JP2001060735A - 光半導体素子収納用パッケージ - Google Patents
光半導体素子収納用パッケージInfo
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Abstract
長辺方向の反りによる影響を受けず、リード端子に接続
するボンディングワイヤを短線化して高周波信号の伝送
特性を改善すること。 【解決手段】上面に光半導体素子4が載置される載置部
1aを有する略長方形の基体1と、基体1に載置部1a
を囲繞するように接合された略長方形の枠体2とを具備
し、基体1の両短辺にネジ止め部15を設けるととも
に、枠体2の一方の長辺側側部に光ファイバ固定部材8
を、他方の長辺側側部にリード端子部材7を配設した。
Description
ォトダイオード等の光半導体素子を収納する光半導体素
子収納用パッケージであって、他の回路基板等への固定
時および固定後の光軸のズレを解消し、また電気的特性
を向上させたものに関する。
(以下、光パッケージという)Pを図4,図5に示す。
半導体レーザやフォトダイオード等の光半導体素子を収
納するための光パッケージPは、基本的に平板状の基体
21と、基体21上に接着固定され箱状の側壁を構成す
る枠体22とから成る。そして、基体21は銅(Cu)
−タングステン(W)合金等から成り、上面の中央領域
に光半導体素子24が載置される光半導体素子24の載
置部21aを有する。また、枠体22は鉄(Fe)−ニ
ッケル(Ni)−コバルト(Co)合金(コバール)等
から成り、載置部21aを囲繞するよう基体21上に銀
ロウ等の金属ロウ材を介して接着され、側部に光ファイ
バ32を固定するための円筒状の光ファイバ固定部材2
8と、さらに外部の駆動回路等に接続されるリード端子
36がロウ付けされメタライズ配線層29を有するアル
ミナセラミックス等からなるリード端子部材(フィード
スルー型の絶縁端子)27とが設けられる。枠体22の
上部には、光半導体素子24を気密封止する金属製の蓋
体(図示せず)が設置される。
体素子24を接着固定するとともに、光半導体素子24
の入出力電極等の各電極をボンディングワイヤ30を介
してリード端子36が接続されているメタライズ配線層
29に接続し、次に枠体22の上部に蓋体を接着させ、
基体21と枠体22と蓋体とからなる容器内部に光半導
体素子24を収納する。最後に枠体22の光ファイバ固
定部材28に光ファイバ32の端部をレーザ光線照射に
よって溶着接合させ、光ファイバ32を枠体22に固定
することによって光半導体装置となる。尚、35は、基
体21の四隅部に設けられ外部の回路基板等上に光パッ
ケージPをネジ止め等により固定するための貫通孔35
aを形成したフランジ部、26は、光半導体素子24の
下部に設置され光半導体素子24を冷却し安定的な駆動
を行わせるためのペルチェ素子である。
ら供給される電気信号によって光半導体素子24を駆動
し、例えばレーザ光を発振させ、この光を光ファイバ3
2を通して外部に伝送することにより高速光通信等に使
用される。また光半導体装置には、図5に示すように、
長方形状の基体21の短辺側両端から長辺に沿う方向に
突出するフランジ部(ネジ止め部)35およびネジ孔等
用の貫通孔35aが形成されてあり、このネジ止め部3
5を外部の回路基板,光システム用部材等にネジ止めす
ることにより固定される。
光パッケージPにおいて、基体21を構成するCu−W
合金の熱膨張係数が7. 0×10-6/℃(室温〜800
℃)であり、枠体22を構成するFe−Ni−Co合金
の熱膨張係数10×10-6/℃(室温〜800℃)と相
違することから、基体21上に枠体22を銀ロウ等のロ
ウ材を介して接着すると、両者の熱膨張係数の差に起因
する熱応力によって、基体21に最大高低差が10〜2
0μm程度の反りが発生していた。そのため、この光パ
ッケージPに光半導体素子24を収容し光半導体装置と
成した後、基体21のネジ止め部を外部部材に強固にネ
ジ止めした場合、基体21の反りが矯正され、その結果
基体21の中央部の高さが変わるとともにそこに載置さ
れた光半導体素子24の高さが変わり、光半導体素子2
4と光ファイバ32との位置整合が崩れ、光半導体素子
24から発振された光を光ファイバ32を通じて外部に
伝送することが困難になるという問題点があった。
をX、両端の厚みをTとした時、0. 3≦T≦1.0
(mm),X≧2Tを満足する光パッケージを提案した
(従来例1:特開平6−314747号公報参照)。し
