JP2001059560A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JP2001059560A
JP2001059560A JP11303560A JP30356099A JP2001059560A JP 2001059560 A JP2001059560 A JP 2001059560A JP 11303560 A JP11303560 A JP 11303560A JP 30356099 A JP30356099 A JP 30356099A JP 2001059560 A JP2001059560 A JP 2001059560A
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hub
torque
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transmission device
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Takuo Sakai
拓生 酒井
Manabu Saeki
学 佐伯
Yasuo Tabuchi
泰生 田渕
Toshihiro Hayashi
敏弘 林
Junichi Oguchi
純一 大口
Naoto Yasugata
直人 安形
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H2055/366Pulleys with means providing resilience or vibration damping

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過負荷トルクの伝達を迅速に且つ確実に遮断
できる動力伝達装置1を提供すること。 【解決手段】 トルクリミッタとしての機能を有するギ
ア部7は、プーリ3と一体に回転する回転部材5に対し
回転規制された状態で軸方向に移動できるように連結さ
れ、圧縮機のシャフト2に固定されたハブ6に対し所定
の締付けトルクで螺子結合されている。但し、ギア部7
とハブ6との螺子結合は、ハブ6に対しプーリ3の回転
方向にギア部7を回転させると締付けトルクが減少する
(緩む)ように設けられている。従って、圧縮機がロッ
クしてシャフト2側の負荷トルクが増大し、その負荷ト
ルクがギア部7の締付けトルクより大きくなると、ハブ
6に対してギア部7が緩む方向に相対回転する。その結
果、ギア部7が回転部材5と一体に回転しながら軸方向
に移動して、ハブ6との螺子結合が解除されるため、ハ
ブ6と回転部材5との間で動力伝達が遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転力を伝達する
動力伝達装置であり、特に過負荷トルクの伝達を遮断す
るための過負荷トルク遮断機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば特開平10−4
7244号公報に開示された動力伝達機構が公知であ
る。この動力伝達機構は、プーリに伝達された回転力を
圧縮機のシャフトに伝達するもので、プーリとシャフト
との間には、熱可塑性樹脂から成る弾性変形部を備えた
介装部材が配設されている。その介装部材は、プーリと
シャフトとの何れか一方に結合され、他方に対して常に
一体回転可能に圧接されている。この構成により、シャ
フト側の負荷トルクが変動した時には、弾性変形部が弾
性変形してトルク変動を吸収し、更に負荷トルクが過大
となった時には、圧接部の相対摺動に伴う摩擦熱によっ
て弾性変形部が溶融することにより、シャフトからプー
リへの過負荷トルクの伝達が遮断される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構成
では、弾性変形部が溶融するまでに或る程度の時間(例
えば10秒以上)が掛かるため、圧縮機がロックしてシ
ャフト側の負荷トルクが過大となった時に、短時間(例
えば1秒以内)で過負荷トルクの伝達を遮断できないと
いう問題があった。本発明は、上記事情に基づいて成さ
れたもので、その目的は、過負荷トルクの伝達を迅速に
且つ確実に遮断できる動力伝達装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)駆動
側回転体と従動側回転体とを連結して駆動側回転体の回
