JP2001059987A - カメラ - Google Patents
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- JP2001059987A JP2001059987A JP11235685A JP23568599A JP2001059987A JP 2001059987 A JP2001059987 A JP 2001059987A JP 11235685 A JP11235685 A JP 11235685A JP 23568599 A JP23568599 A JP 23568599A JP 2001059987 A JP2001059987 A JP 2001059987A
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- photographing
- sounding
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Abstract
モードを選択設定して撮影を行った場合、その撮影モー
ドが正しく設定されていたか、実行されたか否かの告知
はなく、その場では判らず、現像プリントしなくては確
認できなかった。 【解決手段】本発明のカメラは、撮影モードに関連づけ
られて予め定めた若しくは任意に設定した発音パターン
や音声をデータとして記憶する記憶部7と、記憶部7か
ら読み出されたデータに基づき発音する発音部11とが
備えられたカメラであり、選択時や露光時に選択された
撮影モードによる発音パターンや音声が発せられ、確実
に撮影モードが設定されて露光の際にその効果を及ぼし
た露光がなされたことを告知し、目視による設定確認を
しなくとも撮影者が確認できる。
Description
合せて、ピントや露出など撮影制御を切り換えることの
できるカメラの改良に関する。
は、レリーズボタンを操作した場合、シャッタ機構の開
閉動作に伴う機械的な開閉音、所謂シャッタ音を発して
いる。このシャッタ音がなかった場合には、撮影者や被
写体のとなる人物は、露光終了のタイミングが判らなか
ったりする。
構を持たず、露光の際にもシャッタ音は発せられない。
そこでレリーズのタイミングで、ファインダ内の表示を
切り換えたり、音を発信したりして、撮影者に撮影タイ
ミングを指示して安心感を与えるカメラが提案されてい
る。
おいては、電子カメラやビデオカメラにより静止画を撮
影する際に、レリーズ動作に伴って、シャッタ音に相当
する音を発生させて、撮影者や被写体となる人物に撮影
終了を確認させることができ、撮影のタイミングが自然
で、元々撮影時に無音のカメラを使用しやすくする技術
が記載されている。また同様に、特開平5−56312
号公報では、電子カメラにおいて、レリーズ動作が行わ
れると、ファインダ内の表示を露光終了を示す所定の表
示に切り換えて、撮影者が視認できるようにした技術が
提案されている。
い、ただ単に平均的な写真が撮影できるたけでなく、ユ
ーザの意志に応じて種々の撮影モードを選択することに
より、独特の効果を持った写真が撮影できるカメラが広
く出回っている。
ドを備えるカメラにおいては、所望する撮影モードを選
択して設定した後、撮影を行った場合、その撮影モード
が実行されたか否かの告知がないため、その場では判ら
ず、現像プリントを行わなくては確認できなかった。
て設定したつもりであっても、設定通り実行されたか否
かが判らなかったため、ユーザの不安材料ともなり、さ
らにユーザ自身つまらなかった。
は、露光中にファインダ内の表示を切り換えて、単にレ
リーズのタイミングのみをわかりやすくしたものであ
り、その他の種々の撮影モードに対応するような表示は
できない。
電子カメラに従来のフィルム用カメラに相当するシャッ
タ音を出させるようにしたものであって、上記と同様に
撮影モードの切り換えについては、告知できない。
に、まだまだメーカはユーザの多様化に追従できてはお
らず、最後に大きなマスを残している単純な市場に向け
て、大量生産の製品を投入しようとやっきになってい
