JPH08260132A - 真空アーク蒸着方法及び装置 - Google Patents

真空アーク蒸着方法及び装置

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JPH08260132A
JPH08260132A JP6720795A JP6720795A JPH08260132A JP H08260132 A JPH08260132 A JP H08260132A JP 6720795 A JP6720795 A JP 6720795A JP 6720795 A JP6720795 A JP 6720795A JP H08260132 A JPH08260132 A JP H08260132A
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JP
Japan
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substrate
film
magnetic field
target material
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JP6720795A
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Inventor
Hiroshi Tamagaki
浩 玉垣
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 機械的なアーク点火機構18で点弧される真
空アーク放電を間欠的に発生させることなく連続して発
生させたままで、空心電磁コイル17による磁場を間欠
的に発生させて、その磁場発生期間ごとに基板Sにター
ゲット14からのターゲット材料物質イオンを間欠的に
導く。 【効果】 アーク点火機構に起因する装置信頼性の低下
やターゲットにおけるアーク点火点付近の偏った局部的
消耗を引き起こすことなく、基板上にターゲットからの
ターゲット材料物質イオンを間欠的に堆積させて基板硬
度低下などを引き起こすような基板温度上昇を生じるこ
となく皮膜形成を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、切削工具や機械部品
などへの硬質皮膜形成に適用される真空アーク蒸着方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空アーク蒸着方法は、基本的には、真
空中にて、皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりなるタ
ーゲットを陰極として真空アーク放電を発生させ、これ
によってターゲットの蒸発面からそのターゲット材料物
質を蒸発させてターゲット材料物質イオンを含むプラズ
マを生成させ、そのプラズマ中のターゲット材料物質イ
オンを基板(被蒸着対象物)上に堆積させて皮膜形成を
行うようにしたものである。なお、前記皮膜としては金
属の窒素物や金属の炭化物よりなる硬質皮膜であること
から、真空アーク蒸着方法では、真空チャンバ内に反応
ガス(プロセスガス)を導入し、例えばTiよりなるタ
ーゲットに対してN2 ガスを導入し、これによりTiN
皮膜を形成するというような反応性コーティングが行わ
れることが一般的である。
【0003】このような基本的原理を持つ真空アーク蒸
着方法のひとつとして、従来より、ターゲット材料物質
の微小な溶融粒子であるマクロパーティクルの皮膜への
混入を低減することを目的として、ターゲットで生成し
たプラズマを磁場によって基板に導き、これによってタ
ーゲット材料物質イオンのみを選択的に基板に導いて皮
膜形成を行うようにした方法が提案されている。前記マ
クロパーティクルは、数μm程度以下の直径を持ちター
ゲット材料物質よりなる溶滴であり、真空アーク放電に
よるターゲットの蒸発面に形成されたアークスポットか
ら放出されるものである。このマクロパーティクルが基
板に到達し形成中の皮膜に混入するように取り込まれる
と、凸凹の大きな、表面粗度のあまり良くない皮膜が形
成されるので、精密な加工工具や一部の装飾用部品につ
いてはマクロパーティクルの皮膜への混入を可能な限り
減らすことが要求されるものである。
【0004】従来、磁場によってターゲット材料物質イ
オンを含むプラズマを基板に導くようにしたこの種の真
空アーク蒸着方法としては、次の二つの方法、すなわ
ち、特開平02−194167号公報に開示されている
ようなもの(第1の従来方法)や、技術文献(I.I.
