JP2012033421A - 巻回素子の製造装置 - Google Patents

巻回素子の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012033421A
JP2012033421A JP2010173285A JP2010173285A JP2012033421A JP 2012033421 A JP2012033421 A JP 2012033421A JP 2010173285 A JP2010173285 A JP 2010173285A JP 2010173285 A JP2010173285 A JP 2010173285A JP 2012033421 A JP2012033421 A JP 2012033421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
core
winding
slit
cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010173285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5183691B2 (ja
Inventor
Hiroya Aoki
寛哉 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP2010173285A priority Critical patent/JP5183691B2/ja
Priority to CN201010609993.4A priority patent/CN102347506B/zh
Publication of JP2012033421A publication Critical patent/JP2012033421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5183691B2 publication Critical patent/JP5183691B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2408/00Specific machines
    • B65H2408/20Specific machines for handling web(s)
    • B65H2408/23Winding machines
    • B65H2408/231Turret winders
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Abstract

【課題】セパレータ先端の不要部分を十分に減らし、材料コストを低減させる。
【解決手段】電極箔4,5、及び、セパレータ2,3が重ねられて巻回されてなる電池素子1の製造装置10は、巻芯15(16)と、チャック機構17(18)と、セパレータカッタ71とを備える。巻芯15(16)は、巻芯片15A,15B(16A,16B)を有し、巻芯片15A,15B(16A,16B)の間にセパレータ2,3を配置可能なスリット15S(16S)が形成されるとともに、自身の外周に両電極箔4,5及びセパレータ2,3が巻回可能とされる。チャック機構17(18)は、巻芯15(16)の内部に配置され、スリット15S(16S)に配置されたセパレータ2,3を保持可能とされる。巻芯片15A,15B(16A,16B)の間において、セパレータカッタ71によりスリット15S(16S)に配置されたセパレータ2,3が切断可能とされる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、二次電池等に内蔵される巻回素子を製造するための製造装置に関する。
例えば、リチウムイオン電池等の二次電池として用いられる巻回素子は、活物質が表面に塗布されたプラス電極箔及びマイナス電極箔と、2枚のセパレータとからなる帯状体が巻回されることで構成されている。
従来、帯状体を巻取り、巻回素子を得るための装置としては、円板状をなし、自身の中心軸を回転軸として回転可能なターレットと、当該ターレットに対して出没可能であり、一対の巻芯片を有する巻芯とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。当該装置によれば、前記両巻芯片にて帯状体を挟んだ上で前記巻芯を回転させることにより帯状体が巻き取られ、巻回素子を得ることができる。
特開2009−252425号公報
ところで、帯状体の巻取後には、セパレータが切断されることとなるが、上記技術においては、セパレータの切断手段が、ターレットの中心軸の近傍に配置されており、巻芯から離間した状態となっている。従って、製造される巻回素子においては、セパレータの先端部分(巻き始め部分)に、電池性能に何ら寄与しない不要部分が大きく存在することとなってしまい、材料コストの増大を招いてしまうおそれがある。
そこで、セパレータ先端の不要部分を削減して、材料コストの増大抑制を図るべく、セパレータを巻芯の近傍にて切断することが考えられる。ところが、巻芯の径は、製造する巻回素子の種類等に応じて大小異なるため、比較的大径の巻芯においては、セパレータのうち両巻芯片に挟持される部位が比較的長いものとなってしまう。すなわち、当該手法では、巻芯の径によってセパレータ先端の不要部分が依然として大きく残存することとなってしまい、材料コストの低減効果を十分に得られないおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、巻芯の径が種々異なるような場合であっても、セパレータ先端の不要部分を十分に減らすことができ、材料コストの低減を図ることができる巻回素子の製造装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.それぞれ帯状をなすプラス電極箔、マイナス電極箔、及び、セパレータが重ねられて巻回されてなる巻回素子の製造装置であって、
自身の中心軸に沿って延びる少なくとも2本の巻芯片を有し、当該巻芯片の間に前記セパレータを配置可能なスリットが形成されるとともに、前記中心軸を回転軸として回転可能であり、自身の外周において前記両電極箔及び前記セパレータを巻回可能な巻芯と、
