JP2001060800A - 電子部品実装方法及び装置 - Google Patents

電子部品実装方法及び装置

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JP2001060800A JP11236439A JP23643999A JP2001060800A JP 2001060800 A JP2001060800 A JP 2001060800A JP 11236439 A JP11236439 A JP 11236439A JP 23643999 A JP23643999 A JP 23643999A JP 2001060800 A JP2001060800 A JP 2001060800A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元形状の検査に必要な時間を短縮でき、
実装タクトタイムを短くすることが可能な電子部品実装
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 LED照明光源31により電子部品30
を照明し、CCDカメラ26で撮像して位置決めのため
の2次元データを取得する。電子部品の吸着角度を補正
したあと、レーザダイオード21を点灯してラインジェ
ネレータレンズ25により電子部品の端子部にライン光
25aを投光する。リニアモータ28により投光ユニッ
ト27を移動させて電子部品をライン光で走査する。こ
のライン光の投光像をCCDカメラで撮像し、ライン光
による光切断線から端子の高さデータを取得し、端子部
の平坦度を検査する。平坦度が適正であれば、位置決め
データに基づいて電子部品を基板上に搭載する。この構
成では、平坦度検査が高速にかつ確実にできるので、実
装タクトタイムを顕著に短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着された電子部
品を撮像しその撮像データから電子部品を位置決めして
基板上に実装する電子部品実装方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子部品実装装置において
は、部品供給部から供給される電子部品を吸着ヘッド部
の吸着ノズルで吸着し、ヘッド部をプリント基板上に移
動して電子部品を基板上の所定位置に実装している。そ
の場合、電子部品が必ずしも正しい姿勢で吸着されるわ
けではないので、撮像装置で電子部品を撮像し、その画
像を処理して部品の位置決めデータを得ている。また、
狭リードピッチ、狭リード幅のQFP、コネクタのよう
な電子部品を実装する際には、プリント基板に装着する
前に部品のリード浮きがないかどうかを検査するのが一
般的である。
【0003】図1は、このような従来の電子部品実装装
置の実装工程を示している。従来の電子部品実装装置で
は、図1に示すような一連の処理を経て、狭リードピッ
チの電子部品を実装している。すなわち、図1(A)に
示すように、トレー3に格納されている電子部品2が実
装装置のヘッド部7により吸着されてピックアップさ
れ、図1(B)に示すように、吸着された電子部品2の
画像が位置決め用カメラ1で撮像され、画像処理装置6
を用いて位置決め情報を取得している。また、図1
(C)に示すように、図1(B)の工程で得られた位置
決め情報を用いて、電子部品2を透過式のリード浮きセ
ンサ4でリード浮き検査をするか、または、リード浮き
検査用カメラ1’でリードの先端部または先端部の影を
撮像して画像処理装置6でリード浮き検査をし、この検
査の結果で異常が発見されなければ、図1(B)の工程
で得られた位置決め情報に基づいてプリント基板5及び
実装される電子部品2の補正計算が行われ、図1(D)
に示したように、電子部品2がプリント基板5の所定の
位置に実装されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電子部品実装装置では、図1に示す工程に
従って行われる一連の処理を経て部品実装すると、図1
(B)に示す工程での位置決め用カメラ1と、図1
(C)に示す工程でのリード浮きセンサ4あるいはリー
ド浮き検査用カメラ1’とは、物理的に離れて設置され
ており、図1(B)に示す工程で得られた位置決め情報
を用いて図1(C)に示す工程で部品の機械的な位置決
めをする必要があることから各々の工程での処理は並列
化できず、必然的にシリアル処理になり、各々の工程に
対して実装部品の移動、停止、上下動などの動作を必要
とする。そのため、結果的に、実装部品の移動、停止、
上下動などの動作時間も含めて、図1(B)および
(C)に示す工程の処理時間が、そのまま全体の実装時
間に影響することになり、それらの動作時間により全体
の実装時間が増大してしまうという問題点を有してい
た。
【0005】そのため、図1(C)に示す工程のよう
に、透過式のリード浮きセンサ4でリード浮きの検査を
する際には、センサ部をリードが走査するように、部品
を吸着している大きなヘッド部を一定速度で移動させな
ければならないことに加えて、物理的な実装部品の4辺
個別の走査が必要となり、このための処理時間は通常1
〜3秒程度となっている。従って、この処理時間はこの
ような部品の実装時間を長くさせる要因となる。これは
特に、QFPやコネクタを数多く実装する場合には大き
なデメリットとなる。一方、リード浮き検査用カメラ
