JP2001060770A - プリント配線基板 - Google Patents

プリント配線基板

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JP2001060770A JP11235944A JP23594499A JP2001060770A JP 2001060770 A JP2001060770 A JP 2001060770A JP 11235944 A JP11235944 A JP 11235944A JP 23594499 A JP23594499 A JP 23594499A JP 2001060770 A JP2001060770 A JP 2001060770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源端子とグランド端子の間隔の影響を受け
ることなく放射ノイズを低減することができるプリント
配線基板を得る。 【解決手段】 プリント配線基板10Aの電源層14A
において、アレイ状接続型IC50の電源端子に接続さ
れる電源接続パッドVPDに至る電源供給路20の根元
が一箇所となるように、すなわち、アレイ状接続型IC
50の電源端子に対して単一の電源供給路となるように
電源層クリアランスVCLを配置することによって電源
供給路20を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
に係り、より詳しくは、アレイ状接続型集積回路を実装
するプリント配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】外部接続端子が2次元配列されているア
レイ状接続型集積回路(以下、アレイ状接続型ICとい
う)を実装するプリント配線基板では、一般に、上記ア
レイ状接続型ICからの信号線を引き出すためにスルー
ホールを用いてアレイ状接続型ICの実装面と反対側の
面や内層の信号層に配線を行っている。
【0003】この際、信号配線(スルーホール)が、プ
リント配線基板に一般に銅箔によって形成されている電
源層やグランド層に接続されないように該電源層やグラ
ンド層ではクリアランスと呼ばれる銅箔抜きが形成され
る。すなわち、このクリアランスは、電源層では信号や
グランドに対する絶縁の目的で形成され、同様にグラン
ド層では信号や電源に対する絶縁の目的で形成されるも
のである。
【0004】このため、多数の外部接続端子を有するア
レイ状接続型ICを実装するプリント配線基板では、電
源層及びグランド層に対してクリアランスを多数設ける
必要があり、この多数のクリアランスに起因して、アレ
イ状接続型ICの実装部位直下における電源層及びグラ
ンド層のインピーダンスが高くなってしまうため、グラ
ンドバウンスが発生して、アレイ状接続型ICが誤動作
してしまう、という問題点があった。
【0005】また、上記のようなプリント配線基板で
は、アレイ状接続型ICからの信号電流と、該信号電流
と対になるリターン電流とによる電流ループが大きくな
ってしまい、プリント配線基板からの放射ノイズが大き
くなってしまう、という問題点があった。これらの問題
点を具体的に説明すると次のようになる。
【0006】図18には従来のプリント配線基板の電源
層60及びグランド層62の構成例が図示(平面図)さ
れている。
【0007】図18(A)に示すように、このプリント
配線基板における銅箔によって形成された電源層60に
は、実装するアレイ状接続型ICの接続端子に各々対応
した多数の電源層クリアランスVCLが設けられてお
り、該電源層クリアランスVCLの一部(同図では2箇
所)について当該電源層クリアランスVCL内部にグラ
ンド用スルーホールGTHが挿通されている。また、こ
の電源層60には電源層クリアランスVCLが設けられ
ておらず、かつ電源接続パッドVPDが設けられている
箇所(同図では2箇所)があり、この電源接続パッドV
PDには実装するアレイ状接続型ICの電源端子が後述
する電源用スルーホールVTHを介して接続される。
【0008】一方、図18(B)に示すように、このプ
リント配線基板における銅箔によって形成されたグラン
ド層62には、電源層60と同様に、実装するアレイ状
接続型ICの接続端子に各々対応した多数のグランド層
クリアランスGCLが設けられており、該グランド層ク
リアランスGCLの一部(同図では2箇所)について当
該グランド層クリアランスGCL内部に電源用スルーホ
ールVTHが挿通されている。また、このグランド層6
2にはグランド層クリアランスGCLが設けられておら
ず、かつグランド接続パッドGPDが設けられている箇
所(同図では2箇所)があり、このグランド接続パッド
GPDには実装するアレイ状接続型ICのグランド端子
がグランド用スルーホールGTHを介して接続される。
【0009】このように、図18に示す従来のプリント
配線基板では、電源層60やグランド層62に対して、
実装するアレイ状接続型ICの接続端子に各々対応した
多数の電源層クリアランスVCLやグランド層クリアラ
ンスGCLが設けられているため、電源層60における
電源供給路20やグランド層62における電源リターン
路22が狭くなり、アレイ状接続型ICの実装部位直下
における電源層及びグランド層のインピーダンスが高く
なってしまい、グランドバウンスが発生してしまうので
ある。
【0010】また、このプリント配線基板では、アレイ
状接続型ICからの信号電流と、これと対になるリター
ン電流による電流ループが多数のクリアランスに起因し
て大きくなってしまい、プリント配線基板からの放射ノ
イズが大きくなってしまう。
【0011】これらの問題点を解決するために適用し得
る技術として、特開平9−223861号公報、及び特
開平10−303564号公報の各公報に記載の技術が
あった。
【0012】特開平9−223861号公報に記載の技
術は、半導体集積回路(アレイ状接続型ICに相当)に
おける接続用パッドのうちの対をなす電源用パッドとグ
ランド用パッドの間隔を、当該半導体集積回路をプリン
ト配線基板の一方の面に実装したときにプリント配線基
板の他方の面に設けられているデカップリング・コンデ
ンサの1対の電極間隔と見合うようにしたものであり、
これによって電源用パッド、グランド用パッドからほと
んど直下にスルーホールを介して、デカップリング・コ
ンデンサに電源パターンとグランドパターンを接続する
ことができ、従って集積回路の電源用パッド、グランド
用パッドとデカップリング・コンデンサを最短で接続す
ることが可能となり、デカップリング・コンデンサの効
果を十分に引き出すことができるので、プリント配線基
