JP2001061312A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP2001061312A
JP2001061312A JP24010899A JP24010899A JP2001061312A JP 2001061312 A JP2001061312 A JP 2001061312A JP 24010899 A JP24010899 A JP 24010899A JP 24010899 A JP24010899 A JP 24010899A JP 2001061312 A JP2001061312 A JP 2001061312A
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隆 布野
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幸徳 高見
Keisuke Watari
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プランタケースや横送り変速ケースに動力を
供給する移植駆動軸の両端部側を、可動プランタケース
と共に折畳み状に格納するにあたり、構造の複雑化や部
品点数の増加を可及的に回避すると共に、横送り変速ケ
ースの良好な操作性を確保する。 【解決手段】 複数のプランタケース5、6、7のう
ち、左右両端部側の可動プランタケース6、7を、中央
部側の固定プランタケース5の上方または後方位置に折
畳み状に格納すべく構成するにあたり、前記固定プラン
タケース5群の外側方に横送り変速ケース32を配置す
ると共に、移植駆動軸9、10の動力を、横送り変速ケ
ース32を貫通して可動プランタケース6、7に伝動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右両端部側のプ
ランタケースを折畳み状に格納する移植機の技術分野に
属するものである。
【0002】
【従来技術】近来、多条の移植が可能な移植機において
は、機体運搬時や機体格納時の左右幅を可及的に縮小す
べく、苗載台の左右両端部側を折畳み状に格納できるよ
うにすることが提唱されているが、苗載台の下方には、
複数のプランタケースが並設されているため、苗載台の
折畳みだけでは左右幅の縮小に限界がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、複数のプラン
タケースのうち、左右両端部側の可動プランタケース
を、中央部側の固定プランタケースの上方または後方位
置に折畳み状に格納することが考えられる。しかるに、
この場合には、プランタケースや横送り変速ケースに動
力を供給する移植駆動軸の両端部側も可動プランタケー
スと共に格納できるようにする必要があるため、構造の
複雑化や部品点数の増加を招く許りでなく、横送り変速
ケースの操作性が低下する可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、左右方向を向いて配置される移植
駆動軸の動力を、苗移植機構を作動させるプランタケー
スと、苗載台横送り機構を作動させる横送り変速ケース
とに伝動する移植機において、前記プランタケースを、
左右方向に所定間隔を存して複数並設すると共に、該複
数のプランタケースのうち、左右両端部側の可動プラン
タケースを、中央部側の固定プランタケースの上方また
は後方位置に折畳み状に格納すべく構成するにあたり、
前記固定プランタケースの外側方に横送り変速ケースを
配置すると共に、移植駆動軸の動力を、横送り変速ケー
スを貫通して可動プランタケースに伝動することを特徴
とするものである。つまり、固定プランタケースの外側
方に横送り変速ケースを配置したため、可動プランタケ
ースを格納した状態では、移植機の外側方から横送り変
速ケースを容易に操作することができる。しかも、移植
駆動軸の動力を、横送り変速ケースを貫通して可動プラ
ンタケースに伝動するため、カウンタ軸を設けることな
く横送り変速ケースに動力伝動を行うことができる許り
でなく、横送り変速ケースを移植駆動軸の支持部材に兼
用することが可能になり、その結果、部品点数の削減や
構造の簡略化を計ることができる。また、移植駆動軸
は、同一軸芯上で横送り変速ケースを貫通することを特
徴とするものである。つまり、横送り変換ケースの動力
入力軸と、可動プランタケースへの動力取出し軸とを単
一の軸部材で構成することができるため、部品点数の削
減および構造の簡略化を計ることができる。また、移植
