JP5108917B2 - 巻回素子の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池等に内蔵される巻回素子を製造するための製造装置に関する。
例えば、リチウムイオン電池等の二次電池として用いられる巻回素子は、活物質が表面に塗布されたプラス電極箔及びマイナス電極箔と、2枚のセパレータとからなる帯状体が巻回されることで構成されている。
従来、帯状体を巻取り、巻回素子を得るための装置としては、円板状をなし、自身の中心軸を回転軸として回転可能なターレットと、当該ターレットの表面に対して出没可能に配置され、一対の巻芯片の間にスリットを有する2つの巻芯とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。当該装置による巻回素子の製造方法について詳述すると、まず、ターレットを回転させることで、帯状体を巻き取る前であって没入状態にある巻取前巻芯を、帯状体の巻取ポジションへと移動させるとともに、帯状体が巻き取られた巻取後巻芯を、巻回素子の取外ポジションへと移動させる。このとき、セパレータは材料の供給手段と巻取後巻芯との間で架け渡された状態になっており、巻取前巻芯を突出させることで、前記スリットに対してセパレータが挿入される。そして、両巻芯の間においてセパレータを切断するとともに、セパレータ及び両電極箔(帯状体)を供給しながら巻取前巻芯を回転させることで、帯状体が巻き取られ、巻回素子が得られる。以降においては、上述した工程が繰り返し行われ、両巻芯において交互に帯状体の巻取が行われる。
特開平11−265726号公報
ところで近年では、電池需要が増大しており、生産性の更なる向上が求められている。この点、上記技術では、巻取ポジションへと巻芯を移動した後に、巻芯のスリットにセパレータを配置し、次いで、帯状体を巻取る構成となっている。すなわち、巻芯が所定の巻取ポジションへと移動し、それから所定時間経過してからしか帯状体を巻取ることができないため、巻回素子の製造に要するサイクルタイムの増大という事態を招いてしまい、ひいては十分な生産性を確保することができないおそれがある。
尚、ターレットや巻芯の回転速度を上昇させる等、装置を高速に動作させることで、生産性の向上を図ることも考えられる。しかし、装置をむやみに高速に動作させると、薄い帯状をなすセパレータや電極箔におけるばたつき等の不具合が生じてしまい、巻回素子の安定的な生産が阻害されてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の高速動作を要することなく、巻回素子の製造に係るサイクルタイムを短縮することができ、生産性を飛躍的に向上させることができる巻回素子の製造装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.それぞれ帯状をなすプラス電極箔、マイナス電極箔、及び、セパレータが重ねられて巻回されてなる巻回素子の製造装置であって、
自身の中心軸を回転軸として回転可能な円板状のターレットと、
前記ターレットに対して出没可能であるとともに、自身の中心軸を回転軸として回転することで、外周において前記両電極箔及び前記両セパレータを巻き取る巻芯と、
前記ターレットの回転方向に沿って移動可能な一対のセパレータ支持部材とを備え、
前記巻芯は、
自身の中心軸に沿って延びる少なくとも2本の巻芯片と、
前記巻芯片の間に形成され、前記セパレータが配置されるスリットとを備え、
前記巻芯は、前記ターレットの回転方向に沿って間欠的に複数設けられるとともに、各巻芯は、前記ターレットの回転に伴って、前記両電極箔、及び、前記セパレータの巻取ポジションへと順次移動させられ、
前記セパレータ支持部材は、自身に前記セパレータが架け渡された状態で前記セパレータを支持可能であり、
前記両電極箔及び前記セパレータの巻取前の前記巻芯である巻取前巻芯が、前記ターレットの回転に伴い前記巻取ポジションへと到達する前に、前記セパレータを支持した前記セパレータ支持部材を前記ターレットの回転方向と逆方向に移動させつつ、没入状態にある前記巻取前巻芯を突出させることで、前記巻取前巻芯が前記巻取ポジションに到達する前の位置において、前記スリットに前記セパレータ支持部材により支持された前記セパレータを配置可能に構成したことを特徴とする巻回素子の製造装置。
上記手段1によれば、電極箔及びセパレータを巻取る前の巻取前巻芯が、巻取ポジションへと到達する前に、セパレータ支持部材がセパレータを支持した状態で、ターレットの回転方向とは逆方向へと移動する。つまり、巻取前巻芯を迎えに行くようにして、セパレータを支持したセパレータ支持部材が移動する。そして、巻取前巻芯を突出させることで、巻取前巻芯が巻取ポジションへと到達する前に、巻取前巻芯のスリットにセパレータを配置することができる。従って、従来よりも早い段階で、例えば、巻取前巻芯が巻取ポジションへと移動した直後から帯状体を巻取ることができる。このため、装置の高速動作を要することなく、巻回素子の製造に要するサイクルタイムを短縮することができる。その結果、生産性の飛躍的な向上を図ることができる。
