JP2008128865A - リード線位置検出方法および装置 - Google Patents

リード線位置検出方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008128865A
JP2008128865A JP2006315293A JP2006315293A JP2008128865A JP 2008128865 A JP2008128865 A JP 2008128865A JP 2006315293 A JP2006315293 A JP 2006315293A JP 2006315293 A JP2006315293 A JP 2006315293A JP 2008128865 A JP2008128865 A JP 2008128865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
lead wire
light
imaging
reflected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006315293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Yoshino
信治 吉野
Hiroaki Katsura
浩章 桂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006315293A priority Critical patent/JP2008128865A/ja
Publication of JP2008128865A publication Critical patent/JP2008128865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】電子部品のリード線位置の検出精度を向上させる。
【解決手段】第2ミラー部23には、第1照明部24から第1ミラー部22を介して、電子部品1のリード線2の影響を受けた光が入る。同様に、第1ミラー部22には、第2照明部25から、第2ミラー部23を介して、電子部品1のリード線2の影響を受けた光が入る。撮像部26は、第1ミラー部22と第2ミラー部23に写された画像を2次元データとして取得する。制御装置19は、撮像部26のデータと第1,第2ミラー部22,23の成す角度情報より、リード線位置の演算を行う。電子部品1のリード線2の位置を対象部品等の回転誤差の影響なしに高精度に検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品に係り、特に、リード線付き部品におけるリード線の位置を検出するリード線位置検出方法および装置に関するものである。
近年、電子部品には、本体からリード線を延び出させて構成したものがある。コネクタ,リレー,トランス,ピン挿入型電子部品等がその例である。この種の電子部品はプリント基板等の対象物に挿入されて電子回路を構成するものであり、そのために、プリント基板等の対象物にはリード線を挿入すべき位置が予め設定されている。しかし、電子部品本体の保持ヘッドによる保持位置やリード線の本体に対する取付け位置にズレがあったり、リード線に曲がり等があれば、リード線を所定の接続位置に精度良く挿入することができない。
このために、従来からリード線の位置ズレや曲がりを検出し、挿入位置を補正する方法や、リード線に挿入不可能なほどの位置ズレがある場合にはその電子部品を廃棄したり、リード線の曲がりを矯正する方法等、適宜の処理が行われている。
従来の電子部品におけるリード線の位置を検出する方法としては、電子部品の本体に設けられたリード線の長手方向と直交する切断平面における断面の像を、その切断平面内の3方向以上からリード線の像を撮像して得たデータを処理することにより、リード線の位置を取得するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載された従来の電子部品のリード線位置を検出する装置を示すものである。図10に示すように、電子部品1は、電子部品本体部3を図示されていない駆動系によって保持されており、電子部品本体部3から、出ているリード線2の位置を検出している。
この撮像方法において、レーザダイオード等の発光部4より出射された光は、第1レンズ部5により平行な光に変換される。その平行光の部分に、電子部品1のリード線2を置き、そのリード線2の影響を受けた平行光が、第2レンズ部6によってリニアイメージセンサ等の受光部7に収まるように変換される。そして、その受光部7のデータは、撮像時の回転部8のデータと合わせて、デジタルデータとして、制御装置9に格納される。
