JP6062880B2 - 捲回装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば二次電池等に内蔵される捲回素子を得るための捲回装置に関するものである。
例えば、リチウムイオン電池等の二次電池として用いられる電池素子は、正極活物質が塗布された正電極シートと、負極活物質が塗布された負電極シートとが、絶縁材からなる2枚のセパレータシートを介して重ね合わされた状態で捲回されて製造される。
当該電池素子を製造する捲回装置においては、ロール状に捲回された原反から供給される上記各種シートがそれぞれ別個の搬送路に沿って捲回部へと搬送され、当該捲回部にて各種シートが重ね合わされた状態で捲回される(例えば、特許文献1等参照)。
かかる構成においては、まず捲回部の巻芯に対して2枚のセパレータシートを固定した後、両セパレータシート間に対し所定の供給機構により正負両電極シートの巻取始端部を挿入し、タッチローラで押さえる。続いて、巻芯を回転させ、各シートの捲回を開始する。
そして、各電極シートが所定長捲回されたところで捲回動作を一旦停止し、前記供給機構に設けられた所定の把持手段により各電極シートを把持した上で、各電極シートを切断する。続いて、各電極シートの巻き残し部分を完全に巻き取った後、セパレータシートの切断及び巻取りを行うことで、一連の電池素子の捲回作業が完了する。以降、このような動作が繰り返し行われ、電池素子が順次製造されていく。
特開2011−233377号公報
しかしながら、従来技術では、電極シートの切断後には、供給機構(把持手段)に把持された電極シートの巻取始端部が何らの保持もされておらず、自由な状態となっている。このため、剛性に乏しい電極シートでは巻取始端部が垂れ下がるおそれがある。かかる場合、両セパレータシート間へ電極シートの巻取始端部を挿入するにあたり、精度良く挿入できず、製品の品質低下が懸念される。
これに対し、近年では、供給機構に把持された電極シートの巻取始端部近傍を支えるガイド板等を設けることも考えられている。
例えば図11に示すように、電極シート100の供給機構101が、電極シート100を把持可能なチャック102と、電極シート100の巻取始端部近傍を支えるガイド板103とを備えた構成などが一例に挙げられる。
かかる構成の下では、電極シート100の捲回作業が完了すると、チャック102により電極シート100を把持した状態で、カッタ104により電極シート100を切断する〔図11(a)参照〕。次にガイド板103により電極シート100を支持しつつ、供給機構101を巻芯105に向けて移動させ、2枚のセパレータシート106間へ電極シート100の巻取始端部を挿入する〔図11(b)参照〕。続いて、タッチローラ107を巻芯105へ圧接させ、電極シート100の巻取始端部を押さえる〔図11(c)参照〕。その後、チャック102を開いて供給機構101を退避させた後、巻芯105を回転させ、捲回作業を開始する〔図11(d)参照〕。
ところが、図11に例示した構成のように、供給機構101に対し単にガイド板103を取付固定しただけの構成では、カッタ104等との関係で、切断後の電極シート100の巻取始端部により近い位置までガイド板103により支持することが困難であった〔図11(a)参照〕。結果として、上述したような電極シート挿入時における巻取始端部の垂れ下がり等の不具合が依然として発生するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、捲回素子の品質の低下抑制等を図ることのできる捲回装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.帯状の正負両電極シートを帯状のセパレータシートを介して重ね合わせた状態で捲回する捲回装置であって、
自身の中心軸を回転軸として回転し、前記電極シート及びセパレータシートを捲回可能な巻芯と、
前記巻芯により捲回される前記電極シートの終端部と、前記巻芯により次回捲回される前記電極シートの始端部との区切りとなる位置にて前記電極シートを切断する切断手段と、
前記切断手段による切断に際し前記電極シートを把持しかつ切断後に当該電極シートを把持したまま自身の移動により前記巻芯へ送り出すシート供給手段と、
前記シート供給手段により把持された前記電極シートの始端側を支持可能な支持手段とを備え、
前記支持手段は、前記電極シートを支持可能な支持区間が電極シート供給方向(電極シート長手方向)に沿って伸縮可能に構成されていることを特徴とする捲回装置。
上記手段1によれば、支持手段により電極シートを支持可能な区間の長さを可変とすることができる。