手段2.前記巻芯は、前記ターレットの回転に伴うその移動時において、その中心軸と直交する方向に沿った前記スリットの延出方向が、前記ターレットの回転軸に対して放射方向に向けて延びるように構成されており、
前記スリットの位置及びその延出方向と、前記セパレータのうち前記セパレータ支持部材に架け渡された部分の位置及びその長さ方向とがほぼ合致した時点から、前記ターレットの回転方向と同一方向、かつ、前記ターレットの回転速度と同一の回転速度で、前記セパレータ支持部材を移動させつつ、前記巻取前巻芯を突出させることで、前記巻取前巻芯が前記巻取ポジションに到達する前の位置において、前記スリットに前記セパレータを配置可能に構成したことを特徴とする手段1に記載の巻回素子の製造装置。
上記手段2によれば、スリットの位置及びその延出方向とセパレータ支持部材により支持されたセパレータの位置及びその長さ方向とがほぼ合致した時点から、ターレットの移動によるスリットの移動に合わせてセパレータ支持部材が移動する。そして、ターレット及びセパレータ支持部材が同期して移動している最中に、巻取前巻芯を突出させることで、そのスリットにセパレータを配置することができる。すなわち、上記手段2によれば、ターレットの回転を停止させることなく、スリットにセパレータを配置することができ、巻回素子の製造に要するサイクルタイムの更なる短縮化を図ることができる。その結果、生産性の一層の向上を図ることができる。
手段3.前記巻芯は、前記ターレットの回転に伴うその移動時において、その中心軸と直交する方向に沿った前記スリットの延出方向が、前記ターレットの回転軸に対して放射方向に向けて延びるように構成されており、
前記スリットの位置及びその延出方向と、前記セパレータのうち前記セパレータ支持部材に架け渡された部分の位置及びその長さ方向とがほぼ合致した状態で、前記ターレット及び前記セパレータ支持部材を停止可能とし、停止状態において前記巻取前巻芯を突出させることで、前記巻取前巻芯が前記巻取ポジションに到達する前の位置において、前記スリットに前記セパレータを配置可能に構成したことを特徴とする手段1に記載の巻回素子の製造装置。
上記手段3によれば、スリットの位置及びその延出方向とセパレータ支持部材により支持されたセパレータの位置及びその長さ方向とがほぼ合致した状態で、ターレット及びセパレータ支持部材を停止させ、両者が停止した状態で巻取前巻芯を突出させることにより、そのスリットにセパレータを配置することができる。従って、スリットに対してセパレータをより確実に配置することができ、巻回素子の安定製造を図ることができる。
手段4.前記巻取前巻芯が前記巻取ポジションへと到達する前に、前記巻取前巻芯を自身の中心軸を回転軸として回転させ、前記セパレータの巻取を開始することを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の巻回素子の製造装置。
上記手段4によれば、巻取前巻芯が巻取ポジションへと到達する前に、セパレータの巻取が開始されるため、巻回素子の製造に要するサイクルタイムをより一層短縮することができ、生産性の更なる向上を図ることができる。
手段5.前記セパレータ支持部材は、前記ターレットの回転軸に対する放射方向に沿って、互いに接離移動可能なセパレータ支持ローラであることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の巻回素子の製造装置。
上記手段5によれば、セパレータがローラによって支持されるため、セパレータ支持ローラを巻取前巻芯側へと移動させる際などにおけるセパレータの破損をより確実に防止することができる。
また、セパレータ支持ローラは互いに接離移動可能に構成されており、両者を離間させることで、セパレータのうちセパレータ支持ローラに架け渡された部位をある程度の長さを有するものとすることができる。その結果、巻取前巻芯を突出させた際に、そのスリットに対してセパレータをより一層確実に配置することができる。