板からの放射ノイズを低減することができる。
【0013】また、特開平10−303564号公報に
記載の技術は、アレイ状接続型ICからの信号線を、該
アレイ状接続型ICの搭載面や該IC搭載面と反対側の
面あるいは内層の信号層を使って引き出して他の部品に
接続する場合、上記ICの直下に当たる内層の電源層や
グランド層が信号接続用のスルーホールで上記アレイ状
接続型ICの周辺から分断されないようにしたものであ
り、これによってグランドのインピーダンスが低くなっ
てグランドバウンスが小さくなり、ICの誤動作を防ぐ
ことができると共に、ICからの信号電流とリターン電
流による電流ループも小さくすることができ、この結果
としてICを搭載したプリント配線基板からの放射ノイ
ズを低減することができるというものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−223861号公報記載の技術では、電源用パ
ッドとグランド用パッドの間隔に関する要件により、実
装対象とするアレイ状接続型ICとして既製品を適用す
ることができない、対をなす電源用パッドとグランド用
パッドの間隔に見合うサイズ以外のデカップリング・コ
ンデンサを使用することが困難である、電源用パッドが
隣接したときにデカップリング・コンデンサが実装でき
ない、といった問題点があった。
【0015】また、上記特開平10−303564号公
報記載の技術では、スルーホールで電源層やグランド層
がアレイ状接続型ICの周辺から分断されないようにす
るために電流の供給路を複数設けた場合、該複数の供給
路によって逆にノイズ電流を外部に流してしまい、この
結果として放射ノイズが増大する場合がある、という問
題点があった。
【0016】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、電源端子とグランド端子の間隔の影響
を受けることなく放射ノイズを低減することができるプ
リント配線基板を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のプリント配線基板は、電源層を有す
ると共にアレイ状接続型集積回路を実装するプリント配
線基板であって、前記アレイ状接続型集積回路の電源端
子に対して単一の電源供給路となるように前記電源層の
クリアランスを配置したことを特徴とするものである。
【0018】請求項1記載のプリント配線基板は、実装
されるアレイ状接続型集積回路の電源端子に対して単一
の電源供給路となるように電源層のクリアランスが配置
される。なお、上記アレイ状接続型集積回路には、BG
A(Ball Grid Array)パッケージのIC、PGA(Pin
Grid Array)パッケージのIC等、外部接続端子がア
レイ状に2次元配列されている全てのICが含まれる。
【0019】このように、請求項1に記載のプリント配
線基板によれば、アレイ状接続型集積回路の電源端子に
対して単一の電源供給路となるように電源層のクリアラ
ンスを配置しているので、電源層における電源供給路が
上記クリアランスによって形成される開口部の外周から
分離され、周辺に漏れ出すノイズ電流を抑制することが
でき、この結果として放射ノイズを低減させることがで
きる。
【0020】また、請求項2記載のプリント配線基板
は、請求項1記載の発明において、前記プリント配線基
板がグランド層を有すると共に、前記アレイ状接続型集
積回路のグランド端子に対して単一の電源リターン路と
なるように前記グランド層のクリアランスを配置したこ
とを特徴とするものである。
【0021】請求項2に記載のプリント配線基板によれ
ば、請求項1記載の発明におけるプリント配線基板がグ
ランド層を有する場合に、実装されるアレイ状接続型集
積回路のグランド端子に対して単一の電源リターン路と
なるようにグランド層のクリアランスが配置される。
【0022】このように、請求項2に記載のプリント配
線基板によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏
することができると共に、アレイ状接続型集積回路のグ
ランド端子に対して単一の電源リターン路となるように
グランド層のクリアランスを配置しているので、グラン
ド層における電源リターン路がグランド層のクリアラン
スによって形成される開口部の外周から分離され、周辺
に漏れ出すノイズ電流を抑制することができ、この結果
として放射ノイズを、より低減させることができる。
【0023】また、請求項3記載のプリント配線基板
は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記ア
レイ状接続型集積回路の電源端子が複数存在する場合、
前記アレイ状接続型集積回路の電源端子に対して単一の
電源供給路となるように前記電源層のクリアランスを配
置する際に、前記電源供給路を各電源端子毎に独立して
設けるか、又は前記電源供給路の根元を1つとして前記
複数の電源端子に接続することを特徴とするものであ
る。
【0024】請求項3に記載のプリント配線基板によれ
ば、請求項1又は請求項2記載の発明において、実装さ
れるアレイ状接続型集積回路の電源端子が複数存在する
場合、当該アレイ状接続型集積回路の電源端子に対して
単一の電源供給路となるように電源層のクリアランスを
配置する際に、上記電源供給路が各電源端子毎に独立し
て設けられるか、又は上記電源供給路の根元が1つとさ
れて上記複数の電源端子に接続される。
【0025】このように、請求項3に記載のプリント配
線基板によれば、請求項1又は請求項2記載の発明にお
いて、実装されるアレイ状接続型集積回路の電源端子が
複数存在する場合、アレイ状接続型集積回路の電源端子
に対して単一の電源供給路となるように電源層のクリア
ランスを配置する際に、電源供給路を各電源端子毎に独
立して設けるか、又は電源供給路の根元を1つとして上
記複数の電源端子に接続しているので、複数の電源端子
を有するアレイ状接続型集積回路を実装する場合につい
ても請求項1又は請求項2記載の発明と同様の効果を奏
することができる。
【0026】なお、上記請求項1乃至請求項3の何れか
1項記載の発明において、前記電源供給路における前記
アレイ状接続型集積回路の電源端子の接続部位近傍にデ
カップリングコンデンサを配置すると共に、該配置のた
めの配線を極力短くすることが好ましい。これによっ
て、アレイ状接続型集積回路の電源端子及びグランド端
子の近傍のインピーダンスが低くなり、ノイズ電流の発
生がより低減されるので、プリント配線基板からの放射
ノイズを、より低減することができる。
【0027】また、上記請求項1乃至請求項3の何れか
