JP2001061730A - 電気掃除機用ホース及び電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用ホース及び電気掃除機

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JP2001061730A
JP2001061730A JP24587099A JP24587099A JP2001061730A JP 2001061730 A JP2001061730 A JP 2001061730A JP 24587099 A JP24587099 A JP 24587099A JP 24587099 A JP24587099 A JP 24587099A JP 2001061730 A JP2001061730 A JP 2001061730A
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JP
Japan
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hose
vacuum cleaner
inner hose
exhaust
electric blower
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JP24587099A
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English (en)
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Toshizo Kobayashi
利造 小林
Toshiyuki Fujiyoshi
俊行 藤吉
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】掃除機本体に内蔵した電動送風機からの排気を
ホース及びパイプを介して吸込具等に還流するようにし
たものにおいて、吸込仕事率の低下を防止することがで
きるホースを備えた電気掃除機を提供する。 【解決手段】外側ホース22及び内側ホース23から構
成された電気掃除機用ホースであって、前記内側ホース
23を、外側ホース22より短く形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は電気掃除機に係わ
り、特に掃除機本体に内蔵した電動送風機からの排気を
ホース及びパイプを介して吸込具等に還流するようにし
た排気還流(循環)式の電気掃除機とホースに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般的な床移動型の電気掃除機において
は、掃除機本体に内蔵した電動送風機からの排気を総て
本体背面側等に形成された排気口から外部に排出するよ
うにしているが、電動送風機からの排気が総て排出され
るため、かなりの勢いで外部に吹き出される。従って、
この排気風によって床面や絨毯上に沈滞する塵埃が舞い
上がって、部屋中に拡散するという不具合が生じる。
【0003】このような外部に吹き出される排気風を減
らしたり、集塵効果を上げる等の目的で、例えば実公昭
39−36553号公報や特開平9−135795号公
報等に開示されているように、掃除機本体に連結される
ホース、パイプ及び吸込具に、吸気流路と共に電動送風
機からの排気の一部又は全部を還流する排気流路を形成
して成る電気掃除機が提案されている。
【0004】上記のものは、ホース及びパイプを二重構
造に構成して、内側に吸気流路、外側に排気流路を形成
している。内側ホース内は、吸気流路となっているた
め、内側ホース内は負圧となり、また、外側ホースと内
側ホースとの間は排気流路となっているため正圧とな
る。
【0005】従って、ホースを2重構造にしたものにお
いては、内側ホースには、内側に向かって変形する力が
加わり、内側ホースが管軸方向に伸びるため、内側ホー
ス及び外側ホースを同じ長さに組み立てると、内側ホー
スが外側ホースと比較して長くなって外側ホース内で内
側ホースが撓み、内側ホースを通過する塵埃の吸気抵抗
が大きくなり吸込仕事率が低下する問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、掃除機本体
に内蔵した電動送風機からの排気をホース及びパイプを
介して吸込具等に還流するようにしたものにおいて、吸
込仕事率の低下を防止することができるホースを備えた
