JP2001057242A - 巻取装置および巻取方法 - Google Patents

巻取装置および巻取方法

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JP2001057242A JP11230255A JP23025599A JP2001057242A JP 2001057242 A JP2001057242 A JP 2001057242A JP 11230255 A JP11230255 A JP 11230255A JP 23025599 A JP23025599 A JP 23025599A JP 2001057242 A JP2001057242 A JP 2001057242A
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板状に形成された巻芯による帯状材料また
は線条材料の巻き取りを、安定して、かつ、迅速に行う
ことを可能にする。 【解決手段】 薄板状の巻芯2を回転させて帯状材料ま
たは線条材料1の巻き取るのにあたって、巻芯2の一方
の薄板端部を回転中心にしてその巻芯2を半回転させた
後に、その巻芯2の回転中心を他方の薄板端部に移動さ
せる。そして、他方の薄板端部を回転中心にして巻芯2
を半回転させると、再びその巻芯2の回転中心を一方の
薄板端部に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板状の巻芯によ
り帯状材料または線条材料の巻き取りを行う巻取装置お
よび巻取方法に関し、特にバッテリーの構成部材である
帯状の正極部材、負極部材およびセパレータを巻き取る
巻取装置および巻取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リチウム電池に代表されるポリ
マーバッテリーには、巻回方式により素子形成がなされ
たもの、すなわち帯状に形成された正極部材、負極部材
およびセパレータを巻芯に巻き付けたものがある。その
ため、このようなバッテリー素子を有するポリマーバッ
テリーの生産工程では、通常、正極部材、負極部材およ
びセパレータを巻芯に巻き付ける、電極材料の巻取装置
が用いられる。
【0003】従来の巻取装置は、図7に示すように、巻
芯31の略中央近傍を回転中心にしてその巻芯31を所
定方向に回転させることで、正極部材および負極部材並
びにそれぞれの間に介在するセパレータといった電極材
料32を、これらが四重に積層された状態で巻芯31の
外周に沿って巻き取るように構成されている。また、こ
のときに電極材料32を巻芯31に圧着させて巻き取る
べく、従来の巻取装置には、巻芯31の回転中心の垂線
上の位置にて移動自在に配設されたタッチローラ33
が、電極材料32を巻芯31の外周面に押し付けるよう
に設けられたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の巻取装置は、常に巻芯31の略中央近傍を回転中心
にして電極材料32の巻き取りを行っている。したがっ
て、巻き取り形状(バッテリー形状)が丸形かそれに近
い場合には、巻芯31の形状も丸型かそれに近い形状と
なるので、良好に電極材料32の巻き取りを行える。し
かしながら、例えば角形バッテリーを形成する場合な
ど、巻き取り形状の幅に対してその厚さが薄くなると、
巻芯31の形状も薄板状にしなければならないので、そ
の巻芯31の回転によって電極材料32の巻き取り位置
が上下に大きく振れてしまい、巻き取られる電極材料3
2のバタツキも大きくなってしまう。
【0005】そのため、従来の巻取装置では、薄板状の
巻芯31を回転させて電極材料32の巻き取りを行おう
とすると、その巻芯31の回転に伴うバタツキによって
電極材料32の巻ずれが発生してしまうおそれがある。
また、巻芯31の幅と厚さとの比率が大きくなるほど、
電極材料32のバタツキも大きくなるため、巻き取りの
高速化の妨げとなってしまう。
【0006】さらには、タッチローラ33を配すること
で電極材料32を巻芯31に圧着させて巻き取る場合に
も、巻芯31の回転に伴ってタッチローラ33の位置が
上下に大きく変動してしまうため、巻芯31への圧着力
を均等に保つことが容易でない。すなわち、圧着力を均
等に保持しようとすると、タッチローラ33の押圧力を
