JP2001057418A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP2001057418A JP11231998A JP23199899A JP2001057418A JP 2001057418 A JP2001057418 A JP 2001057418A JP 11231998 A JP11231998 A JP 11231998A JP 23199899 A JP23199899 A JP 23199899A JP 2001057418 A JP2001057418 A JP 2001057418A
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    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
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    • HELECTRICITY
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直電荷転送路の局所的な狭チャネル効果の
影響を低減する。 【解決手段】 2次元表面を画定する半導体基板1と、
その表面に配列された第1導電型の半導体領域を含む光
電変換素子3と、各光電変換素子列P1、P2は、奇数
行または偶数行の光電変換素子のみを含む光電変換素子
と隣接する光電変換素子列P1、P2間の半導体基板1
表面に形成され蛇行しつつ列方向に延在する複数の第1
の第2導電型半導体層を含む分離領域15と、各光電変
換素子列P1、P2とその一方の側の分離領域15との
間に形成され、蛇行しつつ列方向に延在する複数の第1
導電型半導体層を含む垂直電荷転送路5であって、列の
光電変換素子3a、3bと分離領域15との間の領域に
おける幅W1と比べ、該列内の隣接する光電変換素子3
a、3b間の領域で広い幅W2の部分を有する垂直電荷
転送路5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像素子に関
し、より詳細には垂直電荷転送路の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に一般的な固体撮像素子の平面図を
示す。
【0003】固体撮像素子Aにおいては、半導体基板1
01上に多数の画素103、103、103が水平方向
及び垂直方向に整列して配置されている。複数本の垂直
電荷転送路105が、垂直方向に整列された複数の画素
列間に形成されている。垂直電荷転送路105の一端に
は、水平電荷転送路107が形成されている。
【0004】垂直電荷転送路105は、第1の第1導電
型半導体層(n型半導体層)を含む。
【0005】水平電荷転送路107の一端にアンプ11
1が形成されている。
【0006】画素103領域の半導体基板101上に、
フォトダイオード(光電変換素子)103aが形成され
ている。フォトダイオード103aと垂直電荷転送路1
05との間には、読み出しゲート(トランスファーゲー
ト)103bが形成されている。
【0007】フォトダイオード103aにより光電変換
された電気信号は、読み出しゲート103bを通って垂
直電荷転送路105に転送される。垂直電荷転送路10
5内に転送された電荷は、例えば4相駆動方式により垂
直方向に転送され、水平電荷転送路107内に入る。水
平電荷転送路107内に転送された電荷は、例えば2相
駆動方式によりアンプ111まで転送される。アンプ1
11により電気信号を増幅して外部に画像情報を出力す
る。
【0008】上記の固体撮像素子Aにおいて、フォトダ
イオード103a、読み出しゲート103b、垂直電荷
転送路105、水平電荷転送路107及び出力アンプ1
11等の構成要素が形成されていない領域をフィールド
領域117と称する。
【0009】フィールド領域117のうち、例えば、フ
ォトダイオード103aと垂直電荷転送路105との間
の領域のうち読み出しゲート103bが形成されていな
い領域(図 における第1の領域121a、121
b)、一の垂直電荷転送路105と、当該一の垂直電荷
転送路105と読み出しゲート103bにより接続され
ていないが水平方向に隣接するフォトダイオード103
a領域との間の領域(図における第2の領域125)、
一の垂直電荷転送路105に読み出しゲート103bを
介して接続されている複数のフォトダイオード103
a、103a、103aのうち垂直方向に隣接するフォ
トダイオード103a、103a間の領域(図における
第3の領域131)を電子が飛び越えることは、固体撮
像素子における誤動作の原因ともなるため好ましくな
い。
