JP2001058266A - アーク式蒸発源 - Google Patents

アーク式蒸発源

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JP2001058266A JP11231384A JP23138499A JP2001058266A JP 2001058266 A JP2001058266 A JP 2001058266A JP 11231384 A JP11231384 A JP 11231384A JP 23138499 A JP23138499 A JP 23138499A JP 2001058266 A JP2001058266 A JP 2001058266A
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evaporation
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一彦 入澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極の有効利用および交換頻度の低減が可能
であり、かつ長時間に亘って成膜速度を一定に保つこと
のできるアーク式蒸発源を提供する。 【解決手段】 このアーク式蒸発源30は、軸方向の長
さが直径よりも大きい円柱状の陰極32と、陰極32を
その軸に沿って前方に送り出す陰極送り機構48と、陰
極32の少なくとも側面を冷却水40によって冷却する
陰極冷却機構36と、陰極32の蒸発面33にほぼ垂直
ないし当該蒸発面33において外に広がる磁力線54を
発生させる磁気コイル52とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば工具、機
械部品、金型、外装部品等の基体の表面に、陰極物質ま
たは当該陰極物質の窒化物、酸化物等から成る薄膜を形
成して、当該基体の耐摩耗性、摺動性、耐焼き付き性、
装飾性等を向上させること等に用いられるものであっ
て、アーク放電によって陰極を溶解させて陰極物質を蒸
発させるアーク式蒸発源に関する。
【0002】
【従来の技術】アーク式蒸発源で蒸発させる陰極物質に
は、陰極近傍に生じるアークプラズマによってイオン化
された陰極物質イオンがかなりの割合で含まれている。
この陰極物質イオンを電界によって基体に引き込んで基
体表面に薄膜を形成するアーク式イオンプレーティング
法またはアーク式イオンプレーティング装置は、成膜速
度が大きく生産性に優れている、薄膜の密着性が高い等
の利点を有しており、工具や金型等の表面に金属膜やセ
ラミックス膜を被覆する手段として広く用いられてい
る。
【0003】成膜速度が大きいのは、アーク放電を利用
して陰極を溶解させて、陰極物質を大量に蒸発させるこ
とができるからである。膜の密着性が高いのは、陰極物
質中に含まれている陰極物質イオンを、負バイアス電圧
等による電界によって基体に引き込んで衝突させること
ができるからである。
【0004】図2に、従来のアーク式蒸発源を備えるア
ーク式イオンプレーティング装置の一例を示す。
【0005】図示しない真空排気装置によって真空排気
される真空容器2内に、成膜しようとする基体6を保持
するホルダ8が設けられている。このホルダ8およびそ
れに保持される基体6には、バイアス電源10から、例
えば−数十V〜−数百V程度の負のバイアス電圧が印加
される。
【0006】真空容器2内には、不活性ガスや、後述す
る陰極物質16と反応する反応性ガス等から成るガス4
が導入される。
【0007】この真空容器2の壁面に、ホルダ8上の基
体6に向けて、従来のアーク式蒸発源12が取り付けら
れている。
【0008】アーク式蒸発源12は、所望の材料から成
る円板状の陰極14を備えている。この陰極14は陰極
ホルダ18に固定されている。通常は陰極ホルダ18を
水冷式にして、陰極14を冷却する構造を採用してい
る。陰極ホルダ18の後方近傍には、陰極14の蒸発面
15におけるアークスポット制御用の永久磁石20が設
けられている。陰極ホルダ18は絶縁物22を介して真
空容器2に取り付けられている。なお、アーク起動用の