1’を用いてリード浮き検査をする場合にも、4辺個別
撮像が必要となり、上記と同様に、リード浮き検査に長
時間を必要とし、やはり実装タクトタイムの問題が発生
する。また前記従来の方法ではBGA,CSPといった
ボールグリッド端子の平坦度(高さ)を測定することが
できないという大きな問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたも
ので、リード浮き検査、ボール形状端子の平坦度検査な
ど3次元形状の検査に必要な時間を短縮でき、実装タク
トタイムを短くすることが可能な電子部品実装方法及び
装置を提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、いずれも吸着
された電子部品を撮像しその撮像データから電子部品を
位置決めして基板上に実装する電子部品実装方法及び装
置に関するもので、電子部品を撮像して位置決め用の2
次元データを取得すること、2次元データに基づき基準
角度に対する電子部品の吸着角度ずれを補正すること、
角度補正された電子部品を撮像して該電子部品の高さデ
ータを取得し、前記2次元データと前記高さデータから
該電子部品の検査のための3次元データを取得すること
を特徴としている。
【0008】また、本発明は、投光と撮像のフォーカス
点に平面を配置したときに撮像されるライン光による光
切断線の画素位置または前記画素位置から所定距離シフ
トしたシフト画素位置を仮想基準線とすること、前記仮
想基準線から電子部品の端子映像迄の画素数に基づき端
子部の高さを求め該電子部品の検査を行うことも特徴と
している。
【0009】更に、本発明は、吸着された電子部品の端
子部にレーザライン光を投光すること、前記電子部品の
端子表面状態に応じてレーザライン光を制御すること、
レーザライン光による光切断線から端子部の高さを求め
て該電子部品の検査を行うことも特徴としている。
【0010】また、本発明は、電子部品の位置決め用2
次元データを得るための撮像手段と、電子部品の端子部
にライン光を順次間隔をずらして投光する手段とを備
え、ライン光で照射された電子部品を撮像して該電子部
品の検査のための3次元データを取得することも特徴と
している。
【0011】更に、本発明は、撮像手段の撮像視野より
大きな寸法の電子部品に対しては、電子部品の吸着中心
を撮像視野の中の角部に配して電子部品を90度づつ回
転させて4回撮像することにより、あるいは電子部品の
吸着中心を撮像視野の中の角部に配して電子部品を18
0度回転させて2回撮像することにより、あるいは電子
部品の吸着中心を撮像視野の中の辺部に配して電子部品
を180度回転させて2回撮像することにより2次元デ
ータを取得することも特徴としている。
【0012】更に、本発明は、電子部品の位置決め用2
次元データを得るための撮像手段と、2次元データに基
づき基準角度に対する電子部品の吸着角度ずれを補正す
る手段と、角度補正された電子部品の端子部をレーザ光
で走査する手段とを備え、レーザ光で走査された電子部
品を撮像して該電子部品の高さデータを取得し、前記2
次元データと前記高さデータから該電子部品の検査のた
めの3次元データを得ることも特徴としている。
【0013】いずれの発明も、リード浮き検査などに加
えて、BGA,CSPのようなボール形状端子を有する
電子部品の平坦度検査が高速にかつ確実にできるので、
電子部品の3次元形状検査が必要な部品を実装する際の
実装タクトタイムを顕著に短縮することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき本発明を詳細に説明する。
【0015】図2には、電子部品実装装置11の外観が
図示されており、本装置で実装される電子部品12は、
部品供給部としてのトレー供給部14からトレー13に
自動的に供給され、吸着ヘッド部17の吸着ノズル17
aにより吸着される。ヘッド部17は、XYロボットの
一部を構成するX軸側のロボット15(以下、X軸ロボ
ットと略記する)によりx軸方向に移動され、また、X
Yロボットの一部を構成するY軸側のロボット16a、
16b(以下、Y軸ロボットと略記する)によりy軸方
向に移動される。ヘッド部17は、電子部品を吸着した
後撮像部18に移動し、そこで電子部品が撮像され、位
置決めのための2次元データ並びに部品形状検査のため
の3次元データが取得される。なお、19は電子部品1
2が実装されるプリント基板である。
【0016】図3は、撮像部18の詳細な構成を示すも
ので、電子部品の3次元画像データを取得する場合、レ
ーザダイオード21が点灯され、このレーザダイオード
からの光はコリメートレンズ22で集光されて平行光と
なり、フォーカスレンズ23はこの平行光をスポット光
となるように絞り込む。フォーカスレンズ23からの光
は、投光ミラー24により垂直軸とほぼ45度の角度を
なすように曲げられ、この曲げられた光路のすぐ後に配
置されたラインジェネレータレンズ25は、入射光を、
幅30μm、長さ40mmのライン光25aにしてヘッ
ド部17の吸着ノズル17aに吸着された電子部品30
の端子部30aに投光し、端子部に光切断線を形成す
る。フォーカスレンズ23、投光ミラー24、ラインジ
ェネレータレンズ25は投光ユニット27を構成し、こ
の投光ユニット27はリニアモータ(アクチュエータ)
28により2重矢印線で示したように往復動され、それ
により電子部品の端子部はライン光により走査される。