る。この単純な市場とは紋切り型で、1つの価値観に多
くのユーザがとびつきやすい渋谷、池袋の女子高生と
か、海外旅行を楽しむ若いOLといったカテゴリーに分
けられるユーザーイメージである。確かに、この層に
は、それなりの市場規模が期待できるものの、世界的な
規模で見ると、こうした特殊なユーザ層は少数派である
ことも事実である。このような特殊解にのみ着目かつ迎
合した製品を作り続けていると将来の正しい方向を見失
う可能性がある。
プに大量に提供するという考え方ではなく、もっと個別
のユーザの個性、感性を尊重した製品をきめ細かく作り
かえることにより、より多くのユーザに対応しようとい
う試みが必要である。
発達した特殊な効果を発揮する撮影モードの選択設定に
より、露光時に予め定めた若しくは任意に設定した発音
パターンや音声を発して、確実に撮影モードが設定され
て露光の際にその効果を及ぼした撮影がなされたことを
告知し、目視による設定確認をしなくとも撮影者が安心
して撮影に専念できるカメラを提供することを目的とす
る。
するために、撮影モードを選択する選択手段を有するカ
メラにおいて、レリーズ時に電子音を出力する発音制御
手段と、上記モード切り換え操作に従って、上記発音制
御手段の発音特性を切り換える切り換え手段と、を有す
るカメラを提供する。
御されるカメラにおいて、複数の発音パターンを選択で
きる所定のタイミングで発音する発音制御手段と、上記
モード切り換えに応じて、上記発音パターンを切り換え
制御する切り換え手段を備えるカメラを提供する。
て、撮影モードの選択時とその撮影モードでの撮影動作
時に発音動作を行うとともに、それぞれの発音動作にお
ける発音パターンを略等しくしたカメラを提供する。
を選択設定した時及び露光時に、予め撮影モードに対応
づけて定めた若しくは、任意に設定した発音パターンや
種々の音声を発して、所望の撮影モードに正しく設定さ
れ、且つ露光の際にその効果を及ぼした撮影がなされた
ことを告知することで、目視による設定確認に加えて、
音として設定内容の確認及び警告、設定されている撮影
モードの効果が撮影に及ぼしたことを撮影者に知らしめ
る。
施形態について詳細に説明する。
形態に係るカメラの概略的な構成を示し、説明する。以
降の説明において、「撮影モード」は、測距、測光、露
光条件や連写などの撮影に関する各種モードの総称とす
る。また、「発音」は、音の長短や高低が自由な電子音
の他に、シャッタ音等の機械的な音、動物の鳴き声、楽
器の音、風や波のような自然界の音、及び言語によるメ
ッセージを含むものであり、基本的には人間が違いを聞
き分けることが可能な音を示唆するものとする。
以下の構成部位を制御するワンチップマイクロコンピュ
ータ(CPU)からなる制御処理部1と、被写体までの
距離を測定する測距部2と、図示しない撮影光学系を制
御して被写体に対してピント合せを行なうピント合わせ
部3と、露光を行うためのシャッタ4と、被写体の明る
さを測定する測光部5と、光量が不足する露光時に補助
光として発光及び後述する赤目防止用プリ発光を発光す
るストロボ6と、後述する補正データや発音パターン等
の情報を記憶する例えば、EEPROMからなる書き換
え可能な記憶部7と、撮影モードを切り換えるためのモ
ード選択スイッチ8と、撮影モードや撮影のための情報
を表示するための液晶素子(LCD)を含む表示部9
と、レリーズボタン10における2段階スイッチとなる
ファーストレリーズスイッチ(1stSW)10a及びセ
カンドレリーズスイッチ(2ndSW)10bと、後述す
る発音パターンに基づき、種々の電子音を発する発音部
(PCV)11とで構成される。
まず撮影者がレリーズボタン10を押し込むと、その途
中で、1stSW10aがオンする。そのタイミングで、
制御処理部1が測距部2を制御して、被写体までの距離
を測定し、さらにレリーズボタン10が押し込まれて、
2ndSW10bがオンすると、そのタイミングでピント
合わせ部3によるピント合せを行ない、続いて、シャッ
タ4を制御して露光を行なう。この露光直前には、被写