かしながら、従来例1の光パッケージでは光半導体装置
の更なる薄型化を行うことは困難である。類似した発明
が特許第2781303号公報に提案されているが、同
様の問題点を有している。
Cu−W合金からなる基体の両端領域に枠体から突出す
るように接合され、ヤング率が20000kgf/mm
2 以下で降伏応力が50kgf/mm2 以下の金属材料
からなるネジ止め部材を有する光パッケージを提案した
(従来例2:特開平11−74619号公報参照)。こ
の光パッケージでは、ネジ止めの応力によって光半導体
素子の固定高さが変わることがなく、光半導体素子と光
ファイバとの位置整合が保持され、光半導体素子からの
光を外部に良好に伝送することができ、しかも薄型の光
半導体装置とできる。
よれば、ネジ止め部材を長方形の枠体の短辺側から突出
するように基体の両端に設けていたため、基体の占有面
積が大きくなり、光半導体装置の小型化を阻害するとい
う問題点があった。また、基体とネジ止め部を銀ロウ等
で接着する工程が必要となり、組立工程が複雑になると
いう問題もあり、組立工程が増えると歩留が低下すると
いう問題がさらに発生する。また、ネジ止め部の位置精
度も劣化し易く、基体とネジ止め部が別個であるため、
構造が複雑となり光パッケージが高価になるという欠点
を有していた。類似の発明が特開平6−82659号公
報に提案されているが、同様の問題点を有する。
の底板と、第1の底板の枠体と反対側の表面に固定され
第1の底板よりもヤング率が大きい第2の底板とを備え
た光半導体気密封止容器(従来例3:特開平11−74
934号公報参照)、および、枠体に固定された金属か
ら成る第1の底板と、第1の底板の枠体と反対側の表面
に固定され第1の底板よりもヤング率が小さい金属から
成る第2の底板とを備えた光半導体気密封止容器(従来
例4:特開平11−74935号公報参照)が公知であ
るが、これらの従来例3,4では、上記問題点に加え、
銀ロウ付けの面積が大きいため第1の底板と第2の底板
との間の銀ロウ付け接合部にボイドが発生し、信頼性を
大きく低下させる要因となっていた。
止め部材は、光半導体素子と光ファイバを結ぶ線に平行
な線上に配列され、かつ基体の短辺側の両端に設けてあ
る。また、従来の光パッケージでは下側に凸の反りが生
じ易く、その場合基体の中央部の載置部とネジ止め部は
基体部において最も離れた位置にあり、載置部は最も低
い位置に有りネジ止め部は最も高い位置に有るため、こ
の2ヶ所は最も高さが異なる。よって、光半導体素子と
光ファイバの整合位置について、ネジ止め固定時に基体
の反りが戻り光半導体素子と光ファイバの高さや角度が
変わってしまい、光半導体素子が発振したレーザ光を外
部に伝送することが困難になるという問題が発生する。
軸のずれを解消するものとして、ステム(基体)に設け
る取付孔を、レーザダイオードチップと光ファイバとを
結ぶ結合線と略直交する線上であって、結合線の両側部
にそれぞれ配設することにより、前記結合線での反りを
小さくするものが提案されている(従来例5:特開昭5
9−10287号公報参照)。しかしながら、この従来
例5および従来例1〜4には、基体の反りによる光学的
な結合の劣化を改善するための技術については開示して
いるが、光パッケージにおける高周波信号等の電気的特
性の向上については一切記載されていない。
れたものであり、その目的は、ネジ止めの応力によって
基板の反りが戻り、基体に固定された光半導体素子の高
さおよび角度が変化するのを防止し、光半導体素子と光
ファイバとの位置整合が保持されて、光半導体素子と光
ファイバとの光学的結合を良好に維持するとともに、高
周波信号等の電気的特性を向上させることを目的とす
る。
納用パッケージは、上面に光半導体素子が載置される載
置部を有する略長方形の基体と、該基体に前記載置部を
囲繞するように接合された略長方形の枠体とを具備し、
前記基体の両短辺にネジ止め部を設けるとともに、前記
枠体の一方の長辺側側部に前記光半導体素子と光学的に
結合される光ファイバを固定する光ファイバ固定部材
を、他方の長辺側側部に前記光半導体素子に駆動信号を
入力するリード端子部材をそれぞれ配設したことを特徴
とする。
にネジ止め部を設けかつ枠体の長辺側側部に光ファイバ
固定部材を設置することで、ネジ止め部と光半導体素子
との高低差による反りがあったとしても、両ネジ止め部
を結ぶ直線に対して光半導体素子と光ファイバとを結ぶ
直線が略直交するため、光半導体素子と光ファイバの整
合位置は前記反りによる影響を受け難いものとなる。さ
