JP2001059466A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents
高圧燃料ポンプInfo
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- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B53/00—Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
- F04B53/10—Valves; Arrangement of valves
- F04B53/1037—Flap valves
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M59/44—Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
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- F02M59/462—Delivery valves
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M63/00—Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
- F02M63/02—Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
- F02M63/0225—Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B11/00—Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation
- F04B11/0008—Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation using accumulators
- F04B11/0016—Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation using accumulators with a fluid spring
-
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B11/00—Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation
- F04B11/0091—Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation using a special shape of fluid pass, e.g. throttles, ducts
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容積効率が向上し、またバルブのフレッチン
グの発生を防止した高圧燃料ポンプを得る。 【解決手段】 この発明の高圧燃料ポンプ６０は、ケー
シング６２に高圧燃料吐出通路４に連通した背圧室６４
を第１のプレート２２の中央部に面して形成したもので
ある。
グの発生を防止した高圧燃料ポンプを得る。 【解決手段】 この発明の高圧燃料ポンプ６０は、ケー
シング６２に高圧燃料吐出通路４に連通した背圧室６４
を第１のプレート２２の中央部に面して形成したもので
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば筒内噴射
式エンジンに用いられる高圧燃料供給装置に組み込まれ
た高圧燃料ポンプに関するものである。
式エンジンに用いられる高圧燃料供給装置に組み込まれ
た高圧燃料ポンプに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の高圧燃料供給装置１００の
ブロック図、図６はその断面図である。この高圧燃料供
給装置１００は、低圧燃料ポンプ（図示せず）からの低
圧燃料が流れる低圧燃料吸入通路１と接続され低圧燃料
の脈動を吸収する低圧ダンパ２と、低圧ダンパ２からの
低圧燃料を加圧する高圧燃料ポンプ３と、高圧燃料ポン
プ３に接続された高圧燃料吐出通路４に流れる高圧燃料
の脈動を吸収する高圧ダンパ５と、高圧ダンパ５と燃料
供給口７との間に設けられデリバリパイプ８側の燃料圧
力が高圧ダンパ５側の燃料圧力よりも低いときに開弁
し、エンジン停止時でもデリバリパイプ８内の燃料を高
圧に保ち、エンジンの始動性を向上させる逆止弁６とを
備えている。なお、図中、符号１７は燃料供給口７とデ
リバリパイプ８との間から高圧レギュレータ（図示せ
ず）に連通する通路である。
ブロック図、図６はその断面図である。この高圧燃料供
給装置１００は、低圧燃料ポンプ（図示せず）からの低
圧燃料が流れる低圧燃料吸入通路１と接続され低圧燃料
の脈動を吸収する低圧ダンパ２と、低圧ダンパ２からの
低圧燃料を加圧する高圧燃料ポンプ３と、高圧燃料ポン
プ３に接続された高圧燃料吐出通路４に流れる高圧燃料
の脈動を吸収する高圧ダンパ５と、高圧ダンパ５と燃料
供給口７との間に設けられデリバリパイプ８側の燃料圧
力が高圧ダンパ５側の燃料圧力よりも低いときに開弁
し、エンジン停止時でもデリバリパイプ８内の燃料を高
圧に保ち、エンジンの始動性を向上させる逆止弁６とを
備えている。なお、図中、符号１７は燃料供給口７とデ
リバリパイプ８との間から高圧レギュレータ（図示せ
ず）に連通する通路である。
【０００３】上記低圧ダンパ２は、ケーシング１０の第
１の凹部１０ａに取り付けられている。低圧ダンパ２
は、円筒形状のホルダ１４と、孔１２内にボール１１が
設けられたベース１３と、ホルダ１４内に設けられた金
属製のベローズ１５とを備えている。
１の凹部１０ａに取り付けられている。低圧ダンパ２
は、円筒形状のホルダ１４と、孔１２内にボール１１が
設けられたベース１３と、ホルダ１４内に設けられた金
属製のベローズ１５とを備えている。
【０００４】上記高圧燃料ポンプ３は、低圧燃料吸入通
路１及び高圧燃料吐出通路４の開閉を行うバルブ２０
と、低圧燃料を加圧して高圧燃料吐出通路４に吐出する
高圧燃料供給体２１とを備えている。図７はバルブ２０
の断面図であり、バルブ２０は、第１のプレート２２及
び第２のプレート２３と、これらのプレート２２，２３
に挟まれた薄板状のバルブ本体１９とから構成されてい
る。第１のプレート２２には低圧燃料吸入通路１と連通
する第１の燃料吸入口２４及びこの第１の燃料吸入口２
４の内寸法よりも大きな内寸法で高圧燃料吐出通路４と
連通する第１の燃料吐出口２５が形成されている。第２
のプレート２３には第１の燃料吸入口２４よりも内寸法
が大きな第２の燃料吸入口２６及び第１の燃料吐出口２
５よりも内寸法が小さい第２の燃料吐出口２７が形成さ
れている。バルブ本体１９は、第１の燃料吸入口２４及
び第２の燃料吸入口２６の間に介在する吸入側片部２８
と、第１の燃料吐出口２５及び第２の燃料吐出口２７の
間に介在する吐出側片部２９を有している。
路１及び高圧燃料吐出通路４の開閉を行うバルブ２０
と、低圧燃料を加圧して高圧燃料吐出通路４に吐出する
高圧燃料供給体２１とを備えている。図７はバルブ２０
の断面図であり、バルブ２０は、第１のプレート２２及
び第２のプレート２３と、これらのプレート２２，２３
に挟まれた薄板状のバルブ本体１９とから構成されてい