体の明るさを測光部5の測定して、シャッタスピードを
切り換えたり、ストロボ6の発光制御を行ったりする。
を構成する測距や測光の部品によるバラつきや組み立て
上のバラつきをカメラの組立工程中でチェックして、こ
れを補正するための補正データを記憶しておく他、本発
明の特徴となる撮影状態や撮影モードにそれぞれ対応す
る電子音のパターン(発音パターン)を記憶するために
用いられる。ユーザは、図4(a)に示すように、表示
部9に表示された撮影モードを見ながらモード選択スイ
ッチ8を操作して選択し設定する。
よる発音パターン例と、撮影モードの選択について説明
する。
9の画面(撮影される構図)11内の3つのポイント1
2L,12C,12Rを測距することができる、所謂マ
ルチAF機能付カメラを用いた場合、図2(b)に示す
ような構図では、主要被写体13が画面の左側に存在す
るので、マルチAFが有用となる。しかし画面の中央の
1点を測距するカメラでは、このままの構図で測距し
て、被写体13にピントを合せることはできない。
13は画面の中央に存在しており、マルチAFで測距を
働かせると、誤ってポイント12Lにより一番手前にあ
る被写体13の手にピントが合ってしまうことがあっ
た。
チャートのように、被写体中央(スポット12C)にピ
ントが合っていないことをユーザに警告を発することが
できる。
を行おうとレリーズボタン10を押下した場合に、1st
SW10aがオンして、測距が開始される。その測距の
際に、測距を行うポイントのうち、画面の中央ポイント
12Cが選択されているか否かを制御処理部1で判定す
る(ステップS1)。この判定で、中央ポイント12C
が選択されていれば(YES)、記憶部7から中央ポイ
ント12Cを測距することを表す所定の発音パターンを
読み出し、発音部11により、例えば、”ピッ”と発音
される(ステップS2)。しかし、中央ポイント12C
ではなく、他の例えばポイント12Lが選択されていた
場合(NO)、ポイント12Lを測距することを表す所
定の発音パターンが読み出され発音部11より”ピッピ
ッ”と発音する(ステップS3)。これにより、カメラ
が中央ポイントCにピントを合わせていた時には発音部
11が1回のみ鳴り、中央ポイントC以外のポイントに
ピントを合わせていた時には2回鳴るため、ユーザに警
告を与えることができる。
(LCD表示)9aの一例を示す。
数14や、日付け15等の他、画面右側にモード表示領
域16がある。これらのモード表示として例えば、スト
ロボ発光モード16a、風景モード16b、ポートレー
トモード16c、画面中央のポイントを測距するスポッ
トAFモード16d、赤目防止モード16e等種々のも
のが考えられ、それぞれがマーク化して表示されてい
る。
設定されている時は、すべて消えており、モード設定ス
イッチ8の操作によって、選択設定されたもののみが表
示されている。
いては、図2(a)に示した構図の場合には、中央ポイ
ント以外の周辺を測距する必要がないので、図4(a)
に示すように表示画面9aを見ながら、ユーザ17がス
ポットモード(図1(b)に示す”SPOT”)を選択
し設定する。
中央ポイント12Cのみを測距して、ピント合せを行な
うので、上述したようなマルチAFにおける失敗写真に
なるようなことはない。
示すようにカメラ18を構えてフレーミングに集中して
おり、設定変更の度に構えなおして正しくスポットモー
ドに設定されているか表示をチェックしている余裕がな
い。
ードで撮影されるかを示す発音信号をカメラ18に設け
られた発音部11から撮影モードを表す所定のパターン
で発音するようにして、表示画面9aで確認しなくと
も、電子ブザー音等の発音パターンによりユーザが現在
の設定状態が認知できるようにした。
部11の他、レリーズボタン10、図1(b)で示した
表示部9の表示画面9a、モード選択スイッチ8、撮影
レンズ19、ファインダ対物レンズ20、ストロボ6を
示している。このモード選択スイッチ8を押す度に、表
示画面9aのモード表示領域16の各撮影モードが順