1項記載の発明において、前記電源供給路の根元を前記
アレイ状接続型集積回路の直下の電源層の周辺と切り離
し、かつ該切り離した部分にフィルタを実装することに
よって、前記電源供給路と前記アレイ状接続型集積回路
直下の電源層の周辺の一部とを接続することが好まし
い。これによって、電源供給路の入り口から電源層に対
するノイズ電流が流れにくくなるため、プリント配線基
板からの放射ノイズを、より低減することができる。
【0028】この場合は、前記電源供給路における前記
アレイ状接続型集積回路の電源端子の接続部位近傍にデ
カップリングコンデンサを配置すると共に、該配置のた
めの配線を極力短くすることが好ましく、前記電源供給
路の根元に配置されたフィルタに対してデカップリング
コンデンサを付加することも好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
プリント配線基板の実施の形態について詳細に説明す
る。なお、以下の各実施の形態では、プリント配線基板
に実装されるアレイ状接続型ICがBGAパッケージの
ICであり、プリント配線基板が表面(アレイ状接続型
ICを実装する面)及び裏面が各々信号層として構成さ
れ、内層として銅箔により構成された電源層及びグラン
ド層が各々1層ずつ設けられた4層基板である場合の形
態について説明する。また、BGAパッケージのアレイ
状接続型ICは一般に接続端子数が多いが、以下の各実
施の形態では便宜上、電源端子、グランド端子、信号端
子の一部分のみをプリント配線基板への接続対象端子と
する場合について説明する。
【0030】〔第1実施形態〕まず、図1及び図2を参
照して、本第1実施形態に係るプリント配線基板10A
の構成について説明する。なお、図1では、プリント配
線基板10Aにおける信号層、電源層、及びグランド層
の各層の状態を明確化するために、各層を分離した状態
でプリント配線基板を模式的に図示する。
【0031】図1に示すように、本第1実施形態に係る
プリント配線基板10Aには、信号層12Aから信号層
18Aに至る電源用スルーホールVTH、グランド用ス
ルーホールGTH、及び信号用スルーホールSTHが設
けられている。なお、本実施形態における各スルーホー
ルは、信号層12A及び信号層18Aにおいてアレイ状
接続型IC50の対応する接続端子52や各種面実装部
品等に直接接続することができるように構成されている
が、この形態に限定されるものではなく、例えば各スル
ーホールの端部に接続パッドを設けておき、該接続パッ
ドを介して各種部品と接続する形態としてもよい。
【0032】また、本第1実施形態に係るプリント配線
基板10Aの電源層14Aには電源層クリアランスVC
Lが多数設けられている。図2(A)に示すように、電
源層14Aの電源層クリアランスVCLは互いに隣接す
る電源層クリアランスVCLが接触する径とされた円形
状とされており、該互いに隣接する電源層クリアランス
VCLの間が電源供給路20とならないように構成され
ている。
【0033】また、電源層14Aでは、電源供給路20
の根元が一箇所となるように、すなわち、アレイ状接続
型IC50の電源端子に対して単一の電源供給路となる
ように電源層クリアランスVCLが配置されることによ
って電源供給路20が形成されている。
【0034】また、電源層14Aには電源用スルーホー
ルVTHが接続された複数(本実施形態では2)の電源
接続パッドVPDが設けられ、電源供給路20は分岐さ
れて上記複数の電源接続パッドVPDに接続されてお
り、プリント配線基板10Aにアレイ状接続型IC50
が実装された際には、当該アレイ状接続型IC50の電
源端子に対して電源層14Aから電源供給路20、電源
接続パッドVPD及び電源用スルーホールVTHを介し
て電源電流を供給することができるように構成されてい
る。
【0035】また、グランド層16Aにはグランド層ク
リアランスGCLが多数設けられている。図2(B)に
示すように、本第1実施形態におけるグランド層16A
のグランド層クリアランスGCLは、上記電源層クリア
ランスVCLより小さな径の円形状とされており、図1
8(B)に示した従来のグランド層と同様に、互いに隣
接するグランド層クリアランスGCLの間は電源リター
ン路22とされている。
【0036】また、グランド層16Aにはグランド用ス
ルーホールGTHが接続されたグランド接続パッドGP
Dが設けられており、プリント配線基板10Aにアレイ
状接続型IC50が実装された際には、当該アレイ状接
続型IC50のグランド端子からグランド用スルーホー
ルGTH及びグランド接続パッドGPDを介してグラン
ド層16Aへリターン電流を流すことができるように構
成されている。
【0037】一方、プリント配線基板10Aの信号層1
2Aの表面には、信号層12Aにおいて引き回し可能な
信号配線13のパターンが形成されており、信号層18
Aの表面には、信号用スルーホールSTHによって信号
層12Aのアレイ状接続型IC50に対する接続箇所と
接続された信号配線19が形成されている。
【0038】以上のように構成されたプリント配線基板
10Aでは、上述したように電源層14Aにおいて電源
供給路20の根元が一箇所となるように、すなわち、ア
レイ状接続型IC50の電源端子に対して単一の電源供
給路となるように電源層クリアランスVCLを配置する
ことによって、アレイ状接続型IC50の電源端子の電
源層14Aとの接続位置(電源接続パッドVPDの位
置)とその周辺とを極力分離するように構成している。
すなわち、アレイ状接続型IC50等のICの電源端子
の近傍は電流の変化が激しく、ノイズ電流が流れ易いた
め、上記のようにアレイ状接続型IC50の電源端子の
電源層14Aとの接続位置とその周辺とを極力分離する
ように構成することによって、アレイ状接続型IC50
直下の電源層14Aの周辺へのノイズ電流を流れにくく
している。
【0039】一方、本第1実施形態に係るプリント配線
基板10Aでは、上述したようにグランド層16Aにお
いてクリアランスの径を小さくすることによって部品実
装面と反対側の配線のリターン電流経路を十分に確保し
ているので、信号配線とリターン電流のループ面積を小
さくすることができ、各配線からの放射ノイズを低減す
ることができ、この結果としてプリント配線基板10A
全体からの放射ノイズを低減させることができる。
【0040】以上詳細に説明したように、本実施形態に
係るプリント配線基板10Aでは、アレイ状接続型IC
50の電源端子に対して単一の電源供給路となるように
電源層のクリアランスを形成しているので、ノイズ電流
が流れにくくなり、プリント配線基板10Aからの放射