前記巻芯に設けられ、前記巻芯のスリットに配置された前記セパレータを保持可能なチャック機構と、
前記セパレータの供給経路に沿った前記チャック機構よりも下流側において、前記セパレータを切断するセパレータカッタとを備え、
前記巻芯片の間において、前記セパレータカッタにより前記スリットに配置された前記セパレータを切断可能に構成したことを特徴とする巻回素子の製造装置。
上記手段1によれば、巻芯のスリットに配置されたセパレータが、巻芯片の間(巻芯の外周よりも内側)において切断される。従って、巻芯の径の大小に関わらず、セパレータ先端の不要部分を非常に少ないものとすることができる。その結果、材料コストを効果的に低減することができる。
手段2.前記巻芯は、前記巻芯片同士の互いの対向面に交差して延びるカッタ挿通空間を備えており、
前記巻芯に対して前記セパレータカッタを相対移動させて、前記セパレータカッタを前記カッタ挿通空間に挿通することにより、前記スリットに配置された前記セパレータを切断可能に構成したことを特徴とする手段1に記載の巻回素子の製造装置。
上記手段2によれば、上記手段1の作用効果に加えて、セパレータカッタが巻芯とは別体で設けられることから、巻芯のコンパクト化を比較的容易に図ることができる。
手段3.前記巻芯は、自身の中心軸を回転軸として回転可能な円板状のターレットの外周側に設けられるとともに、
前記セパレータカッタは、前記ターレットの回転による前記巻芯の移動経路上において、前記ターレットの中心軸を回転軸として回転移動可能に構成されており、かつ、
前記カッタ挿通空間は、前記セパレータカッタの移動経路に対応する湾曲形状をなしており、
前記ターレットの回転による前記巻芯の移動中に、前記巻芯に対して前記セパレータカッタを相対移動させて、前記セパレータカッタを前記カッタ挿通空間に挿通させることにより、前記スリットに配置された前記セパレータを切断可能に構成したことを特徴とする手段2に記載の巻回素子の製造装置。
一般的にセパレータの切断は、ターレットの回転が停止して巻芯が停止した際に行われる。この点、上記手段3によれば、ターレットの回転による巻芯の移動中に、セパレータを切断可能とされている。これにより、巻回素子の製造に要するサイクルタイムを短縮することができ、生産性を飛躍的に向上させることができる。
手段4.前記セパレータカッタは、前記巻芯に設けられることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の巻回素子の製造装置。
上記手段4によれば、巻芯と一体的にセパレータカッタが設けられている。そのため、上記手段3と同様に、巻芯の移動中にセパレータを切断することができ、生産性を飛躍的に向上させることができる。また、巻芯の外部にセパレータカッタを設ける場合には、セパレータカッタと巻芯との接触を防止するために、セパレータの切断時などにおいてセパレータカッタの移動タイミング等の制御が必要になる場合が生じるが、上記手段4においては、接触防止のための制御は不要となり、製造装置における動作の複雑化を抑制することができる。
手段5.前記チャック機構は、
前記スリットと交差する方向に沿って前記巻芯に対して相対移動可能に構成され、前記スリットに対して接離移動可能な台座部と、
前記台座部の前記スリット側の部位に取付けられるとともに、前記スリットに対する前記台座部の接近により前記スリットに配置された前記セパレータに接触することで、当該セパレータを保持可能な保持部とを備え、
前記保持部は、前記スリットに対する前記台座部の移動方向に沿って伸縮変形可能な弾性部材を介して前記台座部に取付けられるとともに、
前記セパレータカッタは、前記スリットに臨むようにして前記台座部に取付けられており、
前記台座部の前記スリットに対する接近移動により、前記スリットに配置された前記セパレータを前記保持部により保持するとともに、前記台座部を前記スリットに対してさらに接近移動させることで、前記弾性部材を圧縮変形させつつ、前記セパレータカッタにより前記セパレータを切断可能に構成したことを特徴とする手段1に記載の巻回素子の製造装置。
上記手段5によれば、上記手段4の作用効果を比較的簡易な構成で奏し得る。
手段6.前記プラス電極箔及び前記マイナス電極箔が前記スリット間に配置されることなく、前記巻芯により前記両電極箔及び前記セパレータが巻回されることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の巻回素子の製造装置。
余分なセパレータを削減する手法としては、セパレータ上に電極箔を配置した上で、当該セパレータを電極箔とともに巻芯片の間に供給し、セパレータ及び電極箔の端部を所定のチャック機構により挟持しつつ巻芯を回転させ、巻回素子を得る技術が提案されている(例えば、特開2007−184160号公報)。
しかしながら、当該技術においては、図17に示すように、巻取時において、巻芯91の角部92により、電極箔4,5がほぼ直角に屈曲してしまうことが懸念される。
この点、上記手段6によれば、両電極箔がスリットに配置されることなく(セパレータのみがスリットに配置され)、セパレータ及び両電極箔が巻回される。従って、電極箔の屈曲を防止することができ、電極箔の表面に塗布された活物質の剥離等に起因する電池性能の低下をより確実に抑制することができる。
巻回素子の製造装置を示す概略正面図である。 巻取手段の構成を示す拡大正面図である。 巻芯の構成を示す拡大断面図である。 巻芯の構成を示す拡大側面図である。 帯状体の巻取工程において、電極箔の切断等を説明するための拡大正面図である。 帯状体の巻取工程において、スリットにセパレータが配置される工程を示す拡大正面図である。 セパレータの切断等を説明するための巻芯等の拡大断面図である。 帯状体の巻取工程において、セパレータや電極箔の巻回工程を示す拡大正面図である。 第2実施形態における巻取手段の構成を示す拡大正面図である。 第2実施形態における巻芯の構成を示す拡大断面図である。 第2実施形態におけるセパレータの切断工程を示す拡大正面図である。 第2実施形態におけるセパレータの切断工程を示す部分拡大断面図である。 第3実施形態における巻芯の構成を示す部分拡大断面図である。 第3実施形態において、セパレータを保持した状態におけるチャック機構等を示す部分拡大断面図である。 第3実施形態におけるセパレータの切断工程を示す部分拡大断面図である。 電池素子の構成を示す断面模式図である。 従来技術により電極箔を巻回した際における電極箔の状態を示す断面模式図である。