この撮像方法において、電子部品1のリード線2のある部分が、リード線2のない他の部分とは異なるデータの形で受光部7にて撮像することが可能となる。
さらに、図11は図10の回転部8が回転して、(a)角度0度,(b)角度45度,(c)角度90度のときのリード線2の受光状態と、検出方法を説明する図である。
ここでは、電子部品1として4本の足のある部品を想定している。まず、図11(a)に示す角度0度のときには、受光部7に、角度0度のデータ11が入力される。次に、回転部8を図11(b)に示す45度に回転させたときに、受光部7に角度45度のデータ12が入力される。次に、回転部8を図11(c)に示す90度に回転させたときに、受光部7に角度90度のデータ13が入力される。
そして、各データを、元の電子部品1のリード線2があった2次元空間14に、投影し、各角度のデータが重なった部分に、検出リード線15があると、計測される。この検出リード線15のデータと、基準のデータとの差分により、電子部品1の挿入位置を補正し、挿入を行っていた。
特許第2899121号公報
しかしながら、前記従来の構成では、対象物もしくは測定部を回転させる必要があって、回転中心の位置ズレ誤差,回転部の倒れ方向の誤差をなくすことが困難であり、検出精度を劣化させるという第1の課題がある。また、測定部のZ方向の1断面しか測定していないため、対象が傾いていたときに、リード線の長さが異なっていた場合には、正確に先端位置を検出することができないという第2の課題がある。また、多リード(2列)部品において撮像回数を少なくすると、検出精度が低下するという第3の課題を有していた。
特に、第3の課題の具体的例としては、図11(a)〜(c)に示す右上の検出リード線15が、元々存在していなかった場合には、図示した3回の撮像では、リード線がないということを検出することができない。
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、電子部品のリード線位置の検出精度を向上したリード線位置検出方法および装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載したリード線位置検出方法は、リード線付き部品のリード線の位置を検出するリード線位置検出方法であって、第1光源から出射した光を第1ミラーで反射し、第1ミラーで反射した光をリード線に照射し、リード線を透過した光を第2ミラーで反射し、第2ミラーで反射した光を撮像手段で撮像する第1撮像工程と、第2光源から出射した光を第2ミラーで反射し、第2ミラーで反射した光をリード線に照射し、リード線を透過した光を第1ミラーで反射させ、第1ミラーで反射した光を撮像手段で撮像する第2撮像工程と、第1撮像工程および第2撮像工程を同時に実施して、リード線の位置を示す画像を撮像手段により撮像し、撮像した画像によりリード線の位置を検出する位置検出工程とを有することを特徴とする。
また、請求項2〜5に記載したリード線位置検出方法は、請求項1のリード線位置検出方法であって、リード線の位置検出工程は、位置検出に加えてリード線長手方向の部品との角度を検出すること、さらに、第1ミラーと第2ミラーの成す角度が、20度以上90度未満であること、さらに、第1光源と第2光源から出射する光の色周波数を異なる周波数とし、撮像手段において特定の色を抽出した光の画像を撮像すること、さらに、撮像手段の撮像した画像を表示手段により表示し、第1ミラーと第2ミラーの成す角度の変更、あるいは撮像手段の撮像領域の変更を行うことを特徴とする。
また、請求項6に記載したリード線位置検出装置は、リード線付き部品のリード線の位置を検出するリード線位置検出装置であって、リード線付き部品を保持する保持手段と、保持手段を移動させる移動手段と、第1光源と、第2光源と、第1光源から出射した光を反射する第1ミラーと、第2光源から出射した光を反射する第2ミラーと、第1光源から第1ミラーを経てリード線を透過し第2ミラーで反射した光、および第2光源から第2ミラーを経てリード線を透過し第1ミラーで反射した光を同時に撮像する撮像手段と、第1ミラーを移動させる第1ミラー移動手段と、第2ミラーを移動させる第2ミラー移動手段と、撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
前記の方法および装置によれば、電子部品のリード線位置を高精度に検出することができる。