その位置変動に応じて可変させる機構および制御が必要
となり、またその制御量も巻芯の形状(特に幅方向の寸
法)が変わる毎に変更しなければならないため、結果と
して安定した電極材料32の巻き取りを実現することが
困難になってしまう。
【0007】そこで、本発明は、巻芯が薄板状に形成さ
れている場合であっても、その巻芯に巻き付ける帯状材
料または線条材料に巻ずれが発生することなく、しかも
その巻芯による巻き取りを安定して、かつ、迅速に行う
ことを可能にする巻取装置および巻取方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された巻取装置で、薄板状の巻芯を回
転させて帯状材料または線条材料の巻き取りを行うもの
であって、前記巻芯の薄板両端部のそれぞれを回転中心
にして当該巻芯を回転させる巻芯回転手段と、前記巻芯
の回転中心を前記薄板両端部のうちのいずれか一方に移
動させる中心移動手段と、前記巻芯回転手段がいずれか
一方の薄板端部を回転中心にして前記巻芯を半回転させ
る度に、前記中心移動手段に当該巻芯の回転中心を他方
の薄板端部へ移動させる回転制御手段とを備えている。
【0009】また、本発明は、上記目的を達成するため
に案出された巻取方法で、薄板状の巻芯を回転させて帯
状材料または線条材料の巻き取りを行う方法であって、
巻芯の一方の薄板端部を回転中心にして当該巻芯を半回
転させるステップと、前記巻芯の回転中心を他方の薄板
端部に移動させるステップと、前記他方の薄板端部を回
転中心にして前記巻芯を半回転させるステップと、前記
巻芯の回転中心を再び前記一方の薄板端部に移動させる
ステップとを順に繰り返して行うことようになってい
る。
【0010】上記構成の巻取装置および上記手順の巻取
方法によれば、一方の薄板端部を回転中心にして巻芯が
半回転すると、回転中心を他方の薄板端部側に移動させ
る。そして、他方の薄板端部を回転中心にして巻芯が半
回転すると、再び回転中心を一方の薄板端部側に戻す。
このようにして、いずれか一方の薄板端部を回転中心に
した巻芯の回転と、巻芯が半回転する毎の回転中心の移
動とを繰り返す。したがって、回転中心となった薄板端
部側にて帯状材料または線条材料の巻き取りを行うよう
にすれば、巻芯が薄板状に形成されていても、帯状材料
または線条材料の巻き取り位置が大きく振れてしまうこ
とがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
巻取装置および巻取方法について説明する。なお、ここ
では、ポリマーバッテリーの構成部材である帯状の正極
部材、負極部材およびセパレータといった電極材料の巻
き取りを行う巻取装置および巻取方法を例に挙げて説明
する。
【0012】〔第1の実施の形態〕先ず、本発明を、ポ
リマーバッテリーの製造工程中の電極巻き取り工程にて
用いられるマニュアル装置(以下「マニュアルワインダ
ー」と称す)に適用した場合について説明する。図1は
本発明を電極材料の巻き取りに適用した場合の概要を示
す説明図であり、図2および図3は本発明に係るマニュ
アルワインダーの一例を示す説明図である。
【0013】本実施の形態におけるマニュアルワインダ
ーは、図2に示すように、短冊状にカットされた正極部
材1aおよび負極部材1b並びにこれらの間に介在する
二枚のセパレータ1c,1dからなる合計四枚の電極材
料1を、これらが四重に積層された状態で、薄板状に形
成された巻芯2に巻き付ける動作を行うものである。ま
た、このマニュアルワインダーでは、電極材料1の巻き
取り位置にてその電極材料1を巻芯2に向けて押圧する
タッチローラ3を備えており、このタッチローラ3が電
極材料1を巻芯2に圧着させるようになっている。な
お、巻芯2には、電極材料1の巻き取りを考慮して、そ
の両端部に面取り加工またはR加工が施されているもの
とする。
【0014】ここで、このようなマニュアルワインダー
の構成について、さらに詳しく説明する。図3に示すよ
うに、マニュアルワインダー10は、電極材料支持部1
1と、タッチローラユニット12と、巻芯支持回転部1
3と、から構成されている。
【0015】電極材料支持部11は、巻芯2に巻き付け
るべき合計四枚の電極材料1を、これらにテンションを
与えた状態で支持するものである。電極材料1へのテン
