JP2001201779A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001201779A
JP2001201779A JP2000012063A JP2000012063A JP2001201779A JP 2001201779 A JP2001201779 A JP 2001201779A JP 2000012063 A JP2000012063 A JP 2000012063A JP 2000012063 A JP2000012063 A JP 2000012063A JP 2001201779 A JP2001201779 A JP 2001201779A
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camera
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switch
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JP2000012063A
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English (en)
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Sayuri Watanabe
さゆり 渡邉
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】盗難防止に有効であって、使用者が複数人でも
情報の登録や入力が煩雑にならず、使い勝手の良いカメ
ラを提供する。 【解決手段】所定の識別情報がデジタル撮像光学系30
及びエリアセンサ34によって入力され、上記識別情報
と関連付けて参照される参照情報がその他のスイッチ5
8によって入力される。参照情報は、EEPROM43
に複数記憶され、識別情報と参照情報とがシーケンス・
コントローラ27で照合されて、これらの情報が一致す
るか否かが判別される。この判別結果に基いて、カメラ
の動作が決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラの使用者
を識別することが可能なデータ入力装置を有し、複数の
参照情報と、それぞれの撮影モードを記憶し、カメラの
使用者によって撮影モードを変更するカメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、盗難防止機能を有するカメラが開
発されており、その機能として、例えばデータを入力し
て使用するカメラがある。
【0003】例えば、特開平6−250248号公報に
は、デート設定釦によってパスワードを入力し、このパ
スワードが一致した場合にのみカメラの動作を可能にす
る技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、使用
者を特定するためにパスワードを登録し、使用する毎に
パスワードを入力するようなカメラでは、盗難防止の面
では有効なものである。
【0005】しかしながら、パスワードの登録や入力の
作業が繁雑で面倒であり、また、入力するパスワードを
忘れてしまう危険性もあった。
【0006】更に、一種類のパスワードしか登録できな
いため、複数人が使用する場合、登録するパスワードを
該複数人で使用するか、或いはその都度パスワードを変
更する必要があり、不便であった。加えて、使用する人
によってカメラの仕様を変更することができず、使い勝
手が悪いものとなっていた。
【0007】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、盗難防止に有効であって、使用者
が複数人でも情報の登録や入力が煩雑にならず、使い勝
手の良いカメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、所
定の識別情報を入力する識別情報入力手段と、上記識別
情報と関連付けて参照される参照情報を入力する参照情
報入力手段と、上記参照情報を複数記憶可能な参照情報
記憶手段と、上記識別情報入力手段に入力された識別情
報と上記参照情報記憶手段に記憶された参照情報とを照
合して、これらの情報が一致するか否かを判別する判別
手段と、この判別手段の判別結果に基いてカメラの動作
を決定する動作決定手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0009】この発明のカメラにあっては、所定の識別
情報が識別情報入力手段によって入力され、上記識別情
報と関連付けて参照される参照情報が参照情報入力手段
によって入力される。参照情報記憶手段には、上記参照
情報が複数記憶される。そして、上記識別情報入力手段
に入力された識別情報と上記参照情報記憶手段に記憶さ
れた参照情報とが判別手段で照合されて、これらの情報
が一致するか否かが判別される。この判別手段の判別結
果に基いて、動作決定手段によってカメラの動作が決定
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0011】初めに、この発明の第1の実施の形態に係
るカメラについて説明する。
【0012】図2は、第1の実施の形態に係るカメラの
外観構成を示したもので、(a)はカメラ前方から見た
斜視図、(b)はカメラ後方より見た斜視図である。
【0013】図2に於いて、カメラボディ1の前面部の
ほぼ中央には、銀塩カメラの撮影光学系としての撮影レ
ンズ2が設けられている。そして、この撮影レンズ2の
近傍には、撮影して画像データを得るためのデジタル撮
像光学系の撮像レンズ3と、光学ファインダ4が設けら
れている。更に、カメラボディ1の前面部には、長焦点
側に駆動するための操作スイッチであるTELEスイッ
チ5a及び短焦点側に駆動するための操作スイッチであ
るWIDEスイッチ5bで構成されるズームスイッチ5
が設けられている。
【0014】上記カメラボディ1の上面部には、レリー
ズスイッチとしてのレリーズ釦6と、ストロボ発光部7
が設けられている。
