JP2001061940A - 可搬式遠赤外線サウナ装置 - Google Patents
可搬式遠赤外線サウナ装置Info
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- JP2001061940A JP2001061940A JP24306299A JP24306299A JP2001061940A JP 2001061940 A JP2001061940 A JP 2001061940A JP 24306299 A JP24306299 A JP 24306299A JP 24306299 A JP24306299 A JP 24306299A JP 2001061940 A JP2001061940 A JP 2001061940A
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- Japan
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- sauna
- temperature
- portable far
- far
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Abstract
(57)【要約】
【課題】比較的低温でサウナ浴を行う可搬式の遠赤外線
簡易サウナは、入浴者の汗がサウナ内部に溜まり、汚臭
を発生させるので、これを防止することを主要な課題と
する。また、頭部をサウナ室外に露出して入浴する際、
入浴中に自分の手で顔の汗を拭くなどの動作のできる手
段を提供することも課題とする。 【解決手段】浴室内面の少なくとも一部に、タオル状部
材等から成る吸湿シート(15)を着脱自在に設けたことを
特徴とする。サウナ浴後に吸湿シート(15)を洗濯、交換
することにより、汚臭の発生を防止できる。また、浴室
のハウジングの上面板(5) に、入浴者(1) の頭部(1-1)
を浴室外に露出せしめ得る穴(5-1) を設けると共に、ハ
ウジングの側面壁(7,8) など所望の壁面に、入浴者の手
を通すための穴と袖状部材(13-1, 13-2)とを設けたこと
を特徴とする。袖状部材(13-1, 13-2)を通じて手を浴室
外に出し、顔の汗を拭く、本を読むなどの動作が可能と
なる。
簡易サウナは、入浴者の汗がサウナ内部に溜まり、汚臭
を発生させるので、これを防止することを主要な課題と
する。また、頭部をサウナ室外に露出して入浴する際、
入浴中に自分の手で顔の汗を拭くなどの動作のできる手
段を提供することも課題とする。 【解決手段】浴室内面の少なくとも一部に、タオル状部
材等から成る吸湿シート(15)を着脱自在に設けたことを
特徴とする。サウナ浴後に吸湿シート(15)を洗濯、交換
することにより、汚臭の発生を防止できる。また、浴室
のハウジングの上面板(5) に、入浴者(1) の頭部(1-1)
を浴室外に露出せしめ得る穴(5-1) を設けると共に、ハ
ウジングの側面壁(7,8) など所望の壁面に、入浴者の手
を通すための穴と袖状部材(13-1, 13-2)とを設けたこと
を特徴とする。袖状部材(13-1, 13-2)を通じて手を浴室
外に出し、顔の汗を拭く、本を読むなどの動作が可能と
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬式遠赤外線サ
ウナ装置に関し、具体的には、近来普及しつつある、容
易に組み立てられ、容易に収納可能な家庭用の簡便なサ
ウナ浴装置を改良し、より清潔で、健康的で、安全かつ
快適な家庭用可搬式遠赤外線サウナの開発に関するもの
である。
ウナ装置に関し、具体的には、近来普及しつつある、容
易に組み立てられ、容易に収納可能な家庭用の簡便なサ
ウナ浴装置を改良し、より清潔で、健康的で、安全かつ
快適な家庭用可搬式遠赤外線サウナの開発に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】日本では、30年程以前より、室内温度
を80〜100℃程度の高温に上げるサウナ浴施設が普
及し始め、業務用のみならず家庭用のサウナも次第に普
及しつつある。該家庭用高温サウナは、主として浴室内
又は浴室近傍に設置され、主に木材で内装仕上げしたも
のが一般的で、現地で内装工事を行うもの、或いは部材
を工場で生産し、現地で該部材を組み立てる構造のもの
が主流であった。また、15年程以前より、ガスや電力
を遠赤外線に変換し、人体に直接遠赤外線を放射するサ
ウナ浴装置が開発され、該遠赤外線放射効果により、室
温が従来の高温サウナより、やや低くとも同量の熱を人
体に与える効果があり、業務用として多量に普及し、現
在も広く用いられている。より低温なので、年配者や女
性にも楽々とより安全に入浴できる遠赤外線サウナは、
家庭用にも好評で広く普及しつつある。
を80〜100℃程度の高温に上げるサウナ浴施設が普
及し始め、業務用のみならず家庭用のサウナも次第に普
及しつつある。該家庭用高温サウナは、主として浴室内
又は浴室近傍に設置され、主に木材で内装仕上げしたも
のが一般的で、現地で内装工事を行うもの、或いは部材
を工場で生産し、現地で該部材を組み立てる構造のもの
が主流であった。また、15年程以前より、ガスや電力
を遠赤外線に変換し、人体に直接遠赤外線を放射するサ
ウナ浴装置が開発され、該遠赤外線放射効果により、室
温が従来の高温サウナより、やや低くとも同量の熱を人
体に与える効果があり、業務用として多量に普及し、現
在も広く用いられている。より低温なので、年配者や女
性にも楽々とより安全に入浴できる遠赤外線サウナは、
家庭用にも好評で広く普及しつつある。
【0003】しかしながら、そのような家庭用サウナを
設置するためには、広いスペースが必要で、高価で広い
高級住宅だけにしか設置出来ないという問題点があっ
た。そのため、10年程前より、サウナ室を構成する外
壁の一部を布製とすることにより、簡便に組み立てら
れ、分解、収納が容易で、一般住宅のリビングルーム等
でも手軽に使用出来る、小型で簡便な可搬式遠赤外線サ
ウナ装置が開発された。遠赤外線サウナ浴は、美容や健
康に優れた効果を発揮するので、このような簡便なサウ
ナ浴装置は今後急速に普及する可能性がある。
設置するためには、広いスペースが必要で、高価で広い
高級住宅だけにしか設置出来ないという問題点があっ
た。そのため、10年程前より、サウナ室を構成する外
壁の一部を布製とすることにより、簡便に組み立てら
れ、分解、収納が容易で、一般住宅のリビングルーム等
でも手軽に使用出来る、小型で簡便な可搬式遠赤外線サ
ウナ装置が開発された。遠赤外線サウナ浴は、美容や健
康に優れた効果を発揮するので、このような簡便なサウ
ナ浴装置は今後急速に普及する可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該可搬