ノイズを低減させることができる。
【0041】また、本実施形態に係るプリント配線基板
10Aでは、グランド層16Aにおいてクリアランスの
径を小さくすることによってリターン電流経路を十分に
確保しているので、プリント配線基板10Aからの放射
ノイズを、より低減させることができる。
【0042】なお、本第1実施形態では、プリント配線
基板10Aの内層におけるアレイ状接続型IC50が実
装される側に電源層14Aを設け、アレイ状接続型IC
50が実装される反対側にグランド層16Aを設けた場
合について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、図3に示すように本第1実施形態と逆の形
態、すなわち、プリント配線基板10Aの内層における
アレイ状接続型IC50が実装される側にグランド層1
6Aを設け、アレイ状接続型IC50が実装される反対
側に電源層14Aを設ける形態とすることもできる。こ
の場合も、本第1実施形態と同様の効果を奏することが
できる。
【0043】〔第2実施形態〕本第2実施形態では電源
層のみではなく、グランド層についても電源リターン路
の根元が一箇所となるように、すなわち、アレイ状接続
型IC50のグランド端子に対して単一の電源リターン
路となるようにクリアランスを形成した場合の形態につ
いて図4及び図5を参照して説明する。なお、図4及び
図5の図1及び図2と同様の部分については図1及び図
2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0044】図4に示すように、本第2実施形態に係る
プリント配線基板10Bは、グランド層16Bの構成の
みが上記第1実施形態に係るプリント配線基板10Aと
異なっている。
【0045】すなわち、本第2実施形態に係るプリント
配線基板10Bのグランド層16Bにはグランド層クリ
アランスGCLが多数設けられている。図5(B)に示
すように、グランド層16Bのグランド層クリアランス
GCLは互いに隣接するグランド層クリアランスGCL
が接触する径とされた円形状とされており、該互いに隣
接するグランド層クリアランスGCLの間が電源リター
ン路22とならないように構成されている。
【0046】また、グランド層16Bでは、電源リター
ン路22の根元が一箇所となるように、すなわち、アレ
イ状接続型IC50のグランド端子に対して単一の電源
リターン路となるようにグランド層クリアランスGCL
を配置することによって電源リターン路22を形成して
いる。
【0047】また、グランド層16Bにはグランド用ス
ルーホールGTHが接続された複数(本実施形態では
2)のグランド接続パッドGPDが設けられ、電源リタ
ーン路22は分岐されて上記複数のグランド接続パッド
GPDに接続されており、プリント配線基板10Bにア
レイ状接続型IC50が実装された際には、当該アレイ
状接続型IC50のグランド端子からグランド層16B
に対してグランド用スルーホールGTH、グランド接続
パッドGPD、及び電源リターン路22を介してリター
ン電流を流すことができるように構成される。なお、図
5(A)に示した電源層14Aは図2(A)と同様のも
のであるので、ここでの説明は省略する。
【0048】以上のように構成されたプリント配線基板
10Bでは、上記第1実施形態と同様に、電源層14A
において電源供給路20の根元が一箇所となるように、
すなわち、アレイ状接続型IC50の電源端子に対して
単一の電源供給路となるように電源層クリアランスVC
Lを配置することによって、アレイ状接続型IC50の
電源端子の電源層14Aとの接続位置(電源接続パッド
VPDの位置)とその周辺とを極力分離するように構成
している。すなわち、アレイ状接続型IC50等のIC
の電源端子の近傍は電流の変化が激しく、ノイズ電流が
流れ易いため、上記のようにアレイ状接続型IC50の
電源端子の電源層14Aとの接続位置とその周辺とを極
力分離するように構成することによって、アレイ状接続
型IC50直下の電源層14Aの周辺へのノイズ電流を
流れにくくしている。
【0049】一方、本第2実施形態に係るプリント配線
基板10Bでは、上述したようにグランド層16Bにお
いても電源リターン路22の根元が一箇所となるよう
に、すなわち、アレイ状接続型IC50のグランド端子
に対して単一の電源リターン路となるようにグランド層
クリアランスGCLを配置することによって、アレイ状
接続型IC50のグランド端子のグランド層16Bとの
接続位置(グランド接続パッドGPDの位置)とその周
辺とを極力分離するように構成している。すなわち、ア
レイ状接続型IC50等のICのグランド端子の近傍は
電流の変化が激しく、ノイズ電流が流れ易いため、上記
のようにアレイ状接続型IC50のグランド端子のグラ
ンド層16Bとの接続位置とその周辺とを極力分離する
ように構成することによって、アレイ状接続型IC50
直下のグランド層16Bの周辺へのノイズ電流を流れに
くくしている。
【0050】以上詳細に説明したように、本実施形態に
係るプリント配線基板10Bでは、アレイ状接続型IC
50の電源端子に対して単一の電源供給路となるように
電源層のクリアランスを形成していると共にアレイ状接
続型IC50のグランド端子に対しても単一の電源リタ
ーン路となるようにグランド層のクリアランスを形成し
ているので、ノイズ電流が流れにくくなり、プリント配
線基板10Bからの放射ノイズを低減させることができ
る。
【0051】〔第3実施形態〕本第3実施形態では、電
源層における電源供給路をアレイ状接続型IC50の電
源端子毎に独立して設ける場合のプリント配線基板の形
態について図6を参照して説明する。なお、図6の図2
と同様の部分については図2と同一の符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0052】図6(A)に示すように、本第3実施形態
に係るプリント配線基板10Cの電源層14Bでは、2
つの電源接続パッドVPDの各々に対して電源供給路2
0が1つずつ設けられている。すなわち、電源層14B
には電源層クリアランスVCLが多数設けられていると
共に、該電源層クリアランスVCLは互いに隣接する電
源層クリアランスVCLが接触する径とされた円形状と
されており、該互いに隣接する電源層クリアランスVC
Lの間が電源供給路20とならないように構成されてい
る。
【0053】また、電源層14Bでは、各電源接続パッ
ドVPDに至る電源供給路20の各々の根元が一箇所と
なるように、すなわち、アレイ状接続型IC50の各電
源端子に対して各々単一の電源供給路となるように電源