【0015】更に、カメラボディ1の背面部には、その
ほぼ中央部に、デジタル撮像光学系で得られた電子画像
や撮影データを表示するためのLCDモニタ8が設けら
れている。そして、このLCDモニタ8の近傍には、A
釦9a、B釦9bで構成される入力操作釦9が設けられ
ている。
【0016】図1は、第1の実施の形態に係るカメラの
内部構成を示すブロック図である。
【0017】図1に於いて、銀塩フィルム撮影光学系1
1は、ピント合わせ用レンズ群12と、絞り13と、ズ
ーム用レンズ群14を有して成る。この銀塩フィルム撮
影光学系11より入射された被写体光束は、シャッタ機
構15を介して銀塩フィルム(フィルム)16に導かれ
る。
【0018】上記ピント合わせ用レンズ群12、絞り1
3、ズーム用レンズ群14は、それぞれピント合わせ駆
動回路18、絞り駆動回路19、ズーム駆動回路20に
より駆動制御される。更に、シャッタ機構15及びフィ
ルム16は、それぞれシャッタ駆動回路21及びフィル
ム16の巻上げ・巻戻しの駆動制御を行うためのフィル
ム駆動回路22により駆動制御される。
【0019】尚、上記ピント合わせ駆動回路18及びズ
ーム駆動回路20は、それぞれピント合わせ用レンズ群
12及びズーム用レンズ群14を光軸方向に駆動して、
ピント合わせ及びズーミングを行う。
【0020】また、上記ピント合わせ駆動回路18、絞
り駆動回路19、ズーム駆動回路20、シャッタ駆動回
路21及びフィルム駆動回路22は、公知の三角測距の
原理により図示されない被写体までの距離を測定する測
距部23、ファインダ光学系24と共に、データバス2
6を介してシーケンス・コントローラ(CPU)27に
接続される。
【0021】一方、デジタル撮像光学系30は、撮像光
学系のレンズ31、33及び固定絞り32を有して構成
されるもので、このデジタル撮像光学系30で取り込ま
れた像がエリアセンサ34に結像される。
【0022】このエリアセンサ34が接続されたエリア
センサ駆動回路35は、エリアセンサ34を駆動制御
し、該エリアセンサ34からのアナログ映像信号を受け
取るための回路である。そして、このエリアセンサ駆動
回路35には、該エリアセンサ駆動回路35からのアナ
ログ映像信号を受取り、そのアナログ映像信号をデジタ
ル映像信号に変換し、更に色変換等の所定処理を行う信
号処理回路36が接続されている。
【0023】また、これらエリアセンサ駆動回路35、
信号処理回路36は、ストロボ発光部39を駆動制御す
るためのストロボ回路40と、DRAM41、フラッシ
ュメモリ42、EEPROM43、LCDモニタ44
と、絞り36の値を選択する絞り選択ダイヤル45と、
シャッタ秒時を選択するシャッタ秒時選択ダイヤル46
と、更に以下に述べる各種スイッチが、データバス26
を介してCPU27に接続されている。
【0024】すなわち、データバス26に接続されてい
るのは、露出モード選択スイッチ(SW)49、フィル
ム給送モード選択スイッチ(SW)50、ストロボ発光
モード選択スイッチ(SW)51、AFモード選択スイ
ッチ(SW)52、測光モード選択スイッチ(SW)5
3、ファーストレリーズスイッチ(1RSW)55、セ
カンドレリーズスイッチ(2RSW)56、パワースイ
ッチ(PWSW)57、その他のスイッチ(SW)58
である。
【0025】上記DRAM41は、高速書き込み可能な
揮発性メモリであり、信号処理回路36からのデジタル
映像信号が一時記憶される。上記フラッシュメモリ42
は、上記DRAM41に一時記憶されたデジタル映像信
号を記憶する。このフラッシュメモリ42は、電気的に
書換えが可能であり、カメラに電池が装填されていない
状態でも電子画像の記憶が保持されるので、電子画像の
記憶に用いられる。また、EEPROM43には、参照
情報等が記憶されている。
【0026】上記LCDモニタ44は、図2のLCDモ
ニタ8に対応するもので、撮影された画像、登録モード
の選択要求、参照情報・識別情報の要求、撮影モード等
が表示される。
【0027】上記露出モード選択スイッチ49は、絞り
優先オート、シャッタ秒時優先オート、マニュアル撮
影、プログラムオートを行うためのスイッチ入力部であ
る。また、フィルム給送モード選択スイッチ50は、単
写モード、連写モードの選択を行うスイッチ入力部であ
る。
【0028】上記ストロボ発光モード選択スイッチ51
は、AUTO、AUTO−S、FILL−IN、OFF
の各モードの選択を行うためのスイッチ入力部である。
更に、AFモード選択スイッチ52は、1点AF、3点
AF、5点AFの選択を行うためのスイッチ入力部であ
る。
【0029】更に、測光モード選択スイッチ53は、中
央重点測光、スポット測光、3点分割評価測光の選択を
を行うスイッチ入力部である。
【0030】ファーストレリーズスイッチ55及びセカ
ンドレリーズスイッチ56は、レリーズ釦6に対応する
もので、該レリーズ釦6の第1ストロークによりファー
ストレリーズスイッチ55がオン状態となり、レリーズ
釦6の第2ストロークによりセカンドレリーズスイッチ
56がオン状態となる。
【0031】パワースイッチ57は、カメラの電源オ
ン、オフを行う主スイッチである。更に、その他のスイ
ッチ58は、例えば、デジタルモードか銀塩デジタル撮
影モードかを切換えるモード切換スイッチ、ズーミング
を行うためのTELEスイッチ5a、WIDEスイッチ
5b、参照情報・識別情報等の登録についての操作を行
うAスイッチ9a、Bスイッチ9b等から構成されるス
イッチ入力部である。
【0032】そして、上記CPU27は、カメラ全体の
シーケンス制御を行うためのCPUで構成される。この
CPU27は、測距部23によって2像の間隔を求めた
り、その2像間隔よりピント合わせのためのレンズ群の
駆動量を求めて、その駆動制御を行ったり、固定絞り1
3の駆動制御を行ったり、図示されないミラーの駆動制
御を行ったりする。
【0033】次に、図3乃至図7のフローチャートを参
照して、第1の実施の形態の動作について説明する。
【0034】図3は、第1の実施の形態に於けるカメラ
のメインシーケンスを説明するフローチャートである。
【0035】CPU27は、パワースイッチ57がオフ
