JP2001202094A - 再生装置、再生方法及び再生システム - Google Patents

再生装置、再生方法及び再生システム

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JP2001202094A
JP2001202094A JP2000314521A JP2000314521A JP2001202094A JP 2001202094 A JP2001202094 A JP 2001202094A JP 2000314521 A JP2000314521 A JP 2000314521A JP 2000314521 A JP2000314521 A JP 2000314521A JP 2001202094 A JP2001202094 A JP 2001202094A
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JP2000314521A
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English (en)
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Yoshiaki Ukita
義敬 宇喜多
Kenji Irie
健志 入江
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の音声コーデックに対応するマルチコー
デック対応のオーディオシステムを安価に実現する。 【解決手段】 CPU27により、DSP32内蔵のR
AM32Bに記憶されている音声コーデックプログラム
が、当該DSP32によりデコードする音楽情報に対応
するものであるか否かを判定し、対応しない場合には、
フラッシュメモリ30から上記音楽情報に対応する音声
コーデックプログラムを上記DSP32内蔵のRAM3
2Bに複写して、上記DSP32によりソフトウエアに
よる音声コーデックを実行させる制御を行い、上記DS
P32内蔵のRAM32B上の音声コーデックプログラ
ムを書き換えて複数の音楽フォーマットの音楽情報を再
生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる圧縮方式で
圧縮されたデータが混在して記録された記録媒体からデ
ータを読み出してデコードして再生するときに、デコー
ドに必要とするデコードのためのプログラムを、上記プ
ログラムが記録されている場所に応じて取得するように
した再生装置、再生方法及び再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年コンピュータの性能や処理速度の向
上、オーディオデータの圧縮技術及びインターネットの
普及により、インターネット上でディジタル音楽コンテ
ンツを配信するEMD(Electric Music Distribution
)と呼ばれる電子音楽配信サービスが行われるように
なってきた。
【0003】この種の電子音楽配信サービスにおいて
は、コンテンツの供給を行うEMDサーバからインター
ネットを介して家庭内のパーソナルコンピュータ別名と
してコンピュータ装置へディジタル音楽コンテンツを配
信する。家庭内のコンピュータ装置では、EMDサーバ
から配信されたディジタル音楽コンテンツを内部のハー
ドディスクにダウンロードし、これを任意のタイミング
で再生することにより、ユーザが何時でも音楽を楽しめ
るよるになされている。
【0004】上記オーディオデータの圧縮技術として
は、国際標準化機構(ISO:International Organization
for Standardization)のワーキンググループ(MPEG:Movi
ng Picture Experts Group)が制定したオーディオ圧縮
規格(MP3:MPEG-1 Audio Layer3)やソニー株式会社によ
り開発されたオーディオ圧縮方式であるATRAC3方
式、NTT日本電信電話株式会社により開発されたオー
ディオ圧縮方式であるTwin VQ(Transform-domain
Weighted Interleave Vector Quantization)方式など
が知られている。これらのオーディオ圧縮方式では、元
のオーディオデータを1/10以下に圧縮することがで
きる。上記MP3やATRAC3、TwinVQ など
で圧縮するオーディオデータは、音楽用CDに用いられ
ているPCMデータ(CD−DA)やWindows 標準のWA
VEデータである。このような音楽データは、コンピュ
ータ上で専用のエンコーダソフトにより圧縮変換され、
例えばCD1枚分のオーディオデータが約1/10の約
64MBに圧縮される。
【0005】また最近では、コンピュータ装置と接続
し、当該コンピュータ装置からディジタル音楽コンテン
ツをディジタルデータのままで光磁気ディスクやフラッ
シュメモリ等の記録媒体に記録する機能を備えた携帯型
のオーディオプレーヤが普及しており、EMDサーバか
ら配信されたディジタル音楽コンテンツをコンピュータ
装置から転送してディジタルデータのままで記録媒体に
記録することが可能である。例えば、フラッシュメモリ
に記憶されたMP3データを専用デコーダでデコードし
てオーディオに戻し、イヤーレシーバで聴くことができ
るようにした可搬型のMP3プレーヤなどが市販されて
いる。
【0006】上記MP3プレーヤは、フラッシュメモリ
とMP3デコーダを内蔵しており、コンピュータで圧縮
されたMP3データをシリアル又はパラレルポートを用
いてメモリに蓄え、再生時にはそのMP3データを回路
上でデコードしたオーディオデータをD/A変換してオ
ーディオ出力とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タ装置からディジタル音楽コンテンツをディジタルデー
タのままで記録媒体に記録する機能を備えた携帯型のオ
ーディオプレーヤは、特定のオーディオ圧縮方式に対応
するものであって、例えばMP3プレーヤでは、MP3
データを専用デコーダによりデコードしてオーディオに
戻すので、MP3以外の他のオーディオ圧縮方式のディ
ジタル音楽コンテンツを取り扱うことはできない。
【0008】今日、様々なオーディオ圧縮方式が提案さ
れており、各種オーディオ圧縮方式に個別に対応するオ
ーディオプレーヤを所有することは、ユーザにとって不
便であることから、複数のオーディオ圧縮方式に1台で
対応できるマルチフォーマット対応の携帯型のオーディ
オプレーヤの出現が望まれている。
【0009】そこで、本発明の目的は、複数のオーディ
オコーデックに対応するマルチコーデック対応のオーデ
ィオシステムを安価に実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の異なる
圧縮方式で圧縮が施された主データが混在して記録され
るとともに上記各々の主データの圧縮方式を識別するた
めの副データが上記各々の主データに関係付けられて記
録された記録媒体から上記主データを読み出してデコー
ドして再生する再生装置であって、上記記録媒体から所
定の上記主データと上記主データに関係付けられた副デ
ータとを読み出す読み出し手段と、上記読み出し手段に
て読み出された副データから上記主データの圧縮方式を
識別する識別手段と、上記主データの圧縮方式毎にデコ
ードに必要なデコードデータが複数記憶されている記憶
手段と、上記識別手段の識別結果に基づいて上記記憶手
段から上記主データのデコードをするためのデコードデ
ータを選択する選択手段と、上記デコードデータによっ
て設定されるデコード方式に基づいて上記読み出し手段
にて読み出される圧縮された主データをデコードするデ
コード手段と、上記識別手段にて識別された上記読み出
し手段にて読み出される主データの圧縮方式と上記デコ
ード手段が設定されているデコード方式とに基づいて上
記デコード手段の設定が必要と判断される場合に、上記
選択手段にて選択されたデコードデータを上記デコード
手段に送って上記デコード手段のデコード方式を設定す