これにより、例えば電極シートの切断後に支持区間を伸ばすことで、切断手段との関係で切断時に近づくことが難しかった電極シートの始端部により近い位置まで支持することが可能となる。結果として、ガイド板などの固定タイプの支持手段に比べ、電極シート供給時における電極シート始端部の垂れ下がり等の不具合の発生をより確実に抑制することができる。ひいては、巻芯に対し、より適正な位置へ電極シート始端部を供給することができ、捲回素子の品質の低下抑制等を図ることができる。
また、仮に支持手段がガイド板等の固定タイプの場合には、まずシート供給手段において電極シートを開放し、その後、当該シート供給手段と共に支持手段を捲回作業の邪魔にならない位置まで退避させた後段階でしか、巻芯による捲回作業を開始することができない。この点、本手段によれば、シート供給手段において電極シートを開放するのと同時に又はその前段階に支持区間を縮めることで、捲回作業の邪魔にならない位置まで支持手段を退避させることができる。つまり、シート供給手段において電極シートを開放するのと同時に捲回作業を開始することができ、生産性の向上を図ることができる。
さらに、製造される捲回素子の品種に応じて、シート供給手段により把持される電極シートの始端側の長さも種々異なることとなるが、本手段によれば、支持区間が伸縮可能に構成されることで、その調整も容易に行うことができる。結果として、ガイド板などの固定タイプの支持手段を交換する手間等もなく、汎用性を高めることができる。
手段2.前記支持手段は、電極シート供給方向先端側において、前記電極シートを支持可能かつ回転可能に設けられた支持ローラを備えていることを特徴とする手段1に記載の捲回装置。
例えば巻芯の断面形状等が円形状でない捲回装置や、複数の巻芯を備えたターレットタイプの捲回装置などのように、巻芯の形状や配置等の構成によっては、巻芯の回転や位置変化に伴い、電極シートのパスラインの位置が変化する。このため、支持手段が単なるガイド板等である場合には、シート供給時は勿論のこと、退避位置であっても、電極シートのパスラインの位置変化に伴い、電極シートがガイド板等にぶつかり、電極シートが傷つくおそれがある。
そのため、このような捲回装置では、一般に図12に示すようなパス変更ローラ108を設け、電極シートのパスラインを安定させる必要がある。このようにパス変更ローラ108を備えた場合には、チャック102を開いて供給機構101を退避させた後、パス変更ローラ108を上昇させ、電極シート100のパスラインを変更する。その後、巻芯105を回転させ、捲回作業を開始する。つまり、供給機構101を退避させ、パス変更ローラ108の動作が完了した後でないと、巻芯105による捲回作業を開始できない。
この点、上記手段2によれば、支持手段の先端部に設けた支持ローラがパス変更ローラの代替的な役割を果たすこととなるため、従来のパス変更ローラを省略することができる。結果として、従来のパス変更ローラの動作工程を省略することができるため、巻芯により捲回作業を開始するまでの時間を短縮し、生産性の向上を図ることができる。
手段3.前記巻芯は、自身の回転軸に直交する方向における断面形状又はその外周形状(セパレータや電極シートが捲回される部分の形状)が非円形状(例えば楕円形状や長円形状、多角形状、扁平状、平板状など)に構成されていることを特徴とする手段2に記載の捲回装置。
上述したとおり、手段3の構成の下において、上記手段2等の作用効果がより奏効することとなる。
手段4.前記支持手段は、前記支持ローラを有しかつ電極シート供給方向に沿って移動可能な可動部と、当該可動部の所定部位(プーリ等)に巻き掛けられかつ前記支持区間において前記電極シートを支持可能な有端のベルト部材とを備え、
前記ベルト部材は、
前記支持区間よりも電極シート供給方向後端側の一端が固定され、前記支持区間よりも電極シート供給方向先端側の他端が所定の張力付与手段に接続され、
前記可動部の電極シート供給方向先端側への移動に伴い当該可動部側から前記支持区間側へ引き出され、かつ、前記可動部の電極シート供給方向後端側への移動に伴い前記支持区間側から前記可動部側へ戻されることを特徴とする手段2又は3に記載の捲回装置。
上記手段4によれば、上記ベルト部材を備えることにより、シート供給手段の把持部と支持ローラとの間で電極シートが垂れ下がった場合でも当該電極シートを支持することができる。
仮に伸縮可能な支持手段としてガイド板等をスライドさせる構成や、両端を固定した弾性ゴムベルトを用いた場合には、支持手段が伸縮する際に、当該支持手段と電極シートとが擦れ合い、電極シートが傷つくおそれがある。