電気掃除機を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、外側ホース及び内側ホースから構成さ
れた電気掃除機用ホースであって、前記内側ホースを、
外側ホースより短く形成したことを特徴とする。
【0008】上記課題を解決するための第2の手段は、
外側ホース及び内側ホースから構成された電気掃除機用
ホースであって、前記内側ホースを、外側ホースより短
く形成すると共に、内側ホースの肉厚を、外側ホースの
肉厚より厚く形成したことを特徴とする。
【0009】上記課題を解決するための第3の手段は、
外側ホース及び内側ホースから構成された電気掃除機用
ホースであって、内側ホース両端が接続するホース接続
部間の間隔を、外側ホース両端が接続するホース接続部
間の間隔より長く形成したことを特徴とする。
【0010】上記課題を解決するための第4の手段は、
外側ホース及び内側ホースから構成された電気掃除機用
ホースであって、内側ホース両端が接続するホース接続
部間の間隔を、外側ホース両端が接続するホース接続部
間の間隔より長く形成すると共に、内側ホースの肉厚
を、外側ホースの肉厚より厚く形成したことを特徴とす
る。
【0011】上記課題を解決するための第5の手段は、
電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結されるホース、
連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電動送風機からの
排気を還流する排気流路を形成してなる電気掃除機であ
って、前記ホースを外側ホースと内側ホースで構成して
排気流路と吸気流路を形成すると共に、内側ホースを、
外側ホースより短く形成したことを特徴とする。
【0012】上記課題を解決するための第6の手段は、
電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結されるホース、
連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電動送風機からの
排気を還流する排気流路を形成してなる電気掃除機であ
って、前記ホースを外側ホースと内側ホースで構成して
排気流路と吸気流路を形成し、前記内側ホースを、外側
ホースより短く形成すると共に、内側ホースの肉厚を、
外側ホースの肉厚より厚く形成したことを特徴とする。
【0013】上記課題を解決するための第7の手段は、
電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結されるホース、
連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電動送風機からの
排気を還流する排気流路を形成してなる電気掃除機であ
って、前記ホースを外側ホースと内側ホースで構成して
排気流路と吸気流路を形成し、内側ホース両端が接続す
るホース接続部間の間隔を、外側ホース両端が接続する
ホース接続部間の間隔より長く形成したことを特徴とす
る。
【0014】上記課題を解決するための第8の手段は、
電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結されるホース、
連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電動送風機からの
排気を還流する排気流路を形成してなる電気掃除機であ
って、前記ホースを外側ホースと内側ホースで構成して
排気流路と吸気流路を形成し、内側ホース両端が接続す
るホース接続部間の間隔を、外側ホース両端が接続する
ホース接続部間の間隔より長く形成すると共に、内側ホ
ースの肉厚を、外側ホースの肉厚より厚く形成したこと
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図8に本発明の一実施の
形態を示し、以下、これらの図に基づいて説明する。
【0016】1は掃除機本体で、図2に示すように上ケ
ース2と、下ケース3と集塵蓋4から構成されており、
掃除機本体1の前方側には後述する本体側ホース接続部
17が接続されるホース接続口5が形成され、後方側に
はスリット状の排気穴6が形成されている。この掃除機
本体1内の底部には、隔壁7により掃除機本体1内の上
部空間と仕切られ、前記ホース接続口5と連通する排気
流路B1と、前記排気穴6と連通する外部排気流路Cと
が形成されている。この隔壁7には隔壁7の上方の空間
を前後に区画する区画壁8が立設されている。