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また、本発明は、複数の異なる圧縮方式で
圧縮された主データと上記主データの圧縮方式を識別す
るための副データとが関連付けられて混在して記録され
た記録媒体から上記主データを読み出して、設定された
デコード方式に応じてデコードを行うデコード手段にて
上記主データをデコードして再生する再生方法であっ
て、上記記録媒体から再生される主データをユーザーの
操作に基づいて特定するステップと、上記記録媒体から
上記特定された主データの圧縮方式を識別するための副
データを読み出すステップと、上記読み出された副デー
タに基づいて識別される上記主データの圧縮方式と上記
デコード手段に設定されているデコード方式とに基づい
て上記主データをデコードするためのデコードデータを
上記デコード手段に送るか否かを判断するステップと、
上記判断するステップにて上記デコードデータを上記デ
コード手段に送るように判断された場合に、上記記録媒
体から上記副データに基づいて上記デコード手段に送る
デコードデータを選択して読み出すステップと、上記デ
コードデータを選択して読み出すステップにて読み出さ
れたデコードデータを、上記デコード手段に送り上記主
データをデコードするためのデコード方式に上記デコー
ド手段を設定するステップと、上記記録媒体から上記主
データを読み出して上記デコード手段へ送ってデコード
するステップとを有することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明は、複数の異なる圧縮方式
で圧縮が施された主データが混在して記録されるととも
に上記各々の主データの圧縮方式を識別するための副デ
ータが上記各々の主データに関係付けられて記録された
記録媒体から上記主データを読み出してデコードして再
生する再生システムであって、再生部と上記再生部と所
定の通信路を介して接続される制御部とからなり、上記
再生部は、上記記録媒体から所定の上記主データと上記
主データに関係付けられた副データとを読み出す読み出
し手段と、上記読み出し手段にて読み出された副データ
から上記主データの圧縮方式を識別する識別手段と、上
記主データの圧縮方式毎にデコードに必要なデコードデ
ータが複数記憶されている記憶手段と、上記識別手段の
識別結果に基づいて上記記憶手段に上記主データのデコ
ードをするためのデコードデータがあるか否かを判別す
る判別手段と、上記デコードデータによって設定された
デコード方式に基づいて上記主データをデコードするデ
コード手段と、上記判別手段が上記主データのデコード
をするためのデコードデータが上記記憶手段に記憶され
ていないと判断した場合に上記通信路を介して上記制御
部から送信されるデコードデータで上記デコード手段の
デコード方式を設定する制御手段とを備え、上記制御部
は、上記通信路を介して上記再生部から上記デコードデ
ータの送信が要求された場合に、上記通信路を介して上
記再生部が要求するデコードデータを上記再生部へ送信
する制御手段を備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0014】本発明は、例えば図1に示すような構成の
電子音楽配信サービスを受けるオーディオシステムに適
用される。
【0015】この図1に示したオーディオシステムで
は、EMD(Electrlc Music Distribution )サーバ1
からインターネット2を介して配信されたディジタル音
楽コンテンツC1を、自宅に設置したコンピュータ装置
3の図示しないハードディスクにダウンロードする。
【0016】上記コンピュータ装置3は、書換え可能な
不揮発性の半導体フラッシュメモリを記憶媒体として内
蔵した携帯型のオーディオ再生装置4とUSB(Univer
salSeria1 Bus)ケーブルを介して接続し得るようにな
されており、これによりディジタル音楽コンテンツC1
をディジタルデータのままオーディオ再生装置4のフラ
ッシュメモリにアップロードし得るようになされてい
る。
【0017】これにより、このオーディオシステムのユ
ーザは、コンピュータ装置3のみならずオーディオ再生
装置4によってもディジタル音楽コンテンツC1を再生
することができ、かくして高音質な音楽をヘッドフォン
5を介して屋外でも気軽に楽しめるようになされてい
る。
【0018】上記オーディオ再生装置4は、図2(A)
〜(E)に示すように、ほぼ円筒形状の外観で内部に不
揮発性のフラッシュメモリを収納した本体10を有し、
当該本体10の周側面に各種操作スイッチや操作ボタン
及び表示部11が設けられている。
【0019】ここで、図2(A)〜(D)は、オーディ
オ再生装置4の表示部11が設けられた側を正面として
見た場合、本体10を軸中心に45度ずつ回転したとき
のそれぞれの周側面を示している。
【0020】図2(A)に示すように、本体10の左側
面には、音量の上限を固定するための音量上限固定スイ
ッチ12、各種操作スイッチの状態をロックするための
ホールドスイッチ13及び図示しないUSBケーブルを
介してコンピュータ装置3と接続するためのUSB端子
14が設けられている。
【0021】また図2(B)に示すように、本体10の
正面には、表示部11、音量アップボタン15及び音量
ダウンボタン16が設けられるとともに、図2(E)に
示すように端面10Aに再生及び停止を行うための再生
/停止ボタン17が設けられている。
【0022】さらに図2(C)に示すように、本体10
の右側面には、表示部11に表示されるメニュー内容を
切り換えるメニューボタン18、早戻しボタン19及び
早送りボタン20が設けられており、また図2(D)に
示すように、本体10の背面には、クリップ21及び図
1に示されたヘッドフォン5を接続するためのヘッドフ
ォン端子22が設けられている。
【0023】このような外観を持つオーディオ再生装置
4の電気的な構成を図3に示してある。
【0024】このオーディオ再生装置4は、USB端子
14を介してコンピュータ装置3とUSBケーブル24
で接続され、当該コンピュータ装置3から転送されたデ
ィジタル音楽コンテンツC1がUSBコントローラ25
から内部バス26を介して転送されるCPU27を備え
る。上記内部バス26には、フラッシュメモリ30、操
作キーコントローラ31、デジタルシグナルプロセッサ
(DSP:Digital SignalProcessor)32、出力増幅器3
3、EEPROM(Electrically Erasable Programmab
le Read‐Only Memory)34、LCD(Liquid Crystal
Display)コントローラ35、RTC(Real Time Cloc
k)回路36等が接続されている。
【0025】このオーディオ再生装置4では、大容量の
メモリ空間をサポートするCPU27により音楽データ
のダウンロードやユーザインターフェース、また、大容
量の不揮発性メモリであるフラッシュメモリ30の管理
を行う。上記CPU27には、CPUコア27A以外に
メモリ27B,27Cも内蔵したワンチップマイクロコ
ンピュータが採用されている。このCPU27のプログ
ラムメモリには内蔵のマスクROM(Read‐0nly Memo
ry)27Bが用いられている。
【0026】上記オーディオ再生装置4は、複数のフォ
ーマットのディジタル音楽コンテンツに対応するため
に、音楽コーデックをソフトウエアにて実現しており、
所定の圧縮方式でデータ圧縮された音楽データD1に対
応した伸長方式で再生するための再生用コードであるコ
ーデックプログラムをフラッシュメモリ30に予め格納
しておき、このコーデックプログラムをフラッシュメモ
リ30から同じフラッシュメモリ30内にあるインデク
スデータに基づいてDSP32内部のRAM32B(Ra
ndom Access Memory)上にコピーして、上記DSP32
内部のメモリ空間に置いたコーデックプログラムを実行
することにより、音楽再生を行う。
【0027】すなわち、このオーディオ再生装置4にお
いて、CPU27は、音楽データとコーデックプログラ
ムが入った大容量の不揮発性メモリすなわちフラッシュ