次、表示されたり消えたりする。それに表示の度に、予
め設定された異なる発音パターンが、発音部11から発
せられる。
て、本実施形態におけるCPUのメインルーチンについ
て説明する。
の他に図1(b)に示した風景モード(山マーク)16
bを選択した場合も含めて説明する。この風景モード1
6bは、最遠距離側にピントを合わせるモードであり、
撮影構図の明るさやコントラストにかかわらず、風景を
シャープに写しこむ場合などに用いられる。
い、1stSW10aがオンしたか否かを判定し(ステッ
プS11)、オンしていなければ(NO)、モード選択
スイッチ8の操作があったか否かを判定する(ステップ
S12)。
れなかった場合には(NO)、上記ステップS11に戻
る。しかし、モード選択スイッチ8が操作された場合に
は(YES)、選択された撮影モードのモードフラグに
変更する(ステップS13)。
モ発音を行う(ステップS14)。
操作により撮影モードが変更される度に該当する発音パ
ターンで発音しておき、撮影時に構えたまま操作して変
更しても発音された発音パターンによって、何の撮影モ
ードに設定されたかをユーザにわかりやすくする。
撮影モードのマークを表示して(ステップS15)、上
記ステップS11に戻る。
stSW10aがオンすると(YES)、直ちに測距ポイ
ントの確認を行い、スポット測距即ち、撮影画面の中央
ポイントを測距する否かを判定する(ステップS1
6)。この判定で、スポット測距であった場合には(Y
ES)、制御処理部1の制御により、図5(a)に示す
発音パターン1を記憶部7から読み出して、発音部11
から、発音”ピッ”が発せられる(ステップS17)。
但し、この発音のタイミングは、2ndSW10bがオン
した時(露光時)であってもよい。
(NO)、撮影モードが例えば、風景モードに設定され
ているか否かを判定する(ステップS18)。この判定
で、風景モードに設定されていれば(YES)、図5
(b)に示す発音パターン2を記憶部7から読み出し
て、発音部11から、発音”ピー”が発せられる(ステ
ップS19)。しかし、風景モードに設定されていなけ
れば(NO)、図5(c)に示す発音パターン3を記憶
部7から読み出して、発音部11から、発音”ピッピッ
ピッ”が発せられる(ステップS20)。なお、図5に
示した発音パターンは、一例であり、発音部11に印加
するパルス信号の形で示している。
れた後、設定されたスポット測距若しくはマルチ測距を
行い(ステップS21)、その後、さらにレリーズボタ
ン10が押し込まれて、2ndSW10bがオンしたか否
か判定する(ステップS22)。この判定で2ndSW1
0bがオンしていなければ(NO)、1stSW10aが
オンした状態であるか否かを判定して(ステップS2
3)、オンした状態であれば(YES)、このステップ
S22に戻って2ndSW10bがオンするのを待機し、
オンしていなければ(NO)、上記ステップS11に戻
る。
SW10bがオンしたならば(YES)、ピント合わせ
部3により、撮影レンズ系のピント合わせを行い(ステ
ップS24)、シャッタ4を駆動して露光を行った後
(ステップS25)、リターンする。
定される測距モードの測距ポイントに応じて、測距時の
発音パターンを変更したため、図2(a),(b)に示
すいずれの撮影構図においても、ユーザの意図と異なる
位置に焦点があった写真がとれてしまうことを防止でき
る。また、ユーザは、ファインダを覗くように構えたま
ま設定された撮影モードが確認できるので、視覚をフレ
ーミングに集中したままにでき、シャッタチャンスを逃
すことがなくなる。
合焦時に音が出るような例で説明したが、わずらわしい
場合は、露光時に選択的に音が出るようにしてもよい。
の発音は対応した音が出るので、事前にユーザが、どの
撮影モードの時に、どんな音が出るはずであるかをチェ
ックすることができる。
16においては、稲妻マークのストロボ発光モード16
aや目のマークの赤目防止モード16eは、ストロボ関
連のモード設定用である。
ードであり、これを選択すると輝度にかかわらず、スト