以下に、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
〔第1実施形態〕
まず、本実施形態の巻取装置によって得られる巻回素子としてのリチウムイオン電池素子の構成について説明する。図16に示すように、リチウムイオン電池素子(以下、「電池素子」と称す)1は、2枚のセパレータ2,3とプラス電極箔4とマイナス電極箔5とによって構成される帯状体6が巻回されることで構成されている。尚、図16においては、説明の便宜上、セパレータ2,3、プラス電極箔4、及び、マイナス電極箔5の相互の間隔をあけて示している。
セパレータ2,3は、それぞれ同一の幅を有する帯状をなしており、異なる電極箔4,5同士が互いに接触して短絡を起こしてしまうのを防止すべく絶縁体〔例えば、ポリエチレン(PE)等〕により構成されている。尚、本実施形態においては、セパレータ2,3を2枚用いているが、2枚のセパレータ2,3に代えて、中央部分を2つに折り曲げた1枚のセパレータを用いることとしてもよい。
プラス電極箔4及びマイナス電極箔5は、所定の金属材料により形成されており、セパレータ2,3と略同一の幅を有している。また、プラス電極箔4の裏表両面には、正極活物質(例えば、コバルト酸リチウム粒子等)が塗布されており、マイナス電極箔5の表裏両面には負極活物質(例えば、ケイ素等を含有する粒子)が塗布されている。そして、この活物質を介して、プラス電極箔4及びマイナス電極箔5間におけるイオン交換ができるようになっている。より詳しくは、充電時には、プラス電極箔4側からマイナス電極箔5側へイオンが移動し、反対に、放電時には、マイナス電極箔5側からプラス電極箔4側へとイオンが移動する。尚、プラス電極箔4の幅方向一端縁からは図示しない複数の正極リードが延出するとともに、マイナス電極箔5の幅方向他端縁からは図示しない複数の負極リードが延出している。
リチウムイオン電池を得るに際しては、前記電池素子1が金属製で筒状をなす電池容器(図示せず)内に配設されるとともに、前記正極リード及び負極リードがそれぞれまとめられる。そして、まとめられた正極リードを正極端子部品(図示せず)に接続するとともに、同じくまとめられた負極リードを負極端子部品(図示せず)に接続し、両端子部品を前記電気容器の両端開口に塞ぐように設けることで、リチウムイオン電池を得ることができる。
次に、前記電池素子1を製造するための製造装置10について説明する。
図1に示すように、電池素子1の製造装置10は、前記帯状体6を巻取るための巻取手段11と、プラス電極箔4を巻取手段11側に供給するためのプラス電極箔供給手段31と、マイナス電極箔5を巻取手段11側に供給するためのマイナス電極箔供給手段41と、前記セパレータ2,3をそれぞれ巻取手段11側に供給するためのセパレータ供給手段51,61とを備える。
プラス電極箔供給手段31は、プラス電極箔4がロール状に巻回されてなり、自身の中心軸を回転軸として自由回転可能に支持されたプラス電極箔原反32と、プラス電極箔4を巻取手段11へと供給・案内するためのプラス電極箔挿入手段33と、プラス電極箔4を切断するためのプラス電極箔切断カッタ34とを備えている。
前記プラス電極箔挿入手段33は、巻取手段11に対して接離移動可能に構成されており、また、その先端部に、前記プラス電極箔4を挟持可能な一対のチャックローラ33Rを備えている。前記チャックローラ33Rは、断面円形状をなし、プラス電極箔4の供給方向に沿って回転可能である一方で、前記供給方向と逆方向に沿って回転不能なワンウェイローラにより構成されている。プラス電極箔4を巻取手段11側へと供給する際には、チャックローラ33Rによりプラス電極箔4の始端部を挟持した上で、プラス電極箔挿入手段33を前記巻取手段11に対して接近させることで、後述する巻芯15(16)及び押さえローラ14で挟持された両セパレータ2,3の間にプラス電極箔4の始端部が挿入されるようになっている。
プラス電極箔切断カッタ34は、プラス電極箔4の供給経路を挟み込むようにして、プラス電極箔4の供給経路の下流側に設けられている。また、プラス電極箔切断カッタ34は、プラス電極箔4の供給経路に対して接離移動可能に構成されており、巻取手段11側へとプラス電極箔4を供給すべく、プラス電極箔挿入手段33が巻取手段11側へと接近移動する際には、プラス電極箔4の供給経路から離間することで、プラス電極箔挿入手段33の移動を阻害しないようになっている。尚、プラス電極箔4の切断は、チャックローラ33Rによりプラス電極箔4が挟持された状態で行われる。
加えて、プラス電極箔4の供給経路の途中には、プラス電極箔4に対して所定のテンションを付与し、プラス電極箔4の弛みを防止するためのプラス電極箔テンション付与機構(図示せず)が設けられている。さらに、プラス電極箔供給手段31には、プラス電極箔原反32がなくなる直前において、新たなプラス電極箔原反32の始端部と、なくなる直前のプラス電極箔原反32の終端部との接続を行うプラス電極箔自動継手段(図示せず)が設けられている。これにより、巻取手段11に対するプラス電極箔4の連続供給が可能とされている。
前記マイナス電極箔供給手段41は、マイナス電極箔5がロール状に巻回されてなり、自由回転可能に支持されたマイナス電極箔原反42と、マイナス電極箔挿入手段43と、マイナス電極箔切断カッタ44とを備えている。
マイナス電極箔挿入手段43は、前記プラス電極箔挿入手段33と同様に、巻取手段11に対して接離移動可能に構成されており、また、その先端部に、前記マイナス電極箔5を挟持可能な一対のチャックローラ43Rを備えている。チャックローラ43Rは、断面円形状をなし、マイナス電極箔5の供給方向に沿って回転可能である一方で、前記供給方向と逆方向に沿って回転不能なワンウェイローラにより構成されている。巻取手段11に対するマイナス電極箔5の供給は、マイナス電極箔5の始端部を挟持したマイナス電極箔挿入手段43を巻取手段11に対して接近させ、巻芯15(16)及び押さえローラ14で挟持された両セパレータ2,3の間にマイナス電極箔5の始端部を挿入することで行われる。