式遠赤外線サウナには、重大な欠陥がある。該可搬式遠
赤外線サウナは、主として電力による面状発熱体を用
い、該発熱体より遠赤外線を放射して人体を加熱し、サ
ウナの熱源とするものであり、実公平3−32351、
特開平6−296655、特開平9−103461等で
開示され、既に数種商品化されている。これらは面状発
熱体の放熱側(サウナ室の内側)に、起毛した布状の部
材を設け、人体が触れても火傷しないように構成されて
いる。人体が触れても火傷しない温度とは、起毛してあ
っても50〜60℃以下としなければならず、温度が低
く、単位面積当たりの放射熱量が少ないので、可搬式遠
赤外線サウナの内側の大部分に面状発熱体を配設して、
所要の放熱量を確保している。一方、放熱部の温度が5
0〜60℃程度ならば、サウナ内の温度も40〜50℃
程度にしか昇温出来ない。このように50〜60℃程度
の低い温度でも、サウナの内面の大部分から遠赤外線が
放射されるので、入浴者は十分に加熱され発汗すること
が出来る。しかしながら、低温であることによって別の
重大な問題が生じる。
式遠赤外線サウナには、重大な欠陥がある。該可搬式遠
赤外線サウナは、主として電力による面状発熱体を用
い、該発熱体より遠赤外線を放射して人体を加熱し、サ
ウナの熱源とするものであり、実公平3−32351、
特開平6−296655、特開平9−103461等で
開示され、既に数種商品化されている。これらは面状発
熱体の放熱側(サウナ室の内側)に、起毛した布状の部
材を設け、人体が触れても火傷しないように構成されて
いる。人体が触れても火傷しない温度とは、起毛してあ
っても50〜60℃以下としなければならず、温度が低
く、単位面積当たりの放射熱量が少ないので、可搬式遠
赤外線サウナの内側の大部分に面状発熱体を配設して、
所要の放熱量を確保している。一方、放熱部の温度が5
0〜60℃程度ならば、サウナ内の温度も40〜50℃
程度にしか昇温出来ない。このように50〜60℃程度
の低い温度でも、サウナの内面の大部分から遠赤外線が
放射されるので、入浴者は十分に加熱され発汗すること
が出来る。しかしながら、低温であることによって別の
重大な問題が生じる。
【0005】80℃以上に室温を上昇させる一般のサウ
ナの場合、発汗した汗が蒸発して出来る有機質の気体
は、高温のため空気中の酸素と反応し、殆ど無臭の気体
となり、有機物を腐敗させる細菌も高温のため活動出来
ず、サウナ室で汚臭が発生することは稀であった。しか
しながら、サウナ室の温度をより低温の50〜60℃と
すると、温度が低いので、腐敗菌にとって適温となり、
活発に増殖し汚臭が発生するので、塩サウナや採暖室で
問題となった例が多々見られる。該塩サウナや採暖室に
比べ、サウナ空間が非常に狭い可搬式遠赤外線サウナで
は、発汗した汗が蒸発し、該蒸気が起毛した布状の部材
に付着し、汚臭が発生する。本来サウナ浴は発汗が主目
的であり、より多量に発汗すると短期間に汚臭が発生
し、該汚臭を除去出来ない従来の可搬式サウナは、健康
で清潔な人体を維持することを目的として購入する消費
者の期待を裏切る結果となる。このような問題点の解決
が、本発明の最も重要な第1の課題である。
ナの場合、発汗した汗が蒸発して出来る有機質の気体
は、高温のため空気中の酸素と反応し、殆ど無臭の気体
となり、有機物を腐敗させる細菌も高温のため活動出来
ず、サウナ室で汚臭が発生することは稀であった。しか
しながら、サウナ室の温度をより低温の50〜60℃と
すると、温度が低いので、腐敗菌にとって適温となり、
活発に増殖し汚臭が発生するので、塩サウナや採暖室で
問題となった例が多々見られる。該塩サウナや採暖室に
比べ、サウナ空間が非常に狭い可搬式遠赤外線サウナで
は、発汗した汗が蒸発し、該蒸気が起毛した布状の部材
に付着し、汚臭が発生する。本来サウナ浴は発汗が主目
的であり、より多量に発汗すると短期間に汚臭が発生
し、該汚臭を除去出来ない従来の可搬式サウナは、健康
で清潔な人体を維持することを目的として購入する消費
者の期待を裏切る結果となる。このような問題点の解決
が、本発明の最も重要な第1の課題である。
【0006】次に、頭部をサウナ室外に露出させ、頭部
の加熱を防ぐ、より安全なサウナ浴装置において、手が
使えない不便さを解決することが、本発明の第2の課題
である。即ち、浴室から頭部のみを露出させて入浴した
場合、手が使えないので、発汗した顔面を拭ったりする
こと等が出来ず、これが原因で頭部を露出する可搬式遠
赤外線サウナは普及していない。古来より頭寒足熱こそ
健康に良いとされているので、この第2の課題を解決出
来れば、より安全で快適な可搬式遠赤外線サウナを提供
することが出来る。
の加熱を防ぐ、より安全なサウナ浴装置において、手が
使えない不便さを解決することが、本発明の第2の課題
である。即ち、浴室から頭部のみを露出させて入浴した
場合、手が使えないので、発汗した顔面を拭ったりする
こと等が出来ず、これが原因で頭部を露出する可搬式遠
赤外線サウナは普及していない。古来より頭寒足熱こそ
健康に良いとされているので、この第2の課題を解決出
来れば、より安全で快適な可搬式遠赤外線サウナを提供
することが出来る。
【0007】更に、サウナの浴室内に入ってから加熱装
置に電源を入れるのでは、可搬式遠赤外線サウナの温度
上昇に時間がかかって不便であり、かと言って電源を常
時入れっぱなしにすると電力の無駄となるのみならず、
肝心の入浴時に温度が過昇して電源が自動停止し、遠赤
外線が放射されなかったり、放射量が少なかったりする
ことがあり、折角の遠赤外線サウナの効用が得られない
という問題点があった。そこで、入浴時には必ず遠赤外
線が多量に放射され、且つ電力の使用量を極力節減出来
る手段を開発することが本発明の第3の課題である。
置に電源を入れるのでは、可搬式遠赤外線サウナの温度
上昇に時間がかかって不便であり、かと言って電源を常
時入れっぱなしにすると電力の無駄となるのみならず、
肝心の入浴時に温度が過昇して電源が自動停止し、遠赤
外線が放射されなかったり、放射量が少なかったりする
ことがあり、折角の遠赤外線サウナの効用が得られない
という問題点があった。そこで、入浴時には必ず遠赤外
線が多量に放射され、且つ電力の使用量を極力節減出来
る手段を開発することが本発明の第3の課題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は、浴室
内面の少なくとも一部に、吸湿シートを着脱自在に設け
たことを特徴とする可搬式遠赤外線サウナ装置によって
達成できる。即ち、可搬式遠赤外線サウナ装置の浴室の
内壁面の大部分を汗を吸収しやすい吸湿シート(例えば
タオル状の布)を、外側の硬質又は軟質の部材に面ファ
スナー(商標名:マジックテープ)等で着脱自在に構成
することにより解決出来る。汗でタオル状の布が汚れた
