JP2001056784A - 再生装置及び再生方法並びにプログラム格納媒体 - Google Patents

再生装置及び再生方法並びにプログラム格納媒体

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JP2001056784A
JP2001056784A JP11233168A JP23316899A JP2001056784A JP 2001056784 A JP2001056784 A JP 2001056784A JP 11233168 A JP11233168 A JP 11233168A JP 23316899 A JP23316899 A JP 23316899A JP 2001056784 A JP2001056784 A JP 2001056784A
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恵子 多田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、再生データに対して付加された再生
制限に関する再生制限情報の内容をユーザに対して分か
り易く通知すると共に、再生データに対する再生処理を
制限するようにする。 【解決手段】本発明は、フラッシュメモリ30に記憶さ
れている再生制限情報及び音楽データD1を有するディ
ジタル音楽コンテンツC1から再生制限情報を検出し、
当該検出した再生制限情報に基づいて再生制限に関する
所定の表示を行うと共に、音楽データD1の再生処理に
所定の制限を加えるようにしたことにより、音楽データ
D1に付加されている再生制限情報の内容を表示又は音
声によってユーザに認識させ得ると共に、音楽データD
1の再生処理を制限することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生装置及び再生方
法並びにプログラム格納媒体に関し、例えば電子音楽配
信サービスにおいて配信される再生制限付きのディジタ
ル音楽コンテンツを再生する場合に適用して好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットによるコンピュー
タネットワークを用いてディジタル音楽コンテンツを配
信するEMD(Electric Music Distribution) と呼ばれ
る電子音楽配信サービスが提案されている。
【0003】この種の電子音楽配信サービスにおいて
は、コンテンツの供給を行うEMDサーバからインター
ネットを介して家庭内のパーソナルコンピュータ(以
下、これをコンピュータ装置と呼ぶ)へディジタル音楽
コンテンツを配信する。家庭内のコンピュータ装置で
は、EMDサーバから配信されたディジタル音楽コンテ
ンツを内部のハードディスクにダウンロードし、これを
任意のタイミングで再生することにより、ユーザが何時
でも音楽を楽しめるようになされている。
【0004】このような電子音楽配信サービスでは、E
MDサーバからコンピュータ装置へダウンロードしたデ
ィジタル音楽コンテンツをあたかもCD(Compact Disc)
のように何時でも又何回でも再生し得る「買取」と呼ば
れる購入方法が存在する一方で、料金設定を安くしたサ
ービスとして再生可能期間又は再生可能回数の再生制限
を設けた「再生制限付」と呼ばれる新たな購入方法が存
在する。
【0005】また最近では、コンピュータ装置と接続
し、当該コンピュータ装置からディジタル音楽コンテン
ツをディジタルデータのままで光磁気ディスクやフラッ
シュメモリ等の記録媒体に記録し得る携帯型のディジタ
ル記録再生装置が普及しており、EMDサーバから配信
されたディジタル音楽コンテンツをコンピュータ装置か
ら転送してディジタルデータのままで記録媒体に記録す
ることが可能である。
【0006】従って、携帯型のディジタル記録再生装置
によって記録媒体に記録したディジタル音楽コンテンツ
を再生するとき、「買取」で購入したディジタル音楽コ
ンテンツの場合には何時でも又何回でも再生可能である
が、「再生制限付」で購入したディジタル音楽コンテン
ツの場合には再生可能期間内であるか又は再生可能回数
内であるかをユーザが常に気にしながら再生しなければ
ならなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
ディジタル記録再生装置においては、「再生制限付」で
購入したディジタル音楽コンテンツを再生する際に、再
生可能期間内であるか又は再生可能回数内であるかの利
用状況をユーザが常時気にする必要があるにも拘わら
ず、当該利用状況をユーザに対して通知する機能を有し
ておらず、このためユーザにとっては使い勝手が非常に
悪いという問題があった。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、再生データに対して付加された再生制限に関する再
生制限情報の内容をユーザに対して通知し得ると共に、
再生データの再生処理に制限を加え得る使い勝手の優れ
た再生装置及び再生方法並びにプログラム格納媒体を提
案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の記憶媒体に記録されている
再生制限情報及び再生データを有するコンテンツデータ
から再生制限情報を検出し、当該検出した再生制限情報
に基づいて再生制限に関する所定の表示を行うと共に、
再生データの再生処理に所定の制限を加えるようにした
ことにより、再生データに付加されている再生制限情報
の内容を表示によってユーザに認識させ得ると共に、再
生データの再生処理を制限することができる。
【0010】また本発明においては、所定の記憶媒体に
記録されている再生制限情報及び再生データを有するコ
ンテンツデータから上記再生制限情報を検出し、当該検
出した再生制限情報に基づいて再生制限に関する内容を
所定の音声信号により出力すると共に、再生データの再
生処理に所定の制限を加えるようにしたことにより、再
生データに付加されている再生制限情報の内容を音声に
よってユーザに認識させ得ると共に、再生データの再生
処理を制限することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0012】(1)概要 まず、電子音楽配信サービスによって配信されたディジ
タル音楽コンテンツの利用形態について説明する。図1