【0017】9は前記区画壁8の前方側に形成された集
塵室で、前方側に前記ホース接続口5と同心円上にホー
ス差込口9aが形成されている。この集塵室9内には集
塵袋10を着脱自在に固定する集塵袋取付ケース11が
着脱自在に収納されており、装着状態で集塵袋10の開
口が前記集塵室9のホース差込口9aに対向するように
している。
【0018】12は前記区画壁8に取り付けられた微塵
フィルタで、前記集塵袋10の後方側に位置して微細な
塵埃を除去するようになっている。
【0019】13は前記区画壁8の後方側に形成された
電動送風機収納室で、内部に電動送風機14が収納され
る。この電動送風機収納室13の下方側には、電動送風
機収納室13と前記排気流路B1及び外部排気流路Cを
連通するように開口13aが形成されており、電動送風
機14の駆動により電動送風機14からの排気が、下ケ
ース3に立設されたリブ15により分流され、前記開口
13aから前記排気流路B1を介してホース接続口5側
に導かれると共に、一部は前記開口13aから外部排気
流路C、排気穴6に設けられた排気フィルタ16を介し
て排気孔6から掃除機本体1外に排気される。
【0020】17は後述するホース21に接続されてホ
ース接続口5に装着される本体側ホース接続部で、図3
及び図4に示すように円筒状の外側パイプ18と、この
外側パイプ18に複数の支持リブ19aにより一体形成
された内側パイプ19とからなる2重構造をしている。
【0021】前記外側パイプ18のホース接続口5に装
着される一端側にはホース接続口5に設けられた被係止
部5aに係止される係止爪18aが形成される一方、他
端側にはネジ状に形成された外側リブ18bが管軸方向
に対して傾斜して形成されている。
【0022】前記内側パイプ19は、ホース接続口5に
装着される一端側をホース差込口9aから集塵室9内に
突出するように外側パイプ18より長く形成されてい
る。一方、他端側は外側パイプ18より長く形成され、
外周側に外側パイプ18の外側リブ18bと同方向に傾
斜する内側リブ19bが形成されている。20は本体側
ホース接続部17のホース21が接続される側を覆うよ
うに設けられた円筒状のカバーである。
【0023】前記本体側ホース接続部17は前記係止爪
18aを前記掃除機本体1のホース接続口5に係止する
ことで、前記本体側ホース接続部17の内側パイプ19
が前記集塵室9内に突出して集塵室9内と連通し、内側
パイプ19内が吸気流路A2となる。また、外側パイプ
18は掃除機本体1内の排気流路B1と連通し、外側パ
イプ18と内側パイプ19との間が排気流路B2とな
る。
【0024】21は本体側ホース接続部17及び後述す
るホース接続部27に装着されるホースで、図5に示す
ように外側ホース22と内側ホース23とからなる2重
構造になっている。
【0025】前記外側ホース22は図6に示しようにス
チレン系エラストマーからなる長尺状部材を螺旋状に巻
回し、長尺状部材の幅方向端部の接合部22aをポリプ
ロピレンからなる接合剤にて接合することで管状に形成
されており、この接合部22a及び長尺状部材の幅方向
略中央部にそれぞれ螺旋状の突条22b、22cが形成
されている。そして、この突条22bに信号線としての
導電性のコイル22dが、突条22cに保形性を有する
コイル線22eが内装されている。外側ホース22のコ
イル線22d、22eによりホース21の強度が保たれ
るようになっている。尚、この外側ホース22は半透明
な材料にて形成されている。
【0026】一方、内側ホース23は図7に示すよう
に、スチレン系エラストマーからなり、且つ、外側ホー
ス22と略同じ肉厚に形成された長尺状部材を螺旋状に
巻回し、長尺状部材の幅方向端部の接合部23aをポリ
プロピレンからなる接合剤にて接合することで管状に形
成され、その接合部23a及び長尺状部材の幅方向略中
央部にそれぞれ螺旋状の突条23b、23cが形成され
ている。
【0027】また、前記ホース21単品の状態で、内側
ホース23は伸び代を考慮して予め外側ホース22より
短く形成されると共に、内側ホース23は、スチレン系
エラストマーに着色剤を添加することにより不透明に形
成され、半透明に形成された外側ホース22を通して内
側ホース23が見えるように構成されている。
【0028】このホース21は、先ず、内側ホース23
の巻回方向を本体側ホース接続部17の内側リブ19b
の傾斜と同方向にして内側ホース23を内側リブ19b
にねじ込まれる。この際、内側パイプ19のホース21
が接続される一端側は外側パイプ18より突出している
