JP2004039142A - データ再生装置及び電子楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】データに特性を付して記憶手段に記憶させることにより、その特性に応じてデータを再生することができるデータ再生装置を提供することを課題とする。
【解決手段】データ及びその特性を記憶するための記憶手段と、記憶手段に記憶されるデータの特性に応じてそのデータを再生する再生手段とを有するデータ再生装置が提供される。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ再生装置及び電子楽器に関し、特に記憶手段に記憶されたデータを再生するためのデータ再生装置及び電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ等を用いることにより、CD−R/RW(記憶手段)にオーディオデータを記録することができる。この際、一旦、オーディオデータを大容量のハードディスク(大容量メモリ)に記録し、その後、ハードディスクからCD−R/RWにオーディオデータを記録する。この場合、大容量のハードディスクが必要になるので、コストが高くなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
電子楽器において、リアルタイムで演奏したオーディオデータをCD−R/RWに記録したいとの要求がある。しかし、電子楽器にハードディスクを搭載すると、高価になってしまう。また、演奏に失敗したとしても、リアルタイムで記録されたオーディオデータをCD−R/RWから消去することはできないか又は困難である。
【0004】
本発明の目的は、データに特性を付して記憶手段に記憶させることにより、その特性に応じてデータを再生することができるデータ再生装置及び電子楽器を提供することである。
【0005】
本発明の目的は、オーディオデータの曲に削除情報を付して記憶手段に記憶させることにより、その曲をとばして再生することができるデータ再生装置及び電子楽器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、データ及びその特性を記憶するための記憶手段と、前記記憶手段に記憶されるデータの特性に応じてそのデータを再生する再生手段とを有するデータ再生装置が提供される。
【0007】
本発明の他の観点によれば、演奏者が演奏操作するための鍵盤と、前記鍵盤の操作に応じたオーディオデータの曲及びその特性を記憶するための記憶手段と、前記記憶手段に記憶されるオーディオデータの曲の特性に応じてそのオーディオデータを再生する再生手段とを有する電子楽器が提供される。
【0008】
データ(オーディオデータ)に特性を付して記憶手段に記憶させることにより、その特性を基にデータを再生することができる。また、削除情報を特性として付して記憶手段に記憶させることにより、そのデータをとばして再生することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態による電子楽器のハードウエア構成を示すブロック図である。バス101には、CPU103、ROM105、RAM106、外部記憶装置107、鍵盤119、音源108、DSP(Digital Signal Processor)110、シリアル−パラレルコンバータ(SPC)113、パラレル−シリアルコンバータ(PSC)114が接続される。CPU103には、外部インターフェース102、並びに操作パネル及び表示器104が接続される。音源108には、波形ROM109が接続される。
【0010】
鍵盤119は、演奏者が演奏操作するための複数の白鍵及び黒鍵を有する。CPU103は、鍵盤119上の押鍵操作又は離鍵操作に応じて、ノートオンイベント又はノートオフイベントを入力する。外部インターフェース102は、例えばMIDI(musical instrument digital interface)インターフェースであり、外部装置(例えば電子楽器)に対してMIDIデータを入出力する。CPU103は、外部インターフェース102を介してノートオンイベント等を含むMIDIデータを入力することができる。
【0011】
波形ROM109は、複数の楽音波形(音色データ)を記憶する。音源108は、CPU103から楽音パラメータを入力し、波形ROM109から楽音波形を読み出して楽音信号S11を生成し、DSP110へ出力する。上記の楽音パラメータは、鍵盤119及び/又は外部インターフェース102のノートオンイベント及びノートオフイベント、並びに操作パネル104の操作情報等である。
【0012】
外部入力端子111は、マイク入力端子又はラインイン端子であり、アナログ形式のオーディオデータ(音声データを含む)を入力する。外部入力端子111は、マイク又は他の電子楽器等からオーディオデータを入力することができる。アナログ−デジタルコンバータ(ADC)112は、外部入力端子111を介して入力されるオーディオデータを、アナログ形式からデジタル形式に変換し、DSP110へオーディオデータS12を出力する。