この点、本手段4によれば、可動部が電極シート供給方向先端側へ移動する際には、ベルト部材の一端側から他端側へ電極シートに接触していき、可動部が電極シート供給方向後端側へ移動する際には、ベルト部材の他端側から一端側へ電極シートから剥がれていくような態様となる。結果として、電極シートが傷つきにくくなり、製品品質の低下抑制を図ることができる。
手段5.前記電極シートは、その表面に所定のポリマー層が形成されたものであることを特徴とする手段2乃至4のいずれかに記載の捲回装置。
例えばリチウムポリマー電池の電池素子に用いられる電極シートの中には、表面に粘着性のある所定のポリマー層が形成されたものがある。このような電極シートを支持する場合、従来のガイド板等の支持手段では、シート供給手段が退避する際に電極シートがガイド板等にくっついて戻ってきてしまい、シート供給を適正に行うことができないおそれがある。
つまり、本手段5の構成の下では、上記手段2,4等の作用効果がより奏効することとなる。
捲回装置の概略構成図である。 捲回部等を示す捲回装置の部分拡大図である。 電池素子の構成を示す断面模式図である。 電極シート挿入機構の概略構成図である。 (a)は可動部及びベルト等を示す断面模式図であり、(b)は可動部及びベルト等を示す斜視図である。 電極シート切断前における捲回装置の状態を示す部分拡大説明図である。 電極シート切断後における捲回装置の状態を示す部分拡大説明図である。 電極シート挿入時における捲回装置の状態を示す部分拡大説明図である。 タッチローラにより電極シートの巻取始端部を押さえた際の捲回装置の状態を示す部分拡大説明図である。 電極シートの捲回開始時における捲回装置の状態を示す部分拡大説明図である。 (a)〜(d)は、従来の電極シートの供給手順を示す説明図である。 パス変更ローラの動作態様を説明するための説明図である。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態の捲回装置によって得られる捲回素子としてのリチウムイオン電池素子の構成について説明する。
図3に示すように、リチウムイオン電池素子1(以下、単に「電池素子1」という)は、2枚のセパレータシート2,3を介して、正電極シート4及び負電極シート5が重ね合わされた状態で捲回されることで製造される。尚、図3においては、説明の便宜上、セパレータシート2,3及び電極シート4,5(以下、これらを総称する場合は「各種シート2〜5」という)の相互の間隔をあけて示している。
セパレータシート2,3は、それぞれ同一の幅を有する帯状をなしており、異なる電極シート4,5同士が互いに接触して短絡を起こしてしまうのを防止すべく、ポリプロピレン(PP)等の絶縁体により構成されている。
電極シート4,5は、薄板状の金属シートよりなり、セパレータシート2,3と略同一の幅を有している。また、電極シート4,5の表裏両面には活物質が塗布されている。正電極シート4には例えばアルミニウムシートシートが用いられ、その表裏両面に正極活物質が塗布されている。負電極シート5には例えば銅シートシートが用いられ、その表裏両面に負極活物質が塗布されている。そして、当該活物質を介して、正電極シート4及び負電極シート5間におけるイオン交換ができるようになっている。より詳しくは、充電時には、正電極シート4側から負電極シート5側へとイオンが移動し、放電時には、負電極シート5側から正電極シート4側へとイオンが移動する。
また、正電極シート4の幅方向一端縁からは図示しない複数の正極リードが延出するとともに、負電極シート5の幅方向他端縁からは図示しない複数の負極リードが延出している。
リチウムイオン電池を得るに際しては、捲回された電池素子1が金属製で筒状をなす電池容器(図示せず)内に配設されるとともに、前記正極リード及び負極リードがそれぞれまとめられる。そして、まとめられた正極リードを正極端子部品(図示せず)に接続するとともに、同じくまとめられた負極リードを負極端子部品(図示せず)に接続し、両端子部品が前記電気容器の両端開口に塞ぐように設けられることで、リチウムイオン電池を得ることができる。
次に、電池素子1を製造するための捲回装置10について説明する。図1,2等に示すように、捲回装置10は、各種シート2〜5を捲回するための捲回部11と、正電極シート4を捲回部11へ供給するための正電極シート供給機構12と、負電極シート5を捲回部11へ供給するための負電極シート供給機構13と、セパレータシート2,3をそれぞれ捲回部11へ供給するためのセパレータ供給機構14,15とを備えている。尚、上記捲回部11や各供給機構12,13,14,15など、捲回装置10内の各種機構は、図示しない制御装置により動作制御される構成となっている。