転を常時従動側回転体に伝達する伝達手段は、駆動側回
転体と従動側回転体の何方か一方の回転体に対し所定の
締付けトルクで軸方向に螺子結合され、且つ他方の回転
体に対し回転規制された状態で軸方向に移動可能に係合
する連結部材を具備し、従動側回転体の負荷トルクが締
付けトルクより大きくなった時に、一方の回転体と連結
部材とが相対回転することにより、一方の回転体及び他
方の回転体に対し連結部材が軸方向に移動して、駆動側
回転体と従動側回転体との連結を解除することができ
る。これにより、連結部材の締付けトルクより大きな負
荷トルク(過負荷トルク)が従動側回転体から駆動側回
転体に伝達されることを防止できる。また、本発明の構
成では、連結部材が軸方向に移動するだけで駆動側回転
体と従動側回転体との連結を解除できるので、従来技術
で説明した熱可塑性樹脂から成る弾性変形部を溶融させ
る構成と比較して、過負荷トルクの伝達を迅速に且つ確
実に遮断することが可能である。
【0005】(請求項2の手段)請求項1に記載した連
結部材は、一方の回転体に対し駆動側回転体の回転方向
と反対方向に締付けトルクを発生し、従動側回転体の負
荷トルクが締付けトルクより大きくなった時には、一方
の回転体に対し螺子結合が緩む側に相対回転することが
できる。この場合、一方の回転体に対し連結部材が緩む
ことで、その一方の回転体との螺子結合が解除される
か、あるいは連結部材の軸方向の移動によって他方の回
転体との係合が解除されることにより、駆動側回転体と
従動側回転体との連結が解除される。
【0006】(請求項3の手段)請求項1及び2に記載
した伝達手段は、一方の回転体と連結部材との間に介在
される弾性部材を有し、一方の回転体に対し弾性部材を
弾性変形させた状態で連結部材が所定の締付けトルクで
螺子結合されている。この場合、弾性部材の弾力を利用
して締付けトルクを発生させることができるので、一方
の回転体に対し連結部材を所定の締付けトルクで締め付
けるためのトルク管理を容易にできる。
【0007】(請求項4の手段)請求項3に記載した連
結部材は、伝達手段は、一方の回転体に対し連結部材を
保持する保持部を有し、且つ連結部材は、一方の回転体
に対し駆動側回転体の回転方向と同方向に締付けトルク
を発生し、この締付けトルクが保持部を介して一方の回
転体に伝達されている。ここで、従動側回転体の負荷ト
ルクが連結部材の締付けトルクより大きくなると、連結
部材を保持する保持部の保持力が解除されて、一方の回
転体と連結部材とが相対回転できる。この結果、連結部
材が軸方向(保持部を介して締付けトルクが増大する方
向)に移動して、一方の回転体または他方の回転体から
離脱することにより、駆動側回転体と従動側回転体との
連結が解除される。
【0008】(請求項5の手段)請求項1〜4に記載し
た動力伝達装置は、冷凍サイクルの圧縮機に具備され、
車両エンジンよりベルトを介して回転力が伝達されるプ
ーリと、圧縮機のシャフトに固定されるハブとを備え、
プーリを有する駆動側回転体とハブを有する従動側回転
体との間に伝達手段が設けられている。この場合、圧縮
機のロック等によってシャフト側の負荷トルクが急激に
増大した場合でも、シャフト側からプーリ側への過負荷
トルクの伝達を遮断できるので、車両エンジンの運転状
態(エンジン回転数)に影響を与えることはない。
【0009】(請求項6の手段)外部より回転力が伝達
されて回転する回転体を有し、この回転体を介して回転
装置の回転軸にトルク伝達する動力伝達装置であって、
回転体は、外部より回転力を受けて回転する方向に所定
の締付けトルクで回転軸に螺子結合され、回転軸側の負
荷トルクが所定の締付けトルクより大きくなった時に、
回転体に形成された螺子部と回転軸に形成された螺子部
の少なくとも一方が螺子上がりにより破壊されること
で、両者の螺子結合が解除される。これにより、回転軸
がロックした時等には、回転軸に対し回転体が空転し
て、回転軸と回転体との間で動力伝達を遮断することが
できる。
【0010】(請求項7の手段)請求項6に記載した動
力伝達装置において、回転体は、外部より伝達される回
転力を受けて回転する外ハブと、回転軸に螺子結合され
る内ハブとを有し、外ハブは熱可塑製樹脂で形成され、
内ハブは金属で形成され、この内ハブの一部が外ハブに
インサート成形されることで両者が連結されて一体に回
転することを特徴とする。
【0011】この構成では、螺子上がりにより回転軸と
内ハブとの螺子結合が解除されると、回転軸と内ハブと