【0013】
外部記憶装置107は、例えばCD−R又はCD−RWであり、オーディオデータを記録することができる。CD−Rは、1度データを記録した後はそのデータを書き換えることができない記録媒体であり、一度記録したデータを消去することができない。CD−RWは、データ書き換えが可能である記録媒体であるが、データ消去する際には消去開始位置から最後までのすべてのデータが削除される。すなわち、任意の部分的な消去を行うことはできない。ユーザは、外部記憶装置107にリアルタイム録音することができる。例えば、鍵盤119で演奏したオーディオデータを記録したり、外部入力端子111を介して入力されるオーディオデータを記録したり、外部インターフェース102を介して入力されるMIDIデータ等に応じたオーディオデータを記録することができる。例えば、CD−DA(digital audio)の形式でオーディオデータを外部記憶装置107に記録する。
【0014】
図2は、操作パネル及び表示器104を示す。録音選択スイッチ227を押すと、液晶表示器(LCD)231には録音元の選択画面が表示され、「演奏」、「マイク」及び「演奏及びマイク」を選択可能であることが表示される。スイッチ201は、「演奏」を選択するためのスイッチであり、鍵盤119の鍵盤操作及び外部インターフェース102の入力に応じたオーディオデータを録音することができる。ユーザがスイッチ201を押すと、図1のCPU103は、DSP110に制御信号S1=1,S2=0を出力する。スイッチ202は、「マイク」を選択するためのスイッチであり、外部入力端子111を介して入力されるオーディオデータを録音することができる。ユーザがスイッチ202を押すと、図1のCPU103は、DSP110に制御信号S1=0,S2=1を出力する。スイッチ203は、「演奏及びマイク」を選択するためのスイッチであり、上記の「演奏」のオーディオデータ及び上記の「マイク」のオーディオデータの両者を加算したオーディオデータを録音することができる。ユーザがスイッチ203を押すと、図1のCPU103は、DSP110に制御信号S1=1,S2=1を出力する。
【0015】
録音スイッチ222は、外部記憶装置107への録音を開始指示するためのスイッチである。録音発光ダイオード(LED)212は、録音中のときに点灯する。停止スイッチ224は、録音を停止するためのスイッチである。再生スイッチ223は、外部記憶装置107に録音されたオーディオデータを再生するためのスイッチである。再生LED213は、再生中のときに点灯する。複数回の録音を行うことにより、複数曲のオーディオデータが記録される。選曲マイナススイッチ225は、1曲前のオーディオデータを選択するためのスイッチである。選曲プラススイッチ226は、1曲後のオーディオデータを選択するためのスイッチである。ファイナライズスイッチ221は、外部記憶装置(CD−R/RW)107に一又は複数曲の録音を行い、もうこれ以上録音を行わないときに行うファイナライズ処理を指示するためのスイッチである。このファイナライズの際に、曲毎の特性情報(削除情報)を外部記憶装置107に記録する。その詳細は、後に説明する。
【0016】
図1において、DSP110は、乗算器121,122及び加算器123,124を有する。乗算器121は、オーディオデータS11及び制御信号S1を乗算し、オーディオデータS13を出力する。乗算器122は、オーディオデータS12及び制御信号S2を乗算し、オーディオデータS14を出力する。加算器123は、オーディオデータS13及びオーディオデータS14を加算し、オーディオデータS15を出力する。オーディオデータS15が録音対象のデータである。図2の「演奏」スイッチ201が押されると、オーディオデータS11がオーディオデータS15になる。図2の「マイク」スイッチ202が押されると、オーディオデータS12がオーディオデータS15になる。図2の「演奏及びマイク」スイッチ203が押されると、オーディオデータS11及びS12の加算値がオーディオデータS15になる。SPC113は、オーディオデータS15をシリアル形式からパラレル形式に変換する。CPU103は、そのパラレル形式のオーディオデータを、RAM106内のバッファを介して外部記憶装置107に記録する。
【0017】
次に、図2の再生スイッチ223が押されたときの再生方法を説明する。CPU103は、外部記憶装置107からパラレル形式のオーディオデータを読み出し、RAM106内のバッファを介してPSC114へ出力する。PSC114は、オーディオデータをパラレル形式からシリアル形式に変換し、オーディオデータS17を出力する。この再生は、外部記憶装置107に記録された曲毎の特性情報(削除情報)に応じて再生を行う。その詳細は、後に説明する。
【0018】