正電極シート供給機構12は、正電極シート4がロール状に捲回されてなる正電極シート原反4Aと、正電極シート4を捲回部11へ供給するためのシート供給手段としての正電極シート挿入機構17と、正電極シート4を切断するための切断手段としてのシート切断カッタ18とを備えている。
正電極シート原反4Aは、自身の中心軸を回転軸として自由回転可能に支持されており、ここから適宜、正電極シート4が引き出されることとなる。
正電極シート挿入機構17は、正電極シート4の供給経路(パスライン)に沿って、捲回部11に接近する接近位置と、捲回部11から離間する離間位置とに移動可能に構成されている。
正電極シート挿入機構17の先端部には、正電極シート4を把持可能な一対のチャック17Aと、正電極シート4のうち前記チャック17Aに把持された箇所よりも巻取始端側の所定区間を支持可能な支持手段としてのガイド機構17Bとを備えている。
チャック17Aは、図示しない駆動手段により開閉動作可能に構成されている。また、本実施形態におけるチャック17Aは、正電極シート4の供給方向に沿って回転可能である一方で、前記供給方向と逆方向に沿って回転不能なワンウェイローラにより構成されている。
そして、正電極シート4を捲回部11へ供給する際には、チャック17Aにより正電極シート4を把持しつつ、それより巻取始端側の所定区間をガイド機構17Bにより支持した状態で、正電極シート挿入機構17を捲回部11に対して接近させることで、後述するように巻芯21に固定された両セパレータ2,3間に正電極シート4の巻取始端部が挿入されることとなる。
シート切断カッタ18は、正電極シート4の上下に位置する一対の刃部からなる。シート切断カッタ18は、その一対の刃部が正電極シート4を挟むように位置するシート切断位置と、正電極シート4の供給経路外へ退避する退避位置との間を移動可能に設けられている。そして、捲回部11へ正電極シート4を供給すべく、正電極シート挿入機構17が捲回部11側へ接近移動する際には、正電極シート4の供給経路から離間することで、正電極シート挿入機構17の移動を阻害しないようになっている。尚、正電極シート4の切断は、チャック17Aにより正電極シート4が把持された状態で行われる。
負電極シート供給機構13は、正電極シート供給機構12と同様、負電極シート原反5A、シート供給手段としての負電極シート挿入機構19、切断手段としてのシート切断カッタ20、チャック19A、支持手段としてのガイド機構19Bなどを備えている。尚、負電極シート原反5Aや負電極シート挿入機構19、シート切断カッタ20、チャック19A、ガイド機構19Bなどの各種構成は、正電極シート供給機構12と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
一方、セパレータ供給機構14,15は、それぞれセパレータ2,3がロール状に捲回されてなるセパレータ原反2A,3Aを備えている。
セパレータ原反2A,3Aは、自身の中心軸を回転軸として自由回転可能に支持されており、ここから適宜、セパレータ2,3が引き出されることとなる。
また、各種シート2〜5の供給経路の途中には、それぞれ各種シート2〜5の弛みを防止するためのテンション付与機構(図示略)や、各種シート2〜5を案内するための各種案内ローラ(符号略)等も設けられている。
捲回部11は、自身の中心軸を回転軸として回転可能な巻芯21と、当該巻芯21の外周面に圧接可能なタッチローラ22とを備えている。この他、図示は省略するが、捲回部11には、従来同様、セパレータ2,3を切断するセパレータカッタや、固定テープ等を貼付しセパレータ2,3の終端部の巻止めを行うテープ貼付機構、巻芯21から捲回終了後の電池素子1を取外すための取外機構などが設けられている。
巻芯21は、自身の外周において各種シート2〜5を巻き取るものであり、本実施形態では、その外周部分が軸直交方向において断面扁平状に構成されている。
尚、図示は省略するが、巻芯21は、軸方向に延びる一対の巻芯片からなり、両巻芯片間にスリットが設けられている。さらに、当該スリット内には、セパレータ2,3を把持するための把持機構(図示略)が設けられている。そして、各種シート2〜5の捲回は、巻芯21のスリット内にセパレータシート2,3の巻取始端部を配置し固定した状態から開始され、巻芯21を所定の回転角度だけ回転させてセパレータシート2,3を所定量だけ巻き取った後に、後述するように電極シート4,5が巻芯21に巻き取られるようになっている。
タッチローラ22は、断面円形状をなし、支持部23に対して自由回転可能に支持されている。また、タッチローラ22は、巻芯21に対し接触可能な接触位置と、巻芯21から離間した離間位置との間を移動可能に構成されている。そして、タッチローラ22が接触位置にある場合には、図示しない所定の付勢手段により巻芯21の中心軸側へと付勢されるよう構成されている。