る。第１のプレート２２には低圧燃料吸入通路１と連通
する第１の燃料吸入口２４及びこの第１の燃料吸入口２
４の内寸法よりも大きな内寸法で高圧燃料吐出通路４と
連通する第１の燃料吐出口２５が形成されている。第２
のプレート２３には第１の燃料吸入口２４よりも内寸法
が大きな第２の燃料吸入口２６及び第１の燃料吐出口２
５よりも内寸法が小さい第２の燃料吐出口２７が形成さ
れている。バルブ本体１９は、第１の燃料吸入口２４及
び第２の燃料吸入口２６の間に介在する吸入側片部２８
と、第１の燃料吐出口２５及び第２の燃料吐出口２７の
間に介在する吐出側片部２９を有している。
【０００５】高圧燃料供給体２１は、第２の凹部１０ｂ
内にバルブ２０を収納したケーシング１０と、バルブ２
０の第２のプレート２３と面接触して収納された円筒状
のスリーブ３０と、このスリーブ３０内に摺動可能に挿
入されスリーブ３０と協同して燃料加圧室３２を形成す
るピストン３３と、ピストン３３の穴底面３４とホルダ
３５との間に挟まれ燃料加圧室３２の体積を拡大する方
向にピストン３３を付勢した第１のスプリング３６とを
備えている。また、高圧燃料供給体２１は、スリーブ３
０に嵌着されたハウジング３７と、ハウジング３７に嵌
着されているとともに外周面に形成された雄ネジ部でケ
ーシング１０の第２の凹部１０ｂに螺着され、ケーシン
グ１０の第２の凹部１０ｂ内にバルブ２０、スリーブ３
０及びハウジング３７を固定したリング状の固定部材３
８と、ハウジング３７と受け部３９との間に設けられた
金属製のベローズ４０と、このベローズ４０の外周でハ
ウジング３７とホルダ４２との間に縮設された第２のス
プリング４１と、第２のスプリング４１を囲って設けら
れケーシング１０にねじ（図示せず）で固着されたブラ
ケット４３とを備えている。
内にバルブ２０を収納したケーシング１０と、バルブ２
０の第２のプレート２３と面接触して収納された円筒状
のスリーブ３０と、このスリーブ３０内に摺動可能に挿
入されスリーブ３０と協同して燃料加圧室３２を形成す
るピストン３３と、ピストン３３の穴底面３４とホルダ
３５との間に挟まれ燃料加圧室３２の体積を拡大する方
向にピストン３３を付勢した第１のスプリング３６とを
備えている。また、高圧燃料供給体２１は、スリーブ３
０に嵌着されたハウジング３７と、ハウジング３７に嵌
着されているとともに外周面に形成された雄ネジ部でケ
ーシング１０の第２の凹部１０ｂに螺着され、ケーシン
グ１０の第２の凹部１０ｂ内にバルブ２０、スリーブ３
０及びハウジング３７を固定したリング状の固定部材３
８と、ハウジング３７と受け部３９との間に設けられた
金属製のベローズ４０と、このベローズ４０の外周でハ
ウジング３７とホルダ４２との間に縮設された第２のス
プリング４１と、第２のスプリング４１を囲って設けら
れケーシング１０にねじ（図示せず）で固着されたブラ
ケット４３とを備えている。
【０００６】また、高圧燃料供給体２１は、ブラケット
４３の端部の摺動孔４３ａに摺動可能に設けられたタペ
ット４４と、このタペット４４に回転自在に掛けられた
ピン４５と、このピン４５に回転自在に設けられたブッ
シュ４６と、このブッシュ４６に回転自在に設けられカ
ムシャウト（図示せず）に固定されたカム（図示せず）
に当接してそのプロフィールに従ってピストン３３を往
復運動させるカムローラ４７とを備えている。
４３の端部の摺動孔４３ａに摺動可能に設けられたタペ
ット４４と、このタペット４４に回転自在に掛けられた
ピン４５と、このピン４５に回転自在に設けられたブッ
シュ４６と、このブッシュ４６に回転自在に設けられカ
ムシャウト（図示せず）に固定されたカム（図示せず）
に当接してそのプロフィールに従ってピストン３３を往
復運動させるカムローラ４７とを備えている。
【０００７】上記高圧ダンパ５は、ケーシング１０の第
３の凹部１０ｃに螺着されている。高圧ダンパ５は、第
１のケース５０と、この第１のケース５０と対向して設
けられ第１のケース５０と協同して空間部を形成した第
２のケース５１と、この空間部を高圧ガスを封入した背
圧室５２と緩衝室５３とに区画する薄板円板のステンレ
ス鋼からなるダイヤフラム５４とを備えている。このダ
イヤフラム５４は、緩衝室５３に高圧燃料吐出通路４か
ら流入した燃料の圧力と背圧室５２内の高圧ガスの圧力
とが均衡するように移動し、これにより、緩衝室５３内
の容積が変化して、高圧燃料吐出通路４内の燃料の脈動
を吸収している。
３の凹部１０ｃに螺着されている。高圧ダンパ５は、第
１のケース５０と、この第１のケース５０と対向して設
けられ第１のケース５０と協同して空間部を形成した第
２のケース５１と、この空間部を高圧ガスを封入した背
圧室５２と緩衝室５３とに区画する薄板円板のステンレ
ス鋼からなるダイヤフラム５４とを備えている。このダ
イヤフラム５４は、緩衝室５３に高圧燃料吐出通路４か
ら流入した燃料の圧力と背圧室５２内の高圧ガスの圧力
とが均衡するように移動し、これにより、緩衝室５３内
の容積が変化して、高圧燃料吐出通路４内の燃料の脈動
を吸収している。
【０００８】上記構成の高圧燃料供給装置１００では、
エンジンのカムシャフトに固定されたカムの回転によ
り、カムローラ４７、ブッシュ４６、ピン４５及びタペ
ット４４を介してピストン３３が往復運動する。ピスト
ン３３の降下時（燃料吸入行程時）には、燃料加圧室３
２内の容積が増加し、燃料加圧室３２内は減圧される。
第１の燃料吸入口２４の圧力より燃料加圧室３２内の圧
力が低くなると、バルブ本体１９の吸入側片部２８は第
２の燃料吸入口２６側に撓み変形し、低圧燃料供給通路
１内の燃料は第１の燃料吸入口２４を通じて燃料加圧室
３２内に流入する。ピストン３３の上昇時（燃料吐出行
程時）には、燃料加圧室３２内は増圧され、第１の燃料
吐出口２の圧力より燃料加圧室３２内の圧力が高くなる
と、バルブ本体１９の吐出側片部２９は第１の燃料吐出
口２５に撓み変形し、燃料加圧室３２内の燃料は第１の
燃料吐出口２５、燃料吐出通路４を通じて高圧ダンパ５
に圧送され、そこで燃圧脈動は吸収される。高圧燃料
は、引き続き、逆止弁６、燃料供給口７を介してデリバ
リパイプ８に供給され、その後図示しないエンジンの各
気筒に燃料を噴射する燃料噴射弁９に供給される。
エンジンのカムシャフトに固定されたカムの回転によ
り、カムローラ４７、ブッシュ４６、ピン４５及びタペ
ット４４を介してピストン３３が往復運動する。ピスト
ン３３の降下時（燃料吸入行程時）には、燃料加圧室３
２内の容積が増加し、燃料加圧室３２内は減圧される。
第１の燃料吸入口２４の圧力より燃料加圧室３２内の圧
力が低くなると、バルブ本体１９の吸入側片部２８は第
２の燃料吸入口２６側に撓み変形し、低圧燃料供給通路
１内の燃料は第１の燃料吸入口２４を通じて燃料加圧室
３２内に流入する。ピストン３３の上昇時（燃料吐出行
程時）には、燃料加圧室３２内は増圧され、第１の燃料
吐出口２の圧力より燃料加圧室３２内の圧力が高くなる
と、バルブ本体１９の吐出側片部２９は第１の燃料吐出
口２５に撓み変形し、燃料加圧室３２内の燃料は第１の
燃料吐出口２５、燃料吐出通路４を通じて高圧ダンパ５
に圧送され、そこで燃圧脈動は吸収される。高圧燃料
は、引き続き、逆止弁６、燃料供給口７を介してデリバ
リパイプ８に供給され、その後図示しないエンジンの各
気筒に燃料を噴射する燃料噴射弁９に供給される。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の高圧燃料供