加えて、マイナス電極箔切断カッタ44は、マイナス電極箔5の供給経路を挟み込むようにして設けられており、マイナス電極箔5の供給経路に対して接離移動可能に構成されている。また、マイナス電極箔5の切断は、チャックローラ43Rによりマイナス電極箔5が挟持された状態で行われる。さらに、マイナス電極箔挿入手段43によるマイナス電極箔5の供給時には、マイナス電極箔5の供給経路から離間するようにしてマイナス電極箔切断カッタ44が移動し、マイナス電極箔挿入手段43の移動を阻害しないようになっている。
加えて、マイナス電極箔5の供給経路の途中には、マイナス電極箔5に対して所定のテンションを付与し、マイナス電極箔5の弛みを防止するためのマイナス電極箔テンション付与機構(図示せず)が設けられている。さらに、マイナス電極箔供給手段41は、マイナス電極箔自動継機構(図示せず)を備えており、巻取手段11に対するマイナス電極箔5の連続供給が可能となっている。
加えて、セパレータ供給手段51(61)は、前記セパレータ2(3)がロール状に巻回されてなり、自身の中心軸を回転軸として自由回転可能に支持されたセパレータ原反52(62)を備えている。さらに、セパレータ2(3)の供給経路の途中には、セパレータ2(3)の弛みを防止するためのセパレータテンション付与機構(図示せず)がそれぞれ設けられている。
また、セパレータ供給手段51(61)は、帯状体6の巻回後において、セパレータ2,3を切断するためのセパレータカッタ71を備えている。セパレータカッタ71は、後述する帯状体6の巻取ポジションP1側に対して接離移動可能に構成されており、セパレータ2,3の切断時には、巻取ポジションP1側へと接近移動するようになっている。
加えて、巻取手段11は、図2に示すように、ターレット12と、押さえローラ13,14と、自身の外周において帯状体6を巻取る巻芯15,16と、セパレータ支持ローラ21とを備えている。
前記ターレット12は、円板状をなし、自身の中心軸を回転軸として所定の回転方向(図中の矢印方向)に向けて回転可能に構成されている。
前記押さえローラ13,14は、断面円形状をなし、自由回転可能に支持されている。また、押さえローラ13,14は、後述する巻取ポジションP1に配置された巻芯15(16)を挟み込むようにして設けられており、互いに接離移動可能に構成されている。帯状体6の巻取時には、押さえローラ13,14が巻取ポジションP1に位置する巻芯15(16)を挟み込む位置に移動し、巻芯15(16)との間でセパレータ2,3や電極箔4,5を挟持するようになっている。
前記巻芯15,16は、ターレット12の回転方向に沿って間欠的に複数(本実施形態では、ターレット12の中心点を対称にして、ターレット12の外周側に2つ)設けられている。巻芯15,16は、ターレット12に対して出没可能であるとともに、自身の中心軸を回転軸として回転可能に構成されている。さらに、巻芯15(16)は、その中心軸に沿って延びる2本の巻芯片15A,15B(16A,16B)を備えており、両巻芯片15A,15B(16A,16B)の間にはスリット15S(16S)が形成されている。帯状体6を巻取る際には、まず、前記スリット15S(16S)にセパレータ2,3を配置した状態で巻芯15(16)を回転させることで、所定量だけセパレータ2,3を巻き取る。その上で、セパレータ2,3間に両電極箔4,5を挿入し、巻芯15(16)を回転させることで帯状体6が巻取られる。
また、前記ターレット12の回転に伴って、巻芯15,16は移動することとなるが、ターレット12の回転により、一方の巻芯15(16)は、帯状体6の巻取を行う巻取ポジションP1へと移動させられる一方で、他方の巻芯16(15)は、巻き取られた帯状体6が取外される取外ポジションP2へと移動させられる。そして、巻芯15(16)は、取外ポジションP2においてターレット12に対して没入し、巻取ポジションP1においてターレット12から突出する。巻取ポジションP1において巻芯15(16)が突出することで、前記スリット15S(16S)の間にセパレータ2,3が配置される。
さらに、帯状体6を巻き取った巻芯15(16)が巻取ポジションP1から取外ポジションP2へと移動させられるにあたって、当該巻芯15(16)の移動前に、前記両電極箔カッタ34,44によって両電極箔4,5が切断される一方で、セパレータ2,3は切断されることなく、前記巻芯15(16)が取外ポジションP2へと移動させられる。そして、帯状体6を巻き取った一方の巻芯15(16)が、取外ポジションP2へと移動し、一方で、他方の巻芯16(15)が巻取ポジションP1へと移動し、当該巻芯16(15)のスリット16S(15S)にセパレータ2,3が配置されたときに、セパレータカッタ71により、セパレータ2,3が切断される(セパレータ2,3の切断については、後に詳述する)。
加えて、図3に示すように、本実施形態における巻芯15(16)は、チャック機構17(18)と、カッタ挿通空間19(20)とを備えている。
チャック機構17(18)は、一方の巻芯片15A(16A)の内部に設けられており、巻芯15(16)の長手方向に沿って延びる板状の挟持部17A(18A)と、当該挟持部17Aを支持する支持部17B(18B)とを備えている。また、支持部17B(18B)は、図示しないエアシリンダ等の駆動手段により、巻芯片15A(16A)のうち巻芯片15B(16B)との対向面と交差する方向に沿って移動可能に構成されており、その結果、挟持部17A(18A)は巻芯片15A(16A)の前記対向面に対して出没可能に構成されている。前記対向面から挟持部17A(18A)を突出させることにより、他方の巻芯片15B(16B)との間でスリット15S(16S)間に配置されたセパレータ2,3を保持することができるようになっている。
カッタ挿通空間19(20)は、巻芯片15A,15B(16A,16B)同士の互いの対向面に交差して(本実施形態では、直交して)延びるとともに、図4〔図4は、巻芯15(16)の拡大側面図である〕に示すように、巻芯15(16)の長手方向に沿って延びる空間である。本実施形態において、カッタ挿通空間19(20)は、前記セパレータカッタ71が挿入可能に構成されており、セパレータ2,3の幅以上の幅(図4の左右方向の長さ)を有している。