これにより、各種シート2〜5の捲回中においては、タッチローラ22の外周面をセパレータシート2の外周面に対して常に押圧状態で接触させることができ、ひいては巻芯21の回転に伴うセパレータシート2の移動に合わせてタッチローラ22を回転させることができる。つまり、巻芯21とタッチローラ22との間でセパレータシート2,3や電極シート4,5を常時把持可能に構成されている。
次に上記ガイド機構17B,19Bの構成について図4,5を参照して説明する。尚、両ガイド機構17B,19Bの構成は同様であるため、ここでは、負電極シート供給機構13(負電極シート挿入機構19)側のガイド機構19Bを例に挙げ説明する。
ガイド機構19Bは、負電極シート5の供給方向すなわち負電極シート5の長手方向〔図4の左右方向〕に沿って、チャック19Aに接近する接近位置と、チャック19Aから離間する離間位置との間を移動可能な可動部31を備えている。可動部31は、エアシリンダなど図示しない駆動手段により駆動される。
図5(a),(b)に示すように、可動部31は、負電極シート5の幅方向〔図5(a)の左右方向〕に沿って延びる棒状の軸部32と、当該軸部32の両端を支持する一対の軸受け部33と、軸部32に対し回転可能に取付けられた4つの支持ローラ34と、各軸受け部33及び各支持ローラ34の間にそれぞれ配置されかつ軸部32に対し回転可能に取付けられた5つの可動プーリ35とを備えている。
また、各可動プーリ35には、それぞれベルト部材としてのベルト36が掛けられている。図4に示すように、5本のベルト36は、それぞれ固定プーリP1,P2,P3を介して、その一端が、負電極シート供給機構13に設けられた取付基部38に対し直接固定され、他端が、張力付与手段としてのコイルばね39を介して取付基部38に固定されている。これにより、ベルト36は、可動部31(支持ローラ34)の位置に拘わらず、コイルばね39の付勢力で常に張られた状態に維持されることとなる。
固定プーリP2及び可動プーリ35は、負電極シート5を基準とした相対的な高さ位置が同一となるように配置されている。つまり、ベルト36のうち、可動部31(可動プーリ35)と固定プーリP2との間に掛け渡された所定区間が負電極シート5と略平行となるように構成されている。当該ベルト36の所定区間がガイド機構19Bによる負電極シート5の支持区間Lを構成する。
また、本実施形態では、支持ローラ34の径が可動プーリ35の径よりも大きく設定されている。これにより、負電極シート5がシート切断カッタ20により切断された直後のように、ガイド機構19Bによる負電極シート5の支持区間Lの長さが比較的短い場合(図6参照)や、負電極シート5の剛性が比較的高い場合には、チャック19Aから突出した負電極シート5の巻取始端側が支持ローラ34のみにより支持され、ベルト36には接触しないようになっている。
一方、後述するように負電極シート5の支持区間Lの長さが伸び、比較的長くなった場合(図7参照)や、負電極シート5の剛性が比較的低い場合など、負電極シート5がチャック19Aと支持ローラ34との間で垂れ下がる場合には、支持ローラ34のみならず、ベルト36によっても負電極シート5が支持されることとなる。
次に、上記捲回装置10を用いた電池素子1の製造工程について図6〜10を参照して説明する。本実施形態では、巻芯21に対し1素子分の各種シート2〜5の捲回がほぼ完了した段階から、巻芯21に対し新たに各種シート2〜5を捲回し始めるまでの過程に沿って詳しく説明する。尚、電極シート供給機構12,13により行われる工程は同様であるため、図6〜10においては、負電極シート供給機構13のみを図示して説明する。
巻芯21に対し各種シート2〜5が所定長、捲回されると、巻芯21による捲回動作が一旦停止する。
巻芯21による捲回動作が一旦停止すると、負電極シート供給機構13(正電極シート供給機構12)では、巻芯21に捲回された負電極シート5(正電極シート4)の巻取終端部と、巻芯21に次回捲回される負電極シート5(正電極シート4)の巻取始端部との区切りとなる切断位置がシート切断カッタ20(シート切断カッタ18)に対し位置決めされた状態となる。
続いて、負電極シート供給機構13(正電極シート供給機構12)では、図6に示すように、負電極シート挿入機構19のチャック19A(正電極シート挿入機構17のチャック17A)により負電極シート5(正電極シート4)が把持された上で、シート切断カッタ20(シート切断カッタ18)により負電極シート5(正電極シート4)が切断される。この際、コイルばね39の付勢力によってベルト36が張られた状態で、ガイド機構19B(ガイド機構17B)による負電極シート5(正電極シート4)の支持区間Lの長さは最短の長さL1となっている。