メモリ30を管理する。
【0028】このオーディシステムにおけるオーディオ
再生装置4では、ソフトウエアにて音楽コーデックを実
現しているので、装置全体を小型且つ安価に作ることが
できる。なお、ハードウエアに依存する音楽コーデック
で複数フォーマットに対応するには、対応するコーデッ
ク毎にハードウエアが必要となる。
【0029】また、上記オーディオ再生装置4におい
て、ソフトウエアによる音楽コーデックを実行するDS
Pコア32Aは、コーデックのようにリアルタイムに信
号を加工する処理のために特化されたインストラクショ
ンを有するので、少ない消費電力で処理を完了すること
ができる。また、DSP32内部のメモリ空間は、外部
のメモリ空間をアクセスする場合に比べ、結線による容
量性負荷が殆どないため、少ない消費電力で高速にアク
セスすることができる。
【0030】コーデックプログラムは高速な演算が期待
される処理であり、上記DSP32では、この処理を効
率的に実効することができる。なお、DSP32内部の
メモリは、高速性を追求した構造となっているため、一
般的な外部メモリと比較してビット単価が高いが、現在
使用するコーデックのみを外部のフラッシュメモリ30
から使用前にコピーするので、コーデック1個分の容量
があればよい。
【0031】ここで、コーデックプログラムを記憶する
フラッシュメモリ30は、書換え可能であるので、ユー
ザがコーデックプログラムを追加することができる。な
お、フラッシュメモリ30に追加記憶するコーデックプ
ログラムは、上記EMDサーバ1からインターネット2
を介して配信するようにしてもよい。
【0032】電子音楽配信サービスにより配信された例
えば有料の音楽データは、コーデックプログラムととも
に不揮発性メモリに記憶される必要があり、コーデック
プログラムとともに物理的に同一のデバイスであるフラ
ッシュメモリ30に記憶することは、デバイスの実装面
積及び価格の点で有利である。
【0033】このオーディオシステムにおいて、コンピ
ュータ装置3は、図4のフローチャートに示すように、
ステップS1でオーディオ再生装置4がUSB端子14
を介してUSBケーブル24で接続されたか否かを割り
込みにより認識すると、ステップS2において上記オー
ディオ再生装置4にコーデック情報を要求し、上記オー
ディオ再生装置4がサポートしているコーデック情報の
読み出しを行う。これにより、ステップS3でコンピュ
ータ装置3は、上記オーディオ再生装置4がサポートし
ているコーデックの種類を識別する。このようにして識
別したコーデックの種類は、上記オーディオ再生装置4
に音楽データを転送する際の参考にされる。
【0034】すなわち、コンピュータ装置3は、図5に
転送データ選択画面3Aを示すように、オーディオ再生
装置4がサポートしているコーデックの種類と、サポー
トしていないコーデックの種類を例えば輝度や色を変え
る等の異なる表示形態で表示する。
【0035】そして、図6のフローチャートに示すよう
に、上記コンピュータ装置3からオーディオ再生装置4
に音楽データを転送する際に、ステップS11において
ユーザにより音楽データが選択されると、ステップS1
2では選択された音楽データが上記オーディオ再生装置
4で再生可能であるか否かを上記識別したコーデックの
種類に基づいて判定し、ステップS13で再生可能でな
ければ選択を無効とし、ステップS14において再生可
能であれば選択を有効とする。ユーザは、上記音楽デー
タの選択が無効であれば上記ステップS11に戻って、
音楽データの選択を再度行うことになる。そして、上記
コンピュータ装置3は、ステップS15においてユーザ
により選択を完了して転送データ選択画面3A上の転送
アイコン3Bがクリックされると、オーディオ再生装置
4にコーデック情報を認識させるためのヘッダ情報を音
楽データに付加する。このコーデック情報は、ステップ
S16において音楽フォーマットによらず共通のフォー
マットで付加される。上記コンピュータ装置3は、ステ
ップS17においてこのようにしてヘッダ情報を付加し
た音楽データをオーディオ再生装置4に転送する。
【0036】ここで、CPU27側のプログラムは、マ
スクROM27B上に記述されており、書換え不可であ
るから、CPU27のプログラムがコーデックに依存し
たのでは、上記CPU27のプログラムがサポートしな
いプログラムは、将来、DSP32のプログラムの書換
えだけでは対応できなくなってしまう。そこで、CPU
27側のプログラムは、上述のように音楽フォーマット
に依存しないようにしてある。
【0037】なお、このオーディオ再生装置4では、D
SP32側のプログラムメモリにRAM32Bを採用
し、ユーザ操作により書換え可能としたが、CPU27
側には、書換え不可のマスクROM27Bを採用したこ
とにより、CPU27側でDSP32のプログラムの書
換えを管理することができ、DSP32のプログラムと
して不当なデータを書き込むことを防止することができ
る。また、DSP32のプログラムが異常となった場合
にも、CPU27側のプログラムからの操作で復旧させ
ることできる。
【0038】このオーディシステムにおいて、オーディ
オ再生装置4には、上記コンピュータ装置3から複数の
フォーマットの音楽データが転送される。
【0039】上記オーディオ再生装置4のCPU27
は、図7のフローチャートに示すように、実際に音楽再
生を行う場合に、ステップS21において音楽データの
先頭に予め付加されているヘッダ情報をフラッシュメモ
リ30から読み込み、ステップS22において現在DS
P32内に設定してあるコーデックで再生可能な圧縮方
式をRAM27Cから取得し、ステップS23において
ステップS22で取得された情報のうちの現在DSP3
2に設定してあるコーデックとヘッダ情報から得られた
圧縮形式とが同一であるか否かを判定する。
【0040】そして、上記CPU27は、DSP32に
入っているコーデックが異なっている場合には、ステッ
プS24においてフラッシュメモリ30に記憶されてい
るインデクスデータに基づいてフラッシュメモリ30に
書き込まれているコーデックプログラムから、再生する
音楽データフォーマットに合致したコーデックプログラ
ムを探し、DSP32にダウンロードするとともにステ
ップS22で使用したRAM27CへDSP32にダウ
ンロードしたコーディックに関する情報を記憶させる。
ステップS24によってRAM27Cに記憶されたコー
ディックに関する情報を次の音楽データを再生するとき
にステップS22にて参照されることになる。上記CP
U27は、その後、フラッシュメモリ30から音楽デー
タをDSP32に送って、音楽再生を行う。
【0041】ここで、上記CPU27は、上記DSP3
2がデコードする音楽情報を管理し、上記音楽情報の音
楽フォーマットによらず、音楽情報の再生の進捗に同期
して、音楽情報を一定量ずつ上記DSP32に送って、
音楽情報を再生する。
【0042】なお、音楽フォーマットの判別方法につい
ては、厳格な共通ルールは存在しないので、複数の音楽
コーデックをサポートした場合、どのコーデック用の音
楽フォーマットかを正確に判定できなくなる可能性があ
る。そこで、このオーディオシステムでは、コンピュー
タ装置3からオーディオ生装置4に音楽データを転送す
る前に、上記オーディオ再生装置4に転送する音楽デー
タの先頭に各音楽フォーマットに依存しない共通のヘッ
ダを付加し、その中に音楽フォーマットを判別可能な情
報を含ませるようにしている。
【0043】例えば良く知られているMP3では、音楽
情報の最後にID情報として演奏者の名称や曲名情報を
付加するフォーマットが規定されている。しかし、この
フォーマットは、異なるオーディオ用のフォーマットで
は同じ位置に同様な情報が記述されているとは限らな
い。そこで、このオーディオシステムでは、コンピュー
タ装置3側でアプリケーションプログラムにより付加し
た各音楽フォーマットに依存しない共通のヘッダ情報中
にも演奏者の名称や曲名情報を付加することにより、演
奏者の名称や曲名情報をオーディオ再生装置4の表示部
11に表示するプログラムは、音楽フォーマットによら
ず共通化することができる。