本発明によれば、回転誤差、部品の傾きおよびリード線の長短の影響を受けることなく、リード線の位置および傾きを高精度に検出することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるリード線位置検出装置を示す構成図である。ここで、前記従来例を示す図10において説明した構成要件に対応し同等の機能を有するものには同一の符号を付して示し、その重複する説明は省略する。
図1において、電子部品1は、図示していない供給ユニット(保持手段)の把持部21により電子部品本体部3を把持され、図示していないXY(横移動),Z(上下),R(回転)の自由度を持つ駆動系により、リード線位置検出を行う位置に移動していることを示す。
図1に示すように、第2ミラー部(第2ミラー)23には、第1照明部(第1光源)24から第1ミラー部(第1ミラー)22を介して、電子部品1のリード線2の影響を受けた光が入る。同様に、第1ミラー部(第1ミラー)22には、第2照明部(第2光源)25から、第2ミラー部(第2ミラー)23を介して、電子部品1のリード線2の影響を受けた光が入る。
また、撮像手段である撮像部26は、第1ミラー部22と第2ミラー部23に写された画像を2次元データとして取得する。制御装置19は、撮像部26のデータと第1,第2ミラー部22,23の成す角度情報より、リード線位置の演算を行う。
さらに、この光学系について、図2(a),(b)、図3を用いて詳細な説明を行う。図2(a)は、図1に示す第1,第2ミラー部22,23のZ方向において、XY平面での+Z方向から−Z方向を見た図、図2(b)は、図2(a)の矢印B方向からYZ平面の第1ミラー部,第1照明部を見た図である。
図2(a)において、第1照明部24は、発光させた光を、第1ミラー部22に反射させて、電子部品1のリード線2の影を第2ミラー部23に写す機能を有している。リード線2の全てをカバーするために、十分な長さを有しており、XY平面に長く、均一でむらの少ない白色LED照明を用いている。別の方法の照明としては、ハロゲン照明のライトガイドを用いて所定の位置に設置し、拡散板などで、均一性を上げる使い方をしても良い。
また、第1,第2ミラー部22,23は、白色LEDを用いているので、可視光領域の光を全て99%以上で反射する材料を用い、面粗さを極力小さくするために、ガラスを基材として用いている。
次に、ミラー部,照明部の配置は、測定対象である電子部品、例えばコネクタのリード線の配置により決定されるので、コネクタのリード線の配置も含めた説明を行う。
コネクタの多くは、リード線が2列になっている場合、1列目のリード線間のピッチが2mmだとすると、2列目との列間ピッチも2mmになっている場合が多い。このために、45度の角度を付けて、コネクタを横から見ると、ちょうどリード線が重なるという状態になる。そこで、1列のリード線とリード線の間に、2列目のリード線を見るようにするためには、45度の半分の22.5度付近が良い角度となる。ただし、リード線には太さがあるので、今回の説明では、25度の角度を設定角度とした。
図2(a)における25度は、コネクタ(電子部品1)をY軸の原点とすると、第2ミラー部23は+X方向に25度、第1ミラー部22は−X方向に25度の角度に設置した。また、第1,第2ミラー部22,23間のX方向の距離は、対象物の全景が撮像できる距離とした。
照明部のXY空間での位置は、第2ミラー部23にコネクタの全リード線が入り第2ミラー部23に垂直に光を入れるためには、第1ミラー部22から40度の角度で入射させる必要があり、さらに、第1照明部24は、第1ミラー部22に対して、40度の角度で第1ミラー部22に入射させる必要がある。このため第1照明部24の角度は、ミラー部のYZ平面において、図2(b)に示すように第1ミラー部22対して40度の角度になるように配置している。これは、第2照明部25においても同様である。
また図3は、図2(a)に示すA−A’断面において、XZ平面において−Y方向から+Y方向を見た図である。第1,第2ミラー部22,23ともに、XY平面に対して反射する面が45度の角度を持った位置に配置してある。そのため、第1照明部24は、第1ミラー部22に対して、XZ平面において、第1ミラー部22から第1照明部24への端同士での距離が異なることから、その異なる距離の長さに比例して、第1照明部24を傾けて配置する必要がある。これは、図示しないが第2照明部25も同様の配置をとる必要がある。