【0017】電子部品30の下方にはCCDカメラ26
が配置され、ライン光25aで照明された電子部品30
からの拡散反射光が、このCCDカメラ26に入り、電
子部品が撮像される。この撮像から、後述するように、
端子部30aの浮き、電子部品の底面の平坦度などを測
定するための3次元データが取得される。
【0018】また、電子部品30は、2次元画像データ
を取得する場合、LED照明光源31が点灯され、この
光源により30°〜45°の角度で周囲から照明され
る。LED照明光源31により照明された電子部品の画
像は、同様にCCDカメラ26で撮像され、吸着中心と
部品中心間のずれ、基準角度に対する吸着角度のずれな
どの位置決めデータを得るための2次元データが取得さ
れる。
【0019】図4は電子部品実装置の制御系の構成を表
すブロック図であり、本装置はLANボード40を通じ
て部品実装制御部41と通信を行う。レーザコントロー
ルボード42はLED照明光源31の点灯消灯の制御を
行い、またレーザドライバ43を介してレーザダイオー
ド21のパルス点灯制御を行い、更にモータドライバ4
4を介してリニアモータ28の制御を行う。これらの制
御はリニアモータ28に取付けられた位置エンコーダ4
5からの信号をエンコーダアンプ46を介してレーザコ
ントロールボード42に取り込むことによって行われ
る。CCDカメラ26で撮像された画像は画像キャプチ
ャーボード47で取込まれ、PCIバス49を介してP
Cマザーボード48のメモリに送られる。このPCIバ
ス49は、その他LANボード40、レーザコントロー
ルボード42間を結合する。
【0020】図5はレーザコントロールボード42の詳
細ブロック図である。位置カウンタ51は位置エンコー
ダアンプ46よりのA相、B相、Z相信号が入力され
て、アップダウンカウントを行い、リニアモータ28の
位置情報が、比較器53、CCDトリガデコーダ54に
出力される。CCDトリガデコーダ54は位置カウンタ
51からのリニアモータ28の位置情報により、CCD
カメラ26の画像取込み位置に来たら画像取込み信号を
発生し、ワンショット55はその信号を受けて一定のパ
ルス巾の信号を出力する。同期タイミング発生器56
は、ワンショット55のパルスを受けて、内部で発生す
る水平同期信号HDに立ち上がり立ち下がりタイミング
を合せた垂直同期信号VDを発生する。このHD、VD
信号はCCDカメラ26に入力されて、レーザ走査に合
せた画像取込みが行われる。これはリスタート・リセッ
トモードというVD信号に同期してCCDのリセット、
画像読み出しを行うモードである。
【0021】比較器53には位置カウンタ51からリニ
アモータ28の位置情報とCPU52よりのレーザダイ
オード21のON位置信号が入力される。この二つの入
力が一致したらワンショット57をトリガし、レーザダ
イオードONパルスが出力され、レーザドライバ43の
基板に伝えられ、レーザダイオード21がパルス点灯す
る。同時に比較器53の出力は、一致F/F58をセッ
トし、その出力がCPU52に伝えられ、レーザダイオ
ードON位置をすでに通過したことがCPU52に伝え
られる。一致F/F58のリセットは、CPU52によ
り比較器53にレーザダイオードON位置出力と同時に
行われる。
【0022】これにより一つの画面内に複数のレーザラ
イン光を引く場合は、まず第1のレーザダイオードON
位置を比較器53に入力し、同時に一致F/F58をリ
セットし、レーザダイオードON位置でレーザダイオー
ド21をパルス点灯し、一致F/F58出力がHに変わ
ったら、CPU52から第2のレーザダイオードON位
置を出力し、同時に一致F/F58をリセットする。そ
して、第2のレーザダイオードON位置でレーザダイオ
ード21をパルス点灯し、一致F/F58出力がHに変
わったら、CPU52から第3のレーザダイオードON
位置を出力し、同時に一致F/F58をリセットする。
これらの処理を一画面内のレーザライン光の本数分だけ
繰り返す。
【0023】D/A変換器59はCPU52からのレー
ザパワーレベル信号(デジタル)をアナログ信号に変換
し、レーザドライバ43の基板に伝える。それにより電
子部品の種類によりレーザパワーの調整が可能である。
CPU52からリニアモータドライバ44の基板へは起
動/停止、正転/逆転、リセット、D/A変換器61を
介してのスピード指令信号がそれぞれ出力され、レーザ
ライン光走査を行う。また、PCIバスインターフェー
ス60を介して、PCマザーボード48より、走査回
数、レーザダイオードON位置、レーザダイオードパワ
ーレベル等のコマンドが受信され、逆にCPU52から
はレーザライン走査終了、各種のエラーメッセージ等の
信号がPCマザーボード48に伝えられる。
【0024】以下、このように構成された電子部品実装
装置の動作を図6の流れに沿って説明する。
【0025】まず、ステップS1において、部品実装制
御部41から電子部品に関する情報、例えば電子部品の
種類(BGAかQFPなのか)、端子のピッチと配列等
の情報をLANボード40、PCIバス49を介して受
信する。電子部品30は、図7(A)に示すように、ト
レー13からヘッド部17の吸着ノズル17aによりピ
ップアップ(吸着)され、図7(B)に示したように、
撮像部18の上に電子部品30が位置するようにヘッド
部17がX軸ロボット15及びY軸ロボット16a、1
6bにより移動される。そこで、ステップS2でLED