【0044】このオーディオシステムにおけるディジタ
ル音楽コンテンツC1は、図8に示すようにヘッダH1
と音楽データD1とからなり、ヘッダH1にはファイル
ID、ヘッダサイズ、コンテンツキー、ファイル、コー
デックID、ファイル名及びファイル情報が格納されて
いるとともに、再生制限に関する再生制限情報として再
生制限データ、再生開始日、再生終了日、再生可能回
数、再生回数及びオーディオファイルが格納されてい
る。
【0045】コンテンツキーは、音楽データD1に対す
る暗号化を解くための暗号データであり、実際上コンピ
ュータ装置3及びオーディオ再生装置4の間でディジタ
ル音楽コンテンツC1の授受が行われる際に、共通のセ
ッションキーでさらに暗号化された状態で転送される。
コーデックIDは、オーディオ再生装置4でディジタル
音楽コンテンツC1の音楽データD1を再生する場合の
伸長方式に対応したID番号であり、例えば、1D番号
「1」に対してはATRAC(Adaptlve Transform Aco
ustic Coding)3と呼ばれるデータ圧縮方法に応じた伸
長方式が割り当てられ、ID番号0x0000に対して
はMP3(MPEG Audio Layer-3)と呼ばれるデータ圧縮
方法に応じた伸長方式が割り当てられている。なお、
“0x”を数値の前に付けることで16進数であること
を示している。
【0046】図9にインデクス形式の例を示す。図9に
はコーディックIDとコーディックIDで示されるコー
ディックプログラムがフラッシュメモリ30に記録され
ている位置を示す先頭アドレスとコーディックプログラ
ムのそれぞれのプログラム長とが関連付けられて記録さ
れている。
【0047】ない図9においては数値は16進数である
ことを示す“0x”は省略して示している。
【0048】例えば上記の例では、コーディックIDが
0x0000のMP3圧縮方法をデコードするためのコ
ーディックプログラムは、フラッシュメモリ30の例え
ば物理アドレスで0x8000から0x100バイト分
のプログラム長を持っていることが図9から分かる。
【0049】また、コーディックIDが0x0001で
あるATRAC3圧縮方法をデコードするためのコーデ
ィックプログラムは、図9のコーディックIDが0x0
001の項に示されているようにフラッシュメモリ30
の物理アドレスで0x8100を先頭にして格納されて
おり、そのプログラム長は0x120バイトであること
が分かる。
【0050】ここで、図7のステップS24において音
楽データに合致したコーディックプログラムをDSP3
2へ転送するときに、コーディックプログラムをフラッ
シュメモリ30からインデクスデータを使って検索する
ことになる。その手順としては、先ず初めに図8のコン
テンツC1のヘッダ部分H1からコーディックIDを読
み出す。次に読み出されたコーディックIDが図9に示
したインデクスデータ内にあるか否かを検出する。例え
ば検出されたコーディックIDが0x0001であった
場合には、インデクスデータ内に記憶されていることが
検索されるので、コーディックIDが0x0001に関
連して記憶されている対応するプログラムのフラッシュ
メモリ30内の記録先頭位置として0x8100を読み
出し、そのプログラム長が0x120であることを読み
出し、その後これらのデータに基づいてフラッシュメモ
リ30からコーディックプログラムを読み出してDSP
32へ送るようになされている。
【0051】ファイル名は、例えばファイルABCD. AAC
をASCII(American National Standard Code for
Information Interchange)コードに変換したデータで
あり、またファイル情報は、曲名、アーティスト名、作
詩家名及び作曲家名等をASCIIコードに変換したデ
ータである。
【0052】再生制限データは、オーディオ再生装置4
で再生するディジタル音楽コンテンツC1に再生可能回
数や再生可能期間等の再生制限が付加されているか否か
を示すデータであり、再生可能回数に制限があるときの
み1が割り当てられ、再生可能期間に制限があるときの
み2が割り当てられ、再生制限がないときには0が割り
当てられている。
【0053】再生開始日及び再生終了日は、再生制限デ
ータが2であるときに、再生可能期間の範囲を示すデー
タであり、00040F及び00070Fのデータによ
って、2000年4月15日〜2000年7月15日が
再生可能期間の範囲であることを示している。
【0054】同様に再生可能回数及び再生回数は、再生
制限データが1であるときに、再生し得る再生可能回数
と現時点での再生回数を示すデータであり、14及び0
5のデータによって、再生可能回数が20回のうち現時
点での再生回数が5回であることを示している。
【0055】音声ファイルは、電子的な仕組みによって
合成された電子音声で再生可能回数及び再生可能期間等
の再生制限情報の内容をユーザに対して通知する場合に
用いられるデータであり、例えばのこりさいせいかいす
うは、……かいですと出力すべき電子音声に対応したデ
ータと、残り回数の数字(1〜n)を出力すべき電子音
声に対応したデータとが記述されている。
【0056】したがってCPU27は、例えば音声通知
モードに設定されていた場合、音声ファイルのデータに
基づいて予め設定された電子音声を生成して出力するよ
うになされている。
【0057】このオーディオ再生装置4は、コンピュー
タ装置3からディジタル音楽コンテンツC1とともに当
該ディジタル音楽コンテンツC1の書き込み命令が転送
され、CPU27はマスクROM27Bのプログラムに
従ってディジタル音楽コンテンツC1をフラッシュメモ
リ30に書き込む。
【0058】因みにオーディオ再生装置4は、USBケ
ーブル24を介してコンピュータ装置3と接続される
と、音量上限固定スイッチ12、ホールドスイッチ1
3、音量アップボタン15、音量ダウンボタン16、再
生/停止ボタン17、メニューボタン18、早戻しボタ
ン19及び早送りボタン20による各種動作を実行しな
いようになされており、コンピュータ装置3からの制御
によってのみCPU27が動作してディジタル音楽コン
テンツC1をフラッシュメモリ30に書き込むようにな
されている。
【0059】フラッシュメモリ30には、上述の如く所
定の圧縮方式でデータ圧縮された音楽データD1に対応
した伸長方式で再生するための再生用コードであるコー
デックプログラムが予め格納されている。
【0060】従つてオーディオ再生装置4は、ユーザに
よる再生/停止ボタン17の押下操作に応じた再生命令
が操作キーコントローラ31を介してCPU27に与え
られると、当該CPU27によってディジタル音楽コン
テンツC1のヘッダH1からコーデックIDを読み取
り、当該読み取ったコーデックIDに対応した再生用コ
ードと、ディジタル音楽コンテンツC1の音楽データD
1とをフラッシュメモリ30からDSP32内部のRA
M32Bへ転送する。
【0061】DSP32は、フラッシュメモリ30から
転送された再生用コードであるコーデックプログラムに
基づいて音楽データD1をデコードして再生し、これを
アンプ33に送出する。なおDSP32は、音声通知モ
ードのときCPU27の制御により、フラッシュメモリ
30から転送されたヘッダH1の音声フアイルに基づい
て、再生可能回数及び再生可能期間等の再生制限情報に
関する内容をユーザに対して通知するための電子音声を
生成した後、出力増幅器33に送出する。
【0062】出力増幅器33は、音楽データD1の再生
データや音声通知モードにおける電子音声を所定レベル
に増幅した後にヘッドフォン端子22からヘッドフォン
5へ出力することにより、当該ヘッドフォン5を介して
再生した音楽をユーザへ供給したり、電子音声によって
ディジタル音楽コンテンツC1における再生制限情報の
内容をユーザに対して通知するようになされている。
【0063】またオーディオ再生装置4のEEPROM
34には、フラッシュメモリ30に書き込まれているデ
ィジタル音楽コンテンツC1の全曲数、ディジタル音楽
コンテンツC1の各曲がそれぞれ格納されているブロッ
ク位置、その他種々のメモリ蓄積情報が格納されてい