【0010】固体撮像素子の画素密度がそれほど高くな
い場合には、第1から第3まで領域121、125、1
31におけるフォトダイオード103a間又はフォトダ
イオード103aと垂直電荷転送路105との間の距離
を十分にとることができる。
【0011】従って、上記誤動作が生じる恐れは少な
い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年の固体
撮像素子の高画素密度化に伴って、例えば、上記の固体
撮像素子Aにおいて、第1から第3まで領域121、1
25、131におけるフォトダイオード103a間又は
フォトダイオード103aと垂直電荷転送路105との
間の距離を十分にとることが困難になってくる。
【0013】特に、高画素密度化に対応可能な構造とし
て期待される、画素ずらし構造を備えた固体撮像素子に
おいて、上記の問題が顕著になってくる。
【0014】本発明の目的は、高画素密度化に伴う上記
の問題点を解決する固体撮像素子を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、2次元表面を画定する半導体基板と、前記半導体基
板の表面に一定のピッチで複数列、複数行に配列された
第1導電型半導体層を含む多数の光電変換素子であっ
て、奇数列の光電変換素子に対し、偶数列の光電変換素
子は各列内の光電変換素子ピッチの約1/2ずれてお
り、奇数行の光電変換素子に対し偶数行の光電変換素子
は各行内の光電変換素子ピッチの約1/2ずれており、
前記各光電変換素子列は、奇数行または偶数行の光電変
換素子のみを含む多数個の光電変換素子と、各々が、隣
接する光電変換素子列間の半導体基板表面に形成され、
蛇行しつつ列方向に延在する複数の第1の第2導電型半
導体層を含む分離領域と、各光電変換素子列とその一方
の側の分離領域との間に形成され、蛇行しつつ列方向に
延在する複数の第1導電型半導体層を含む垂直電荷転送
路であって、該列の光電変換素子と前記分離領域との間
の領域における幅W1と比べ、該列内の隣接する光電変
換素子間の領域で広い幅W2の部分を有する垂直電荷転
送路とを有する固体撮像素子が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0017】図1に、本発明の第1の実施の形態による
固体撮像素子の平面図を示す。
【0018】固体撮像素子Bにおいては、半導体基板1
上に多数の画素3、3、3が配置されている。より詳細
には、固体撮像素子Bに、垂直方向に整列して形成され
る複数のフォトダイオード(光電変換素子)3a、3
a、3aを含む第1の画素列P1と、第1の画素列P1
と水平方向に隣接し垂直方向に1/2ピッチずれて形成
される複数のフォトダイオード3b、3b、3bを含む
第2の画素列P2とが含まれる。1ピッチとは、垂直方
向に隣接するフォトダイオード3aとフォトダイオード
3aとの中心間の距離、又は、フォトダイオード3bと
フォトダイオード3bとの中心間の距離で定義される。
両者は通常同じ距離である。
【0019】一の第1の画素列P1とそれと水平方向に
隣接する一の第2の画素列P2とにより一の画素群PG
が形成される。水平方向に多数の画素群PG、PG、P
Gが配置されて画素部を形成する。
【0020】フォトダイオード3a及びフォトダイオー
ド3bは、ほぼ正八角形の形状を有している。
【0021】第1の画素列P1に含まれるフォトダイオ
ード3a、3a、3aと第2の画素列P2に含まれるフ
ォトダイオード3b、3b、3bとの間を蛇行するよう
に、垂直電荷転送路5aが垂直方向に延びている。
【0022】垂直電荷転送路5a、5a、5aは、半導
体基板1上に形成されたn型(第1導電型)半導体層を
含む。
【0023】1本の垂直電荷転送路5aに対して、水平
方向の第1の方向(図1では、左方向)に隣接する第1
の画素列P1又は第2の画素列P2のいずれかの画素列
に含まれるフォトダイオード3a、3a、3a又は光電
変換素子3b、3b、3bのみから電荷が読み出され
る。
【0024】フォトダイオード3a又は3bから電荷を
読み出す垂直電荷転送路5aの外周に沿って、垂直電荷
転送路5aと水平方向に第1の方向(図では、左方向)
に隣接する画素列(第1の画素列P1又は第2の画素列
P2)との間の領域に、フォトダイオード3からの電荷
を転送するための比較的低いドーピング濃度を有するp
型(第1の第2導電型)半導体層を含む読み出しゲート
領域21が形成されている。
【0025】垂直電荷転送路5aの外周のうち読み出し
ゲート領域21が形成されている領域以外の領域に、ゲ
ート領域のp型不純物濃度よりも高い不純物濃度を有す
るp型(第2の第2導電型)半導体層を含む分離領域1
5aが垂直電荷転送路5aに沿って形成されている。