照明光源31が点灯され、それにより電子部品30の底
面部30bが照明され、その画像がCCDカメラ26に
より撮像され、画像キャプチャーボード47を介してP
Cマザーボード48の画像メモリ48aに取り込まれ
(ステップS3)、続いて、LED照明光源31が消灯
される(ステップS4)。
【0026】電子部品がBGAの場合、画像メモリ48
aに取りこまれた2次元の画像が図8(A)に図示され
ており、その画像が画像処理装置48bで画像処理さ
れ、電子部品30のボールグリッド端子30aの有無、
ボールグリッド端子30aの配列の重心と吸着ノズル中
心とのずれ、ボールグリッド端子30aの配列の傾きを
算出し、位置決めデータが算出される(ステップS
5)。また、電子部品がQFPなどのようにリード端子
30a’を有する電子部品30’の場合にも(図8
(D))、同様な処理が行われる。
【0027】なお、端子配列計算の処理には、種々の方
法(アルゴリズム)があり、ここでは代表的なものを説
明すると次の通りである。まず、QFPなどの四角形の
電子部品30’の1つの辺のリードの傾きを粗く検出
し、次いで、検出されたリードの中から任意に選択され
た2つのリードの位置を大まかに検出し、最後に、大ま
かに検出されたリード位置を基にリード位置を精度良く
検出する。このようにして、QFPのような四角形の電
子部品30’の1つの辺のリードの位置が検出されれ
ば、このリード位置を基に、他の辺のリードについて
は、リード位置を精度良く検出すればよい。
【0028】続いて、ステップS6で端子の有無、リー
ドピッチが適正か否かを判断し、適正でなければステッ
プS7で端子配置エラーを出力し、一方、適正であれ
ば、ステップS8で端子配列の重心位置、端子配列の傾
き(角度)等電子部品検査結果を部品実装制御部41へ
送信する。部品実装制御部41は、電子部品30、3
0’を吸着している吸着ノズル17aを回転させて端子
配列がXY方向に向くように角度補正を行い、ステップ
S9で電子部品30、30’の角度補正完了を受信す
る。このように角度補正された状態が図8(B)、
(E)に図示されている。
【0029】次に、電子部品30、30’の3次元形状
検査が行われる。端子配列計算処理により端子位置は既
知であるからステップS10で必要な端子位置にレーザ
光を走査パルス点灯させてライン光走査画像取込みを行
う。このライン光による走査は以下のようにして行われ
る。
【0030】レーザダイオード21からの光は、図3に
示したように、コリメートレンズ22によって平行光線
となり、フォーカスレンズ23に投光され、フォーカス
レンズ23により電子部品30で小さなスポット径が結
像されるが、ラインジェネレータレンズ25の作用によ
り、一方向に引き伸ばされてライン光25aとなる。本
実施形態では幅30μm、長さ40mmのライン光(紙
面に垂直に伸びている)となるように構成されている。
リニアモータ28により、投光ユニット27は、コリメ
ートレンズ22によって形成された平行光線に向かって
前後直線運動をする。このように、平行光線に向かって
前後直線運動を行っても、フォーカスレンズ23の結像
作用には影響を及ぼさないから、電子部品30には常に
一定の幅のライン光25aが結像される。
【0031】CCDカメラ26の視野は36mm×36
mmで、ノンインターレースであり、またリニアモータ
28のストロークは45mmである。図3において、投
光ユニット27を右端から左に、一定速度700mm/
secで移動させる。CCDカメラ26の視野内の所定
の個所に投光できる位置にきた時に、レーザダイオード
21を50μsec間点灯する。このように所定のピッ
チでフレーム内に複数のライン光を引き光切断線を端子
部に形成して撮像する。
【0032】図8(C)は、角度補正された電子部品3
0にライン光25aを投光している状態であり、この場
合、ライン光25aは端子配列に対して一つおきに投光
され、一回の撮像で複数の端子配列に複数のライン光が
投光される。この撮像画像の一部を取出すと図9のよう
になる。2本の明るい端子配列部分30a間に少し明る
い端子配列部分30dが観察できる。投光した光の拡散
反射による影響である。ソフト処理は投光したボール端
子配列の部分のみを切出して処理するので前記二本のラ
イン光の中間部分は処理されず影響を及ぼさない。
【0033】つぎに未投光の端子配列に対しても前記と
同様にライン光を走査して撮像し、2つの画像からボー
ル端子の高さデータを得ることができる。より精度をあ
げる必要があれば、前後に投光位置をずらせた画像を撮
像してソフト処理する。例えば前記のように投光位置を
前後にずらせた3つの画像から、一つのボール端子に対
し3つの高さデータが得られるから、もっとも高さの高
いデータを採用することができる。
【0034】リード端子を有する電子部品30’に対す
るライン光の投光状態は図8(F)に図示されており、
前後のリード端子に対してはリードの先端付近にライン
光を投光する。左右のリード端子に対してはリード端子
の伸びる方向と平行なライン光をリード端子の中心に投
光する。ボールグリッド端子に投光する場合と同一理由
によりリード端子並びに対して一つおきにライン光を投
光する。
【0035】このようにライン光で走査された電子部品
の3次元画像が画像メモリ48aに取り込まれ(ステッ
プS10)、ステップS11で画像処理装置48bによ