ので、この突出した部分に一旦内側ホース23を引っか
けるようにして挿入して装着できる。したがって、内側
ホース23の装着が容易になっている。
【0029】次に、内側ホース23の場合と同様に外側
ホース22の巻回方向を本体側ホース接続部17の外側
リブ18bの傾斜と同方向にして外側ホース22を外側
リブ18bにねじ込み、ホース21の本体側ホース接続
部17への装着が完了する。
【0030】この際、内側ホース23内は本体側ホース
接続部17の吸気流路A2に連通され、吸気流路A3と
なる一方、外側ホース22と内側ホース23との間は本
体側ホース接続部17の排気流路B2に連通され、排気
流路B3となる。
【0031】また、内側ホース23の巻回方向と外側ホ
ース22の巻回方向とは同方向としているので、内側ホ
ース23及び外側ホース22は屈曲され易い方向や捻ら
れやすい方向が同方向となる。従って、掃除機本体1を
使用中にホース21がねじられたり屈曲されたりした際
に、外側ホース22及び内側ホース23は互いに追従し
てねじられたり屈曲されたりするので、外側ホース22
及び内側ホース23はそれぞれのねじりや屈曲に対して
互いに抵抗となることなく、ホース21のしなやかさが
確保される。
【0032】24は一端側にホース21が接続され、他
端側に後述する連結パイプ32が装着されるグリップ部
で、連結パイプ32が装着されるハンドル部35と、一
端側にホース21が接続され、他端側がハンドル部35
に装着されるホース接続部27とから構成されている。
【0033】前記ホース接続部27は、円筒状の外側パ
イプ28と、この外側パイプ28に支持リブ29aで一
体形成された内側パイプ29とからなる2重構造をして
おり、ホース21が接続される側を覆うようにカバー3
1が設けられている。
【0034】前記外側パイプ28及び内側パイプ29の
外周には前記本体側ホース接続部17の外側リブ18b
及び内側リブ19bと同じ傾斜の外側リブ28aと内側
リブ29aがそれぞれ形成されており、ホース21の外
側ホース22と内側ホース23を同方向にねじって装着
できるようになっている。これにより、組立作業が容易
になっている。
【0035】この際、外側パイプ28と内側パイプ29
との間はホース21の排気流路B3と連通し、排気流路
B4となる。また、内側パイプ29内はホース21内の
吸気流路A3と連通し、吸気流路A4となる。
【0036】前記ハンドル部35は、への字状の管状部
25と、管状部25の上方に延設されたハンドル26と
で構成されており、連結パイプ32が装着される装着口
25aが形成され、装着口25aの上部にはクランプ2
5bが設けられている。また、内部には装着口25aと
連通し、前記内側パイプ29の端部が挿入される円筒部
30が形成されており、円筒部30内を内側パイプ29
の吸気流路A4に連通して吸気流路A5とすると共に、
円筒部30の外側とグリップ部24の外郭との間を内側
パイプ29と外側パイプ28で形成された排気流路B4
に連通し、排気流路B5としている。
【0037】32はクランプ25bに係止されてグリッ
プ部24の装着口25aに装着される連結パイプで、2
本のパイプ32aを連結することで形成されている。こ
の連結パイプ32は、断面略円形の外側筒状部32b
と、この外側筒状部32bと偏心し、上部が外側筒状部
32bに一体形成された内側筒状部32cとから構成さ
れており、内側筒状部32cと外側筒状部32bとで三
日月状の空間を形成している。そして、この連結パイプ
32はグリップ部24に装着した際に、内側筒状部32
cがグリップ部24の吸気流路A5に連通して内部に吸
気流路A6を形成すると共に、外側筒状部32b及び内
側筒状部32cの間はグリップ部24の排気流路B5に
連通して排気流路B6を形成する。
【0038】また、上記排気流路B6を通る排気は、掃
除機本体1の集塵袋10や微塵フィルタ12を介して塵
埃が取り除かれたきれいな空気であるため、内側筒状部
32cのように塵埃詰まりを考慮した断面略円形に形成
する必要がない点に着目して、本実施形態では上述の如
く前記排気流路B6を断面略三日月形として、外側筒状
部32bが断面略円形になるように形成している。
【0039】33は連結パイプ32に接続される吸込具
で、連結パイプ32が接続される継手管33a、33b
は同心円状の二重構造に形成され、上記連結パイプ32
との嵌合部分は連結パイプ32と同様の形状をしてい
る。
【0040】而して、上記のように構成された電気掃除
機の使用時には、電動送風機14の吸引によって、吸込