に示すように電子音楽配信サービスでは、EMD(Elect
ric Music Distribution) サーバ1からインターネット
2を介して配信されたディジタル音楽コンテンツC1
を、自宅に設置したコンピュータ装置3のハードディス
ク(図示せず)にダウンロードする。
【0013】このときユーザは、EMDサーバ1からデ
ィジタル音楽コンテンツC1を「再生制限付」で購入す
ることが可能であり、当該購入したディジタル音楽コン
テンツC1をコンピュータ装置3によって再生可能期間
又は再生可能回数の範囲内で再生することができる。
【0014】またコンピュータ装置3は、書き換え可能
な不揮発性の半導体フラッシュメモリを記憶媒体として
内蔵した携帯型のディジタル再生装置4とUSB(Unive
rsalSerial Bus)ケーブルを介して接続し得るようにな
されており、これによりディジタル音楽コンテンツC1
をディジタルデータのままディジタル再生装置4のフラ
ッシュメモリにアップロードし得るようになされてい
る。
【0015】これによりユーザは、コンピュータ装置3
のみならずディジタル再生装置4によってもディジタル
音楽コンテンツC1を再生可能期間又は再生可能回数の
範囲内で再生することができ、かくして高音質な音楽を
ヘッドフォン5を介して屋外でも気軽に楽しめるように
なされている。
【0016】実際上、図2(A)に示すように、EMD
サーバ1からコンピュータ装置3にダウンロードされた
「再生制限付」のディジタル音楽コンテンツC1は、ヘ
ッダH1と音楽データD1とが一体となって構成され、
当該ヘッダD1には再生可能期間又は再生可能回数等の
再生制限に関する種々の再生制限情報が格納されてい
る。
【0017】そしてコンピュータ装置3は、例えばユー
ザの操作に応じてディジタル音楽コンテンツC1を再生
したとき、ヘッダH1で管理している再生制限情報のう
ち実際に再生した再生回数の値をその都度増加して書き
換える。
【0018】ここでディジタル音楽コンテンツC1は、
再生されるときに必ずヘッダH1の再生制限情報が読み
取られた後に、音楽データD1が再生されるようになさ
れており、これによりコンピュータ装置3及びディジタ
ル再生装置4は、ヘッダH1で管理される再生制限情報
を有効に活用し、再生可能期間や再生可能回数を越えた
不正な再生処理を防止している。
【0019】続いて図2(B)に示すようにコンピュー
タ装置3は、ディジタル再生装置4とUSBケーブルを
介して接続され、ディジタル再生装置4に対してディジ
タル音楽コンテンツC1を転送する。
【0020】このとき、コンピュータ装置3は、ディジ
タル音楽コンテンツC1をディジタル再生装置4に転送
する一方で、内部のハードディスクには音楽データD1
だけをそのまま保持しておくようになされている。
【0021】これによりコンピュータ装置3は、再度デ
ィジタル音楽コンテンツC1を再生する場合に、ディジ
タル再生装置4からヘッダH1だけを転送してもらえば
済み、ディジタル音楽コンテンツC1全体のデータ転送
に係る手間や転送時間の短縮を図ることができる。
【0022】ディジタル再生装置4は、ユーザによる再
生操作に応じてディジタル音楽コンテンツC1を再生し
たとき、コンピュータ装置3のときと同様にヘッダH1
で管理している再生制限情報のうち再生回数の値を増加
して書き換える。すなわち、この段階でディジタル音楽
コンテンツC1は、ヘッダH1で管理している再生制限
情報のうち再生回数の値がコンピュータ装置3及びディ
ジタル再生装置4で再生された回数分だけ増加されて書
き換えられた状態にある。
【0023】最後に図2(C)に示すように、コンピュ
ータ装置3とディジタル再生装置4とをUSBケーブル
24で再度接続し、ディジタル再生装置4からコンピュ
ータ装置3へディジタル音楽コンテンツC1のヘッダH
1だけを転送する。この場合ディジタル再生装置4は、
音楽データD1を保持しているがヘッダH1を保持して
いないので、音楽データD1を再生することはできな
い。
【0024】そしてコンピュータ装置3は、ディジタル
音楽コンテンツC1のヘッダH1で管理されている再生
制限情報を再度読み取って、これまで再生された再生回
数を認識することにより、残された再生回数分だけ再生
することができる。
【0025】このようにコンピュータ装置3及びディジ
タル再生装置4は、「再生制限付」のディジタル音楽コ
ンテンツC1を再生する場合であっても、必ずヘッダH
1で管理している再生制限情報に基づいて再生可能期間
又は再生可能回数の範囲内でのみ再生し得るようになさ
れている。
【0026】(2)ディジタル再生装置の構成 (2−1)ディジタル再生装置の外観 図3に示すように、本発明における通知機能付き再生装
置としてのディジタル再生装置4は、ほぼ円筒形状の外
観で内部に不揮発性のフラッシュメモリでなる記録媒体
(図示せず)を収納した本体10を有し、当該本体10
の周側面に各種操作スイッチや操作ボタン及び液晶ディ
スプレイでなる表示部11が設けられて構成されてい
る。
【0027】ここで、ディジタル再生装置4の表示部1
1が設けられた側を正面として見た場合、本体10を軸
中心に45度ずつ回転したときのそれぞれの周側面につ
いて図4(A)〜(D)を用いて説明する。
【0028】図4(A)において、本体10の左側面に
は、音量の上限を固定するための音量上限固定スイッチ
12、各種操作スイッチの状態をロックするためのホー
ルドスイッチ13及びUSBケーブル(図示せず)を介
してコンピュータ装置3と接続するためのUSB端子1
4が設けられている。
【0029】また図4(B)において、本体10の正側
面には、表示部11、音量アップボタン15及び音量ダ
ウンボタン16が設けられると共に、端面10Aに再生
及び停止を行うための再生/停止ボタン17が設けられ
ている。
【0030】さらに図4(C)において、本体10の右
側面には、表示部11に表示されるメニュー内容を切り
換えるメニューボタン18、早戻しボタン19及び早送
りボタン20が設けられており、また図4(D)に示す
ように、本体10の背面には、クリップ21及びヘッド
フォン5(図1)を接続するためのヘッドフォン端子2
2が設けられている。
【0031】(2−2)ディジタル再生装置4の回路構
成 次に、このような外観を持つディジタル再生装置4の回
路構成について図5を用いて説明する。ディジタル再生