り端子高さ計算処理が行われる。この場合、メモリ画像
に対して、2値化処理、フィルタ処理を行う。本来、電
子部品の底面が平面であればラインが引かれる位置は既
知であるから、これに相当する画素からの距離を計算し
て高さとする処理を行う。
【0036】この高さの計算を行ない、電子部品の端子
平坦度を検出する場合、端子高さのばらつきが判ればよ
いので、絶対高さは必要としない。例えば、BGAの電
子部品のパッケージ底面からBGAのボール頂点迄の高
さ、QFPの電子部品のパッケージ底面からリード端子
最下面迄の高さのようなデータを必要としない。CCD
カメラのフォーカス位置と、レーザライン光のフォーカ
ス位置は一致しており、この位置に平面を置き、リニア
モータのエンコーダのn番目パルスの位置で点灯する
と、視野の中心にラインが引かれるように校正しておけ
ばよい。そしてBGAのボール端子の頂点やリード端子
の下面を前記平面の位置において仮想基準線を用いて高
さ測定を行うようにする。
【0037】図10(A)には、BGAの電子部品30
のボール端子30aの映像と仮想基準線の関係が図示さ
れている。BGAの代わりに前記平面を置き、ボール配
列の位置(リニアモータのエンコーダのm番目パルスの
位置)にライン光を点灯したとき引かれる線74が仮想
基準線であり、75がそのライン光を点灯したときに得
られるボール端子30aの映像である。高さ計算上ボー
ル端子映像75の位置に対して仮想基準線74が近すぎ
る場合は、仮想基準線をシフトさせ、そのシフトされた
仮想線74’を基準線にして計算を行う。すなわち、仮
想基準線74’からボール端子映像75迄の画素数を持
って高さを計算する。
【0038】図10(B)は、QFPのようなリード端
子30a’を持つ電子部品30の例を示すもので、74
は同様に仮想基準線であり、また74’はシフトされた
仮想基準線で、このシフトされた仮想基準線74’から
リード端子最下面迄の画素数をもって高さデータを得る
ようにする。
【0039】続いて、このようにして得られた高さデー
タをもとにステップS12では、最小二乗平面の計算を
行う。これは多重線形回帰により平面近似式a+bx+
cy=zを求める。下記の式から平面式を求めることが
できる。
【0040】
【数1】 上記より求めた最小二乗平面から各端子の距離を計算
し、ステップS13で端子平坦度検査を行い、各端子の
高さが適正か否か判断する。適正でなければ、ステップ
S14において端子高さエラーを出力する。一方、適正
と判断された場合は、ステップS5で得られた位置決め
情報に従って、図7(C)に図示したように、電子部品
30がプリント基板19の上の所定の位置に装着され
る。
【0041】また、ステップS3でCCDカメラの撮像
視野より大きな寸法の電子部品である場合には、一回の
撮像では、2次元データが得られないので、電子部品の
吸着中心を撮像視野の中の角部に配して電子部品を90
度づつ回転させて4回撮像することにより、あるいは電
子部品の吸着中心を撮像視野の中の角部に配して電子部
品を180度回転させて2回撮像することにより、ある
いは電子部品の吸着中心を撮像視野の中の辺部に配して
電子部品を180度回転させて2回撮像することにより
2次元データを取得する。これが図11に図示されてい
る。
【0042】図11(A)に示すように、電子部品30
が大きなBGA等の場合は、電子部品30の回転中心3
0c、すなわち電子部品を吸着している吸着ノズルの中
心をCCDカメラ26の視野26a内の角部に位置させ
る。図11(A)で画像を取込んだ後電子部品30を9
0°回転させて図11(B)の位置で撮像する。このよ
うに電子部品30を90°回転させて4回撮像すること
により一つの電子部品30の画像取込みを行う。またタ
クトタイムを短くするために180°回転させて2回撮
像し、対角に配置する端子の情報から全体の端子配置を
知ることも可能である。
【0043】また、視野26aに入らない長い電子部品
30”の場合には、図11(C)に示すように、電子部
品30”の回転中心30c”を視野26a内の辺よりに
位置させる。この状態で撮像した後に、図11(D)で
示したように、電子部品30”を180°回転させて撮
像することにより一つの電子部品30”の画像取込みを
行う。
【0044】このようにして、CCDカメラの撮像視野
より大きな寸法の電子部品である場合でも、確実に2次
元画像データを取得することができる。
【0045】なお、図5の説明に関連して、CPU52
からのレーザパワーレベル信号(デジタル)がD/A変
換器59によりアナログ信号に変換され、それにより電
子部品の種類によりレーザダイオード21のパワーの調
整が可能であることを説明した。ここで、このレーザパ
ワーを調整してデータを取得する方法を説明する。
【0046】電子部品がリード端子を有する電子部品に
おいては測定面が平面であり、鏡面に近いものがある。
この場合拡散反射光を撮像しにくくなりリードの高さデ
ータが不正確となる。しかしながら鏡面に近いといえど
も、めっきの肌荒れ等があるので、レーザダイオードパ
ワーレベルを上げてより強い光をパルス点灯投光すれ
ば、良好な撮像画像が得られる。これは特にコネクタに
多いので、図12において電子部品がコネクタ35の場
合を例として説明する。
【0047】コネクタ35においても図12(A)に示
すように、一つの撮像画像中にリード端子35aを一つ
おきに複数のライン光36をパルス点灯投光する。しか
