JP2001061315A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP2001061315A
JP2001061315A JP24010999A JP24010999A JP2001061315A JP 2001061315 A JP2001061315 A JP 2001061315A JP 24010999 A JP24010999 A JP 24010999A JP 24010999 A JP24010999 A JP 24010999A JP 2001061315 A JP2001061315 A JP 2001061315A
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JP
Japan
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seedling
movable
seedling mounting
feed mechanism
rows
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JP24010999A
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English (en)
Inventor
Takashi Funo
隆 布野
Yukinori Takami
幸徳 高見
Keisuke Watari
圭介 渡里
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の苗載台のうち、左右両端部側の複数条
分を可動苗載台とし、該可動苗載台を折畳み状に格納す
べく構成すると共に、少なくとも左右何れかの可動苗載
台の条数を3以上の奇数に設定するにあたり、苗移植機
構を偶数単位で条止めした際に、対応する縦送り機構を
偶数単位で停止させることを可能にする。 【解決手段】 奇数条の可動苗載台14のうち、内側1
条分に設けられる縦送り機構35の動力を、隣接する固
定苗載台13側の縦送り機構35から取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右両端部側の苗
載台を折畳み状に格納する移植機の技術分野に属するも
のである。
【0002】
【従来技術】近来、多条の移植が可能な移植機において
は、機体運搬時や機体格納時の左右幅を可及的に縮小す
べく、左右両端部側の苗載台を、中央部側苗載台の上面
側に重合状に折り畳んで格納することが提唱されてい
る。そして、この様なものでは、折り畳まれる可動苗載
台の合計条数と、固定苗載台の条数とを同数にした場合
に、最もコンパクトな格納が可能になるが、従来のもの
では、格納する左右の苗載台条数を偶数に設定している
ため、例えば10条植えや12条植えの移植機では、固
定側条数と可動側条数とを同数にすることができず、上
記のようなコンパクトな格納が困難になる不都合があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、少なくとも左
右何れかの可動苗載台の条数を3以上の奇数に設定する
ことが考えられるが、各苗載台に対応して設けられる苗
移植機構は、偶数条単位で駆動されるため、苗移植機構
を偶数単位で条止め操作(停止操作)した場合に、対応
する苗載台の縦送り機構を停止させることが困難になる
可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、左右方向に並列する偶数条の苗載
台に、所定のタイミングで苗を縦送りする縦送り機構を
それぞれ設けると共に、各苗載台に対応して設けられる
苗移植機構を、偶数条単位で駆動させる移植機におい
て、前記複数の苗載台のうち、左右両端部側の複数条分
を可動苗載台とし、該可動苗載台を折畳み状に格納すべ
く構成すると共に、少なくとも左右何れかの可動苗載台
の条数を3以上の奇数に設定するにあたり、該奇数条の
可動苗載台のうち、内側1条分に設けられる縦送り機構
の動力を、隣接する固定苗載台側の縦送り機構から取り
出すことを特徴とするものである。つまり、少なくとも
左右何れかの可動苗載台の条数を3以上の奇数に設定し
たものでありながら、縦送り機構を偶数単位で駆動させ
ることができるため、苗移植機構を偶数単位で条止めし
た際に、対応する縦送り機構を偶数単位で停止させるこ
とができる。また、奇数条の可動苗載台のうち、内側1
条分以外に設けられる縦送り機構の動力取出しは、可動