装置4は、USB端子14を介してコンピュータ装置3
とUSBケーブル24で接続された場合、当該コンピュ
ータ装置3から転送されたディジタル音楽コンテンツC
1をUSBコントローラ25から内部バス26を介して
CPU27へ送出する。
【0032】ここでディジタル音楽コンテンツC1は、
図6に示すようにヘッダH1と音楽データD1とからな
り、ヘッダH1には「ファイルID」、「ヘッダサイ
ズ」、「コンテンツキー」、「ファイルサイズ」、「コ
ーデックID」、「ファイル名」及び「ファイル情報」
が格納されていると共に、再生制限に関する再生制限情
報として「再生制限データ」、「再生開始日」、「再生
終了日」、「再生可能回数」、「再生回数」及び「音声
ファイル」が格納されている。
【0033】このヘッダH1においては、格納されてい
る情報をそれぞれ16進数表示した場合の一例を図7に
示し、この場合「ヘッダサイズ」が33バイトであり、
「ファイルサイズ」が33636138バイトであるこ
とを示している。また「コンテンツキー」は、音楽デー
タD1に対する暗号化を解くための暗号データであり、
実際上コンピュータ装置3及びディジタル再生装置4の
間でディジタル音楽コンテンツC1の授受が行われる際
に、共通のセッションキーでさらに暗号化された状態で
転送される。
【0034】「コーデックID」は、ディジタル再生装
置4でディジタル音楽コンテンツC1の音楽データD1
を再生する場合の伸長方式に対応したID番号であり、
ID番号「1」に対してはATRAC(Adaptive Transf
orm Acoustic Coding)3と呼ばれるデータ圧縮方法に応
じた伸長方式が割り当てられ、ID番号「0」に対して
はMP3(MPEG Audio Layer-3)と呼ばれるデータ圧縮方
法に応じた伸長方式が割り当てられている。
【0035】「ファイル名」は、例えばファイル「AB
CD.AAC」をASCII(American National Stand
ard Code for Information Interchange) コードに変換
したデータであり、また「ファイル情報」は、曲名、ア
ーティスト名、作詩家名及び作曲家名等をASCIIコ
ードに変換したデータである。
【0036】「再生制限データ」は、ディジタル再生装
置4で再生するディジタル音楽コンテンツC1に再生可
能回数や再生可能期間等の再生制限が付加されているか
否かを示すデータであり、再生可能回数に制限があると
きのみ「1」が割り当てられ、再生可能期間に制限があ
るときのみ「2」が割り当てられ、再生制限がないとき
には「0」が割り当てられている。
【0037】「再生開始日」及び「再生終了日」は、
「再生制限データ」が「2」であるときに、再生可能期
間の範囲を示すデータであり、「00040F」及び
「00070F」のデータによって、「2000年4月
15日」〜「2000年7月15日」が再生可能期間の
範囲であることを示している。
【0038】同様に「再生可能回数」及び「再生回数」
は、「再生制限データ」が「1」であるときに、再生し
得る再生可能回数と現時点での再生回数を示すデータで
あり、「14」及び「05」のデータによって、再生可
能回数が「20」回のうち現時点での再生回数が「5」
回であることを示している。
【0039】「音声ファイル」は、電子的な仕組みによ
って合成された電子音声で再生可能回数及び再生可能期
間等の再生制限情報の内容をユーザに対して通知する場
合に用いられるデータであり、例えば図8及び図9に示
すように「のこりさいせいかいすうは、……かいです」
と出力すべき電子音声に対応したデータと、残り回数の
数字(「1」〜「n」)を出力すべき電子音声に対応し
たデータとが記述されている。
【0040】従ってCPU27は、例えば音声通知モー
ドに設定されていた場合、「音声ファイル」のデータに
基づいて予め設定された電子音声を生成して出力するよ
うになされている。
【0041】ところでディジタル再生装置4は、コンピ
ュータ装置3からディジタル音楽コンテンツC1と共に
当該ディジタル音楽コンテンツC1の書込命令が転送さ
れており、CPU27がRAM(Random Access Memory)
29に書込命令を受け取ると、ROM(Read-Only Memor
y)28からRAM29に読み出したプログラムに従って
ディジタル音楽コンテンツC1をフラッシュメモリ30
に書き込む。
【0042】因みにディジタル再生装置4は、USBケ
ーブル24を介してコンピュータ装置3と接続される
と、音量上限固定スイッチ12、ホールドスイッチ1
3、音量アップボタン15、音量ダウンボタン16、再
生/停止ボタン17、メニューボタン18、早戻しボタ
ン19及び早送りボタン20による各種動作を実行しな
いようになされており、コンピュータ装置3からの制御
によってのみCPU27が動作してディジタル音楽コン
テンツC1をフラッシュメモリ30に書き込むようにな
されている。
【0043】フラッシュメモリ30には、所定の圧縮方
式でデータ圧縮された音楽データD1に対応した伸長方
式で再生するための再生用コードが予め格納されてい
る。
【0044】従ってディジタル再生装置4は、ユーザに
よる再生/停止ボタン17の押下操作に応じた再生命令
が操作キーコントローラ31を介してCPU27に与え
られると、当該CPU27によってディジタル音楽コン
テンツC1のヘッダH1から「コーデックID」を読み
取り、当該読み取った「コーデックID」に対応した再
生用コードと、ディジタル音楽コンテンツC1の音楽デ
ータD1とをフラッシュメモリ30からDSP(Digital
Signal Processor)32のRAM(図示せず)へ転送す
る。
【0045】DSP32は、フラッシュメモリ30から
転送された再生用コードに基づいて音楽データD1を伸
長して再生し、これをアンプ33に送出する。なおDS
P32は、音声通知モードのときCPU27の制御によ
り、フラッシュメモリ30から転送されたヘッダH1の
音声ファイルに基づいて、再生可能回数及び再生可能期
間等の再生制限情報に関する内容をユーザに対して通知
するための電子音声を生成した後、アンプ33に送出す
る。
【0046】アンプ33は、音楽データD1の再生デー
タや音声通知モードにおける電子音声を所定レベルに増
幅した後にヘッドフォン端子22からヘッドフォン5へ
出力することにより、当該ヘッドフォン5を介して再生
した音楽をユーザへ供給したり、電子音声によってディ