巻回素子の製造装置を示す概略正面図である。 巻取手段等を示す拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、電極箔の切断等を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、ターレット及びセパレータ支持ローラの移動を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、ターレット及びセパレータ支持ローラの移動を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、ターレット及びセパレータ支持ローラの移動を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、ターレット及びセパレータ支持ローラの移動を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、ターレット及びセパレータ支持ローラの移動を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、ターレット及びセパレータ支持ローラの移動を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、セパレータ支持ローラが一時停止した状態を示す拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、スリットにセパレータが配置される工程を示す拡大正面図である。 セパレータがスリットに配置された後のターレット等の移動を説明するための拡大正面図である。 セパレータがスリットに配置された後のターレット等の移動を説明するための拡大正面図である。 セパレータがスリットに配置された後のターレット等の移動を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、セパレータの巻取やマイナス電極箔の挿入等を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、プラス電極箔の挿入等を説明するための拡大正面図である。 電池素子の構成を示す断面模式図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態の巻回素子の製造装置によって得られる巻回素子としてのリチウムイオン電池素子の構成について説明する。図17に示すように、リチウムイオン電池素子(以下、「電池素子」と称す)1は、2枚のセパレータ2,3とプラス電極箔4とマイナス電極箔5とによって構成される帯状体6が巻回されることで構成されている。尚、図17においては、説明の便宜上、セパレータ2,3、プラス電極箔4、及び、マイナス電極箔5の相互の間隔をあけて示している。
セパレータ2,3は、それぞれ同一の幅を有する帯状をなしており、異なる電極箔4,5同士が互いに接触して短絡を起こしてしまうのを防止すべく、絶縁体〔例えば、ポリプロピレン(PP)等〕により構成されている。尚、本実施形態においては、セパレータ2,3を2枚用いているが、2枚のセパレータ2,3に代えて、中央部分を2つに折り曲げた1枚のセパレータを用いることとしてもよい。
プラス電極箔4及びマイナス電極箔5は、所定の金属材料により形成されており、セパレータ2,3と略同一の幅を有している。また、プラス電極箔4の裏表両面には、正極活物質(例えば、コバルト酸リチウム粒子等)が塗布されており、マイナス電極箔5の表裏両面には負極活物質(例えば、ケイ素等を含有する粒子)が塗布されている。そして、この活物質を介して、プラス電極箔4及びマイナス電極箔5間におけるイオン交換ができるようになっている。詳述すると、充電時には、プラス電極箔4側からマイナス電極箔5側へイオンが移動し、反対に、放電時には、マイナス電極箔5側からプラス電極箔4側へとイオンが移動する。尚、プラス電極箔4の幅方向一端縁からは図示しない複数の正極リードが延出するとともに、マイナス電極箔5の幅方向他端縁からは図示しない複数の負極リードが延出している。
リチウムイオン電池を得るに際しては、前記電池素子1が金属製で筒状をなす電池容器(図示せず)内に配設されるとともに、前記正極リード及び負極リードがそれぞれまとめられる。そして、まとめられた正極リードを正極端子部品(図示せず)に接続するとともに、同じくまとめられた負極リードを負極端子部品(図示せず)に接続し、両端子部品が前記電気容器の両端開口に塞ぐように設けられることで、リチウムイオン電池を得ることができる。
次に、前記電池素子1を製造するための製造装置10について説明する。
図1に示すように、電池素子1の製造装置10は、前記帯状体6を巻取るための巻取手段11と、プラス電極箔4を巻取手段11側に供給するためのプラス電極箔供給手段31と、マイナス電極箔5を巻取手段11側に供給するためのマイナス電極箔供給手段41と、前記セパレータ2,3をそれぞれ巻取手段11側に供給するためのセパレータ供給手段51,61とを備える。