ここで、撮像部26は、2次元情報を取得できるCCDカメラを用いている。CDカメラに用いたレンズでは、電子部品1のリード線2の位置が、焦点位置からずれる光学系において、テレセントリックレンズを用いて、被写界深度の影響を少なくするばかりでなく、透過照明系を用いることで、レンズの絞りを上げて、さらに被写界深度の影響を少なくしている。なお、カメラはCMOSカメラを用いても良い。
次に、リード線の3次元位置検出方法について、図4,図5を用いて説明する。図5に示すフローチャートのデータ取得処理(S1)では、図4に示すような、撮像エリア29内の画像を取得する。
先端位置計測処理(S2)では、第1,第2ミラー部22,23に写った2つの部分のみについて、リード線位置の計測を行う。
具体的には、1つ目の部分として、リード線の各先端位置であるTnと、その位置からリード線の高さ方向に3〜5画素の部分でのリード線の境界位置P1An,P1Bnを求める(ここで、n=1−1,1−2,…,2−1,2−2,…:各列毎の順番を示すリード線)。各点は、画像エリア29内での画素データとして計測され、X方向とY方向の成分を持つ。この3〜5画素の設定データは部品により任意に設定可能である。
また、2つ目の部分として、リード線の境界位置P1AnとP1Bnからさらに10画素の部分でリード線の根元方向にずれた地点でのリード線の境界位置P2An,P2Bnを求める。同様に各点は、画像エリア29内での画素データとして計測され、X方向とY方向の成分を持つ。ここで10画素としたズレ量も部品により任意に設定可能である。
図6は撮像エリア内の各ミラー部におけるミラー基準座標を説明する図である。図6に示すように、基準となるピンα,βを設けた基準治具を保持手段(把持部)により保持して所定の基準位置に移動させ、撮像した画像のミラー上(第1,第2ミラー部22,23)でのピンαの先端位置(TAα,TBα)をA,B基準点とする。なお、保持手段は基準治具のピンα,βの中心が撮像中心に位置するようにした所定の基準位置に移動する。
そして、図6に示す第1,第2ミラー部22,23に写った基準治具のピンα,βの先端位置(撮像エリア29内の座標:TAα,TAβ,TBα,TBβ)から各ミラー上でピンα,βの先端位置を結んだ線分を各ミラー基準座標のAX,BX軸方向とする。このAX,BX軸方向は第1,第2ミラー部22,23の長手方向と平行となる。
データ変換処理(S3)では、図4に示した第1,第2ミラー部22,23の各ミラーに写ったリード線の各先端位置を、撮像エリア29における位置データ(TAn、TBn)から、第1,第2ミラー部22,23の反射画像でミラー内のA,B基準点を基準として、ミラー部の長手方向をAX方向およびBX方向、短手方向をAY方向およびBY方向とした座標(ミラー基準座標)に座標変換を行う(MTAn、MTBn)。
位置演算処理(S4)では、まず、変換後のデータにおいて、ミラー基準座標のAY,BY方向成分が、対象リード線の実空間でのZ方向の位置を表すので、2つのミラーのAY,BY方向成分の平均値の画素データに、実空間への変換係数をかけて、各リード線の先端位置のZ方向を全て求める。
次に、リード線の実空間でのXY位置を求める方法を説明する。まず、第1ミラー部22のリード線と、第2ミラー部23のリード線のどれとどれが対応するか測定データベースから求める。これにより第1ミラー部22の2本目と、第2ミラー部23の1本目が、リード線(1−1)であることが分かっている。
そこで、第1ミラー部22におけるリード線(1−1)の先端位置TAの座標(TA1−1.X)と(TA1−1.Y)より、ミラー角度25度を用いて、測定対象のリード線への線分の式を導く。その線分は、(数1)
Figure 2008128865
となり、(数2)
Figure 2008128865
となる。
次に、第2ミラー部23におけるリード線(1−1)の先端位置TBの座標(TB1−1.X)と(TB1−1.Y)より、ミラー角度25度を用いて、また撮像中心に対して逆となることから線分は(数3)
Figure 2008128865
となり、(数4)
Figure 2008128865
となる。
ここで、求めた線分の交点で検出リード線の位置を(P1−1.X),(P1−1.Y)とすると(数5)
Figure 2008128865
を解くことで、(P1−1.X)と(P1−1.Y)が(数6)
Figure 2008128865
より求まる。
これを、全てのリード線で演算することにより、各リード線のXYの画素データ位置が求まり、さらに基準位置からの相対位置に変換し、実空間への変換係数をかけて、実空間でのXY位置が求まる。これにより、各リード線の先端位置でのXYZ位置を求めることができる。