ジタル音楽コンテンツC1における再生制限情報の内容
をユーザに対して通知するようになされている。
【0047】またディジタル再生装置4は、EEPRO
M(Electrically Erasable Programmable Read-Only Me
mory) 34に、フラッシュメモリ30に書き込まれてい
るディジタル音楽コンテンツC1の全曲数、ディジタル
音楽コンテンツC1の各曲がそれぞれ格納されているブ
ロック位置、その他種々のメモリ蓄積情報が格納されて
いる。
【0048】またEEPROM34には、ヘッダH1の
再生可能期間の範囲を表す「再生開始日」及び「再生終
了日」や、「再生可能回数」及び「再生回数」等の再生
制限に関する制限情報の改ざんを防止するためのプログ
ラムが格納されており、不正な再生を未然に阻止し得る
ようになされている。
【0049】さらにディジタル再生装置4は、コンピュ
ータ装置3からディジタル音楽コンテンツC1をフラッ
シュメモリ30にダウンロードした状態で、ユーザによ
って再生/停止ボタン17が押下されると、ROM28
に格納されている再生制限処理及び再生制限内容表示プ
ログラムに基づいてCPU27によりヘッダH1の「再
生制限データ」を読み出した後、ディジタル音楽コンテ
ンツC1の音楽データD1を再生するようになされてい
る。
【0050】このときCPU27は、読み取った「再生
制限データ」の値に基づいてディジタル音楽コンテンツ
C1に再生可能期間の制限が付加されたものであると判
別した場合、RTC(Real Time Clock) 回路36から供
給される時刻情報に基づいてヘッダH1の「再生開始
日」及び「再生終了日」から再生可能な残り日数を算出
し、LCD(Liquid Crystal Display)コントローラ35
を介して算出結果を「○月△日まで再生可能です」のコ
メントとして表示部11に表示するようになされてい
る。
【0051】因みにCPU27は、「再生終了日」を過
ぎていて再生可能な残り日数が存在しない場合、LCD
コントローラ35を介して「再生可能期間を過ぎている
ので再生できません」のコメントを表示部11に表示す
るようになされている。
【0052】これに対してCPU27は、ヘッダH1か
ら読み取った「再生制限データ」の値に基づいてディジ
タル音楽コンテンツC1に再生可能回数の制限が付加さ
れたものであると判別した場合、再生/停止ボタン17
が押下に応じてヘッダH1の「再生回数」を増加し、
「再生可能回数」と、当該再生可能回数うち現時点にお
ける「再生回数」をLCDコントローラ35を介して表
示部11に表示するようになされている。
【0053】またCPU27は、ユーザによる再生/停
止ボタン17の押下に係わらず、RTC(Real Time Clo
ck) 回路36から供給される時刻情報に基づいて日付の
変わったことを認識すると、再生可能な残りの日数を再
度算出し直して「○月×日まで再生可能です」のコメン
トの日付を更新した後、表示部11に表示するようにな
されている。
【0054】実際上、図10に示すように表示部11に
は、再生制限表示エリア39が設けられており、CPU
27の制御によって再生制限表示エリア39に再生制限
情報の具体的な内容を表す「再生回数/再生可能回数」
又は「○月×日まで再生可能です」のコメントが表示さ
れるようになされている。
【0055】すなわち表示部11では、ディジタル音楽
コンテンツC1に再生可能回数の制限が付加されていた
場合、再生制限表示エリア39に「再生回数/再生可能
回数」を表示し、ディジタル音楽コンテンツC1に再生
可能期間の制限が付加されていた場合、再生制限表示エ
リア39に「○月×日まで再生可能です」のコメントを
表示することにより、「再生制限付」で購入されたディ
ジタル音楽コンテンツC1の再生制限情報の内容をユー
ザに対して通知し得るようになされている。
【0056】これに対してディジタル再生装置4は、ユ
ーザによって音声通知モードが選択されていた場合、再
生制限表示エリア39の表示内容とほぼ同一内容の電子
音声をCPU27の制御によって音声ファイルを基に生
成し、これをヘッドフォン5を介してユーザに通知す
る。
【0057】なお表示部11は、再生制限表示エリア3
9の他にモード表示部40、イコライザ調整用のサウン
ド切換表示部41、曲番号表示部42、再生時間表示部
43、再生、停止、早送り、早戻しを表す処理状態表示
部44、7段階の音量表示部45及び3段階の電池残量
表示部46が設けられている。
【0058】モード表示部40は、ユーザにより本体1
0のメニューボタン18が押下された状態で早送りボタ
ン20が押下されると、CPU27の制御により「MO
DE1」〜「MODE4」まで順番に切り換わる。ここ
で「MODE1」は「1曲のみ再生」を意味し、「MO
DE2」は「1曲のみリピート再生」を意味し、「MO
DE3」は「シャッフルした順番のリピート再生」を意
味し、「MODE4」は「順番通りの全曲リピート再
生」を意味している。
【0059】またサウンド切換表示部41は、ユーザに
より本体10の早戻しボタン19が押下されると、CP
U27の制御により「Sound1」〜「Sound3」まで順番に
切り換わる。ここで「Sound1」は、再生音の低音域が強
調されることを示し、「Sound2」は再生音の中音域が強
調されることを示し、「Sound3」は再生音の高音域が強
調されることを示している。
【0060】(3)ディジタル音楽コンテンツC1の再
生制限処理手順 次に、ディジタル再生装置4において「再生制限付」の
ディジタル音楽コンテンツC1を再生する場合に、再生
制限情報の内容をユーザに対して通知すると共に、再生
制限情報の内容に応じた再生回数制限処理及び再生期間
制限処理を実行する再生制限処理手順について、図11
のフローチャートを用いて説明する。
【0061】ディジタル再生装置4のCPU27は、ル
ーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1
に移る。ステップSP1においてCPU27は、ディジ
タル音楽コンテンツC1を再生していない停止状態で再
生/停止ボタン17がユーザによって押下されたか否か
を判定する。
【0062】ここで否定結果が得られると、このことは
再生/停止ボタン17が押下されていないことを表して
おり、このときCPU27は再生/停止ボタン17が押