の摺動回転に伴って発熱を生じる。このため、金属製で
ある内ハブの温度が上昇すると、内ハブから外ハブに伝
熱されて、熱可塑製樹脂で形成された外ハブが溶融する
ことにより、内ハブと外ハブとの結合部が破壊されて、
両者の連結が解除される。この結果、外ハブと内ハブと
の間で動力伝達が遮断されて外ハブだけが空転すること
ができるので、回転軸と内ハブとの焼き付きを防止でき
る。
【0012】(請求項8の手段)回転体は、外部より伝
達される回転力を受けて回転する第1の回転部材と、回
転軸に結合されて回転軸と一体に回転する第2の回転部
材とを有し、その第1の回転部材と第2の回転部材は、
第1の回転部材が外部より回転力を受けて回転する方向
に所定の締付けトルクで第2の回転部材に螺子結合さ
れ、回転軸側の負荷トルクが所定の締付けトルクより大
きくなった時に、第1の回転部材に形成された螺子部と
第2の回転部材に形成された螺子部の少なくとも一方が
破壊されることで、両者の螺子結合が解除される。これ
により、回転軸がロックした時等には、第2の回転部材
が空転して、第1の回転部材と第2の回転部材との間で
動力伝達を遮断することができる。
【0013】(請求項9の手段)請求項6及び8に記載
した回転装置は、冷凍サイクルの圧縮機であり、回転体
は、プーリを具備し、このプーリにベルトを介して車両
エンジンより回転力が伝達され、その回転力を圧縮機の
回転軸に伝達する。この場合、圧縮機のロック等によっ
て回転軸側の負荷トルクが急激に増大した場合でも、回
転軸側からプーリ側への過負荷トルクの伝達を遮断でき
るので、車両エンジンの運転状態(エンジン回転数)に
影響を与えることはない。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)図1は動力伝達装置1の半断面図であ
る。動力伝達装置1は、車両エンジンの回転力を圧縮機
のシャフト2に伝達するもので、図1に示すように、エ
ンジンの回転力が伝達されて回転するプーリ3、このプ
ーリ3にゴム体4を介して連結された回転部材5、圧縮
機のシャフト2に固定されるハブ6、回転部材5とハブ
6とを連結するギア部7等より構成される。
【0015】プーリ3は、ベアリング8を介して圧縮機
のハウジング9に回転自在に支持され、このプーリ3に
掛け渡されたベルト(図示しない)を介して、常時エン
ジンの回転力が伝達されて回転している。プーリ3と回
転部材5との間に介在されるゴム体4は、シャフト2側
のトルク変動を吸収するもので、例えば円周方向に複数
箇所設けられている。
【0016】回転部材5は、ゴム体4に連結され、この
ゴム体4を介してプーリ3と一体に回転することができ
る。この回転部材5は、例えば中央に開口部を有する円
環形状に設けられ、その開口部の内周面には、図2に示
すように、円周方向に複数の凹凸部5aが形成されてい
る。この回転部材5は、例えば樹脂製、あるいは樹脂と
ゴムとの組み合わせとすることにより、ギア部7との噛
み合いのがたつきを無くし、噛み合い部の摩耗を防止す
ることも可能である。
【0017】ハブ6は、シャフト2の端部にボルト10
で固定され、シャフト2と一体に回転することができ
る。このハブ6は、シャフト2の外周に嵌合する円筒部
6aと、この円筒部6aに対し径方向に拡大するフラン
ジ部6bとを有し、そのフランジ部6bと円筒部6aと
の間で、円筒部6aより外径が若干大きく設けられた外
周面に螺子部6cが形成されている。但し、この螺子部
6cは、回転部材5の開口内周面に形成された凹凸部5
aと径方向に対向している。言い換えると、螺子部6c
の径方向外周に回転部材5の凹凸部5aが位置してい
る。
【0018】ギア部7は、回転部材5の回転をハブ6に
伝達するとともに、シャフト2側に過大なトルク変動が
発生した場合に、回転部材5とハブ6との間でトルク伝
達を遮断するトルクリミッタとしての機能を有してい
る。このギア部7は、径方向に対向する回転部材5とハ
ブ6との間に配置される環状体に設けられ、その外周面
には回転部材5の凹凸部5aに嵌合する凹凸部7aが形
成され、内周面にはハブ6に形成された螺子部6cに結
合する螺子部7bが設けられている(図2参照)。な
お、回転部材5とギア部7とは、両者の凹凸部5a、7
aが嵌合することで互いに回転規制されるが、軸方向
(図1の左右方向)には移動できる構成である。
【0019】このギア部7は、ハブ6に設けられたフラ
ンジ部6bとの間に皿ばね11を配置し、この皿ばね1