しながら上述したように、レーザダイオード21のパワ
ーレベルを上げた場合、本実施形態ではレーザ使用の安
全面から、レーザ放射レベルをクラス1に押さえている
が、このレベルを越えてしまう。従って図12(B)に
示すようにリード端子35aに対して5つおきにパルス
点灯投光して時間平均放射レベルを低くする。この場
合、撮像時間は長くなるが、リード端子の高さは正確に
測定できる。もう一つの方法は図12(C)に示すよう
にコネクタを90°回転させてリード端子35aの並び
方向を一本または二、三本のライン光36をパルス点灯
投光して時間平均放射レベルを低くする。この場合リー
ド端子の一部の高さしか測定できないが測定時問は短く
することができる。
【0048】以上のように一つの撮像画像の中に引かれ
るライン光の本数を減らして、レーザの時間平均放射レ
ベルを低くするようにしている。レーザの時間平均放射
レベル低減の判断はレーザ出力に応じて一つの撮像画像
の中に引かれるライン光の本数を制限するか、一つの撮
像画像の中に引かれる予定のライン光の本数に応じてレ
ーザ出力を可変とする方法がある。
【0049】図13には、本発明の他の実施形態が図示
されている。レーザダイオード81の光はコリメートレ
ンズ82によって平行光線となり、ガルバノミラー86
に投光される。ガルバノミラー86は矢印のように回転
振動し、フォーカスレンズ83の口径内で光を走査す
る。フォーカスレンズ83は受光した平行光線を電子部
品に向けてスポット光に集光する。光は投光ミラー84
によって45°の角度に曲げられて投光され、CCDカ
メラ87により撮像される。
【0050】スポット光はガルバノミラー86で走査さ
れることにより見かけ上のライン光85を形成する。投
光ミラー84とフォーカスレンズ83は同一ユニットに
構成されており、平行光の方向に前後することで、前記
見かけ上のライン光85を走査することができる。ライ
ン光85を形成する期間はレーザダイオード81は連続
点灯となる。これにより図3に示した実施形態と同様
に、ライン光を所定間隔で順次電子部品の端子部に投光
することができる。
【0051】なお、上述した実施形態では、2次元画像
撮像と3次元画像撮像を同一のCCDカメラで行ってい
るが、個々に行ってもよいことはもちろんである。すな
わち2次元画像撮像を行った後に、電子部品の角度補正
をしながら3次元画像撮像部位に移動して3次元画像を
撮像することよっても同一の効果を得ることが可能であ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ヘッ
ド部は停止したままCCDカメラの視野内に複数の光切
断線を引いて高さデータを求め、3次元測定を行ってい
るので、電子部品の平坦度検査が高速にかつ確実にでき
る。従って、電子部品の3次元形状検査が必要な部品を
実装する際の実装タクトタイムを顕著に短縮することが
できる。
【0053】また、本装置においては自由にライン光の
ピッチを変更することができ、必要な部位のみに投光し
て撮像するので3次元データ処理量が少なくてすみ、測
定処理時間の短縮が図られる。更に、リード端子を有す
る電子部品に対して電子部品を回転せずに、ライン光を
走査して測定できるので測定時間を短縮することができ
る。
【0054】また、カメラ視野より大きい電子部品で
も、回転のみで測定できるので、大きな質量のヘッド部
をXYに移動させる必要がないことから測定時間を大幅
に短縮することができる。
【0055】更に、本発明では、鏡面に近い表面状態の
リード端子に対してはレーザ出力レベルを変えて、撮像
するので正確な高さデータを求めることができる。しか
もレーザ放射レベルを押さえる機能があるので使用上の
安全性が保証される。
【0056】また、高さ計算は仮想基準を採用している
ので、物理的な基準面が無くても正確に高さ計算が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電子部品の搭載の流れを説明する説明図
である。
【図2】本発明の電子部品実装装置の外観を示す斜視図
である。
【図3】ライン光を用いて電子部品を撮像する構成を示
した構成図である。
【図4】電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】レーザコントロールボードの詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の電子部品の実装過程を示すフローチャ
ート図である。
【図7】本発明の電子部品の実装過程を示す説明図であ
る。
【図8】電子部品の吸着角度を補正してライン光を引く
状態を示した説明図である。
【図9】ライン光の投光による電子部品の端部の映像を
示した説明図である。
【図10】仮想基準線を用いて高さ測定する状態を示し
た説明図である。
【図11】電子部品を回転させて大きな電子部品を撮像
する状態を示した説明図である。
【図12】電子部品の端子表面に応じてレーザ出力レベ
ルを変化させてライン光を投光する状態を示した説明図
である。
【図13】ライン光を形成する他の実施形態を示した斜
視図である。
【符号の説明】