ロボが発光して被写体に影ができるのを防止できる(日
中シンクロ撮影)。従って、図3(b)の露光における
発音パターンをストロボ発光がある時とない時で切りか
えれば、このモードの効果は、簡単に確認できる。明る
い撮影場面では、ファインダを覗くユーザには、ストロ
ボが発光したか否かは太陽光下では判別しにくく、発音
により発光したことか確認できれば、設定した撮影モー
ドの実施に対して安心できるカメラが提供できる。
いるため、この状態でストロボ光を照射させて露光を行
なうと、被写体までの距離によっては、瞳孔を通じて被
写体の網膜にストロボ光が反射した瞬間が撮影されるの
で、図6(a)に示すように被写体の瞳が不自然な色で
光る、所謂「赤目現象」が生じる。
象」を防止するモードである。図6(b)に示すよう
に、露光タイミングに先立って、本発光よりも少ない光
量で複数回のストロボ光を照射(プリ発光)して、被写
体の瞳孔を閉じさせた後、本発光して露光する技術であ
る。
のプリ発光後に露光が行われると、被写体の瞳孔を閉じ
る動作が追従できず、効果が薄くなる。そこで、露光ま
での間、何度も発光を繰り返して行うことにより、瞳孔
を収縮させる時間をかせぐ工夫をしている。しかし、中
にはプリ発光を本発光と間違えて露光前に動いてしまう
人もいるため、本実施形態を応用して、プリ発光の継続
を示すために、図6(c)に示すように、プリ発光期間
A中、ブザー等を継続して鳴らして、露光動作が継続し
ていることを告知してもよい。もちろん赤目防止モード
が設定されていなければ、プリ発光はなくなり、図中期
間Aの発音もない。
述した第1の実施形態では、電子音による発音パターン
のみで説明したが、マイク等を用いてユーザ自身で音声
を入力して設定可能な構成を備えてもよい。
ィジタル音声再生部21に換えて、外部の記憶媒体から
の外部入力やマイク入力を録音する音声録音部27を設
けて、発音パターンを別の音声(言語によるメッセージ
等)等に変えることができるように構成してもよい。
には、記憶部7は、予め音声メモリ22に記憶される各
メッセージ(音声ディジタル信号)のアドレスと撮影モ
ードとを関連づけて記憶しておく。
された撮影モードに対応する音声メモリ22のアドレス
を読み出し、音声メモリ22にそのアドレスに記憶する
音声ディジタル信号を読み出すように指示する。音声メ
モリ22から読み出された音声ディジタル信号は、D/
A変換部23でアナログ信号化され、ローパスフィルタ
(LPF)24を通過させた後、アンプ25により増幅
されてスピーカ26から音声として発せられる。
発せられる。予め音声記録部27により音声を録音し
て、制御処理部1で音声ディジタル信号に変換して音声
メモリ22に記憶させる。この時、記憶部7には、音声
メモリ22に記憶された音声のアドレスと撮影モードと
を関連づけておく。例えば、音声メモリ22のアドレス
A番地に音声Aを記憶したとして、記憶部7には、モー
ドと音声メモリのアドレスA番地を関連づけて記憶す
る。以下同様に、BモードはアドレスB番地、…、と記
憶させておく、まず、選択された撮影モードが、例え
ば、Aか否か判定する(ステップS31)。この判定で
モードAであった場合には(YES)、記憶部7からモ
ードAに係わるアドレスA番地を読み出し、音声メモリ
22に指示してアドレスA番地に記憶されている音声A
を読み出す(ステップS32)。一方、モードがAでは
なかった場合には(NO)、その撮影モードを判定し、
例えばモードBであったならば、記憶部7のアドレスB
番地を読み出し、音声メモリ22に指示して、アドレス
B番地に記憶されている音声Bを読み出す(ステップS
33)。
み出された音声を発音し(ステップS34)、露光を行
う(ステップS35)。
としては、言語によるメッセージの他に、古いカメラの
シャッタ機構によるシャッタ音、口笛効果の音等を収録
して音声メモリに記憶させておけば、より雰囲気のある
撮影が楽しめる。さらに、楽器の音例えば、ティンパニ
音やトライアングル音、タムタム音、ジャワのガムラン
音楽音等、応用は無限に広がる。