駆動軸を、中央部側の固定移植駆動軸と、可動プランタ
ケースと共に折畳み状に格納可能な左右両端部側の可動
移植駆動軸とに分割すると共に、両移植駆動軸の端部同
志を噛合自在なカップリングを介して連動連結するにあ
たり、該カップリングの噛合い位置数を、一か所または
各苗移植機構に設けられる移植爪の数と同数にしたこと
を特徴とするものである。つまり、格納した可動プラン
タケースを移植姿勢に戻した場合に、カップリングの噛
合い位置のずれによって苗移植機構の作動タイミングに
ずれが生じる不都合を回避することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用型
田植機(移植機)の走行機体であって、該走行機体1の
後部には、10条植えの移植装置2がリンク機構3を介
して昇降自在に装備されている。
【0006】4は前記移植装置2に左右方向を向いて配
設される中央側移植フレームであって、該中央側移植フ
レーム4は、リンク機構3のリンクホルダ3aにローリ
ング自在に支持されると共に、左右方向に所定間隔を存
して並列する都合三個の固定プランタケース5群を一体
的に支持するが、該固定プランタケース5群の左右外側
方には、折畳み状に格納可能な各一個の可動プランタケ
ース6、7がそれぞれ配設されている。つまり、可動プ
ランタケース6、7は、左右端の固定プランタケース5
から上方外側方に延設した支持アーム5aと、各可動プ
ランタケース6、7から上方内側方に延設した支持アー
ム6a、7aとを連結する回動支軸8を支点として回動
自在に支持されているため、固定プランタケース5群に
対して左右方向に一列状に並列する移植姿勢と、前記回
動支軸8を支点として上方内側方に折畳み状に回動した
格納姿勢とに変姿することができるようになっている。
また、9は固定プランタケース5に動力を供給する固定
移植駆動軸、10は可動プランタケース6、7に動力を
供給する可動移植駆動軸であって、可動プランタケース
6、7を移植姿勢に展開した場合、両軸9、10は、後
述する如く自動的に連動連結すべく構成されている。
【0007】6b、7bは可動プランタケース6、7が
一体的に支持される左右端側移植フレームであって、該
左右端側移植フレーム6b、7bは、前記プランタケー
ス6、7を移植姿勢にした場合に、中央側移植フレーム
4と左右方向一直線状に直列すると共に、左右端側移植
フレーム6b、7bを貫通する螺子杆6c、7cを中央
側移植フレーム4に螺装することで各左右端側移植フレ
ーム6b、7bが中央側移植フレーム4の左右両端部に
一体的に連結されるようになっている。
【0008】一方、可動プランタケース6、7を格納姿
勢にした場合は、中央側移植フレーム4に基端側が回動
自在に軸支され、かつ先端側が係脱自在に支持された支
持ロッド4aを引起し、該支持ロッド4aの先端部に前
記螺子杆6c、7cを螺装することで格納姿勢の可動プ
ランタケース6、7が固定されるようになっている。
【0009】11は各プランタケース5、6、7の左右
両側に設けられるロータリケースであって、該ロータリ
ケース11は、両端部に設けられるプランタアーム(移
植爪)12の植付作動により、後述する苗載台13、1
4、15の下端部から植付け苗を掻取って圃場に植付け
(移植)するようになっている。また、5d、6d、7
dは各プランタケース5、6、7に一体的に設けられる
エプロンであって、該エプロン5d、6d、7dは、苗
載台13、14、15に載置した植付け苗が落下しない
よう苗押さえをしつつ、苗掻取り口5e、6e、7eか
らの植付け苗の掻取りを許容するが、可動プランタケー
ス6、7を移植姿勢とした場合に、左右方向に一直線状
に連結される一方、可動プランタケース6、7を格納姿
勢とした場合には、可動プランタケース6、7と共に折
畳み状に格納されるようになっている。
【0010】ところで、前記エプロン5d、6d、7d
の長さは、一直線状に連結された場合、全苗載台13、
14、15の左右幅に対し、機体の左右方向中心線(機
体センター)Cを基準として左右にそれぞれ略1/2条
分だけ長くなるように設定されている。つまり、苗載台
13、14、15の左右往復移動を考慮し、中心線Cを
基準として左右にそれぞれ略5.5条分(都合11条
分)の長さになるようにプロン5d、6d、7dを形成
しているが、中央側エプロン5dと、各左右側エプロン
6d、7dとの仕切りXは、前記5.5条の半分の凡そ
2.75条分のところに位置するよう設定され、かつ前
記回動支軸8についても、この仕切りXの位置に平面視
