JPH11230188A - クラッチレス圧縮機 - Google Patents

クラッチレス圧縮機

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JPH11230188A
JPH11230188A JP5289698A JP5289698A JPH11230188A JP H11230188 A JPH11230188 A JP H11230188A JP 5289698 A JP5289698 A JP 5289698A JP 5289698 A JP5289698 A JP 5289698A JP H11230188 A JPH11230188 A JP H11230188A
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JP
Japan
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pulley
compressor
driving force
elastic member
load torque
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Pending
Application number
JP5289698A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Kiyoshima
修二 清島
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Publication of JPH11230188A publication Critical patent/JPH11230188A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H2055/366Pulleys with means providing resilience or vibration damping

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機側の負荷トルクの変動を緩和でき、圧
縮機内部の異常によって圧縮機側の負荷トルクが過大に
なった場合、プーリから駆動力伝達体に至る動力伝達経
路を適正に遮断できる安価なクラッチレス圧縮機を提供
する。 【解決手段】 ハウジング1に収容された回転軸2に、
ハウジング1に回転可能に装着されたプーリ10を介し
てエンジンの駆動力が伝達されるクラッチレス圧縮機に
おいて、ハウジング1から外部へ突出する回転軸2の端
部に設けられたハブ20及び内側保持部材40と、プー
リ10からハブ20に至る動力伝達経路の途中に介在
し、トルク変動を低減させる緩衝ゴム50と、プーリ1
0と内側保持部材40とのそれぞれにプーリ10の半径
方向で対向可能に設けられた凹部32,41とを備え、
緩衝ゴム50を両凹部32,41に、所定値以上の負荷
トルクが作用したとき離脱可能に、保持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクラッチレス圧縮
機に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチ付圧縮機においては、エンジン
の駆動力は電磁クラッチを介して圧縮機の回転軸に伝達
される。
【0003】このクラッチ付圧縮機においては、圧縮機
の内部に焼付等の異常が発生したとき、圧縮機内の温度
や圧力に基づいて電磁クラッチを切り、エンジンへの過
大な負荷によるエンジンストールを防止している。
【0004】一方、電磁クラッチを使用しないクラッチ
レス圧縮機においては、圧縮機の内部に焼付等の異常が
発生したとき、エンジンへの過大な負荷によるエンジン
ストールを防止するため、プーリから圧縮機の回転軸へ
の動力伝達を断つ機構を備えている。
【0005】特開平8−121332号公報には回転軸
に駆動力伝達体を固着し、駆動力伝達体とプーリとの間
に環状の弾性ゴムを介在させ、圧縮機側の負荷トルクの
変動を弾性ゴムの弾性変形によって緩和し、圧縮機側の
負荷トルクが過大になったとき、弾性ゴムを破断するク
ラッチレス圧縮機が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このクラッチ
レス圧縮機では以下の問題がある。
【0007】過大な負荷トルクが加わったとき弾性ゴム
が破断されるため、弾性ゴムを再利用することができな
い。
【0008】径の大きな環状の弾性ゴムが接着処理によ
って取付けられているので、製造コストがかさんでしま
う。
【0009】弾性ゴムが破断されるとプーリは空転する
が、破断された弾性ゴムがプーリと駆動力伝達体との間
に挟まって負荷トルクが変動して騒音が発生したり、弾
性ゴム同士が擦れあって燃えるおそれがある。
【0010】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は圧縮機側の負荷トルクの変動を緩
和できるとともに、圧縮機内部の異常によって圧縮機側
の負荷トルクが過大になった場合、プーリから駆動力伝
達体に至る動力伝達経路を適正に遮断できる安価なクラ
ッチレス圧縮機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明は、ハウジングに収容された駆動
軸に、前記ハウジングに回転可能に装着されたプーリを
介して外部駆動源の駆動力が伝達されるクラッチレス圧
縮機において、前記ハウジングから外部へ突出する前記
駆動軸の端部に設けられた駆動力伝達体と、前記プーリ
から前記駆動力伝達体に至る動力伝達経路の途中に介在
し、トルク変動を低減させる弾性部材と、前記プーリと