下されるまで待ち受ける。これに対してステップSP1
で肯定結果が得られると、このことは再生/停止ボタン
17が押下されたことを表しており、このときCPU2
7は次のステップSP2に移る。
【0063】ステップSP2においてCPU27は、ユ
ーザが再生を希望するディジタル音楽コンテンツC1の
ヘッダH1から再生制限情報を読み取り、再生可能期間
又は再生可能回数の制限が付加されているか否かを判定
する。ここで否定結果が得られると、このことは「再生
制限データ」が「0」すなわち再生制限が何ら付加され
ていないことを表しており、このときCPU27は次の
ステップSP3に移る。
【0064】ステップSP3においてCPU27は、デ
ィジタル音楽コンテンツC1が再生制限の付加されてい
ない「買取」で購入されたものであるので、当該ディジ
タル音楽コンテンツC1の音楽データD1をDSP32
で再生し、次のステップSP5に移る。
【0065】これに対してステップSP2で肯定結果が
得られると、このことは再生すべきディジタル音楽コン
テンツC1に再生制限が付加されているので「再生制限
付」で購入されたディジタル音楽コンテンツC1である
ことを表しており、このときCPU27は次のステップ
SP4に移る。
【0066】ステップSP4においてCPU27は、デ
ィジタル音楽コンテンツC1に付加されている再生制限
が再生可能回数であるか否かを判定する。ここで肯定結
果が得られると、このことはディジタル音楽コンテンツ
C1に再生可能回数の制限が付加されていることを表し
ており、このときCPU27は次のサブルーチンRT2
における再生回数制限処理に移る。
【0067】図12に示すようにCPU27は、サブル
ーチンRT2の再生回数制限処理に入ると次のステップ
SP11に移る。ステップSP11においてCPU27
は、ヘッダH1の再生制限情報のうち「再生可能回数」
及び「再生回数」を読み取り、現時点の「再生回数」が
「再生可能回数」に達しているか否かを判定する。
【0068】ここで肯定結果が得られると、このことは
現時点の「再生回数」が既に「再生可能回数」に達して
おり、再生を制限する必要があることを表しており、こ
のときCPU27は音楽データD1の再生処理を実行す
ることなく、次のステップSP13に移ってルーチンR
T1の再生制限処理手順に戻る。
【0069】これに対してステップSP11で否定結果
が得られると、このことは現時点の「再生回数」が未だ
「再生可能回数」には達しておらず、再生を制限する必
要がないことを表しており、このときCPU27は次の
ステップSP14に移る。
【0070】ステップSP14においてCPU27は、
再生/停止ボタン17の押下操作に基づいてヘッダH1
の「再生回数」を増加して書き換え、次のステップSP
15に移る。
【0071】ステップSP15においてCPU27は、
表示部11における再生制限表示エリア39の「再生回
数/再生可能回数」の表示を更新し、次のステップSP
16に移る。
【0072】ステップSP16においてCPU27は、
ディジタル音楽コンテンツC1の音楽データD1の再生
処理をDSP32で実行した後、次のステップSP13
に移ってルーチンRT1の再生制限処理手順に戻る。
【0073】一方、ルーチンRT1のステップSP4に
おいて否定結果が得られると、このことはディジタル音
楽コンテンツC1に再生可能期間の制限が付加されてい
ることを表しており、このときCPU27は次のサブル
ーチンRT3における再生期間制限処理に移る。
【0074】図13に示すようにCPU27は、サブル
ーチンRT3の再生期間制限処理に入ると次のステップ
SP21に移る。ステップSP21においてCPU27
は、ヘッダH1の再生制限情報のうち「再生開始日」及
び「再生終了日」を読み取り、再生可能な残りの日数を
算出し、次のステップSP22に移る。
【0075】ステップSP22においてCPU27は、
RTC回路36から供給される時刻情報に基づいて現時
点が「再生終了日」を経過しているか否かを判定する。
ここで肯定結果が得られると、このことは現時点で再生
可能期間の「再生終了日」を既に経過しているので再生
を制限する必要があることを表しており、このときCP
U27は次のステップSP23に移る。
【0076】ステップSP23においてCPU27は、
LCDコントローラ35を介して「再生可能期間を過ぎ
ているので再生できません」のコメントを表示部11の
再生制限表示エリア39に表示し、次のステップSP2
4に移る。
【0077】ステップSP24においてCPU27は、
ディジタル音楽コンテンツC1の音楽データD1をDS
P32で再生処理することなく、次のステップSP25
に移ってルーチンRT1の再生制限処理手順に戻る。
【0078】これに対してステップSP22で否定結果
が得られると、このことは現時点では未だ再生可能期間
の「再生終了日」を経過していないことを表しており、
このときCPU27は次のステップSP26に移る。
【0079】ステップSP26においてCPU27は、
現時点が再生可能期間の「再生終了日」以前なのでLC
Dコントローラ35を介して「○月△日まで再生可能で
す」のコメントを表示部11の再生制限表示エリア39
に表示し、次のステップSP27に移る。
【0080】ステップSP27においてCPU27は、
ディジタル音楽コンテンツC1の音楽データD1の再生
処理をDSP32で実行した後、次のステップSP25
に移ってルーチンRT1の再生制限処理手順に戻る。
【0081】ルーチンRT1のステップSP5において
CPU27は、ディジタル音楽コンテンツC1の音楽デ
ータD1の再生処理を実行中に、再生/停止ボタン17
が押下されたか否かを判定する。
【0082】ここで否定結果が得られると、このことは
音楽データD1の再生処理中に再生/停止ボタン17が
押下されていないことを表しており、このときCPU2
7は1曲が終了するまで再生処理を続行した後、上述の
ステップSP2に戻って次のディジタル音楽コンテンツ
C1に再生制限が付加されているか否かの判別を再度実
行し、以下同一の処理を繰り返す。
【0083】これに対してステップSP5で肯定結果が
得られると、このことは音楽データD1の再生処理中に
再生/停止ボタン17が押下されたことを表しており、
このときCPU27は音楽データD1の再生処理を停止
した後、ステップSP1に戻って上述の処理を繰り返
し、再生制限処理手順の説明を終了する。