において軸芯が略一致する設定になっており、これによ
って、折り畳まれる左右のエプロン6d、7d同志は、
その対向端となる先端同志が互いに干渉しないように設
定されると共に、折り畳まれることなく固定側となる中
央側プランタアーム12は六個、折り畳まれる左右両側
のプランタアーム12は左右にそれぞれ二個づつの都合
四個となる設定になっている。尚、図中、L、Rは格納
した場合の左側、右側の端部位置である。
【0011】13は都合五条分の固定苗載台、14は左
側三条分の可動苗載台、さらに15は右側二条分の可動
苗載台であって、これら苗載台13、14、15は、前
高後低状(前傾状)に傾斜しているが、移植姿勢におい
ては、後述する如く、プランタアーム12の苗掻取りタ
イミングに合わせて左右往復移動する構成になってい
る。また、17は苗載台13、14、15に載置した植
付け苗を間欠的に縦送りする縦送り機構であるが、該縦
送り機構17の駆動軸17a、17b同志は、苗載台1
4、15の折畳または展開に際し、自動的に離間または
連結するように構成されている。
【0012】次に、前記可動苗載台14、15の格納機
構(折畳み構造)について説明をするが、ここで可動苗
載台14、15の折畳み構造は、左右対称である点、リ
ンク長が苗載台の数により長短相違しているだけで構造
自体は同じであるので、右側可動苗載台15の格納機構
について説明し、左側苗載台14の折り畳み構造につい
ては以下の説明を援用する。
【0013】前記格納機構は、可動苗載台14、15の
縦送り機構17の背面(前面)にオーバーラップする状
態で配設されているが、可動苗載台15の下半側背面左
右中央部には、該苗載台15の裏面から後方に少し離間
する状態で第一ブラケット18が固定され、該第一ブラ
ケット18に縦軸19が回動自在に軸支されている。縦
軸19には、上下一対の軸アーム19aが固定苗載台1
3側に向けて延設され、この軸アーム19aには、後述
するように平行リンク機構を構成する上下リンクアーム
20の基端部が前後方向を向く支軸20aを介して揺動
自在に軸支されている。
【0014】一方、固定苗載台13の右端には、該苗載
台13の後面と略位置を同じにし、かつ該右端より右方
向に突出する関係で上下一対の第二ブラケット21が設
けられているが、該第二ブラケット21には、上下左右
のアーム部材が長四角形状に一体枠組みされることで補
強された揺動アーム22の基端アーム部22aの上下両
端部が回動自在に軸支されている。そして、揺動アーム
22の上下アーム部22bは、可動苗載台15が移植姿
勢の状態で、基端側が後方外方に向けて湾曲し、略左右
方向を向く先端部が、前記リンクアーム20の先端部に
前後方向を向く支軸20bを介して揺動自在に軸支され
ており、さらに上側アーム部22bと下側リンクアーム
20とのあいだには引張り弾機23が介装されている。
【0015】そして、可動苗載台15を、固定苗載台1
3に対して左右方向面一状になる移植姿勢にした場合に
は、リンクアーム20の揺動アーム22側に連結される
部位が、縦軸19に連結される部位より上側に位置する
縦姿勢となっているが、さらにこのものでは、この移植
状態の可動苗載台15を固定すべく、該可動苗載台15
の裏面に左右に亘って設けた螺子杆24の先端螺子部
(内端部)を第二ブラケット21に設けた螺子孔21a
に螺入緊締することができ、また、移植姿勢では、引張
り弾機23が引張られて緊張状態となっている。尚、2
5は第二部ラケット21を補強すべく固定苗載台13の
背面に設けた補強杆、26は固定苗載台13と可動苗載
台14、15との位置決めをする位置決めピンである。
【0016】前記移植姿勢の可動苗載台15を格納姿勢
にするには、螺子杆24を第二部ラケット21から抜き
取った後、可動苗載台15を右上外方に持ち上げる力を
与えると、リンクアーム20が平行リンク機構となって
略水平状態まで持ち上がり、これによって可動苗載台1
5は、固定苗載台13に対して右側上方に離間した姿勢
となり、これが可動苗載台15を格納する場合の中間姿
勢となる。この場合に、前記緊張状態の引張り弾機23
の緊張力が助けとなって可動苗載台15の持ち上がりが
容易となるよう配慮されている。
【0017】次に、前記中間姿勢の可動苗載台15を後
方に向けて押すと、可動苗載台15は、前記リンクアー
ム20が水平姿勢の状態を維持すると共に、前記前高後
低姿勢を維持しながら縦軸19、基端アーム部22aを
支点として固定苗載台13の後方に重なり合う格納姿勢
に変姿する。そして、この様にして、2条分の右側可動