次に、リード線の境界位置P2An,P2Bn(根元位置)の座標を用いて、前記と同様のリード線の位置演算を用いることで、リード線上のある一定の位置(根元)のXY位置が求まる。先に求めたリード線の先端位置Tnと、求めたリード線上の位置(P2An,P2Bn)により、リード線の傾き方向を求めることができる。
判定処理(S5)では、各リード線位置の理想データに対してのズレ量を計算し、閾値により判断して、そのまま部品実装の挿入動作をさせるか、廃棄、修正するかの判定を行うことができる。そして、ズレ量が一定量以下のとき(処理S5のYes)、次の処理を行う。
位置補正処理(S6)では、リード線先端位置の重心位置を用いて補正を行い、さらにリード線の傾き方向の平均値を用いて、挿入動作を実行する。この際、位置の補正方法としては、各リード線と穴位置との誤差を最小2乗法で求めて、挿入位置を補正しても良い。
リード線の位置検出後は、電子部品1は、図示していない、XY(横移動),Z(上下),R(回転)の自由度を持つ駆動系により、リード線位置の補正演算を実施し、プリント基板上に移動し、プリント基板の対象物である実装位置に挿入される。
また、判定処理(S5)において、ズレ量が一定量以下でないとき(処理S5のNo)、修正回数判定処理(S7)による判定処理を行い、リード線の位置ズレや曲がりを修正する機構の処理が所定のm回以上実施したかを確認し、m回未満のとき(処理S7のNo)、リード線の位置ズレや曲がり修正機構の修正処理(S8)を実施し、データ取得処理(S1)に戻り前述した処理を繰り返す。そして、m回以上のときには(処理S7のYes)、実装する電子部品1を廃棄する。
なお、修正機構を備えていない場合には、修正回数判定処理(S7)に代えて、例えば把持部21の保持する電子部品1を保持し直しを行って、これを所定回数(2〜3回)実施したことを判断して修正、廃棄しても良い。
また、図7に本実施の形態1のリード線位置検出装置を備えた電子部品実装装置の(a)は正面図、(b)は断面図を示す図である。図7(a)に示すように、電子部品1を供給装置16から把持部21により保持し、プリント基板17上の対象物となる実装位置に搬送、装着を行う。この際、電子部品1を保持する把持部21は、移動手段である移載装置(20a:X方向、20b:Y方向、20c:Z,θ方向)20により供給装置16から認識部28を経てプリント基板17上に移動する。
この部品実装における移動の際に、図7(b)に示すように、制御装置19で制御される認識部28において、前述した第1,第2ミラー部22,23、第1,第2照明部24,25、撮像部26を用いて、電子部品リード線2の位置、方向等を検出および補正して、誤差のない確実な実装処理を可能とする。
以上の構成によれば、コネクタ等の足が2列である部品においても、ミラーを狭角度に配置し、そのミラーを照明の反射にも用いて、さらに、透過照明方式を用いて、被写界深度を高め、対象物や測定系の移動を伴わない誤差成分の少ない光学系を用いることで、高速で高精度な、電子部品のリード線位置検出を実現することができる。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様であっても本発明を実施することができる。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2におけるリード位置検出装置を示す構成図である。図8において、前述の図1で説明した構成要件に対応し同等の機能を有するものには同一の符号を付して示し、その重複する説明は省略する。また、図9は光学系(ミラー部、照明部)の移動手段である駆動系を示す構成図である。
本実施の形態2を示す図8,図9は、主に対象部品(電子部品1)のサイズ,リード線のピッチ等が変わった場合への対応について記載している。
図8に示すように、表示装置30は、撮像部26のデータを常に表示する機能を有し、図9に示す開閉調整機構35は、2つのミラー(第1,第2ミラー部22,23)の傾き角度を維持したまま、撮像中心位置を中心としてミラー間の距離を同時に変更する機能を有している。これは、対象とする電子部品1のサイズが変わった場合に使用する。
また、角度調整機構36は、対象電子部品1の2列間におけるリード線2間のピッチが、1列上のリード線2間のピッチと異なる場合に用いられ、2つのミラーを同時移動し、かつ撮像中心に対し同一角度に設定する機能を有し、この角度調整機構36は、ミラー間の角度を20度から90度の間で調整する機能を有する。
開閉調整機構35と角度調整機構36を用いて2つのミラー間の距離やミラーの傾き角度を調整しているが、第1ミラー部22と第2ミラー部23の夫々に移動手段を設けて、個別にミラーの角度や位置を変更しても良い。