らに、光ファイバ固定部材が枠体の長辺側側部に設置さ
れるので、光ファイバ端部と光半導体素子との間隔が狭
まり、光軸調整が容易であるとともに光軸がずれ難い構
成となる。
部材を設けることで、リード端子と光ファイバ固定部材
との間隔が広がり、リード端子部材および光ファイバ固
定部材の固定時に各々接触し難くなり、またリード端子
と光半導体素子と接続するボンディングワイヤ等の結線
がし易くなり作業性が向上する。また、光半導体素子を
リード端子により近づけて設置することができるので、
ボンディングワイヤが短線化されてボンディングワイヤ
のインダクタンス,レジスタンスが小さくなり、高周波
信号の伝送特性が改善される。
端子部材を高周波信号入力用とし、さらに前記枠体の短
辺側側部に電源入力用の第二のリード端子部材を配設し
たことを特徴とする。これにより、高周波信号入力用の
リード端子部材におけるリード端子の間隔が大きくな
り、リード端子間およびメタライズ配線層間の容量結合
や誘導等の電磁的干渉が小さくなり、高周波信号の損失
が小さくなる。また、高周波信号入力用のリード端子部
材(フィードスルー端子)を、高周波信号入力用として
損失の小さい構造とすることができ、その結果高周波信
号の伝送特性がさらに改善される。
下に説明する。図1は本発明の光パッケージの一実施形
態を示す平面図、図2は図1のA−A線における光パッ
ケージの断面図、図3は本発明の光パッケージの他の実
施形態を示す平面図である。
素子4が載置される載置部1aを有する略長方形の基体
(基板)、2は載置部1aを囲繞するように基体1に接
合され、基体1の長辺側側部に光半導体素子4と結合さ
れる光ファイバ12を固定する光ファイバ固定部材8お
よび他の長辺側側部に光半導体素子4に駆動信号を入力
するリード端子16を設けた枠体である。
ド,LED(light emission diode)等の光半導体素
子、5は光半導体素子4の冷却用のペルチェ素子、6は
Cu−W合金や窒化アルミニウム質焼結体等の良熱伝導
性材料からなる基板、7はセラミックスから成りリード
端子16およびリード端子16と光半導体素子4との接
続用のメタライズ配線層9を設けたリード端子部材(フ
ィードスルー型絶縁端子)、8は円筒状の光ファイバ固
定部材、10はメタライズ配線層9と光半導体素子4の
入出力電極,ペルチェ素子の電極,各種電子部品の電極
とを接続するボンディングワイヤである。さらに、13
は光ファイバ12の端部を挿入固定する貫通孔が形成さ
れたフランジ部材、14はガラス等の透明材料から成る
集光レンズ等の窓部材、15は基体1の各短辺の中央部
に外側に突出するように設けられたネジ止め部、15a
はネジ止め部15に形成されたネジ穴等の固定部であ
る。
央領域に光半導体素子4を載置するための載置部1a を
有し、載置部1aには光半導体素子4,温度センサ等の
各種電子部品がペルチェ素子5および基板6を介して接
着固定される。基体1はCu−W合金等から成るのが良
く、Cu−W合金は熱放散性が良好であり、他の部材に
使用されるFe−Ni−Co合金やセラミックスと熱膨
張係数が近似するという点で好適である。このCu−W
合金は、平均粒径約10μmのタングステン粉末を10
00kgf/cm2 程度の圧力で加圧成形するととも
に、還元雰囲気中で約2300℃の温度で焼成して多孔
質のタングステン焼結体を得、次に1100℃の温度で
加熱溶融させたCuをタングステン焼結体の多孔部分に
毛管現象を利用して含浸させることにより作製される。
するように箱状の枠体2が銀ロウ等の金属ロウ材を介し
て接合されており、枠体2の長辺側側部にはリード端子
部材7、他の長辺側側部には光ファイバ固定部材8が側
壁を貫通して、金属ロウ材等により接合され配設されて
いる。そして、枠体2は内部に光半導体素子4を収容す
る空間を形成するとともに、リード端子部材7及び光フ
ァイバ固定部材8を支持する機能を有する。この枠体2
は、Fe−Ni−Co合金(コバール)等から成り、F
e−Ni−Co合金のインゴットに公知の引き抜き加工
法により角パイプを作製し、その角パイプを切断して切
削加工法やプレス加工法等の金属加工を施すことによっ
て所定の枠状に形成する。また、枠体2はセラミックス
等の絶縁体でも構わない。基体1の長辺側に対応する枠
体2の側壁に取着されたリード端子部材7は、熱伝導性
および電気絶縁性に優れるアルミナ(Al2 O3 )セラ
ミックス等の電気絶縁材料から成るのが良く、その上面
には枠体2の内側から外側に導出されリード端子16に