具33から吸い込んだ塵埃の混じった空気が連結パイプ
32の吸気流路A5、ホース21の吸気流路A3を通っ
て掃除機本体1内に取り込まれる。掃除機本体1内で
は、集塵袋10で塵埃が取り除かれ、更に微塵フィルタ
12を介して清浄化された空気が電動送風機14に吸引
され、その電動送風機14を冷却する。
【0041】そして、電動送風機14からの排気の一部
は掃除機本体1の排気穴6から外部へ排出され、その他
は掃除機本体1の排気流路B1からホース21の排気流
路B3を通る。この際、外側ホース22の突条22b、
22cの方向と内側ホース23の突条23b、23cの
方向が同方向に形成されているため、突条23b、23
cによる外側ホース22と内側ホース23との間を流れ
る空気に対する通気抵抗が減少し、ホース21の排気流
路B3内での損失を抑えることができる。
【0042】内側ホース23内は、吸気流路A3となっ
ているため、内側ホース23内は負圧となり、また、外
側ホース22と内側ホース23との間は排気流路B3と
なっているため正圧となり、内側ホース23には、内側
に向かって変形して管軸方向に伸びる力が加わる。
【0043】しかしながら、内側ホース23は伸び代を
考慮して予め外側ホース22より短く形成しているた
め、内側ホース23には管軸方向に縮む力が加わるが、
外側ホース22が突っ張ることにより内側ホース23の
収縮が阻止されて、内側ホース23の両端が引っ張り合
った状態になる。
【0044】従って、内側ホース23が管軸方向に伸び
ても、外側ホース22より長くなることはなく、且つ、
内側ホース23の撓みが防止され、内側ホース23が撓
むことにより、内側ホース23を通過する塵埃の吸気抵
抗が大きくなり、吸込仕事率が低下するといった問題を
生じることが防止される。
【0045】そして、ホース21の排気流路B3を通っ
た後は、連結パイプ32の排気流路B6を通って、吸込
具33に環流し、この排気風により舞い上げられた塵埃
と共に再び連結パイプ32の吸気流路A6へと循環する
ことになる。
【0046】上述の如く排気の一部を還流させることに
より、外部へ吹き出される排気風が低減し弱くなるの
で、掃除中の部屋の埃が舞い上がるのを効果的に抑制す
ることができる。
【0047】ホース21は塩化ビニルで形成されている
のが一般的である。しかしながら、焼却処理を行うと環
境に悪影響を与えるダイオキシンが発生するため、本実
施の形態においては環境を考慮して外側ホース22と内
側ホース23は共にスチレン系エラストマーで形成され
ている。
【0048】尚、本実施の形態においては、内側ホース
23の長尺状部材の肉厚を、外側ホース22の長尺状部
材の肉厚と略同じ肉厚に形成したが、内側ホース23の
長尺状部材の肉厚を、外側ホース22の長尺状部材の肉
厚より厚く形成してもよく、この構成とすることによ
り、内側ホース23の強度が向上し、内側に向かって変
形し難くなると共に、管軸方向に伸び難くなり、本実施
の形態と同様に、内側ホース23が外側ホース22内で
引っ張り合う状態をより確実に維持することができ、吸
込仕事率の低下が確実に防止される。
【0049】また、本実施の形態においては、ホース2
1単品の状態で内側ホース23を外側ホース22より短
く形成したが、内側ホース23と外側ホース22を略同
じ長さに形成し、内側ホース23両端に接続される本体
側ホース接続部17とホース接続部27間の間隔を、外
側ホース22両端に接続される本体側ホース接続部17
とホース接続部27間の間隔より長くしてもよく、この
構成とすることにより、本実施の形態と同様に、内側ホ
ース23には管軸方向に縮む力が加わるが、外側ホース
22が突っ張ることにより内側ホース23の収縮が阻止
されて、内側ホース23の両端が引っ張り合った状態に
なる。
【0050】従って、内側ホース23の撓みが防止さ
れ、内側ホース23が撓むことにより、内側ホース23
を通過する塵埃の通気抵抗が大きくなり、吸込仕事率が
低下するといった問題を生じることが防止される。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、内側
ホースを、外側ホースより短く形成することにより、内
側ホースが、内側ホース内の負圧及び内側ホースと外側
ホースとの間の排気流路から受ける正圧によって径方向
に変形しても、内側ホースの撓みが防止でき、内側ホー
スが撓むことにより塵埃の通気抵抗が増大して、吸込仕
事率が低下することを防止することができる等の効果を
奏する。
【0052】本発明の請求項2の構成によれば、内側ホ
