JP2001061584A - 座椅子 - Google Patents

座椅子

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JP2001061584A
JP2001061584A JP24091799A JP24091799A JP2001061584A JP 2001061584 A JP2001061584 A JP 2001061584A JP 24091799 A JP24091799 A JP 24091799A JP 24091799 A JP24091799 A JP 24091799A JP 2001061584 A JP2001061584 A JP 2001061584A
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JP
Japan
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backrest
seat
chair
cover body
air
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Withdrawn
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JP24091799A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yamamoto
和夫 山本
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TOKYO KASEN KK
Original Assignee
TOKYO KASEN KK
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Publication date
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体から発せられる体熱や汗を効率良く吸収
して発散させると共に、使用中に使用者の背中や臀部等
に快適なフィット感を与えることができる座椅子を提供
する。 【解決手段】 クッション性を有する座部と、該座部に
角度調節自在に設置された背凭れとで形成され、該座部
および該背凭れがカバー体にて被覆されてなる座椅子に
おいて、前記座部および前記背凭れが通気孔を有し、か
つ、該通気孔の周辺部と前記カバー体との間に空気層が
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、快適な通気性が得
られると共に、人体から発せられる体熱や汗等を効果的
に吸収できる座椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な座椅子において、座部および背
凭れはクッション性を有する発泡体にて形成され、この
座部および背凭れには、各種素材からなるカバー体が密
着した状態で被覆されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の座椅子に
おいては、座部および背凭れが発泡体からなるために、
使用中に人体から発せられる体熱や汗等が発泡体内に吸
収され、内部に湿気が溜って使用感が悪化するという問
題があった。このため近年、座部や背凭れに凹部や透
孔、または開口部等を設け、通気性やフィット感を向上
させた座椅子が提案されている(実開平6−4554
8、実登録第3025178号)。
【0004】しかしながら、上記公報等に記載の座椅子
によれば、凹部や透孔にて多少の通気性を得ることはで
きるものの、人体から発せられる体熱や汗を効率良く吸
収するまでには至らなかった。
【0005】また、長時間使用すると凹部や透孔の周囲
にヘタリが生じて、クッション性やフィット感が低下し
てしまうという欠点があった。
【0006】そこで本発明の目的は、上記問題を解決し
て、人体から発せられる体熱や汗を効率良く吸収して発
散させると共に、使用中に使用者の背中や臀部等に快適
なフィット感を与えることができる座椅子を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の座椅子は、クッション性を有する座部と、
該座部に角度調節自在に設置された背凭れとで形成さ
れ、該座部および該背凭れがカバー体にて被覆されてな
る座椅子において、前記座部および前記背凭れが通気孔
を有し、かつ、該通気孔の周辺部と前記カバー体との間
に空気層が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】座部および背凭れに通気孔を設けることで
座椅子に密着する使用者の背中や臀部周辺に適度な通気
性が得られると共に、さらに通気孔の周辺部とカバー体
との間に空気層を形成することで、通気性が一層向上
し、良好なフィット感をも実現することができる。
【0009】本発明においては、前記カバー体に、表面
部と底面部とが連結糸にて連結されてなる立体編物が設
置されていることが好ましい。
【0010】カバー体に立体編物を設置することで、人
体から発せられる体熱や汗を効率良く吸収、発散させる
ことができ、また、人体の荷重を分散させてより快適な
クッション性を得ることができる。
【0011】また、前記空気層内に、通気性を有する繊
維材が収納されていることも好ましい。
【0012】空気層内に繊維材を収納することで、通気
性をより一層向上させると共に、反発弾力が得られるた
めにカバー体のタルミやシワの発生を防ぐことができ、
座椅子の外形の美観を保持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の座椅子の実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1に示す本発明の座椅
子1は、クッション性を有する座部10と、該座部10
に角度調節自在に設置された背凭れ20とで形成されて
おり、かかる座部10および背凭れ20の内部には、図
2に示すように、パイプ状のフレーム2が骨材として内
蔵されている。
【0014】座部10は、ウレタンフォーム等の発泡材
11と、この発泡材11の周囲を被覆するメッシュ状の
カバー体12とで形成されている。また、座部10の略
中央部分には、使用中に使用者の臀部周辺から発せられ
る体熱や汗を効率良く吸収して外部に放出するための通
気孔13が穿設されている。
【0015】かかる通気孔13の周辺部は凹状に形成さ
れており、本発明においては、座部10にカバー体12
を被覆した状態における、この通気孔13の周辺部とカ
バー体12との間に、さらに、使用中の通気性をより一
層向上させるための空気層14が形成されている。尚、
通気孔13は、図1および2においては中央部に一か所