ションは、各電極材料1をクランプしているクランパー
11aの後ろに所定重量の重り11bを吊るす機構によ
って与えるようになっている。
【0016】タッチローラユニット12は、タッチロー
ラ3の支持および押圧を行うものである。そのために、
タッチローラユニット12は、先端にタッチローラ3が
配されたアーム12aと、そのアーム12aを揺動自在
に支持するアームベース12bと、タッチローラ3の押
圧方向(例えば下方側)に向けてアーム12aを付勢す
るスプリング等の弾性部材12cと、を備えている。
【0017】巻芯支持回転部13は、巻芯2の支持およ
び回転を行うものである。そのために、巻芯支持回転部
13は、エアスライダー13aと、ベアリングハウジン
グ13bと、ハンドル13cと、を備えている。
【0018】エアスライダー13aは、巻芯2を支持す
るとともに、エアの供給によって支持している巻芯2を
その幅方向に往復移動させるものである。この往復移動
のストロークは、巻芯2の幅方向寸法と同一になるよう
に設定されているものとする。すなわち、エアスライダ
ー13aは、本発明の中心移動手段として機能するもの
である。
【0019】ベアリングハウジング13bは、エアスラ
イダー13aを回転自在に支持するものである。ただ
し、その回転中心は、エアスライダー13aに支持され
ている巻芯2の薄板端部の位置と一致するようになって
いる。
【0020】また、ベアリングハウジング13bは、詳
細を後述するように、エアスライダー13aの回転に同
期してそのエアスライダー13aへのエアの供給状態を
切り替えるようにもなっている。このようなエア供給の
切り替え制御は、例えば外部(エア供給源)からのエア
を、エアスライダー13aの回転軸となるシャフト(た
だし不図示)を通じてエアスライダー13aに与えるこ
とによって行うことが考えられる。このとき、ベアリン
グハウジング13bの本体とシャフトとの間を回転用の
エアパッキンで密封しておけば、エア漏れが発生するこ
ともない。すなわち、ベアリングハウジング13bは、
本発明の回転制御手段として機能するものである。
【0021】ハンドル13cは、エアスライダー13a
の回転軸となるシャフトに連結しているもので、マニュ
アルワインダー10のオペレータが手動によりそのシャ
フトを回転させるためのものである。すなわち、ハンド
ル13cは、本発明の巻芯回転手段として機能するもの
である。
【0022】続いて、以上のように構成されたマニュア
ルワインダー10での動作例、すなわち本実施の形態に
おける電極材料1の巻取方法について説明する。
【0023】このマニュアルワインダー10を用いて電
極材料1の巻き取りを行う際には、先ずはじめに、短冊
状にカットされた正極部材1a、負極部材1bおよびセ
パレータ1c,1dからなる合計四枚の電極材料1を、
オペレータが手動により電極材料支持部11にセットす
る。そして、電極材料1のセットが完了すると、オペレ
ータが手動によりハンドル13cを回転させる。
【0024】ハンドル13cが回転すると、巻芯支持回
転部13では、その回転に合わせてエアスライダー13
aも回転する。ただし、このとき、エアスライダー13
aへ供給されるエアは、ベアリングハウジング13bで
の制御により、回転に同期して切り替えられる。これに
より、エアスライダー13aは、支持している巻芯2を
一方の側に移動させ、その巻芯2がストロークエンドま
できたら略180°回転し、その回転後に再び巻芯2を
一方の側に移動させる、といった動作を繰り返す。
【0025】詳しくは、巻芯支持回転部13では、エア
スライダー13aの動作によって、巻芯2を図1に示す
ように回転させる。例えば、ハンドル13cが巻芯2側
から見て時計回り方向に回転されると、巻芯2の回転中
心が一方の薄板端部の位置と一致するようにその巻芯2
を水平方向に移動させた後に(ステップ101→ステッ
プ102、以下ステップを単にSと略す)、その薄板端
部を回転中心にしてその巻芯2を略180°時計回り方
向に半回転させる(S102→S103→S104→S
105→S101)。一方の薄板端部を回転中心にして
巻芯2が半回転すると、次に、巻芯2の回転中心が他方
の薄板端部の位置と一致するようにその巻芯2を水平方
向に移動させた後に(S101→S102)、その薄板
端部を回転中心にしてその巻芯2を略180°時計回り