プラス電極箔供給手段31は、プラス電極箔4がロール状に巻回されてなり、自身の中心軸を回転軸として自由回転可能に支持されたプラス電極箔原反32と、プラス電極箔4を巻取手段11へと供給・案内するためのプラス電極箔挿入手段33と、プラス電極箔4を切断するためのプラス電極箔切断カッタ34とを備えている。
前記プラス電極箔挿入手段33は、巻取手段11に対して接離移動可能に構成されており、また、その先端部に、前記プラス電極箔4を挟持可能な一対のチャックローラ33Rを備えている。前記チャックローラ33Rは、断面円形状をなし、プラス電極箔4の供給方向に沿って回転可能である一方で、前記供給方向と逆方向に沿って回転不能なワンウェイローラにより構成されている。プラス電極箔4を巻取手段11側へと供給する際には、チャックローラ33Rによりプラス電極箔4の始端部を挟持した上で、プラス電極箔挿入手段33を前記巻取手段11に対して接近させることで、後述する巻芯13(14)及び押さえローラ18で挟持された両セパレータ2,3の間にプラス電極箔4の始端部が挿入されるようになっている。
プラス電極箔切断カッタ34は、プラス電極箔4の供給経路を挟み込むようにして、プラス電極箔4の供給経路の下流側に設けられている。また、プラス電極箔切断カッタ34は、プラス電極箔4の供給経路に対して接離移動可能に構成されており、巻取手段11側へとプラス電極箔4を供給すべく、プラス電極箔挿入手段33が巻取手段11側へと接近移動する際には、プラス電極箔4の供給経路から離間することで、プラス電極箔挿入手段33の移動を阻害しないようになっている。尚、プラス電極箔4の切断は、チャックローラ33Rによりプラス電極箔4が挟持された状態で行われる。
加えて、プラス電極箔4の供給経路の途中には、プラス電極箔4に対して所定のテンションを付与し、プラス電極箔4の弛みを防止するためのプラス電極箔テンション付与機構(図示せず)が設けられている。さらに、プラス電極箔供給手段31には、プラス電極箔原反32がなくなる直前において、新たなプラス電極箔原反32の始端部と、なくなる直前のプラス電極箔原反32の終端部との接続を行うプラス電極箔自動継手段(図示せず)が設けられている。これにより、巻取手段11に対するプラス電極箔4の連続供給が可能とされている。
前記マイナス電極箔供給手段41は、マイナス電極箔5がロール状に巻回されてなり、自由回転可能に支持されたマイナス電極箔原反42と、マイナス電極箔挿入手段43と、マイナス電極箔切断カッタ44とを備えている。
マイナス電極箔挿入手段43は、前記プラス電極箔挿入手段33と同様に、巻取手段11に対して接離移動可能に構成されており、また、その先端部に、前記マイナス電極箔5を挟持可能な一対のチャックローラ43Rを備えている。チャックローラ43Rは、断面円形状をなし、マイナス電極箔5の供給方向に沿って回転可能である一方で、前記供給方向と逆方向に沿って回転不能なワンウェイローラにより構成されている。巻取手段11に対するマイナス電極箔5の供給は、マイナス電極箔5の始端部を挟持したマイナス電極箔挿入手段43を巻取手段11に対して接近させ、巻芯13(14)及び押さえローラ18で挟持された両セパレータ2,3の間にマイナス電極箔5の始端部を挿入することで行われる。
加えて、マイナス電極箔切断カッタ44は、マイナス電極箔5の供給経路を挟み込むようにして設けられており、マイナス電極箔5の供給経路に対して接離移動可能に構成されている。また、マイナス電極箔5の切断は、チャックローラ43Rによりマイナス電極箔5が挟持された状態で行われる。さらに、マイナス電極箔挿入手段43によるマイナス電極箔5の供給時には、マイナス電極箔5の供給経路から離間するようにしてマイナス電極箔切断カッタ44が移動し、マイナス電極箔挿入手段43の移動を阻害しないようになっている。
加えて、マイナス電極箔5の供給経路の途中には、マイナス電極箔5に対して所定のテンションを付与し、マイナス電極箔5の弛みを防止するためのマイナス電極箔テンション付与機構(図示せず)が設けられている。さらに、マイナス電極箔供給手段41は、マイナス電極箔自動継機構(図示せず)を備えており、巻取手段11に対するマイナス電極箔5の連続供給が可能となっている。
加えて、セパレータ供給手段51(61)は、前記セパレータ2(3)がロール状に巻回されてなり、自身の中心軸を回転軸として自由回転可能に支持されたセパレータ原反52(62)を備えている。さらに、セパレータ2(3)の供給経路の途中には、セパレータ2(3)の弛みを防止するためのセパレータテンション付与機構(図示せず)がそれぞれ設けられている。
また、セパレータ供給手段51(61)は、帯状体6の巻回後において、セパレータ2,3を切断するためのセパレータカッタ71を備えている。セパレータカッタ71は、後述する帯状体6の巻取ポジションP1側に対して接離移動可能に構成されており、セパレータ2,3の切断時には、巻取ポジションP1側へと接近移動するようになっている。