層クリアランスVCLを配置することによって各電源供
給路20を形成している。従って、電源層14Bに設け
られている各電源接続パッドVPDには各々独立した電
源供給路20によって電源電流が供給されることにな
る。なお、図6(B)に示すグランド層16Aは図2
(B)と同様のものであるので、ここでの説明は省略す
る。
【0054】以上のように構成されたプリント配線基板
10Cでは、上述したように電源層14Bにおいて各電
源供給路20の根元が一箇所となるように、すなわち、
アレイ状接続型IC50の各電源端子に対して各々単一
の電源供給路となるように電源層クリアランスVCLを
配置することによって、アレイ状接続型IC50の電源
端子の電源層14Bとの接続位置(各電源接続パッドV
PDの位置)とその周辺とを極力分離するように構成し
ている。すなわち、アレイ状接続型IC50等のICの
電源端子の近傍は電流の変化が激しく、ノイズ電流が流
れ易いため、上記のようにアレイ状接続型IC50の電
源端子の電源層14Bとの接続位置とその周辺とを極力
分離するように構成することによって、アレイ状接続型
IC50直下の電源層14Bの周辺へのノイズ電流を流
れにくくしている。
【0055】一方、本第3実施形態に係るプリント配線
基板10Cでは、上記第1実施形態と同様に、グランド
層16Aにおいてクリアランスの径を小さくすることに
よって部品搭載面と反対側の配線のリターン電流経路を
十分に確保しているので、信号配線とリターン電流のル
ープ面積を小さくすることができ、各配線からの放射ノ
イズを低減することができ、この結果としてプリント配
線基板10C全体からの放射ノイズを低減させることが
できる。
【0056】以上詳細に説明したように、本実施形態に
係るプリント配線基板10Cでは、アレイ状接続型IC
50の各電源端子に対して単一の電源供給路となるよう
に電源層のクリアランスを形成しているので、上記第1
実施形態と同様に、ノイズ電流が流れにくくなり、プリ
ント配線基板10Cからの放射ノイズを低減させること
ができる。
【0057】また、本実施形態に係るプリント配線基板
10Cでは、グランド層16Aにおいてクリアランスの
径を小さくすることによってリターン電流経路を十分に
確保しているので、プリント配線基板10Cからの放射
ノイズを、より低減させることができる。
【0058】なお、本第3実施形態では、電源層14B
のみにおいて各電源供給路の根元が一箇所となるように
クリアランスを形成した場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、グランド層につい
ても電源リターン路の根元が一箇所となるようにクリア
ランスを形成する形態とすることもできる。
【0059】図7には、この場合のプリント配線基板1
0Dにおける電源層14B及びグランド層16Cの構成
が示されている。この場合、図7(B)に示すように、
グランド層16Cにおいても電源層14Bと同様に、2
つのグランド接続パッドGPDの各々に対して電源リタ
ーン路22を1つずつ設けている。すなわち、グランド
層16Cにはグランド層クリアランスGCLが多数設け
られていると共に、該グランド層クリアランスGCLは
互いに隣接するグランド層クリアランスGCLが接触す
る径とされた円形状とされており、該互いに隣接するグ
ランド層クリアランスGCLの間が電源リターン路22
とならないように構成されている。
【0060】また、グランド層16Cでは、各グランド
接続パッドGPDに至る電源リターン路22の各々の根
元が一箇所となるように、すなわち、アレイ状接続型I
C50の各グランド端子に対して各々単一の電源リター
ン路となるようにグランド層クリアランスGCLを配置
することによって各電源リターン路22を形成してい
る。従って、グランド層16Cに設けられている各グラ
ンド接続パッドGPDからは各々独立した電源リターン
路22によってリターン電流が流れることになる。
【0061】従って、この場合は、グランド層16Cに
おいて各電源リターン路22の根元が一箇所となるよう
にグランド層クリアランスGCLを配置することによっ
て、アレイ状接続型IC50のグランド端子のグランド
層16Cとの接続位置(各グランド接続パッドGPDの
位置)とその周辺とを極力分離するように構成してい
る。すなわち、アレイ状接続型IC50等のICのグラ
ンド端子の近傍は電流の変化が激しく、ノイズ電流が流
れ易いため、上記のようにアレイ状接続型IC50のグ
ランド端子のグランド層16Cとの接続位置とその周辺
とを極力分離するように構成することによって、アレイ
状接続型IC50直下のグランド層16Cの周辺へのノ
イズ電流を流れにくくしている。
【0062】すなわち、この場合は、アレイ状接続型I
C50の各電源端子に対して各々単一の電源供給路とな
るように電源層のクリアランスを形成していると共に、
アレイ状接続型IC50の各グランド端子に対して各々
単一の電源リターン路となるようにグランド層のクリア
ランスを形成しているので、ノイズ電流が流れにくくな
り、プリント配線基板10Dからの放射ノイズを低減さ
せることができる。
【0063】なお、図7(A)に示す電源層14Bは図
6(A)と同様のものであるので、ここでの説明は省略
する。
【0064】〔第4実施形態〕本第4実施形態では、上
記第1実施形態に示したプリント配線基板10Aに対し
てノイズ低減用のデカップリングコンデンサ30を適用
する形態について図8を参照して説明する。なお、図8
の図1と同様の部分については図1と同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0065】同図に示すように、本第4実施形態に係る
プリント配線基板10Eは、信号層18Bの電源用スル
ーホールVTHとグランド用スルーホールGTHとの間
にデカップリングコンデンサ30が接続されている点の
みが上記第1実施形態に係るプリント配線基板10Aと
異なっている。
【0066】ここで、デカップリングコンデンサ30は
電源用スルーホールVTHとグランド用スルーホールG
THの近傍に配置されており、配線長が短くされてい
る。
【0067】このように、本第4実施形態に係るプリン
ト配線基板10Eでは、上記第1実施形態と同様の効果
を奏することができると共に、デカップリングコンデン
サ30をアレイ状接続型IC50の電源端子及びグラン
ド端子の近傍に配置しているので、該電源端子及びグラ
ンド端子の各近傍におけるインピーダンスが低くなり、
ノイズ電流の発生がより低減されるため、デカップリン
グコンデンサ30を用いない場合(上記第1実施形態の