【0026】垂直電荷転送路5aの一端に、水平電荷転
送路7が形成されている。水平電荷転送路7の一端に、
出力アンプ11が形成されている。
【0027】図2から図4は、図1の要部を拡大した平
面図である。
【0028】図2は、フォトダイオード3a、垂直電荷
転送路5a、分離領域15、読み出しゲート21など半
導体基板1上に形成された要素の他に、垂直電荷転送電
極31を加えて示した模式的な平面図である。
【0029】図3は、垂直電荷転送電極31の配置を示
す平面図である。
【0030】図4は、半導体基板1上に形成された垂直
電荷転送路5aと分離領域15(15a、15b)との
配置を示す模式的な平面図である。
【0031】図2において、説明の便宜上、水平方向に
整列して配置された複数のフォトダイオード3a、3a
を画素行Q1、Q3、・・・と称し、水平方向に整列し
て配置された複数のフォトダイオード3b、3bを画素
行Q2と称す。
【0032】図2及び図3に示すように、画素行Q1に
含まれるフォトダイオード3a、3a、3a上に、フォ
トダイオードの斜辺に沿って蛇行するように水平方向に
延びる第1の垂直電荷転送電極31−1と第2の垂直電
荷転送電極31−2とが形成されている。
【0033】第1の垂直電荷転送電極31−1は、第1
層目の多結晶シリコン層(1ポリ)により形成されてい
る。第2の垂直電荷転送電極31−2は、第2層目の多
結晶シリコン層(2ポリ)により形成されている。
【0034】同様に第3、第5の垂直電荷転送電極31
−3、31−5は、1ポリにより形成されている。第
4、第6の垂直電荷転送電極31−4、31−6は、2
ポリにより形成されている。
【0035】垂直電荷転送電極31の隙間にフォトダイ
オード3a、3bの受光部が設けられている。
【0036】第1の垂直電荷転送電極31−1は、水平
方向に延びる第1の部分31aと、第1の部分31aに
続き、フォトダイオード3aの上半分の外周に沿うよう
に形成された第2の部分31b、第3の部分31c、第
4の部分31dとを含む。
【0037】第2の部分31bは、その中心線が第1の
部分31aの中心線と鈍角を成すように第1の部分31
aの端部から連続して延びている。
【0038】第3の部分31cは、第2の部分31bに
続き、第2の部分31bの端部から水平方向に伸びてい
る。
【0039】第4の部分31dは、その中心線が第3の
部分31cの中心線と鈍角を成すように第3の部分31
cの端部から連続して延びている。第4の部分31dの
端部は、前記の第1の部分31aと水平方向に1つのフ
ォトダイオード3a分だけ離れて設けられている別の第
1の部分31aの端部に接続される。
【0040】上記のように、第1の垂直電荷転送電極は
31−1は、画素行Q1に含まれるフォトダイオード3
a、3aのほぼ上半分の外周に沿うように形成される。
第2の垂直電荷転送電極は、水平方向に延びる第5の部
分31eと、第5の部分31eに続き、フォトダイオー
ド3aの下半分の外周に沿うように形成された第6の部
分31f、第7の部分31g、第8の部分31hとを含
む。
【0041】第6の部分31fは、その中心線が第5の
部分31eの中心線と鈍角を成すように第5の部分31
eの端部から連続して延びている。
【0042】第7の部分31gは、第6の部分31fに
続き、第6の部分31gの端部から水平方向に伸びてい
る。
【0043】第8の部分31hは、その中心線が第7の
部分31gの中心線と鈍角を成すように第7の部分31
gの端部から連続して延びている。第8の部分31hの
端部は、前記の第5の部分31eと水平方向に1つのフ
ォトダイオード3a分だけ離れて設けられている別の第
5の部分31eの端部に接続される。
【0044】上記のように、第2の垂直電荷転送電極3
1−2は、画素行Q1に含まれるフォトダイオード3
a、3aのほぼ下半分の外周に沿うように形成される。
【0045】第2の部分31bと第6の部分31fと
は、水平方向に伸びる仮想線に対して対称な方向に延び
ている。第4の部分31dと第8の部分31hとは、同
様に対称な方向に伸びている。
【0046】第3の垂直電荷転送電極31−3と第4の
垂直電荷転送電極31−4、第5の垂直電荷転送電極3
1−5と第6の垂直電荷転送電極31−6についても、
第1の垂直電荷転送電極31−1と第2の垂直電荷転送
電極31−2の関係と同様に配置されている。
【0047】図2に示すように、フォトダイオード3
a、3bの外周のうち図の左側ほぼ半分の領域に、分離
領域15a、15bが形成されていない読み出しゲート
領域21が形成されている。読み出しゲート領域21
を、例えば、第1の垂直電荷転送電極31−1下の領域
21aと第2の垂直電荷転送電極31−2下の領域21
bの2つの領域に分けて考えると、第1の垂直電荷転送