Aksenov,et.al;Instrum.Ex
p.Tech,21(1978),p1416〜141
8)に開示されているようなもの(第2の従来方法)が
提案されている。以下、第1の従来方法について図5を
用いて説明する。図5は磁場によってプラズマを基板に
導くようにした従来の真空アーク蒸着方法の一例の実施
に使用する装置の要部の構成を示す構成説明図である。
【0005】図5において、1はその内部に基板Sが配
置される真空チャンバ、10は真空チャンバ1に設けら
れた電磁コイル付き蒸発源装置である。真空チャンバ1
の所定位置における開口部位に、外方側に大径部が連結
された筒状の管状部(プラズマダクト)11が取り付け
られ、さらに前記大径部に環状をなす絶縁部材12を介
してカソードホルダ13が取り付けられている。水冷機
構(図示省略)を有するこのカソードホルダ13にター
ゲット14が取り付けられるようになっている。前記真
空チャンバ1はアーク電源16のプラス側に接続される
一方、カソードホルダ13がアーク電源16のマイナス
側に接続されており、これにより真空チャンバ1または
これと同電位の管状部11を陽極とし、ターゲット14
を陰極とする真空アーク放電が行われるようになってい
る。
【0006】そして、図5に示すように、管状部11の
外側には、ターゲット14の蒸発面15から管状部11
の内側空間を通り真空チャンバ1内へと至る磁力線を形
成するための空心電磁コイル17が中心軸線Xを中心と
して配設されている。前記ターゲット14は、空心電磁
コイル17端よりの磁場(磁力線)が中心軸線Xより半
径方向外向きに発散する位置に配置されるようになされ
ている。なお、基板Sは、真空チャンバ1内において前
記中心軸線Xの延長上に位置するように配置されてい
る。
【0007】18は抵抗(図示省略)を介してアーク電
源7のプラス側に接続された棒状トリガー電極を備えた
機械式のアーク点火機構である。このアーク点火機構1
8は、その棒状トリガー電極をターゲット14上でこれ
に対して接触・切離しすることにより、ターゲット14
の蒸発面15にアークスポットを持つ真空アーク放電を
点弧させるためのものである。19はターゲット14の
周囲に配され、アークスポットが蒸発面15以外のとこ
ろに移らないようにするためのアーク閉込めリングであ
る。また、図示しない回転テーブル上に載置され基板S
には、負のバイアス電圧が印加されるようになされてい
る。さらに、図示省略しているが、真空チャンバ1に
は、N2 ガス等の反応ガスを導入するための反応ガス導
入系と所定真空度に保つための排気系とが接続されてい
る。電磁コイル付き蒸発源装置10は、外方側に大径部
が連結された管状部11、絶縁部材12、カソードホル
ダ13、蒸発面15を有するターゲット14、アーク電
源16、空心電磁コイル17、アーク点火機構18及び
アーク閉込めリング19から構成されている。
【0008】前記装置を用いて行われる真空アーク蒸着
方法を説明する。アーク点火機構18を作動して真空ア
ーク放電を点弧させ、ターゲット14を陰極として真空
アーク放電を発生させる一方、空心電磁コイル17に直
流の励磁電流を流す。この励磁電流を流すことで、ター
ゲット14の蒸発面15から管状部11の内側空間を通
り真空チャンバ1内へと至る磁力線が形成される。真空
アーク放電によるターゲット14の蒸発面16に形成さ
れたアークスポットから放出されたターゲット材料物質
イオンと電子からなるプラズマは、いわゆる「ラーモア
旋回運動」の効果により、前記磁力線に沿って管状部1
1の内側空間を通って基板Sに誘導され導かれる。つま
り、電子が磁力線に巻きつくようにして磁力線に沿って
基板Sに導かれ、その電子の流れによってターゲット材
料物質イオンも基板Sに導かれるようになっている。
【0009】一方、アークスポットから放出された電荷
を持たない前述したマクロパーティクルは、空心電磁コ
イル17による磁場の前記誘導効果を受けず直進し、そ
の多くが例えば前記大径部内に付着して、基板Sにまで
到達する量が減少する。このように、真空アーク放電に
よって生成されたターゲット材料物質イオンと電子とか
らなるプラズマを基板Sに導く磁場を発生させ、電荷を
持たないマクロパーティクルに対してターゲット材料物