給装置１００の高圧燃料ポンプ３では、固定部材３８に
より、第２の凹部１０ｂ内にハウジング３７、スリーブ
３０及びバルブ２０が押さえ込まれている。固定部材３
８はハウジング３７の外周部を押圧しているので、バル
ブ２０にはケーシング１０からはバルブ２０の外周部に
大きな荷重を受け、バルブ２０の中央部では極端に小さ
い。図６にはそのときの荷重分布図が示されており、半
径外側方向に向かうに従って大きくなっているのが分か
る。バルブ２０の中央部ではバルブ２０に発生する面圧
は極端に低く、燃料吸入行程で、第２のプレート２３の
第２の燃料吐出口２７の周縁部２７ａに吐出側片部２９
を介して第１の燃料吐出口２５の開口部で開口面積×吐
出圧力に相当する荷重が加わったときに、第２のプレー
ト２３の周縁部２７ａの面圧が極端に低い中央部付近で
はその荷重でピストン３３側に変形する虞がある。
給装置１００の高圧燃料ポンプ３では、固定部材３８に
より、第２の凹部１０ｂ内にハウジング３７、スリーブ
３０及びバルブ２０が押さえ込まれている。固定部材３
８はハウジング３７の外周部を押圧しているので、バル
ブ２０にはケーシング１０からはバルブ２０の外周部に
大きな荷重を受け、バルブ２０の中央部では極端に小さ
い。図６にはそのときの荷重分布図が示されており、半
径外側方向に向かうに従って大きくなっているのが分か
る。バルブ２０の中央部ではバルブ２０に発生する面圧
は極端に低く、燃料吸入行程で、第２のプレート２３の
第２の燃料吐出口２７の周縁部２７ａに吐出側片部２９
を介して第１の燃料吐出口２５の開口部で開口面積×吐
出圧力に相当する荷重が加わったときに、第２のプレー
ト２３の周縁部２７ａの面圧が極端に低い中央部付近で
はその荷重でピストン３３側に変形する虞がある。
【００１０】また、同様に、燃料吐出行程で、第１のプ
レート２２の第１の燃料吸入口２４の周縁部２４ａに吸
入側片部２８を介して燃料加圧室３２内の高圧により第
２の燃料吸入口２６の開口部で開口面積×燃料加圧室内
圧力に相当する荷重が加わったときに、第１のプレート
２２の周縁部２４ａの面圧が極端に低い中央部付近では
その荷重で高圧ダンパ５側に変形する虞がある。
レート２２の第１の燃料吸入口２４の周縁部２４ａに吸
入側片部２８を介して燃料加圧室３２内の高圧により第
２の燃料吸入口２６の開口部で開口面積×燃料加圧室内
圧力に相当する荷重が加わったときに、第１のプレート
２２の周縁部２４ａの面圧が極端に低い中央部付近では
その荷重で高圧ダンパ５側に変形する虞がある。
【００１１】このように、第２のプレート２３、第１の
プレート２２が変形した場合には、本来、燃料吸入行程
時には第２のプレート２３と吐出側片部２９との間で隙
間が発生すべきでないのに、第２のプレート２３と吐出
側片部２９との間で面圧の極端に低い中央部付近で隙間
が発生してしまう。また、燃料吐出行程時には第１のプ
レート２２と吸入側片部２８との間で隙間が発生すべき
でないのに、第１のプレート２２と吸入側片部２８との
間で面圧の極端に低い中央部付近で隙間が発生してしま
う。従って、燃料吸入行程時には第２のプレート２３と
吐出側片部２９との間から燃料が漏れ出てしまい、また
燃料吐出行程時には第１のプレート２２と吸入側片部２
８との間から燃料が漏れ出てしまい、吐出圧力を高圧に
した場合には、容積効率｛（ピストン３３の１ストロー
クで燃料加圧室３２から高圧燃料吐出通路４に吐出され
る実吐出燃料量）／（ピストン３３の横断面積×ピスト
ン３３の往動距離）｝が急激に低下してしまうという問
題点があった。また、上記隙間が発生したことで、バル
ブ本体１９の吸入側片部２８、吐出側片部２９以外のケ
ーシング１０、バルブ２０及びスリーブ３０間でフレッ
チングが発生し、それにより生じる隙間から燃料漏れが
発生し吐出流量が低下するという問題点もあった。
プレート２２が変形した場合には、本来、燃料吸入行程
時には第２のプレート２３と吐出側片部２９との間で隙
間が発生すべきでないのに、第２のプレート２３と吐出
側片部２９との間で面圧の極端に低い中央部付近で隙間
が発生してしまう。また、燃料吐出行程時には第１のプ
レート２２と吸入側片部２８との間で隙間が発生すべき
でないのに、第１のプレート２２と吸入側片部２８との
間で面圧の極端に低い中央部付近で隙間が発生してしま
う。従って、燃料吸入行程時には第２のプレート２３と
吐出側片部２９との間から燃料が漏れ出てしまい、また
燃料吐出行程時には第１のプレート２２と吸入側片部２
８との間から燃料が漏れ出てしまい、吐出圧力を高圧に
した場合には、容積効率｛（ピストン３３の１ストロー
クで燃料加圧室３２から高圧燃料吐出通路４に吐出され
る実吐出燃料量）／（ピストン３３の横断面積×ピスト
ン３３の往動距離）｝が急激に低下してしまうという問
題点があった。また、上記隙間が発生したことで、バル
ブ本体１９の吸入側片部２８、吐出側片部２９以外のケ
ーシング１０、バルブ２０及びスリーブ３０間でフレッ
チングが発生し、それにより生じる隙間から燃料漏れが
発生し吐出流量が低下するという問題点もあった。
【００１２】この発明は、このような問題点を解決する
ことを課題とするものであって、容積効率が向上し、ま
たバルブのフレッチングの発生を防止した高圧燃料ポン
プを得ることを目的とする。
ことを課題とするものであって、容積効率が向上し、ま
たバルブのフレッチングの発生を防止した高圧燃料ポン
プを得ることを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
る高圧燃料ポンプは、ケーシングに高圧燃料吐出通路に
連通した背圧室を第１のプレートの中央部に面して形成
したものである。
る高圧燃料ポンプは、ケーシングに高圧燃料吐出通路に
連通した背圧室を第１のプレートの中央部に面して形成
したものである。
【００１４】この発明の請求項２に係る高圧燃料ポンプ
では、背圧室は、ピストンの軸線上に設けられている。
では、背圧室は、ピストンの軸線上に設けられている。
【００１５】この発明の請求項３に係る高圧燃料ポンプ
では、第１のプレートと背圧室の外周部との間に、第１
のプレートと外周部との間を気密にするＯリングを設け
たものである。
では、第１のプレートと背圧室の外周部との間に、第１
のプレートと外周部との間を気密にするＯリングを設け
たものである。
【００１６】この発明の請求項４に係る高圧燃料ポンプ
では、背圧室内に第１のプレートと面接触して第１のプ
レートを均一に押圧する均圧部材を設けたものである。
では、背圧室内に第１のプレートと面接触して第１のプ
レートを均一に押圧する均圧部材を設けたものである。
【００１７】この発明の請求項５に係る高圧燃料ポンプ
では、均圧部材の周壁面と背圧室の内壁面との間に周壁
面と内壁面との間を気密にするＯリングを設けたもので
ある。
では、均圧部材の周壁面と背圧室の内壁面との間に周壁
面と内壁面との間を気密にするＯリングを設けたもので
ある。
【００１８】この発明の請求項６に係る高圧燃料ポンプ
は、ケーシングとバルブとを一体化するとともにバルブ
をケーシング側に押圧した押圧部材を備えたものであ
る。
は、ケーシングとバルブとを一体化するとともにバルブ
をケーシング側に押圧した押圧部材を備えたものであ
る。
【００１９】この発明の請求項７に係る高圧燃料ポンプ
では、押圧部材は、ピストンを弾性的に押圧するスプリ
ングの端部を係止するとともに第２のプレートを押圧し
た突出部と、ケーシングに螺着されたネジ部とを有す
る。
では、押圧部材は、ピストンを弾性的に押圧するスプリ