ときには、浴室内面から簡単に引き剥がし、洗濯、乾燥
して再使用すれば、浴室内を常に清潔に保つことが出来
る。
内面の少なくとも一部に、吸湿シートを着脱自在に設け
たことを特徴とする可搬式遠赤外線サウナ装置によって
達成できる。即ち、可搬式遠赤外線サウナ装置の浴室の
内壁面の大部分を汗を吸収しやすい吸湿シート(例えば
タオル状の布)を、外側の硬質又は軟質の部材に面ファ
スナー(商標名:マジックテープ)等で着脱自在に構成
することにより解決出来る。汗でタオル状の布が汚れた
ときには、浴室内面から簡単に引き剥がし、洗濯、乾燥
して再使用すれば、浴室内を常に清潔に保つことが出来
る。
【0009】前記第2の課題は、浴室のハウジングの上
面板に、入浴者の頭部を浴室外に露出せしめ得る穴を設
けると共に、ハウジングの側面壁、又は、右側面前半布
に連接する前面布等、所望の箇所に、入浴者の手を通す
ための穴と袖状部材とを設けることによって解決出来
る。即ち、該袖状部材から腕を外部に出し、タオルで顔
を拭いたり、新聞や雑誌を見たり、TVやステレオのチ
ャンネルを操作しながら、従来のサウナ浴とは比較にな
らない程、ゆったり、リラックスしながら、退屈するこ
ともなく、より安全なサウナ浴を楽しむことが出来る。
なお、この袖状部材の内面にも、前記と同様の吸湿シー
トを着脱自在に設けることが推奨される。腕から出る汗
により、袖状部材の内側が汚れるが、内張りした吸湿シ
ートを剥がして洗濯すれば、清潔に使用し続けることが
出来る。
面板に、入浴者の頭部を浴室外に露出せしめ得る穴を設
けると共に、ハウジングの側面壁、又は、右側面前半布
に連接する前面布等、所望の箇所に、入浴者の手を通す
ための穴と袖状部材とを設けることによって解決出来
る。即ち、該袖状部材から腕を外部に出し、タオルで顔
を拭いたり、新聞や雑誌を見たり、TVやステレオのチ
ャンネルを操作しながら、従来のサウナ浴とは比較にな
らない程、ゆったり、リラックスしながら、退屈するこ
ともなく、より安全なサウナ浴を楽しむことが出来る。
なお、この袖状部材の内面にも、前記と同様の吸湿シー
トを着脱自在に設けることが推奨される。腕から出る汗
により、袖状部材の内側が汚れるが、内張りした吸湿シ
ートを剥がして洗濯すれば、清潔に使用し続けることが
出来る。
【0010】更にまた、前記第3の課題は、浴室内の温
度調節制御回路が、切と、入浴準備と、入浴との3段切
換えスイッチを具備し、スイッチが入浴準備側に切り換
えられているときは、浴室内温度を通常のサウナ浴温度
より低い所定の温度に保持し、入浴側に切り換えられた
ときは、浴室内温度が所定のサウナ浴温度に達するか、
又は所定の時間が経過するまで加熱状態を維持するよう
構成することによって解決出来る。具体的には、浴室の
加熱装置の電気回路に、入浴の準備と入浴とを切り替え
るスイッチを設け、入浴準備側にスイッチを入れると、
可搬式遠赤外線サウナの内部温度を温度調節器により加
熱装置の電力を増減し、36〜40℃程度の体温よりやや高
い程度の温度に自動調節し、実際に入浴する際にスイッ
チを入浴側に切り換えると、前記の温度調節器とは無関
係に、5〜15分程度或いは温度が55〜80℃程度の高温に
上昇するまで加熱装置に電力を供給し続け、入浴する時
には必ず、遠赤外線が放射され、且つ一定時間後、或い
は一定温度に上昇後に電力の供給を停止させ自動的に安
全な温度まで低下させ得る自動制御回路を設けることに
より解決することが出来る。
度調節制御回路が、切と、入浴準備と、入浴との3段切
換えスイッチを具備し、スイッチが入浴準備側に切り換
えられているときは、浴室内温度を通常のサウナ浴温度
より低い所定の温度に保持し、入浴側に切り換えられた
ときは、浴室内温度が所定のサウナ浴温度に達するか、
又は所定の時間が経過するまで加熱状態を維持するよう
構成することによって解決出来る。具体的には、浴室の
加熱装置の電気回路に、入浴の準備と入浴とを切り替え
るスイッチを設け、入浴準備側にスイッチを入れると、
可搬式遠赤外線サウナの内部温度を温度調節器により加
熱装置の電力を増減し、36〜40℃程度の体温よりやや高
い程度の温度に自動調節し、実際に入浴する際にスイッ
チを入浴側に切り換えると、前記の温度調節器とは無関
係に、5〜15分程度或いは温度が55〜80℃程度の高温に
上昇するまで加熱装置に電力を供給し続け、入浴する時
には必ず、遠赤外線が放射され、且つ一定時間後、或い
は一定温度に上昇後に電力の供給を停止させ自動的に安
全な温度まで低下させ得る自動制御回路を設けることに
より解決することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明を詳細に
説明する。図1は本発明に係る可搬式遠赤外線サウナ装
置の一実施例を示す正面図、図2はその側面図、図3は
その立体斜視図、図4は該サウナ装置の入口を開いた状
態の立体斜視図である。図4では、浴室内部の説明を容
易にするため、図2に示したベンチ2や加熱器3は外に
取り出した状態を描いてある。図5、図6、図7は、本
発明に係る可搬式遠赤外線サウナ装置の一実施例の浴室
の壁の部分断面図で、浴室のハウジングを形成する外側
の部材と吸湿シートの接合状態を示しており、図8は当
該接合に用いる面ファスナーの断面拡大説明図である。
図9は、浴室の温度調節を行う制御回路の電気配線図で
ある。
説明する。図1は本発明に係る可搬式遠赤外線サウナ装
置の一実施例を示す正面図、図2はその側面図、図3は
その立体斜視図、図4は該サウナ装置の入口を開いた状
態の立体斜視図である。図4では、浴室内部の説明を容
易にするため、図2に示したベンチ2や加熱器3は外に
取り出した状態を描いてある。図5、図6、図7は、本
発明に係る可搬式遠赤外線サウナ装置の一実施例の浴室
の壁の部分断面図で、浴室のハウジングを形成する外側
の部材と吸湿シートの接合状態を示しており、図8は当
該接合に用いる面ファスナーの断面拡大説明図である。
図9は、浴室の温度調節を行う制御回路の電気配線図で
ある。
【0012】図1、図2に示すように、入浴者1は、可
搬式遠赤外線サウナ装置4の浴室内部に設けたベンチ2
に座り、その頭部1-1 を浴室の上面板5に設けた穴5-1
から外部に出してサウナ浴を行う。該可搬式遠赤外線サ
ウナ装置4のハウジングのうち、図4に“田”印で示す
上面板5、背面板6、左側後半部の左側面板7、右側後
半部の右側面板8、床板9については、木材、プラスチ
ック、アルミニウム等の硬質の部材で作製され、必要に
応じて分解、組立てもしくは折畳み可能なように構成さ
れている。また、図4に“×”印で示す部分は、布等の
軟質の部材で作製され、左側面前半布10と、前面から右
側前半までつながる右側面前半布を兼ねる前面扉布11と
を形成し、ファスナー12により、左側面前半布10の前端