場合等)に比較して、プリント配線基板10Eからの放
射ノイズを、より低減させることができる。
【0068】なお、本第4実施形態では、上記第1実施
形態に係るプリント配線基板10Aに対してデカップリ
ングコンデンサ30を適用した場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
図9に示すように、上記第2実施形態に係るプリント配
線基板10B(図4も参照)に対してデカップリングコ
ンデンサ30を適用する形態とすることもできる。な
お、図9の図4と同様の部分については図4と同一の符
号が付してある。
【0069】このように構成されたプリント配線基板1
0Fにおいても、本第4実施形態と同様の効果を奏する
ことができる。
【0070】〔第5実施形態〕本第5実施形態では、上
記第4実施形態に係るプリント配線基板10Eに対し
て、更にフィルタを適用する場合の形態について図10
を参照して説明する。なお、図10の図8と同様の部分
については図8と同一の符号を付して、その説明を省略
する。
【0071】同図に示すように、本第5実施形態に係る
プリント配線基板10Gは、電源層14Cにおける電源
供給路20をアレイ状接続型IC50の直下の外側にあ
る銅箔部分と分離し、該分離箇所近傍の銅箔部分に各々
電源接続パッドVPDを設けると共に、これらの電源接
続パッドVPDに接続された電源用スルーホールVTH
を各々設け、かつ該電源用スルーホールVTHの各々の
間に信号層18Cにおいてフィルタ部32を設ける。
【0072】なお、本第5実施形態におけるフィルタ部
32は、図13(a)に示すように各電源用スルーホー
ルVTHから引き出されたパターンの各々に対してフィ
ルタ接続パッドFPDを設け、各フィルタ接続パッドF
PDの間にフィルタ36を接続して構成したものであ
る。
【0073】以上のように構成されたプリント配線基板
10Gでは、電源層14Cにおいて電源供給路20の根
元が一箇所となるように、すなわち、アレイ状接続型I
C50の電源端子に対して単一の電源供給路となるよう
に電源層クリアランスVCLを配置し、かつ電源供給路
20をアレイ状接続型IC50の直下の外側にある銅箔
部分と分離し、該分離箇所の間にフィルタ部32を設け
ることによって、アレイ状接続型IC50の電源端子の
電源層14Cとの接続位置(電源接続パッドVPDの位
置)とその周辺とを分離するように構成している。すな
わち、アレイ状接続型IC50等のICの電源端子の近
傍は電流の変化が激しく、ノイズ電流が流れ易いため、
以上のようにアレイ状接続型IC50の電源端子の電源
層14Cとの接続位置とその周辺とを分離するように構
成することによって、アレイ状接続型IC50直下の電
源層14Cの周辺へのノイズ電流を流れにくくしてい
る。
【0074】一方、本第5実施形態に係るプリント配線
基板10Gでは、上述したようにグランド層16Aにお
いてクリアランスの径を小さくすることによって部品実
装面と反対側の配線のリターン電流経路を十分に確保し
ているので、信号配線とリターン電流のループ面積を小
さくすることができ、各配線からの放射ノイズを低減す
ることができ、この結果としてプリント配線基板10G
全体からの放射ノイズを低減させることができる。
【0075】以上詳細に説明したように、本実施形態に
係るプリント配線基板10Gでは、アレイ状接続型IC
50の電源端子に対して単一の電源供給路となるように
電源層のクリアランスを形成すると共に、電源供給路に
対してフィルタを設けているので、ノイズ電流が流れに
くくなり、プリント配線基板10Gからの放射ノイズを
低減させることができる。
【0076】また、本実施形態に係るプリント配線基板
10Gでは、グランド層16Aにおいてクリアランスの
径を小さくすることによってリターン電流経路を十分に
確保しているので、プリント配線基板10Gからの放射
ノイズを、より低減させることができる。
【0077】なお、本第5実施形態では、図8に示した
プリント配線基板10Eに対してフィルタを適用した場
合について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、図11に示すように図9に示したプリント配
線基板10Fに対してフィルタを適用する形態とするこ
ともできる。このように構成されたプリント配線基板1
0Hにおいても、本第5実施形態と同様の効果を奏する
ことができる。
【0078】また、本第5実施形態では、電源層14C
のみに対してフィルタを適用した場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば電
源層14Cに加えてグランド層についてもフィルタを適
用する形態としてもよい。
【0079】図12には、このように構成されたプリン
ト配線基板10Iの構成例が示されている。同図に示す
ように、このプリント配線基板10Iでは、グランド層
16Dにおける電源リターン路22をアレイ状接続型I
C50の直下の外側にある銅箔部分と分離し、該分離箇
所近傍の銅箔部分に各々グランド接続パッドGPDを設
けると共に、これらのグランド接続パッドGPDに接続
されたグランド用スルーホールGTHを各々設け、かつ
該グランド用スルーホールGTHの各々の間に信号層1
8Dにおいてフィルタ部34を設けている。なお、プリ
ント配線基板10Iにおけるフィルタ部34は、フィル
タ部32と同様に、図13(a)に示す形態とされてい
る。なお、この場合は、図13(a)におけるスルーホ
ールがグランド用スルーホールGTHとされる。
【0080】以上のように構成されたプリント配線基板
10Iでは、電源層14Cにおいて電源供給路20の根
元が一箇所となるように、すなわち、アレイ状接続型I
C50の電源端子に対して単一の電源供給路となるよう
に電源層クリアランスVCLを配置し、かつ電源供給路
20をアレイ状接続型IC50の直下の外側にある銅箔
部分と分離し、該分離箇所の間にフィルタ部32を接続
することによって、アレイ状接続型IC50の電源端子
の電源層14Bとの接続位置(電源接続パッドVPDの
位置)とその周辺とを分離するように構成している。す
なわち、アレイ状接続型IC50等のICの電源端子の
近傍は電流の変化が激しく、ノイズ電流が流れ易いた
め、上記のようにアレイ状接続型IC50の電源端子の
電源層14Cとの接続位置とその周辺とを分離するよう
に構成することによって、アレイ状接続型IC50直下
の電源層14Cの周辺へのノイズ電流を流れにくくして
いる。
【0081】一方、このプリント配線基板10Iでは、
グランド層16Dにおいて電源リターン路22の根元が
一箇所となるように、すなわち、アレイ状接続型IC5