質イオンを選択的に基板Sまで導くことで、基板S上に
形成される皮膜に混入するマクロパーティクル量を減ら
すようにしている。
【0010】さらに前記装置を用いて行われる真空アー
ク蒸着方法では、プラズマを基板Sに導くために発生さ
せる磁場がターゲット14の蒸発面15付近で発散して
蒸発面15と平行な成分(半径方向成分)を持ち、この
蒸発面15における磁場の半径方向成分がアークスポッ
トからのアーク放電電流と直交し、電磁気作用によって
アークスポットを強制的に移動させるので、アークスポ
ットは蒸発面15上を高速で周回運動する。その結果、
アークスポット周囲の溶融部の発生が抑制されてマクロ
パーティクルの発生そのものが抑制される。このように
して、磁場によってターゲット材料物質イオンのみを選
択的に基板Sに導くこと、さらに、ターゲット14の蒸
発面15における前記磁場の半径方向成分によってマク
ロパーティクルの発生そのものを抑制することにより、
基板S上に形成される皮膜に混入するマクロパーティク
ル量を減らすようにしている。
【0011】次に第2の従来方法について図6を用いて
説明する。図6は磁場によってプラズマを基板に導くよ
うにした従来の真空アーク蒸着方法の他の例の実施に使
用する装置の構成を示す構成説明図である。
【0012】図6において、51は真空アーク蒸発源、
52はアーク電源、53はその内部に基板Sが配置され
る真空チャンバ、54は真空アーク蒸発源51と真空チ
ャンバ53とを直角に曲げられた状態で連結しその内部
が真空状態に保持される曲がり管路、55は曲がり管路
54の外側にその曲がり管路54に沿って配設された多
数のソレノイドコイル(空心電磁コイル)である。真空
アーク蒸発源51は、図示省略してあるが、ターゲッ
ト、カソードホルダ、陽極(アノード)、棒状トリガー
電極を備えた機械式のアーク点火機構、及びこれらを収
容し内部が真空状態に保持される容器から構成されてい
る。
【0013】前記装置を用いて行われる真空アーク蒸着
方法を説明すると、真空アーク放電により生成されたタ
ーゲット材料物質イオンと電子からなるプラズマを、ソ
レノイドコイル55による磁場によって曲がり管路54
内を導き、さらにその曲がり管路54を通過したプラズ
マを真空チャンバ53内に配設されたソレノイドコイル
56による磁場によって基板Sにまで導くようにしてい
る。このように、ターゲットからのプラズマを磁場によ
って曲進させて基板Sにまで導くようにしているので、
磁場で誘導されないマクロパーティクルは直進して光学
的に影となる位置にある基板Sには到達できない。この
ように磁場によってターゲット材料物質イオンを基板S
に導き、その基板S上に堆積させて、マクロパーティク
ルの混入がない皮膜形成が可能となされている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した二つの従来方
法では、皮膜形成にあたり、真空アーク放電と磁場とを
ともに連続して発生させ、皮膜形成の開始から所定膜厚
が得られる終了まで基板にターゲット材料物質イオンを
連続して堆積させて皮膜形成を行うことが一般的であ
る。
【0015】ところで、最近、次のようなことが要請さ
れている。処理温度の低温化に応えるため、皮膜形成
時における基板温度の上昇を防止し、これにより基板の
変形や基板硬度の低下を防止すること。皮膜性能の向
上を図るため、例えばTiN薄膜とZrN薄膜とを交互
に繰り返し積層してなる多層化皮膜のような、種類の異
なる複数の薄膜を交互に順次繰り返し積層してなる皮膜
形成を行うこと。
【0016】このような要請に応えて基板に同一ターゲ
ットからのターゲット材料物質イオンを間欠的に導くに
は、前記二つの従来方法では、機械的なアーク点火機構
で点弧される真空アーク放電を短周期にて間欠的に発生
させることになる。このため、頻繁に作動される機械的
なアーク点火機構の故障防止のためのメンテナンスも頻
繁に行う必要が生じ、装置の稼働率が低下する。また最
悪の場合、成膜途中でアーク点火機構の機械的な故障が
発生するという装置信頼性を低下させるという問題があ
る。また、アーク点火が頻繁に行われるのでターゲット
のアーク点火点付近が他の部分に比べて相対的に消耗し