縁と前面扉布11の左端縁とが開閉自在に接続されるよう
になっている。左右の袖状部材13-1、13-2は、入浴者1
がこれらを通じてサウナ4の外部に手を出して、顔を拭
く等の動作をするために設けられている。
搬式遠赤外線サウナ装置4の浴室内部に設けたベンチ2
に座り、その頭部1-1 を浴室の上面板5に設けた穴5-1
から外部に出してサウナ浴を行う。該可搬式遠赤外線サ
ウナ装置4のハウジングのうち、図4に“田”印で示す
上面板5、背面板6、左側後半部の左側面板7、右側後
半部の右側面板8、床板9については、木材、プラスチ
ック、アルミニウム等の硬質の部材で作製され、必要に
応じて分解、組立てもしくは折畳み可能なように構成さ
れている。また、図4に“×”印で示す部分は、布等の
軟質の部材で作製され、左側面前半布10と、前面から右
側前半までつながる右側面前半布を兼ねる前面扉布11と
を形成し、ファスナー12により、左側面前半布10の前端
縁と前面扉布11の左端縁とが開閉自在に接続されるよう
になっている。左右の袖状部材13-1、13-2は、入浴者1
がこれらを通じてサウナ4の外部に手を出して、顔を拭
く等の動作をするために設けられている。
【0013】図5は、図4の“田”印で示す木材等の硬
質の部材よりなる壁面の断面を示し、木材等の硬質の部
材14と、タオル状部材等から成る吸湿シート15(以下単
に「タオル状部材」とも言う。)が、面ファスナー16に
より着脱自在に接合された状態を示している。同様に図
6は、図4の“×”印で示す布等の軟質の部材よりなる
壁面の断面を示し、布等の軟質の部材17とタオル状部材
15が、面ファスナー16により着脱自在に接合されてい
る。タオル状部材15を通じて浴室内壁面に水分が浸透の
を防止する必要がある場合には、タオル状部材15の浴室
内面側に軟質の合成樹脂膜をコーティング等して非透水
性層を形成するようにしてもよい。図7は、図4中に
“点線の×”印で示す部分の壁面18の断面図で、外壁の
硬質部材14の内側に断熱材19を挟んで面状発熱体20が接
着され、金網21を介して難燃性布22が接着され、該難燃
性布22とタオル状部材15が、面ファスナー16により着脱
自在に接合されている。面ファスナー16は、ボタンやフ
アスナーやベルトの金具等の替わりに従来より広く使用
されており、その構造は、図8の拡大説明図に示すとお
り,一方の布にやや硬質のループ状繊維16-1を多数突出
させ、他方の布に同じくやや硬質のフック状突起16-2を
多数突出させ、両布を密着させたとき、フック状突起16
-2がループ状繊維16-1に絡んで、双方の布を力強く密着
させることが出来、剥がす場合には、その接合面に直角
を力を加えることにより容易に剥がすことが出来るよう
に構成された部材である。金網21の役割は、難燃性布22
が面状発熱体20に接触して過熱するのを防ぐことにあ
り、難燃性布22はタオル状部材15の起毛部が金網21の網
の間から入り込んで面状発熱体20に接触するのを防ぐ目
的で設けられている。
質の部材よりなる壁面の断面を示し、木材等の硬質の部
材14と、タオル状部材等から成る吸湿シート15(以下単
に「タオル状部材」とも言う。)が、面ファスナー16に
より着脱自在に接合された状態を示している。同様に図
6は、図4の“×”印で示す布等の軟質の部材よりなる
壁面の断面を示し、布等の軟質の部材17とタオル状部材
15が、面ファスナー16により着脱自在に接合されてい
る。タオル状部材15を通じて浴室内壁面に水分が浸透の
を防止する必要がある場合には、タオル状部材15の浴室
内面側に軟質の合成樹脂膜をコーティング等して非透水
性層を形成するようにしてもよい。図7は、図4中に
“点線の×”印で示す部分の壁面18の断面図で、外壁の
硬質部材14の内側に断熱材19を挟んで面状発熱体20が接
着され、金網21を介して難燃性布22が接着され、該難燃
性布22とタオル状部材15が、面ファスナー16により着脱
自在に接合されている。面ファスナー16は、ボタンやフ
アスナーやベルトの金具等の替わりに従来より広く使用
されており、その構造は、図8の拡大説明図に示すとお
り,一方の布にやや硬質のループ状繊維16-1を多数突出
させ、他方の布に同じくやや硬質のフック状突起16-2を
多数突出させ、両布を密着させたとき、フック状突起16
-2がループ状繊維16-1に絡んで、双方の布を力強く密着
させることが出来、剥がす場合には、その接合面に直角
を力を加えることにより容易に剥がすことが出来るよう
に構成された部材である。金網21の役割は、難燃性布22
が面状発熱体20に接触して過熱するのを防ぐことにあ
り、難燃性布22はタオル状部材15の起毛部が金網21の網
の間から入り込んで面状発熱体20に接触するのを防ぐ目
的で設けられている。
【0014】以下、人が入浴する場合の動作に従って、
図9の温度調節制御回路及び前述各部材の機能を詳細に
説明する。入浴者は入浴する相当前に図9に示す制御回
路を備えた制御盤の電源スイッチ23を入れ、起動スイッ
チ24を入浴準備側、即ち接点24a 側に入れると、温度調
節器TCが作動状態となる。温度調節器TCは体温より
やや高い40〜45℃程度に設定されているので、該温度調
節器TCの接点T-b は閉じ、接点24a から接点T-b を通
じて加熱器3及び面状発熱体20に電流が流れ、サウナ装
置4は加熱される。この準備期間中に、上面板5に設け
られた首を出す穴5-1 が開口していると熱の損失となる
ので、バスタオル等を乗せて穴5-1 を塞いでおくことが
望ましい。サウナ装置4が加熱され続け40〜45℃程度ま
で上昇すると接点T-b が開き、加熱器3及び面状発熱体
20による加熱が停止する。温度が若干低下すれば、再度
接点T-bが閉じて加熱されるのでサウナ装置4の温度は
入浴に適する温度よりやや低い40〜45℃程度に維持され
る。
図9の温度調節制御回路及び前述各部材の機能を詳細に
説明する。入浴者は入浴する相当前に図9に示す制御回
路を備えた制御盤の電源スイッチ23を入れ、起動スイッ
チ24を入浴準備側、即ち接点24a 側に入れると、温度調
節器TCが作動状態となる。温度調節器TCは体温より
やや高い40〜45℃程度に設定されているので、該温度調
節器TCの接点T-b は閉じ、接点24a から接点T-b を通
じて加熱器3及び面状発熱体20に電流が流れ、サウナ装
置4は加熱される。この準備期間中に、上面板5に設け
られた首を出す穴5-1 が開口していると熱の損失となる
ので、バスタオル等を乗せて穴5-1 を塞いでおくことが
望ましい。サウナ装置4が加熱され続け40〜45℃程度ま
で上昇すると接点T-b が開き、加熱器3及び面状発熱体
20による加熱が停止する。温度が若干低下すれば、再度
接点T-bが閉じて加熱されるのでサウナ装置4の温度は
入浴に適する温度よりやや低い40〜45℃程度に維持され
る。