1を介してハブ6に対し所定の締付けトルクで螺子結合
されている。但し、ギア部7とハブ6との螺子結合は、
ハブ6に対しプーリ3の回転方向にギア部7を回転させ
ると締付けトルクが減少し(緩む)、プーリ3の回転方
向と反対方向にギア部7を回転させると締付けトルクが
増大する(締まる)ように設けられている。なお、ギア
部7の締付けトルクは、圧縮機の最大駆動トルクより大
きく、例えば1.5〜2倍程度に設定される。従って、
通常運転時では、圧縮機の駆動トルクがギア部7の締付
けトルクを越えることはないので、ハブ6に対してギア
部7が緩むことはなく、確実にプーリ3の回転をハブ6
に伝達することができる。
【0020】次に、本実施例の作動を説明する。車両エ
ンジンからベルトを介してプーリ3に伝達された回転力
は、ゴム体4とともにプーリ3と一体に回転する回転部
材5からギア部7を介してハブ6に伝達され、更にハブ
6が固定された圧縮機のシャフト2に伝達されてシャフ
ト2が回転する。
【0021】ここで、例えば圧縮機がロックしてシャフ
ト2側の負荷トルクが増大し、その負荷トルクがギア部
7の締付けトルクより大きくなると、ハブ6に対してギ
ア部7が緩む方向(締付けトルクが減少する方向)に相
対回転する。その結果、図3に示すように、ギア部7が
回転部材5と一体に回転しながら軸方向(図3の矢印方
向)に移動して、ハブ6との螺子結合が解除される。あ
るいはギア部7とハブ6との螺子結合が解除されなくて
も、回転部材5とギア部7との両者の凹凸部5a、7a
が軸方向にずれることにより、ギア部7と回転部材5と
の係合状態が解除される。
【0022】(第1実施例の効果)上記の作動により、
ハブ6または回転部材5の少なくとも一方からギア部7
が離脱するため、回転部材5とハブ6との間で動力伝達
が遮断される。その結果、シャフト2側の過負荷トルク
がギア部7を介して回転部材5に伝達されることはな
く、圧縮機がロックした場合でも、シャフト2側の過大
なトルク変動が車両エンジンに伝達されることはなく、
負荷トルクの変動に伴うエンジン回転数の変動を防止で
きる。
【0023】特に、本実施例の動力伝達装置1では、ギ
ア部7がハブ6との螺子結合を緩めながら軸方向に移動
するだけでハブ6または回転部材5との連結を解除でき
るので、従来技術で説明した熱可塑性樹脂から成る弾性
変形部を溶融させる構成と比較して、ハブ6と回転部材
5との間で過負荷トルクの伝達を迅速に且つ確実に遮断
することが可能である。また、トルクリミッタとしての
機能をギア部7の1部品だけで構成できるので、部品点
数が少なく、構造を簡単にできる効果を有する。
【0024】更に、本実施例では、ハブ6に設けられた
フランジ部6bとギア部7との間に皿ばね11を配置し
ているので、その皿ばね11の弾力を利用して締付けト
ルクを発生させることができる。この場合、皿ばね11
を使用しない時は、図4のグラフaに示すように、ギア
部7の回転角に対して締付けトルクが大きく変化するの
に対し、皿ばね11を使用した時は、グラフbに示すよ
うに、ギア部7の回転角に対する締付けトルクの変化量
が緩やかである。このため、皿ばね11を使用すること
により、所定の締付けトルクを発生させるためのトルク
管理を容易にできる(ギア部7の回転角を大きくでき
る)効果がある。
【0025】(第2実施例)図5は動力伝達装置1の軸
方向正面図、図6は図5のA−A断面図である。本実施
例の動力伝達装置1は、第1実施例と同様に、車両エン
ジンの回転力を圧縮機のシャフト2に伝達するもので、
図5に示すように、エンジンの回転力が伝達されて回転
するプーリ3、圧縮機のシャフト2に固定されるハブ
6、プーリ3の回転をハブ6に伝達する伝達手段12等
より構成される。この第2実施例では、トルクリミッタ
としての機能を有する伝達手段12の構成が第1実施例
と異なるため、以下に伝達手段12の構成を重点的に説
明する。
【0026】伝達手段12は、プーリ3とハブ6とを連
結するギア部7と、プーリ3に対してギア部7を保持す
る保持部13とを備え、ギア部7と保持部13とが樹脂
により一体成形されている。ギア部7は、図7に示すよ
うに、全体が環状体に設けられ、その外周にはプーリ3
の内周に形成された螺子部3aと噛み合う螺子部7bが
設けられ、内周にはハブ6の外周に形成された凹凸部6
cと嵌合する凹凸部7aが形成されている。但し、ハブ
6とギア部7とは、両者の凹凸部6a、7aが嵌合する
ことで互いに回転規制されるが、軸方向(図6の左右方