電極31−1と第2の垂直電荷転送電極31−2のうち
いずれか一方にのみ読み出しパルス電圧が印加されるよ
うにできる。実際には、図示しない駆動回路により上記
のような読み出し動作を行えばよい。読み出しゲート領
域21a、21bのうちいずれか一方のみを、実際に読
み出しゲート領域として機能させることができる。
【0048】図4に、半導体基板1上に形成されたフォ
トダイオード3a、3bと、垂直電荷転送路5a(5a
1、5a2、5a3、5a4)と、分離領域15(15
a、15b)とを示す。
【0049】図5に図4のIa−Ib線断面図とそれに
対応するエネルギーバンド図を、図6に図4のIIa−
IIb線断面図とそれに対応するエネルギーバンド図を
示す。
【0050】図4及び図5に示すように、Ia−Ib線
で切った場合には、垂直電荷転送路5a2の片側にのみ
分離領域15bが形成される。垂直電荷転送路5a2の
もう一方の側に、読み出しゲート領域21が形成され
る。
【0051】一方、図4及び図6に示すように、IIa
−IIb線で切った場合には、垂直電荷転送路5a2の
両側に分離領域15a、15bが形成される。垂直電荷
転送路5a1の片側にのみ分離領域15bが形成され
る。垂直電荷転送路5a1のもう一方の側に、読み出し
ゲート領域21が形成される。
【0052】図5に示される垂直電荷転送路5a2で
は、片側に高濃度p型半導体層により形成される分離領
域15bが形成され、もう一方の側には分離領域15b
よりも低いp型不純物濃度を有する半導体層により形成
される読み出しゲート部21が形成されている。図6に
示される垂直電荷転送路5a1の場合も同様である。垂
直電荷転送路の幅は両方ともW1である。W1は例えば
1.0μmである。
【0053】図6に示される垂直電荷転送路5a2の場
合には、両側に高濃度p型半導体層により形成される分
離領域15a、15bが形成されている。垂直電荷転送
路の幅はW2である。W2は例えば1.2μmであり、W
1と比較して広い。
【0054】図6に示される垂直電荷転送路5a2の幅
2を、W1と同じ1.0μmにすると、図6の一点鎖線
で示すポテンシャルエネルギーとなる。図6に示される
垂直電荷転送路5a1(幅W1)と同じ1.0μmであ
っても、両側に高濃度のp型半導体層(分離領域)15
a、15bが存在するため、n型半導体層中に両側から
空乏層が伸びて、実効的なポテンシャルウェルの幅が狭
くなり、かつ、深さも浅くなる。いわゆる狭チャネル効
果である。
【0055】そこで、図6に示すように、垂直電荷転送
路5a2の幅W2を垂直電荷転送路5a1の幅W1よりも
広くとることにより、狭チャネル効果の影響を考慮した
実効的な垂直電荷転送路幅が同じになるように設定し
た。
【0056】イオン注入法により垂直電荷転送路5aを
形成する場合には、イオン注入のマスクとなる例えばフ
ォトレジストの開口部の幅を上記のように設定すれば良
い。
【0057】上記の固体撮像素子Aでは、狭チャネル効
果の影響を考慮に入れた実効的な垂直電荷転送路5aの
幅がほぼ一定になるようにしたので、垂直電荷転送路5
aにおける転送効率と飽和出力との局所的な変化を防止
することができ、電荷を安定して水平電荷転送路へ転送
することができる。
【0058】より詳細には、以下の式に示すようにW2
とW1の値を設定する。
【0059】W2−W1={2εsε0/eNd0.5{Vd2
a2/(Na2+Nd)−Vd1a1/(Na1+Nd)}0.5 ただし、εsは前記半導体の比誘電率、ε0は真空中の誘
電率、eVd1は接合前のn型半導体層と低不純物濃度の
p型半導体層の仕事関数の差、eVd2は接合前のn型半
導体層と高不純物濃度のp型半導体層の仕事関数の差、
eは電子の電荷である。
【0060】Ndはn型半導体層よりなる垂直電荷転送
路5a2(図6)の不純物濃度である。Na2は高濃度p
型半導体層の不純物濃度すなわち分離領域15(15
a、15b)のp型不純物濃度である。ここで、分離領
域15のp型不純物濃度は15aと15bとで一定とし
た。
【0061】Na1は低濃度p型半導体層の不純物濃度す
なわち読み出しゲート部21のp型半導体層の不純物濃
度である。n型半導体層の濃度は、分離領域のp型半導
体層の濃度と比べて小さく、空乏層はほとんどn型半導
体層中に延びるものと仮定した。p−n接合は階段接合
とし、かつ、p−n接合の間には電圧が印加されていな
い状態であると仮定した。
【0062】W1は、素子の性能や製造技術等の設計ル
ールに基づいて決定され、W2は、上記の式に基づき算
出する。
【0063】上記の式を用いれば、W1、Nd、Na2、N
a1等の素子パラメータが異なる場合でも、W1とW2とを
計算により求めることが可能である。
【0064】その他、種々の変更、改良、組み合わせ等
