイヤル及びリンクとピンシャッタを相
    溶しない樹脂により成形してなる請求項1記載の自動車
    用ベンチレータのシャッタ開閉装置。
  3. 【請求項3】 ベンチレータのシャットバルブを開閉す
    るためのダイヤル及び前記シャットバルブと係合するピ
    ンシャッタを成形する第1工程と、前記ダイヤル及びピ
    ンシャッタがそれぞれ回動できるように連設するリンク
    を前記ダイヤル及びシャッタと共に一体成形する第2工
    程とから成ることを特徴とする自動車用ベンチレータに
    おけるシャッタ開閉装置の成形方法。
  4. 【請求項4】 ベンチレータのシャットバルブとこのシ
    ャットバルブを開閉するダイヤルとをそれぞれ連結する
    リンクを成形する第1工程と、前記リンクが回動できる
    ように連接する前記ダイヤル及びピンシャッタを前記リ
    ンクと共に一体成形する第2工程とから成ることを特徴
    とする自動車用ベンチレータにおけるシャッタ開閉装置
    の成形方法。
  5. 【請求項5】 空気吹き出し口を有するベンチレータの
    ケース本体に、シャットバルブと、このシャットバルブ
    をリンクを介して開閉するダイヤルを設けた自動車用ベ
    ンチレータのシャッタ開閉装置において、前記ダイヤル
    と、このダイヤルの中心部に摺動自在に設けられたブッ
    シュと、前記シャットバルブに係合されたピンシャッタ
    及び前記ダイヤルとピンシャッタを連結するリンクを、
    多材質成形により一体成形したことを特徴とする自動車
    用ベンチレータのシャッタ開閉装置。
  6. 【請求項6】 ダイヤルとブッシュ及びリンクとピンシ
    ャッタを相溶しない樹脂により成形してなる請求項5記
    載の自動車用ベンチレータのシャッタ開閉装置。
  7. 【請求項7】 ベンチレータのシャットバルブを開閉す
    るためのダイヤル及び前記シャットバルブと係合するピ
    ンシャッタを成形する第1工程と、前記ダイヤルに対し
    て回動できるように支承するブッシュと前記ピンシャッ
    タ及びダイヤルに対してそれぞれ回動できるように連設
    するリンクとを前記ダイヤル及びピンシャッタと共に一
    体成形する第2工程とから成ることを特徴とする自動車
    用ベンチレータにおけるシャッタ開閉装置の成形方法。
  8. 【請求項8】 ベンチレータのシャットバルブとこのシ
    ャットバルブを開閉するダイヤルとを連結するリンク及
    び前記ダイヤルの中心部に支承されるブッシュとを成形
    する第1工程と、前記ブッシュに対して回動できるよう
    に支承されるダイヤルとこのダイヤルに回動できるよう
    に連設した前記リンクに対して回動できるように連設す
    るピンシャッタとを前記リンク及びブッシュと共に一体
    成形する第2の工程とから成ることを特徴とする自動車
    用ベンチレータにおけるシャッタ開閉装置の成形方法。
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