加えて、巻取手段11は、図2に示すように、ターレット12と、巻芯13,14と、セパレータ支持部材としての一対のセパレータ支持ローラ15,16と、押さえローラ17,18と、セパレータライン出し用ローラ19とを備えている。
前記ターレット12は、円板状をなし、自身の中心軸を回転軸として所定の回転方向(図中の矢印方向)に向けて回転可能に構成されている。
前記巻芯13,14は、自身の外周において帯状体6を巻取るものであり、ターレット12の回転方向に沿って間欠的に複数(本実施形態では、ターレット12の中心点を対称にして、ターレット12の外周側に2つ)設けられている。巻芯13,14は、ターレット12に対して出没可能であるとともに、自身の中心軸を回転軸として回転可能に構成されている。さらに、巻芯13(14)は、その中心軸に沿って延びる2本の巻芯片13A,13B(14A,14B)を備えており、両巻芯片13A,13B(14A,14B)の間にはスリット13S(14S)が形成されている。帯状体6を巻取る際には、まず、前記スリット13S(14S)にセパレータ2,3を配置した状態で巻芯13(14)を回転させることで、所定量だけセパレータ2,3を巻き取る。その上で、セパレータ2,3間に両電極箔4,5を挿入し、巻芯13(14)を回転させることで帯状体6が巻取られる。
また、前記ターレット12の回転に伴って、巻芯13,14が移動することとなるが、ターレット12の回転により、一方の巻芯13(14)は、帯状体6の巻取を行う巻取ポジションP1へと移動させられる一方で、他方の巻芯14(13)は、巻き取られた帯状体6が取外される取外ポジションP2へと移動させられる。加えて、本実施形態においては、巻芯13,14の中心軸と直交する方向に沿った前記スリット13S,14Sの延出方向が、ターレット12の回転軸に対する放射方向と一致するように構成され、さらに、ターレット12の回転時には、巻芯13,14の回転が規制されるようになっている。そのため、ターレット12の回転時においては、前記スリット13S,14Sの延出方向が、ターレット12の回転軸に対する放射方向と常に一致するようになっている。
さらに、帯状体6を巻き取った巻芯13(14)が巻取ポジションP1から取外ポジションP2へと移動させられるにあたって、当該巻芯13(14)の移動前に、前記両電極箔カッタ34,44によって両電極箔4,5が切断される一方で、セパレータ2,3は切断されることなく、前記巻芯13(14)が取外ポジションP2へと移動させられる。そして、帯状体6を巻き取った巻芯13(14)が、取外ポジションP2へと移動した際に、セパレータカッタ71により、セパレータ2,3が切断される。また、前記巻芯13(14)は、取外ポジションP2にてターレット12に対して没入し、取外ポジションP2から巻取ポジションP1へと移動する間に突出する。尚、巻芯13(14)の突出タイミングについては後述する。
前記セパレータ支持ローラ15,16は、セパレータ2,3を支持した上で、セパレータ2,3をターレット12の回転方向(巻芯13,14の移動方向)とは反対側へと移動させるものである。セパレータ支持ローラ15,16は、それぞれ自由回転可能に支持されており、ターレット12の回転軸に対し放射方向に離間して配置されている。本実施形態では、セパレータ支持ローラ15が、ターレット12の外周側に位置し、セパレータ支持ローラ16がターレット12の中心側に配置されている。
加えて、セパレータ支持ローラ15は、ターレット12の回転方向に沿って、ターレット12に対して相対移動可能に構成されている。また、セパレータ支持ローラ16は、ターレット12の回転方向及び径方向に沿ってターレット12に対して相対移動可能とされている。尚、帯状体6の巻取が完了した時点において、セパレータ支持ローラ15,16は、セパレータ2の供給経路の近傍に位置する所定の待機位置P3に配置されるようになっている。
前記押さえローラ17,18は、断面円形状をなし、自由回転可能に支持されている。また、押さえローラ17,18は、前記巻取ポジションP1に配置された巻芯13(14)を挟み込むようにして設けられており、互いに接離移動可能に構成されている。帯状体6の巻取時には、押さえローラ17,18が巻取ポジションP1に位置する巻芯13(14)を挟み込む位置に移動し、巻芯13(14)との間でセパレータ2,3や電極箔4,5を挟持するようになっている。
セパレータライン出し用ローラ19は、セパレータ2,3の切断時において、セパレータ2,3を支持するものであり、ターレット12の中心に突出状態で設けられている。また、セパレータライン出しローラ19は、ターレット12の中心を挟んで位置する一対の対向ローラ19R1,19R2を備えており、セパレータ2,3の切断時には、対向ローラ19R1,19R2にセパレータ2,3が接触・支持されるようになっている。