の状態ではスタンバイ状態であるが、パワースイッチ5
7がオンされることによりスタンバイ状態より起き上が
り動作を開始する。
【0036】そして、先ず、ステップS1にてパワーオ
ン処理が行われる。この処理では、内部のメモリの初期
化や、バッテリチェック、LCDモニタ44の初期表示
が行われる他に、ピント合わせ用レンズ群12及びズー
ム用レンズ群14が、図示されない沈胴位置からワイド
位置に繰出される。
【0037】次いで、ステップS2に於いて、Tフラグ
が“1”であるか否かが判別される。Tフラグは、参照
情報が登録されている場合は“1”となり、未登録の場
合は“0”となる。Tフラグが“1”の場合はステップ
S13へ移行し、“0”の場合はステップS3へ移行す
る。
【0038】ところで、この発明は、カメラの使用者を
識別する手段として、使用者の特徴として登録された参
照情報と識別情報入力手段により入力された識別情報が
一致した場合にのみカメラの動作を可能とすることを特
徴とするデータ入力装置を有し、複数の参照情報と、そ
れぞれの撮影モードを記憶し、カメラの使用者によって
撮影モードを変更するカメラに関するものである。ここ
で、参照情報は、予めカメラに使用者の特徴として登録
した情報のことを意味し、識別情報は、カメラの使用者
であるかを判別するための情報のことを意味する。例え
ば、参照情報を登録されたパスワードとすれば、識別情
報は、パスワード登録後、その都度、要求され入力する
パスワードのことをいう。
【0039】ステップS3では、LCDモニタ44に、
図8(a)に示されるような、登録モードの登録要求が
表示される。次いで、ステップS4にて、シーケンス・
コントローラ27に内蔵された、図示されない5sec
タイマがリセットされてカウントがスタートされる。
【0040】ステップS5に於いては、操作釦9のA釦
9aがオン状態であるか否かが判別される。ここで、A
釦9aがオン状態の場合はステップS8へ移行し、オフ
状態の場合はステップS6へ移行する。
【0041】ステップS6では、CPU27内の図示さ
れないタイムカウンタが5秒未満であるか否かが判別さ
れる。ここで、上記タイムカウンタが5秒未満の場合は
ステップS7へ移行し、5秒以上の場合はステップS3
1に移行して、カメラシーケンスが実行される。
【0042】ステップS7では、操作釦9のB釦9bが
オン状態であるか否かが判別される。ここで、B釦9b
がオン状態の場合は、ステップS31へ移行してカメラ
シーケンスが実行され、オフ状態の場合は上記ステップ
S5へ移行する。
【0043】ステップS8では、LCDモニタ44に、
図8(b)に示されるような参照情報の登録、すなわ
ち、顔画像入力要求が表示される。ここで、カメラ使用
者は、カメラの前後を逆にして、撮影レンズ2を自分の
顔の方に向けて把持し、レリーズ釦6(セカンドレリー
ズスイッチ56)を押すようにする。
【0044】次いで、ステップS9に於いて、セカンド
レリーズスイッチ56がオン状態であるか否かが判別さ
れる。ここで、オン状態の場合はステップS10へ移行
し、オフ状態の場合はステップS9の処理が繰返され
る。
【0045】続いて、ステップS10では、顔画像の登
録処理が行われる。この登録処理の詳細については後述
する。そして、ステップS11でTフラグが“1”にさ
れた後、ステップS12にて、撮影モードの登録処理が
行われる。この登録処理の詳細については後述する。こ
の後、ステップS31のカメラシーケンスが実行され
る。
【0046】一方、上記ステップS2にてTフラグが
“1”の場合は、ステップS13へ移行して、LCDモ
ニタ44に、図8(c)に示されるような識別情報の入
力要求が表示される。ここで、カメラ使用者はカメラの
前後を逆にして撮影レンズ2を自分の顔の方に向けて把
持し、レリーズ釦6(セカンドレリーズスイッチ56)
を押すようにする。
【0047】次いで、ステップS14にて、上記セカン
ドレリーズスイッチ56がオン状態であるか否かが判別
される。ここで、セカンドレリーズスイッチ56がオン
状態の場合はステップS15へ移行し、オフ状態の場合
はステップS14が繰返される。
【0048】そして、ステップS15では、顔画像判別
処理が行われる。この判別処理の詳細については後述す
る。
【0049】ステップS16に於いては、EEPROM
43に記憶された第1参照情報と識別情報が一致してい
るか否かが判別される。ここで、両者が一致している場
合はステップS24へ移行し、不一致の場合はステップ
S18へ移行する。
【0050】上記第1参照情報と識別情報が一致しない
と判別された場合は、ステップS18に移行して、EE
PROM43に記憶された参照情報と識別情報が一致し
ているか否かが判別される。ここで、両者が一致してい
る場合はステップS22へ移行し、不一致の場合はステ
ップS18へ移行する。
【0051】ステップS18では、LCDモニタ44
に、図8(d)に示されるようなエラー表示がなされ
る。次いで、ステップS19に於いて、パワースイッチ
57がオン状態であるか否かが判別される。ここで、パ
ワースイッチ57がオン状態の場合は、ステップS19
が繰返され、オフ状態の場合はステップS20へ移行す
る。
【0052】ステップS20では、パワーオフ処理がな
される。パワーオフ処理の中では、レンズの沈胴位置へ
のセットや、LCD表示のオフ等が行われる。そして、
ステップS21にて、スタンバイモードの状態に入る。
【0053】上記ステップS17に於いて、識別情報と
参照情報とが一致した場合は、ステップS22に移行し
て、LCDモニタ44に、図8(e)に示されるよう
な、撮影モード変更可能表示がなされる。次いで、ステ
ップS23にて、撮影モード登録処理が行われると、ス
テップS31に移行する。尚、上記撮影モード登録処理
の詳細については後述する。
【0054】また、上記ステップS16に於いて、識別
情報と第1参照情報とが一致した場合は、ステップS2
4に移行して、LCDモニタ44に、図8(f)に示さ
れるような登録情報変更可能の表示がなされ、登録情報
変更の有無の入力要求が表示される。
【0055】次いで、ステップS25に於いて、操作釦