17 吸着ヘッド部 17a 吸着ノズル 18 撮像部 19 プリント基板 21 レーザダイオード 25 ラインジェネレータレンズ 26 CCDカメラ 28 リニアモータ 31 LED照明光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 勝 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA17 AA20 AA24 AA37 AA47 AA53 CC25 DD06 EE00 FF01 FF02 FF04 FF09 FF15 FF67 GG06 GG07 GG17 HH04 HH05 HH11 JJ03 JJ26 LL10 LL12 LL13 LL62 MM14 MM16 NN02 PP11 QQ18 QQ24 QQ25 QQ31 QQ51 TT02 5E313 AA03 AA04 AA11 AA23 CC03 CC04 EE02 EE03 EE24 EE37 FF05 FF07 FF24 FF28 FF34

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着された電子部品を撮像しその撮像デ
    ータから電子部品を位置決めして基板上に実装する電子
    部品実装方法において、 電子部品を撮像して位置決め用の2次元データを取得
    し、 2次元データに基づき基準角度に対する電子部品の吸着
    角度ずれを補正し、 角度補正された電子部品を撮像して該電子部品の高さデ
    ータを取得し、前記2次元データと前記高さデータから
    該電子部品の検査のための3次元データを取得すること
    を特徴とする電子部品実装方法。
  2. 【請求項2】 ボールグリッド端子を有する電子部品に
    対して、ボール端子の頂点付近にライン光を投光して3
    次元データを取得することを特徴とする請求項1に記載
    の電子部品実装方法。
  3. 【請求項3】 リード端子を有する電子部品に対して、
    リード端子の伸びる方向と平行にライン光を投光して3
    次元データを取得することを特徴とする請求項1に記載
    の電子部品実装方法。
  4. 【請求項4】 一回の撮像で複数のライン光を電子部品
    の異なる端子部に投光して3次元データを取得すること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の電子部品実装方
    法。
  5. 【請求項5】 撮像視野より大きな寸法の電子部品の場
    合、電子部品の吸着中心を撮像視野の中の角部に配して
    電子部品を90度づつ回転させて4回撮像することによ
    り、あるいは電子部品の吸着中心を撮像視野の中の角部
    に配して電子部品を180度回転させて2回撮像するこ
    とにより、あるいは電子部品の吸着中心を撮像視野の中
    の辺部に配して電子部品を180度回転させて2回撮像
    することにより2次元データを取得することを特徴とす
    る請求項1から4までのいずれか1項に記載の電子部品
    実装方法。
  6. 【請求項6】 吸着された電子部品を撮像しその撮像デ
    ータから電子部品を位置決めして基板上に実装する電子
    部品実装方法において、 吸着された電子部品の端子部にライン光を投光し、 投光と撮像のフォーカス点に平面を配置したときに撮像
    されるライン光による光切断線の画素位置または前記画
    素位置から所定距離シフトしたシフト画素位置を仮想基
    準線とし、 前記仮想基準線から電子部品の端子映像迄の画素数に基
    づき端子部の高さを求め該電子部品の検査を行うことを
    特徴とする電子部品実装方法。
  7. 【請求項7】 吸着された電子部品を撮像しその撮像デ
    ータから電子部品を位置決めして基板上に実装する電子
    部品実装方法において、 吸着された電子部品の端子部にレーザライン光を投光
    し、 前記電子部品の端子表面状態に応じてレーザライン光を
    制御し、 レーザライン光による光切断線から端子部の高さを求め
    て該電子部品の検査を行うことを特徴とする電子部品実
    装方法。
  8. 【請求項8】 レーザライン光の制御は、引かれる光切
    断線の数を制限するか、あるいはレーザ出力レベルを調
    節することにより行われることを特徴とする請求項7に
    記載の電子部品実装方法。
  9. 【請求項9】 吸着された電子部品を撮像しその撮像デ
    ータから電子部品を位置決めして基板上に実装する電子
    部品実装装置において、 電子部品の位置決め用2次元データを得るための撮像手
    段と、 電子部品の端子部にライン光を順次間隔をずらして投光
    する手段とを備え、 ライン光で照射された電子部品を撮像して該電子部品の
    検査のための3次元データを取得することを特徴とする
    電子部品実装装置。
  10. 【請求項10】 電子部品をライン光で走査し、ライン
    光が所定の位置にきたときライン光をパルス点灯させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の電子部品実装装置。
  11. 【請求項11】 電子部品に投光するライン光の投光角
    度が一定であることを特徴とする請求項9又は10に記
    載の電子部品実装装置。
  12. 【請求項12】 電子部品に投光するライン光の光源が
    レーザ光であり、撮像手段の受光部が多数の受光素子か
    らなる受光素子アレイであることを特徴とする請求項9
    から11までのいずれか1項に記載の電子部品実装装