次に、電子楽器の楽音発生処理を説明する。加算器124は、オーディオデータS11及びオーディオデータS12を加算し、オーディオデータS16を出力する。加算器115は、オーディオデータS16及びオーディオデータS17を加算し、オーディオデータS18をデジタル−アナログコンバータ(DAC)116へ出力する。DAC116は、オーディオデータをデジタル形式からアナログ形式に変換し、アンプ117へ出力する。アンプ117は、オーディオデータを増幅し、スピーカ118に出力する。スピーカ118からは楽音が発音される。
【0019】
ROM105は、コンピュータプログラムを記憶する。CPU103は、ROM105内のコンピュータプログラムに応じて、上記の処理を行う。具体的には、後に説明する図7〜図10の処理等を行う。RAM106は、バッファ、フラグ、レジスタ等のCPU103のワークエリアを有する。CPU103は、後に説明する図9及び図10の割り込み処理を行うことができる。
【0020】
図3は、外部記憶装置107としてのCD−R/RWの記録フォーマットを示す図である。CD−R/RWのディスクは、内側から外側に向けて、PMA301、リードイン(TOC)302、データエリア303、リードアウト304の順にエリアが設けられる。データエリア303は、最大99トラックのデータを記録可能であり、内側から外側に向けてらせん状につながった1本の線でデータを記録することができる。各トラックには、オーディオデータの曲を記録することができる。リードイン302は、各トラックの情報を記録するためのエリアであり、例えば図5(B)に示すように開始位置511、トラック長512及びユーザデータ513等を記録することができる。リードアウト304は、終了情報を記録するためのエリアである。音楽用CD−ROMは、上記のPMA301がなく、リードイン302、データエリア303及びリードアウト304のみを有する。一方、CD−R/RWは、さらにPMA301を有する。PMA301は、リードイン302の仮のエリアである。すなわち、CD−R/RWでは、データエリア303の各トラックにデータを記録する度にそのトラック情報をPMA301に記録する。そして、ファイナライズ処理により、PMA301に記録した情報をリードイン302に記録する。このファイナライズ処理を行うことにより、音楽用CD等のCD再生専用装置での再生が可能になる。
【0021】
図4は、ファイナライズ処理の際の特性入力画面及びスイッチを示し、図1の操作パネル及び表示器104に対応する。図2のファイナライズスイッチ221を押すことにより、この特性入力画面が表示される。例えば、10曲以上のオーディオデータを録音した後にファイナライズ処理を行う場合を例に説明する。液晶表示器421には、最初の10曲のオーディオデータが「1」〜「10」の番号を付されて表示される。スイッチ401〜410は、それぞれ10曲の曲を選択するためのスイッチである。ページダウンスイッチ411は、次の10曲を表示するためのスイッチである。ページアップスイッチ412は、前の10曲を表示するためのスイッチである。スイッチ413〜416は、特性スイッチである。
【0022】
削除スイッチ416は、各曲を削除指示するためのスイッチである。例えば、スイッチ403を押すことにより3曲目の曲を選択し、その後に、削除スイッチ416を押すと、液晶表示器421の3曲目には「Del」が表示される。これにより、3曲目が削除されたことを示す。
【0023】
特性スイッチ413〜415は、各曲に特性を付与するためのスイッチである。例えば、3人の演奏者A〜Cが同じ電子楽器を使用する場合を考える。演奏者Aが録音した曲は、スイッチ413を用いて「A」の特性を付与する。また、演奏者Bが録音した曲は、スイッチ414を用いて「B」の特性を付与する。同様に、演奏者Cが録音した曲は、スイッチ415を用いて「C」の特性を付与する。例えば、演奏者Aの場合、スイッチ401及び405を押すことにより1曲目及び5曲目を選択し、特性スイッチ413を押すことにより1曲目及び5曲目に「A」の特性を付与することができる。また、演奏者Bの場合、スイッチ409を押すことにより9曲目を選択し、特性スイッチ414を押すことにより9曲目に「B」の特性を付与することができる。曲毎の特性は、液晶表示器421に表示される。特性が表示されていない曲は、特性情報がないことを示す。
【0024】
各曲に特性を付与した後、セーブスイッチ417を押すと、特性入力が終了し、図3のPMA301のトラック情報がリードイン302に記録される。その際、上記の各曲の特性もリードイン302に記録される。その詳細を、図5(A)及び(B)を参照しながら説明する。
【0025】
図5(A)は図3のPMA301の内容を示し、図5(B)は図3のリードイン302の内容を示す。ファイナライズ前において、PMA301には、各トラック毎に開始位置501及びトラック長502が記録されており、リードイン302には何も記録されていない。図4のセーブスイッチ417が押されると、PMA301の開始位置501及びトラック長502が、リードイン302の開始位置511及びトラック長512として記録される。さらに、リードイン513には、図4の特性入力画面で入力された各曲の特性情報がユーザデータ513として記録される。なお、ユーザデータ513として、特性情報の他に曲名を記録してもよい。