苗載台側で2条ずつ行うことを特徴とするものである。
つまり、内側1条分以外の縦送り機構については、固定
苗載台側の縦送り機構と同様の動力取出し構造を採用す
ることができるため、部品の共通化を計れる許りでな
く、構造の複雑化を回避することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用型
田植機(移植機)の走行機体であって、該走行機体1の
後部には、10条植えの移植装置2がリンク機構3を介
して昇降自在に装備されている。
【0006】4は前記移植装置2に左右方向を向いて配
設される中央側移植フレームであって、該中央側移植フ
レーム4は、リンク機構3のリンクホルダ3aにローリ
ング自在に支持されると共に、左右方向に所定間隔を存
して並列する都合三個の固定プランタケース5群を一体
的に支持するが、該固定プランタケース5群の左右外側
方には、折畳み状に格納可能な各一個の可動プランタケ
ース6、7がそれぞれ配設されている。つまり、可動プ
ランタケース6、7は、左右端の固定プランタケース5
から上方外側方に延設した支持アーム5aと、各可動プ
ランタケース6、7から上方内側方に延設した支持アー
ム6a、7aとを連結する回動支軸8を支点として回動
自在に支持されているため、固定プランタケース5群に
対して左右方向に一列状に並列する移植姿勢と、前記回
動支軸8を支点として上方内側方に折畳み状に回動した
格納姿勢とに変姿することができるようになっている。
また、9は固定プランタケース5に動力を供給する固定
移植駆動軸、10は可動プランタケース6、7に動力を
供給する可動移植駆動軸であって、可動プランタケース
6、7を移植姿勢に展開した場合、両軸9、10が自動
的に連動連結すべく構成されている。
【0007】6b、7bは可動プランタケース6、7が
一体的に支持される左右端側移植フレームであって、該
左右端側移植フレーム6b、7bは、前記プランタケー
ス6、7を移植姿勢にした場合に、中央側移植フレーム
4と左右方向一直線状に直列すると共に、左右端側移植
フレーム6b、7bを貫通する螺子杆6c、7cを中央
側移植フレーム4に螺装することで各左右端側移植フレ
ーム6b、7bが中央側移植フレーム4の左右両端部に
一体的に連結されるようになっている。
【0008】一方、可動プランタケース6、7を格納姿
勢にした場合は、中央側移植フレーム4に基端側が回動
自在に軸支され、かつ先端側が係脱自在に支持された支
持ロッド4aを引起し、該支持ロッド4aの先端部に前
記螺子杆6c、7cを螺装することで格納姿勢の可動プ
ランタケース6、7が固定されるようになっている。
【0009】11は各プランタケース5、6、7の左右
両側部に設けられるロータリケースであって、該ロータ
リケース11は、両端部に設けられるプランタアーム
(移植爪)12の植付作動により、後述する苗載台1
3、14、15の下端部から植付け苗を掻取って圃場に
植付け(移植)するようになっている。つまり、各プラ
ンタケース5、6、7は、2条分の苗移植機構を構成す
ると共に、該2条分の苗移植機構にプランタクラッチ
(図示せず)を介して移植駆動軸9、10の動力を伝動
するため、各プランタケース5、6、7のプランタクラ
ッチ操作に応じて苗移植機構を2条単位で停止操作(条
止め操作)することができるようになっている。
【0010】また、5d、6d、7dは各プランタケー
ス5、6、7に一体的に設けられるエプロンであって、
該エプロン5d、6d、7dは、苗載台13、14、1
5に載置した植付け苗が落下しないよう苗押さえをしつ
つ、苗掻取り口5e、6e、7eからの植付け苗の掻取
りを許容するが、可動プランタケース6、7を移植姿勢
とした場合に、左右方向に一直線状に連結される一方、
可動プランタケース6、7を格納姿勢とした場合には、
可動プランタケース6、7と共に折畳み状に格納される
ようになっている。
【0011】ところで、前記エプロン5d、6d、7d
の長さは、一直線状に連結された場合、全苗載台13、
14、15の左右幅に対し、機体の左右方向中心線(機
体センター)Cを基準として左右にそれぞれ略1/2条
分だけ長くなるように設定されている。つまり、苗載台
13、14、15の左右往復移動を考慮し、中心線Cを
基準として左右にそれぞれ略5.5条分(都合11条
分)の長さになるようにプロン5d、6d、7dを形成
しているが、中央側エプロン5dと、各左右側エプロン
6d、7dとの仕切りXは、前記5.5条の半分の凡そ