    置。
  13. 【請求項13】 一回の撮像で複数のライン光を電子部
    品の異なる端子部に投光して3次元データを取得するこ
    とを特徴とする請求項9から12までのいずれか1項に
    記載の電子部品実装装置。
  14. 【請求項14】 2次元データに基づき基準角度に対す
    る電子部品の吸着角度ずれを補正したあとに、電子部品
    を撮像して3次元データを取得することを特徴とする請
    求項9から13までのいずれか1項に記載の電子部品実
    装装置。
  15. 【請求項15】 ボールグリッド端子を有する電子部品
    に対して、ボール端子の頂点付近にライン光を投光して
    3次元データを取得することを特徴とする請求項9から
    14までのいずれか1項に記載の電子部品実装装置。
  16. 【請求項16】 リード端子を有する電子部品に対し
    て、リード端子の伸びる方向と平行にライン光を投光し
    て3次元データを取得することを特徴とする請求項9か
    ら14までのいずれか1項に記載の電子部品実装装置。
  17. 【請求項17】 電子部品の端子部に対する投光は前記
    電子部品の端子配列に対して、一列おきに行われること
    を特徴とする請求項9から16のいずれか1項に記載の
    電子部品実装装置。
  18. 【請求項18】 撮像視野より大きな寸法の電子部品に
    対し、電子部品の吸着中心を撮像視野の中の角部に配し
    て電子部品を90度づつ回転させて4回撮像することに
    より、あるいは電子部品の吸着中心を撮像視野の中の角
    部に配して電子部品を180度回転させて2回撮像する
    ことにより、あるいは電子部品の吸着中心を撮像視野の
    中の辺部に配して電子部品を180度回転させて2回撮
    像して2次元データを取得することを特徴とする請求項
    9記載の電子部品実装装置。
  19. 【請求項19】 吸着された電子部品を撮像しその撮像
    データから電子部品を位置決めして基板上に実装する電
    子部品実装装置において、 電子部品の位置決め用2次元データを得るための撮像手
    段を設け、 撮像手段の撮像視野より大きな寸法の電子部品に対して
    は、電子部品の吸着中心を撮像視野の中の角部に配して
    電子部品を90度づつ回転させて4回撮像することによ
    り、あるいは電子部品の吸着中心を撮像視野の中の角部
    に配して電子部品を180度回転させて2回撮像するこ
    とにより、あるいは電子部品の吸着中心を撮像視野の中
    の辺部に配して電子部品を180度回転させて2回撮像
    することにより2次元データを取得することを特徴とす
    る電子部品実装装置。
  20. 【請求項20】 吸着された電子部品を撮像しその撮像
    データから電子部品を位置決めして基板上に実装する電
    子部品実装装置において、 電子部品の位置決め用2次元データを得るための撮像手
    段と、 2次元データに基づき基準角度に対する電子部品の吸着
    角度ずれを補正する手段と、 角度補正された電子部品の端子部をレーザ光で走査する
    手段とを備え、 レーザ光で走査された電子部品を撮像して該電子部品の
    請求項1と同様に修正検査のための3次元データを得る
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  21. 【請求項21】 前記レーザ光がライン光であり、ライ
    ン光が伸びる方向と直交する方向に走査されることを特
    徴とする請求項20に記載の電子部品実装装置。
  22. 【請求項22】 前記レーザ光がスポット光であり、ス
    ポット光がX方向及びY方向に走査されることを特徴と
    する請求項20に記載の電子部品実装装置。
  23. 【請求項23】 吸着された電子部品を撮像しその撮像
    データから電子部品を位置決めして基板上に実装する電
    子部品実装装置において、 吸着された電子部品の端子部にライン光を投光する手段
    と、 投光と撮像のフォーカス点に平面を配置したときに撮像
    されるライン光による光切断線の画素位置または前記画
    素位置から所定距離シフトしたシフト画素位置に仮想基
    準線を設定する手段とを有し、 前記仮想基準線から電子部品の端子映像迄の画素数に基
    づき端子部の高さを求め該電子部品の検査を行うことを
    特徴とする電子部品実装装置。
  24. 【請求項24】 吸着された電子部品を撮像しその撮像
    データから電子部品を位置決めして基板上に実装する電
    子部品実装装置において、 吸着された電子部品の端子部にレーザライン光を投光す
    る手段と、 前記電子部品の端子表面状態に応じてレーザライン光を
    制御する手段とを有し、 レーザライン光による光切断線から端子部の高さを求め
    て該電子部品の検査を行うことを特徴とする電子部品実
    装装置。
  25. 【請求項25】 レーザライン光の制御は、引かれる光
    切断線の数を制限するか、あるいはレーザ出力レベルを
    調節することにより行われることを特徴とする請求項2
    4に記載の電子部品実装装置。
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