トリガ電極も通常は設けられているが、ここではその図
示を省略している(図1においても同様)。
【0009】この例では、真空容器2が陽極を兼ねてお
り、それと陰極ホルダ18ひいては陰極14との間に、
陰極14側を負極にして、アーク電源24から、例えば
数十V程度のアーク放電電圧が印加される。
【0010】これによって、陰極14の蒸発面15と真
空容器2との間に真空アーク放電が生じて、蒸発面15
が局所的に溶解してそこから陰極物質16が蒸発する。
このとき、陰極14の前方近傍には、アーク放電によっ
てプラズマが生成され、陰極物質16の一部はイオン化
される。この陰極物質16が基体6に到達して堆積し
て、基体6の表面に薄膜が形成される。その場合、真空
容器2内に反応性ガスを導入しておくと、それと陰極物
質16とが反応して、基体6の表面に化合物薄膜が形成
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記アーク式蒸発源1
2においては、陰極14は、アーク放電によって消耗し
て次第に短く(薄く)なるので、所定の交換サイクルで
新品に交換する必要がある。
【0012】ところが、従来のアーク式蒸発源12は、
軸方向の長さが直径よりも小さい(例えば直径64m
m、長さ30mm)円板状をしていて長さが短いため、
それを頻繁に交換しなければならず、交換の手間が多く
かかると共に、このアーク式蒸発源12を用いた成膜装
置の休止頻度が高くなって生産性が低下する。
【0013】陰極14をその軸方向に単に長くしても、
その蒸発面15の冷却が不十分になり、粗大溶融部が
発生しやすくなる、永久磁石20による蒸発面15に
おける磁力線の状態が陰極14の消耗に従って大きく変
化するので、蒸発面15の消耗が片寄る、等の問題が生
じる。
【0014】また、上記陰極14は、通常はそれを約5
0重量%程度使用すると寿命が尽きるので、無駄が多
い。特に、陰極14がCr 金属やTiAl 合金等の高価
な材料の場合には、コスト的な無駄も大きい。
【0015】また、陰極14の消耗に従って、その蒸発
面15が後退する(即ち基体6から遠ざかる)ので、蒸
発面15と基体6との間の距離が変化し、基体6への成
膜速度が変化する。従って、基体6の表面に形成する膜
厚の均一性等が悪化する。これが短時間で起こるように
なる。
【0016】そこでこの発明は、陰極の有効利用および
交換頻度の低減が可能であり、かつ長時間に亘って成膜
速度を一定に保つことのできるアーク式蒸発源を提供す
ることを主たる目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のアーク式蒸発
源は、軸方向の長さが直径よりも大きい円柱状の陰極
と、当該陰極をその軸に沿って前方に送り出す陰極送り
機構と、前記陰極の少なくとも側面を冷却水によって冷
却する陰極冷却機構と、前記陰極の先端の蒸発面にほぼ
垂直ないし当該蒸発面において外に広がる磁力線を発生
させる磁気コイルとを備えることを特徴としている。
【0018】このアーク式蒸発源によれば、磁気コイル
によって、陰極の蒸発面に上記のような磁力線を発生さ
せることによって、アークスポットの位置を陰極の蒸発
面内に制限することができ、しかも当該蒸発面内でアー
クスポットが万遍無く移動するようになるので、蒸発面
を片寄ることなく一様に消耗させることができる。
【0019】しかも、陰極の消耗に応じて、陰極送り機
構によって陰極を前方に送り出すことができるので、陰
極が消耗してもその蒸発面における磁力線の状態をほぼ
一定に保つことができる。これも、蒸発面を一様に消耗
させることに寄与する。
【0020】このアーク式蒸発源によれば、軸方向の長
さが直径よりも大きい(略言すれば軸方向に長い)円柱
状の陰極を、上記のような作用によって一様に消耗させ
ることができるので、陰極の大部分を有効に利用するこ
とができる。従って、陰極の有効利用および交換頻度の
低減が可能である。
【0021】しかも、陰極の消耗に応じて、陰極送り機
構によって陰極を前方に送り出すことができるので、蒸
発面と基体との間の距離を一定に近づけることが可能に