やすく、ターゲットのアーク点火点付近に偏った局部的
消耗を引き起こし、その局部的消耗のために新しいもの
に代えることになり、ターゲットの利用効率が悪くなる
という問題もある。
【0017】そこでこの発明は、機械的なアーク点火機
構で点弧される真空アーク放電を間欠的に発生させるこ
となく連続して発生させたままで、基板に同一ターゲッ
トからのターゲット材料物質イオンを間欠的に導くこと
ができるようにし、これによりアーク点火機構に起因す
る装置信頼性の低下やターゲットにおけるアーク点火点
付近の偏った局部的消耗を引き起こすことなく、基板上
に同種のターゲット材料物質イオンを間欠的に堆積させ
て基板硬度低下などを引き起こすような基板温度上昇を
生じることなく皮膜形成を行うことができ、また、種類
の異なる複数の薄膜を交互に順次繰り返し積層してなる
多層化皮膜の皮膜形成を容易に行うことができる、真空
アーク蒸着方法及び装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の真
空アーク蒸着方法は、皮膜形成用の蒸発されるべき材料
よりなるターゲットを陰極として真空アーク放電を連続
して発生させ、これによって前記ターゲットの蒸発面か
らそのターゲット材料物質を蒸発させてターゲット材料
物質イオンと電子とからなるプラズマを連続して生成さ
せる一方、この生成されたプラズマを基板に誘導可能な
磁場を間欠的に発生させて、その磁場発生期間ごとに前
記ターゲット材料物質イオンを基板に導いて皮膜形成を
行うことを特徴とする。
【0019】また、この発明に係る第1の真空アーク蒸
着装置は、(a)内部に基板が配置される真空チャンバ
と、(b)皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりなるタ
ーゲットと、このターゲットを陰極として真空アーク放
電を発生させ、これによって前記ターゲットの蒸発面か
らそのターゲット材料物質を蒸発させてターゲット材料
物質イオンと電子とからなるプラズマを生成させるアー
ク電源と、励磁電流が流されたときに前記プラズマを前
記基板に導くための磁場を発生可能な空心電磁コイルと
を有し、前記真空チャンバに設けられた電磁コイル付き
蒸発源装置と、(c)前記ターゲットを陰極として真空
アーク放電が連続して発生されているときに、前記空心
電磁コイルに前記プラズマを前記基板まで誘導可能な磁
場を発生させる励磁電流を間欠的に流す励磁電流供給装
置と、を備えたことを特徴とする。
【0020】また、この発明に係る第2の真空アーク蒸
着方法は、皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりなるタ
ーゲットとして種類の異なる複数のターゲットを設け、
これらの各ターゲットを陰極として各真空アーク放電を
ともに連続して発生させ、これによって前記各ターゲッ
トごとに、その各蒸発面からターゲット材料物質を蒸発
させてターゲット材料物質イオンと電子とからなるプラ
ズマを連続して生成させる一方、これらの生成されたそ
れぞれのプラズマを基板に誘導可能な各磁場を交互に順
次繰り返し発生させて、種類の異なる複数のターゲット
材料物質イオンを基板に交互に順次繰り返し導き、種類
の異なる複数の薄膜を交互に順次繰り返し積層してなる
皮膜形成を行うことを特徴とする。
【0021】さらにこの発明に係る第2の真空アーク蒸
着装置は、種類の異なる複数の薄膜を交互に順次繰り返
し積層してなる皮膜形成を行う真空アーク蒸着装置であ
って、(a)内部に基板が配置される真空チャンバと、
(b)皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりなるターゲ
ットと、このターゲットを陰極として真空アーク放電を
発生させ、これによって前記ターゲットの蒸発面からそ
のターゲット材料物質を蒸発させてターゲット材料物質
イオンと電子とからなるプラズマを生成させるアーク電
源と、前記プラズマを前記基板に導くための磁場を発生
可能な空心電磁コイルとをそれぞれが有し、かつ、その
各々が種類の異なるターゲットを有し、前記真空チャン
バに設けられた複数の電磁コイル付き蒸発源装置と、
(c)前記各ターゲットを陰極として各真空アーク放電