にユーザの好みの音声を関連づけて発音させているた
め、聞き取り間違いが少なくなり、また個性的なカメラ
を提供することができる。
発音パターンの変更について説明する。
ターンは、工場で製造する際に、記憶部7に撮影モード
と発音パターンを関連づけを記憶させている。しかし、
どの撮影モードにどの発音パターンが合うかは、ユーザ
個々の感性に関する問題でもあり、メーカーサイドで一
方的に決めてしまうと、ユーザの好みに合わなくなる可
能性がある。
に設けられた変更ボタン28を押すことによって、別の
発音パターンや音声に変えることができるように構成し
てもよい。
ーザの変更ボタン操作による撮影モードにおける発音パ
ターンの変更について説明する。
か否かを判定し(ステップS41)、操作された場合は
(YES)、選択された撮影モードのモードフラグに変
更して、その表示を表示部9に行い、制御処理部1が内
蔵するタイマの計時を開始する(ステップS42)。そ
して、前述した様に記憶部7から該当する発音パターン
を読み出し、発音部11よりデモ発音する(ステップS
43)。
ン28が押下されたか否かを検知し(ステップS4
4)、押されたならば(YES)、次の候補の発音パタ
ーンをデモ発音し(ステップS45)、上記ステップS
44に戻る。
ボタン28が押されなかった場合(NO)、さらに撮影
モードを変更するか確認を行い(ステップS46)、撮
影モードを変更する場合には(YES)、上記ステップ
S41に戻り、モード選択スイッチ8を操作して所望の
撮影モードを選択し、フラグ変更等を行う。また、撮影
モードの変更がなかった場合には、タイマの計時時間が
所定時間を経過したか否かを判定し(ステップS4
7)、所定時間を経過したならば(YES)、上記ステ
ップS44で選択した発音パターンが他の撮影モードで
既に設定されている場合があるため、その撮影モードの
設定から削除する(ステップS48)。
影モードでも出力されると、撮影者が混乱し、本来の効
果が失われるため、記憶部7(及び音声メモリ22)に
撮影モードと関連づけて記憶させるに先立って、選択さ
れた発音パターンが他の撮影モードを選択しても二重に
発せられないようにする。また発音パターンとの関連が
削除された他の撮影モードには、自動的に他の発音パタ
ーンを割り振って関連づけてもよいし、設定をクリアし
て無音にしてもよい。
7(及び音声メモリ22)に撮影モードと関連づけて記
憶させる(ステップS49)。この記憶が終了した後、
上記ステップS41に戻る。上記ステップ41の判定に
おいて、モード選択スイッチ8が操作されなかった場合
(NO)、次にレリーズボタン10が押下されたか否か
を判定し(ステップS50)、この判定で押されていな
ければ(NO)、上記ステップS41に戻り、押された
ならば(YES)、露光して(ステップS51)、リタ
ーンする。
更ボタン8を押すことによって、別の発音パターン(音
声)に変えられるようにすれば、幅広くユーザの好みに
対応させることができる。
声)が出るまで変更ボタン8を押してから所定時間経過
した後、選択された撮影モードと発音パターン(音声)
が関連つけられて記憶部7に記憶される。
て音声を発する場合には、記憶部7に撮影モードごとに
音声メモリ22のどのアドレスに入っているデータ(音
声ディジタル信号)を使うかを対応させた情報が入って
いるので、露光時に設定された撮影モードに従って、記
憶部7に記憶されたアドレスを読み出し、そのアドレス
内の音声ディジタル信号による音を露出時に発音する。
ロボのモードによって露出時の音をかえたので、ユーザ
ーは撮影のたびにストロボがどの撮影モードで光ったか
を、耳で確認することができる。
シャッタチャンスに強いカメラが提供できる。また、自
分の選択した撮影モード通りにカメラが動いているのを
容易且つ確実に認識でき、安心して使えると共に撮影が
楽しいカメラが提供できる。
スーパーコンビネーションAFと称されるオートフォー
カス技術による測距部の概略的に構成を示し、この測距
部を搭載したカメラについて説明する。
より被写体位置を検出する方式の測距を行う構成例を示