苗載台15が固定苗載台13の右2条分の後方に平行状
に格納される一方、3条分の左側可動苗載台14が固定
苗載台13の左3条分の後方に平行状に格納されるよう
になっている。
【0018】また、格納姿勢となった前記可動苗載台1
4、15は、互いに対向する内側縁同志が近接し、該近
接対向する内側縁同志を、前記固定苗載台13の条間リ
ブ13aの上面に突設した一つの第三ブラケット27に
螺子杆24を左右方向から内方に向けて螺装することで
一連状に連結されるようになっている。
【0019】一方、前述した固定移植駆動軸9は、左右
方向に所定間隔を存して並列する固定プランタケース5
の基端部を貫通し、また、可動移植駆動軸10は、可動
プランタケース6、7の基端部を貫通すべく、それぞれ
左右方向を向いて配設されるが、固定移植駆動軸9は、
中央側移植フレーム4に取付けられる入力ケース28を
介して機体側から動力を入力すると共に、該動力を、左
右両端部に構成される後述のカップリング29を介して
可動移植駆動軸10に伝動するようになっている。尚、
本実施形態の各移植駆動軸9、10は、複数の軸部材を
直列状に連結して構成されるが、各移植駆動軸9、10
を単一の軸部材で構成することも可能である。
【0020】30は中央側移植フレーム4の上方に所定
間隔を存して並設される苗載台横送り軸であって、該苗
載台横送り軸30の外周面には、方向が異なる2本の螺
旋溝が刻設されると共に、螺旋溝に噛合するスライドピ
ース31が外嵌している。そして、前記スライドピース
31は、固定苗載台13に回動規制状態で連結されるた
め、後述する横送り変速ケース32を介して固定移植駆
動軸9の動力を苗載台横送り軸30に伝動した場合に
は、苗載台横送り軸30の一方向回転に伴ってスライド
ピース31が左右往復移動し、これに追随して苗載台1
3、14、15が横送り作動するようになっている。
尚、33は苗載台横送り軸30を覆う伸縮自在な蛇腹ブ
ーツ、34は縦送り機構17を所定のタイミングで作動
させる縦送りアームである。
【0021】前記横送り変速ケース32は、固定移植駆
動軸9から動力を入力する入力軸35、該入力軸35の
外周側に回動自在に並設される複数の駆動側変速ギヤ3
6、該駆動側変速ギヤ36を選択的に入力軸35に連動
連結させる変速スリーブ37、前記各駆動側変速ギヤ3
6にそれぞれ常時噛合する複数の従動側変速ギヤ38、
該従動側変速ギヤ38が一体的に並設される中間軸3
9、該中間軸39の回転を苗載台横送り軸30に伝動す
る伝動ギヤ40、前記変速スリーブ37に連結プレート
41を介して一体的に連結されるスライド軸42、該ス
ライド軸42を各変速操作位置に保持する位置決めボー
ル43、スライド軸42に連動連結される横送り変速レ
バー44等で構成されている。つまり、入力軸35に入
力された動力は、横送り変速レバー44の操作で選択さ
れた駆動側変速ギヤ36と、該駆動側変速ギヤ36に常
時噛合する従動側変速ギヤ38との間で変速された後、
中間軸39や伝動ギヤ40を介して苗載台横送り軸30
に伝動されるようになっており、この変速操作に基づい
て一横送り行程におけるプランタアーム12の苗掻取回
数を変更するようになっている。
【0022】さて、前記横送り変速ケース32は、固定
プランタケース5群の外側方に配置すべく、中央側移植
フレーム4の左右何れかの外端部に一体的に取付けられ
ている。また、固定移植駆動軸9の動力を入力する入力
軸35は、横送り変速ケース32を貫通すると共に、カ
ップリング29および可動移植駆動軸10を介して可動
プランタケース6、7に動力を伝動するように構成され
ている。つまり、固定プランタケース5群の外側方に横
送り変速ケース32を配置することによって、可動プラ
ンタケース6、7の格納時に、移植機の外側方から横送
り変速ケース32の操作やメンテナンスを容易に行うこ
とが可能になり、しかも、固定移植駆動軸9の動力を、
横送り変速ケース32を貫通して可動プランタケース
6、7に伝動するため、カウンタ軸を設けることなく横
送り変速ケース32に動力伝動を行うことができる許り
でなく、横送り変速ケース32を固定移植駆動軸9の支
持部材に兼用することができるようになっている。尚、
45は固定移植駆動軸9の他端側を支持すべく中央側移
植フレーム4に取付けられる支持部材、46は可動移植
駆動軸10の内端側を支持すべく左右端側移植フレーム
6b、7bに取付けられる支持部材である。
【0023】また、前記入力軸35は、固定移植駆動軸
9および可動移植駆動軸10と同芯上に位置し、かつそ