2.75条分のところに位置するよう設定され、かつ前
記回動支軸8についても、この仕切りXの位置に平面視
において軸芯が略一致する設定になっており、これによ
って、折り畳まれる左右のエプロン6d、7d同志は、
その対向端となる先端同志が互いに干渉しないように設
定されると共に、折り畳まれることなく固定側となる中
央側プランタアーム12は6個、折り畳まれる左右両側
のプランタアーム12は左右にそれぞれ2個ずつの都合
4個となる設定になっている。尚、図中、L、Rは格納
した場合の左側、右側の端部位置である。
【0012】13は中央側5条分の固定苗載台、14は
左側3条分の可動苗載台、さらに15は右側2条分の可
動苗載台であって、これら苗載台13、14、15は、
前高後低状に傾斜しており、移植姿勢においては、プラ
ンタアーム12の苗掻取りタイミングに合わせて左右往
復方向に強制的に横送りされるようになっている。
【0013】次に、前記可動苗載台14、15の格納機
構(折畳み構造)について説明をするが、ここで可動苗
載台14、15の折畳み構造は、左右対称である点、リ
ンク長が苗載台の数により長短相違しているだけで構造
自体は同じであるので、右側可動苗載台15の格納機構
について説明し、左側苗載台14の折り畳み構造につい
ては以下の説明を援用する。
【0014】前記格納機構は、可動苗載台14、15に
設けられる後述の縦送り機構35の背面(前面)にオー
バーラップする状態で配設されているが、可動苗載台1
5の下半側背面左右中央部には、該苗載台15の裏面か
ら後方に少し離間する状態で第一ブラケット18が固定
され、該第一ブラケット18に縦軸19が回動自在に軸
支されている。縦軸19には、上下一対の軸アーム19
aが固定苗載台13側に向けて延設され、この軸アーム
19aには、後述するように平行リンク機構を構成する
上下リンクアーム20の基端部が前後方向を向く支軸2
0aを介して揺動自在に軸支されている。
【0015】一方、固定苗載台13の右端には、該苗載
台13の後面と略位置を同じにし、かつ該右端より右方
向に突出する関係で上下一対の第二ブラケット21が設
けられているが、該第二ブラケット21には、上下左右
のアーム部材が長四角形状に一体枠組みされることで補
強された揺動アーム22の基端アーム部22aの上下両
端部が回動自在に軸支されている。そして、揺動アーム
22の上下アーム部22bは、可動苗載台15が移植姿
勢の状態で、基端側が後方外方に向けて湾曲し、略左右
方向を向く先端部が、前記リンクアーム20の先端部に
前後方向を向く支軸20bを介して揺動自在に軸支され
ており、さらに上側アーム部22bと下側リンクアーム
20とのあいだには引張り弾機23が介装されている。
【0016】そして、可動苗載台15を、固定苗載台1
3に対して左右方向面一状になる移植姿勢にした場合に
は、リンクアーム20の揺動アーム22側に連結される
部位が、縦軸19に連結される部位より上側に位置する
縦姿勢となっているが、さらにこのものでは、この移植
状態の可動苗載台15を固定すべく、該可動苗載台15
の裏面に左右に亘って設けた螺子杆24の先端螺子部
(内端部)を第二ブラケット21に設けた螺子孔21a
に螺入緊締することができ、また、移植姿勢では、引張
り弾機23が引張られて緊張状態となっている。尚、2
5は第二部ラケット21を補強すべく固定苗載台13の
背面に設けた補強杆、26は固定苗載台13と可動苗載
台14、15との位置決めをする位置決めピンである。
【0017】前記移植姿勢の可動苗載台15を格納姿勢
にするには、螺子杆24を第二部ラケット21から抜き
取った後、可動苗載台15を右上外方に持ち上げる力を
与えると、リンクアーム20が平行リンク機構となって
略水平状態まで持ち上がり、これによって可動苗載台1
5は、固定苗載台13に対して右側上方に離間した姿勢
となり、これが可動苗載台15を格納する場合の中間姿
勢となる。この場合に、前記緊張状態の引張り弾機23
の緊張力が助けとなって可動苗載台15の持ち上がりが
容易となるよう配慮されている。
【0018】次に、前記中間姿勢の可動苗載台15を後
方に向けて押すと、可動苗載台15は、前記リンクアー
ム20が水平姿勢の状態を維持すると共に、前記前高後
低姿勢を維持しながら縦軸19、基端アーム部22aを
支点として固定苗載台13の後方に重なり合う格納姿勢
に変姿する。そして、この様にして、2条分の右側可動
苗載台15が固定苗載台13の右2条分の後方に平行状
に格納される一方、3条分の左側可動苗載台14が固定