次いで、上述した巻回素子の製造装置10を用いた電池素子1の製造方法について、一方の巻芯13において帯状体6が巻き取られてから、他方の巻芯14において帯状体6の巻取が開始されるまでの工程を説明する。
図2に示すように、一方の巻芯13に帯状体6が予め定められた長さ分巻き取られると、図3に示すように、プラス電極箔挿入手段33(チャックローラ33R)によりプラス電極箔4が支持された状態で、プラス電極箔4が切断される。また、それとともに、マイナス電極箔挿入手段43(チャックローラ43R)によりマイナス電極箔5が支持された状態で、マイナス電極箔5が切断される。次いで、図4に示すように、前記巻芯13により両電極箔4,5の終端部が巻取られるとともに、ターレット12が回転し、一方の巻芯13が取外ポジションP2側へと移動させられ、他方の巻芯14(本発明の「巻取前巻芯」に相当する)がターレット12に対して没入した状態のままで巻取ポジションP1側へと移動させられる。さらに、このターレット12の回転に合わせて、セパレータ支持ローラ15,16の動作が開始させられる。
セパレータ支持ローラ15,16の動作について詳述すると、図4〜図9に示すように、前記待機位置P3にあったセパレータ支持ローラ15が、ターレット12の中心軸との距離を一定距離に維持しつつ、ターレット12の回転方向とは反対方向に向かって移動する一方で、同じく待機位置P3にあったセパレータ支持ローラ16が、セパレータ支持ローラ15から離間しつつ(ターレット12の中心に接近しつつ)、ターレット12の回転方向と反対側へと回転移動する。すなわち、セパレータ支持ローラ15,16は、セパレータ2,3を支持しつつ、前記他方の巻芯14を迎えに行くように移動する。また、本実施形態において、両セパレータ支持ローラ15,16は、ターレット12の径方向に沿って並んだ状態を維持しつつ移動する。このため、セパレータ2,3のうち両セパレータ支持ローラ15,16に支持された部位は、ターレット12の回転軸に対して放射方向に延びる状態を維持しつつ移動することとなる。
そして、図10に示すように、セパレータ支持ローラ15,16は、所定の回転角度だけ回転移動した時点で、その移動が停止させられる。尚、この時点において、セパレータ支持ローラ16は、ターレット12の中心に接近しており、両セパレータ支持ローラ15,16間の間隔は、少なくとも巻芯13,14の外径よりも大きなものとされる。
次いで、図11に示すように、ターレット12の回転により他方の巻芯14が移動し、当該巻芯14のスリット14Sの位置及びその延出方向と、セパレータ2,3のうち両セパレータ支持ローラ15,16に架け渡された部分の位置及びその長さ方向とがほぼ合致した時点で、ターレット12が一時停止される。そして、この一時停止状態において、他方の巻芯14がターレット12から突出し、巻芯14のスリット14Sにセパレータ2,3が配置される。
尚、セパレータ支持ローラ15,16の移動が停止された時点から、押さえローラ17,18が互いに接近するように移動を開始するとともに、セパレータカッタ71が巻取ポジションP1側へ移動し始める。すなわち、帯状体6の巻取、及び、セパレータ2,3の切断のための準備が開始される。
次いで、図12〜図14に示すように、スリットS14間にセパレータ2,3が配置された状態で、ターレット12の回転が再開され、前記巻芯14が巻取ポジションP1へと移動させられる。また、セパレータ支持ローラ15,16は、互いの距離を一定に維持しつつ、ターレット12の回転方向と同一方向に向けて移動させられる。
そして、図15に示すように、巻芯14が巻取ポジションP1へと到達するのと同時に、押さえローラ17,18により挟み込まれた状態で、巻芯14が回転し始め、セパレータ2,3が所定量だけ巻き取られる。セパレータ2,3が所定量だけ巻取られた後、マイナス電極箔5の始端部を挟持するマイナス電極箔挿入手段43が巻芯14に対して接近し、セパレータ2,3間にマイナス電極箔5が挿入される。
さらに、マイナス電極箔5の挿入後、巻芯14が所定量(例えば、1回転)だけ回転した時点で、図16に示すように、プラス電極箔4の始端部を挟持するプラス電極箔挿入手段33が巻芯14に接近し、セパレータ2,3間にプラス電極箔4が挿入される。併せて、巻芯14と、前記対向ローラ19R2との間で支持されたセパレータ2,3に対して、セパレータカッタ71が接近し、セパレータ2,3が切断される。そして、巻芯14を回転させることで、巻芯14にセパレータ2,3、及び、両電極箔4,5が巻取られる。また、取外ポジションP2に移動した巻芯13においてセパレータ2,3の終端部が巻取られるとともに、電池素子1(帯状体6)が取外されるとともに、巻芯13がターレット12に対して没した状態にされる。