がともに連続して発生されているときに、前記複数の空
心電磁コイルに、その各プラズマを前記基板まで誘導可
能な磁場を発生させる励磁電流を交互に順次繰り返し流
す励磁電流供給装置と、を備えたことを特徴とする。
【0022】
【作用】この発明の第1の真空アーク蒸着方法、装置に
おいては、皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりなるタ
ーゲットを陰極として真空アーク放電が連続して発生さ
れる。これによって前記ターゲットの蒸発面からそのタ
ーゲット材料物質が蒸発されてターゲット材料物質イオ
ンと電子とからなるプラズマが連続して生成される一
方、この生成されたプラズマを基板に導くための磁場が
間欠的に発生されて、その磁場発生期間(励磁電流通電
期間)ごとに前記ターゲット材料物質イオンが基板に導
かれて皮膜形成が行われる。この方法によると、基板上
に同種のターゲット材料物質イオンを間欠的に堆積させ
て基板硬度低下などを引き起こすような基板温度上昇を
生じることなく皮膜形成を行うことができる。
【0023】この発明の第2の真空アーク蒸着方法、装
置においては、皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりな
るターゲットとして種類の異なる複数のターゲットが設
けられおり、これらの各ターゲットを陰極として各真空
アーク放電がともに連続して発生される。これによって
前記各ターゲットごとに、その各蒸発面からターゲット
材料物質が蒸発されてターゲット材料物質イオンと電子
とからなるプラズマが連続して生成される一方、これら
の生成されたそれぞれのプラズマを基板に導くための各
磁場が交互に順次繰り返し発生される。これにより、種
類の異なる複数のターゲット材料物質イオンが基板に交
互に順次繰り返し導かれ、種類の異なる複数の薄膜を交
互に順次繰り返し積層してなる多層化皮膜の皮膜形成が
行われる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明に係る第1の真空アーク蒸着方
法を実施する装置の要部の構成を示す構成説明図であ
る。ここで、励磁電流供給装置21が付加されている点
以外は、前述した図5に示される装置と同一構成なの
で、図5と同一または相当部分には図5と同一の符号を
付して説明を省略し、異なる点について説明する。
【0025】図1に示す励磁電流供給装置21は、シリ
コン制御整流素子あるいは大容量トランジスタなどで構
成される電子スイッチをオン・オフさせて直流出力を制
御することにより、空心電磁コイル17に図2に示すよ
うに直流の励磁電流Iを間欠的に流すようにした装置で
あり、励磁電流Iの大きさ、励磁電流通電期間(磁場発
生期間)t1 及び励磁電流オフ期間t2 などが調整可能
に構成されている。
【0026】次に、このように構成される装置を用いて
行われるこの発明に係る第1の真空アーク蒸着方法を説
明する。ターゲット14を陰極として真空アーク放電を
連続して発生させる。これによってターゲット14の蒸
発面15からそのターゲット材料物質を蒸発させてター
ゲット材料物質イオンを含むプラズマを連続して生成さ
せる一方、励磁電流供給装置21から空心電磁コイル1
7に励磁電流Iを、例えば通電期間t1 =5秒、オフ期
間t2 =10秒などに設定して間欠的に流し、前記生成
されたプラズマを基板に導くための磁場を間欠的に発生
させる。これによりその磁場発生期間ごとにターゲット
14からのターゲット材料物質イオンが基板Sに導かれ
て、反応ガス粒子ともに密着されてなる皮膜形成が行わ
れる。
【0027】このようにして、機械的なアーク点火機構
18で点弧される真空アーク放電を間欠的に発生させる
ことなく連続して発生させたままで、空心電磁コイル1
7による磁場をその励磁電流の通電・非通電という機械
的作動のない電気的作動によって間欠的に発生させて、
基板Sにターゲット14からのターゲット材料物質イオ
ンを間欠的に導くようにすることにより、アーク点火機
構18に起因する装置稼働率の低下やターゲット14に
おけるアーク点火点付近の偏った局部的消耗を引き起こ
すことなく、基板S上にターゲット14からのターゲッ
ト材料物質イオンを間欠的に堆積させて基板硬度低下な