ースの長尺状部材の肉厚を、外側ホースの長尺状部材の
肉厚より厚く構成することにより、内側ホースが、内側
ホース内の負圧及び内側ホースと外側ホースとの間の排
気流路から受ける正圧によって径方向に変形し難くする
ことができる。
【0053】さらに、内側ホースを、外側ホースより短
く形成することにより、内側ホースの撓みが確実に防止
でき、内側ホースが撓むことにより塵埃の通気抵抗が増
大して吸込仕事率が低下することを確実に防止すること
ができる等の効果を奏する。
【0054】本発明の請求項3の構成によれば、内側ホ
ースを、外側ホースより短く形成することにより、内側
ホースが、内側ホース内の負圧及び内側ホースと外側ホ
ースとの間の排気流路から受ける正圧によって径方向に
変形しても、内側ホースの撓みが防止でき、内側ホース
が撓むことにより塵埃の通気抵抗が増大して、吸込仕事
率が低下することを防止することができる等の効果を奏
する。
【0055】本発明の請求項4の構成によれば、内側ホ
ースの長尺状部材の肉厚を、外側ホースの長尺状部材の
肉厚より厚く構成することにより、内側ホースが、内側
ホース内の負圧及び内側ホースと外側ホースとの間の排
気流路から受ける正圧によって径方向に変形し難くする
ことができる。
【0056】さらに、内側ホースを、外側ホースより短
く形成することにより、内側ホースの撓みが確実に防止
でき、内側ホースが撓むことにより塵埃の通気抵抗が増
大して、吸込仕事率が低下することを確実に防止するこ
とができる等の効果を奏する。
【0057】本発明の請求項5の構成のよれば、内側ホ
ースを、外側ホースより短く形成することにより、内側
ホースが、内側ホース内の負圧及び内側ホースと外側ホ
ースとの間の排気流路から受ける正圧によって径方向に
変形しても、内側ホースの撓みが防止でき、内側ホース
が撓むことにより塵埃の通気抵抗が増大して、吸込仕事
率が低下することを防止することができる等の効果を奏
する。
【0058】本発明の請求項6の構成によれば、内側ホ
ースの長尺状部材の肉厚を、外側ホースの長尺状部材の
肉厚より厚く構成することにより、内側ホースが、内側
ホース内の負圧及び内側ホースと外側ホースとの間の排
気流路から受ける正圧によって径方向に変形し難くする
ことができる。
【0059】さらに、内側ホースを、外側ホースより短
く形成することにより、内側ホースの撓みが確実に防止
でき、内側ホースが撓むことにより塵埃の通気抵抗が増
大して、吸込仕事率が低下することを確実に防止するこ
とができる等の効果を奏する。
【0060】本発明の請求項7の構成のよれば、内側ホ
ースを、外側ホースより短く形成することにより、内側
ホースが、内側ホース内の負圧及び内側ホースと外側ホ
ースとの間の排気流路から受ける正圧によって径方向に
変形しても、内側ホースの撓みが防止でき、内側ホース
が撓むことにより塵埃の通気抵抗が増大して、吸込仕事
率が低下することを防止することができる等の効果を奏
する。
【0061】本発明の請求項8の構成によれば、内側ホ
ースの長尺状部材の肉厚を、外側ホースの長尺状部材の
肉厚より厚く構成することにより、内側ホースが、内側
ホース内の負圧及び内側ホースと外側ホースとの間の排
気流路から受ける正圧によって径方向に変形し難くする
ことができる。
【0062】さらに、内側ホースを、外側ホースより短
く形成することにより、内側ホースの撓みが確実に防止
でき、内側ホースが撓むことにより塵埃の通気抵抗が増
大して、吸込仕事率が低下することを確実に防止するこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電気掃除機を示す全
体構成の側面断面図であり、ホースの途中の部分は省略
している。
【図2】同電気掃除機の本体部分の拡大断面図である。
【図3】同電気掃除機の本体側ホース接続部にホースを
接続した状態の拡大断面図である。
【図4】図3におけるホースを省略した状態での断面図
である。
【図5】同電気掃除機のホースの一部破断した側面図で
ある。
【図6】図5における外側ホースの一部破断した側面図
である。
【図7】図5における内側ホースの一部破断した側面図
である。