なる。従って、長時間に亘って成膜速度を一定に保つこ
とができる。
【0022】更に、陰極の少なくとも側面を冷却水によ
って冷却する陰極冷却機構を備えているので、軸方向に
長い円柱状の陰極であっても、しかもその消耗状況に影
響されることなく安定して、陰極の蒸発面を効果的に冷
却することができる。その結果、蒸発面の温度上昇を抑
制して、蒸発面から粗大粒子(これはドロップレットと
も呼ばれる)が発生することを防止することができるの
で、面粗度の良好な薄膜形成が可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るアーク式
蒸発源の一例を示す断面図である。図2に示した従来例
と同一または相当する部分には同一符号を付し、以下に
おいては当該従来例との相違点を主に説明する。
【0024】このアーク式蒸発源30は、例えばこの例
のように、前述したようなアーク式イオンプレーティン
グ装置を構成する真空容器2の壁面に、基体6に向けて
取り付けて使用される。22は前述した絶縁物である。
【0025】このアーク式蒸発源30は、軸方向の長さ
が直径よりも大きい円柱状の陰極32と、この陰極32
を、矢印Aに示すように、当該陰極32の軸に沿って前
方に(即ち基体6側に)送り出す陰極送り機構48と、
陰極32の少なくとも側面を冷却水40によって冷却す
る陰極冷却機構36と、陰極32の先端の蒸発面32に
ほぼ垂直ないし当該蒸発面33において外に広がる磁力
線54を発生させる磁気コイル52とを備えている。
【0026】なお、磁気コイル52の近くの部材は、当
該磁気コイル52が作る磁力線54を乱さないために、
非磁性材から成る。
【0027】陰極32は、成膜しようとする膜の種類に
応じた所望の材料(例えば金属、合金、カーボン等)か
ら成る。より具体的には、例えばTi 、Cr 等の金属、
TiAl 等の合金、カーボン(C)等から成る。
【0028】陰極32は、この例では支持軸46の先端
部に支持されており、この支持軸46を介して、陰極送
り機構48によって前方に送り出される。陰極送り機構
48は、特定の構造のものに限定されない。手動式でも
動力式でも良い。例えば、支持軸46の一部をボールね
じとし、それに螺合するボールナットにハンドルを付け
た手動式の機構でも良い。
【0029】前述したアーク電源24からの陰極32へ
の給電は、この例では支持軸46を経由して行われる。
【0030】陰極冷却機構36は、この例では、上記陰
極32をその蒸発面33を外に出した状態で収納する陰
極収納容器38を備えており、その中に冷却水40が流
される。この冷却水40によって、この例では、陰極3
2の側面および底面(蒸発面33と反対側の面)を冷却
することができる。陰極32および支持軸46が陰極収
納容器38を貫通する部分には、冷却水40の漏れ防止
用にパッキン42および44が設けられている。陰極収
納容器38は、この例ではフランジ39および絶縁物5
6を介して、後述するコイル収納容器50に取り付けら
れている。
【0031】磁気コイル52は、陰極32の周囲に巻か
れている。この磁気コイル52は、図示しない直流電源
によって励磁される。図1中の磁力線54は、この磁気
コイル52が発生する磁力線の一例を示す。磁気コイル
52は、この例では、コイル収納容器50内に収納され
ている。コイル収納容器50は、この例では、上記絶縁
物22を介して、上記真空容器2に取り付けられてい
る。
【0032】コイル収納容器50と接地された真空容器
2との間に、この例では、抵抗器70を設けている。こ
の抵抗器70は、アーク放電が陰極32とコイル収納容
器50との間で起こることを防止して、アークを広げ
る、即ち陰極32とそれからある程度離れた所の真空容
器2との間でアーク放電を起こさせる働きをする。
【0033】更にこの例では、陰極32を構成する物質
と反応して化合物を作る反応性ガス62を陰極32の蒸
発面33付近に吹き付けるガス吹付け機構58を備えて
いる。
【0034】ガス吹付け機構58は、この例では、上記
反応性ガス62を供給するガス源60と、この反応性ガ
ス62を導くものであって上記コイル収納容器50内を