ングの端部を係止するとともに第２のプレートを押圧し
た突出部と、ケーシングに螺着されたネジ部とを有す
る。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の高圧燃料供給装
置２００について説明するが、先に示した図５ないし図
７と同一または相当部分は同一符号を付して、説明す
る。 実施の形態１．図１は高圧燃料供給装置２００の断面図
である。この高圧燃料供給装置２００は、低圧燃料ポン
プ（図示せず）からの低圧燃料が流れる低圧燃料吸入通
路１と接続され低圧燃料の脈動を吸収する低圧ダンパ２
と、低圧ダンパ２からの低圧燃料を加圧する高圧燃料ポ
ンプ３と、高圧燃料ポンプ３に接続された高圧燃料吐出
通路４に流れる高圧燃料の脈動を吸収する高圧ダンパ５
と、高圧ダンパ５と燃料供給口７との間に設けられデリ
バリパイプ８側の燃料圧力が高圧ダンパ５側の燃料圧力
よりも低いときに開弁し、エンジン停止時でもデリバリ
パイプ８内の燃料を高圧に保ち、エンジンの始動性を向
上させる逆止弁６とを備えている。
置２００について説明するが、先に示した図５ないし図
７と同一または相当部分は同一符号を付して、説明す
る。 実施の形態１．図１は高圧燃料供給装置２００の断面図
である。この高圧燃料供給装置２００は、低圧燃料ポン
プ（図示せず）からの低圧燃料が流れる低圧燃料吸入通
路１と接続され低圧燃料の脈動を吸収する低圧ダンパ２
と、低圧ダンパ２からの低圧燃料を加圧する高圧燃料ポ
ンプ３と、高圧燃料ポンプ３に接続された高圧燃料吐出
通路４に流れる高圧燃料の脈動を吸収する高圧ダンパ５
と、高圧ダンパ５と燃料供給口７との間に設けられデリ
バリパイプ８側の燃料圧力が高圧ダンパ５側の燃料圧力
よりも低いときに開弁し、エンジン停止時でもデリバリ
パイプ８内の燃料を高圧に保ち、エンジンの始動性を向
上させる逆止弁６とを備えている。
【００２１】上記低圧ダンパ２は、ケーシング６２の第
１の凹部６２ａに取り付けられている。低圧ダンパ２
は、円筒形状のホルダ１４と、孔１２内にボール１１が
設けられたベース１３と、ホルダ１４内に設けられた金
属製のベローズ１５とを備えている。
１の凹部６２ａに取り付けられている。低圧ダンパ２
は、円筒形状のホルダ１４と、孔１２内にボール１１が
設けられたベース１３と、ホルダ１４内に設けられた金
属製のベローズ１５とを備えている。
【００２２】上記高圧燃料ポンプ６０は、低圧燃料吸入
通路１、高圧燃料吐出通路４の開閉を行うバルブ２０
と、低圧燃料を加圧して高圧燃料吐出通路４に吐出する
高圧燃料供給体６１とを備えている。バルブ２０は、先
の図７に示すように、第１のプレート２２、第２のプレ
ート２３と、これらのプレート２２，２３に挟まれた薄
板状のバルブ本体１９とから構成されている。第１のプ
レート２２には低圧燃料吸入通路１と連通する第１の燃
料吸入口２４及びこの第１の燃料吸入口２４の内寸法よ
りも大きな内寸法で高圧燃料吐出通路４と連通する第１
の燃料吐出口２５が形成されている。第２のプレート２
３には第１の燃料吸入口２４よりも内寸法が大きな第２
の燃料吸入口２６及び第１の燃料吐出口２５よりも内寸
法が小さい第２の燃料吐出口２７が形成されている。バ
ルブ本体１９は、第１の燃料吸入口２４及び第２の燃料
吸入口２６の間に介在する吸入側片部２８と、第１の燃
料吐出口２５及び第２の燃料吐出口２７の間に介在する
吐出側片部２９を有している。
通路１、高圧燃料吐出通路４の開閉を行うバルブ２０
と、低圧燃料を加圧して高圧燃料吐出通路４に吐出する
高圧燃料供給体６１とを備えている。バルブ２０は、先
の図７に示すように、第１のプレート２２、第２のプレ
ート２３と、これらのプレート２２，２３に挟まれた薄
板状のバルブ本体１９とから構成されている。第１のプ
レート２２には低圧燃料吸入通路１と連通する第１の燃
料吸入口２４及びこの第１の燃料吸入口２４の内寸法よ
りも大きな内寸法で高圧燃料吐出通路４と連通する第１
の燃料吐出口２５が形成されている。第２のプレート２
３には第１の燃料吸入口２４よりも内寸法が大きな第２
の燃料吸入口２６及び第１の燃料吐出口２５よりも内寸
法が小さい第２の燃料吐出口２７が形成されている。バ
ルブ本体１９は、第１の燃料吸入口２４及び第２の燃料
吸入口２６の間に介在する吸入側片部２８と、第１の燃
料吐出口２５及び第２の燃料吐出口２７の間に介在する
吐出側片部２９を有している。
【００２３】高圧燃料供給体６１は、第２の凹部６２ｂ
内にバルブ２０を収納したケーシング６２と、第２の凹
部６２ｂ内に第２のプレート２３と面接触して収納され
た円筒状のスリーブ３０と、このスリーブ３０内に摺動
可能に挿入されスリーブ３０と協同して燃料加圧室３２
を形成するピストン３３と、ピストン３３の穴底面３４
とホルダ３５との間に挟まれ燃料加圧室３２の体積を拡
大する方向にピストン３３を付勢した第１のスプリング
３６とを備えている。また、高圧燃料供給体６１は、ス
リーブ３０に嵌着されたハウジング３７と、ハウジング
３７に嵌着されているとともに外周面に形成された雄ネ
ジ部でケーシング６２の第２の凹部６２ｂに螺着され、
ケーシング６２の第２の凹部６２ｂ内にバルブ２０、ス
リーブ３０及びハウジング３７を固定したリング状の固
定部材３８と、ハウジング３７と受け部３９との間に設
けられた金属製のベローズ４０と、このベローズ４０の
外周でハウジング３７とホルダ４２との間に縮設された
第２のスプリング４１と、第２のスプリング４１を囲っ
て設けられケーシング６２にねじ（図示せず）で固着さ
れたブラケット４３とを備えている。
内にバルブ２０を収納したケーシング６２と、第２の凹
部６２ｂ内に第２のプレート２３と面接触して収納され
た円筒状のスリーブ３０と、このスリーブ３０内に摺動
可能に挿入されスリーブ３０と協同して燃料加圧室３２
を形成するピストン３３と、ピストン３３の穴底面３４
とホルダ３５との間に挟まれ燃料加圧室３２の体積を拡
大する方向にピストン３３を付勢した第１のスプリング
３６とを備えている。また、高圧燃料供給体６１は、ス
リーブ３０に嵌着されたハウジング３７と、ハウジング
３７に嵌着されているとともに外周面に形成された雄ネ
ジ部でケーシング６２の第２の凹部６２ｂに螺着され、
ケーシング６２の第２の凹部６２ｂ内にバルブ２０、ス
リーブ３０及びハウジング３７を固定したリング状の固
定部材３８と、ハウジング３７と受け部３９との間に設
けられた金属製のベローズ４０と、このベローズ４０の
外周でハウジング３７とホルダ４２との間に縮設された
第２のスプリング４１と、第２のスプリング４１を囲っ
て設けられケーシング６２にねじ（図示せず）で固着さ
れたブラケット４３とを備えている。
【００２４】また、高圧燃料供給体６１は、ブラケット
４３の端部の摺動孔４３ａに摺動可能に設けられたタペ
ット４４と、このタペット４４に回転自在に掛けられた
ピン４５と、このピン４５に回転自在に設けられたブッ
シュ４６と、このブッシュ４６に回転自在に設けられカ
ムシャウト（図示せず）に固定されたカム（図示せず）
に当接してそのプロフィールに従ってピストン３３を往
復運動させるカムローラ４７とを備えている。
４３の端部の摺動孔４３ａに摺動可能に設けられたタペ
ット４４と、このタペット４４に回転自在に掛けられた
ピン４５と、このピン４５に回転自在に設けられたブッ
シュ４６と、このブッシュ４６に回転自在に設けられカ
ムシャウト（図示せず）に固定されたカム（図示せず）
に当接してそのプロフィールに従ってピストン３３を往