が可能なことは当業者には自明あろう。
【0065】
【発明の効果】固体撮像素子において、実効的な垂直電
荷転送路の幅がほぼ一定になる。垂直電荷転送路におけ
る転送効率と飽和出力との局所的な変化を防止すること
ができ、電荷を安定して水平電荷転送路へ転送すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による固体撮像素子
の平面図である。
【図2】上記の固体撮像素子の要部を拡大した平面図で
あり、半導体領域と垂直電荷転送電極との配置を示す。
【図3】上記の固体撮像素子の要部を拡大した平面図で
あり、垂直電荷転送電極の配置を示す。
【図4】上記の固体撮像素子の要部を拡大した平面図で
あり、半導体領域の構成を示す。
【図5】図4のIa−Ib線断面図とそれに対応するエ
ネルギーバンド図である。
【図6】図4のIIa−IIb線断面図とそれに対応す
るエネルギーバンド図である。
【図7】従来の固体撮像素子の平面図である。
【符号の説明】
A 固体撮像素子 W1、W2 垂直電荷転送路の幅 1 半導体基板 3 画素 3a 光電変換素子(フォトダイオード) 3b 光電変換素子(フォトダイオード) 5a、5b 垂直電荷転送路 7 水平電荷転送路 11 出力アンプ 15a、15b 分離領域 21a、21b 読み出しゲート領域 31 垂直電荷転送電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA03 AA10 AB01 BA10 CA04 CA20 DA03 DA12 DA18 FA03 FA06 FA07 FA26 FA35 5C024 CA11 FA01 FA12 GA01 GA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元表面を画定する半導体基板と、 前記半導体基板の表面に一定のピッチで複数列、複数行
    に配列された第1導電型半導体領域を含む多数の光電変
    換素子であって、奇数列の光電変換素子に対し、偶数列
    の光電変換素子は各列内の光電変換素子ピッチの約1/
    2ずれており、奇数行の光電変換素子に対し偶数行の光
    電変換素子は各行内の光電変換素子ピッチの約1/2ず
    れており、前記各光電変換素子列は、奇数行または偶数
    行の光電変換素子のみを含む多数個の光電変換素子と、 各々が、隣接する光電変換素子列間の半導体基板表面に
    形成され、蛇行しつつ列方向に延在する複数の第1の第
    2導電型半導体層を含む分離領域と、 各光電変換素子列とその一方の側の分離領域との間に形
    成され、蛇行しつつ列方向に延在する複数の第1導電型
    半導体層を含む垂直電荷転送路であって、該列の光電変
    換素子と前記分離領域との間の領域における幅W1と比
    べ、該列内の隣接する光電変換素子間の領域で広い幅W
    2の部分を有する垂直電荷転送路とを有する固体撮像素
    子。
  2. 【請求項2】 前記垂直電荷転送路の実効幅が一定とな
    るように前記W1と前記W2とが設定される請求項1記載
    の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記垂直電荷転送路と前記光電変換素子
    との間に、前記第1の第2導電型半導体層よりも低不純
    物濃度の第2の第2導電型半導体層を含む読み出し領域
    が形成されている請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記W1と前記W2との関係が以下の式で
    表される請求項3記載の固体撮像素子。 W2−W1={2εsε0/eNd0.5{Vd2a2/(Na2
    +Nd)−Vd1a1/(Na1+Nd)}0.5 ただし、εsは前記半導体の比誘電率、ε0は真空中の誘
    電率、eVd1は接合前の第1導電型半導体層と第2の第
    2導電型半導体層の仕事関数の差、eVd2は接合前の第
    1導電型半導体層と第1の第2導電型半導体層の仕事関
    数の差、eは電子の電荷、Ndは第1導電型半導体層の
    不純物濃度、Na2は第1の第2導電型半導体層の不純物
    濃度、Na1は第2の第2導電型半導体層の不純物濃度で
    ある。
  5. 【請求項5】 W1/W2が0.8以上1.0未満である
    請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 前記一画素行当たり2本の垂直電荷転送
    電極が形成されている請求項1記載の固体撮像素子。
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