の軸芯上で横送り変速ケース32を貫通するため、横送
り変換ケースの動力入力軸として機能する許りでなく、
可動プランタケース6、7への動力取出軸としても機能
し、その結果、動力入力軸と動力取出軸とを別部材で構
成する場合に比して部品点数の削減および構造の簡略化
を計ることができるようになっている。
【0024】前記カップリング29は、固定移植駆動軸
9(または入力軸35)もしくは可動移植駆動軸10の
端部に一体的に固定される固定フランジ29a、他方の
移植駆動軸9、10(または入力軸35)と一体回動自
在で、かつ軸方向スライド自在な可動フランジ29b、
該可動フランジ29bを固定フランジ29aに向けて付
勢する弾機29c等で構成されており、前記固定フラン
ジ29aには、軸方向に貫通する噛合孔29dが形成さ
れる一方、可動フランジ29bには、噛合孔29dに噛
合可能な噛合ピン29eが突設されている。つまり、固
定フランジ29aと可動フランジ29bは、可動プラン
タケース6、7の折畳みに伴って自動的に分離する一
方、可動プランタケース6、7の展開に伴って自動的に
連結すべく構成されているが、可動プランタケース6、
7の展開に伴う連結時に、噛合孔29dと噛合ピン29
eとが位置ズレしている場合は、可動フランジ29bが
弾機29cに抗して退避して非連結状態を維持し、その
後、固定移植駆動軸9(または入力軸35)の回転に伴
って噛合孔29dと噛合ピン29eとの位置が合った段
階で自動的に連結するようになっている。尚、本実施形
態では、他部材に干渉しない範囲でカップリング29を
大径にしているため、噛合いガタを原因として発生する
回転ムラを可及的に小さくすることができるようになっ
ている。
【0025】ところで、前記カップリング29の噛合い
位置数は、各プランタケース5、6、7の一側部に設け
られるプランタアーム12の数と同数(1回転中に2
回、噛合いピッチは180゜)もしくは一か所に設定さ
れており、そのため、可動プランタケース6、7を移植
姿勢に展開した場合に、カップリング29の噛合い位置
のずれで可動側プランタアーム12の作動タイミングが
ずれてしまう不都合を回避することができるようになっ
ている。
【0026】叙述の如く構成されたものにおいて、左右
方向を向いて配置される移植駆動軸9、10の動力を、
プランタアーム12を作動させるプランタケース5、
6、7と、苗載台横送り軸30を作動させる横送り変速
ケース32とに伝動するものにおいて、前記プランタケ
ース5、6、7を、左右方向に所定間隔を存して複数並
設すると共に、該複数のプランタケース5、6、7のう
ち、左右両端部側の可動プランタケース6、7を、中央
部側の固定プランタケース5の上方または後方位置に折
畳み状に格納すべく構成するにあたり、前記固定プラン
タケース5群の外側方に横送り変速ケース32を配置す
ると共に、移植駆動軸9、10の動力を、横送り変速ケ
ース32を貫通して可動プランタケース6、7に伝動す
べく構成している。つまり、固定プランタケース5群の
外側方に横送り変速ケース32を配置することにより、
可動プランタケース6、7を格納した状態では、機体外
側方から横送り変速ケース32を容易に操作することが
可能になる。また、移植駆動軸9、10の動力を、横送
り変速ケース32を貫通して可動プランタケース6、7
に伝動することにより、カウンタ軸を設けることなく横
送り変速ケース32に動力伝動を行うことができ、しか
も、横送り変速ケース32を移植駆動軸9の支持部材に
兼用して部品点数の削減や構造の簡略化を計ることがで
きる。
【0027】また、前記移植駆動軸9(入力軸35)
は、同一軸芯上で横送り変速ケース32を貫通するた
め、横送り変換ケース32の動力入力軸と、可動プラン
タケース6、7への動力取出し軸とを単一の軸部材(入
力軸35)で構成することが可能になる。
【0028】また、前記移植駆動軸9、10を、中央部
側の固定移植駆動軸9と、可動プランタケース6、7と
共に折畳み状に格納可能な左右両端部側の可動移植駆動
軸10とに分割すると共に、両移植駆動軸9、10の端
部同志を噛合自在なカップリング29を介して連動連結
するにあたり、該カップリング29の噛合い位置数を、
各プランタケース5、6、7の一側部に設けられるプラ
ンタアーム12の数と同数、もしくは一か所に設定した
ため、可動プランタケース6、7を移植姿勢に展開した
場合に、カップリング29の噛合い位置のずれで可動側
プランタアーム12の作動タイミングがずれてしまう不
都合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図である。