復運動させるカムローラ４７とを備えている。
【００２５】上記高圧ダンパ５は、ケーシング６２の第
３の凹部６２ｃに螺着されている。高圧ダンパ５は、第
１のケース５０と、この第１のケース５０と対向して設
けられ第１のケース５０と協同して空間部を形成した第
２のケース５１と、この空間部を高圧ガスを封入した背
圧室５２と緩衝室５３とに区画する薄板円板のステンレ
ス鋼からなるダイヤフラム５４とを備えている。このダ
イヤフラム５４は、緩衝室５３に高圧燃料吐出通路４か
ら流入した燃料の圧力と背圧室５２内の高圧ガスの圧力
とが均衡するように移動し、これにより、緩衝室５３内
の容積が変化して、高圧燃料吐出通路４内の燃料の脈動
を吸収している。
３の凹部６２ｃに螺着されている。高圧ダンパ５は、第
１のケース５０と、この第１のケース５０と対向して設
けられ第１のケース５０と協同して空間部を形成した第
２のケース５１と、この空間部を高圧ガスを封入した背
圧室５２と緩衝室５３とに区画する薄板円板のステンレ
ス鋼からなるダイヤフラム５４とを備えている。このダ
イヤフラム５４は、緩衝室５３に高圧燃料吐出通路４か
ら流入した燃料の圧力と背圧室５２内の高圧ガスの圧力
とが均衡するように移動し、これにより、緩衝室５３内
の容積が変化して、高圧燃料吐出通路４内の燃料の脈動
を吸収している。
【００２６】ケーシング６２には、ピストン３３の軸線
上で一端が高圧燃料吐出通路４と接続された連通孔６３
が形成されている。また、ケーシング６２には、第１の
プレート２２の中央部に面した背圧室６４が形成されて
いる。この背圧室６４は連通孔６３と接続されている。
背圧室６４の外周部には第１のプレート２２と外周部と
の間を気密にするＯリング６５が設けられている。
上で一端が高圧燃料吐出通路４と接続された連通孔６３
が形成されている。また、ケーシング６２には、第１の
プレート２２の中央部に面した背圧室６４が形成されて
いる。この背圧室６４は連通孔６３と接続されている。
背圧室６４の外周部には第１のプレート２２と外周部と
の間を気密にするＯリング６５が設けられている。
【００２７】上記構成の高圧燃料供給装置２００では、
エンジンのカムシャフトに固定されたカムの回転によ
り、カムローラ４７、ブッシュ４６、ピン４５、タペッ
ト４４を介してピストン３３が往復運動する。ピストン
３３の降下時（燃料吸入行程時）には、燃料加圧室３２
内の容積が増加し、燃料加圧室３２内は減圧される。第
１の燃料吸入口２４の圧力より燃料加圧室３２内の圧力
が低くなると、バルブ本体１９の吸入側片部２８は第２
の燃料吸入口２６側に撓み変形し、低圧燃料供給通路１
内の燃料は第１の燃料吸入口２４を通じて燃料加圧室３
２内に流入する。ピストン３３の上昇時（燃料吐出行程
時）には、燃料加圧室３２内は増圧され、第１の燃料吐
出口２５の圧力より燃料加圧室３２内の圧力が高くなる
と、バルブ本体１９の吐出側片部２９は第１の燃料吐出
口２５側に撓み変形し、燃料加圧室３２内の燃料は第１
の燃料吐出口２５、燃料吐出通路４を通じて高圧ダンパ
５に圧送され、そこで燃圧脈動は吸収される。高圧燃料
は、引き続き、逆止弁６、燃料供給口７を介してデリバ
リパイプ８に供給され、その後図示しないエンジンの各
気筒に燃料を噴射する燃料噴射弁９に供給される。
エンジンのカムシャフトに固定されたカムの回転によ
り、カムローラ４７、ブッシュ４６、ピン４５、タペッ
ト４４を介してピストン３３が往復運動する。ピストン
３３の降下時（燃料吸入行程時）には、燃料加圧室３２
内の容積が増加し、燃料加圧室３２内は減圧される。第
１の燃料吸入口２４の圧力より燃料加圧室３２内の圧力
が低くなると、バルブ本体１９の吸入側片部２８は第２
の燃料吸入口２６側に撓み変形し、低圧燃料供給通路１
内の燃料は第１の燃料吸入口２４を通じて燃料加圧室３
２内に流入する。ピストン３３の上昇時（燃料吐出行程
時）には、燃料加圧室３２内は増圧され、第１の燃料吐
出口２５の圧力より燃料加圧室３２内の圧力が高くなる
と、バルブ本体１９の吐出側片部２９は第１の燃料吐出
口２５側に撓み変形し、燃料加圧室３２内の燃料は第１
の燃料吐出口２５、燃料吐出通路４を通じて高圧ダンパ
５に圧送され、そこで燃圧脈動は吸収される。高圧燃料
は、引き続き、逆止弁６、燃料供給口７を介してデリバ
リパイプ８に供給され、その後図示しないエンジンの各
気筒に燃料を噴射する燃料噴射弁９に供給される。
【００２８】上記構成の高圧燃料供給装置２００の高圧
燃料ポンプ６０では、従来装置では中央部の面圧が極端
に低下していたのに対して、図１に示すように、背圧室
６４を通じて高圧燃料の吐出荷重を受けることにより中
央部の面圧が増加し、また外周部は従来装置同等の面圧
が確保され、全面で面圧が確保できているため、本来生
じるべきでない、燃料吸入行程での第２のプレート２３
と吐出側片部２９との間での隙間の発生が抑制され、同
様に燃料吐出行程時での第１のプレート２２と吸入側片
部２８との間での隙間の発生が抑制される。従って、燃
料吐出圧力を高圧にしたときでも容積効率が急激に低下
するようなことはない。なお、バルブ２０の中央部での
荷重の大きさは、燃料吐出圧力と背圧室６４の径寸法を
変えることで制御される。
燃料ポンプ６０では、従来装置では中央部の面圧が極端
に低下していたのに対して、図１に示すように、背圧室
６４を通じて高圧燃料の吐出荷重を受けることにより中
央部の面圧が増加し、また外周部は従来装置同等の面圧
が確保され、全面で面圧が確保できているため、本来生
じるべきでない、燃料吸入行程での第２のプレート２３
と吐出側片部２９との間での隙間の発生が抑制され、同
様に燃料吐出行程時での第１のプレート２２と吸入側片
部２８との間での隙間の発生が抑制される。従って、燃
料吐出圧力を高圧にしたときでも容積効率が急激に低下
するようなことはない。なお、バルブ２０の中央部での
荷重の大きさは、燃料吐出圧力と背圧室６４の径寸法を
変えることで制御される。
【００２９】図２は燃料加圧室３２からの燃料の吐出圧
力と容積効率との関係図であり、エンジンの回転数が３
０００ｒｐｍの条件下で、従来例のものとこの発明の実
施の形態１とを比較して、本願の発明者が実験を行った
ときのデータである。この実験結果から、従来例のもの
と比較して、この発明の実施の形態１では、燃料の吐出
圧力を高くしたときの容積効率の低下が大幅に低減して
いることが分かる。
力と容積効率との関係図であり、エンジンの回転数が３
０００ｒｐｍの条件下で、従来例のものとこの発明の実
施の形態１とを比較して、本願の発明者が実験を行った
ときのデータである。この実験結果から、従来例のもの
と比較して、この発明の実施の形態１では、燃料の吐出
圧力を高くしたときの容積効率の低下が大幅に低減して
いることが分かる。
【００３０】実施の形態２．図３はこの発明の実施の形
態２の高圧燃料供給装置３００の断面図であり、ケーシ
ング７１に形成された背圧室７０に均圧部材７２が設け
られている。均圧部材７２の周壁面と背圧室７０の内壁
面との間には周壁面と内壁面との間を密接にするＯリン
グ７３が設けられている。他の構成は、実施の形態１と
同様であり、その説明は省略する。この実施の形態で
は、高圧燃料吐出通路４から背圧室７０に流入した高圧
燃料は均圧部材７２で止められ、またＯリング７３と相
俟って第１のプレート２２側に流れることは防止され
る。また、吐出燃料による荷重は均圧部材７２を介して
第１のプレート２２に加わるので、第１のプレート２２
には均一な荷重が加わり、それだけバルブ２０での隙間