0のグランド端子に対して単一の電源リターン路となる
ようにグランド層クリアランスGCLを配置し、かつ電
源リターン路22をアレイ状接続型IC50の直下の外
側にある銅箔部分と分離し、該分離箇所の間にフィルタ
部34を接続することによって、アレイ状接続型IC5
0のグランド端子のグランド層16Dとの接続位置(グ
ランド接続パッドGPDの位置)とその周辺とを分離す
るように構成している。すなわち、アレイ状接続型IC
50等のICのグランド端子の近傍は電流の変化が激し
く、ノイズ電流が流れ易いため、上記のようにアレイ状
接続型IC50のグランド端子のグランド層16Dとの
接続位置とその周辺とを分離するように構成することに
よって、アレイ状接続型IC50直下のグランド層16
Dの周辺へのノイズ電流を流れにくくしている。
【0082】従って、このプリント配線基板10Iにお
いては、フィルタ部34を適用しない場合(図11に示
すプリント配線基板10Hの場合等)に比較して、プリ
ント配線基板10Iからの放射ノイズを、より低減させ
ることができる。
【0083】また、本第5実施形態では、フィルタ部3
2(フィルタ部34)として図13(a)に示す形態を
適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、図13(b)に示す形態
や、図13(c)に示す形態を適用することもできる。
【0084】図13(b)及び図13(c)に示す形態
は、フィルタ36の出力端子にコンデンサ38や該コン
デンサ38に加えてコンデンサ40を接続したものであ
る。このように、これらの形態ではフィルタ36の出力
端子にコンデンサが接続されているので、デカップリン
グコンデンサ30を用いることなく電源供給路20(電
源リターン路22)のインピーダンスを低減することが
でき、電源端子やグランド端子からのノイズ電流を低減
することができ、プリント配線基板からの放射ノイズを
低減させることができる。
【0085】〔シミュレーション例〕図14及び図15
の紙面左側の図は、従来のプリント配線基板の一例とし
て、クリアランスにより幾つかの開口部が発生した場合
の状態を簡略的にモデル化し、このときの電流分布をシ
ミュレーションしたものである。同図に示すようにアレ
イ状接続型ICの直下にある電源層及びグランド層の周
辺へ高密度なノイズ電流が流れていく様子が分かる。
【0086】一方、図14の紙面右側の図は、電源層に
ついては電源供給路の根元が一箇所となるようにクリア
ランスを形成し、かつグランド層については電源リター
ン路の根元が一箇所となるようにクリアランスを形成す
ると共に、アレイ状接続型ICの実装面の反対側の面に
おいて電源用スルーホールとグランド用スルーホールと
の間にデカップリングコンデンサを接続した場合を想定
して、簡略的にモデル化し、このときの電流分布をシミ
ュレーションしたものである。
【0087】同図に示すように、この場合は図14の紙
面左側に示した図に比較して、比較的電流密度が高い領
域の面積がかなり狭くなっており、全体的な電流密度が
低減したことが分かる。従って、この場合には、ノイズ
電流に起因する放射ノイズを大幅に低減させることがで
きる。
【0088】一方、図15の紙面右側に示した図は、電
源層のみについて電源供給路の根元が一箇所となるよう
にクリアランスを形成すると共に、アレイ状接続型IC
の実装面の反対側の面において電源用スルーホールとグ
ランド用スルーホールとの間にデカップリングコンデン
サを接続した場合を想定して、簡略的にモデル化し、こ
のときの電流分布をシミュレーションしたものである。
【0089】同図に示すように、この場合も図14紙面
右側に示した図の場合と同様に、図15紙面左側に示し
た図に比較して、比較的電流密度が高い領域の面積がか
なり狭くなっており、全体的な電流密度が低減したこと
が分かる。従って、この場合も、ノイズ電流に起因する
放射ノイズを大幅に低減させることができる。
【0090】一方、図16及び図17は、本発明のリタ
ーン電流に対する悪影響の度合いを調べるために行った
シミュレーション結果であり、図16及び図17の紙面
左側の図は、従来のプリント配線基板の一例として、ク
リアランスにより幾つかの開口部が発生し、かつ信号配
線を考慮した場合の状態を簡略的にモデル化し、このと
きの電流分布をシミュレーションしたものである。
【0091】これに対し、図16の紙面右側の図は、電
源層については電源供給路の根元が一箇所となるように
クリアランスを形成し、かつグランド層については電源
リターン路の根元が一箇所となるようにクリアランスを
形成すると共に、アレイ状接続型ICの実装面の反対側
の面において電源用スルーホールとグランド用スルーホ
ールとの間にデカップリングコンデンサを接続し、かつ
信号配線を考慮した場合を想定して、簡略的にモデル化
し、このときの電流分布をシミュレーションしたもので
ある。
【0092】図16に示したリターン電流を考慮したモ
デルにおける両者(従来のプリント配線基板と本発明に
係るプリント配線基板)の電流分布の差は殆どない。
【0093】一方、図17紙面右側の図は、電源層のみ
について電源供給路の根元が一箇所となるようにクリア
ランスを形成すると共に、アレイ状接続型ICの実装面
の反対側の面において電源用スルーホールとグランド用
スルーホールとの間にデカップリングコンデンサを接続
し、かつ信号配線を考慮した場合を想定して、簡略的に
モデル化し、このときの電流分布をシミュレーションし
たものである。
【0094】図17に示したリターン電流を考慮したモ
デルにおける両者(従来のプリント配線基板と本発明に
係るプリント配線基板)の電流分布の差は若干あるもの
の強度の差は殆どない。
【0095】以上のシミュレーション結果により、本発
明を適用することによって、リターン電流に対する悪影
響が殆どない状態で、プリント配線基板からの放射ノイ
ズを低減することができることが判明した。
【0096】なお、上記各実施形態では、本発明のアレ
イ状接続型ICとしてBGAパッケージのICを適用
し、本発明のプリント配線基板を電源層、グランド層、
及び2つの信号層を有する4層基板に適用した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、本発明のアレイ状接続型ICとしてPGA
パッケージのICを適用する形態としてもよく、本発明
のプリント配線基板を電源層及びグランド層のみを有す
る2層基板や、電源層、グランド層、及び信号層を各々
1層ずつ有する3層基板、電源層、グランド層、及び信
号層を各々複数有する5層以上の多層基板等に適用する