図2に戻り、前記セパレータ支持ローラ21は、自由回転可能に支持されるとともに、ターレット12の外周側において、ターレット12の回転方向に沿って移動可能に構成されている。セパレータ支持ローラ21は、巻芯15(16)のスリット15S(16S)にセパレータ2,3を配置するにあたって、図6に示すように、セパレータ2,3を支持した上で、ターレット12の回転方向とは反対側へと移動する。これにより、セパレータ支持ローラ21と巻芯15(16)との間において、両セパレータ2,3が重ね合わされた状態となり、巻芯16(15)を突出させることで、スリット16S(15S)にセパレータ2,3を配置できるようになっている。
次いで、上述した巻回素子の製造装置10を用いた電池素子1の製造方法について、一方の巻芯15において帯状体6が巻き取られてから、他方の巻芯16において帯状体6の巻取が開始されるまでの工程を説明する。
図5に示すように、一方の巻芯15に帯状体6が予め定められた長さ分だけ巻き取られると、プラス電極箔挿入手段33(チャックローラ33R)によりプラス電極箔4が支持された状態で、プラス電極箔4が切断される。また、それとともに、マイナス電極箔挿入手段43(チャックローラ43R)によりマイナス電極箔5が支持された状態で、マイナス電極箔5が切断される。次いで、前記巻芯15により両電極箔4,5の終端部が巻取られるとともに、ターレット12が回転し、一方の巻芯15が取外ポジションP2側へと移動させられ、他方の巻芯16がターレットに対して没入した状態のまま巻取ポジションP1側へと移動させられる。尚、巻芯15,16の移動に合わせて、押さえローラ13,14やセパレータカッタ71が巻取ポジションP1側へと接近するとともに、セパレータ支持ローラ21がターレット12の回転方向とは反対側へと移動する。
他方の巻芯16が巻取ポジションP1へと移動すると、ターレット12の回転が停止されるとともに、当該巻芯16がターレット12から突出する。これにより、図6に示すように、前記スリット16S間にセパレータ2,3が配置される。尚、スリット16Sにセパレータ2,3が配置された後、セパレータ支持ローラ21は、セパレータ2,3から離間する方向へと移動し、所定の初期位置に戻る。
次いで、図7に示すように、前記チャック機構18の挟持部18Aによりセパレータ2,3が保持されるとともに、セパレータカッタ71が前記カッタ挿通空間20に挿通されることで、セパレータ2,3の切断がなされる。そして、巻芯16を回転させることでセパレータ2,3が所定量だけ巻き取られた後、図8に示すように、巻芯16の外周において、マイナス電極箔5、プラス電極箔4がこの順序でセパレータ2,3間に挿入され、その後、両電極箔4,5及びセパレータ2,3が巻き取られる。すなわち、プラス電極箔4及びマイナス電極箔5が巻芯片16A,16B間の外に配置された状態で(換言すれば、スリット16Sに電極箔4,5が配置されることなく)、両電極5,5及びセパレータ2,3(帯状体6)が巻回される。尚、巻芯16における帯状体6の巻回時には、取外ポジションP2に移動した巻芯15においてセパレータ2,3の終端部が巻取られるとともに、電池素子1(帯状体6)が取外される。以降、上述した工程が繰り返し行われ、各巻芯15,16において帯状体6の巻取が交互に行われることとなる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、巻芯15(16)のスリット15S(16S)に配置されたセパレータ2,3が、巻芯片15A,15B(16A,16B)の間〔巻芯15(16)の外周よりも内側〕において切断される。従って、巻芯の径の大小に関わらず、セパレータ2,3先端の不要部分を非常に少ないものとすることができる。その結果、材料コストを効果的に低減することができる。
また、セパレータカッタ71が巻芯15,16とは別体で設けられることから、巻芯15,16のコンパクト化を比較的容易に図ることができる。
さらに、両電極箔4,5がスリット15S(16S)に配置されることなく、セパレータ2,3及び両電極箔4,5が巻回される。従って、電極箔4,5の屈曲を防止することができ、製造される電池素子1において、電極箔4,5の表面に塗布された活物質の剥離等に起因する電池性能の低下をより確実に抑制することができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。上記第1実施形態では、巻取ポジションP1にて巻芯15(16)が突出し、スリット15S(16S)にセパレータ2,3が配置されるように構成されている。これに対し、本第2実施形態においては、巻芯15(16)が巻取ポジションP1に到達する前に、前記スリット15S(16S)にセパレータ2,3が配置されるように構成されている。
すなわち、巻取手段11は、図9に示すように、ターレット12の回転方向とは反対方向に向かって移動可能な一対のセパレータ支持ローラ22,23を備えている。そして、巻芯15(16)が取外ポジションP2から巻取ポジションP1へと移動している最中に、セパレータ支持ローラ22,23によりセパレータ2,3を支持した上で、セパレータ支持ローラ22,23を移動させることで、前記巻芯15(16)を迎えに行くように前記セパレータ2,3を移動させる。次いで、巻芯15(16)のスリット15S(16S)の位置及びその延出方向と、セパレータ2,3のうち前記セパレータ支持ローラ22,23に架け渡された部分の位置及びその長さ方向とがほぼ合致した時点で、ターレット12を一時停止させた上で、巻芯15(16)をターレット12から突出させる〔ターレット12を一時停止さえることなく、巻芯15(16)を突出させることとしてもよい〕。これにより、前記巻芯15(16)が巻取ポジションP1に到達する前に、前記スリット15S(16S)にセパレータ2,3が配置されることとなる。
また、本第2実施形態では、スリット15S(16S)にセパレータ2,3が配置された後、巻芯15(16)が巻取ポジションP1へと移動している最中に、セパレータ2,3が切断される。詳述すると、本第2実施形態におけるセパレータカッタ72は、ターレット12の回転による巻芯15(16)の移動経路上において、ターレット12の中心軸を回転軸として回転移動可能に構成されるとともに、自身の移動経路に沿って延びる湾曲状をなしている。また、図10に示すように、巻芯15(16)のカッタ挿通空間19(20)は、セパレータカッタ72の移動経路に対応する湾曲形状とされる。そして、図11及び図12に示すように、巻芯15(16)が巻取ポジションP1へと移動している最中に、セパレータカッタ72をターレット12の回転方向と同一方向に向けて、ターレット12の回転速度よりも速い速度で移動させ、セパレータカッタ72をカッタ挿通空間19(20)に挿通する。これにより、巻芯15(16)が巻取ポジションP1に到達する前に、セパレータ2,3が切断される。