の発生が抑制される。
態２の高圧燃料供給装置３００の断面図であり、ケーシ
ング７１に形成された背圧室７０に均圧部材７２が設け
られている。均圧部材７２の周壁面と背圧室７０の内壁
面との間には周壁面と内壁面との間を密接にするＯリン
グ７３が設けられている。他の構成は、実施の形態１と
同様であり、その説明は省略する。この実施の形態で
は、高圧燃料吐出通路４から背圧室７０に流入した高圧
燃料は均圧部材７２で止められ、またＯリング７３と相
俟って第１のプレート２２側に流れることは防止され
る。また、吐出燃料による荷重は均圧部材７２を介して
第１のプレート２２に加わるので、第１のプレート２２
には均一な荷重が加わり、それだけバルブ２０での隙間
の発生が抑制される。
【００３１】実施の形態３．図４はこの発明の実施の形
態３の高圧燃料供給装置４００の断面図であり、ケーシ
ング８０とバルブ２０とは押圧部材８１で一体化されて
いる。押圧部材８１は、スプリング３６の一端を係止し
た突出部８２と、ケーシング８０及び第１のプレート２
２に螺着されたネジ部８３を有している。この押圧部材
８１は、バルブ２０の中央部を突出部８２を介して高圧
ダンパ５側に押圧している。
態３の高圧燃料供給装置４００の断面図であり、ケーシ
ング８０とバルブ２０とは押圧部材８１で一体化されて
いる。押圧部材８１は、スプリング３６の一端を係止し
た突出部８２と、ケーシング８０及び第１のプレート２
２に螺着されたネジ部８３を有している。この押圧部材
８１は、バルブ２０の中央部を突出部８２を介して高圧
ダンパ５側に押圧している。
【００３２】この実施の形態３では、バルブ２０の外周
部は、固定部材３８により高圧ダンパ５側に押圧荷重を
受け、その中央部は押圧部材８１により高圧ダンパ５側
に押圧荷重を受けており、バルブ２０は全体にわたって
ケーシング８０と、スリーブ３０及び突出部８２との間
で強く挟まれている。従って、燃料吸入行程時における
第２のプレート２３と吐出側片部２９との間の隙間の発
生、燃料吐出行程時における第１のプレート２２と吸入
側片部２８との間の隙間の発生が抑制され、燃料吐出圧
力が大きいときでも容積効率が大幅に低下するようなこ
とはない。
部は、固定部材３８により高圧ダンパ５側に押圧荷重を
受け、その中央部は押圧部材８１により高圧ダンパ５側
に押圧荷重を受けており、バルブ２０は全体にわたって
ケーシング８０と、スリーブ３０及び突出部８２との間
で強く挟まれている。従って、燃料吸入行程時における
第２のプレート２３と吐出側片部２９との間の隙間の発
生、燃料吐出行程時における第１のプレート２２と吸入
側片部２８との間の隙間の発生が抑制され、燃料吐出圧
力が大きいときでも容積効率が大幅に低下するようなこ
とはない。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
１に係る高圧燃料ポンプによれば、ケーシングに高圧燃
料吐出通路に連通した背圧室を第１のプレートの中央部
に面して形成したので、バルブの中央部でも荷重が加わ
り、本来生じるべきでない、燃料吸入行程での第２のプ
レートと吐出側片部との間で面圧の極端に低下する中央
部付近で隙間の発生が抑制され、同様に燃料吐出行程時
での第１のプレートと吸入側片部との間で面圧の極端に
低下する中央部付近で隙間の発生が抑制される。従っ
て、燃料吐出圧力を高くしたときでも容積効率が大幅に
低下するようなことはない。また、燃料吐出圧力の大き
さに比例して第１のプレートを押圧する力も大きくなる
ので、上記隙間の発生が抑制され、容積効率の低下幅を
より低く抑えることができる。また、隙間の発生に起因
したバルブのフレッチングの発生も防止される。
１に係る高圧燃料ポンプによれば、ケーシングに高圧燃
料吐出通路に連通した背圧室を第１のプレートの中央部
に面して形成したので、バルブの中央部でも荷重が加わ
り、本来生じるべきでない、燃料吸入行程での第２のプ
レートと吐出側片部との間で面圧の極端に低下する中央
部付近で隙間の発生が抑制され、同様に燃料吐出行程時
での第１のプレートと吸入側片部との間で面圧の極端に
低下する中央部付近で隙間の発生が抑制される。従っ
て、燃料吐出圧力を高くしたときでも容積効率が大幅に
低下するようなことはない。また、燃料吐出圧力の大き
さに比例して第１のプレートを押圧する力も大きくなる
ので、上記隙間の発生が抑制され、容積効率の低下幅を
より低く抑えることができる。また、隙間の発生に起因
したバルブのフレッチングの発生も防止される。
【００３４】また、この発明の請求項２に係る高圧燃料
ポンプによれば、背圧室は、ピストンの軸線上に設けら
れているので、バルブに加わる押圧荷重分布の偏りは防
止され、隙間の発生をより抑制することができる。
ポンプによれば、背圧室は、ピストンの軸線上に設けら
れているので、バルブに加わる押圧荷重分布の偏りは防
止され、隙間の発生をより抑制することができる。
【００３５】また、この発明の請求項３に係る高圧燃料
ポンプによれば、第１のプレートと背圧室の外周部との
間に、第１のプレートと外周部との間を気密にするＯリ
ングを設けたので、背圧室からバルブ側に高圧燃料が流
れることは防止され、燃料吐出圧力を高くしたときにお
いても容積効率が大幅に低下するようなことはない。
ポンプによれば、第１のプレートと背圧室の外周部との
間に、第１のプレートと外周部との間を気密にするＯリ
ングを設けたので、背圧室からバルブ側に高圧燃料が流
れることは防止され、燃料吐出圧力を高くしたときにお
いても容積効率が大幅に低下するようなことはない。
【００３６】また、この発明の請求項４に係る高圧燃料
ポンプによれば、背圧室内に第１のプレートと面接触し
て第１のプレートを均一に押圧する均圧部材を設けたの
で、高圧燃料吐出通路から背圧室に流入した高圧燃料は
均圧部材で止められ、バルブ側に流れることは防止さ
れ、燃料吐出圧力を高くしたときにおいても容積効率が
大幅に低下するようなことはない。また、高圧燃料によ
る荷重は均圧部材を介して第１のプレートに加わるの
で、第１のプレートには均一な荷重が加わり、それだけ
バルブでの隙間の発生が抑制される。
ポンプによれば、背圧室内に第１のプレートと面接触し
て第１のプレートを均一に押圧する均圧部材を設けたの
で、高圧燃料吐出通路から背圧室に流入した高圧燃料は
均圧部材で止められ、バルブ側に流れることは防止さ
れ、燃料吐出圧力を高くしたときにおいても容積効率が
大幅に低下するようなことはない。また、高圧燃料によ
る荷重は均圧部材を介して第１のプレートに加わるの
で、第１のプレートには均一な荷重が加わり、それだけ
バルブでの隙間の発生が抑制される。
【００３７】また、この発明の請求項５に係る高圧燃料
ポンプによれば、均圧部材の周壁面と背圧室の内壁面と
の間に周壁面と内壁面との間を気密にするＯリングを設
けたので、背圧室からバルブ側に高圧燃料が流れること
は防止され、燃料吐出圧力を高くしたときにおいても容
積効率が大幅に低下するようなことはない。
ポンプによれば、均圧部材の周壁面と背圧室の内壁面と
の間に周壁面と内壁面との間を気密にするＯリングを設
けたので、背圧室からバルブ側に高圧燃料が流れること
は防止され、燃料吐出圧力を高くしたときにおいても容
積効率が大幅に低下するようなことはない。
【００３８】また、この発明の請求項６に係る高圧燃料
ポンプによれば、ケーシングとバルブとを一体化すると
ともにバルブをケーシング側に押圧した押圧部材を備え
たので、バルブの中央部でも荷重が加わり、本来生じる