方向に半回転させる(S102→S103→S104→
S105→S101)。そして、他方の薄板端部を回転
中心にして巻芯2が半回転すると、再び回転中心を一方
の薄板端部側に戻す(S101→S102)。
【0026】つまり、巻芯支持回転部13は、いずれか
一方の薄板端部を回転中心にした巻芯2の回転と、その
巻芯2が半回転する毎の回転中心の移動とを繰り返す。
これにより、巻芯2は、その回転中心となった薄板端部
側を巻き取り位置として、電極材料支持部11にセット
された合計四枚の電極材料1を、それぞれ同時に巻き取
ることとなる。
【0027】また、このときに、電極材料1の巻き取り
位置では、タッチローラ3が合計四枚の電極材料1を巻
芯2側に向けて押圧している。これにより、電極材料1
は、巻芯2に圧着された状態で、その巻芯2に巻き取ら
れることになる。
【0028】このようにして、マニュアルワインダー1
0は、巻芯2により電極材料1を巻き取って、巻回方式
によるポリマーバッテリーの素子形成行う。
【0029】〔第2の実施の形態〕次に、本発明を、マ
ニュアルワインダーを発展させた半自動タイプの装置
(以下「半自動ワインダー」と称す)に適用した場合に
ついて説明する。ただし、ここでは、上述した第1の実
施の形態との相違点についてのみ説明する。図4は本発
明に係る半自動ワインダーの一例を示す説明図であり、
図5および図6はその半自動ワインダーの要部を示す説
明図である。なお、図中において、第1の実施の形態と
同一の構成要素については同一の符号を与えている。
【0030】図4に示すように、半自動ワインダー20
は、電極材料支持部21と、タッチローラユニット22
と、巻芯支持回転部23と、操作ボックス部24と、図
示しない動作制御部と、から構成されている。
【0031】電極材料支持部21は、電極材料1をリー
ル供給する点で第1の実施の形態における電極材料支持
部11とは異なる。すなわち、電極材料支持部21で
は、リール21a,21bから繰り出される正極部材1
aおよび負極部材1bに対して、捨て巻きリール21
c,21dによる剥離紙の回収および位置決めセット治
具21e,21fによる短冊化を経た後に、これを巻芯
2での巻き取りに供するようになっている。また、正極
部材1aおよび負極部材1bの間に介在する二枚のセパ
レータ1c,1dについても、リール21g,21hか
らの供給を行うようになっている。
【0032】タッチローラユニット22は、図5に示す
ように、タッチローラ3の押圧方向へアーム12aを付
勢するためにエアシリンダ22aを用いている点で第1
の実施の形態におけるタッチローラユニット12とは異
なる。
【0033】巻芯支持回転部23は、第1の実施の形態
の場合のようなハンドル13cではなく、図6に示すよ
うに、サーボモータまたはステッピングモータ等のモー
タ23aを用いている点で、第1の実施の形態における
巻芯支持回転部13とは異なる。すなわち、半自動ワイ
ンダー20では、モータ23aが本発明の巻芯回転手段
として機能するようになっている。なお、エアスライダ
ー13aへのエア供給の制御は、ベアリングハウジング
13bがシャフトを通じてエア供給することで行うので
はなく、例えば電磁弁を用いてエアの供給状態を切り替
えることで行うようにしてもよい。
【0034】また図4において、操作ボックス部24
は、各種スイッチや表示パネル等を有してなるもので、
半自動ワインダー20のオペレータが操作するためのも
のである。動作制御部は、プログラマブルコントローラ
(シーケンス制御装置)やマイクロコンピュータ等から
なるもので、操作ボックス部24での操作および予め設
定されたプログラムに従って、上述した電極材料支持部
21、タッチローラユニット22および巻芯支持回転部
23に対する動作指示を与えるものである。
【0035】このように構成された半自動ワインダー2
0においても、第1の実施の形態の場合と略同様にし
て、巻芯2による電極材料1の巻き取りを行う。すなわ
ち、この半自動ワインダー20では、合計四枚の電極材
料1が電極材料支持部21にセットされた状態で、操作
ボックス部24からの動作開始指示があると、巻芯支持
回転部23がエアスライダー13aおよびモータ23a
を動作させて、図1に示すようにいずれか一方の薄板端