尚、巻芯14に対するセパレータ2,3、及び、電極箔4,5の巻取後には、押さえローラ17,18が巻芯14から離間するように移動する。そして、押さえローラ17,18の移動後に、セパレータ支持ローラ16がターレット12の径方向外側へと移動し、セパレータ支持ローラ15,16が前記待機位置P3に配置される。以降、上述した工程が繰り返し行われ、各巻芯13,14において帯状体6の巻取が交互に行われることとなる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、両電極箔4,5及びセパレータ2,3を巻取る前の巻芯13(14)が、巻取ポジションP1へと到達する前に、セパレータ支持ローラ15,16がセパレータ2,3を支持した状態で、ターレット12の回転方向とは逆方向へと移動する。つまり、帯状体6の巻取前の巻芯13(14)を迎えに行くようにして、セパレータ2,3を支持したセパレータ支持ローラ15,16が移動する。そして、前記巻芯13(14)が巻取ポジションP1へと到達する前に、前記巻芯13(14)を突出させることで、当該巻芯13(14)のスリット13S(14S)にセパレータ2,3が配置される。従って、巻芯13(14)が巻取ポジションP1へと移動した直後から帯状体6を巻取ることができ、装置の高速動作を要することなく、電池素子1の製造に要するサイクルタイムを短縮することができる。その結果、生産性の飛躍的な向上を図ることができる。
また、スリット13S(14S)の延出方向とセパレータ支持ローラ15,16により支持されたセパレータ2,3の延出方向とが一致した状態で、ターレット12及びセパレータ支持ローラ15,16が一時停止し、両者が一時停止した状態で巻芯13(14)を突出させることにより、そのスリット13S(14S)にセパレータ2,3が配置される。従って、スリット13S(14S)に対してセパレータ2,3をより確実に配置することができ、電池素子1の安定製造を図ることができる。
さらに、セパレータ2,3がセパレータ支持ローラ15,16によって支持されるため、セパレータ支持ローラ15,16を巻芯13(14)側へと移動させる際などにおけるセパレータ2,3の破損をより確実に防止することができる。
加えて、セパレータ支持ローラ15,16は互いに接離移動可能に構成されており、両者を離間させることで、セパレータ2,3のうちセパレータ支持ローラ15,16に架け渡された部位をある程度の長さを有するものとすることができる。その結果、巻芯13(14)を突出させた際に、そのスリット13S(14S)に対してセパレータ2,3をより一層確実に配置することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、スリット13S(14S)にセパレータ2,3が配置された後、巻芯13(14)が巻取ポジションP1に到達するのと同時に、セパレータ2,3の巻取が開始されているが、巻芯13(14)が巻取ポジションP1へと移動している最中に、セパレータ2,3の巻取を開始することとしてもよい。この場合には、電池素子1の製造に係るサイクルタイムをより一層短縮することができ、生産性の更なる向上を図ることができる。
(b)上記実施形態では、スリット13S(14S)の位置及びその延出方向と、セパレータ2,3のうち両セパレータ支持ローラ15,16に架け渡された部分の位置及びその長さ方向とがほぼ合致した状態で、ターレット12が一時停止され、その上で、巻芯13(14)を突出させることにより、スリット13S(14S)にセパレータ2,3が配置されている。これに対して、ターレット12を一時停止させることなく、ターレット12の回転方向と同一方向、かつ、ターレット12の回転速度と同一の回転速度で(つまり、ターレット12の動作に同期して)、セパレータ支持ローラ15,16を移動させながら、巻芯13(14)を突出させることで、スリット13S(14S)にセパレータ2,3を配置することとしてもよい。この場合には、電池素子1の製造に係るサイクルタイムの更なる短縮を図ることができ、生産性をより一層向上させることができる。
(c)上記実施形態において、巻取手段11は2つの巻芯13,14を備えているが、巻芯の数はこれに限定されるものではなく、3つ以上の巻芯を備えることとしてもよい。
(d)上記実施形態では、正極活物質としてコバルト酸リチウム粒子を例示しているが、例えば、ニッケル酸リチウムやマンガン酸リチウム等、他のリチウム含有金属酸化物等を用いることとしてもよい。また、負極活物質としてフッ素等を含有する粒子を例示しているが、負極活物質として、例えば、炭素質材料等を用いることとしてもよい。