【図2】格納状態を示す苗移植部の側面図である。
【図3】移植姿勢のプランタケースを示す後面図であ
る。
【図4】格納姿勢のプランタケースを示す後面図であ
る。
【図5】格納姿勢を示す回動支持部の断面図である。
【図6】移植姿勢のプランタアーム、エプロンおよび苗
載台の位置関係を示す展開図である。
【図7】格納姿勢のプランタアーム、エプロンおよび苗
載台の位置関係を示す展開図である。
【図8】移植姿勢の苗載台を示す平面図である。
【図9】中間姿勢の苗載台を示す平面図である。
【図10】格納姿勢の苗載台を示す平面図である。
【図11】移植姿勢の苗載台を示す正面図である。
【図12】中間姿勢の苗載台を示す正面図である。
【図13】格納姿勢の苗載台を示す正面図である。
【図14】移植姿勢の苗載台格納機構を示す平面図であ
る。
【図15】中間姿勢の苗載台格納機構を示す平面図であ
る。
【図16】格納姿勢の苗載台格納機構を示す平面図であ
る。
【図17】移植姿勢の苗載台格納機構を示す背面図であ
る。
【図18】中間姿勢の苗載台格納機構を示す背面図であ
る。
【図19】格納姿勢の苗載台格納機構を示す背面図であ
る。
【図20】プランタケースおよび横送り変速ケースの配
置を示す平面図である。
【図21】同上要部平面図である。
【図22】横送り変速ケースの断面図である。
【図23】横送り変速ケースの側面図である。
【図24】(A)は噛合状態を示すカップリングの概略
側面図、(B)は非噛合状態を示すカップリングの概略
側面図、(C)は固定フランジの正面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 苗移植装置 5 固定プランタケース 6 可動プランタケース 7 可動プランタケース 9 固定移植駆動軸 10 可動移植駆動軸 12 プランタアーム 13 固定苗載台 14 可動苗載台 15 可動苗載台 29 カップリング 32 横送り変速ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡里 圭介 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B041 AA02 AA07 AB05 AC06 BA08 2B062 AA02 AA14 AB01 BA13 BA14 2B064 AA02 AA07 AB01 AC01 BA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向を向いて配置される移植駆動軸
    の動力を、苗移植機構を作動させるプランタケースと、
    苗載台横送り機構を作動させる横送り変速ケースとに伝
    動する移植機において、前記プランタケースを、左右方
    向に所定間隔を存して複数並設すると共に、該複数のプ
    ランタケースのうち、左右両端部側の可動プランタケー
    スを、中央部側の固定プランタケースの上方または後方
    位置に折畳み状に格納すべく構成するにあたり、前記固
    定プランタケースの外側方に横送り変速ケースを配置す
    ると共に、移植駆動軸の動力を、横送り変速ケースを貫
    通して可動プランタケースに伝動することを特徴とする
    移植機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、移植駆動軸は、同一
    軸芯上で横送り変速ケースを貫通することを特徴とする
    移植機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、移植駆動軸を、中央
    部側の固定移植駆動軸と、可動プランタケースと共に折
    畳み状に格納可能な左右両端部側の可動移植駆動軸とに
    分割すると共に、両移植駆動軸の端部同志を噛合自在な
    カップリングを介して連動連結するにあたり、該カップ
    リングの噛合い位置数を、一か所または各苗移植機構に
    設けられる移植爪の数と同数にしたことを特徴とする移
    植機。
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JP2008061560A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Yoka Ind Co Ltd 田植機

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