【0084】(4)本実施の形態における動作及び効果 以上の構成において、ディジタル再生装置4はフラッシ
ュメモリ30にダウンロードしたディジタル音楽コンテ
ンツC1を再生する場合、再生制限処理及び再生制限内
容表示プログラムに基づいてCPU27によりヘッダH
1の「再生制限データ」を読み出し、当該「再生制限デ
ータ」に基づいて再生可能期間又は再生可能回数の再生
制限が付加されているか否かを判別する。
【0085】そしてディジタル再生装置4は、再生すべ
きディジタル音楽コンテンツC1に再生可能期間又は再
生可能回数の再生制限が付加されていた場合、再生可能
期間又は再生可能回数の範囲内で再生可能であること
や、再生可能期間又は再生可能回数の範囲を越えており
再生不能であることを、表示部11による表示出力又は
ヘッドフォン5による電子音声出力を介してユーザに通
知する。
【0086】これによりユーザは、ディジタル再生装置
4の表示部11又はヘッドフォン5を介して、再生すべ
きディジタル音楽コンテンツC1を現時点で再生可能で
あるか再生不能であるかを認識することができ、再生可
能期間や再生可能回数を記憶しておく必要が無くなる。
【0087】またディジタル再生装置4は、再生すべき
ディジタル音楽コンテンツC1の再生可能期間又は再生
可能回数の範囲を越えていた場合、再生不能である旨を
ユーザに対して通知すると共に、CPU27によって音
楽データD1の再生処理を実行しないように制御する。
【0088】このときディジタル再生装置4は、EEP
ROM34に格納されているプログラムを用いて再生制
限情報の改ざんを防止するようにしたことにより、再生
可能期間又は再生可能回数の範囲を越えてディジタル音
楽コンテンツC1の再生処理が行われることを確実に防
止して、著作権保護に対するセキュリティを向上させる
ことができる。
【0089】さらにディジタル再生装置4は、ディジタ
ル音楽コンテンツC1のヘッダH1に格納された再生制
限情報を読み出し、当該再生制限情報の内容を表示部1
1の再生制限表示エリア39に表示してユーザに通知す
るようにしたことにより、ヘッダH1に格納された再生
制限情報の内容が大きく変わった場合でも、ハードウェ
ア構成を換えることなく再生制限情報を読み出すだけで
ユーザに対して通知することができる。
【0090】以上の構成によれば、ディジタル再生装置
4はフラッシュメモリ30に記録されたディジタル音楽
コンテンツC1のヘッダH1から再生制限情報を読み出
し、再生制限が付加されているときに再生可能期間又は
再生可能回数の範囲内であるか否かを表示部11の再生
制限表示エリア39に表示すると共に、再生可能期間又
は再生可能回数の範囲を越えていた場合には音楽データ
D1の再生処理を実行しないように制限したことによ
り、ユーザに対して再生可能期間又は再生可能回数を気
にさせたり又は記憶させることなく、再生可能か再生不
能であるかを容易に認識させることができ、かくしてユ
ーザの使い勝手を向上させることができる。
【0091】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、現時点が再生可能期
間の範囲内であるときに「○月△日まで再生可能です」
と表示するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、現時点が再生可能期間の「再生開始日」
以前であるときには「○月△日から再生可能です」と表
示するようにしても良い。
【0092】また上述の実施の形態においては、ディジ
タル再生装置4の再生/停止ボタン17が押下されたと
き、ヘッダH1の再生制限情報を読み出してその内容を
表示部11の再生制限表示エリア39に表示するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、デ
ィジタル再生装置4の電源が投入された時点でヘッダH
1の再生制限情報を読み出してその内容を表示部11の
再生制限表示エリア39に表示するようにしても良い。
【0093】さらに上述の実施の形態においては、再生
制限情報の付加されたデータとしてディジタル音楽コン
テンツC1に適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ゲームプログラム等の他の
種々のカテゴリのデータに適用するようにしても良い。
【0094】さらに上述の実施の形態においては、予め
フラッシュメモリ30を内蔵したディジタル再生装置4
を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、取り外し可能な光磁気ディスクやメモリス
ティック(商標)と呼ばれるフラッシュメモリを記録媒
体として用いたディジタル再生装置を用いるようにして
も良い。この場合、コンピュータ装置3とディジタル再
生装置とを接続することなく、記録媒体を移動して装填
するだけでコンピュータ装置3及びディジタル再生装置
の双方でヘッダH1における再生制限情報の管理を行う
ことができる。
【0095】さらに上述の実施の形態においては、表示
部11の再生制限表示エリア39に「再生制限付」で購
入したディジタル音楽コンテンツC1の再生制限情報の
内容を「再生回数/再生可能回数」の比で表示するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えば図14に示すようにバー全体の長さを再生可能回
数とし、そのうち再生回数に相当する部分を点灯表示す
ることによりユーザに通知したり、図15に示すように
円全体を再生可能回数とし、そのうち再生回数に相当す
る割合の面積を三日月から満月になるように表示するこ
とによりユーザに通知したり、図16に示すように円全
体を再生可能回数とし、そのうち再生回数に相当する割
合の面積を円グラフ状に黒く表示することによりユーザ
に通知するようにしてもよく、他の種々の表示方法を用
いるようにしても良い。
【0096】さらに上述の実施の形態においては、表示
部11の再生制限表示エリア39に「再生制限付」で購
入したディジタル音楽コンテンツC1の再生制限情報の
内容を「○月×日まで再生可能です。」のコメントとし
て表示するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、「再生回数/再生可能回数」の比で表示
したように「再生可能残り日数/再生可能期間」の比で
表示するようにしても良い。