(e)上記実施形態では、セパレータ2,3をPPにより形成することとしているが、他の絶縁性材料によってセパレータ2,3を形成することとしてもよい。
(f)上記実施形態では、セパレータ2,3を支持するセパレータ支持部材としてセパレータ支持ローラ15,16が用いられているが、セパレータ支持部材として棒状部材を採用し、当該棒状部材の外周面においてセパレータ2,3を支持することとしてもよい。
1…電池素子(巻回素子)、2,3…セパレータ、4…プラス電極箔、5…マイナス電極箔、10…巻回素子の製造装置、12…ターレット、13,14…巻芯、15,16…セパレータ支持ローラ(セパレータ支持部材)、13A,13B,14A,14B…巻芯片、13S,14S…スリット、P1…巻取ポジション。

Claims (5)

  1. それぞれ帯状をなすプラス電極箔、マイナス電極箔、及び、セパレータが重ねられて巻回されてなる巻回素子の製造装置であって、
    自身の中心軸を回転軸として回転可能な円板状のターレットと、
    前記ターレットに対して出没可能であるとともに、自身の中心軸を回転軸として回転することで、外周において前記両電極箔及び前記両セパレータを巻き取る巻芯と、
    前記ターレットの回転方向に沿って移動可能な一対のセパレータ支持部材とを備え、
    前記巻芯は、
    自身の中心軸に沿って延びる少なくとも2本の巻芯片と、
    前記巻芯片の間に形成され、前記セパレータが配置されるスリットとを備え、
    前記巻芯は、前記ターレットの回転方向に沿って間欠的に複数設けられるとともに、各巻芯は、前記ターレットの回転に伴って、前記両電極箔、及び、前記セパレータの巻取ポジションへと順次移動させられ、
    前記セパレータ支持部材は、自身に前記セパレータが架け渡された状態で前記セパレータを支持可能であり、
    前記両電極箔及び前記セパレータの巻取前の前記巻芯である巻取前巻芯が、前記ターレットの回転に伴い前記巻取ポジションへと到達する前に、前記セパレータを支持した前記セパレータ支持部材を前記ターレットの回転方向と逆方向に移動させつつ、没入状態にある前記巻取前巻芯を突出させることで、前記巻取前巻芯が前記巻取ポジションに到達する前の位置において、前記スリットに前記セパレータ支持部材により支持された前記セパレータを配置可能に構成したことを特徴とする巻回素子の製造装置。
  2. 前記巻芯は、前記ターレットの回転に伴うその移動時において、その中心軸と直交する方向に沿った前記スリットの延出方向が、前記ターレットの回転軸に対して放射方向に向けて延びるように構成されており、
    前記スリットの位置及びその延出方向と、前記セパレータのうち前記セパレータ支持部材に架け渡された部分の位置及びその長さ方向とがほぼ合致した時点から、前記ターレットの回転方向と同一方向、かつ、前記ターレットの回転速度と同一の回転速度で、前記セパレータ支持部材を移動させつつ、前記巻取前巻芯を突出させることで、前記巻取前巻芯が前記巻取ポジションに到達する前の位置において、前記スリットに前記セパレータを配置可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の巻回素子の製造装置。
  3. 前記巻芯は、前記ターレットの回転に伴うその移動時において、その中心軸と直交する方向に沿った前記スリットの延出方向が、前記ターレットの回転軸に対して放射方向に向けて延びるように構成されており、
    前記スリットの位置及びその延出方向と、前記セパレータのうち前記セパレータ支持部材に架け渡された部分の位置及びその長さ方向とがほぼ合致した状態で、前記ターレット及び前記セパレータ支持部材を停止可能とし、停止状態において前記巻取前巻芯を突出させることで、前記巻取前巻芯が前記巻取ポジションに到達する前の位置において、前記スリットに前記セパレータを配置可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の巻回素子の製造装置。
  4. 前記巻取前巻芯が前記巻取ポジションへと到達する前に、前記巻取前巻芯を自身の中心軸を回転軸として回転させ、前記セパレータの巻取を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の巻回素子の製造装置。
  5. 前記セパレータ支持部材は、前記ターレットの回転軸に対する放射方向に沿って、互いに接離移動可能なセパレータ支持ローラであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の巻回素子の製造装置。
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