のみ穿設されているが、これに限定されず、複数設けて
もよい。
【0016】背凭れ20は、例えばラチェット金具(図
示せず)を介して、座部10に角度調節自在に接続され
ている。かかる背凭れ20は、ウレタンフォーム等の発
泡材21と、この発泡材21の周囲を被覆するメッシュ
状のカバー体22とで形成されており、図2等に示すよ
うに、使用中に使用者の背中から発せられる体熱や汗を
効率良く吸収し、外部に放出するための通気孔23が穿
設されている。
【0017】かかる通気孔23の周辺部も凹状に形成さ
れており、上記通気孔13の場合と同様に、背凭れ20
にカバー体22を被覆した状態において、その周辺部と
カバー体22との間に、使用中の通気性をより一層向上
させるための空気層24が形成されている。尚、通気孔
23は、所望に応じて、背凭れ20に単一または複数で
設けることができる。
【0018】本発明の座椅子においては、好適には、図
1および2に示すように、座部10のカバー体12およ
び背凭れ20のカバー体22の夫々の略中央部であって
人体の接する部分に、立体編物30が設置されている。
かかる立体編物30は、ダブルラッセルマシーンを使用
して編織したハニカム形状の立体構造を有し、図3に示
すように、表面部31と底面部32とを、適度の剛性を
有するモノフィラメント等の連結糸33にて連結した三
層構造に形成されている。
【0019】立体編物30は、パイル糸を活用して、セ
ンターカットせずにそのまま編織、加工することによ
り、立体性を保持して空隙率を高くし、通気性や保湿性
を持たせて軽量化したものである。そのため、この立体
編物30をカバー体12および22に設置することによ
り、通気性がさらに向上すると共に、人体荷重を分散さ
せ、快適な使用感を得ることができる。
【0020】また、本発明の座椅子の他の好適例とし
て、図4に示すように、空気層14および24の内部
に、通気性を有する繊維材40を収納することができ
る。かかる繊維材40としては、低融点の熱融着繊維を
混入して熱成型することにより形成される厚みのあるポ
リエステルマットや、ヤシ等の天然繊維を押し固めたパ
ームロック材等を用いることができる。この繊維材40
を空気層14および24の内部に収納することにより、
カバー体12および22のタルミやシワの発生を防止す
るとともに外形の美観を保持することができ、また、適
度のクッション性をも得ることができる。
【0021】また、繊維材40は、図5に示すように、
使用中、人体荷重で押圧された際に、人体からの熱や湿
気を含む空気を通気孔13および23を通じて外部へ放
出させる機能をも有している。さらに、逆に人体荷重が
軽減された場合には、繊維材40が反発弾力により膨ら
むことで、外気の吸収を容易にして通気性を向上させる
ことが可能である。
【0022】尚、本発明の座椅子を近年普及してきてい
るヒーティングフロアやホットカーペット3等の上で使
用する場合には、図6に示すように、通気孔13を通じ
て温熱が人体側に伝導されるため、これら暖房器具との
併用で、より優れた保温効果が達成される。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の座椅
子は上述の構成とすることで以下に示す効果を奏するも
のである。
【0024】座部および背凭れに通気孔を設けることで
使用者の背中や臀部周辺の通気性が得られると共に、こ
の通気孔周辺部に空気層を形成することにより、通気性
をさらに向上させ、快適な使用感とフィット感を得るこ
とができる。
【0025】また、カバー体に立体編物を設置すること
で、人体から発せられる体熱や汗を効率良く吸収し、ま
た、人体の荷重を分散させてより心地よいクッション性
をも得ることができる。
【0026】さらに、空気層内に繊維材を収容させれ
ば、通気性をより一層向上させると共に、反発弾力が得
られるためにカバー体のタルミやシワの発生を防ぎ、外
形の美観を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座椅子の好適例の一部を欠切した全体
図である。
【図2】図1の座椅子の断面図である。
【図3】本発明に係る立体編物を表す拡大断面図であ
る。
【図4】本発明の座椅子の他の好適例を表す断面図であ
る。
【図5】本発明の座椅子の使用状態を表す断面図であ
る。
【図6】本発明の座椅子をホットカーペット上で使用し
た状態を表す断面図である。
【符号の説明】
1 座椅子 2 フレーム 3 ホットカーペット 10 座部 11 発泡材 12 カバー体 13 通気孔 14 空気層 20 背凭れ 21 発泡材 22 カバー体 23 通気孔 24 空気層 30 立体編物 31 表面部 32 底面部 33 連結糸 40 繊維材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション性を有する座部と、該座部に
    角度調節自在に設置された背凭れとで形成され、該座部
    および該背凭れがカバー体にて被覆されてなる座椅子に
    おいて、 前記座部および前記背凭れが通気孔を有し、かつ、該通
    気孔の周辺部と前記カバー体との間に空気層が形成され
    ていることを特徴とする座椅子。
  2. 【請求項2】 前記カバー体に、表面部と底面部とが連
    結糸にて連結されてなる立体編物が設置されている請求
    項1記載の座椅子。
  3. 【請求項3】 前記空気層内に、通気性を有する繊維材
    が収納されている請求項1または2記載の座椅子。
JP24091799A 1999-08-27 1999-08-27 座椅子 Withdrawn JP2001061584A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149471A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Delta Tooling Co Ltd 座部用クッション材、背部用クッション材及びシート
CN101731871B (zh) * 2010-01-09 2012-04-11 蒋孝秋 一种通风椅

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149471A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Delta Tooling Co Ltd 座部用クッション材、背部用クッション材及びシート
JP4711663B2 (ja) * 2004-11-25 2011-06-29 株式会社デルタツーリング 座部用クッション材及びシート
CN101731871B (zh) * 2010-01-09 2012-04-11 蒋孝秋 一种通风椅

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