【0097】さらに上述の実施の形態においては、再生
可能期間又は再生可能回数のいずれか一方だけを表示部
11に再生制限表示エリア39に表示するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、「再生制
限付」で購入されたディジタル音楽コンテンツC1に再
生可能期間及び再生可能回数の双方が再生制限として付
加されていた場合に、表示部11の再生制限表示エリア
39に「再生回数/再生可能回数」と「○月×日まで再
生可能です」のコメントとを両方表示するようにしても
良いさらに上述の実施の形態においては、再生可能期間
及び再生可能回数の範囲を越えていたとき音楽データD
1の再生処理を中止するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、音楽データD1を高音質な
ディジタルデータのまま再生するのでなければ、音質を
落として再生したり、最初の30秒間だけ再生する等の
制限を付けた状態で再生処理を実行するようにしても良
い。
【0098】さらに上述の実施の形態においては、プロ
グラム格納媒体としてのROM28に予め格納された再
生制限処理及び再生制限内容表示プログラムに基づいて
CPU27により再生制限情報の内容を再生制限表示エ
リア39に表示すると共に、再生可能期間及び再生可能
回数の範囲を越えた音楽データD1の再生処理を制限す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、再生制限処理及び再生制限内容表示プログラムが
格納されたプログラム格納媒体としては、例えばフロッ
ピーディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only
Memory) 、DVD(Digital Video Disc)等のパッケージ
メディアのみならず、再生制限及び表示プログラムが一
時的もしくは永続的に格納される半導体メモリや磁気デ
ィスク等で実現するようにしても良い。また、これらの
プログラム格納媒体に再生制限処理及び再生制限内容表
示プログラムを格納する手段としては、ローカルエリア
ネットワークやインターネット、ディジタル衛星放送等
の有線及び無線通信媒体を利用しても良く、ルータやモ
デム等の各種通信インターフェースを介在させて格納す
るようにしても良い。
【0099】さらに上述の実施の形態においては、再生
装置としてのディジタル再生装置4を、再生制限情報検
出手段としてのCPU27、再生手段としてのDSP3
2、表示手段としてのCPU27、LCDコントローラ
35、表示部11によって構成するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の再生
制限情報検出手段、再生手段及び表示手段によって再生
装置を構成するようにしても良い。
【0100】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定の記
憶媒体に記録されている再生制限情報及び再生データを
有するコンテンツデータから再生制限情報を検出し、当
該検出した再生制限情報に基づいて再生制限に関する所
定の表示を行うと共に、再生データの再生処理に所定の
制限を加えるようにしたことにより、再生データに付加
されている再生制限情報の内容を表示によってユーザに
認識させ得ると共に、再生データの再生処理を制限する
ことができ、かくして再生データに対して付加された再
生制限に関する再生制限情報の内容をユーザに対して通
知し得ると共に、再生データの再生処理に制限を加え得
る使い勝手の優れた再生装置及び再生方法並びにプログ
ラム格納媒体を実現することができる。
【0101】また本発明によれば、所定の記憶媒体に記
録されている再生制限情報及び再生データを有するコン
テンツデータから上記再生制限情報を検出し、当該検出
した再生制限情報に基づいて再生制限に関する内容を所
定の音声信号により出力すると共に、再生データの再生
処理に所定の制限を加えるようにしたことにより、再生
データに付加されている再生制限情報の内容を音声によ
ってユーザに認識させ得ると共に、再生データの再生処
理を制限することができ、かくして再生データに対して
付加された再生制限に関する再生制限情報の内容をユー
ザに対して通知し得ると共に、再生データの再生処理に
制限を加え得る使い勝手の優れた再生装置及び再生方法
並びにプログラム格納媒体を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル音楽コンテンツの利用形態の説明に
供するブロツク図である。
【図2】ディジタル音楽コンテンツのデータの流れを示
す略線図である。
【図3】本実施の形態におけるディジタル再生装置の外
観を示す略線的斜視図である。
【図4】ディジタル再生装置の周側面を示す側面図であ
る。
【図5】ディジタル再生装置の回路構成を示すブロツク
図である。
【図6】ディジタル音楽コンテンツのデータ構造を示す
略線図である。
【図7】ヘッダのデータ構造を示す略線図である。
【図8】音声ファイルのデータ内容(1)を示す略線図
である。
【図9】音声ファイルのデータ内容(2)を示す略線図
である。
【図10】表示部の表示内容を示す略線図である。
【図11】再生制限処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】再生回数制限処理手順を示すフローチャート
である。
【図13】再生期間制限処理手順を示すフローチャート
である。
【図14】他の実施の形態における再生制限表示エリア
の表示内容(1)を示す略線図である。
【図15】他の実施の形態における再生制限表示エリア
の表示内容(2)を示す略線図である。
【図16】他の実施の形態における再生制限表示エリア
の表示内容(3)を示す略線図である。
【符号の説明】
3……コンピュータ装置、4……ディジタル再生装置、
10……本体、11……表示部、27……CPU、28
……ROM、29……RAM、30……フラッシュメモ
リ、32……DSP、34……EEPROM、35……
LCDコントローラ、36……RTC、39……再生制