る。
【0064】またEEPROM34には、ヘッダH1の
再生可能期間の範囲を表す再生開始日及び再生終了日
や、再生可能回数及び再生回数等の再生制限に関する制
限情報の改ざんを防止するためのプログラムが格納され
ており、不正な再生を未然に阻止し得るようになされて
いる。
【0065】さらにオーディオ再生装置4は、コンピュ
ータ装置3からディジタル音楽コンテンツC1をフラッ
シュメモリ30にダウンロードした状態で、ユーザによ
って再生/停止ボタン17が押下されると、マスクRO
M27Bに格納されている再生制限処理及び再生制限内
容表示プログラムに基づいてCPU27によりヘッダH
1の再生制限データを読み出した後、ディジタル音楽コ
ンテンツC1の音楽データD1を再生するようになされ
ている。
【0066】このときCPU27は、読み取った再生制
限データの値に基づいてディジタル音楽コンテンツC1
に再生可能期間の制限が付加されたものであると判別し
た場合、RTC回路36から供給される時刻情報に基づ
いてヘッダH1の再生開始日及び再生終了日から再生可
能な残り日数を算出し、LCDコントローラ35を介し
て算出結果を例えば12月24日まで再生可能ですのコ
メントとして表示部11に表示するようになされてい
る。
【0067】因みにCPU27は、再生終了日を過ぎて
いて再生可能な残り日数が存在しない場合、LCDコン
トローラ35を介して再生可能期間を過ぎているので再
生できませんのコメントを表示部11に表示するように
なされている。
【0068】これに対してCPU27は、ヘッダH1か
ら読み取った再生制限データの値に基づいてディジタル
音楽コンテンツC1に再生可能回数の制限が付加された
ものであると判別した場合、再生/停止ボタン17が押
下に応じてヘッダH1の再生回数を増加し、再生可能回
数と、当該再生可能回数のうち現時点における再生回数
をLCDコントローラ35を介して表示部11に表示す
るようになされている。
【0069】またCPU27は、ユーザによる再生/停
止ボタン17の押下に拘わらず、RTC回路36から供
給される時刻情報に基づいて日付の変わったことを認識
すると、再生可能な残りの日数を再度算出し直して12
月24日まで再生可能ですのコメントの日付を更新した
後、表示部11に表示する。
【0070】以上はオーディオ再生装置4の内部にフラ
ッシュメモリ30を備え、外部のコンピュータ装置4か
らUSBケーブル24を経由して転送されたディジタル
音楽コンテンツをフラッシュメモリ30に記憶するよう
にしたオーディオ再生装置を実施の形態とした。別の実
施の形態としては、以下のような形態もある。
【0071】図10に示すように、不揮発性メモリ38
を着脱可能な構成としたオーディオ再生装置6で、図3
と同じブロックについては同じ番号を付している。図1
0に示すようにオーディオ再生装置は不揮発性メモリ3
8を着脱可能にするために着脱機構37を備え、不揮発
性メモリ38が着脱機構37に装着され、メモリインタ
ーフェイス39によって不揮発性メモリ38を内部バス
26と電気的な接続をすることでCPU27は、不揮発
性メモリ38をアクセスすることができるようになる。
【0072】図11に不揮発性メモリ38の内部に記憶
されているデータの状態を示す。図11に示すように不
揮発性メモリ38は例えば1024バイトを記録の単位
としてブロック化されブロックアドレスが付されてい
る。ブロックアドレス0x0000(0xは16進であ
ることを示す)から所定のブロック数の範囲はTOC
(Table of Contents)と呼ばれる不
揮発性メモリ38に記録されたデータ等のファイルの管
理を行うための領域として割り当てられている。TOC
を除いた他の領域はデータなどのファイルが記録される
領域として割り当てられており、例えば図11の場合に
は、C1,C2,C3というファイル名のディジタル音
楽コンテンツか記録されており、さらにコーデックプロ
グラムCP1及びCP2が記録されている。
【0073】ディジタル音楽コンテンツの各々は図8に
示したように圧縮された音楽データと圧縮形式に依存し
ない共通の形式を持ったヘッダがつけられた状態で記録
されている。
【0074】また、コーデックプログラムCP1,CP
2はコンテンツデータD1,D2及びD3の圧縮をデコ
ードするためのプログラムであって音楽コンテンツのヘ
ッダに示される圧縮形式をデコードするために必要な種
類のコーデックプログラムが不揮発性メモリ38に記憶
されている。
【0075】さらに、コンピュータ装置3は不揮発性メ
モリ38に対してのデータの書き込みをするための着脱
機構及びメモリインターフェイスを備えている。
【0076】コンピュータ装置3は例えばEMDサーバ
1からインターネット2を経由して送られた音楽データ
を着脱機構に装着された不揮発性メモリ38に対してメ
モリインターフェイスを介して書き込む。このときコン
ピュータ装置3は音楽データに対して圧縮方式に依存し
ない共通形式のヘッダを付してディジタル音楽コンテン
ツとしての形式を整えた後不揮発性メモリ38に書き込
んでいる。さらにコンピュータ装置3は不揮発性メモリ
38に書き込んだコンテンツデータの圧縮をオーディオ
再生装置6のDSP32がデコードするために必要とな
るコーデックプログラムも合わせて書き込む。例えば図
10の場合であれば、コンピュータ装置3はコンテンツ
データD1の圧縮形式を表すデータをCP1として備え
た共通形式のヘッダを作成しコンテンツデータD1に付
けてディジタル音楽コンテンツC1として不揮発性メモ
リに記録し、デジタル音楽コンテンツC1が記録された
場所を示すためにTOC領域にC1の記録されたブロッ
クアドレスが書かれた管理情報を書き込む。さらにコン
ピュータ装置3は不揮発性メモリ38にコンテンツデー
タD1の圧縮をデコードするために必要となるコーデッ
クプログラムCP1が記録されているか否かを判断し、
コーデックプログラムCP1が記録されていないと判断
したときにはコーデックプログラムCP1を不揮発性メ
モリ38に書き込むとともに、コーデックプログラムG
P1が記録されているブロックアドレスを管理情報とし
て持つデータをTOC領域に書き込む。同様にしてディ
ジタル音楽コンテンツC2,C3を不揮発性メモリ38
に書き込むとともにその記録ブロックアドレスをTOC
領域に管理データとして書き込み、さらにコーデックプ
ログラムCP2が記録されていないと判断した場合には
コーデックプログラムCP2を不揮発性メモリ38に書
き込むとともにその記録されたブロックアドレスを管理
データとしてTOC領域に書き込む。
【0077】上記のようにしてディジタル音楽コンテン
ツとディジタル音楽コンテンツに施された圧縮をデコー
ドするためのコーデックプログラムとそれぞれのファイ
ルの記憶場所を管理するTOCデータとが記録された不
揮発性メモリ38をコンピュータ装置3から取り外し
て、オーディオ再生装置6の着脱機構37によって装着
すると、オーディオ再生装置6のCPU27はメモリイ
ンターフェイス39を介してTOC領域をアクセスす
る。TOC領域をアクセスすることによって装着された
不揮発性メモリ38に記憶されているディジタル音楽コ
ンテンツに関する情報をCPU27は知ることが可能と
なる。
【0078】不揮発性メモリ38に記憶されているディ
ジタル音楽コンテンツに関する情報を取得したCPU2
7は取得した情報を基にユーザーに対して表示部11に
よって表示して知らせ再生の指示を持つ。
【0079】ここでユーザーが操作キーコントローラ3
1の操作によって再生するコンテンツを選択するとCP
U27は操作キーコントローラ31から入力された情報
に基づいて再生するコンテンツを特定する。
【0080】つづいてCPU27は特定されたコンテン
ツの記録場所をTOC領域のアクセスで得た情報に基づ
いて選択されたコンテンツの記憶場所を得る。
【0081】たとえはユーザーがコンテンツデータD2
の再生を指定した場合CPU27はTOC情報からディ
ジタルコンテンツC2が記録されているブロックアドレ
スを特定する。
【0082】つぎにディジタルコンテンツC2が記録さ