部を回転中心にした巻芯2の回転と、その巻芯2が半回
転する毎の回転中心の移動とを繰り返す。これにより、
巻芯2は、その回転中心となった薄板端部側を巻き取り
位置として、電極材料支持部21にセットされた合計四
枚の電極材料1を、それぞれ同時に巻き取ることとな
る。
【0036】また、このときに、電極材料1の巻き取り
位置では、タッチローラ3がエアシリンダ22aの駆動
により電極材料1を巻芯2側に向けて押圧している。こ
れにより、電極材料1は、巻芯2に圧着された状態で、
その巻芯2に巻き取られることになる。
【0037】このようにして、半自動ワインダー20
は、巻芯2により電極材料1を巻き取って、巻回方式に
よるポリマーバッテリーの素子形成行う。
【0038】以上のように、第1の実施の形態で説明し
たマニュアルワインダー10および第2の実施の形態で
説明した半自動ワインダー20は、それぞれが、いずれ
か一方の薄板端部を回転中心にした巻芯2の回転と、そ
の巻芯2が半回転する毎の回転中心の移動とを繰り返す
ようになっている。すなわち、一方の薄板端部を回転中
心にして巻芯2が半回転すると、回転中心を他方の薄板
端部側に移動させ、その後他方の薄板端部を回転中心に
して巻芯2が半回転すると、再び回転中心を一方の薄板
端部側に戻す。
【0039】したがって、マニュアルワインダー10お
よび半自動ワインダー20では、巻芯2が薄板状に形成
されていても、回転中心となった薄板端部側で電極材料
1の巻き取りを行うことで、その電極材料1の巻き取り
位置が上下に大きく振れてしまうのを抑えることができ
る。そのため、薄板状の巻芯2を回転させて電極材料1
の巻き取りを行う場合であっても、巻き取られる電極材
料1にバタツキが発生することなく、巻ずれの少ない安
定した巻き取りを実現することが可能になる。
【0040】これは、特に巻芯2の幅と厚さとの比率が
大きくなるほど有効である。つまり、巻芯2の幅と厚さ
との比率が大きくなっても、電極材料1のバタツキが大
きくなってしまうことがない。しかも、巻き取り時のバ
タツキが発生しないため、巻き取りスピードを上げて、
その巻き取りを高速化させることも可能となる。
【0041】さらには、巻き取り時のバタツキが発生し
ないことから、電極材料1をタッチローラ3で押圧して
巻芯2に圧着させる場合であっても、巻芯2の回転に伴
ってタッチローラ3の位置が上下に大きく変動してしま
うことがなく、電極材料1を均等な押圧力で巻芯2に圧
着させることができるので、結果として安定した電極材
料1の巻き取りを実現することができる。しかも、その
ために、タッチローラ3の位置変動に応じて押圧力を可
変させる機構および制御を必要とすることがない。すな
わち、比較的簡単な機構であっても、タッチローラ3の
押圧力を均一化させることができる。また、例えば巻芯
2の幅方向の寸法が変わるといった形状変更に対して
も、これに容易に対応できるようになる。
【0042】なお、タッチローラ3の押圧を行う機構
は、第1の実施の形態におけるマニュアルワインダー1
0の如くスプリング等の弾性部材12cによるものであ
っても、あるいは第2の実施の形態における半自動ワイ
ンダー20の如くエアシリンダ22aによるものであっ
てもよい。スプリング等の弾性部材12cによる場合に
は、非常に簡単な機構でタッチローラ3に押圧力を与え
ることができる。また、エアシリンダ22aによる場合
には、スプリング等による場合に比べてタッチローラ3
の上下動に伴う押圧力の変動を抑えることができるの
で、より一層の押圧力均一化を実現できるとともに、自
動化への対応も容易となる。
【0043】また、上述した第1および第2の実施の形
態では、巻芯2の回転中心の移動、すなわち巻芯2の幅
方向への往復移動を、エアスライダー13aにより行っ
ていたが、巻芯2の回転とその往復移動とが同期すれ
ば、他の機構を用いて行うようにしてもよい。他の機構
としては、例えばモータ等による回転駆動を利用して巻
芯2の回転と往復移動とを行うカム機構(間欠回転動作
機構)が考えられる。
【0044】また、上述した第1および第2の実施の形
態では、正極部材1a、負極部材1bおよびセパレータ
1c,1dといった、ポリマーバッテリーの構成部材で
ある電極材料1の巻き取りを行う場合を例に挙げて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。すな