通るように設けられたガス流路64と、このガス流路6
4につながっていて、コイル収納容器50内に陰極32
の蒸発面33付近の周りを囲むように設けられたリング
状部66と、このリング状部66にほぼ均等に分散配置
された複数のガス吹出し口68とを備えている。反応性
ガス62は、例えば、窒素、炭素、酸素等を含むガスで
ある。より具体例を挙げれば、窒素ガスである。
【0035】このアーク式蒸発源30も、陰極32の蒸
発面33と真空容器2との間にアーク放電を生じさせ
て、このアーク放電によって蒸発面33を局所的に溶解
させて、蒸発面33から一部イオン化された陰極物質3
4を蒸発させることができる。それによって、蒸発面3
3の前方に配置した基体6の表面に、陰極物質34から
成る薄膜、または陰極物質34と反応性ガス(例えば反
応性ガス62)とが反応してできる化合物から成る薄膜
を形成することができる。
【0036】しかもこのアーク式蒸発源30によれば、
軸方向の長さが直径よりも大きい(略言すれば軸方向に
長い)円柱状の陰極32を備えており、しかも陰極32
を単に軸方向に長い円柱状にしただけではなく、当該陰
極32を前方に送り出す陰極送り機構48と、当該陰極
32の少なくとも側面を冷却する陰極冷却機構36と、
当該陰極32の蒸発面33に上記のような磁力線54を
発生させる磁気コイル52とを備えているので、陰極3
2の有効利用および交換頻度の低減が可能であり、かつ
長時間に亘って成膜速度を一定に保つことができる。
【0037】これを詳述すると、このアーク式蒸発源3
0によれば、磁気コイル52によって、陰極32の蒸発
面33に上記のような磁力線54を発生させることによ
って、アーク放電のアークスポットの位置を陰極32の
蒸発面33内に制限することができ、しかも当該蒸発面
33内でアークスポットが万遍無く移動するようになる
ので、陰極使用の最初から最後まで、蒸発面33を片寄
ることなく一様に消耗させることができる。
【0038】しかも、陰極32の消耗に応じて、陰極送
り機構48によって陰極32を前方に送り出すことがで
きるので、陰極32が消耗してもその蒸発面33におけ
る磁力線54の状態を、当初と同じ状態にほぼ一定に保
つことができる。これも、蒸発面33を一様に消耗させ
ることに寄与する。
【0039】このアーク式蒸発源30によれば、軸方向
に長い円柱状の陰極32を、上記のような作用によって
一様に消耗させることができるので、陰極の大部分を、
従来例よりも大きな割合で、有効に利用することができ
る。例えば、後述する実施例のように、陰極32の約8
0重量%程度まで有効に利用することができる。従っ
て、陰極32の有効利用および交換頻度の低減が可能で
ある。
【0040】その結果、陰極32の交換頻度を少なくす
ることができるので、陰極交換の手間を省くことができ
る。また、このアーク式蒸発源30を用いた成膜装置の
休止頻度が少なくなるので、生産性も向上する。更に、
陰極32の無駄が少なくなるので、陰極に要するコスト
を低減することができる。特に、陰極32がCr 金属や
TiAl 合金等の高価な材料の場合は、陰極に要するコ
ストの低減効果は大きい。
【0041】しかも、陰極32の消耗に応じて、陰極送
り機構48によって陰極32を前方に送り出すことがで
きるので、蒸発面33と基体6との間の距離を一定に近
づけることが可能になる。従って、長時間に亘って成膜
速度を一定に保つことができる。その結果、成膜速度の
再現性が向上すると共に、基体6に形成する膜厚の均一
性も向上する。
【0042】更に、陰極32の少なくとも側面を冷却水
40によって冷却する陰極冷却機構36を備えているの
で、軸方向に長い円柱状の陰極32であっても、しかも
その消耗状況に影響されることなく安定して、陰極32
の蒸発面33を効果的に冷却することができる。その結
果、蒸発面33の温度上昇を抑制して、蒸発面33から
粗大粒子(ドロップレット)が発生することを防止する
ことができるので、面粗度の良好な(即ち、膜表面がき
め細かくて平滑性の良好な)薄膜を基体6の表面に形成
することが可能になる。
【0043】更にこの例のように、上記のようなガス吹