そして、負電極シート5(正電極シート4)が切断された直後は、上述したようにチャック19A(チャック17A)から突出した負電極シート5(正電極シート4)の巻取始端側が支持ローラ34により支持された状態となる。
次に、負電極シート供給機構13(正電極シート供給機構12)では、図7に示すように、シート切断カッタ20(シート切断カッタ18)が負電極シート5(正電極シート4)の供給経路外へ退避すると共に、ガイド機構19B(ガイド機構17B)の可動部31が負電極シート5(正電極シート4)の巻取始端側へ移動する。
これにより、コイルばね39が伸びると共に、その付勢力でベルト36が張られた状態を維持しつつ、ガイド機構19B(ガイド機構17B)による負電極シート5(正電極シート4)の支持区間Lの長さが最長の長さL2まで伸びる。その結果、負電極シート5(正電極シート4)の切断時よりも、巻取始端部により近い位置まで支持することができる。
電極シート4,5の切断が終了すると、巻芯21が所定量回転し、セパレータシート2,3と共に電極シート4,5の巻取終端部分(巻き残し部分)を巻取る。その後、セパレータシート2,3を図示しないセパレータ保持手段により保持した状態でセパレータカッタにより切断する。そして、タッチローラ22により各種シート2〜5を押えた状態のまま、巻芯21を回転させる。これにより、セパレータシート2,3の終端部分がばらけることなく完全に巻取られる。
続いて、図示しない保持テープによりセパレータシート2,3の終端部分を巻止めすることにより、各種シート2〜5の捲回作業が完了し、電池素子1が完成する。その後、上記取外装置によって、当該完成した電池素子1が取り外される。
巻芯21から電池素子1が取外されると、上記セパレータ保持手段により保持されているセパレータシート2,3の巻取始端部が新たに巻芯21のスリット間に案内され固定される。セパレータシート2,3が固定されると、巻芯21の回転が開始され、巻芯21の外周にセパレータシート2,3が所定量だけ巻き付けられる。
続いて、図8に示すように、ガイド機構19B(ガイド機構17B)により負電極シート5(正電極シート4)を支持しつつ、負電極シート挿入機構19(正電極シート挿入機構17)を巻芯21へと接近させ、巻芯21に固定されたセパレータシート2,3の間に負電極シート5(正電極シート4)の巻取始端部を挿入する。
負電極シート5(正電極シート4)の巻取始端部が挿入されると、図9に示すように、タッチローラ22が上昇し、巻芯21に圧接する。これにより、セパレータシート2,3と共に、負電極シート5(正電極シート4)の巻取始端部が押さえられる。その後、図10に示すように、チャック19A(チャック17A)を開き、負電極シート5(正電極シート4)の把持を解除すると共に、ガイド機構19B(ガイド機構17B)の可動部31を退避させる。
これにより、コイルばね39が縮むと共に、その付勢力でベルト36が張られた状態を維持しつつ、ガイド機構19B(ガイド機構17B)による負電極シート5(正電極シート4)の支持区間Lの長さが短くなる。
可動部31が巻芯21の回転範囲外(図10の二点鎖線参照)に出ると、巻芯21を回転させ、各種シート2〜5の捲回作業を開始する。同時に、負電極シート挿入機構19(正電極シート挿入機構17)を巻芯21から離間させ、元の位置へ戻す。
そして、巻芯21では、各種シート2〜5がタッチローラ22により押さえられながら巻き取られていく。
以降、上述した工程が繰り返し行われ、巻芯21に対し各種シート2〜5が順次捲回されることにより、電池素子1が順次製造されていくこととなる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、ガイド機構17B,19Bにより電極シート4,5を支持可能な支持区間Lの長さを可変とすることができる。
これにより、例えば電極シート4,5の切断後に支持区間Lを伸ばすことで、シート切断カッタ18,20との関係で切断時に近づくことが難しかった電極シート4,5の巻取始端部により近い位置まで支持することが可能となる。結果として、ガイド板などの固定タイプの支持手段に比べ、電極シート4,5の供給時における巻取始端部の垂れ下がり等の不具合の発生をより確実に抑制することができる。ひいては、巻芯21に対し、より適正な位置へ電極シート4,5の巻取始端部を供給することができ、電池素子1の品質の低下抑制等を図ることができる。