れたブロックアドレスの先頭から順にデータを読み出し
てコンテンツデータD2に関する情報を得る。例えば図
11の場合であればコンテンツデータD2はコーデック
プログラムCP2によってデコードできることを共通形
式のヘッダを読むことで知る。ここでCPU27はDS
P32のRAM32BにコーデックプログラムCP2が
記録されているか否かを判定する。
【0083】RAM32BにコーデックプログラムCP
2が記録されていないとCPU27が判断した場合は、
CPU27は不揮発メモリ38のTOCから読み出した
コーデックプログラムCP2が記録されたブロックアド
レスに基づいてコーデックプログラムCP2を不揮発性
メモリ38から読み出して、DSP32のRAM32B
にコーデックプログラムCP2を書き込む。DSP32
のRAM32BにコーデックプログラムGP2を書き込
んだ後にCPU27はコンテンツデータD2を所定デー
タ長毎に不揮発性メモリ38から読み出してDSP32
のDSPコア32Aに渡してコンテンツデータD2の圧
縮をデコードして出力増幅器33によって増幅された音
楽信号はヘッドフォン端子22に出力され、ヘッドフォ
ン5からオーディオ信号として出力される。
【0084】以上の構成を取ることでコンピュータ装置
3との接続インターフェイスを持たなくても着脱可能な
メモリに記憶されたコンテンツを再生することができ、
異なる圧縮方式で圧縮されたコンテンツであっても共通
形式のヘッダを持たせ、ヘッダに設けられた圧縮方式に
関する情報を備えるとともに、圧縮をデコードするため
のコーデックプログラムを関連づけて着脱可能なメモリ
内に記憶させておくことで複数の異なる圧縮方式でエン
コードされたコンテンツを再生することが可能となる。
【0085】なお、着脱可能なメモリにTOCによって
デジタルコンテンツを管理して記録している場合、図1
0におけるEEPROM34は必ずしも必要でないこと
は言うまでもない。
【0086】なお上記不揮発性メモリとしては単なるフ
ラッシュメモリだけでなく、例えばソニー株式会社か提
唱している板状のメモリであるメモリスティック(商
標)や、Siemens、SanDisk、日立、Motorola、NEC、Nok
iaの提唱するMultiMediaCard(MMC)(商標)や、東
芝、松下、SanDiskか提唱するSDメモリカード(SD[Sec
ureDigital]Memorv Card(商標)、あるいはPCカード
等でも構わない。さらに半導体メモリを記憶媒体とする
ばかりでなく磁気記録媒体である例えばミニディスク
(商標)や、CD−RさらにはDVD等でも記録媒体の
アクセス機構を備えることで同様に実現できる。
【0087】また、記録媒体に記録されたコンテンツな
どのデータの管理方式としてTOCに限らず他の管理方
式であっても本願発明は実施可能である。
【0088】さらに、上記圧縮のデコードをするデコー
ダを構成するDSPのRAMに複数の圧縮方式に対応す
るコーデックプログラムを書き込んでおき、デコードし
ようとするデータの圧縮方式毎に対応するパラメータデ
ータのみを上記デコードするデータをDSPに送る前に
書き込むようにして、プログラムの書き込みの発生回数
をへらすようにしてもよい。このようにすることによっ
てオーディオデータの記録されたフラッシュメモリに記
億されるコーデックプログラムの数を減らすことがで
き、それによって更に多くのオーディオデータファイル
をフラッシュメモリなどの記録媒体に記録することも可
能となる。
【0089】さらに、図12に示すようにフラッシュメ
モリ40を不揮発性メモリ38とは別に備えるようにし
てもよい。
【0090】フラッシュメモリ40には、あらかじめ何
種類かのコーデックプログラムを記憶させておくように
する。ここで記憶させておくコーデックプログラムとし
ては、例えば利用されることが多いプログラムでも良い
し、ユーザーがユーザーごとにあらかじめ必要とされる
コーデックプログラムを選択して記憶させておくことで
も良い。
【0091】また、不揮発性メモリ38には、コンテン
ツデータとコンテンツデータの圧縮を解凍するためのコ
ーデックプログラムが記録されているものとされる。
【0092】このようにコンテンツデータとコーデック
プログラムとが記録された記録媒体として不揮発性メモ
リ38が装置の着脱機構37に対して装着された場合に
ついて説明する。
【0093】不揮発性メモリ38か装着されて操作キー
コントローラ31がユーザの操作によるコンテンツの再
生命令を受けると、CPU27に対して命令を転送す
る。
【0094】再生命令を受け取ったCPU27は、図1
3のステップS30において、入力された再生命令に基
づいて不揮発性メモリ38から指定されたコンテンツの
再生に必要なコーデックプログラムに関する情報を不揮
発性メモリ38から読み出す。
【0095】ステップS31においてCPU27は、現
在DSPが保有しているコーデックプログラムで制定さ
れたコンテンツの圧縮の解凍が可能であるか否かを判定
する。解凍が可能であると判定された場合はステップS
35へ進みコンテンツデータを不揮発性メモリ38から
読み出してDSP32へ送りコンテンツの再生をさせ
る。
【0096】ステップS31においてDSP内にあるコ
ーデックプログラムでコンテンツの圧縮の解凍が不可能
と判断された場合には、ステップS32に進みフラッシ
ュメモリ40内に再生しようとするコンテンツの圧縮を
解凍するコーデックプログラムがあるか否かを判定す
る。ステップS32においてフラッシュメモリ40内に
対応するコーデックプログラムがあると判定された場合
は、ステップS34に進み、フラッシュメモリ40から
再生しようとしているコンテンツの圧縮を解凍するため
のコーデックプログラムを読み込んでDSP32に送り
ステップS35にてコンテンツデータの再生をDSP3
2が行うようにコンテンツデータを送る。
【0097】ステップS32においてフラッシュメモリ
40内にコンテンツの解凍用コーデックプログラムがな
いと判定された場合には、不揮発性メモリ38に記憶さ
れているコーデックプログラムを読み出して取得し、D
SP32に送りステップS35において例えば音楽デー
タであるコンテンツデータをDSPへ送ることでコンテ
ンツの圧縮を解凍して再生されるようにしている。
【0098】以上のようにフラッシュメモリに記憶され
たコーデックプログラムで再生できないコンテンツの再
生が要求された場合に不揮発性メモリ38に記録された
コーデックプログラムをDSP32にダウンロードする
ことで再生可能にでき、これによって例えば不揮発性メ
モリ38に記録させるコンテンツデータの圧縮形式をフ
ラッシュメモリ40に記憶されているコーデックプログ
ラムで解凍可能な方式に統一しておくことで、不揮発性
メモリ38にはコンテンツデータのみを記録することが
可能となり、より多くのコンテンツを不揮発性メモリ3
8に記録が可能となる。さらに、例えばフラッシュメモ
リ40に記録されているコーデックプログラムよりも高
速な圧縮解凍アルゴリズムがフラッシュメモリヘの書き
込み後に開発された場合、不揮発性メモリ38にはより
高速な圧縮解凍アルゴリズムを適用したコーデックプロ
グラムを記憶させておき、コンテンツデータの圧縮を解
凍して再生するとともに上記フラッシュメモリ40に記
憶されているコーデックプログラムをより高速な圧縮解
凍アルゴリズムを適用したコーデックプログラムに書き
換えるようにすることで装置が備えているコーデックプ
ログラムのバージョンアップをすることも可能である。
【0099】なお、図6においてステップS11で選択
された音楽データがステップS12において再生可能か
否かを判断し、再生が不可能であるとされた場合にはス
テップS13において選択を無効とする処理をしている
がこのステップS13において以下のような処理とする
ことも可能である。オーディオ再生装置4に記憶されて
いるコーデックプログラムでは選択された音楽データが
再生不可能であると判断されることによって図6におい
て選択を無効としているので、この選択された音楽デー
タをデコードするためのコーデックプログラムをコンピ
ュータ装置3からダウンロードするようにすることでデ