付け機構58を設けておくことによって、陰極32の蒸
発面33付近に反応性ガス62を吹き付けながらアーク
放電を生じさせることができる。その結果、反応性ガス
62と陰極32を構成する物質とが化合して元の陰極物
質よりも融点の高い化合物が蒸発面33に形成されるこ
と等によって、蒸発面33にアーク放電の陰極点(アー
クスポット)が多数できてアーク電流が多くの陰極点に
分散される。それによって、個々の陰極点から蒸発する
陰極物質34は細かなものとなるので、粗大粒子の発生
を一層効果的に抑制することができる。従って、面粗度
の一層良好な薄膜形成が可能になる。
【0044】
【実施例】直径64mm、軸方向の長さ150mmのC
r 製の陰極32を有する上記構造のアーク式蒸発源30
を、図2に示したようなアーク式イオンプレーティング
装置に取り付けて、成膜処理を行った。基体6には高速
度工具鋼を用いた。即ち、真空容器2内を真空ポンプで
5×10-5Torr程度まで真空排気した後、ガス吹付
け機構58から反応性ガス62として窒素ガスを200
sccm流し、真空容器2内を約20mTorrに維持
し、アーク式蒸発源30においてアーク放電を生じさせ
て約150Aのアーク電流を維持しながら成膜処理を行
った。このとき、基体6には−200Vのバイアス電圧
を印加した。これによって、1時間当たり2μm厚の成
膜を行うことができた。陰極32は、手動の陰極送り機
構48によって、基体6に対して3μm厚の成膜処理を
3回行うごとに、2mmずつ送り出した。
【0045】その結果、陰極32をその約80重量%ま
で良好に使用することができた。また、直径64mm、
軸方向の長さ30mmの円板状の固定された陰極14を
有する従来構造のアーク式蒸発源12に比べて、時間に
して約10倍の運転が可能であった。しかもその間、成
膜速度をほぼ一定に維持することができた。
【0046】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0047】請求項1記載の発明によれば、軸方向の長
さが直径よりも大きい円柱状の陰極を備えており、しか
も陰極を単に軸方向に長い円柱状にしただけではなく、
当該陰極を前方に送り出す陰極送り機構と、当該陰極の
少なくとも側面を冷却する陰極冷却機構と、当該陰極の
蒸発面に上記のような磁力線を発生させる磁気コイルと
を備えているので、陰極の有効利用および交換頻度の低
減が可能であり、かつ長時間に亘って成膜速度を一定に
保つことができる。
【0048】その結果、陰極の交換頻度を少なくするこ
とができるので、陰極交換の手間を省くことができる。
また、このアーク式蒸発源を用いた成膜装置の休止頻度
が少なくなるので、生産性も向上する。更に、陰極の無
駄が少なくなるので、陰極に要するコストを低減するこ
とができる。しかも、長時間に亘って成膜速度を一定に
保つことができるので、成膜速度の再現性が向上すると
共に、基体に形成する膜厚の均一性も向上する。
【0049】更に、陰極の少なくとも側面を冷却水によ
って冷却する陰極冷却機構を備えているので、軸方向に
長い円柱状の陰極であっても、しかもその消耗状況に影
響されることなく安定して、陰極の蒸発面を効果的に冷
却することができる。その結果、蒸発面の温度上昇を抑
制して、蒸発面から粗大粒子が発生することを防止する
ことができるので、面粗度の良好な薄膜形成が可能にな
る。
【0050】請求項2記載の発明によれば、上記のよう
なガス吹付け機構を更に備えているので、陰極の蒸発面
から粗大粒子が発生することを一層効果的に抑制するこ
とができる。従って、面粗度の一層良好な薄膜形成が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るアーク式蒸発源の一例を示す断
面図である。
【図2】従来のアーク式蒸発源を備えるアーク式イオン
プレーティング装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