照明調整機構37は、開閉調整機構35と角度調整機構36を用いて、ミラー配置を変更した際に、撮像部26に最適の画像を取得できるように調整する機能を有し、第1,第2照明部24,25のXYZ位置だけでなく、XY平面に対する角度とXZ平面に対する角度をも調整できる機能を有する。
また、図8の撮像部26に設けたズーム機能31は、電子部品1のサイズ,リード線2のピッチが変わり、開閉調整機構35と角度調整機構36によって、ミラー位置を変更した場合に、撮像エリアを変更する必要があるときに用いられ、最適な視野サイズを確保する機能を有する。
電子部品1のサイズ、リード線2のピッチの変更に伴う光学系の変更時には、常に撮像状態を表示しており、表示装置30の画面を見ながら調整することができ、調整の簡易化を図ることが可能である。また、表示装置30には、検出されたリード線2のXY位置を表示する機能も有し、認識状態の確認を行うこともできる。
図8,図9に示す各調整機構の構成として、今回は手動で調整する方法を説明したが、調整機構の駆動部分にモータ等の駆動装置を設け、ズーム,開閉,角度をモータにより自動でセットしても良い。また、電子部品1のCADデータを元に、各調整機構の位置を自動で設定する機能を用いても良い。
また、電子部品1のリード線2の形状によっては、第1照明部24の照明が、第1ミラー部22に反射した後に、電子部品リード線2に反射して、また第1ミラー部22に戻り、撮像部26で取得したリード線2の内部が光って写る場合もある。
リード線2が光ると、認識時にリード線2の位置を誤認識する可能性がある。このような場合には、第1,第2照明部24,25を、補色関係の色をセットとして用いて、例えば、第1照明部24には青色、第2照明部25には赤色を用いて照射を行い、第2ミラー部23から撮像部26の間に青色を透過させる第2光学フィルタ33を用いて、青色のみのデータを取得する。同様に第1ミラー部22から撮像部26の間に赤色を透過させる第1光学フィルタ32を用いて、赤色のみのデータを取得する。
すなわち第1照明部24と第2照明部25から出射する色周波数を異なる周波数にして、撮像部26で特定の色を抽出し所望の色のデータを取得する。この構成によって、リード線2において他方向からの反射光の影響を排除することができる。また、撮像部26にカラーCCDカメラを用いて、光学フィルタを用いずに、色相の差によって、リード線の反射の影響を排除しても良い。
また、本実施の形態2における電子部品のリード線の位置および長手方向の角度を検出する処理は、前述した実施の形態1において説明した処理と同様なため、その説明は省略する。
本発明に係るリード線位置検出方法および装置は、回転誤差、部品の傾きおよびリード線の長短の影響を受けることなく、リード線の位置および傾きを高精度に検出することができ、リード線付き部品におけるリード線の位置を検出として有用である。
本発明の実施の形態1におけるリード線位置検出装置を示す構成図 本実施の形態1におけるリード線位置検出装置のミラー部、照明部で(a)はXY平面の配置、(b)は(a)の矢印B方向からのYZ平面の配置を示す図 本実施の形態1におけるリード線位置検出装置のミラー部、照明部のXZ平面の配置を示す図 本実施の形態1におけるリード線位置検出装置の位置検出を説明する図 本実施の形態1におけるリード線位置検出装置の位置検出のフローチャート 本実施の形態1における撮像エリア内の各ミラー部でのミラー基準座標を説明する図 本実施の形態1のリード線位置検出装置を備えた電子部品実装装置の(a)は正面図、(b)は断面図 本発明の実施の形態2におけるリード線位置検出装置を示す構成図 本発明の実施の形態2におけるリード線位置検出装置の光学系調整機構を示す図 従来の電子部品リード線の位置を検出する装置を示す図 従来の電子部品リード線の検出方法で(a)は角度0度、(b)は角度45度、(c)は角度90度の検出を説明する図
符号の説明
1 電子部品
2 リード線
3 本体部
4 発光部
5 第1レンズ部
6 第2レンズ部
7 受光部
8 回転部
9,19 制御装置
11 角度0度のデータ
12 角度45度のデータ
13 角度90度のデータ
14 2次元空間
15 検出リード線
16 供給装置
17 プリント基板
20 移載装置
20a 移載装置(X方向)
20b 移載装置(Y方向)
20c 移載装置(Z,θ方向)
21 把持部
22 第1ミラー部
23 第2ミラー部
24 第1照明部
25 第2照明部
26 撮像部
28 認識部