また、本実施形態によれば、電極シート供給機構12,13のチャック17A,19Aにおいて電極シート4,5を開放すると共に(同時に又はその前段階に)支持区間Lを縮めることで、捲回作業の邪魔にならない位置までガイド機構17B,19Bを退避させることができる。つまり、電極シート供給機構12,13のチャック17A,19Aにおいて電極シート4,5を開放するのと同時に捲回作業を開始することができ、生産性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態では、ガイド機構17B,19Bの先端側において、電極シート4,5を支持可能かつ回転可能に設けられた支持ローラ34を備えている。当該支持ローラ34が従来のパス変更ローラの代替的な役割を果たすこととなるため、従来のパス変更ローラを省略することができる。結果として、従来のパス変更ローラの動作工程を省略することができるため、巻芯21により捲回作業を開始するまでの時間を短縮し、さらなる生産性の向上を図ることができる。
加えて、ガイド機構17B,19Bにおいてベルト36を備えることにより、電極シート供給機構12,13のチャック17A,19Aと可動部31の支持ローラ34との間で電極シート4,5が垂れ下がった場合でも当該電極シート4,5を支持することができる。また、本実施形態によれば、可動部31がシート供給方向先端側へ移動する際には、ベルト36の一端側から他端側へ電極シート4,5に接触していき、可動部31がシート供給方向後端側へ移動する際には、ベルト36の他端側から一端側へ電極シート4,5から剥がれていくような態様となる。結果として、電極シート4,5が傷つきにくくなり、製品品質の低下抑制を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、捲回装置10によって、リチウムイオン電池の電池素子1が製造されているが、捲回装置10によって製造される捲回素子はこれに限定されるものではなく、例えばリチウムポリマー電池の電池素子や、電解コンデンサの捲回素子等を製造することとしてもよい。
(b)セパレータシート2,3や電極シート4,5の材質は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、セパレータシート2,3をPPにより形成することとしているが、他の絶縁性材料によってセパレータシート2,3を形成することとしてもよい。
また、リチウムポリマー電池の電池素子等に用いられるものとして、電極シート4,5の表面に活物質を含むゲル状ポリマー電極層が形成された構成としてもよい。このような電極シート4,5を支持する場合、従来の固定タイプのガイド板では、当該ガイド板を退避する際に電極シート4,5がガイド板にくっついて戻ってきてしまい、シート供給を適正に行うことができないおそれがあるが、上記実施形態によれば、このような不具合の発生を抑制することができる。
(c)上記実施形態では、巻芯コアを有しないタイプの電池素子1を得る場合について具体化されているが、電池素子1が巻芯コアを具備する場合について具体化してもよい。つまり、巻芯コアを巻芯21に取着し、当該巻芯コアの周囲に各種シート2〜5を捲回する構成としてもよい。
(d)上記実施形態では、断面扁平状の巻芯21を採用しているが、巻芯の形状はこれに限定されるものではなく、例えば断面楕円形状、断面長円形状、断面多角形状など、断面非円形状の巻芯は勿論のこと、断面円形状の巻芯を採用してもよい。
(e)上記実施形態では、巻芯21が一対の巻芯片からなり、両巻芯片間のスリットにおいて所定の把持機構によりセパレータ2,3を把持して固定する構成となっている。各巻芯21に対しセパレータ2,3を固定する固定手段の構成は、これに限定されるものではない。例えば把持機構を省略し、スリットにセパレータ2,3を挿し込んだ上で巻芯を幾分回転させることでセパレータ2,3を固定する構成としてもよい。また、巻芯コアを使用する場合には、当該巻芯コアに対しセパレータシート2,3をテープ接着する構成としてもよいし、巻芯コアに対し樹脂製のセパレータシート2,3を熱溶着する構成としてもよい。
(f)上記実施形態では、捲回部11が1つの巻芯21を備えた構成となっているが、巻芯の数はこれに限定されるものではなく、複数の巻芯を備えたターレットタイプの捲回装置としてもよい。
(g)電極シート挿入機構17,19の構成は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、チャック17A,19Aがワンウェイローラにより構成されているが、これに限らず、他の構成を採用してもよい。