形態とすることもできる。
【0097】また、上記各実施形態では、クリアランス
を互いに隣接するクリアランスが接触する径とされた円
形状とした場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、クリアランスの形状は円形以外
の例えば楕円状、三角形状、矩形状、台形状、5角形以
上の多角形状等とする形態とすることもでき、クリアラ
ンスの寸法も任意のものを設定することができる。従っ
て、クリアランスの寸法を上記各実施形態に示したもの
より大きなものとすることによって、クリアランスの数
を削減することができ、プリント配線基板の製造コスト
を低減することができる。
【0098】
【発明の効果】請求項1に記載のプリント配線基板によ
れば、アレイ状接続型集積回路の電源端子に対して単一
の電源供給路となるように電源層のクリアランスを配置
しているので、電源層における電源供給路が上記クリア
ランスによって形成される開口部の外周から分離され、
周辺に漏れ出すノイズ電流を抑制することができ、この
結果として放射ノイズを低減させることができる、とい
う効果が得られる。
【0099】また、請求項2に記載のプリント配線基板
によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏するこ
とができると共に、アレイ状接続型集積回路のグランド
端子に対して単一の電源リターン路となるようにグラン
ド層のクリアランスを配置しているので、グランド層に
おける電源リターン路がグランド層のクリアランスによ
って形成される開口部の外周から分離され、周辺に漏れ
出すノイズ電流を抑制することができ、この結果として
放射ノイズを、より低減させることができる、という効
果が得られる。
【0100】更に、請求項3に記載のプリント配線基板
によれば、請求項1又は請求項2記載の発明において、
実装されるアレイ状接続型集積回路の電源端子が複数存
在する場合、アレイ状接続型集積回路の電源端子に対し
て単一の電源供給路となるように電源層のクリアランス
を配置する際に、電源供給路を各電源端子毎に独立して
設けるか、又は電源供給路の根元を1つとして上記複数
の電源端子に接続しているので、複数の電源端子を有す
るアレイ状接続型集積回路を実装する場合についても請
求項1又は請求項2記載の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るプリント配線基板の全体
構成を模式的に示す斜視図である。
【図2】 第1実施形態に係るプリント配線基板の部分
構成を示す図であり、(A)は電源層を、(B)はグラ
ンド層を、各々示す平面図である。
【図3】 第1実施形態に係るプリント配線基板の他の
構成例を模式的に示す斜視図である。
【図4】 第2実施形態に係るプリント配線基板の全体
構成を模式的に示す斜視図である。
【図5】 第2実施形態に係るプリント配線基板の部分
構成を示す図であり、(A)は電源層を、(B)はグラ
ンド層を、各々示す平面図である。
【図6】 第3実施形態に係るプリント配線基板の部分
構成を示す図であり、(A)は電源層を、(B)はグラ
ンド層を、各々示す平面図である。
【図7】 第3実施形態に係るプリント配線基板の他の
構成例を示す図であり、(A)は電源層を、(B)はグ
ランド層を、各々示す平面図である。
【図8】 第4実施形態に係るプリント配線基板の全体
構成を模式的に示す斜視図である。
【図9】 第4実施形態に係るプリント配線基板の他の
構成例を模式的に示す斜視図である。
【図10】 第5実施形態に係るプリント配線基板の全
体構成を模式的に示す斜視図である。
【図11】 第5実施形態に係るプリント配線基板の他
の構成例を模式的に示す斜視図である。
【図12】 第5実施形態に係るプリント配線基板の更
に他の構成例を模式的に示す斜視図である。
【図13】 (a)、(b)、(c)とも、第5実施形
態に係るプリント配線基板に適用されるフィルタ部の構
成例を示す平面図である。
【図14】 本発明の効果の説明に供する電流密度分布
図である。
【図15】 本発明の効果の説明に供する他の電流密度
分布図である。
【図16】 本発明の効果の説明に供する更に他の電流
密度分布図である。
【図17】 本発明の効果の説明に供する更に他の電流
密度分布図である。
【図18】 従来のプリント配線基板の構成を示す図で
あり、(A)は電源層を、(B)はグランド層を、各々
示す平面図である。
【符号の説明】
10A〜10I プリント配線基板 12A〜12C 信号層 14A〜14C 電源層 16A〜16D グランド層 18A〜18D 信号層 20 電源供給路 22 電源リターン路 30 デカップリングコンデンサ 32 フィルタ部 34 フィルタ部 50 アレイ状接続型IC(アレイ状接続型集積回
路) 52 接続端子 GCL グランド層クリアランス VCL 電源層クリアランス GPD グランド接続パッド VPD 電源接続パッド GTH グランド用スルーホール STH 信号用スルーホール VTH 電源用スルーホール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源層を有すると共にアレイ状接続型集
    積回路を実装するプリント配線基板であって、 前記アレイ状接続型集積回路の電源端子に対して単一の
    電源供給路となるように前記電源層のクリアランスを配
    置したことを特徴とするプリント配線基板。
  2. 【請求項2】 前記プリント配線基板がグランド層を有
    すると共に、 前記アレイ状接続型集積回路のグランド端子に対して単
    一の電源リターン路となるように前記グランド層のクリ
    アランスを配置したことを特徴とする請求項1記載のプ
    リント配線基板。
  3. 【請求項3】 前記アレイ状接続型集積回路の電源端子
    が複数存在する場合、前記アレイ状接続型集積回路の電
    源端子に対して単一の電源供給路となるように前記電源
    層のクリアランスを配置する際に、前記電源供給路を各
    電源端子毎に独立して設けるか、又は前記電源供給路の
    根元を1つとして前記複数の電源端子に接続することを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のプリント配線基
    板。
JP23594499A 1999-08-23 1999-08-23 プリント配線基板 Expired - Lifetime JP3855549B2 (ja)

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