コードを可能とすることができるようになる。すなわ
ち、図6のステップS12において選択されている音楽
データの再生が不可能であると判断された場合には、U
SB端子14と図示されないUSBケーブルを介してコ
ンピュータ装置3に対して再生が不可能とされた音楽デ
ータのデコードに使用されるコーデックプログラムの転
送を要求をし、コンピュータ装置3は、オーディオ再生
装置4の要求に対して例えば図示されないハードディス
クに要求されたコーデックプログラムが記憶されていた
場合には、ハードディスクからコーデックプログラムを
読み出して図示されないUSBケーブルとオーディオ再
生装置4のUSB端子を介してオーディオ再生装置4に
対して送るようにされる。もし、要求されたコーデック
プログラムがコンピュータ装置3のハードディスクに記
憶されていなかった場合、コンピュータ装置3は、図1
に示されているように例えばインターネット2などのネ
ットワークを介して要求されたコーデックプログラムを
検索し、要求されたコーデックプログラムが検出された
場合には検出されたコーデックプログラムをダウンロー
ドし、ダウンロードされたコーデックプログラムを図示
されないUSBケーブルとオーディオ再生装置4のUS
B端子を介してオーディオ再生装置4に対して送るよう
にされる。インターネット2を介してコーデックプログ
ラムを検索するサーバーとしては例えば図1に示された
EMDサーバーでも良いし、ユーザーの指定するサーバ
ーや、検索エンジンなどを使って検索して、検出された
結果に基づいてコーデックプログラムが記憶されている
サーバーからダウンロードするようにしても良い。この
ようにして所望のコーデックプログラムがダウンロード
されてデコードが可能となった音楽データに対しては、
図6において例えばステップS14と同様に選択を有効
とすることができるようになり、ユーザーが選択した場
合には選択を有効とするように制御される。また、オー
ディオ再生装置4においてはコンピュータ装置3から送
られたコーデックプログラムをフラッシュメモリ30に
記録するとともにフラッシュメモリ30内のインデクス
データを新たに追加されたコーデックプログラムが識別
可能なように更新を行う。
【0100】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、オーデ
ィオコーデックプログラムを書換え可能な不揮発性メモ
リに記憶しておき、DSP内蔵のメモリに記憶されてい
るオーディオコーデックプログラムが、当該DSPによ
りデコードする音楽情報に対応するものであるか否かを
判定し、対応しない場合には、上記不揮発性メモリから
上記音楽情報に対応する オーディオコーデックプログ
ラムを上記DSP内蔵のメモリに複写して、上記DSP
によりソフトウエアによるオーディオコーデックを実行
させることにより、複数のオーディオコーデックに対応
するマルチコーデック対応のオーディオシステムを安価
に実現することができる。
【0101】すなわち、本発明によれば、プログラムの
ダウンロードによりコーデックを容易に追加することの
できるオーディオ再生装置を提供することができる。ま
た、このオーディオ再生装置では追加のコーディックを
開発する場合、ユーザインターフェース等は制御手段で
行うことができ、真にコーディック部分だけの開発で済
み、開発工数を削減することができる。また、複数の音
楽フォーマットで記録された音楽情報を、単独のオーデ
ィオシステムに記録し、且つ、それらの音楽フォーマッ
トが異なる音楽情報を曲間の切れ目なく再生することが
できる。さらに、機械的な駆動部分をなくすことがで
き、超低消費電力且つ信頼性が高いオーディオシステム
を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるオーディオシステムの構成
を模式的に示す図である。
【図2】上記オーディオシステムにおけるオーディオ再
生装置の外観を示す図である。
【図3】上記オーディオ再生装置の電気的な構成を示す
ブロック図である。
【図4】上記オーディオシステムにおけるコンピュータ
装置によるオーディオ再生装置の認識処理の手順を示す
フローチャートである。
【図5】上記コンピュータ装置による転送データ選択画
面を模式的に示す図である。
【図6】上記オーディオシステムにおけるコンピュータ
装置からオーディオ再生装置への音楽データの転送処理
の手順を示すフローチャートである・
【図7】上記オーディオ再生装置による音楽再生の処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】上記オーディオシステムにおけるディジタル音
楽コンテンツのファイル構造を模式的に示す図である。
【図9】上記オーディオシステムにおける上記ファイル
構造に含まれるコーディックIDが記録されたインデク
スデータを示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態のオーディオ再生
装置の電気的な構成を示すブロック図である。
【図11】上記第2の実施の形態の不揮発性メモリ内部
でのデータの記録形式を示す模式図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態のオーディオ再生
装置の電気的な構成を示すブロック図である。
【図13】上記第3の実施の形態におけるコーディック
プログラムの選択手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 コンピュータ装置、4 オーディオ再生装置、10
本体、11 表示部、14 USB端子、25 US
Bコントローラ、27 CPU、30 フラッシュメモ
リ、32 DSP、34 EEPROM、35 LCD
コントローラ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる圧縮方式で圧縮が施された
    主データが混在して記録されるとともに上記各々の主デ
    ータの圧縮方式を識別するための副データが上記各々の
    主データに関係付けられて記録された記録媒体から上記
    主データを読み出してデコードして再生する再生装置で
    あって、 上記記録媒体から所定の上記主データと上記主データに
    関係付けられた副データとを読み出す読み出し手段と、 上記読み出し手段にて読み出された副データから上記主
    データの圧縮方式を識別する識別手段と、 上記主データの圧縮方式毎にデコードに必要なデコード
    データが複数記憶されている記憶手段と、 上記識別手段の識別結果に基づいて上記記憶手段から上
    記主データのデコードをするためのデコードデータを選
    択する選択手段と、 上記デコードデータによって設定されるデコード方式に
    基づいて上記読み出し手段にて読み出される圧縮された
    主データをデコードするデコード手段と、 上記識別手段にて識別された上記読み出し手段にて読み
    出される主データの圧縮方式と上記デコード手段が設定
    されているデコード方式とに基づいて上記デコード手段
    の設定が必要と判断される場合に、上記選択手段にて選
    択されたデコードデータを上記デコード手段に送って上
    記デコード手段のデコード方式を設定する制御手段とを
    備えることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 上記デコード手段は、少なくとも1つの
    上記デコードデータが記憶できる一時記憶メモリ手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 上記デコード手段が設定されている圧縮
    形式を記憶する圧縮形式メモリ手段をさらに備え、 上記制御手段は、上記圧縮形式メモリ手段に記憶された
    上記デコード手段に記憶されているデコードデータに関
    する情報に基づいて上記デコード手段に上記デコードデ
    ータを送るか否かを決めることを特徴とする請求項1記