限表示エリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 321 G11B 20/10 321Z Fターム(参考) 5B017 AA06 BA07 BB02 BB10 CA07 CA12 CA15 CA16 5B076 FB17 FB18 5B082 AA01 EA09 EA10 EA12 GA01 GA02 GC03 GC05 5D044 AB05 DE42 DE50 FG18 GK12 HL01 HL04 HL11

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の記憶媒体に記憶されている再生制限
    情報及び再生データを有するコンテンツデータから上記
    再生制限情報を検出する再生制限情報検出手段と、 上記再生データを再生する再生手段と、 上記再生制限情報検出手段により検出された上記再生制
    限情報に基づいて再生制限に関する所定の表示を行う表
    示手段とを具え、 上記再生手段は、上記再生制限情報検出手段により検出
    された上記再生制限情報に基づいて上記再生データの再
    生処理に所定の制限を加えることを特徴とする再生装
    置。
  2. 【請求項2】上記表示手段は、上記再生制限情報に基づ
    いて再生回数と再生可能回数との比を示す表示を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】上記表示手段は、上記再生制限情報に基づ
    いて再生可能な残り日数と再生可能期間との比を示す表
    示を行うことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】上記再生手段は、上記再生制限情報に基づ
    いて上記再生データの再生を中止する制限を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】上記再生手段は、上記再生制限情報に基づ
    いて上記再生データを所定時間のみ再生する制限を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  6. 【請求項6】所定の記憶媒体に記憶されている再生制限
    情報及び再生データを有するコンテンツデータから上記
    再生制限情報を検出する再生制限情報検出手段と、 上記再生データを再生する再生手段と、 上記再生制限情報検出手段により検出された上記再生制
    限情報に基づいて再生制限に関する内容を所定の音声信
    号により出力する音声信号出力手段とを具え、 上記再生手段は、上記再生制限情報検出手段により検出
    された上記再生制限情報に基づいて上記再生データの再
    生処理に所定の制限を加えることを特徴とする再生装
    置。
  7. 【請求項7】上記音声信号出力手段は、上記再生制限情
    報に基づいて残り再生回数を音声信号で出力することを
    特徴とする請求項6に記載の再生装置。
  8. 【請求項8】上記音声信号出力手段は、上記再生制限情
    報に基づいて再生可能な残り日数を音声信号で出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載の再生装置。
  9. 【請求項9】上記再生手段は、上記再生制限情報に基づ
    いて上記再生データの再生を中止する制限を行うことを
    特徴とする請求項6に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】上記再生手段は、上記再生制限情報に基
    づいて上記再生データを所定時間のみ再生する制限を行
    うことを特徴とする請求項6に記載の再生装置。
  11. 【請求項11】所定の記憶媒体に記憶されている再生制
    限情報及び再生データを有するコンテンツデータから上
    記再生制限情報を検出する再生制限情報検出ステップ
    と、 上記再生データを再生する再生ステップと、 上記再生制限情報検出手段により検出された上記再生制
    限情報に基づいて再生制限に関する所定の表示を行う表
    示ステップとを具え、 上記再生ステップは、上記再生制限情報検出ステップで
    検出された上記再生制限情報に基づいて上記再生データ
    の再生処理に所定の制限を加えることを特徴とする再生
    方法。
  12. 【請求項12】所定の記憶媒体に記憶されている再生制
    限情報及び再生データを有するコンテンツデータから上
    記再生制限情報を検出する再生制限情報検出ステップ
    と、 上記再生データを再生する再生ステップと、 上記再生制限情報検出手段により検出された上記再生制
    限情報に基づいて再生制限に関する内容を所定の音声信
    号により出力する音声信号出力ステップとを具え、 上記再生ステップは、上記再生制限情報検出ステップで
    検出された上記再生制限情報に基づいて上記再生データ
    の再生処理に所定の制限を加えることを特徴とする再生
    方法。
  13. 【請求項13】所定の記憶媒体に記憶されている再生制
    限情報及び再生データを有するコンテンツデータから上
    記再生制限情報を検出する再生制限情報検出ステップ
    と、 上記再生データを再生する再生ステップと、 上記再生制限情報検出手段により検出された上記再生制
    限情報に基づいて再生制限に関する所定の表示を行う表
    示ステップとを具え、 上記再生ステップは、上記再生制限情報検出ステップで
    検出された上記再生制限情報に基づいて上記再生データ
    の再生処理に所定の制限を加えることを特徴とするプロ
    グラムを再生装置に実行させるプログラム格納媒体。
  14. 【請求項14】所定の記憶媒体に記憶されている再生制
    限情報及び再生データを有するコンテンツデータから上
    記再生制限情報を検出する再生制限情報検出ステップ
    と、 上記再生データを再生する再生ステップと、 上記再生制限情報検出手段により検出された上記再生制
    限情報に基づいて再生制限に関する内容を所定の音声信
    号により出力する音声信号出力ステップとを具え、 上記再生ステップは、上記再生制限情報検出ステップで
    検出された上記再生制限情報に基づいて上記再生データ
    の再生処理に所定の制限を加えることを特徴とするプロ
    グラムを再生装置に実行させるプログラム格納媒体。
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