【0015】サウナ装置4の温度が40〜45℃に上昇した
後、入浴者1はファスナー12を開き前面扉布11を開いて
サウナ装置4の浴室内に入り、ベンチ2に座って首を上
面板5の穴5-1 から出した状態でファスナー12を閉じ、
首の回りにタオルを巻いて、穴5-1 からの熱ロスを防
ぎ、袖状部材13-1、13-2より手を外に出し、図9に示す
温度調節制御回路から成る制御盤の起動スイッチ24を入
浴側、即ち24b-1 側に入れると、サウナ浴が開始する。
起動スイッチ24を24b-1 側に入れると、これと連動して
24b-2 もオンとなり、タイマーリレーTMに電流が流
れ、これによりスイッチ24の接点24b-1 からタイマーリ
レーTMのb接点TM-bを通じて、温度調節器TCの接点
T-b とは無関係に加熱器3及び面状発熱体20に電流が流
れ、入浴者1を加熱する。面状発熱体20は電気的に絶縁
性のある基板上に、炭素を主成分とする皮膜を形成し、
該炭素皮膜を電気的抵抗体として、通電時に 100℃程度
に昇温する。これにより、金網21と難燃性布22を介して
タオル状部材15を加熱し、該タオル状部材15より入浴者
1に遠赤外線を放射して加熱する。他方、加熱器3は主
としてサウナ4内の空気の温度を上昇させる電熱器で、
シーズヒータや石英管ヒータ等を用いるが、安全のた
め、表面温度を他の部材を発火させることのない 400℃
程度以下にすることが望ましく、 300℃程度ならば人体
に吸収されやすい遠赤外線が放射され、空気加熱のみな
らず人体に直接遠赤外線を放射して加熱する作用を有す
る。かくして、入浴者1は面状発熱体20により加熱され
たタオル状部材15から放射されるより波長の長い遠赤外
線と、加熱器3より放射される遠赤外線と、高温の空気
等とにより加熱される。タイマーリレーTMは10分から
15分程度に設定することが望ましく、該時間経過後タイ
マーリレーTMが励磁し、b接点TM-bが開き、加熱器3
及び面状発熱体20への通電が停止し、サウナ装置4の温
度が低下し始めサウナ浴動作が終了する。
後、入浴者1はファスナー12を開き前面扉布11を開いて
サウナ装置4の浴室内に入り、ベンチ2に座って首を上
面板5の穴5-1 から出した状態でファスナー12を閉じ、
首の回りにタオルを巻いて、穴5-1 からの熱ロスを防
ぎ、袖状部材13-1、13-2より手を外に出し、図9に示す
温度調節制御回路から成る制御盤の起動スイッチ24を入
浴側、即ち24b-1 側に入れると、サウナ浴が開始する。
起動スイッチ24を24b-1 側に入れると、これと連動して
24b-2 もオンとなり、タイマーリレーTMに電流が流
れ、これによりスイッチ24の接点24b-1 からタイマーリ
レーTMのb接点TM-bを通じて、温度調節器TCの接点
T-b とは無関係に加熱器3及び面状発熱体20に電流が流
れ、入浴者1を加熱する。面状発熱体20は電気的に絶縁
性のある基板上に、炭素を主成分とする皮膜を形成し、
該炭素皮膜を電気的抵抗体として、通電時に 100℃程度
に昇温する。これにより、金網21と難燃性布22を介して
タオル状部材15を加熱し、該タオル状部材15より入浴者
1に遠赤外線を放射して加熱する。他方、加熱器3は主
としてサウナ4内の空気の温度を上昇させる電熱器で、
シーズヒータや石英管ヒータ等を用いるが、安全のた
め、表面温度を他の部材を発火させることのない 400℃
程度以下にすることが望ましく、 300℃程度ならば人体
に吸収されやすい遠赤外線が放射され、空気加熱のみな
らず人体に直接遠赤外線を放射して加熱する作用を有す
る。かくして、入浴者1は面状発熱体20により加熱され
たタオル状部材15から放射されるより波長の長い遠赤外
線と、加熱器3より放射される遠赤外線と、高温の空気
等とにより加熱される。タイマーリレーTMは10分から
15分程度に設定することが望ましく、該時間経過後タイ
マーリレーTMが励磁し、b接点TM-bが開き、加熱器3
及び面状発熱体20への通電が停止し、サウナ装置4の温
度が低下し始めサウナ浴動作が終了する。
【0016】しかし、加熱装置が加熱を停止してもサウ
ナ装置4の温度が急低下する訳ではないので、入浴者1
はサウナ浴を続けても良く、その場合徐々に温度は低下
するので、サウナ内で眠ってしまっても危険はなく、40
〜45℃以下に低下後、再度起動スイッチ24を入浴準備側
の接点24a 側に入れると、加熱器3、面状発熱体20に電
流が通じ、サウナ装置4を40〜45℃程度に加熱する。タ
イマーリレーTMを10分から15分程度に設定し、該時間
両加熱装置を加熱し続けた場合、サウナ装置4の温度が
最高20℃程度上昇するよう、加熱器3と面状発熱体20の
発熱量を定めることが望ましい。このようにすれば、入
浴者1は40〜60℃の高温の空気と遠赤外線とにより十分
に加熱され、多量に発汗するサウナ浴が楽しめる。サウ
ナ浴中の入浴者1は、袖状部材13-1、13-2よりサウナ装
置4の外部に手を出して、顔を拭いたり、新聞や雑誌を
見たり、TVのチャンネルを操作してTVを見ながら、
退屈することなく快適にサウナ浴を楽しむことができ
る。また、頭部が加熱されないので息苦しさ等も全く無
く、安全で快適なサウナ浴が楽しめる。
ナ装置4の温度が急低下する訳ではないので、入浴者1
はサウナ浴を続けても良く、その場合徐々に温度は低下
するので、サウナ内で眠ってしまっても危険はなく、40
〜45℃以下に低下後、再度起動スイッチ24を入浴準備側
の接点24a 側に入れると、加熱器3、面状発熱体20に電
流が通じ、サウナ装置4を40〜45℃程度に加熱する。タ
イマーリレーTMを10分から15分程度に設定し、該時間
両加熱装置を加熱し続けた場合、サウナ装置4の温度が
最高20℃程度上昇するよう、加熱器3と面状発熱体20の
発熱量を定めることが望ましい。このようにすれば、入
浴者1は40〜60℃の高温の空気と遠赤外線とにより十分
に加熱され、多量に発汗するサウナ浴が楽しめる。サウ
ナ浴中の入浴者1は、袖状部材13-1、13-2よりサウナ装
置4の外部に手を出して、顔を拭いたり、新聞や雑誌を
見たり、TVのチャンネルを操作してTVを見ながら、
退屈することなく快適にサウナ浴を楽しむことができ
る。また、頭部が加熱されないので息苦しさ等も全く無
く、安全で快適なサウナ浴が楽しめる。
【0017】面状発熱体20からの長波長の遠赤外線と、
加熱器3からの遠赤外線とにより直接放射加熱され、高
温の空気からも対流加熱され、皮膚の毛細血管が刺激さ
れて血行が促進され、皮膚の温度を低下させるべく多量
に発汗する。サウナ浴の最大の目的は、血行を促進さ
せ、多量に発汗することにより、皮膚の新陳代謝を促進
させる等、健康増進のための各種効果を得ることにある
が、いずれにしても多量の発汗が必要不可欠である。発
汗すれば、汗がサウナ装置4内に気体又は液状でこもる