向)には移動できる構成である。
【0027】保持部13は、図7に示すように、ギア部
7の円周方向に等間隔で複数箇所設けられ、ギア部7の
薄肉部分に対し棒状に突設されている。このギア部7と
保持部13から成る伝達手段12は、プーリ3に対しギ
ア部7が螺子結合されて、その締付けトルクが保持部1
3を介してプーリ3の支持部3Aに付与されている。但
し、ギア部7とプーリ3との螺子結合は、ハブ6側から
ギア部7に過負荷トルクが加わった時に、プーリ3に対
しギア部7が締まる方向に働くように構成されている。
また、この伝達手段12は、ギア部7の締付けトルクを
受ける保持部13の根元部分の周囲に応力が集中し、ギ
ア部7に過負荷トルクが加わると、ギア部7と保持部1
3との接続部12a(図8参照)が破壊する構造となっ
ている。
【0028】次に、本実施例の作動を説明する。車両エ
ンジンからベルトを介してプーリ3に伝達された回転力
は、伝達手段12を介してハブ6に伝達され、更にハブ
6が固定された圧縮機のシャフト2に伝達されてシャフ
ト2が回転する。ここで、例えば圧縮機がロックしてシ
ャフト2側の負荷トルクが増大し、その負荷トルクがギ
ア部7の締付けトルクより大きくなると、プーリ3に対
して締付けトルクが増大する方向へギア部7が移動しよ
うとする。
【0029】これにより、図8に示すように、ギア部7
と保持部13との接続部12aに応力が集中して破壊さ
れることにより、ギア部7が保持部13から離脱してプ
ーリ3の支持部3A側(図8の右方向)へ移動する。こ
の結果、ギア部7とハブ6の両者の凹凸部が軸方向にず
れることにより、ギア部7とハブ6との係合状態が解除
される。あるいはギア部7とハブ6との係合状態が解除
される前に、ギア部7とプーリ3との螺子結合が解除さ
れる構成でも良い。
【0030】(第2実施例の効果)上記の作動により、
ハブ6またはプーリ3の少なくとも一方からギア部7が
離脱するため、プーリ3とハブ6との間で動力伝達が遮
断される。その結果、シャフト2側の過負荷トルクがギ
ア部7を介してプーリ3に伝達されることはなく、圧縮
機がロックした場合でも、シャフト2側の過大なトルク
変動が車両エンジンに伝達されることはなく、負荷トル
クの変動に伴うエンジン回転数の変動を防止できる。
【0031】また、第1実施例と同様に、ギア部7の軸
方向への移動によってハブ6とプーリ3との間で過負荷
トルクの伝達を迅速に且つ確実に遮断することが可能で
あり、且つトルクリミッタとしての機能を伝達手段12
(ギア部7と保持部13は樹脂による一体成形が可能)
の1部品だけで構成できるので、部品点数が少なく、構
造を簡単にできる効果を有する。
【0032】なお、本実施例の伝達手段12によるトル
クリミッタに対し、動力伝達経路(例えばプーリ3とハ
ブ6との間)に切欠部を設けて、シャフト2側の過負荷
トルクが加わった時に切欠部が破壊してプーリ3とハブ
6との間で動力伝達を遮断する構造が考えられる。この
場合、通常作動時においては、切欠部に圧縮機の駆動ト
ルク(常時変動する)による繰り返し応力が加わるた
め、その最大応力が切欠部を構成する部材の耐久限度以
下となる設計が必要である(通常は安全率2を確保する
ため、設計応力=1/2耐久限度)。また、トルクリミ
ッタが作動する場合は、切欠部に引張強さ以上の応力が
作用して切欠部が破断する。
【0033】そこで、切欠部を構成する材料として例え
ば鋼材等を考えると、引張強さ(=切欠部が破壊する時
の応力)は、耐久限度の2〜3倍程度の値となるため、
設計応力=(1/4〜1/6)×引張強さとなる。従っ
て、圧縮機の最大駆動トルクを40Nmで設計する場
合、切欠部が破壊する負荷トルクは160〜240Nm
となる。ところが、トルクリミッタとして機能するため
に許容されるトルクは圧縮機の最大駆動トルクの精々2
〜3倍(80〜120Nm)であるため、単純に動力伝
達経路に切欠部を設けるだけではトルクリミッタとして
成立しないことが分かる。
【0034】これに対し、本発明の第2実施例では、過
負荷トルクが加わった時に保持部13とギア部7との接
続部12aが破壊する構造ではあるが、接続部12aに
はギア部7の締付けトルク(一定)が常に作用してお
り、通常運転時は繰り返し応力を殆ど無視できる。この
ため、ギア部7の締付けトルクで発生する応力を降伏点
以下とすれば良い。また、この第2実施例では、安全率
を1.5程度で十分と考えられるが、仮に安全率を2と