前記駆動力伝達体とのそれぞれに前記プーリの半径方向
で対向可能に設けられた凹部とを備え、前記弾性部材は
前記両凹部に、所定値以上の負荷トルクが作用したとき
離脱可能に、保持されていることを特徴とする。
【0012】動力伝達経路の途中に介在させた弾性部材
によって圧縮機側の負荷トルクの変動を緩和できるとと
もに、圧縮機内部の異常によって圧縮機側の負荷トルク
が所定値以上になったとき、弾性部材がプーリと駆動力
伝達体とのそれぞれにプーリの半径方向で対向可能に設
けられた凹部を離脱する。また、弾性部材がプーリと駆
動力伝達体とにそれぞれ設けられた凹部で保持されるの
で、弾性部材を取り付けるための接着処理が不要とな
る。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
クラッチレス圧縮機において、前記弾性部材は円板状で
あることを特徴とする。
【0014】弾性部材は円板状であるので、圧縮機の軸
方向の寸法を小さくできる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載のクラッチレス圧縮機において、前記プーリと前記
駆動力伝達体との間に、前記凹部から離脱した前記弾性
部材を収容する弾性部材収容部が形成されていることを
特徴とする。
【0016】プーリと駆動力伝達体との間に、凹部から
離脱した弾性部材を収容する弾性部材収容部が形成され
ているので、弾性部材が破損しない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1はこの発明の第1実施形態に係るクラ
ッチレス圧縮機の要部断面図、図2は図1のA矢視図、
図3は図1のクラッチレス圧縮機の要部の分解斜視図で
ある。
【0019】このクラッチレス圧縮機は、ラジアル軸受
5を介してハウジング1のボス部1aに回転可能に支持
され、かつ回転軸(駆動軸)2を回転中心として図示し
ないエンジン(外部駆動源)からの回転力によって回転
するプーリ10と、ハウジング1から突出する回転軸2
の端部にボルト6及びワッシャ6aによって固定された
ハブ(駆動力伝達体)20とを備える。
【0020】ラジアル軸受5の外輪5aに固着されたプ
ーリ10には環状の外側保持部材30が固着されてい
る。特許請求の範囲のプーリはプーリ10と外側保持部
材30とを含む概念である。
【0021】外側保持部材30の外周縁部にはフロント
側(図1の左側)へ突出するフランジ部31が形成され
ている。
【0022】フランジ部31には周方向に120°間隔
で半径方向外方へ突出する3つ円弧状の凹部32が形成
されている。
【0023】外側保持部材30は凹部32に対応させて
設けた孔33から挿通されたリベット34によってプー
リ10に固着されている。
【0024】なお、ラジアル軸受5の内輪5bはハウジ
ング1のボス部1aに固着されている。
【0025】プーリ本体13の外周面にはベルト(図示
せず)が巻き掛けられ、プーリ本体13はベルトを介し
て図示しないエンジンのクランクシャフトに連結されて
いる。
【0026】ほぼ三角形のハブ20には内側保持部材4
0がリベット21によって取り付けられている。ハブ2
0と内側保持部材40とで駆動力伝達体が構成される。
【0027】内側保持部材40にはプーリ10の半径方
向で外側保持部材30の凹部32と対向可能な円弧状の
凹部41と半円状の凹部42とが交互に3つずつ形成さ
れている。
【0028】外側保持部材30と内側保持部材40とを
組み付けたときに外側保持部材30と内側保持部材40
とで形成される空間のうち、円弧状の凹部41と凹部3
2とで形成される3つの空間には3つの円板状の緩衝ゴ
ム(弾性部材)50がそれぞれ収容されている。
【0029】また、半円状の凹部42と外側保持部材3
0のフランジ部31との間に、円弧状の凹部41から離
脱した緩衝ゴム50を収容する弾性部材収容部Sが形成
されている。
【0030】なお、所定値以上の負荷トルクが作用した
とき、緩衝ゴム50が凹部41から離脱するように凹部
41は凹部32より浅く形成されている。
【0031】圧縮機側の負荷トルクが所定値以内である
場合、プーリ10の回転力は動力伝達経路(凹部32、
緩衝ゴム50、凹部41及びハブ20)を介して回転軸
2に伝達され、回転軸2が回転する。
【0032】このとき、凹部32と凹部41とに保持さ
れた緩衝ゴム50が圧縮機側の負荷トルクによって凹部
32と凹部41との間で弾性変形するので、圧縮機側の
負荷トルクの変動は緩衝ゴム50で緩和されてプーリ1
0に伝達される。
【0033】また、圧縮機側の負荷トルクが所定値以上
に過大になった場合、この負荷トルクが緩衝ゴム50に
加わり、緩衝ゴム50が凹部41から離脱し、弾性部材
収容部Sに収容されるので、プーリ10から回転軸2へ
の回転力の伝達が断たれ、緩衝ゴム50を弾性部材収容
部S(凹部42)に保持したままプーリ10が空転す
る。
【0034】この実施形態のクラッチレス圧縮機によれ
ば、以下の効果を発揮する。
【0035】圧縮機内部の異常によって圧縮機側の負荷
トルクが所定値以上になったとき、緩衝ゴム50が凹部
41から離脱し、弾性部材収容部Sに収容されるので、
プーリ10からハブ20に至る動力伝達経路が速やかに
断たれ、プーリ10が空転する。その結果、過大な負荷
トルクによるエンジンストール、ベルト30破断又は圧
縮機の破損を防止でき、しかも従来例のように騒音を発
生することも破断したゴムが擦れて燃えるということも
ない。
【0036】緩衝ゴム50は凹部41から離脱した後、
弾性部材収容部Sに収容されるので、緩衝ゴム50が破
損することがなく、緩衝ゴム50の再利用が可能とな
る。
【0037】緩衝ゴム50は凹部32と凹部41とで保
持されるので、緩衝ゴム50を接着剤で接着する必要が