以上、本第2実施形態によれば、巻芯15(16)が巻取ポジションP1へと移動した直後から帯状体6を巻取ることができ、装置の高速動作を要することなく、電池素子1の製造に要するサイクルタイムを短縮することができる。その結果、生産性の飛躍的な向上を図ることができる。
また、巻芯15(16)が巻取ポジションP1へと移動している最中に、セパレータ2,3が切断されているため、電池素子1の製造に要するサイクルタイムを一層短縮することができ、生産性の更なる向上を図ることができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について、上記第1、第2実施形態との相違点を中心に説明する。上記第1、第2実施形態では、巻芯15(16)の外部にセパレータカッタ71,72が配置されているが、本第3実施形態では、図13に示すように、各巻芯15(16)の内部に、チャック機構25(26)と一体的にセパレータカッタ73(74)が設けられている。
前記チャック機構25(26)は、台座部25A(26A)と、保持部25B(26B)とを備えている。台座部25A(26A)は、所定のエアシリンダ(図示せず)やバネ部材27A,27B(28A,28B)により、スリット15S(16S)と交差する方向に沿って巻芯15(16)に対して相対移動可能に構成されており、スリット15S(16S)に対して接離移動可能とされている。また、保持部25B(26B)は、スリット15S(16S)に対する台座部25A(26A)の移動方向に沿って伸縮変形可能な弾性部材29(30)を介して台座部25A(26A)のスリット15S(16S)側の部位に取付けられている。そして、図14に示すように、保持部25B(26B)が、スリット15S(16S)に対する台座部25A(26A)の接近によりスリット15S(16S)に配置されたセパレータ2,3に接触することで、セパレータ2,3を保持できるように構成されている。
加えて、セパレータカッタ73(74)は、スリット15S(16S)に臨むようにして台座部25A(26A)に取付けられており、弾性部材29(30)が圧縮変形したとき、セパレータカッタ73(74)の先端部が、保持部25B(26B)のうちセパレータ2,3を保持する面よりも突出するように構成されている。
セパレータ2,3を切断する際には、台座部25A(26A)をスリット15S(16S)に対して所定量だけ接近移動させることにより、保持部25B(26B)によりセパレータ2,3が保持される。その上で、図15に示すように、台座部25A(26A)をスリット15S(16S)に対してさらに接近移動させることで、弾性部材29(30)を圧縮変形させつつ、セパレータカッタ73(74)の先端部を保持部25B(26B)のセパレータ2,3を保持する面よりも突出させる。これにより、セパレータ2,3が切断される。
以上、本第3実施形態によれば、巻芯15(16)の内部にセパレータカッタ73(74)が設けられている。そのため、巻芯15(16)の移動中にセパレータ2,3を切断することができ、生産性を飛躍的に向上させることができる。
上記第1実施形態のように、巻芯15,16の外部にセパレータカッタ71を設ける場合には、セパレータカッタ71と巻芯15,16との接触を防止するために、セパレータ2,3の切断時などにおいてセパレータカッタ71の移動タイミング等を制御する必要があるが、本第3実施形態においては、セパレータカッタ73(74)と巻芯15(16)とが接触することはない。そのため、接触防止のための制御は不要となり、製造装置10における動作の複雑化を抑制することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記第2実施形態では、セパレータカッタ72がターレット12の回転方向と同一の方向に回転移動することで、セパレータ2,3が切断されているが、セパレータカッタ72をターレット12の回転方向とは逆方向に回転移動させることで、セパレータ2,3を切断することとしてもよい。
(b)上記実施形態において、巻取手段11は2つの巻芯15,16を備えているが、巻芯の数はこれに限定されるものではなく、3つ以上の巻芯を備えることとしてもよい。
(c)上記実施形態では、正極活物質としてコバルト酸リチウム粒子を例示しているが、例えば、ニッケル酸リチウムやマンガン酸リチウム等、他のリチウム含有金属酸化物等を用いることとしてもよい。また、負極活物質としてフッ素等を含有する粒子を例示しているが、負極活物質として、例えば、炭素質材料等を用いることとしてもよい。
(d)上記実施形態では、セパレータ2,3をPEにより形成することとしているが、他の絶縁性材料によってセパレータ2,3を形成することとしてもよい。
1…リチウムイオン電池素子(巻回素子)、2,3…セパレータ、4…プラス電極箔、5…マイナス電極箔、12…ターレット、15,16…巻芯、15A,15B,16A,16B…巻芯片、15S,16S…スリット、17,18…チャック機構、19,20…カッタ挿通空間、71…セパレータカッタ。

Claims (6)

  1. それぞれ帯状をなすプラス電極箔、マイナス電極箔、及び、セパレータが重ねられて巻回されてなる巻回素子の製造装置であって、
    自身の中心軸に沿って延びる少なくとも2本の巻芯片を有し、当該巻芯片の間に前記セパレータを配置可能なスリットが形成されるとともに、前記中心軸を回転軸として回転可能であり、自身の外周において前記両電極箔及び前記セパレータを巻回可能な巻芯と、
    前記巻芯に設けられ、前記巻芯のスリットに配置された前記セパレータを保持可能なチャック機構と、
    前記セパレータの供給経路に沿った前記チャック機構よりも下流側において、前記セパレータを切断するセパレータカッタとを備え、
    前記巻芯片の間において、前記セパレータカッタにより前記スリットに配置された前記セパレータを切断可能に構成したことを特徴とする巻回素子の製造装置。