苗載台13の左3条分の後方に平行状に格納されるよう
になっている。
【0019】また、格納姿勢となった前記可動苗載台1
4、15は、互いに対向する内側縁同志が近接し、該近
接対向する内側縁同志を、前記固定苗載台13の条間リ
ブ13aの上面に突設した一つの第三ブラケット27に
螺子杆24を左右方向から内方に向けて螺装することで
一連状に連結されるようになっている。
【0020】一方、前述した固定移植駆動軸9は、左右
方向に所定間隔を存して並列する固定プランタケース5
の基端部を貫通し、また、可動移植駆動軸10は、可動
プランタケース6、7の基端部を貫通すべく、それぞれ
左右方向を向いて配設されるが、固定移植駆動軸9は、
中央側移植フレーム4に取付けられる入力ケース28を
介して機体側から動力を入力すると共に、該動力を、左
右両端部に構成されるカップリング29を介して可動移
植駆動軸10に伝動するようになっている。
【0021】30は中央側移植フレーム4の上方に所定
間隔を存して並設される苗載台横送り軸であって、該苗
載台横送り軸30の外周面には、方向が異なる2本の螺
旋溝が刻設されると共に、螺旋溝に噛合するスライドピ
ース31が外嵌している。そして、前記スライドピース
31は、固定苗載台13に回動規制状態で連結されるた
め、横送り変速ケース32を介して固定移植駆動軸9の
動力を苗載台横送り軸30に伝動すると、苗載台横送り
軸30の一方向回転に伴ってスライドピース31が左右
往復移動し、これに追随して苗載台13、14、15が
横送り作動するようになっている。また、33は苗載台
横送り軸30の一端側に設けられる縦送りアームであっ
て、該縦送りアーム33は、苗載台13、14、15が
横送り端に達した際、苗載台13、14、15側に設け
られる縦送りレバー34を叩き上げるようになってい
る。
【0022】35は苗載台13、14、15の各条に設
けられる縦送り機構であって、該縦送り機構35は、苗
載台13、14、15の裏側に左右方向を向いて設けら
れる駆動ローラ軸36、該駆動ローラ軸36の上方に並
設される従動ローラ軸37、各ローラ軸36、37にそ
れぞれ設けられる駆動ローラ38および従動ローラ3
9、両ローラ38、39間に懸回される突起付の縦送り
ベルト40、駆動ローラ軸36に一方向クラッチ41を
介して連結される駆動レバー42等を備えている。そし
て、縦送りベルト40は、その張り側が苗載台13、1
4、15の苗載面上に沿っているため、駆動レバー42
(駆動ローラ軸36)の回動に伴って苗載面上のマット
苗を強制的に縦送りするようになっている。
【0023】43は前記駆動ローラ軸36と従動ローラ
軸37との間に並設される縦送りレバー軸であって、該
縦送りレバー軸43の中央部には、左右方向に所定間隔
(苗載台横送りストロークに対応した間隔)を存して一
対の縦送りレバー34が一体的に設けられているが、さ
らに縦送りレバー軸43には、連結リンク44を介して
前記駆動レバー42に連動連結される複数の連結レバー
45(一方の縦送りレバー34は連結レバーに兼用)が
一体的に設けられている。即ち、前述した縦送りアーム
33が縦送りレバー34を叩き上げると、縦送りレバー
軸43の回動に伴って連結レバー45が駆動レバー42
を引き上げ、このとき一方向クラッチ41はクラッチ入
り方向に回動するため、駆動ローラ軸36を一体的に回
動させて縦送りベルト40を所定ピッチだけ縦送りする
ことになるが、図示しない戻し弾機の付勢力で縦送りレ
バー34が下方に復帰回動した際には、一方向クラッチ
41がクラッチ切り方向に回動するため、駆動ローラ軸
36および縦送りベルト40は停止状態を維持すること
になる。
【0024】46は縦送り停止ワイヤ47を介して条止
めレバー48に連結される条止めプレートであって、該
条止めプレート46に突設されるピン46aは、前記連
結リンク44の上端部に形成される長孔44aに係合し
ている。つまり、条止めレバー48を条止め側に操作し
た場合には、条止めプレート46がピン46aを介して
連結リンク44を引き上げ状態に保持するため、縦送り
レバー34の叩き上げ動作に拘わらず縦送りベルト40
の縦送り動作を停止させることができるようになってい
る。また、49は前記条止めレバー48をプランタクラ
ッチに連結するプランタ停止ワイヤであって、該プラン
タ停止ワイヤ49は、条止めレバー48の条止め操作に
伴い、プランタクラッチを切って対応する2条分の苗移
植機構を停止させるようになっている。
【0025】また、前記縦送りレバー軸43は、固定苗