こととなり、そのまま放置すれば腐敗し汚臭を発生す
る。特に、袖状部材13-1、13-2及び首を出す穴5-1 の周
辺等、直接皮膚がサウナ装置4の内面に接触する部分が
汚れやすい。サウナ装置4の内面の多くは、図5、図
6、図7に示す通り面ファスナー16により着脱自在にタ
オル状部材15が接着されているが、特に汚れやすい袖状
部材13-1、13-2及び首を出す穴5-1 等の部分はタオル状
部材15を個別に着脱自在に設けることが推奨される。こ
れにより、汚れ易い部分は比較的頻繁に、他の部分は適
時剥がして、洗濯すればサウナ装置4を常に清潔に維持
出来る。
加熱器3からの遠赤外線とにより直接放射加熱され、高
温の空気からも対流加熱され、皮膚の毛細血管が刺激さ
れて血行が促進され、皮膚の温度を低下させるべく多量
に発汗する。サウナ浴の最大の目的は、血行を促進さ
せ、多量に発汗することにより、皮膚の新陳代謝を促進
させる等、健康増進のための各種効果を得ることにある
が、いずれにしても多量の発汗が必要不可欠である。発
汗すれば、汗がサウナ装置4内に気体又は液状でこもる
こととなり、そのまま放置すれば腐敗し汚臭を発生す
る。特に、袖状部材13-1、13-2及び首を出す穴5-1 の周
辺等、直接皮膚がサウナ装置4の内面に接触する部分が
汚れやすい。サウナ装置4の内面の多くは、図5、図
6、図7に示す通り面ファスナー16により着脱自在にタ
オル状部材15が接着されているが、特に汚れやすい袖状
部材13-1、13-2及び首を出す穴5-1 等の部分はタオル状
部材15を個別に着脱自在に設けることが推奨される。こ
れにより、汚れ易い部分は比較的頻繁に、他の部分は適
時剥がして、洗濯すればサウナ装置4を常に清潔に維持
出来る。
【0018】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的の範囲内に於いて、即ち分
解組立が容易な可搬式のサウナの浴室の内面に、汗を吸
収するタオル状部材等の吸湿シートを、取り外し自在に
内張りするという構造の範囲内に於いて、種々変更が可
能である。例えば硬質の部材14として、断熱性に優れた
硬質のウレタンフォームを用いたり、軟質のウレタンフ
ォームに面状発熱体20を内蔵させて、硬質の部材14とし
て用いることも可能である。また、吸湿シート15は汗の
吸収に優れた材質であれば良く、タオル状部材に限ら
ず、下着や浴衣に用いる生地、或いは汗を吸着させる網
状の生地等でも良く、近来広く用いられ始めた、水分を
多量に吸収し保湿する樹脂を、オムツ等と同じように布
の中に収容したものを用いてもよい。説明は省略した
が、ベンチ2の背凭れや座席部分及び足を置く床面9に
吸湿シート15を設けることは当然であり、袖状部材13-
1、13-2等、部分的に外側の軟質の部材17と内側のタオ
ル状部材15を一体に形成し、他の硬質部材14、或いはタ
オル状部材15と面ファスナー16を介して取り外し自在に
構成し、袖状部材13-1、13-2等の全体を剥がして洗濯す
るように構成しても良い。袖状部材13-1、13-2の替わり
に単純な穴を開けたままで、そこから手を出すようにす
ると、該穴から空気が流通し、熱損失が大きくなるの
で、空気の流通を防ぐ目的で、従来よりカイマキと呼ば
れる寝具にも設けられている袖状部材を用いて空気の流
通を防止しているが、袖状部材13-1、13-2を極めて短く
し、袖口にゴムを設けるように構成し、手を出さない時
には袖口が自動的に閉じて空気の流通を防ぐ構造とする
ことも可能である。また、袖状部材は左右いずれか一方
のみの片袖としても良く、側面7、8のみならず、右側
面前半布に連接する前面布11等の他の面に設けても良
い。面状発熱体20は、説明上の都合上、図4の右側面板
8のみに描かれているが、当然左側面にも設けられ、必
要に応じて他の側面や床面にも増設することが出来る。
面状発熱体20は、炭素を抵抗体の主成分としているが、
同様に床暖房等に用いられる線状の電気ヒータを用いる
ことも出来る。冒頭に述べた通り、本サウナ装置の主た
る特徴の一つは、簡便に折り畳んでより小さく収納し携
帯し、再度誰にでも容易に組立てが出来ることにあり、
本発明の可搬式遠赤外線サウナ装置も簡便に折り畳み、
より小さく収納し、可搬式に構成することも当然であ
る。実施例では、タオル状部材15を着脱自在にするため
に面ファスナー16を用いているが、ボタンやファスナー
等を用いることも可能である。本実施例ではタイマーT
Mの設定時間だけ、遠赤外線を放射し続けるように構成
したが、タイマーTMの替わりに温度調節器を用いても
良い。即ち、入浴準備中は40〜45℃程度に温度調節し、
起動スイッチ24を入れると、より高温に設定された別途
設ける温度調節器に切り替わり、60℃程度に温度が上昇
する迄、遠赤外線を放射し続け、温度上昇後は加熱を中
止するように制御回路を構成することも可能である。更
に双方を組み合わせ、一定時間経過後か、一定温度に上
昇するまでか、いずれかに達するまでの期間、遠赤外線
を放射し続けるように構成することも可能である。
ものではなく、本発明の目的の範囲内に於いて、即ち分
解組立が容易な可搬式のサウナの浴室の内面に、汗を吸
収するタオル状部材等の吸湿シートを、取り外し自在に
内張りするという構造の範囲内に於いて、種々変更が可
能である。例えば硬質の部材14として、断熱性に優れた
硬質のウレタンフォームを用いたり、軟質のウレタンフ
ォームに面状発熱体20を内蔵させて、硬質の部材14とし
て用いることも可能である。また、吸湿シート15は汗の
吸収に優れた材質であれば良く、タオル状部材に限ら
ず、下着や浴衣に用いる生地、或いは汗を吸着させる網
状の生地等でも良く、近来広く用いられ始めた、水分を
多量に吸収し保湿する樹脂を、オムツ等と同じように布
の中に収容したものを用いてもよい。説明は省略した
が、ベンチ2の背凭れや座席部分及び足を置く床面9に
吸湿シート15を設けることは当然であり、袖状部材13-
1、13-2等、部分的に外側の軟質の部材17と内側のタオ
ル状部材15を一体に形成し、他の硬質部材14、或いはタ
オル状部材15と面ファスナー16を介して取り外し自在に
構成し、袖状部材13-1、13-2等の全体を剥がして洗濯す
るように構成しても良い。袖状部材13-1、13-2の替わり
に単純な穴を開けたままで、そこから手を出すようにす
ると、該穴から空気が流通し、熱損失が大きくなるの
で、空気の流通を防ぐ目的で、従来よりカイマキと呼ば
れる寝具にも設けられている袖状部材を用いて空気の流
通を防止しているが、袖状部材13-1、13-2を極めて短く
し、袖口にゴムを設けるように構成し、手を出さない時
には袖口が自動的に閉じて空気の流通を防ぐ構造とする
ことも可能である。また、袖状部材は左右いずれか一方
のみの片袖としても良く、側面7、8のみならず、右側
面前半布に連接する前面布11等の他の面に設けても良