    載の再生装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段に記憶された複数のデコー
    ドデータを管理する管理データが記録された管理メモリ
    手段をさらに備え、 上記制御手段は、上記識別手段によって識別された副デ
    ータと上記管理メモリ手段に記憶された管理データとに
    基づいて上記記憶手段からデコードデータを選択して読
    み出すことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記主データのデコー
    ド開始前に上記デコード手段が備える一時記憶メモリ手
    段に上記主データの圧縮のデコードデータがあるか否か
    を判別し、上記判別結果に基づいて上記記録媒体から上
    記主データに対するデコードデータを読み出して上記デ
    コード手段に送ることを特徴とする請求項2記載の再生
    装置。
  6. 【請求項6】 上記主データに関係付けられて上記記録
    媒体に記録されている副データは、上記主データが読み
    出されるよりも前に読み出されるように記録されている
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 外部装置の通信を行う通信手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記通信手段を通して送られる上記主デ
    ータを再生すること特徴とする請求項7記載の再生装
    置。
  9. 【請求項9】 上記通信手段を通して送られる上記主デ
    ータのデコードデータに基づいて上記主データを再生す
    ること特徴とする請求項7記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 上記記録媒体は、当該記録媒体に記録
    されている上記主データをデコードするためのデコード
    データが記録される領域をさらに備え、 上記制御手段は、上記記録媒体から上記デコードデータ
    を選択して読み出して上記デコード手段に送ることを特
    徴とする請求項1記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 上記識別手段にて識別された上記読み
    出し手段にて読み出される主データのデコードデータが
    上記記憶手段にあるか否かを検出する検出手段をさらに
    備え、 上記制御手段は、上記検出手段の検出結果に基づいて上
    記デコードデータを上記記憶手段と上記記録媒体とから
    選択して取り出すことを特徴とする請求項10記載の再
    生装置。
  12. 【請求項12】 上記記録媒体を着脱可能にする着脱手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の再生
    装置。
  13. 【請求項13】 上記デコード手段は、デジタルシグナ
    ルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  14. 【請求項14】 上記記憶手段に記憶されたデコードデ
    ータは、上記主データの圧縮をデコードする上記DSP
    を制御するためのプログラムであることを特徴とする請
    求項13記載の再生装置。
  15. 【請求項15】 上記記録媒体は不揮発性メモリである
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  16. 【請求項16】 複数の異なる圧縮方式で圧縮された主
    データと上記主データの圧縮方式を識別するための副デ
    ータとが関連付けられて混在して記録された記録媒体か
    ら上記主データを読み出して、設定されたデコード方式
    に応じてデコードを行うデコード手段にて上記主データ
    をデコードして再生する再生方法であって、 上記記録媒体から再生される主データをユーザーの操作
    に基づいて特定するステップと、 上記記録媒体から上記特定された主データの圧縮方式を
    識別するための副データを読み出すステップと、 上記読み出された副データに基づいて識別される上記主
    データの圧縮方式と上記デコード手段に設定されている
    デコード方式とに基づいて上記主データをデコードする
    ためのデコードデータを上記デコード手段に送るか否か
    を判断するステップと、 上記判断するステップにて上記デコードデータを上記デ
    コード手段に送るように判断された場合に、上記記録媒
    体から上記副データに基づいて上記デコード手段に送る
    デコードデータを選択して読み出すステップと、 上記デコードデータを選択して読み出すステップにて読
    み出されたデコードデータを、上記デコード手段に送り
    上記主データをデコードするためのデコード方式に上記
    デコード手段を設定するステップと、 上記記録媒体から上記主データを読み出して上記デコー
    ド手段へ送ってデコードするステップとを有することを
    特徴とする再生方法。
  17. 【請求項17】 複数の異なる圧縮方式で圧縮が施され
    た主データが混在して記録されるとともに上記各々の主
    データの圧縮方式を識別するための副データが上記各々
    の主データに関係付けられて記録された記録媒体から上
    記主データを読み出してデコードして再生する再生シス
    テムであって、 再生部と上記再生部と所定の通信路を介して接続される
    制御部とからなり、 上記再生部は、上記記録媒体から所定の上記主データと
    上記主データに関係付けられた副データとを読み出す読
    み出し手段と、上記読み出し手段にて読み出された副デ
    ータから上記主データの圧縮方式を識別する識別手段
    と、上記主データの圧縮方式毎にデコードに必要なデコ
    ードデータが複数記憶されている記憶手段と、上記識別
    手段の識別結果に基づいて上記記憶手段に上記主データ
    のデコードをするためのデコードデータがあるか否かを
    判別する判別手段と、上記デコードデータによって設定
    されたデコード方式に基づいて上記主データをデコード
    するデコード手段と、上記判別手段が上記主データのデ
    コードをするためのデコードデータが上記記憶手段に記
    憶されていないと判断した場合に上記通信路を介して上
    記制御部から送信されるデコードデータで上記デコード
    手段のデコード方式を設定する制御手段とを備え、 上記制御部は、上記通信路を介して上記再生部から上記
    デコードデータの送信が要求された場合に、上記通信路
    を介して上記再生部が要求するデコードデータを上記再
    生部へ送信する制御手段を備えることを特徴とする再生
    システム。
  18. 【請求項18】 上記制御部は、ネットワークアクセス
    手段をさらに備え、上記ネットワークアクセス手段を介
    して受信される上記再生部が要求するデコードデータを
    上記通信路を介して上記再生部へ送信することを特徴と
    する請求項17記載の再生システム。
  19. 【請求項19】 上記制御部は、上記ネットワークアク
    セス手段を介して送られる主データの圧縮方式に基づい
    て上記主データの圧縮方式を識別可能とする副データを
    生成する生成手段をさらに備え、上記主データと上記生
    成手段にて生成された副データとを関連付けて上記通信
    路を介して上記再生部へ送信することを特徴とする請求
    項18記載の再生システム。
  20. 【請求項20】 上記制御部は、上記デコードデータを
    記録した記録手段をさらに備え、上記再生部が要求する
    デコードデータが上記記録手段に記録されている場合に
    は上記記録手段からデコードデータを上記通信路を介し
    て上記再生部へ送信することを特徴とする請求項17記
    載の再生システム。
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