接続されるメタライズ配線層9が設けられる。
収納される光半導体素子4,ペルチェ素子5および各種
電子部品と、外部の駆動回路等とを接続する機能を有す
る。このリード端子部材7は、例えばアルミナセラミッ
クスから成る場合、アルミナ,酸化珪素(SiO2 ),
酸化カルシウム(CaO),酸化マグネシウム(Mg
O)等の原料粉末に樹脂バインダや溶剤等を添加混合し
て泥漿状となし、これを公知のドクターブレード法等に
よりシート状とすることによって複数枚のセラミックス
グリーンシートを作製し、その後セラミックスグリーン
シートに打ち抜き加工を施してこれらを積層し、155
0℃程度の高温で焼成して作製される。
配線層9は、その一端側が、光半導体素子4の電極,ペ
ルチェ素子5の電極および各種電子部品(図示せず)等
の電極にボンディングワイヤ10を介して接続され、ま
た他端側は、リード端子16と銀ロウ等の金属ロウ材を
介して接続される。このリード端子16を外部の駆動回
路等に接続することにより、光半導体素子4やペルチェ
素子5および各種電子部品が外部と接続される。そし
て、メタライズ配線層9はW,Mo,Mn等の高融点金
属の粉末を含有する金属ペーストを焼成して成り、例え
ばW粉末やMn粉末等の金属粉末に有機樹脂バインダや
溶剤を添加混合して得た金属ペーストを、リード端子部
材7用のセラミックスグリーンシートに公知のスクリー
ン印刷法等により所定パターンに印刷塗布しておき焼成
することで、リード端子部材7の所定位置に被着形成さ
れる。
−Co合金,Fe−Ni合金等の金属から成り、光半導
体素子4を外部の駆動回路等に電気的に接続する作用を
なす。リード端子16は、例えばFe−Ni−Co合金
から成る板材に打ち抜き加工,エッチング加工等を施す
ことにより所定形状に形成される。
の側壁には、光ファイバ12を固定する円筒状の光ファ
イバ固定部材8が、枠体2の内外を貫通するように取着
される。この光ファイバ固定部材8の光パッケージの外
側端部には、光ファイバ12の端部を貫通孔に挿入固定
したフランジ部材13を接着剤や溶接等により接合する
ことにより、光半導体素子4と光ファイバ12の光軸を
合致させた状態で光学的に結合させて固定する(図
2)。このように、光ファイバ12を設置固定すること
によって、光半導体素子4で発振したレーザ光を外部に
伝送する、または外部からの光を光半導体素子4で受光
することが可能になる。また、光ファイバ固定部材8は
Fe−Ni−Co合金等の金属から成る円筒部材であ
り、その光パッケージの内側端部に、サファイア,ガラ
ス等の透光性材料からなる集光レンズ等としての窓部材
14が取着されてあり、窓部材14を通して光半導体素
子4と光ファイバ12間で光が伝達される。
辺の好ましくは中央部に、基体1と一体となったネジ止
め部15が外側に突出するように設けられている。ネジ
止め部15は、光半導体装置を外部の回路基板等の外部
部材に固定するものであり、その一部には切り欠き,貫
通孔,ネジ穴等の固定部15aが設けられ、固定部15
aにネジを挿通してネジ止め部15を外部部材にネジ止
めして、光半導体装置を外部部材に固定する。このネジ
止め部15は、基体1の各短辺に複数個ずつ設けても構
わない。
止め部15を光半導体素子4と光ファイバ12を結ぶ直
線(光軸)S1に直交する直線S2上に配置することが
好ましい。これにより、ネジ止め固定時の応力は直線S
2の方向に働き、基体1の長辺方向に反りが発生しネジ
止め固定時にその反りが戻るという変形が起こっても、
ネジ止め固定時に直線S1方向で新たに反り等の変形が
生じ難くくなり、光半導体素子4の高さおよび光ファイ
バ12の高さの変化が殆どなくなる。
1の長辺方向での光ファイバ固定部材8の中心軸Of即
ち光軸が存在する範囲は、基体1の長辺の長さをLn、
長辺の中心点Onを中心とする幅をL1とした場合、L
1≦0.4LnなるL1の範囲内とすることが好まし
い。つまり、図7(a)に示すように、ネジ止め前に基
体1が長辺方向で下に凸に反っていたのが、ネジ止め後
には反りが戻り平坦化されるが、(b)に示すように、
一般にネジ止め前の基体1の4隅部40,41,42,
43の高さが異なった状態、即ち基体1全体が捩じれて
反った状態となっており、そのため長辺方向の反りを殆
ど解消しても全体的な捩じれは残っており、また4隅部
40〜43での変形量もばらばらである。従ってネジ止
めによる変形量の少ない長辺中央部に光ファイバ固定部
材8を設置することが良く、L1>0.4Lnでは、ネ