9のA釦9aがオン状態であるか否かが判別される。こ
こで、オン状態の場合はステップS26へ移行し、オフ
状態の場合は、ステップS31へ移行してカメラシーケ
ンスが実行される。
【0056】ステップS26では、LCDモニタ44
に、図8(g)に示されるような、変更内容の選択要求
の表示がなされる。
【0057】そして、ステップS27に於いて、登録情
報消去が選択されたか否かが判別される。ここで、登録
情報消去が選択された場合はステップS30へ移行し、
選択されていない場合はステップS28へ移行する。
【0058】ステップS28では、登録情報追加が選択
されたか否かが判別される。ここで、登録情報追加が選
択された場合は上記ステップS8移行し、選択されてい
ない場合はステップS29へ移行する。
【0059】ステップS29では、詳細を後述する撮影
モード登録処理が行われる。
【0060】一方、ステップS30では、図8(h)に
示されるような表示による登録情報消去処理が行われる
(詳細は後述する)。
【0061】次に、図4を参照して、図3のフローチャ
ートのステップS30に於けるサブルーチン「登録情報
消去」の動作を説明する。
【0062】先ず、ステップS41にて、シーケンス・
コントローラ27内の図示されない5secタイマがリ
セットされて、カウントがスタートされる。そして、ス
テップS42に於いて、操作釦9のA釦9aがオン状態
であるか否かが判別される。ここで、オン状態の場合は
ステップS47へ移行し、オフ状態の場合はステップS
43へ移行する。
【0063】ステップS43では、操作釦9のB釦9b
がオン状態であるか否かが判別される。ここで、上記B
釦9bがオン状態の場合はステップS45へ移行し、オ
フ状態の場合はステップS44へ移行する。
【0064】ステップS44に於いては、シーケンス・
コントローラ27内の図示されないタイムカウンタが5
秒未満であるか否かが判別される。このタイムカウンタ
が5秒未満の場合は上記ステップS42へ移行し、5秒
以上の場合は、本サブルーチンが終了する。
【0065】上記ステップS43にて、B釦9bがオン
状態であれば、ステップS45へ移行して、EEPRO
M43に登録されている参照情報が全部消去される。次
いで、ステップS46にてTフラグが“0”にされた
後、本ルーチンが終了する。
【0066】また、上記ステップS42にてA釦9aが
オン状態であれば、ステップS47にて、EEPROM
43に登録されている第1参照情報以外の参照情報が消
去され、本サブルーチンが終了する。
【0067】次に、図5のフローチャートを参照して、
図3のフローチャートのサブルーチン「撮影モード登
録」の動作を説明する。
【0068】先ず、ステップS51にて、LCDモニタ
44に、図8(e)に示されるような撮影モードの登録
要求が表示される。続いて、ステップS52に於いて、
操作釦9のA釦9aがオン状態であるか否かが判別され
る。ここで、オン状態の場合はステップS53へ移行
し、オフ状態の場合は本サブルーチンが終了する。
【0069】ステップS53では、LCDモニタ21
に、図8(i)に示されるような露出モードの選択要求
が表示されて、露出モードの決定が行われる。次いで、
ステップS54にて、LCDモニタ44にフィルム給送
モードの選択要求が表示され、フィルム給送モードの決
定が行われる。
【0070】ステップS55では、LCDモニタ44に
ストロボ発光モードの選択要求が表示され、ストロボ発
光モードの決定が行われる。そして、ステップS56で
は、LCDモニタ44にAFモードの選択要求が表示さ
れ、AFモードの決定が行われる。
【0071】ステップS57では、LCDモニタ44に
測光モードの選択要求が表示され、測光モードの決定が
行われる。次いで、ステップS58では、LCDモニタ
44に、図8(k)に示されるような撮影モードの終了
選択要求が表示される。
【0072】ここで、ステップS59に於いて、操作釦
9のA釦9aがオン状態であるか否かが判別される。こ
こで、オン状態の場合はステップS60に移行し、オフ
状態の場合は該ステップS59が繰返される。
【0073】そして、ステップS60に於いて、上記ス
テップS53〜S57に於いて決定された各撮影モード
が、上述した図3のフローチャートに於けるステップS
10に於いて登録された参照情報に対するカメラ動作の
常用モードとして、EEPROM43に登録される。
【0074】図6は、図3のフローチャートのステップ
S10に於けるサブルーチン「顔画像登録」の動作を説
明するフローチャートである。
【0075】先ず、ステップS71にて、デジタル撮像
光学系30より、参照画像が入力され、信号処理回路3
6によってデジタル値に変換された参照情報が、DRA
M41に記憶される。次いで、ステップS72にて、C
PU27で、DRAM41に記憶された参照画像に於け
る各画素でのカラー信号が、彩度、明度、色相の色情報
に変換される。
【0076】ステップS73では、CPU27により、
DRAM41に記憶された参照画像に於ける人物領域が
抽出される。そして、ステップS74にて、CPU27
によって、DRAM41に記憶された参照画像に於ける
撮影条件等により生じる輝度の偏りを低減するために、
輝度値の補正が行われる。
【0077】ステップS75では、CPU27により、
上記ステップS72〜S74の処理により得られた参照
画像固有のデータに基いて、参照用テンプレートが作成
される。そして、ステップS76にて、上記ステップS
75で作成された参照用テンプレートの情報が、EEP
ROM43に記憶される。
【0078】図7は、図3のフローチャートのステップ
S15に於けるサブルーチン「顔画像判別」の動作を説
明するフローチャートである。
【0079】先ず、ステップS81にて、デジタル撮像
光学系30より識別画像が入力され、信号処理回路36
によってデジタル値に変換された識別情報が、DRAM
41に記憶される。次いで、ステップS82にて、CP
U27により、DRAM41に記憶された識別画像に於
ける各画素でのカラー信号が、彩度、明度、色相の色情
報に変換される。
【0080】そして、ステップS83にて、CPU27