どを引き起こすような基板温度上昇を生じることなく皮
膜形成を行うことができる。
【0028】図3はこの発明に係る第2の真空アーク蒸
着方法を実施する装置の構成を示す構成説明図である。
ここで、前記図1に示される装置と異なる点は、二種類
のターゲット材料物質イオンを基板Sに交互に繰り返し
導き、二種類の薄膜を交互に繰り返し積層してなる多層
化皮膜の皮膜形成をなしうるように構成されている点に
あり、基本的構成は図1に示される装置と同じである。
【0029】すなわち、図3において、1′は真空チャ
ンバ、22は基板Sを載置する回転可能なテーブル、2
3は基板Sに負のバイアス電圧を印加するためのバイア
ス電源であり、真空チャンバ1′には、互いに種類の異
なるターゲットを有した2台の電磁コイル付き蒸発源装
置10A,10Bが設けられている。その一方の電磁コ
イル付き蒸発源装置10Aは、図に示すように、外方側
に大径部が連結された管状部11A、絶縁部材12A、
カソードホルダ13A、蒸発面15Aを有する第1のタ
ーゲット14A、アーク電源16A、空心電磁コイル1
7A、アーク点火機構18A及びアーク閉込めリング1
9Aから構成されている。他方の電磁コイル付き蒸発源
装置10Bは、管状部11B、絶縁部材12B、カソー
ドホルダ13B、蒸発面15Bを有する第2のターゲッ
ト14B、アーク電源16B、空心電磁コイル17B、
アーク点火機構18B及びアーク閉込めリング19Bか
ら構成されている。
【0030】励磁電流供給装置21′は、第1のターゲ
ット14Aに対応して設けられた空心電磁コイル17A
と第2のターゲット14Bに対応して設けられた空心電
磁コイル17Bとに、直流の励磁電流を交互に繰り返し
流すようにした装置である。図4に示すように、一方の
空心電磁コイル17Aに励磁電流IA が流されていると
きには他方の空心電磁コイル17Bに流す励磁電流IB
はゼロとされており、一方の励磁電流IA の励磁電流通
電期間tA1と他方の励磁電流IB の励磁電流オフ期間t
B2とが等しく、一方の励磁電流IA の励磁電流オフ期間
A2と他方の励磁電流IB の励磁電流通電期間tB1とが
等しくなるように設定されている。
【0031】次に、このように構成される装置を用いて
行われるこの発明による真空アーク蒸着方法を説明す
る。各ターゲット14A,14Bを陰極として各真空ア
ーク放電をともに連続して発生させる。これによって各
ターゲット14A,14Bごとに、その各蒸発面15
A,15Bからターゲット材料物質を蒸発させてターゲ
ット材料物質イオンを含むプラズマを連続して生成させ
る一方、励磁電流供給装置21′から一方の空心電磁コ
イル17Aと他方の空心電磁コイル17Bとに交互に繰
り返し励磁電流を流し、前記生成された各プラズマをそ
れぞれ基板Sに導くための各磁場を交互に繰り返し発生
させる。これにより、二種類のターゲット材料物質イオ
ンが基板に交互に繰り返し導かれて、その二種類の薄膜
を交互に繰り返し積層してなる多層化皮膜の皮膜形成が
行われる。
【0032】例えば、前記第1のターゲット14Aとし
てTi(チタン)よりなるターゲットを、第2のターゲ
ット14BとしてZr(ジルコニウム)よりなるターゲ
ットを用意し、反応ガスとしてN2 ガスを導入して、T
iN薄膜とZrN薄膜とを交互に繰り返し積層してなる
多層化皮膜の皮膜形成を行うことができる。この場合、
TiN薄膜の一層の厚みを例えば50Å、ZrN薄膜の
一層の厚みを例えば50Åとし、空心電磁コイル17
A,17Bによる励磁強度をともに約3000ATとす
ると、前記TiN薄膜を形成するための磁場発生時間
(励磁電流通電期間tA1)は約1.2秒程度であり、前
記ZrN薄膜を形成するための磁場発生時間(励磁電流
通電期間tB1)は約1.5秒程度である。
【0033】このようにして、機械的なアーク点火機構
18A,18Bで点弧される各真空アーク放電を間欠的
に発生させることなくともに連続して発生させたまま
で、各空心電磁コイル17A,17Bによる磁場をその
励磁電流の通電・非通電という機械的作動のない電気的
作動によって互いに交互に繰り返し発生させて、基板S
に各ターゲット14A,14Bからの種類の異なるター
ゲット材料物質イオンを交互に繰り返し導くようにする