なく、その分クラッチレス圧縮機の製造コストを従来よ
り低減させることができる。
【0038】図4はこの発明の第2実施形態に係るクラ
ッチレス圧縮機の正面図であり、第1実施形態と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】外側保持部材130には半径方向外方へ突
出する半円状の凹部132と凹部134とが交互に等間
隔で形成されている。
【0040】ほぼ三角形状のハブ20には内側保持部材
140がリベット21によって取り付けられている。ハ
ブ20と内側保持部材140とで駆動力伝達体が構成さ
れる。
【0041】内側保持部材140にはプーリ10の半径
方向で3つの凹部132と対向可能な円弧状の凹部14
1が周方向に120°間隔で形成されている。
【0042】外側保持部材130と内側保持部材140
とを組み付けたときに外側保持部材130と内側保持部
材140とで形成される空間のうち、弧状の凹部141
と凹部132との間に形成される3つの空間には3つの
円板の状緩衝ゴム(弾性部材)50がそれぞれ収容され
る。
【0043】また、凹部132と内側保持部材140の
フランジ部142との間に、凹部132から離脱した緩
衝ゴム50を収容する弾性部材収容部SSが形成され
る。
【0044】なお、所定値以上の負荷トルクが作用した
とき、緩衝ゴム50が凹部132から離脱するように凹
部132は凹部141より浅く形成されている。
【0045】圧縮機側の負荷トルクが所定値以内である
場合、プーリ10の回転力は凹部132、緩衝ゴム5
0、凹部141及びハブ20を介して回転軸2に伝達さ
れ、回転軸2が回転する。
【0046】このとき、凹部132と凹部141とに保
持された緩衝ゴム50が圧縮機側の負荷トルクによって
凹部132と凹部141との間で弾性変形するので、圧
縮機側の負荷トルクの変動は緩衝ゴム50で緩和されて
プーリ10に伝達される。
【0047】また、圧縮機側の負荷トルクが所定値以上
に過大になった場合、この負荷トルクが緩衝ゴム50に
加わり、緩衝ゴム50が凹部132から離脱し、弾性部
材収容部SSに収容されるので、プーリ10から回転軸
2への回転力の伝達が断たれ、緩衝ゴム50を弾性部材
収容部SS(凹部141)に保持したままプーリ10が
空転する。
【0048】この実施形態のクラッチレス圧縮機によれ
ば、第1実施形態と同様の効果を発揮する。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明のクラッチレス圧縮機によれば、動力伝達経路の途中
に介在させた弾性部材によって圧縮機側の負荷トルクの
変動を緩和してエンジン側へ伝達できる。また圧縮機内
部の異常によって圧縮機側の負荷トルクが所定値以上に
なったとき、弾性部材がプーリと駆動力伝達体とのそれ
ぞれにプーリの半径方向で対向可能に設けられた凹部を
離脱し、プーリから駆動力伝達体に至る動力伝達経路を
遮断し、しかも従来例のように負荷トルクが変動し、振
動や騒音を発生することもない。更に、弾性部材がプー
リと駆動力伝達体とにそれぞれ設けられた凹部で保持さ
れるので、弾性部材を取り付けるための接着処理が不要
となり、製造コストの低減を図ることができる。
【0050】請求項2の発明のクラッチレス圧縮機によ
れば、圧縮機の軸方向の寸法を小さくでき、圧縮機の小
形化を図ることができる。
【0051】請求項3の発明のクラッチレス圧縮機によ
れば、弾性部材が破損することはなく、弾性部材を再利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るクラッチ
レス圧縮機の要部横断面図である。
【図2】図2は図1のA矢視図である。
【図3】図3は図1のクラッチレス圧縮機の要部の分解
斜視図である。
【図4】図4はこの発明の第2実施形態に係るクラッチ
レス圧縮機の正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 回転軸 10 プーリ 20 ハブ 32,41,132,141 凹部 40 カバー部材 50 緩衝ゴム S,SS 弾性体収容部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに収容された駆動軸に、前記
    ハウジングに回転可能に装着されたプーリを介して外部
    駆動源の駆動力が伝達されるクラッチレス圧縮機におい
    て、 前記ハウジングから外部へ突出する前記駆動軸の端部に
    設けられた駆動力伝達体と、 前記プーリから前記駆動力伝達体に至る動力伝達経路の
    途中に介在し、トルク変動を低減させる弾性部材と、 前記プーリと前記駆動力伝達体とのそれぞれに前記プー
    リの半径方向で対向可能に設けられた凹部とを備え、 前記弾性部材は前記両凹部に、所定値以上の負荷トルク
    が作用したとき離脱可能に、保持されていることを特徴
    とするクラッチレス圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は円板状であることを特徴
    とする請求項1に記載のクラッチレス圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記プーリと前記駆動力伝達体との間
    に、前記凹部から離脱した前記弾性部材を収容する弾性
    部材収容部が形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のクラッチレス圧縮機。
JP5289698A 1998-02-18 1998-02-18 クラッチレス圧縮機 Pending JPH11230188A (ja)

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