によって、DRAM41に記憶された識別画像に於ける
人物領域が抽出される。次に、ステップS84では、C
PU27により、DRAM41に記憶された識別画像に
於ける撮影条件等により生じる輝度の偏りを低減するた
めに、輝度値の補正が行われる。
【0081】ステップS85では、CPU27によっ
て、上記ステップS82〜S84の処理で得られた識別
画像固有のデータに基いて、識別用テンプレートが作成
される。そして、ステップS86にて、上記ステップS
85で作成された識別用テンプレートとEEPROM4
3に記憶された参照用テンプレートの比較が、CPU2
7に於いて行われる。
【0082】次に、図9のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態に於けるカメラシーケンスについて説
明する。
【0083】図9は、図3のフローチャートのステップ
S31に於けるサブルーチン「カメラシーケンス」の動
作を説明するフローチャートである。
【0084】先ず、ステップS91に於いて、ファース
トレリーズスイッチ55がオン状態であるか否かが判別
される。ここで、ファーストレリーズスイッチ55がオ
ン状態ならば、ステップS99以下のシーケンスが実行
される。また、オフ状態ならば、ステップS92以下の
シーケンスが実行される。
【0085】ステップS92では、ズームスイッチ5の
TELEスイッチ5aがオン状態であるか否かが判別さ
れる。ここで、TELEスイッチ5aがオン状態の場合
はステップS93に移行し、オフ状態の場合はステップ
S94に移行する。
【0086】ステップS93では、ズーム駆動回路20
の駆動によりズーム用レンズ群14が移動されて、長焦
点側へのズーミングであるTELE駆動が行われる。
【0087】ステップS94では、ズームスイッチ5の
WIDEスイッチ5bがオン状態であるか否かが判別さ
れる。ここで、WIDEスイッチ5bがオン状態の場合
はステップS95へ移行し、オフ状態の場合はステップ
S96移行する。
【0088】ステップS95では、ズーム駆動回路20
の駆動によりズーム用レンズ群14が移動されて、短焦
点側へのズーミングであるWIDE駆動が行われる。
【0089】そして、ステップS96に於いて、パワー
スイッチ57がオン状態であるか否かが判別される。こ
こで、パワースイッチ57がオン状態の場合は、再びス
テップS91に移行し、オフ状態の場合はステップS9
7に移行する。
【0090】このステップS97でパワーオフ処理が行
われると、続くステップS98にて、スタンバイモード
に入る。
【0091】また、上記ステップS91でファーストレ
リーズスイッチ55がオフの場合、ステップS99に
て、エリアセンサ34で測光が行われる。測光が終了す
ると、エリアセンサ駆動回路35から被写体輝度値が出
力され、信号処理回路36を経由してCPU27に入力
される。
【0092】次いで、ステップS100にて、測距部2
3によって被写体までの距離と、それに対応した合焦位
置に駆動するための撮像レンズの駆動量データが、CP
U27に於いて演算される。そして、ステップS101
にて、上記ステップS100で演算された駆動量に基い
て、CPU27によって、ピント合わせ駆動回路18を
介してピント合わせ用レンズ群12が駆動される。
【0093】ステップS102では、セカンドレリーズ
スイッチ56がオン状態であるか否かが判別される。こ
こで、セカンドレリーズスイッチ56がオン状態なら
ば、ステップS104以下のシーケンスが実行される。
また、オフ状態ならば、ステップS103以下のシーケ
ンスが実行される。
【0094】ステップS103では、ファーストレリー
ズスイッチ55がオン状態であるか否かが判別される。
ここで、ファーストレリーズスイッチ55がオン状態な
らば、ステップS102以下のシーケンスが実行され
る。一方、オフ状態ならば、ステップS91以下のシー
ケンスが実行される。
【0095】ステップS104では、露出処理が行われ
る。この露出は、銀塩フィルム撮像光学系11が使用さ
れた銀塩フィルタの撮影、及びデジタル撮像光学系30
が使用されたデジタル撮影の両方が同時に行われる。
【0096】ステップS105では、フィルムが1駒分
巻上げられる。そして、ステップS106にて、デジタ
ル撮影された結果の画像が、所定の時間だけLCDモニ
タ44に表示される。その後、上記ステップS91に移
行して以下のシーケンスが実行される。
【0097】このように、第1の実施の形態によれば、
カメラの使用者の特徴を表す識別情報として使用者の顔
の画像を入力して登録し、この顔画像を照合すれぱよい
ので、容易に使用者の特定をすることができる。
【0098】次に、この発明の第2の実施の形態を説明
する。
【0099】第2の実施の形態は、カメラ使用者の音声
のパターンを参照・識別情報として動作するカメラにつ
いて説明する。
【0100】図10は、第2の実施の形態に係るカメラ
の外観構成を示したもので、(a)はカメラ前方から見
た斜視図、(b)はカメラ後方より見た斜視図である。
【0101】図10に於いて、カメラボディ1aの背面
部には、そのほぼ中央部に、デジタル撮像光学系で得ら
れた電子画像や撮影データを表示するためのLCDモニ
タ8が設けられている。そして、このLCDモニタ8の
近傍には、A釦9a、B釦9bで構成される入力操作釦
9と、音声を入力するためのマイク60が設けられてい
る。
【0102】その他の構成については、図2に示される
上述した第1の実施の形態と同じであるので、同一の構
成要素には同一の参照番号を付して、その説明は省略す
る。
【0103】図11は、第2の実施の形態に係るカメラ
の内部構成を示すブロック図である。
【0104】尚、図11に於いて、上述した図1に示さ
れる第1の実施の形態と同一の構成要素には、同一の参
照番号を付してその説明を省略する。
【0105】図11に於いて、CPU27には、データ
バス26を介して、音声入力部61が接続されている。
この音声入力部61は、音声を入力するためのマイク6
2と、該マイク62によってアナログ音声信号を受取