【図8】同電気掃除機のグリップ部の断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 14 電動送風機 17 本体側ホース接続部 18 本体側ホース接続部の外側パイプ 18b 本体側ホース接続部の外側リブ 19 本体側ホース接続部の内側パイプ 19b 本体側ホース接続部の内側リブ 21 ホース 22 外側ホース 23 内側ホース 27 ホース接続部 28 ホース接続部の外側パイプ 28b ホース接続部の外側リブ 29 ホース接続部の内側パイプ 29b ホース接続部の内側リブ 32 連結パイプ 33 吸込具 A2〜A6 吸気流路 B1〜B6 排気流路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側ホース及び内側ホースから構成され
    た電気掃除機用ホースであって、前記内側ホースを、外
    側ホースより短く形成したことを特徴とする電気掃除機
    用ホース。
  2. 【請求項2】 外側ホース及び内側ホースから構成され
    た電気掃除機用ホースであって、前記内側ホースを、外
    側ホースより短く形成すると共に、内側ホースの肉厚
    を、外側ホースの肉厚より厚く形成したことを特徴とす
    る電気掃除機用ホース。
  3. 【請求項3】 外側ホース及び内側ホースから構成され
    た電気掃除機用ホースであって、内側ホース両端が接続
    するホース接続部間の間隔を、外側ホース両端が接続す
    るホース接続部間の間隔より長く形成したことを特徴と
    する電気掃除機用ホース。
  4. 【請求項4】 外側ホース及び内側ホースから構成され
    た電気掃除機用ホースであって、内側ホース両端が接続
    するホース接続部間の間隔を、外側ホース両端が接続す
    るホース接続部間の間隔より長く形成すると共に、内側
    ホースの肉厚を、外側ホースの肉厚より厚く形成したこ
    とを特徴とする電気掃除機用ホース。
  5. 【請求項5】 電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結
    されるホース、連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電
    動送風機からの排気を還流する排気流路を形成してなる
    電気掃除機であって、前記ホースを外側ホースと内側ホ
    ースで構成して排気流路と吸気流路を形成すると共に、
    内側ホースを、外側ホースより短く形成したことを特徴
    とする電気掃除機。
  6. 【請求項6】 電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結
    されるホース、連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電
    動送風機からの排気を還流する排気流路を形成してなる
    電気掃除機であって、前記ホースを外側ホースと内側ホ
    ースで構成して排気流路と吸気流路を形成し、前記内側
    ホースを、外側ホースより短く形成すると共に、内側ホ
    ースの肉厚を、外側ホースの肉厚より厚く形成したこと
    を特徴とする電気掃除機。
  7. 【請求項7】 電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結
    されるホース、連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電
    動送風機からの排気を還流する排気流路を形成してなる
    電気掃除機であって、前記ホースを外側ホースと内側ホ
    ースで構成して排気流路と吸気流路を形成し、内側ホー
    ス両端が接続するホース接続部間の間隔を、外側ホース
    両端が接続するホース接続部間の間隔より長く形成した
    ことを特徴とする電気掃除機。
  8. 【請求項8】 電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結
    されるホース、連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電
    動送風機からの排気を還流する排気流路を形成してなる
    電気掃除機であって、前記ホースを外側ホースと内側ホ
    ースで構成して排気流路と吸気流路を形成し、内側ホー
    ス両端が接続するホース接続部間の間隔を、外側ホース
    両端が接続するホース接続部間の間隔より長く形成する
    と共に、内側ホースの肉厚を、外側ホースの肉厚より厚
    く形成したことを特徴とする電気掃除機。
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