しても、設計応力=1/2降伏応力とすることができ
る。例えば鋼材等では、引張強さは最大120Nmでも
降伏点の1.5倍であり、設計応力=1/3引張強さと
なるため、十分トルクリミッタとして成立する。
【0035】(変形例)第1実施例では、ギア部7に過
負荷トルクが加わった時に、ギア部7が緩むことで軸方
向に移動する構造であるが、第2実施例と同様にギア部
7が締まることで軸方向に移動するように構成しても良
い。この場合、ギア部7が締まる方向へ移動する時に皿
ばね11が破壊されることでギア部7の移動を可能にで
きる。
【0036】また、第2実施例では、ギア部7に過負荷
トルクが加わった時に、ギア部7が締まることで軸方向
に移動する構造であるが、第1実施例と同様にギア部7
が緩むことで軸方向に移動するように構成しても良い。
更に、第1実施例では、皿ばね11を使用しているが、
皿ばね11以外の弾性部材(例えばゴム、スプリング
等)を使用しても良い。また、必ずしも皿ばね11を使
用する必要はなく、ギア部7だけで締付けトルクを得る
こともできる。
【0037】(第3実施例)図9は動力伝達装置1の半
断面図である。本実施例の動力伝達装置1は、プーリ3
の回転がゴム体4を介して伝達されるハブ6を有し、こ
のハブ6のボス部内周に形成された雌ねじ部6dをシャ
フト2の外周に形成された雄ねじ部2aに螺合して、シ
ャフト2に対し所定の締付けトルクで締結されている。
なお、ハブ6とシャフト2との螺子結合は、シャフト2
に対しプーリ3の回転方向にハブ6を回転させることで
締付けトルクが増大し(締まる)、且つ組付時に於ける
締付けトルクが圧縮機の駆動トルクより高めに設定され
ている。
【0038】上記のハブ6とシャフト2との結合部は、
圧縮機がロックしてシャフト2側の負荷トルクが増大
し、その負荷トルクがハブ6の締付けトルクより大きく
なると、シャフト2に形成された雄ねじ部2aとハブ6
に形成された雌ねじ部6dの少なくとも一方が螺子上が
りにより破壊されるように設けられている。これによ
り、シャフト2がロックした時は、シャフト2とハブ6
との螺子結合が解除されて、ハブ6が空転するため、シ
ャフト2とハブ6との間で動力伝達が遮断される。その
結果、シャフト2側の過負荷トルクがハブ6側へ伝わる
ことはなく、シャフト2側の過大なトルク変動が車両エ
ンジンに伝達されることを防止できる。
【0039】また、振動等によりシャフト2とハブ6と
の螺子結合が一時的に緩んでも、プーリ3の回転方向に
締付けトルクを発生するため、シャフト2とハブ6との
螺子結合が継続的に緩むことはなく、誤作動を生じる恐
れはない。なお、本実施例の構成において、ハブ6を樹
脂で構成すると、螺子上がりによりハブ6とシャフト2
との螺子結合が解除されてハブ6が空転した時に、シャ
フト2とハブ6との焼き付きを防止できるメリットがあ
る。
【0040】(第4実施例)図10は動力伝達装置1の
半断面図である。本実施例の動力伝達装置1は、第3実
施例と同様に、シャフト2とハブ6とを螺子結合したも
ので、そのハブ6を熱可塑製樹脂で形成された外ハブ6
Aと、金属製の内ハブ6Bとで構成した一例である。
【0041】内ハブ6Bとシャフト2との螺子結合は、
第3実施例と同じで、圧縮機がロックしてシャフト2側
の負荷トルクが増大し、その負荷トルクが内ハブ6Bの
締付けトルクより大きくなると、シャフト2に形成され
た雄ねじ部2aと内ハブ6Bに形成された雌ねじ部6d
の少なくとも一方が螺子上がりにより破壊されるように
設けられている。外ハブ6Aは、内ハブ6Bの外径部が
インサート成形されることにより、内ハブ6Bと連結さ
れている。
【0042】上記の構成によれば、螺子上がりによりシ
ャフト2と内ハブ6Bとの螺子結合が解除されると、シ
ャフト2と内ハブ6Bとの摺動回転に伴って発熱する。
これにより、金属製である内ハブ6Bの温度が上昇する
と、内ハブ6Bから外ハブ6Aに伝熱されて、熱可塑製
樹脂で形成された外ハブ6Aが溶融することにより、内
ハブ6Bと外ハブ6Aとの連結部が破壊されて、両者の
連結が解除される。この結果、外ハブ6Aと内ハブ6B
との間で動力伝達が遮断されて外ハブ6A側だけが空転
するので、シャフト2と内ハブ6Bとの焼き付きを防止
できる。
【0043】また、本実施例では、図10に示すよう
に、内ハブ6Bの外径寸法より外ハブ6Aの内径寸法の
方を小さく設定し、内ハブ6Bと外ハブ6Aとの連結部
が破壊した場合でも、軸方向に内ハブ6Bの外径部と外
ハブ6Aの内径部とが係合できる構造とすることによ