り、そのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換す
る等の所定の処理を行う音声処理回路63とを有して構
成される。
【0106】次に、図12のフローチャートを参照し
て、第2の実施の形態の動作について説明する。
【0107】この図12のフローチャートに於いて、ス
テップS111〜S118、S120、S122、S1
23、S125〜S140の処理動作は、図3のフロー
チャートに於けるステップS1〜S8、S11、S1
2、S16〜S31と同様であるので、説明は省略す
る。
【0108】そして、ステップS118にて、参照情報
登録要求がなされると、続くステップS119にて、カ
メラ使用者は短い言葉をカメラのマイク62に向かって
話すようにする。その後、ステップS120でTフラグ
が“1”にセットされると、ステップS121にて、撮
影モードの登録要求がなされる。次いで、ステップS1
22にて撮影モードの登録処理が行われる。この後、ス
テップS140に移行してカメラシーケンスが実行され
る。
【0109】また、ステップS123にて、識別情報の
入力が要求されると、ステップS124に於いて、サブ
ルーチン「音声判別」が行われる。この後、ステップS
125に移行する。
【0110】図13は、図12のフローチャートのステ
ップS119に於けるサブルーチン「音声登録」の動作
を説明するフローチャートである。
【0111】先ず、ステップS151に於いて、音声入
力部61内のマイク62より参照情報が入力されて、音
声処理回路63によってデジタル値に変換された参照情
報がDRAM41に記憶される。次いで、ステップS1
52にて、CPU27でDRAM41に記憶された参照
情報に於ける音声の振幅パターン等が分析される。
【0112】次に、ステップS153にて、CPU27
により、DRAM41に記憶された参照情報に於ける音
声の特徴が抽出される。そして、ステップS154に
て、CPU27によって、DRAM41に記憶された参
照情報の線形または非線形の時間正規化処理が行われ
る。
【0113】ステップS155では、CPU27によっ
て、上記ステップS152〜S154の処理で得られた
参照情報固有のデータに基いて、参照音声パターンが作
成される。そして、ステップS156にて、上記ステッ
プS155で作成された参照音声パターンの情報が、E
EPROM43に記憶される。
【0114】図14は、図12のフローチャートのステ
ップS124に於けるサブルーチン「音声判別」の動作
を説明するフローチャートである。
【0115】先ず、ステップS161では、マイク62
より識別情報が入力されて、音声処理回路63によって
デジタル値に変換された識別情報が、DRAM41に記
憶される。次いで、ステップS162にて、CPU27
によって、DRAM41に記憶された識別情報に於ける
音声の振幅パターン等が分析される。
【0116】そして、ステップS163にて、CPU2
7により、DRAM41に記憶された識別情報に於ける
音声の特徴が抽出される。次に、ステップS164に
て、CPU27によって、DRAM41に記憶された識
別情報の線形または非線形の時間正規化処理が行われ
る。
【0117】ステップS165では、CPU27によっ
て、上記ステップS162〜S164の処理で得られた
識別情報固有のデータに基いて、識別音声パターンが作
成される。次いで、ステップS166にて、上記ステッ
プS165で作成された識別音声パターンとEEPRO
M43に記憶されている参照音声パターンの比較が行わ
れる。
【0118】このように、第2の実施の形態によれば、
カメラの使用者の特徴を表す識別情報として使用者の音
声を入力して登録し、この音声を照合すれぱよいので、
容易に使用者を特定することができる。
【0119】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て説明する。
【0120】第3の実施の形態は、カメラ使用者の眼の
形状、パターンを参照、識別情報として動作するカメラ
について説明する。
【0121】図15は、第3の実施の形態に係るカメラ
の外観構成を示したもので、(a)はカメラ前方から見
た斜視図、(b)はカメラ後方より見た斜視図である。
【0122】この図15に示される第3の実施の形態に
よるカメラの構成については、図2に示される上述した
第1の実施の形態と同じであるので、同一の構成要素に
は同一の参照番号を付して、その説明は省略する。
【0123】図16は、第3の実施の形態に係るカメラ
の内部構成を示すブロック図である。
【0124】尚、図16に於いて、上述した図1に示さ
れる第1の実施の形態と同一の構成要素には、同一の参
照番号を付してその説明を省略する。
【0125】図16に於いて、ファインダ光学系66
は、レンズ67、69と、これらレンズ67、69間に
設けられたハーフミラー68とを有して構成される。こ
のハーフミラー68は、ファインダ接眼部からの光を下
方の眼紋検出部65に反応するように設けられている。
【0126】この眼紋検出部65は、セパレータ光学系
71と、エリアセンサ72と、エリアセンサ駆動回路7
3と、信号処理回路74とを有して構成される。
【0127】上記エリアセンサ72はハーフミラー68
からの光を受光するためのもので、カメラ使用者の眼絞
(眼の形状、パターン)を画像として取込むためのセン
サである。エリアセンサ駆動回路73は、上記エリアセ
ンサ72を駆動制御するもので、該エリアセンサ72か
らのアナログ映像信号を受取る。
【0128】また、信号処理回路74は、上記エリアセ
ンサ駆動回路73からのアナログ映像信号を受取り、そ
のアナログ映像信号をデジタル値に変換し、更に色変換
等の所定処理を行うための回路である。
【0129】次に、図17のフローチャートを参照し
て、第3の実施の形態の動作について説明する。
【0130】この図17のフローチャートに於いて、ス
テップS171〜S179、S181、S183、S1
84〜S185、S187〜S202の処理動作は、図
3のフローチャートに於けるステップS1〜S9、S1
1、S12、S13〜S14、S16〜S31と同様で