  2. 前記巻芯は、前記巻芯片同士の互いの対向面に交差して延びるカッタ挿通空間を備えており、
    前記巻芯に対して前記セパレータカッタを相対移動させて、前記セパレータカッタを前記カッタ挿通空間に挿通することにより、前記スリットに配置された前記セパレータを切断可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の巻回素子の製造装置。
  3. 前記巻芯は、自身の中心軸を回転軸として回転可能な円板状のターレットの外周側に設けられるとともに、
    前記セパレータカッタは、前記ターレットの回転による前記巻芯の移動経路上において、前記ターレットの中心軸を回転軸として回転移動可能に構成されており、かつ、
    前記カッタ挿通空間は、前記セパレータカッタの移動経路に対応する湾曲形状をなしており、
    前記ターレットの回転による前記巻芯の移動中に、前記巻芯に対して前記セパレータカッタを相対移動させて、前記セパレータカッタを前記カッタ挿通空間に挿通させることにより、前記スリットに配置された前記セパレータを切断可能に構成したことを特徴とする請求項2に記載の巻回素子の製造装置。
  4. 前記セパレータカッタは、前記巻芯に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の巻回素子の製造装置。
  5. 前記チャック機構は、
    前記スリットと交差する方向に沿って前記巻芯に対して相対移動可能に構成され、前記スリットに対して接離移動可能な台座部と、
    前記台座部の前記スリット側の部位に取付けられるとともに、前記スリットに対する前記台座部の接近により前記スリットに配置された前記セパレータに接触することで、当該セパレータを保持可能な保持部とを備え、
    前記保持部は、前記スリットに対する前記台座部の移動方向に沿って伸縮変形可能な弾性部材を介して前記台座部に取付けられるとともに、
    前記セパレータカッタは、前記スリットに臨むようにして前記台座部に取付けられており、
    前記台座部の前記スリットに対する接近移動により、前記スリットに配置された前記セパレータを前記保持部により保持するとともに、前記台座部を前記スリットに対してさらに接近移動させることで、前記弾性部材を圧縮変形させつつ、前記セパレータカッタにより前記セパレータを切断可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の巻回素子の製造装置。
  6. 前記プラス電極箔及び前記マイナス電極箔が前記スリット間に配置されることなく、前記巻芯により前記両電極箔及び前記セパレータが巻回されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の巻回素子の製造装置。
JP2010173285A 2010-08-02 2010-08-02 巻回素子の製造装置 Active JP5183691B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010173285A JP5183691B2 (ja) 2010-08-02 2010-08-02 巻回素子の製造装置
CN201010609993.4A CN102347506B (zh) 2010-08-02 2010-12-22 卷绕元件的制造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010173285A JP5183691B2 (ja) 2010-08-02 2010-08-02 巻回素子の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012033421A true JP2012033421A (ja) 2012-02-16
JP5183691B2 JP5183691B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=45545915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010173285A Active JP5183691B2 (ja) 2010-08-02 2010-08-02 巻回素子の製造装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5183691B2 (ja)
CN (1) CN102347506B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038784A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Ckd Corp 捲回装置
CN103904369A (zh) * 2014-04-03 2014-07-02 深圳市吉阳自动化科技有限公司 极片叠片卷绕头及切割卷绕叠片一体机
JP2014135260A (ja) * 2012-12-14 2014-07-24 Kaido Seisakusho:Kk 巻芯、及び捲回ユニット
JP2015185335A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 Ckd株式会社 捲回装置
CN110459814A (zh) * 2019-09-04 2019-11-15 珠海华冠科技股份有限公司 圆柱形纽扣式电芯制片卷绕机
CN113555610A (zh) * 2021-07-21 2021-10-26 深圳吉阳智能科技有限公司 料带匀速卷绕机
WO2024060741A1 (zh) * 2022-09-23 2024-03-28 江苏时代新能源科技有限公司 切断装置及电池流水线生产设备

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101956931B1 (ko) * 2013-02-25 2019-03-11 삼성에스디아이 주식회사 조립형 권심을 구비하는 이차전지의 권취장치
KR102177507B1 (ko) * 2015-06-19 2020-11-11 삼성에스디아이 주식회사 극판 권취 시스템