ジ止めによる変形量が短辺方向でも大きくなり、光軸が
傾き、光半導体素子との位置整合がずれ易くなる。
ように、枠体2の光ファイバ固定部材8と対向する他方
の長辺側側部に高周波信号入力用のリード端子部材7
を、短辺側側部に電源入力用のリード端子部材7a,7
bをそれぞれ設けることが好ましく、この場合高周波信
号入力用のリード端子部材7のリード端子16の間隔が
大きくなり、リード端子16間およびメタライズ配線層
9間の容量結合や電磁誘導等の電磁的干渉が小さくな
り、高周波信号の損失が小さくなる。
を設けるリード端子部材7を、高周波信号入力用として
損失の小さい構造とすることができ、その結果高周波信
号の伝送特性が改善される。例えば、リード端子部材7
の複数のリード端子16のうち、両端のリード端子16
を接地電極用とし、中央部のリード端子16を信号電極
用として用いることで、接地電位が確実に取れ、高周波
信号の伝送特性が向上する。さらに、両端のリード端子
16に接続されるメタライズ配線層9の面積を、中央部
のリード端子16に接続されるメタライズ配線層9より
も大きくすることにより、接地電位の保持がより確実に
なる。このような構成は、図1,図5のような、高周波
信号入力用のリード端子と電源入力用のリード端子を同
じリード端子部材に接合するタイプでは、電源入力用の
リード端子を端部に配置するため、採用することが困難
であった。
用のリード端子16を設けたリード端子部材7に近接さ
せて設け、ボンディングワイヤ10を短線化することも
可能であり、これによりボンディングワイヤ10のイン
ダクタンス,レジスタンスを小さくして、高周波信号の
損失をより小さくすることができる。
用のリード端子部材7の本体を、白磁器の一種であり、
主成分としてアルミナ(含有率92重量%以上),その
他マグネシア(MgO),カルシア(CaO),シリカ
(SiO2 )等を含むセラミック材料とするのが良く、
この場合10GHz程度の高周波に対する誘電体損失を
表すtanδが12.0以下と小さくなり、損失が小さ
くなる。さらに、電源入力用のリード端子部材7a,7
bの本体を、黒磁器の一種であり、主成分としてアルミ
ナ(含有率90重量%以上),その他マグネシア(Mg
O),カルシア(CaO),シリカ(SiO2 ),着色
材(Cr等の着色性元素)等を含むセラミック材料とす
るのが良く、この場合外部および内部の光を吸収する材
質とすることで、光パッケージ内部に紫外線照射によっ
て情報が消去されるEPROM(Erasable Programmabl
e Read Only Memory)、その他光によって劣化し易いも
のを組み込む場合に、光による影響を防ぐことができ
る。
ジ止め部15を基体1よりも薄くしたり、ネジ止め部1
5の基体1側の根元に短辺方向に溝を切っておけば、ネ
ジ止め時の応力を緩和することができる。また、ネジ止
め部15をヤング率の低い材料で別個に作製し基体1に
ロウ付け等により接合しても良く、その場合もネジ止め
時の応力を緩和できる。ネジ止め部15の固定部15a
にネジを切ってネジ穴を設ける場合は、ネジ止め部15
を薄くするよりも溝を切っておく方が好ましく、その場
合ネジ山を十分に作ることで光パッケージを強固に固定
でき、また枠体2と基体1をロウ付けする際にロウ材の
広がりが抑制され、ネジ山がロウ材で埋められることは
ない。
ァイバの整合位置が基体の長辺方向の反りによる影響を
受け難いものとなり、光ファイバ固定部材が枠体の長辺
側側部に設置されるので、光ファイバ端部と光半導体素
子との間隔が狭まり、光軸調整が容易であるとともに光
軸がずれ難い構成となる。また、リード端子部材と光フ
ァイバ固定部材との間隔が広がり、リード端子部材およ
び光ファイバ固定部材が固定時に各々接触し難くなり、
またリード端子と光半導体素子と接続するボンディング
ワイヤ等の結線がし易くなり作業性が向上する。さら
に、光半導体素子をリード端子により近づけて設置する
ことができるので、ボンディングワイヤが短線化されて
ボンディングワイヤのインダクタンス,レジスタンスが
小さくなり、高周波信号の伝送特性が改善される。
本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更を
行っても何等差し支えない。
設けるとともに、枠体の一方の長辺側側部に光ファイバ
固定部材を、他方の長辺側側部にリード端子部材をそれ
ぞれ配設したことにより、光半導体素子と光ファイバの
整合位置が基体の長辺方向の反りによる影響を受け難い