【0026】
なお、上記ではすべての曲の録音が終了した後に、図4の特性入力画面にて各曲の特性を入力する場合を例に説明したが、各曲の録音終了毎に特性情報を入力してもよい。その場合は、PMA301に、開始位置501及びトラック長502の他に、ユーザデータ503として特性情報を記録することができる。そして、ファイナライズ時に、PMA301のユーザデータ503を、リードイン302のユーザデータ513として記録すればよい。
【0027】
図6は、図2の再生スイッチ223を押したときに表示される特性選択画面及びスイッチを示す。液晶表示器621には、図4の特性入力画面で削除情報が付与された曲(例えば3曲目)を除く曲が、新たな番号順で表示される。すなわち、図4の4〜11曲目が図6の3〜10曲目として表示される。削除情報が付与された曲は、CD−R/RWに記録されてはいるが、再生されない。すなわち、削除情報が付与された曲をとばして再生される。
【0028】
この特性選択画面において、スイッチ601〜610は、それぞれ10曲の曲を選択するためのスイッチである。ページダウンスイッチ611は、次の10曲を表示するためのスイッチである。ページアップスイッチ612は、前の10曲を表示するためのスイッチである。スイッチ613〜616は、再生したい曲の特性を選択するためのスイッチである。
【0029】
スイッチ613は、特性「A」の曲のみを再生指示するためのスイッチである。スイッチ614は、特性「B」の曲のみを再生指示するためのスイッチである。スイッチ615は、特性「C」の曲のみを再生指示するためのスイッチである。スイッチ616は、特性「A」、「B」及び「C」の曲のみを再生指示するためのスイッチである。また、スイッチ601〜610を押すことにより、再生したい曲を個別に選択することもできる。ユーザは、上記のスイッチを用いて、再生したい曲を選択することができる。例えば、スイッチ613を押すことにより特性「A」の曲を選択すれば、特性「A」が付与された1曲目及び4曲目のみが再生される。これにより、ユーザが指定する特性の曲のみを再生させることができる。
【0030】
上記のように、各曲には特性情報として削除情報を付与することができる。CD−R/RWに記録されたオーディオデータを削除することなく、各曲に削除情報を付与すれば、削除情報が付与された曲は再生されない。これにより、見かけ上、その曲を削除したかのように扱うことができる。
【0031】
図7は、電子楽器が行うメインルーチンの処理を示すフローチャートである。電子楽器の電源がオンになると、以下の処理を行う。ステップS701では、バッファ及びフラグ等の初期設定を行う。次に、ステップS702では、操作パネル104(図1)上のスイッチ(操作子)の操作に応じた処理を行う。例えば、図2のスイッチ及び図4のスイッチが押されたときの処理を行う。再生スイッチ223(図2)が押されたときの再生処理の詳細は、後に図7を参照しながら説明する。次に、ステップS703では、鍵盤処理を行う。鍵盤処理は、鍵盤119の操作に応じて、押鍵情報(キーオンイベント)及び離鍵情報(キーオフイベント)を含むキー情報を検出し、発音又は消音処理を行う。次に、ステップS704では、表示器104の表示処理、及び外部インターフェース102の入出力処理等のその他の処理を行う。その後、ステップS702へ戻り、上記の処理を繰り返す。
【0032】
図8は、図2の再生スイッチ223が押され、再生スイッチイベントが発生したときの処理を示すフローチャートである。ステップS801では、再生フラグをチェックし、再生中か否かを判断する。再生フラグの初期値は、未再生を示す。再生中であれば処理を終了し、再生中でなければステップS802へ進む。ステップS802では、曲の特性を選択済みであるか否かをチェックする。すなわち、図6の特性選択画面で特性を選択したか否かをチェックする。未選択であればステップS803へ進み、選択済みであればステップS805へ進む。ステップS803では、特性選択画面処理を行う。具体的には、図6の特性選択画面を表示する。ユーザは、その画面で各曲の特性を選択することができる。次に、ステップS804では、図2の再生LED213を点滅させ、特性選択済みであることをユーザに知らせる。その後、一旦処理を終了する。
【0033】
再び、再生スイッチ223を押すと、ステップS801の処理を行う。ステップS801では、再生中ではないと判断され、ステップS802へ進む。ステップS802では、特性選択済みであると判断され、ステップS805へ進む。ステップS805では、再生中であることを示すために再生フラグをセットする。次に、ステップS806では、再生LED213を点灯し、再生中であることをユーザに知らせる。次に、ステップS807では、選択された曲の読み込み開始を外部記憶装置107に指示する。この際、例えば図4の3曲目のように削除情報が付与された曲は読み込まれず、再生もされない。また、図6において、例えば特性「A」が選択されたときには、1曲目及び4曲目が読み込まれ、再生の対象になる。この読み込み開始指示がされると、後に説明する図9の割り込み処理が開始する。次に、ステップS808では、RAM106内のバッファのアドレスを初期化する。外部記憶装置107内の選択曲のオーディオデータは、バッファを介してPSC114へ供給される。その後、処理を終了する。