あるので、説明は省略する。
【0131】そして、ステップS178にて、参照情報
登録要求がなされると、続くステップS179にて、カ
メラ使用者は眼をファインダ接眼レンズに当てた状態で
レリーズ釦6(セカンドレリーズスイッチ56)を押す
ようにする。ここで、レリーズ釦6が押されると、続く
ステップS180にて、参照用の眼画像の登録処理が行
われる。その後、ステップS181に移行する。
【0132】ステップS181でTフラグが“1”にセ
ットされると、続くステップS182にて撮影モードの
登録要求がなされる。そして、ステップS183で撮影
モードの登録処理が行われると、ステップS202に移
行してカメラシーケンスが実行される。
【0133】また、上記ステップS184にて識別情報
の入力が要求されると、続くステップS185にて、カ
メラ使用者は眼をファインダ接眼レンズに当てた状態で
レリーズ釦6(セカンドレリーズスイッチ56)を押す
ようにする。ここで、レリーズ釦6が押されると、続く
ステップS186に於いて、眼画像の判別処理が行われ
る。この後、ステップS187に移行する。
【0134】図18は、図17のフローチャートのステ
ップS180に於けるサブルーチン「眼画像登録」の動
作を説明するフローチャートである。
【0135】先ず、ステップS211に於いて、ファイ
ンダ光学系66から、ハーフミラー68を介して入力さ
れた参照画像が、眼紋検出部65内の信号処理回路74
によってデジタル値に変換されて、DRAM41に記憶
される。次いで、ステップS212にて、CPU27に
より、DRAM41に記憶された参照画像に於ける各画
素でのカラー信号が、彩度、明度、色相の色情報に変換
される。
【0136】ステップS213では、CPU27によ
り、上記DRAM41に記憶された参照画像に於ける眼
領域が抽出される。そして、ステップS214にて、C
PU27により、DRAM41に記憶された参照画像に
於ける撮影条件等により生じる参照画像の輝度の偏りを
低減するために、輝度値の補正が行われる。
【0137】ステップ215では、CPU27によっ
て、上記ステップS212〜S214の処理で得られた
参照画像固有のデータに基いて、参照用テンプレートが
作成される。そして、ステップS216にて、上記ステ
ップS215で作成された参照用テンプレートの情報
が、EEPROM43に記憶される。
【0138】図19は、図17のフローチャートのステ
ップS186に於けるサブルーチン「眼画像判別」の動
作を説明するフローチャートである。
【0139】先ず、ステップS221に於いて、ファイ
ンダ光学系66からハーフミラー68を介して入力され
た識別画像が、眼紋検出部65内の信号処理回路74に
よってデジタル値に変換され、DRAM41に記憶され
る。次いで、ステップS222にて、CPU27によ
り、DRAM41に記憶された識別画像に於ける各画素
でのカラー信号が、彩度、明度、色相の色情報に変換さ
れる。
【0140】ステップS223では、CPU27によっ
て、DRAM41に記憶された識別画像に於ける眼領域
が抽出される。そして、ステップS224にて、CPU
27により、DRAM41に記憶された識別画像に於け
る撮影条件等により生じる識別画像の輝度の偏りを低減
するために、輝度値の補正が行われる。
【0141】ステップS225では、CPU27によっ
て、上記ステップS222〜S224の処理で得られた
識別画像固有のデータに基いて、識別用テンプレートが
作成される。その後、ステップS226にて、上記ステ
ップS225で作成された識別用テンプレートの情報と
EEPROM43に記憶されている参照用テンプレート
の比較が行われる。
【0142】このように、第3の実施の形態によれば、
カメラの使用者の特徴を表す識別情報として使用者の眼
画像を入力して登録し、この眼画像を照合すれぱよいの
で、容易に使用者の特定をすることができる。
【0143】尚、この発明は、上述した第1乃至第3の
実施の形態の特徴によるカメラ使用者の識別にはとらわ
れるものではない。例えば、指紋等のように使用者の特
徴として確立しているものであれば、実現可能である。
【0144】また、この発明の上記実施の形態によれ
ば、以下の如く構成を得ることができる。
【0145】すなわち、 (1) カメラの使用者を特定するための識別情報を入
力する識別情報入力手段と、上記識別情報と関連付けて
参照される参照情報を入力する参照情報入力手段と、上
記参照情報を複数記憶可能な参照情報記憶手段と、上記
識別情報入力手段に入力された識別情報と上記記憶手段
に記憶された参照情報とを照合して、これらの情報が一
致するか否かを判別する判別手段と、この判別手段の照
合結果に基いてカメラの動作を決定する動作決定手段
と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0146】(2) 更に、上記判別手段の判別結果に
基づき、カメラ使用者に応じた初期動作モードに設定す
る初期動作モード設定手段を具備することを特徴とする
付記項1記載のカメラ。
【0147】(3) 上記識別情報は、カメラ使用者の
声を識別するための情報であることを特徴とする上記
(1)に記載のカメラ。
【0148】(4) 上記識別情報は、カメラ使用者の
顔を識別するための情報であることを特徴とする上記
(1)に記載のカメラ。
【0149】(5) 上記識別情報は、カメラ使用者の
眼を識別するための情報であることを特徴とする上記
(1)に記載のカメラ。
【0150】(6) 上記識別情報は、カメラ使用者の
指紋を識別するための情報であることを特徴とする上記
(1)に記載のカメラ。
【0151】(7) 上記動作決定手段は、上記判別手
段により上記識別情報と上記参照情報とが一致している
と判別された場合に、カメラを動作可能とし、上記判別
手段により上記識別情報と上記参照情報とが一致してい
ないと判別された場合に、カメラの動作を禁止すること
を特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0152】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、盗難防