べきでない、燃料吸入行程での第２のプレートと吐出側
片部との間での隙間の発生が抑制され、同様に燃料吐出
行程時での第１のプレートと吸入側片部との間での隙間
の発生が抑制され、燃料吐出圧力を高くしたときにおい
ても容積効率が大幅に低下するようなことはない。ま
た、隙間の発生に起因したバルブのフレッチングの発生
も防止される。
ポンプによれば、ケーシングとバルブとを一体化すると
ともにバルブをケーシング側に押圧した押圧部材を備え
たので、バルブの中央部でも荷重が加わり、本来生じる
べきでない、燃料吸入行程での第２のプレートと吐出側
片部との間での隙間の発生が抑制され、同様に燃料吐出
行程時での第１のプレートと吸入側片部との間での隙間
の発生が抑制され、燃料吐出圧力を高くしたときにおい
ても容積効率が大幅に低下するようなことはない。ま
た、隙間の発生に起因したバルブのフレッチングの発生
も防止される。
【００３９】また、この発明の請求項７に係る高圧燃料
ポンプによれば、押圧部材は、ピストンを弾性的に押圧
するスプリングの端部を係止するとともに第２のプレー
トを押圧した突出部と、ケーシングに螺着されたネジ部
とを有するので、スプリングを保持した従来のホルダを
加工して押圧部材として利用でき、部品点数を増加させ
ることなく、容積効率を向上させることができる。
ポンプによれば、押圧部材は、ピストンを弾性的に押圧
するスプリングの端部を係止するとともに第２のプレー
トを押圧した突出部と、ケーシングに螺着されたネジ部
とを有するので、スプリングを保持した従来のホルダを
加工して押圧部材として利用でき、部品点数を増加させ
ることなく、容積効率を向上させることができる。
【図１】 この発明の実施の形態１の高圧燃料ポンプが
組み込まれた高圧燃料供給装置の断面図である。
組み込まれた高圧燃料供給装置の断面図である。
【図２】 高圧燃料ポンプの燃料吐出圧力と容積効率と
の関係図である。
の関係図である。
【図３】 この発明の実施の形態２の高圧燃料ポンプが
組み込まれた高圧燃料供給装置の断面図である。
組み込まれた高圧燃料供給装置の断面図である。
【図４】 この発明の実施の形態３の高圧燃料ポンプが
組み込まれた高圧燃料供給装置の断面図である。
組み込まれた高圧燃料供給装置の断面図である。
【図５】 従来の高圧燃料供給装置の構成を示すブロッ
クである。
クである。
【図６】 従来の高圧燃料供給装置の断面図である。
【図７】 図６の高圧燃料ポンプのバルブの断面図であ
る。
る。
１ 低圧燃料吸入通路、４ 高圧燃料吐出通路、１９
バルブ本体、２０ バルブ、２０ バルブ、２２ 第１
のプレート、２３ 第２のプレート、２４ 第１の燃料
吸入口、２５ 第１の燃料吐出口、２６ 第２の燃料吸
入口、２７ 第２の燃料吐出口、２８ 吸入側片部、２
９ 吐出側片部、３０ スリーブ、３２加圧室、３３
ピストン、３６ 第１のスプリング、１０ｂ 第２の凹
部、３８ 固定部材、６０ 高圧燃料ポンプ、６１ 高
圧燃料供給体、６２，７１，８０ ケーシング、６３
連通孔、６４，７０ 背圧室、６５，７３ Ｏリング、
７２ 均圧部材、８１ 押圧部材、８２ 突出部、８３
ネジ部。
バルブ本体、２０ バルブ、２０ バルブ、２２ 第１
のプレート、２３ 第２のプレート、２４ 第１の燃料
吸入口、２５ 第１の燃料吐出口、２６ 第２の燃料吸
入口、２７ 第２の燃料吐出口、２８ 吸入側片部、２
９ 吐出側片部、３０ スリーブ、３２加圧室、３３
ピストン、３６ 第１のスプリング、１０ｂ 第２の凹
部、３８ 固定部材、６０ 高圧燃料ポンプ、６１ 高
圧燃料供給体、６２，７１，８０ ケーシング、６３
連通孔、６４，７０ 背圧室、６５，７３ Ｏリング、
７２ 均圧部材、８１ 押圧部材、８２ 突出部、８３
ネジ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有馬 武美 東京都千代田区大手町二丁目６番２号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森角 英規 東京都千代田区大手町二丁目６番２号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Ｆターム(参考） 3G066 AA02 AB02 AD12 BA00 BA12 BA29 BA35 BA46 CA01S CA03 CA08 CA09 CA31 CA38 CB09 CB12 CB18 CD03 CD04 CD10 CD14 CE02 CE34
Claims (7)
- 【請求項１】 低圧燃料吸入通路及び高圧燃料吐出通路
の間に設けられ低圧燃料吸入通路及び高圧燃料吐出通路
の開閉を行うバルブと、 前記低圧燃料吸入通路から流入した低圧燃料を加圧して
前記高圧燃料吐出通路に吐出する高圧燃料供給体とを備
え、 前記バルブは、前記低圧燃料吸入通路と連通する第１の
燃料吸入口及び前記高圧燃料吐出通路と連通する第１の
燃料吐出口を有する第１のプレートと、前記第１の燃料
吸入口よりも内寸法が大きな第２の燃料吸入口及び前記
第１の燃料吐出口よりも内寸法が小さい第２の燃料吐出
口を有する第２のプレートと、前記第１のプレートと前
記第２のプレートとに挟まれ前記低圧燃料吸入通路から
前記高圧燃料供給体に燃料が流れるときのみ前記第１の
燃料吸入口と前記第２の燃料吸入口との間を開口する吸
入側片部、前記高圧燃料供給体から高圧燃料吐出通路に
燃料が流れるときのみ前記第１の燃料吐出口と前記第２
の燃料吐出口との間を開口する吐出側片部を有する薄板
状のバルブ本体とを含み、 前記高圧燃料供給体は、前記バルブを凹部に収納したケ
ーシングと、この凹部に前記バルブに面接触して収納さ
れたスリーブと、このスリーブ内に摺動可能に挿入され
スリーブと協同して燃料加圧室を形成するとともに前記
低圧燃料通路から燃料加圧室内に流入した燃料を加圧す
るピストンと、前記スリーブの外周部を押圧して前記バ
ルブ及び前記スリーブを前記凹部内に固定した固定部材
とを含む高圧燃料ポンプであって、 前記ケーシングには、前記高圧燃料吐出通路に連通した
背圧室が前記第１のプレートの中央部に面して形成され
ている高圧燃料ポンプ。 - 【請求項２】 背圧室は、ピストンの軸線上に設けられ
ている請求項１に記載の高圧燃料ポンプ。 - 【請求項３】 第１のプレートと背圧室の外周部との間
には、第１のプレートと外周部との間を気密にするＯリ
ングが設けられている請求項１または請求項２に記載の
高圧燃料ポンプ。 - 【請求項４】 背圧室内には、第１のプレートと面接触
して第１のプレートを均一に押圧する均圧部材が設けら
れている請求項１ないし請求項３の何れかに記載の高圧
燃料ポンプ。 - 【請求項５】 均圧部材の周壁面と背圧室の内壁面との
間には、周壁面と内壁面との間を気密にするＯリングが
設けれている請求項４に記載の高圧燃料ポンプ。 - 【請求項６】 低圧燃料吸入通路及び高圧燃料吐出通路
の間に設けられ低圧燃料吸入通路及び高圧燃料吐出通路
の開閉を行うバルブと、前記低圧燃料吸入通路から流入
した低圧燃料を加圧して前記高圧燃料吐出通路に吐出す
る高圧燃料供給体とを備え、 前記バルブは、前記低圧燃料吸入通路と連通する第１の
燃料吸入口及び前記高圧燃料吐出通路と連通する第１の
燃料吐出口を有する第１のプレートと、前記第１の燃料
吸入口よりも内寸法が大きな第２の燃料吸入口及び前記
第１の燃料吐出口よりも内寸法が小さい第２の燃料吐出
口を有する第２のプレートと、前記第１のプレートと前
記第２のプレートとに挟まれ前記低圧燃料吸入通路から