ことにより、アーク点火機構18A,18Bに起因する
装置信頼性の低下やターゲット14A,14Bにおける
アーク点火点付近の偏った局部的消耗を引き起こすこと
なく、基板S上に二種類の薄膜を交互に繰り返し積層し
てなる多層化皮膜の皮膜形成を容易に行うことができ
る。
【0034】なお、これら請求項1及び2の発明による
方法は、前述した図6に示されるような、真空アーク放
電により生成されたターゲット材料物質イオンを磁場に
よって曲進させて基板に導くようにしたものにも、当然
ながら、適用可能である。
【0035】また、この発明装置においては、図6のよ
うに電磁コイルを複数個配置した構成とする場合には、
基板へのプラズマの間欠的な誘導が実質的になしうる範
囲においては、一部の電磁コイルのみに励磁電流を間欠
的に流すようにしてもよい。これにより、オン・オフ制
御が必要になる電源の容量を小さくできる。例えば、図
6の例では、符号56で示す電磁コイルは連続通電して
おき、符号55で示す電磁コイルのみに励磁電流を間欠
的に流すようにすることで、基板へのプラズマの間欠的
な誘導を実質的になしうる。また、本発明装置において
は、電磁コイルへの励磁電流のオン・オフによるのでは
なく、励磁電流の大小変化によって基板にプラズマを間
欠的に導く構成を採用してもよい。
【0036】
【発明の効果】この発明に係る第1の真空アーク蒸着方
法、装置によると、ターゲットを陰極として真空アーク
放電を連続して発生させ、これによってターゲット材料
物質を蒸発させてターゲット材料物質イオンを含むプラ
ズマを連続して生成させる一方、この生成されたプラズ
マを基板に導くための磁場を間欠的に発生させて、その
磁場発生期間ごとに前記ターゲット材料物質イオンを基
板に導くようにしたものであるから、機械的なアーク点
火機構で点弧される真空アーク放電を間欠的に発生させ
なくてもよく、アーク点火機構に起因する装置信頼性の
低下やターゲットにおけるアーク点火点付近の偏った局
部的消耗を引き起こすことなく、基板上に同種のターゲ
ット材料物質イオンを間欠的に堆積させて皮膜硬度低下
などを引き起こすような基板温度上昇を生じることなく
皮膜形成を行うことができる。
【0037】この発明に係る第2の真空アーク蒸着方
法、装置によると、種類の異なる複数のターゲットを設
け、これらの各ターゲットを陰極として各真空アーク放
電をともに連続して発生させ、これによって前記各ター
ゲットごとに、そのターゲット材料物質を蒸発させてタ
ーゲット材料物質イオンを含むプラズマを連続して生成
させる一方、これらの生成されたそれぞれのプラズマを
基板に導くための各磁場を交互に順次繰り返し発生させ
て、種類の異なる複数のターゲット材料物質イオンを基
板に交互に順次繰り返し導くようにしたものであるか
ら、機械的なアーク点火機構で点弧される各真空アーク
放電を間欠的に発生させなくてもよく、アーク点火機構
に起因する装置信頼性の低下やターゲットにおけるアー
ク点火点付近の偏った局部的消耗を引き起こすことな
く、基板上に種類の異なる複数の薄膜を交互に順次繰り
返し積層してなる多層化皮膜の皮膜形成を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1の真空アーク蒸着方法を実
施する装置の要部の構成を示す構成説明図である。
【図2】図1に示す空心電磁コイルに流される励磁電流
の波形(時間的変化)を示す図である。
【図3】この発明に係る第2の真空アーク蒸着方法を実
施する装置の構成を示す構成説明図である。
【図4】図3に示す二つの空心電磁コイルに流される各
励磁電流の波形(時間的変化)を示す図である。
【図5】磁場によってプラズマを基板に導くようにした
従来の真空アーク蒸着方法の一例の実施に使用する装置
の要部の構成を示す構成説明図である。
【図6】磁場によってプラズマを基板に導くようにした
従来の真空アーク蒸着方法の他の例の実施に使用する装
置の構成を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1,1′…真空チャンバ 10,10A,10B…電磁
コイル付き蒸発源装置、11,11A,11B…管状部
12,12A,12B…絶縁部材 13,13A,1