している。
3の制御によりストロボ34から補助光を被写体31に
投光し、その反射信号光は、2つの受光レンズ35a,
35bへ入射して、それぞれ2つのエリアセンサ36
a,36bに入射する。
被写体像を受像して光電変換し、それらの出力はA/D
変換回路37でA/D変換されて、各画素のディジタル
値が制御処理部38に入力される。
bには、定常光除去回路39が接続されており、制御処
理部38の制御により、撮影画面から定常的に入射する
直流的な光の信号は除去され、ストロボ34からのパル
ス光(補助光)のみが出力信号として得られるようにな
っている。
状態で、反射信号光をエリアセンサ36a,36b上に
受光させると、その受光面には図16(b)に示すよう
な黒の部分からなる像を結ぶことになる。このようなエ
リアセンサ上に結像された像のパターンの分析は、制御
処理部38に組み込まれたソフトウエアによって行い、
例えば像パターンが人間の形であると判定されれば、こ
れを主要被写体と考えることができる。
上記測距部による測距について説明する。
32における投光制御回路33の制御によりストロボ3
4をプリ発光させて、被写体31に補助光を投光し、そ
の反射信号光をエリアセンサ36a,36bに入射す
る。その時、定常光除去回路39を作動させて、エリア
センサ36a,36bに結像した反射信号光から定常光
を除去して反射信号光の像信号のみを取り出す(ステッ
プS61)。
された像信号を制御処理部38に入力して、ソフトウエ
アによってエリアセンサ36a,36b上に結像された
像パターンの分析を行う(ステップS62)。
であり、主要被写体か否かを判定する(ステップS6
3)。この判定で、像パターンが主要被写体と判定でき
なかった、即ち主要被写体の位置が特定できなかった場
合には(NO)、輝度情報等を加味して、アクティブ方
式、またはパッシブ方式を選択した後、被写体の存在確
率の高い画面中央部を重点的に測距する(ステップS6
4)。
音信号パターンの中から、主要被写体の位置が特定でき
ない、及び撮影画面の中央部を測距する旨のパターンを
選択して、発音部40から発音パターン1(音声)によ
りユーザに知らせる(ステップS65)。
ーンが主要被写体と判定された場合(YES)、像パタ
ーンを形成する像信号(光信号)の強弱及び十分なコン
トラストか否かにより、測距をアクティブ方式で行うか
パッシブ方式で行うかを判別(ステップS66)。
なコントラストが得られない場合には(YES)、アク
ティブ方式による測距を行う。従って、再度、投光部3
2から測距用光を被写体31に照射して、定常光除去回
路39を作動させて、エリアセンサ36a,36bに結
像した反射信号光から定常光を除去して反射信号光の像
信号のみを取り出す(ステップS67)。そして、プリ
発光により求められた主要被写体位置に対して、重点的
にアクティブ方式の測距を行なう(ステップS68)。
被写体の位置が特定され、及びアクティブ方式の測距を
選択して、発音部39から発音パターン3(音声)によ
りユーザに知らせて(ステップS69)、リターンす
る。
号が弱いと判断された場合には(NO)、すでに求めら
れた主要被写体位置の像信号を重点的に用いたパッシブ
方式による測距を行なう(ステップS70)。そして、
上記発音パターンの中から、主要被写体の位置が特定さ
れ、及びアクティブ方式の測距を選択して、発音部40
9から発音パターン2(音声)によりユーザに知らせて
(ステップS71)、リターンする。
方式、または主要被写体の判別の可否に従って、制御処
理部1が発音パターン(音声)を選択すれば、設定され
ている撮影条件等がユーザにわかりやすく安心感があ
る。このスーパーコンビネーションAFの特徴をアピー
ルしながら安心感のある測距ができるカメラが提供でき
る。
ョンAFは、アクティブ方式とパッシブ方式を単にハイ
ブリッド的に組み合わせたのではなく、2つの方式を用
いて主要被写体位置検知までを高精度で行うことができ
るため、このように称されている。
細書には以下のような発明も含まれている。