止に有効であって、使用者が複数人でも情報の登録や入
力が煩雑にならず、使い勝手の良いカメラを提供するこ
とである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るカメラの内
部構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係るカメラの外
観構成を示したもので、(a)はカメラ正面から見た斜
視図、(b)はカメラ後方より見た斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に於けるカメラのメインシー
ケンスを説明するフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートのステップS30に於け
るサブルーチン「登録情報消去」の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】図3のフローチャートのサブルーチン「撮影モ
ード登録」の動作を説明するフローチャートである。
【図6】図3のフローチャートのステップS10に於け
るサブルーチン「顔画像登録」の動作を説明するフロー
チャートである。
【図7】図3のフローチャートのステップS15に於け
るサブルーチン「顔画像判別」の動作を説明するフロー
チャートである。
【図8】LCDモニタ44に表示される文字表示の例を
示した図である。
【図9】図3のフローチャートのステップS31に於け
るサブルーチン「カメラシーケンス」について説明する
フローチャートである。
【図10】この発明の第2の実施の形態に係るカメラの
外観構成を示したもので、(a)はカメラ正面から見た
斜視図、(b)はカメラ後方より見た斜視図である。
【図11】この発明の第2の実施の形態に係るカメラの
内部構成を示すブロック図である。
【図12】第2の実施の形態に於けるカメラのメインシ
ーケンスの動作を説明するフローチャートである。
【図13】図12のフローチャートのステップS119
に於けるサブルーチン「音声登録」の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図14】図12のフローチャートのステップS124
に於けるサブルーチン「音声判別」の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図15】この発明の第3の実施の形態に係るカメラの
外観構成を示したもので、(a)はカメラ正面から見た
斜視図、(b)はカメラ後方より見た斜視図である。
【図16】この発明の第3の実施の形態に係るカメラの
内部構成を示すブロック図である。
【図17】第3の実施の形態に於けるカメラのメインシ
ーケンスの動作を説明するフローチャートである。
【図18】図17のフローチャートのステップS180
に於けるサブルーチン「眼画像登録」の動作を説明する
フローチャートである。
【図19】図17のフローチャートのステップS186
に於けるサブルーチン「眼画像判別」の動作を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラボディ、 2 撮影レンズ、 3 撮像レンズ、 4 光学ファインダ、 5 ズームスイッチ、 5a TELEスイッチ、 5b WIDEスイッチ、 6 レリーズ釦、 7 ストロボ発光部、 8、44 LCDモニタ、 9 入力操作釦、 9a A釦、 9b B釦、 11 銀塩フィルム撮影光学系、 15 シャッタ機構、 16 銀塩フィルム(フィルム)、 18 ピント合わせ駆動回路、 19 絞り駆動回路、 20 ズーム駆動回路、 21 シャッタ駆動回路、 22 フィルム駆動回路、 23 測距部、 24 ファインダ光学系、 26 データバス、 27 シーケンス・コントローラ(CPU)、 30 デジタル撮像光学系、 34 エリアセンサ、 35 エリアセンサ駆動回路、 36 信号処理回路、 39 ストロボ発光部、 40 ストロボ回路、 41 DRAM、 42 フラッシュメモリ、 43 EEPROM、 44 LCDモニタ、 45 絞り選択ダイヤル、 46 シャッタ秒時選択ダイヤル、 49 露出モード選択スイッチ(SW)、 50 フィルム給送モード選択スイッチ(SW)、 51 ストロボ発光モード選択スイッチ(SW)、 52 AFモード選択スイッチ(SW)、 53 測光モード選択スイッチ(SW)、 55 ファーストレリーズスイッチ(1RSW)、 56 セカンドレリーズスイッチ(2RSW)、 57 パワースイッチ(PWSW)、 58 その他のスイッチ(SW)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の識別情報を入力する識別情報入力
    手段と、 上記識別情報と関連付けて参照される参照情報を入力す
    る参照情報入力手段と、 上記参照情報を複数記憶可能な参照情報記憶手段と、 上記識別情報入力手段に入力された識別情報と上記参照
    情報記憶手段に記憶された参照情報とを照合して、これ
    らの情報が一致するか否かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に基いてカメラの動作を決定す
    る動作決定手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記識別情報は、操作部材により入力さ
    れる情報、若しくはカメラ使用者の生体的特徴に関する
    情報であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 更に、上記判別手段により上記識別情報
    と上記参照情報とが一致すると判別された場合に、既定
    の動作シーケンスをカメラ使用者に応じた動作シーケン
    スに変更する動作シーケンス変更手段を具備することを
    特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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