前記高圧燃料供給体に燃料が流れるときのみ前記第１の
燃料吸入口と前記第２の燃料吸入口との間を開口する吸
入側片部、前記高圧燃料供給体から高圧燃料吐出通路に
燃料が流れるときのみ前記第１の燃料吐出口と前記第２
の燃料吐出口との間を開口する吐出側片部を有する薄板
状のバルブ本体とを含み、 前記高圧燃料供給体は、前記バルブを凹部に収納したケ
ーシングと、このケーシング内の凹部に前記バルブに面
接触して収納されたスリーブと、このスリーブ内に摺動
可能に挿入されスリーブと協同して燃料加圧室を形成す
るピストンと、前記スリーブの外周部を押圧して前記バ
ルブ及びスリーブを前記凹部内に固定した固定部材とを
含む高圧燃料ポンプであって、 前記ケーシングと前記バルブとを一体化するとともにバ
ルブをケーシング側に押圧した押圧部材を備えた高圧燃
料ポンプ。 - 【請求項７】 押圧部材は、ピストンを弾性的に押圧す
るスプリングの端部を係止するとともに第２のプレート
を押圧した突出部と、ケーシングに螺着されたネジ部と
を有する請求項６に記載の高圧燃料ポンプ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11234325A JP2001059466A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 高圧燃料ポンプ |
| US09/480,664 US6213094B1 (en) | 1999-08-20 | 2000-01-11 | High-pressure fuel pump |
| FR0001477A FR2797664B1 (fr) | 1999-08-20 | 2000-02-07 | Pompe a carburant haute pression |
| DE10007180A DE10007180B4 (de) | 1999-08-20 | 2000-02-17 | Hochdruck-Kraftstoffpumpe |
| KR10-2000-0020007A KR100367032B1 (ko) | 1999-08-20 | 2000-04-17 | 고압 연료펌프 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11234325A JP2001059466A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 高圧燃料ポンプ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001059466A true JP2001059466A (ja) | 2001-03-06 |
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ID=16969245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11234325A Pending JP2001059466A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 高圧燃料ポンプ |
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| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2001059466A (ja) |
| KR (1) | KR100367032B1 (ja) |
| DE (1) | DE10007180B4 (ja) |
| FR (1) | FR2797664B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1342911A2 (en) | 2002-03-04 | 2003-09-10 | Hitachi, Ltd. | Fuel feed system |
| JP2016527434A (ja) * | 2013-07-26 | 2016-09-08 | デルファイ・インターナショナル・オペレーションズ・ルクセンブルク・エス・アー・エール・エル | 高圧ポンプ |
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| DE102007038984A1 (de) * | 2007-08-17 | 2009-02-19 | Robert Bosch Gmbh | Kraftstoffpumpe für ein Kraftstoffsystem einer Brennkraftmaschine |
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| DE102011090186A1 (de) | 2011-12-30 | 2013-07-04 | Continental Automotive Gmbh | Niederdruckdämpfer für Kraftstoffpumpen |
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| DE102017203762A1 (de) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | Continental Automotive Gmbh | Kraftstoffhochdruckpumpe für ein Kraftstoffeinspritzsystem |
| DE102018200083A1 (de) * | 2018-01-04 | 2019-07-04 | Continental Automotive Gmbh | Kraftstoffhochdruckpumpe |
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| JPH1144267A (ja) * | 1997-07-29 | 1999-02-16 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料供給ポンプ |
| JP3999855B2 (ja) * | 1997-09-25 | 2007-10-31 | 三菱電機株式会社 | 燃料供給装置 |
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-
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- 1999-08-20 JP JP11234325A patent/JP2001059466A/ja active Pending
-
2000
- 2000-01-11 US US09/480,664 patent/US6213094B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-02-07 FR FR0001477A patent/FR2797664B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 2000-02-17 DE DE10007180A patent/DE10007180B4/de not_active Expired - Fee Related
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