い。面状発熱体20は、説明上の都合上、図4の右側面板
8のみに描かれているが、当然左側面にも設けられ、必
要に応じて他の側面や床面にも増設することが出来る。
面状発熱体20は、炭素を抵抗体の主成分としているが、
同様に床暖房等に用いられる線状の電気ヒータを用いる
ことも出来る。冒頭に述べた通り、本サウナ装置の主た
る特徴の一つは、簡便に折り畳んでより小さく収納し携
帯し、再度誰にでも容易に組立てが出来ることにあり、
本発明の可搬式遠赤外線サウナ装置も簡便に折り畳み、
より小さく収納し、可搬式に構成することも当然であ
る。実施例では、タオル状部材15を着脱自在にするため
に面ファスナー16を用いているが、ボタンやファスナー
等を用いることも可能である。本実施例ではタイマーT
Mの設定時間だけ、遠赤外線を放射し続けるように構成
したが、タイマーTMの替わりに温度調節器を用いても
良い。即ち、入浴準備中は40〜45℃程度に温度調節し、
起動スイッチ24を入れると、より高温に設定された別途
設ける温度調節器に切り替わり、60℃程度に温度が上昇
する迄、遠赤外線を放射し続け、温度上昇後は加熱を中
止するように制御回路を構成することも可能である。更
に双方を組み合わせ、一定時間経過後か、一定温度に上
昇するまでか、いずれかに達するまでの期間、遠赤外線
を放射し続けるように構成することも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明の最大の効果は、サウナ装置4の
内装材の多くを着脱自在な吸湿シート15で構成し、該吸
湿シート15を洗濯することにより、常に清潔に保つこと
が出来ることにあり、従来の可搬式遠赤外線サウナ装置
における汚臭の発生という最大の問題点を解決すること
が出来た。同時に該構成には他の効果もある。吸湿シー
ト15を面ファスナー16で着脱自在に構成すると、面ファ
スナー16の厚みだけ、空気層が出来、該空気層は断熱効
果があり、更に吸湿シート15としてタオル状部材のよう
に起毛した布を用いれば、吸湿シート自体が大きな断熱
効果を有し、両断熱効果により、高温のサウナの断熱材
としても最適である。同時に起毛した布は、遠赤外線の
放射率が高く、面状発熱体20を内蔵しない部分でも、高
温の空気により、50〜60℃に加熱されたタオル状部材15
から、より長波長の遠赤外線が人体1に向けて放射され
る。
内装材の多くを着脱自在な吸湿シート15で構成し、該吸
湿シート15を洗濯することにより、常に清潔に保つこと
が出来ることにあり、従来の可搬式遠赤外線サウナ装置
における汚臭の発生という最大の問題点を解決すること
が出来た。同時に該構成には他の効果もある。吸湿シー
ト15を面ファスナー16で着脱自在に構成すると、面ファ
スナー16の厚みだけ、空気層が出来、該空気層は断熱効
果があり、更に吸湿シート15としてタオル状部材のよう
に起毛した布を用いれば、吸湿シート自体が大きな断熱
効果を有し、両断熱効果により、高温のサウナの断熱材
としても最適である。同時に起毛した布は、遠赤外線の
放射率が高く、面状発熱体20を内蔵しない部分でも、高
温の空気により、50〜60℃に加熱されたタオル状部材15
から、より長波長の遠赤外線が人体1に向けて放射され
る。
【0020】また、本発明においては、袖状部材13-1、
13-2を設けることにより、頭部1-1 をサウナ装置4の浴
室の外部に露出して入浴する際に、サウナ浴を楽しみな
がら本を読んだり、TVを見たりすることが容易に出来
る。更に頭部1-1 を加熱すると脳梗塞等の脳血管障害を
起こす恐れがあるが、頭部をサウナ浴室外に出すことの
出来る本発明装置はこの恐れが無く安全である。従来の
サウナ浴では、頭部が加熱され、且つ呼吸時に高温の空
気を吸引するので息苦しく、サウナ浴は苦痛を我慢す
る、我慢比べのようであったが、本発明装置によるとき
は、身体的にも精神的にも快適なサウナ浴が可能であ
る。あまりにも快適なため、リラックスしすぎて眠りこ
む恐れがあるが、請求項8に記載の温度調節制御回路を
採用することにより、10〜15分後には自動的に加熱が中
止されるので安全である。また入浴準備側にスイッチ24
を入れることにより、サウナ装置4を常時40〜45℃に保
つことが出来、何時でもすぐに入浴が可能であり、常時
高温に保つより省エネルギーで、入浴すれば必ず遠赤外
線が放射されるので、本発明によるときは、極めて快適
なサウナ浴装置を提供できる。また、頭部1-1 を露出す
る構造とすることによって、装置が小型となり、従来装
置より20%程度容積が減少し、この減少分だけ加熱に要
する電気エネルギーが不要で、より省エネルギーとな
る。以上の効果を要約すれば、本発明装置は、吸湿シー
ト15を浴室内面に着脱自在に設けることにより、サウナ
装置4を常に清潔に保つことができ、また、袖状部材13
-1、13-2を設けることにより、頭部1-1 を加熱しないよ
う頭部1-1 を浴室外に露出して入浴する場合において
も、本を読んだり、TVを見たりしながら、安全に楽々
とサウナ浴を楽しむことができ、更にまた、請求項8に
記載の温度調節制御回路を採用することにより、より安
全で省エネルギー的である等、数多くの優れた効果を達
成することが可能である。
13-2を設けることにより、頭部1-1 をサウナ装置4の浴
室の外部に露出して入浴する際に、サウナ浴を楽しみな
がら本を読んだり、TVを見たりすることが容易に出来
る。更に頭部1-1 を加熱すると脳梗塞等の脳血管障害を
起こす恐れがあるが、頭部をサウナ浴室外に出すことの
出来る本発明装置はこの恐れが無く安全である。従来の
サウナ浴では、頭部が加熱され、且つ呼吸時に高温の空
気を吸引するので息苦しく、サウナ浴は苦痛を我慢す
る、我慢比べのようであったが、本発明装置によるとき
は、身体的にも精神的にも快適なサウナ浴が可能であ
る。あまりにも快適なため、リラックスしすぎて眠りこ
む恐れがあるが、請求項8に記載の温度調節制御回路を
採用することにより、10〜15分後には自動的に加熱が中
止されるので安全である。また入浴準備側にスイッチ24
を入れることにより、サウナ装置4を常時40〜45℃に保
つことが出来、何時でもすぐに入浴が可能であり、常時
高温に保つより省エネルギーで、入浴すれば必ず遠赤外
線が放射されるので、本発明によるときは、極めて快適
なサウナ浴装置を提供できる。また、頭部1-1 を露出す
る構造とすることによって、装置が小型となり、従来装
置より20%程度容積が減少し、この減少分だけ加熱に要
する電気エネルギーが不要で、より省エネルギーとな
る。以上の効果を要約すれば、本発明装置は、吸湿シー
ト15を浴室内面に着脱自在に設けることにより、サウナ
装置4を常に清潔に保つことができ、また、袖状部材13
-1、13-2を設けることにより、頭部1-1 を加熱しないよ