り、連結部の破壊により外ハブ6Aが脱落することを防
止できる。
【0044】(変形例)第4実施例で説明したようにハ
ブ6を内ハブ6Bと外ハブ6Aとに分割する場合は、本
発明の請求項8に記載したように、第1の回転部材であ
る外ハブ6Aと第2の回転部材である内ハブ6Bとを螺
子結合し、内ハブ6Bをボルト等でシャフト2に固定し
た構造でも良い。この場合、内ハブ6Bと外ハブ6Aと
の螺子結合は、圧縮機がロックしてシャフト2側の負荷
トルクが増大し、その負荷トルクが内ハブ6Bに対する
外ハブ6Aの締付けトルクより大きくなると、内ハブ6
Bに形成されたねじ部と外ハブ6Aに形成されたねじ部
の少なくとも一方が螺子上がりにより破壊されるように
設けられている。
【0045】この構成においても、シャフト2がロック
すると、内ハブ6Bと外ハブ6Aとの螺子結合が解除さ
れて、外ハブ6Aが空転するため、シャフト2側の過負
荷トルクが外ハブ6A側へ伝わることはなく、シャフト
2側の過大なトルク変動が車両エンジンに伝達されるこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動力伝達装置の半断面図である(第1実施
例)。
【図2】トルクリミッタの構成を示す軸方向正面図であ
る。
【図3】トルクリミッタ(ギア部)の作動説明図であ
る。
【図4】ギア部の回転角と締付けトルクとの関係を示す
グラフである。
【図5】動力伝達装置の軸方向正面図である(第2実施
例)。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】ギア部の正面図である。
【図8】トルクリミッタ(伝達手段)の作動説明図であ
る。
【図9】動力伝達装置の半断面図である(第3実施
例)。
【図10】動力伝達装置の半断面図である(第4実施
例)。
【符号の説明】
1 動力伝達装置 2 シャフト(回転軸) 2a シャフトの雄ねじ部(螺子部) 3 プーリ 5 回転部材(駆動側回転体) 6 ハブ(従動側回転体/回転体) 6d ハブの雌ねじ部(螺子部) 6A 外ハブ 6B 内ハブ 7 ギア部(連結部材) 11 皿ばね(弾性部材) 12 伝達手段 13 保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 7/14 F16D 9/00 Z (72)発明者 田渕 泰生 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 林 敏弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 大口 純一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 安形 直人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H076 AA05 BB26 BB28 BB41 BB43 BB50 CC12 CC17 CC99 3J049 AA04 BH20 CA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部より回転力が伝達されて回転する駆動
    側回転体と、 この駆動側回転体の回転中心と同軸に回転可能に支持さ
    れた従動側回転体と、 前記駆動側回転体と従動側回転体とを連結して前記駆動
    側回転体の回転を常時前記従動側回転体に伝達する伝達
    手段とを備え、 この伝達手段は、前記駆動側回転体と従動側回転体の何
    方か一方の回転体に対し所定の締付けトルクで軸方向に
    螺子結合され、且つ他方の回転体に対し回転規制された
    状態で軸方向に移動可能に係合する連結部材を具備し、
    前記従動側回転体の負荷トルクが前記締付けトルクより
    大きくなった時に、前記一方の回転体と前記連結部材と
    が相対回転することにより、前記一方の回転体及び他方
    の回転体に対し前記連結部材が軸方向に移動して、前記
    駆動側回転体と従動側回転体との連結を解除することを
    特徴とする動力伝達装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した動力伝達装置におい
    て、 前記連結部材は、前記一方の回転体に対し前記駆動側回
    転体の回転方向と反対方向に前記締付けトルクを発生
    し、前記従動側回転体の負荷トルクが前記締付けトルク