わち、本発明は、第1および第2の実施の形態で説明し
たように、複数枚の電極材料1を同時に巻き取る場合に
適用して非常に好適なものとなるが、例えばテープ等の
帯状材料やワイヤー等の線条材料の巻き取りについても
適用可能である。特に、比較的粘着性のある箔等を巻き
取る場合に適用すると、複数枚の電極材料1を同時に巻
き取る場合と同様に好適なものとなる。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の巻取装
置および巻取方法によれば、一方の薄板端部を回転中心
にして巻芯が半回転すると、回転中心を他方の薄板端部
側に移動させ、その後他方の薄板端部を回転中心にして
巻芯が半回転すると、再び回転中心を一方の薄板端部側
に戻すようになっているので、巻芯が薄板状に形成され
ていても、回転中心となった薄板端部側で帯状材料また
は線条材料の巻き取りを行うことで、その帯状材料また
は線条材料の巻き取り位置が上下に大きく振れてしまう
のを抑えることができる。そのため、巻き取られる帯状
材料または線条材料にバタツキが発生することなく、巻
ずれの少ない安定した巻き取りを実現することができ
る。また、巻き取り時のバタツキが発生しないことか
ら、巻き取りスピードを上げて、その巻き取りを高速化
させることも可能となる。さらには、例えば帯状材料ま
たは線条材料をタッチローラで押圧して巻芯に圧着させ
る場合であっても、複雑な機構および制御を必要とする
ことなく、その帯状材料または線条材料を均等な押圧力
で巻芯に圧着させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取方法を電極材料の巻き取りに
適用した場合の概要を示す説明図である。
【図2】本発明に係る巻取装置の実施の形態の一例にお
ける機能の概要を示す説明図である。
【図3】本発明に係る巻取装置の実施の形態の一例にお
ける外観構成を示す説明図である。
【図4】本発明に係る巻取装置の実施の形態の他の例の
外観構成を示す説明図である。
【図5】図4の巻取装置の要部の外観構成を示す説明図
(その1)である。
【図6】図4の巻取装置の要部の外観構成を示す説明図
(その2)である。
【図7】従来の電極材料の巻取方法の概要を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…電極材料、2…巻芯、10…マニュアルワインダ
ー、13,23…巻芯支持回転部、13a…エアスライ
ダー、13b…ベアリングハウジング、13c…ハンド
ル、20…半自動ワインダー、23a…モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状の巻芯を回転させて帯状材料また
    は線条材料の巻き取りを行う巻取装置であって、 前記巻芯の薄板両端部のそれぞれを回転中心にして当該
    巻芯を回転させる巻芯回転手段と、 前記巻芯の回転中心を前記薄板両端部のうちのいずれか
    一方に移動させる中心移動手段と、 前記巻芯回転手段がいずれか一方の薄板端部を回転中心
    にして前記巻芯を半回転させる度に、前記中心移動手段
    に当該巻芯の回転中心を他方の薄板端部へ移動させる回
    転制御手段とを備えることを特徴とする巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記巻芯は、バッテリーの構成部材であ
    る帯状の正極部材および負極部材並びにこれらの間に介
    在するセパレータを巻き取るものであることを特徴とす
    る請求項1記載の巻取装置。
  3. 【請求項3】 薄板状の巻芯を回転させて帯状材料また
    は線条材料の巻き取りを行う巻取方法であって、 前記巻芯の一方の薄板端部を回転中心にして当該巻芯を
    半回転させるステップと、 前記巻芯の回転中心を他方の薄板端部に移動させるステ
    ップと、 前記他方の薄板端部を回転中心にして前記巻芯を半回転
    させるステップと、 前記巻芯の回転中心を再び前記一方の薄板端部に移動さ
    せるステップとを順に繰り返して行うことを特徴とする
    巻取方法。
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