29 撮像エリア
30 表示装置
31 ズーム機構
32 第1光学フィルタ
33 第2光学フィルタ
35 開閉調整機構
36 角度調整機構
37 照明調整機構

Claims (6)

  1. リード線付き部品のリード線の位置を検出するリード線位置検出方法であって、
    第1光源から出射した光を第1ミラーで反射し、前記第1ミラーで反射した光を前記リード線に照射し、前記リード線を透過した光を第2ミラーで反射し、前記第2ミラーで反射した光を撮像手段で撮像する第1撮像工程と、
    第2光源から出射した光を前記第2ミラーで反射し、前記第2ミラーで反射した光を前記リード線に照射し、前記リード線を透過した光を前記第1ミラーで反射させ、前記第1ミラーで反射した光を前記撮像手段で撮像する第2撮像工程と、
    前記第1撮像工程および前記第2撮像工程を同時に実施して、前記リード線の位置を示す画像を前記撮像手段により撮像し、前記撮像した画像により前記リード線の位置を検出する位置検出工程とを有することを特徴とするリード線位置検出方法。
  2. 前記リード線の位置検出工程は、位置検出に加えて前記リード線長手方向の前記部品との角度を検出することを特徴とする請求項1に記載のリード線位置検出方法。
  3. 前記第1ミラーと前記第2ミラーの成す角度が、20度以上90度未満であることを特徴とする請求項1または2に記載のリード線位置検出方法。
  4. 前記第1光源と前記第2光源から出射する光の色周波数を異なる周波数とし、前記撮像手段において特定の色を抽出した光の画像を撮像することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリード線位置検出方法。
  5. 前記撮像手段の撮像した画像を表示手段により表示し、前記第1ミラーと前記第2ミラーの成す角度の変更、あるいは前記撮像手段の撮像領域の変更を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリード線位置検出方法。
  6. リード線付き部品のリード線の位置を検出するリード線位置検出装置であって、
    リード線付き部品を保持する保持手段と、前記保持手段を移動させる移動手段と、第1光源と、第2光源と、前記第1光源から出射した光を反射する第1ミラーと、前記第2光源から出射した光を反射する第2ミラーと、
    前記第1光源から前記第1ミラーを経て前記リード線を透過し前記第2ミラーで反射した光、および前記第2光源から前記第2ミラーを経て前記リード線を透過し前記第1ミラーで反射した光を同時に撮像する撮像手段と、
    前記第1ミラーを移動させる第1ミラー移動手段と、前記第2ミラーを移動させる第2ミラー移動手段と、前記撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするリード線位置検出装置。
JP2006315293A 2006-11-22 2006-11-22 リード線位置検出方法および装置 Pending JP2008128865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006315293A JP2008128865A (ja) 2006-11-22 2006-11-22 リード線位置検出方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006315293A JP2008128865A (ja) 2006-11-22 2006-11-22 リード線位置検出方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008128865A true JP2008128865A (ja) 2008-06-05

Family

ID=39554833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006315293A Pending JP2008128865A (ja) 2006-11-22 2006-11-22 リード線位置検出方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008128865A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009276338A (ja) * 2008-04-14 2009-11-26 Ueno Seiki Kk 外観検査装置