    より大きくなった時には、前記一方の回転体に対し螺子
    結合が緩む側に相対回転することを特徴とする動力伝達
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び2に記載した動力伝達装置に
    おいて、 前記伝達手段は、前記一方の回転体と前記連結部材との
    間に介在される弾性部材を有し、前記一方の回転体に対
    し前記弾性部材を弾性変形させた状態で前記連結部材が
    所定の締付けトルクで螺子結合されていることを特徴と
    する動力伝達装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した動力伝達装置におい
    て、 前記伝達手段は、前記一方の回転体に対し前記連結部材
    を保持する保持部を有し、且つ前記連結部材は、前記一
    方の回転体に対し前記駆動側回転体の回転方向と同方向
    に前記締付けトルクを発生し、この締付けトルクが前記
    保持部を介して前記一方の回転体に伝達され、前記従動
    側回転体の負荷トルクが前記締付けトルクより大きくな
    った時には、前記連結部材を保持する前記保持部の保持
    力が解除されることにより、前記一方の回転体と前記連
    結部材とが相対回転できることを特徴とする動力伝達装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4に記載した動力伝達装置は、
    冷凍サイクルの圧縮機に具備され、 車両エンジンよりベルトを介して回転力が伝達されるプ
    ーリと、 前記圧縮機のシャフトに固定されるハブとを備え、 前記プーリを有する前記駆動側回転体と前記ハブを有す
    る前記従動側回転体との間に前記伝達手段が設けられて
    いることを特徴とする動力伝達装置。
  6. 【請求項6】外部より回転力が伝達されて回転する回転
    体を有し、この回転体を介して回転装置の回転軸にトル
    ク伝達する動力伝達装置であって、 前記回転体は、外部より回転力を受けて回転する方向に
    所定の締付けトルクで前記回転軸に螺子結合され、 前記回転軸側の負荷トルクが前記所定の締付けトルクよ
    り大きくなった時に、前記回転体に形成された螺子部と
    前記回転軸に形成された螺子部の少なくとも一方が破壊
    されることで、両者の螺子結合が解除されることを特徴
    とする動力伝達装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載した動力伝達装置におい
    て、 前記回転体は、外部より伝達される回転力を受けて回転
    する外ハブと、前記回転軸に螺子結合される内ハブとを
    有し、 前記外ハブは熱可塑製樹脂で形成され、前記内ハブは金
    属で形成され、この内ハブの一部が前記外ハブにインサ
    ート成形されることで両者が連結されて一体に回転する
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  8. 【請求項8】外部より回転力が伝達されて回転する回転
    体を有し、この回転体を介して回転装置の回転軸にトル
    ク伝達する動力伝達装置であって、 前記回転体は、外部より伝達される回転力を受けて回転
    する第1の回転部材と、前記回転軸に結合されて回転軸
    と一体に回転する第2の回転部材とを有し、 前記第1の回転部材と第2の回転部材は、前記第1の回
    転部材が外部より回転力を受けて回転する方向に所定の
    締付けトルクで前記第2の回転部材に螺子結合され、 前記回転軸側の負荷トルクが前記所定の締付けトルクよ
    り大きくなった時に、前記第1の回転部材に形成された
    螺子部と前記第2の回転部材に形成された螺子部の少な
    くとも一方が破壊されることで、両者の螺子結合が解除
    されることを特徴とする動力伝達装置。
  9. 【請求項9】請求項6〜8に記載した回転装置は、冷凍
    サイクルの圧縮機であり、 前記回転体は、プーリを具備し、このプーリにベルトを
    介して車両エンジンより回転力が伝達され、その回転力
    を前記圧縮機の回転軸に伝達することを特徴とする動力
    伝達装置。
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