CN115911490A (zh) * 2021-09-23 2023-04-04 宁德时代新能源科技股份有限公司 电极组件的加工方法及装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193504A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Nippon Yusoki Co Ltd シート巻取装置
JP3090265U (ja) * 2002-05-27 2002-11-29 株式会社不二鉄工所 粘着剤塗布シートの巻取装置
JP2006286492A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Hitachi Maxell Ltd 巻回芯およびその巻回芯を用いた電極体の製造方法
JP2007184160A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Ckd Corp 電池素子の巻取方法、巻取装置、及び、電池素子巻き取り用の巻芯構造
JP2009259747A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Ckd Corp 巻取装置及び巻回素子の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193504A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Nippon Yusoki Co Ltd シート巻取装置
JP3090265U (ja) * 2002-05-27 2002-11-29 株式会社不二鉄工所 粘着剤塗布シートの巻取装置
JP2006286492A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Hitachi Maxell Ltd 巻回芯およびその巻回芯を用いた電極体の製造方法
JP2007184160A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Ckd Corp 電池素子の巻取方法、巻取装置、及び、電池素子巻き取り用の巻芯構造
JP2009259747A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Ckd Corp 巻取装置及び巻回素子の製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038784A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Ckd Corp 捲回装置
JP2014135260A (ja) * 2012-12-14 2014-07-24 Kaido Seisakusho:Kk 巻芯、及び捲回ユニット
JP2015185335A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 Ckd株式会社 捲回装置
CN103904369A (zh) * 2014-04-03 2014-07-02 深圳市吉阳自动化科技有限公司 极片叠片卷绕头及切割卷绕叠片一体机
CN110459814A (zh) * 2019-09-04 2019-11-15 珠海华冠科技股份有限公司 圆柱形纽扣式电芯制片卷绕机
CN113555610A (zh) * 2021-07-21 2021-10-26 深圳吉阳智能科技有限公司 料带匀速卷绕机
CN113555610B (zh) * 2021-07-21 2023-06-27 深圳吉阳智能科技有限公司 料带匀速卷绕机
WO2024060741A1 (zh) * 2022-09-23 2024-03-28 江苏时代新能源科技有限公司 切断装置及电池流水线生产设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN102347506A (zh) 2012-02-08
CN102347506B (zh) 2014-06-18
JP5183691B2 (ja) 2013-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5183691B2 (ja) 巻回素子の製造装置
JP5108917B2 (ja) 巻回素子の製造装置
KR102499324B1 (ko) 이차전지용 권취장치
JP5063736B2 (ja) 巻回素子の製造装置
JP2009193750A (ja) 非水系二次電池用極板群の製造方法およびそれを用いた非水系二次電池用極板群と非水系二次電池
JP2009199974A (ja) 非水系二次電池用電極群とそれを用いた二次電池
CN103891024A (zh) 具备螺旋电极体的电池及其制造方法
JP2014022102A (ja) 蓄電装置及び二次電池並びに電極の製造方法
JP6316789B2 (ja) 捲回装置
CN105261781A (zh) 一种电化学电池及其制备方法
CN101369647B (zh) 非水电解质二次电池
JP2007329059A (ja) 電極群の製造方法およびその製造装置
JP3794261B2 (ja) 渦巻状電極群巻回方法と装置およびそれを用いた電池
CN104009259A (zh) 用于二次电池的具有组装型芯轴的卷绕装置
JP7490619B2 (ja) 電池の製造方法
JP2009181832A (ja) 非水系二次電池用電極群の製造装置
CN109841907B (zh) 卷绕电极体的制造方法
JP2016110768A (ja) 捲回装置
JP7426358B2 (ja) 電池の製造方法
JP3336642B2 (ja) 渦巻型構造体の製造装置及び製造方法
JP7399913B2 (ja) 電池の製造方法
JP7426357B2 (ja) 電池の製造方法
JP7399914B2 (ja) 電池の製造方法
JP2000255847A (ja) 偏平型巻軸及び二次電池用極板巻取り装置
JP7015977B2 (ja) 蓄電デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5183691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3