30 アーク式蒸発源 32 陰極 33 蒸発面 34 陰極物質 36 陰極冷却機構 40 冷却水 48 陰極送り機構 52 磁気コイル 54 磁力線 58 ガス吹付け機構 62 反応性ガス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月8日(2000.5.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のアーク式蒸発
源は、軸方向の長さが直径よりも大きい円柱状の陰極
と、当該陰極をその軸に沿って前方に送り出す陰極送り
機構と、前記陰極の少なくとも側面を冷却水によって冷
却する陰極冷却機構と、前記陰極の周囲に巻かれていて
前記陰極の先端の蒸発面にほぼ垂直ないし当該蒸発面に
おいて外に広がる磁力線を発生させる磁気コイルとを備
えることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】請求項1記載の発明によれば、軸方向の長
さが直径よりも大きい円柱状の陰極を備えており、しか
も陰極を単に軸方向に長い円柱状にしただけではなく、
当該陰極を前方に送り出す陰極送り機構と、当該陰極の
少なくとも側面を冷却する陰極冷却機構と、当該陰極の
周囲に巻かれていて当該陰極の蒸発面に上記のような磁
力線を発生させる磁気コイルとを備えているので、陰極
の有効利用および交換頻度の低減が可能であり、かつ長
時間に亘って成膜速度を一定に保つことができる。
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月28日(2000.6.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のアーク式蒸発
源は、軸方向の長さが直径よりも大きい円柱状の陰極
と、当該陰極の消耗に応じて当該陰極をその軸に沿って
前方に送り出す陰極送り機構と、前記陰極の少なくとも
側面を冷却水によって冷却する陰極冷却機構と、前記陰
極の周囲に巻かれていて前記陰極の先端の蒸発面にほぼ
垂直ないし当該蒸発面において外に広がる磁力線を発生
させる磁気コイルとを備えることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】請求項1記載の発明によれば、軸方向の長
さが直径よりも大きい円柱状の陰極を備えており、しか
も陰極を単に軸方向に長い円柱状にしただけではなく、
当該陰極の消耗に応じて当該陰極を前方に送り出す陰極
送り機構と、当該陰極の少なくとも側面を冷却する陰極
冷却機構と、当該陰極の周囲に巻かれていて当該陰極の
蒸発面に上記のような磁力線を発生させる磁気コイルと
を備えているので、陰極の有効利用および交換頻度の低
減が可能であり、かつ長時間に亘って成膜速度を一定に
保つことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入澤 一彦 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内 (72)発明者 中村 信彦 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内 Fターム(参考) 4E082 HA03 4K029 BC02 BD03 BD05 CA04 DA06 DB15 DD06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク放電によって陰極を溶解させて陰
    極物質を蒸発させるアーク式蒸発源において、軸方向の
    長さが直径よりも大きい円柱状の陰極と、当該陰極をそ
    の軸に沿って前方に送り出す陰極送り機構と、前記陰極
    の少なくとも側面を冷却水によって冷却する陰極冷却機
    構と、前記陰極の先端の蒸発面にほぼ垂直ないし当該蒸
    発面において外に広がる磁力線を発生させる磁気コイル
    とを備えることを特徴とするアーク式蒸発源。
  2. 【請求項2】 前記陰極を構成する物質と反応して化合
    物を作る反応性ガスを前記陰極の蒸発面付近に吹き付け
    るガス吹付け機構を更に備える請求項1記載のアーク式
    蒸発源。
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