3B…カソードホルダ 14,14A,14B…ターゲ
ット 15,15A,15B…蒸発面 16,16A,
16B…アーク電源 17,17A,17B…空心電磁
コイル 18,18A,18B…アーク点火機構 1
9,19A,19B…アーク閉込めリング 21,2
1′…励磁電流供給装置 22…テーブル 23…バイ
アス電源 S…基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりな
    るターゲットを陰極として真空アーク放電を連続して発
    生させ、これによって前記ターゲットの蒸発面からその
    ターゲット材料物質を蒸発させてターゲット材料物質イ
    オンと電子とからなるプラズマを連続して生成させる一
    方、この生成されたプラズマを基板に誘導可能な磁場を
    間欠的に発生させて、その磁場発生期間ごとに前記ター
    ゲット材料物質イオンを基板に導いて皮膜形成を行うこ
    とを特徴とする真空アーク蒸着方法。
  2. 【請求項2】 (a) 内部に基板が配置される真空チ
    ャンバと、(b) 皮膜形成用の蒸発されるべき材料よ
    りなるターゲットと、このターゲットを陰極として真空
    アーク放電を発生させ、これによって前記ターゲットの
    蒸発面からそのターゲット材料物質を蒸発させてターゲ
    ット材料物質イオンと電子とからなるプラズマを生成さ
    せるアーク電源と、励磁電流が流されたときに前記プラ
    ズマを前記基板に導くための磁場を発生可能な空心電磁
    コイルとを有し、前記真空チャンバに設けられた電磁コ
    イル付き蒸発源装置と、(c) 前記ターゲットを陰極
    として真空アーク放電が連続して発生されているとき
    に、前記空心電磁コイルに前記プラズマを前記基板まで
    誘導可能な磁場を発生させる励磁電流を間欠的に流す励
    磁電流供給装置と、を備えたことを特徴とする真空アー
    ク蒸着装置。
  3. 【請求項3】 皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりな
    るターゲットとして種類の異なる複数のターゲットを設
    け、これらの各ターゲットを陰極として各真空アーク放
    電をともに連続して発生させ、これによって前記各ター
    ゲットごとに、その各蒸発面からターゲット材料物質を
    蒸発させてターゲット材料物質イオンと電子とからなる
    プラズマを連続して生成させる一方、これらの生成され
    たそれぞれのプラズマを基板に誘導可能な各磁場を交互
    に順次繰り返し発生させて、種類の異なる複数のターゲ
    ット材料物質イオンを基板に交互に順次繰り返し導き、
    種類の異なる複数の薄膜を交互に順次繰り返し積層して
    なる皮膜形成を行うことを特徴とする真空アーク蒸着方
    法。
  4. 【請求項4】 種類の異なる複数の薄膜を交互に順次繰
    り返し積層してなる皮膜形成を行う真空アーク蒸着装置
    であって、(a) 内部に基板が配置される真空チャン
    バと、(b) 皮膜形成用の蒸発されるべき材料よりな
    るターゲットと、このターゲットを陰極として真空アー
    ク放電を発生させ、これによって前記ターゲットの蒸発
    面からそのターゲット材料物質を蒸発させてターゲット
    材料物質イオンと電子とからなるプラズマを生成させる
    アーク電源と、前記プラズマを前記基板に導くための磁
    場を発生可能な空心電磁コイルとをそれぞれが有し、か
    つ、その各々が種類の異なるターゲットを有し、前記真
    空チャンバに設けられた複数の電磁コイル付き蒸発源装
    置と、(c) 前記各ターゲットを陰極として各真空ア
    ーク放電がともに連続して発生されているときに、前記
    複数の空心電磁コイルに、その各プラズマを前記基板ま
    で誘導可能な磁場を発生させる励磁電流を交互に順次繰
    り返し流す励磁電流供給装置と、を備えたことを特徴と
    する真空アーク蒸着装置。
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