(h)支持手段としてのガイド機構17B,19Bの構成は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、ガイド機構17B,19Bが電極シート挿入機構17,19の本体と一体に形成されているが、これに限らず、ガイド機構17B,19Bを別体で設けた構成としてもよい。但し、ガイド機構17B,19Bが電極シート挿入機構17,19の本体と一体形成されている方が駆動制御や構成の簡素化を図る上では好ましい。
(i)上記実施形態では、ガイド機構17B,19Bの先端側において、電極シート4,5を支持可能かつ回転可能に設けられた支持ローラ34を備えているが、これに限らず、支持ローラ34を省略した構成としてもよい。但し、電極シート4,5のパスラインの位置変化に伴い、電極シート4,5が傷つくおそれがある場合には、支持ローラ34を備えている方が好ましい。
(j)電極シート4,5の支持区間Lを伸縮する構成は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば上記実施形態では、ガイド機構17B,19Bにおいて、ベルト36がコイルばね39により張力を付与されつつ、可動部31のシート供給方向先端側への移動に伴い当該可動部31側から支持区間L側へ引き出され、可動部31のシート供給方向後端側への移動に伴い支持区間L側から可動部31側へ戻される構成により、電極シート4,5の支持区間Lを伸縮可能な構成となっている。
これに限らず、単にガイド板等をスライドさせ、支持区間Lを伸縮可能な構成としてもよいし、電極シート挿入機構17,19の本体側と可動部31側とに両端を固定したゴムやばね等の弾性手段を設けることにより、支持区間Lを伸縮可能な構成としてもよい。但し、電極シート4,5との擦れ等を防止する点から見れば、上記実施形態のような構成とすることがより好ましい。
また、ベルト36に対し張力を付与する張力付与手段に関しても、上記実施形態のコイルばね39に限定されるものではなく、例えばダンサーローラ等の機構を用いるなど、他の構成を採用してもよい。
1…電池素子、2,3…セパレータシート、4…正電極シート、5…負電極シート、10…捲回装置、11…捲回部、12…正電極シート供給機構、13…負電極シート供給機構、17,19…電極シート挿入機構、17A,19A…チャック、17B,19B…ガイド機構、18,20…シート切断カッタ、21…巻芯、22…タッチローラ、31…可動部、34…支持ローラ、39…コイルばね、L…支持区間。

Claims (5)

  1. 帯状の正負両電極シートを帯状のセパレータシートを介して重ね合わせた状態で捲回する捲回装置であって、
    自身の中心軸を回転軸として回転し、前記電極シート及びセパレータシートを捲回可能な巻芯と、
    前記巻芯により捲回される前記電極シートの終端部と、前記巻芯により次回捲回される前記電極シートの始端部との区切りとなる位置にて前記電極シートを切断する切断手段と、
    前記切断手段による切断に際し前記電極シートを把持しかつ切断後に当該電極シートを把持したまま自身の移動により前記巻芯へ送り出すシート供給手段と、
    前記シート供給手段により把持された前記電極シートの始端側を支持可能な支持手段とを備え、
    前記支持手段は、前記電極シートを支持可能な支持区間が電極シート供給方向に沿って伸縮可能に構成されていることを特徴とする捲回装置。
  2. 前記支持手段は、電極シート供給方向先端側において、前記電極シートを支持可能かつ回転可能に設けられた支持ローラを備えていることを特徴とする請求項1に記載の捲回装置。
  3. 前記巻芯は、自身の回転軸に直交する方向における断面形状又はその外周形状が非円形状に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の捲回装置。
  4. 前記支持手段は、前記支持ローラを有しかつ電極シート供給方向に沿って移動可能な可動部と、当該可動部の所定部位に巻き掛けられかつ前記支持区間において前記電極シートを支持可能な有端のベルト部材とを備え、
    前記ベルト部材は、
    前記支持区間よりも電極シート供給方向後端側の一端が固定され、前記支持区間よりも電極シート供給方向先端側の他端が所定の張力付与手段に接続され、
    前記可動部の電極シート供給方向先端側への移動に伴い当該可動部側から前記支持区間側へ引き出され、かつ、前記可動部の電極シート供給方向後端側への移動に伴い前記支持区間側から前記可動部側へ戻されることを特徴とする請求項2又は3に記載の捲回装置。
  5. 前記電極シートは、その表面に所定のポリマー層が形成されたものであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の捲回装置。
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