CN104019747A (zh) * 2014-05-29 2014-09-03 立讯精密工业(昆山)有限公司 显微镜影像检测装置
CN105392356A (zh) * 2015-12-04 2016-03-09 王越 一种组合精确定位装置及其方法
WO2018042590A1 (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 富士機械製造株式会社 部品実装装置および位置認識方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009276338A (ja) * 2008-04-14 2009-11-26 Ueno Seiki Kk 外観検査装置
CN104019747A (zh) * 2014-05-29 2014-09-03 立讯精密工业(昆山)有限公司 显微镜影像检测装置
CN105392356A (zh) * 2015-12-04 2016-03-09 王越 一种组合精确定位装置及其方法
CN105392356B (zh) * 2015-12-04 2018-10-09 深圳市瓦力自动化有限公司 一种组合精确定位装置及其方法
WO2018042590A1 (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 富士機械製造株式会社 部品実装装置および位置認識方法
JPWO2018042590A1 (ja) * 2016-09-01 2019-06-24 株式会社Fuji 部品実装装置および位置認識方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100413103B1 (ko) 본딩장치 및 본딩방법
US9441957B2 (en) Three-dimensional shape measuring apparatus
TWI663381B (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
KR20010033900A (ko) 스테레오 비젼 라인스캔 센서를 갖는 전자 조립 장치
US20100289891A1 (en) Apparatus for inspecting object under inspection
TW200418352A (en) Measure-device
US8681211B2 (en) High speed optical inspection system with adaptive focusing
JP4315536B2 (ja) 電子部品実装方法及び装置
JP2001160135A (ja) 画像処理方法,画像処理システムおよび補正データ作成方法
EP3282223A1 (en) Three-dimensional shape measuring apparatus
JP2010278323A (ja) 電子部品実装装置
US20150029329A1 (en) Electronic component mounting apparatus and electronic component mounting method
JP2008128865A (ja) リード線位置検出方法および装置
TW201520511A (zh) 三次元測定裝置、三次元測定方法及基板之製造方法
TWI673502B (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
JP2007033202A (ja) 外観検査装置および外観検査方法
US20150029330A1 (en) Electronic component mounting apparatus and electronic component mounting method
JP4197764B2 (ja) 部品撮像装置
JP2006140391A (ja) 部品認識装置及び部品実装装置
JP2002230523A (ja) 検査装置
JP5280918B2 (ja) 形状測定装置
US20150029328A1 (en) Electronic component mounting apparatus and electronic component mounting method
JP2008021680A (ja) 電子部品の端子高さ計測方法
JP2018109550A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
KR20120123538A (ko) 검출 방법 및 검출 장치