う頭部1-1 を浴室外に露出して入浴する場合において
も、本を読んだり、TVを見たりしながら、安全に楽々
とサウナ浴を楽しむことができ、更にまた、請求項8に
記載の温度調節制御回路を採用することにより、より安
全で省エネルギー的である等、数多くの優れた効果を達
成することが可能である。
【図1】本発明に係る可搬式遠赤外線サウナ装置の一実
施例を示す正面図である。
施例を示す正面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その立体斜視図である。
【図4】該サウナ装置の入口を開いた状態を示す立体斜
視図である。
視図である。
【図5】浴室の硬質の壁面部材の内面に面ファスナーに
より吸湿シートを接合した状態を示す断面図である。
より吸湿シートを接合した状態を示す断面図である。
【図6】浴室の軟質の壁面部材の内面に面ファスナーに
より吸湿シートを接合した状態を示す断面図である。
より吸湿シートを接合した状態を示す断面図である。
【図7】浴室の硬質の壁面部材の内面に面状発熱体を接
着した場合における吸湿シート等の接合状態を示す断面
図である。
着した場合における吸湿シート等の接合状態を示す断面
図である。
【図8】吸湿シートの接合に用いる面ファスナーの断面
拡大説明図である。
拡大説明図である。
【図9】浴室の温度調節を行う制御回路の電気配線図で
ある。
ある。
1 入浴者 2 ベンチ 3 加熱器 4 サウナ装置 5 上面板 6 背面板 7 左側面板 8 右側面板 9 床板 10 左側面前半布 11 右側面前半布に連接する前面扉布 12 ファスナー 13-1, 13-2 袖状部材 14 硬質の壁面部材 15 タオル状部材等の吸湿シート 16 面ファスナー 17 軟質の壁面部材 18 壁面 19 断熱材 20 面状発熱体 21 金網 22 難燃性布 23 電源スイッチ 24 起動スイッチ TC 温度調節器 TM タイマーリレー
Claims (8)
- 【請求項1】浴室内面の少なくとも一部に、吸湿シート
(15)を着脱自在に設けたことを特徴とする可搬式遠赤外
線サウナ装置。 - 【請求項2】浴室の内壁面及び床面の内部に、面状発熱
体等の電力による加熱装置を設け、該加熱装置の浴室内
側面に吸湿シート(15)を着脱自在に設けた請求項1に記
載の可搬式遠赤外線サウナ装置。 - 【請求項3】吸湿シート(15)が、洗濯、乾燥して再使用
可能な材質から成る請求項1又は2に記載の可搬式遠赤
外線サウナ装置。 - 【請求項4】吸湿シート(15)が、その浴室内面側に非透
水性層を有する請求項1から3までのいずれか一項に記
載の可搬式遠赤外線サウナ装置。 - 【請求項5】浴室を形成するハウジングが、硬質の板状
部材(14)と軟質の布状部材(17)の一方又は双方により、
分解及び/又は折畳み可能なよう構成された請求項1か
ら4までのいずれか一項に記載の可搬式遠赤外線サウナ
装置。 - 【請求項6】浴室のハウジングの上面板(5) に、入浴者
(1) の頭部(1-1) を浴室外に露出せしめ得る穴(5-1) を
設けると共に、ハウジングの側面壁(7,8) 、又は、右側
面前半布に連接する前面布(11)等に、入浴者の手を通す
ための穴と袖状部材(13-1, 13-2)とを設けた請求項1か
ら5までのいずれか一項に記載の可搬式遠赤外線サウナ
装置。 - 【請求項7】手を通すための袖状部材(13-1, 13-2)の内
面に、吸湿シートを着脱自在に設けた請求項6に記載の
可搬式遠赤外線サウナ装置。 - 【請求項8】浴室内の温度調節制御回路が、切と、入浴
準備と、入浴との3段切換えスイッチ(23,24) を具備
し、スイッチが入浴準備側(24a) に切り換えられている
ときは、浴室内温度を通常のサウナ浴温度より低い所定
の温度に保持し、入浴側(24b-1,24b-2)に切り換えられ
たときは、浴室内温度が所定のサウナ浴温度に達する
か、又は所定の時間が経過するまで加熱状態を維持する
よう構成された請求項1から7までのいずれか一項に記
載の可搬式遠赤外線サウナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24306299A JP2001061940A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 可搬式遠赤外線サウナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24306299A JP2001061940A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 可搬式遠赤外線サウナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001061940A true JP2001061940A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17098240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24306299A Pending JP2001061940A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 可搬式遠赤外線サウナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001061940A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030004856A (ko) * | 2001-07-06 | 2003-01-15 | 주식회사 명신메디칼 | 태양광 캡슐형 의료기의 구조 및 제조방법 |
CN108030423A (zh) * | 2017-12-16 | 2018-05-15 | 太原理工大学 | 一种砂浴装置 |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24306299A patent/JP2001061940A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030004856A (ko) * | 2001-07-06 | 2003-01-15 | 주식회사 명신메디칼 | 태양광 캡슐형 의료기의 구조 및 제조방법 |
CN108030423A (zh) * | 2017-12-16 | 2018-05-15 | 太原理工大学 | 一种砂浴装置 |
CN108030423B (zh) * | 2017-12-16 | 2020-03-06 | 太原理工大学 | 一种砂浴装置 |
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