ものとなり、光ファイバ端部と光半導体素子との間隔が
狭まり、光軸調整が容易であるとともに光軸がずれ難い
構成となる。また、リード端子部材と光ファイバ固定部
材が固定時に各々接触し難くなり、またリード端子と光
半導体素子と接続するボンディングワイヤ等の結線がし
易くなり作業性が向上する。さらに、光半導体素子をリ
ード端子に近づけて設置することができるので、ボンデ
ィングワイヤが短線化されてボンディングワイヤのイン
ダクタンス,レジスタンスが小さくなり、高周波信号の
伝送特性が改善される。
を高周波信号入力用とし、さらに枠体の短辺側側部に電
源入力用の第二のリード端子部材を配設したことによ
り、高周波信号入力用のリード端子の間隔が大きくな
り、リード端子間およびメタライズ配線層間の容量結合
や電磁誘導等の電磁的干渉が小さくなり、高周波信号の
損失が小さくなる。また、高周波信号入力用のリード端
子を設けるリード端子部材を、高周波信号入力用として
損失の小さい構造とすることができ、その結果高周波信
号の伝送特性が改善される。
平面図である。
図である。
バ固定部材の平面図である。
を説明する基体長辺の側面図、(b)は基体の捩じれを
説明する基体の斜め側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】上面に光半導体素子が載置される載置部を
有する略長方形の基体と、該基体に前記載置部を囲繞す
るように接合された略長方形の枠体とを具備し、前記基
体の両短辺にネジ止め部を設けるとともに、前記枠体の
一方の長辺側側部に前記光半導体素子と光学的に結合さ
れる光ファイバを固定する光ファイバ固定部材を、他方
の長辺側側部に前記光半導体素子に駆動信号を入力する
リード端子部材をそれぞれ配設したことを特徴とする光
半導体素子収納用パッケージ。 - 【請求項2】前記リード端子部材を高周波信号入力用と
し、さらに前記枠体の短辺側側部に電源入力用の第二の
リード端子部材を配設したことを特徴とする請求項1記
載の光半導体素子収納用パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23317399A JP3457916B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 光半導体素子収納用パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23317399A JP3457916B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 光半導体素子収納用パッケージ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3457916B2 JP3457916B2 (ja) | 2003-10-20 |
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ID=16950883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23317399A Expired - Fee Related JP3457916B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 光半導体素子収納用パッケージ |
Country Status (1)
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6963593B2 (en) | 2002-10-04 | 2005-11-08 | Opnext Japan, Inc. | Semiconductor laser module and optical transmitter |
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CN114361119A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-15 | 上海聚燕集成电路有限公司 | 一种插入式封装结构及其封装方法 |
-
1999
- 1999-08-19 JP JP23317399A patent/JP3457916B2/ja not_active Expired - Fee Related
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