段と、レリーズ動作時に電子音を出力する発音手段と、
上記撮影モードの選択操作に応じて、上記発音手段の発
音特性を切り換える切り換え手段と、を具備することを
特徴とするカメラ。
換え手段と、複数の発音パターンを選択でき、所定のタ
イミングで発音を行う発音手段と、上記撮影モード切り
換えに応じて、上記発音手段の発音パターンを切り換え
制御する制御手段と、を具備することを特徴とするカメ
ラ。
タイミングであることを特徴とする上記(2)項に記載
のカメラ。
タイミングであることを特徴とする上記(2)項に記載
のカメラ。
関するモードであることを特徴とする上記(2)項に記
載のカメラ。
御に関するモードであることを特徴とする上記(2)項
に記載のカメラ。
モードであることを特徴とする上記(2)項に記載のカ
メラ。
撮影モードの選択時とその撮影モードでの撮影動作時に
発音動作を行うとともに、それぞれの発音動作における
音声パターンを略等しくしたことを特徴とするカメラ。
メラの多様化に従って発達した特殊な効果を発揮する撮
影モードの選択設定により、露光時に予め定めた若しく
は任意に設定した発音パターンや音声を発して、確実に
撮影モードが設定されて露光の際にその効果を及ぼした
撮影がなされたことを告知し、目視による設定確認をし
なくとも撮影者が安心して撮影に専念できるカメラを提
供することができる。
なシャッタ音だけではなく、種々の効果音が楽しめ撮影
がより楽しくなるカメラとなる。
に係るカメラの概略的な構成を示す図、図1(b)は、
表示部の表示画面(LCD表示)の一例を示す図であ
る。
す図である。
いて説明するフローチャートであり、図3(b)は、第
1の実施形態におけるメインルーチンについて説明する
フローチャートである。
す図であり、図4(b)は、撮影している様子を示す図
である。
る。
す図であり、図6(b)は、赤目防止のためのプリ発光
の状態を示し、図6(c)は、赤目防止モードの動作中
を示す発音について示す図である。
声再生部を用いた構成を示す図である。
について説明するためのフローチャートである。
発音パターンの変更について説明するためのフローチャ
ートである。
ーパーコンビネーションAFによる測距部の概略的な構
成を示す図である。
説明するためのフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 撮影モードを選択する選択手段を有する
カメラにおいて、 レリーズ時に電子音を出力する発音制御手段と、 上記モード切り換え操作に従って、上記発音制御手段の
発音特性を切り換える切り換え手段と、を有することを
特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 選択により撮影モードが切り換え制御さ
れるカメラにおいて、複数の発音パターンを選択できる
所定のタイミングで発音する発音制御手段と、 上記モード切り換えに応じて、上記発音パターンを切り
換え制御する切り換え手段とを具備することを特徴とす
るカメラ。 - 【請求項3】 発音機能を有するカメラにおいて、 撮影モードの選択時とその撮影モードでの撮影動作時に
発音動作を行うと共に、それぞれの発音動作における発
音パターンを略等しくしたことを特徴とするカメラ。
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---|---|---|---|
JP23568599A JP4382911B2 (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | カメラ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-08-23 JP JP23568599A patent/JP4382911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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