載台13に設けられる中央側縦送りレバー軸43aと、
左側可動苗載台14に設けられる左側縦送りレバー軸4
3bと、右側可動苗載台15に設けられる右側縦送りレ
バー軸43cとに分割されると共に、各可動苗載台1
4、15の折畳、展開に際して自動的に分離、連結すべ
く、噛合い自在なカップリング50を介して互いに連動
連結されている。
【0026】ところで、前記縦送り機構35は、苗移植
機構が2条単位で駆動(条止め)されることに対応し、
原則として2条単位で構成されている。つまり、2条分
の駆動ローラ軸36を単一軸で構成し、該駆動ローラ軸
36毎に、前記一方向クラッチ41、駆動レバー42、
連結リンク44等を介して縦送りレバー軸43a、43
b、43cに連動連結している。
【0027】さて、前記苗載台13、14、15のう
ち、左右両端部側の可動苗載台14、15を折畳み状に
格納すべく構成すると共に、縦送り機構35を2条単位
で駆動させるにあたり、右側可動苗載台15の2条分、
固定苗載台13の右側2条分および中央側2条分、左側
可動苗載台14の外側(左側)2条分については、各2
条分の駆動ローラ軸36を単一軸で構成し、前述の如
く、駆動ローラ軸36毎に縦送りレバー軸43a、43
b、43cに連動連結している。つまり、固定苗載台1
3の左側1条分および左側可動苗載台14の内側(右
側)1条分については、左側可動苗載台14の折畳み時
に分断されてしまうため、2条分の縦送りローラ軸36
を単一軸で構成することが不可能であるが、その他のも
のについては、仮令可動苗載台14、15側に設けられ
るものであっても、縦送り機構35を2条単位で構成す
ると共に、その動力を、各可動苗載台14、15に設け
られる縦送りレバー軸43b、43cから取り出すた
め、固定苗載台13側の縦送り機構35と同様の動力取
出し構造を採用することができ、その結果、部品の共通
化を計れる許りでなく、構造の複雑化を回避することが
できるようになっている。
【0028】また、前記固定苗載台13の左側1条分と
して設けられる縦送り機構35と、左側可動苗載台14
の内側1条分として設けられる縦送り機構35は、それ
ぞれ独立した1条幅の駆動ローラ軸51、52を備えて
おり、そのうち固定苗載台13側に設けられる固定側駆
動ローラ軸51は、前述した一方向クラッチ41、駆動
レバー42、連結リンク44等を介して縦送りレバー軸
43aから動力を取り出すが、可動苗載台14側に設け
られる可動側駆動ローラ軸52は、可動苗載台14の折
畳、展開に際して自動的に分離、連結するカップリング
53を介して固定側駆動ローラ軸51から動力を取り出
すようになっている。即ち、可動苗載台14の条数を3
以上の奇数に設定するにあたり、該奇数条の可動苗載台
14のうち、内側1条分に設けられる縦送り機構35の
動力を、隣接する固定苗載台13側の縦送り機構35か
ら取り出すようにしたため、可動苗載台14の条数を3
以上の奇数に設定したものでありながら、縦送り機構3
5を偶数単位で駆動させることができ、その結果、苗移
植機構を偶数単位で条止めした際に、対応する縦送り機
構35を偶数単位で停止させることが可能になる。
【0029】叙述の如く構成されたものにおいて、左右
方向に並列する偶数条の苗載台13、14、15に、所
定のタイミングで苗を縦送りする縦送り機構35をそれ
ぞれ設けると共に、各苗載台13、14、15に対応し
て設けられる苗移植機構(プランタアーム12)を偶数
条単位で駆動させるが、前記複数の苗載台13、14、
15のうち、左右両端部側の複数条分を可動苗載台1
4、15とし、該可動苗載台14、15を折畳み状に格
納すべく構成すると共に、少なくとも左右何れかの可動
苗載台14の条数を3以上の奇数に設定するにあたり、
該奇数条の可動苗載台14のうち、内側1条分に設けら
れる縦送り機構35の動力を、隣接する固定苗載台13
側の縦送り機構35から取り出すようにしたため、可動
苗載台14の条数を3以上の奇数に設定したものであり
ながら、縦送り機構13を偶数単位で駆動させることが
でき、その結果、苗移植機構を偶数単位で条止めした際
に、対応する縦送り機構35を偶数単位で停止させるこ
とができる。
【0030】また、奇数条の可動苗載台14のうち、内
側1条分以外に設けられる縦送り機構35の動力取出し
を、可動苗載台14側で2条ずつ行うようにしたため、
内側1条分以外の縦送り機構35については、固定苗載
台13側の縦送り機構35と同様の動力取出し構造を採
用することができ、その結果、部品の共通化を計れる許
りでなく、構造の複雑化を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図である。
【図2】格納状態を示す苗移植部の側面図である。
【図3】移植姿勢のプランタケースを示す後面図であ
る。
【図4】格納姿勢のプランタケースを示す後面図であ
る。
【図5】格納姿勢を示す回動支持部の断面図である。
【図6】移植姿勢のプランタアーム、エプロンおよび苗
載台の位置関係を示す展開図である。
【図7】格納姿勢のプランタアーム、エプロンおよび苗
載台の位置関係を示す展開図である。
【図8】移植姿勢の苗載台を示す平面図である。
【図9】中間姿勢の苗載台を示す平面図である。
【図10】格納姿勢の苗載台を示す平面図である。
【図11】移植姿勢の苗載台を示す正面図である。
【図12】中間姿勢の苗載台を示す正面図である。
【図13】格納姿勢の苗載台を示す正面図である。
【図14】移植姿勢の苗載台格納機構を示す平面図であ
る。
【図15】中間姿勢の苗載台格納機構を示す平面図であ
る。
【図16】格納姿勢の苗載台格納機構を示す平面図であ
る。
【図17】移植姿勢の苗載台格納機構を示す背面図であ
る。
【図18】中間姿勢の苗載台格納機構を示す背面図であ
る。
【図19】格納姿勢の苗載台格納機構を示す背面図であ
る。
【図20】プランタケースおよび横送り変速ケースの配
置を示す平面図である。
【図21】縦送りアームの側面図である。
【図22】同上平面図である。
【図23】苗載台の背面図である。
【図24】同上要部背面図である。
【図25】縦送り機構の側面図である。
【図26】左側可動苗載台の左側2.5条分を示す縦送
り機構の要部断面図である。
【図27】左側可動苗載台の内側0.5条分および固定
苗載台の左側1.5条分を示す縦送り機構の要部断面図
である。
【図28】固定苗載台の中央側を示す縦送り機構の要部
断面図である。
【図29】固定苗載台の右側0.5条分および右側可動
苗載台の2条分を示す縦送り機構の要部断面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 苗移植装置 5 固定プランタケース 6 可動プランタケース 7 可動プランタケース 12 プランタアーム 13 固定苗載台 14 可動苗載台 15 可動苗載台 35 縦送り機構 36 駆動ローラ軸 43 縦送りレバー軸 51 固定側駆動ローラ軸 52 可動側駆動ローラ軸 53 カップリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡里 圭介 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B041 AA02 AB05 AC06 BA08 2B064 AA05 AA07 AC01 BA10 EB05 EB10 EC03 EC20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に並列する偶数条の苗載台に、
    所定のタイミングで苗を縦送りする縦送り機構をそれぞ
    れ設けると共に、各苗載台に対応して設けられる苗移植
    機構を、偶数条単位で駆動させる移植機において、前記
    複数の苗載台のうち、左右両端部側の複数条分を可動苗
    載台とし、該可動苗載台を折畳み状に格納すべく構成す
    ると共に、少なくとも左右何れかの可動苗載台の条数を
    3以上の奇数に設定するにあたり、該奇数条の可動苗載
    台のうち、内側1条分に設けられる縦送り機構の動力
    を、隣接する固定苗載台側の縦送り機構から取り出すこ
    とを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、奇数条の可動苗載台
    のうち、内側1条分以外に設けられる縦送り機構の動力
    取出しは、可動苗載台側で2条ずつ行うことを特徴とす
    る移植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016104035A (ja) * 2016-02-29 2016-06-09 井関農機株式会社 苗移植機

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JP2016104035A (ja) * 2016-02-29 2016-06-09 井関農機株式会社 苗移植機

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