【0034】
図9は、外部記憶装置107からオーディオデータを読み込むための割り込み処理を示すフローチャートである。この処理は、図8のステップS807で読み込み開始指示された後、外部記憶装置107からの割り込み信号に応じて行われる割り込み処理である。ステップS901では、外部記憶装置107からオーディオデータを取り込み、バッファの書き込みアドレス(位置)に書き込む。次に、ステップS902では、外部記憶装置107のデータの取り込み位置を次の位置にする。この際、上記のように、選択された曲のみを読み出し、さらに削除情報が付与された曲を読み出さないように取り込み位置を制御する。次に、ステップS903では、バッファの書き込みアドレスを次の位置にする。選択された曲のオーディオデータのすべてを読み込み終わるまで、以上の処理を繰り返す。
【0035】
図10は、楽音発生処理のための割り込み処理を示すフローチャートである。この処理は、DSP110の信号に応じて行われる割り込み処理である。ステップS1001では、再生フラグをチェックし、再生中か否かを判断する。再生中であればステップS1002へ進み、再生中でなければ処理を終了する。ステップS1002では、バッファの読み込みアドレス(位置)からデータを取り込み、PSC114へ書き込む。図1において、PSC114にデータが書き込まれると、スピーカ118から発音される。次に、ステップS1003では、バッファの読み込みアドレス(位置)を次のアドレスに設定する。選択された曲のオーディオデータのすべてを再生し終わるまで、以上の処理を繰り返す。
【0036】
以上のように、外部記憶装置107にオーディオデータ及びその特性を記録する。具体的には、録音スイッチ222を押すことによりオーディオデータを記録することができ、図4の特性入力画面により特性を入力して記録することができる。この特性には、削除情報も含まれる。また、図6の特性選択画面で再生したい曲の特性を指定することができる。再生の際には、外部記憶装置107に記憶されるオーディオデータの曲の特性に応じてそのオーディオデータを再生する。特性として削除情報が付与されていれば、その曲は再生されない。特定の特性を選択すれば、その特性の曲のみが再生される。
【0037】
鍵盤演奏等によるリアルタイム録音の際、演奏に失敗したとしてもCD−R/RWに記録したオーディオデータ自体を削除することはできないか又は困難である。本実施形態によれば、曲毎に削除情報を付与することにより、オーディオデータ自体は削除しなくても、再生させないことができる。また、所定量のオーディオデータをバッファリングするための小容量のバッファを用意すればよく、ハードディスク等の大容量メモリを必要としないので、コストを安価にできる。
【0038】
なお、外部記憶装置107は、CD−R/RWに限定されず、DVD、MO等の他の光ディスクにも適用することができる。光ディスクは、CD−R/RW、DVD(DVD−R等を含む)、MO等を含み、これらは同じ性質を有し、データ消去に制限がある。また、外部記憶装置107は、CD−R/RWのように、シーケンシャルアクセスによりデータを記録開始位置から順番に記録するものに適用できる。特に、外部記憶装置107は、CD−Rのように、1度データを記録した後はそのデータを書き換えることができないものの場合に大きな効果がある。
【0039】
上記では電子楽器の場合を例に説明したが、電子楽器に限定されない。例えば、カラオケ装置に適用することもできる。すなわち、自動演奏データ及び/又はマイク入力の歌手の歌声を外部記憶装置107に記録することができる。また、オーディオデータを記録する場合を例に説明したが、オーディオデータ以外のデータを記録してもよい。例えば、MIDIデータ又は画像データ等を記録してもよい。
【0040】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、データに特性を付して記憶手段に記憶させることにより、その特性を基にデータを再生することができる。また、削除情報を特性として付して記憶手段に記憶させることにより、そのデータをとばして再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による電子楽器のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】操作パネル及び表示器を示す図である。
【図3】CD−R/RWの記録フォーマットを示す図である。
【図4】ファイナライズ処理の際の特性入力画面及びスイッチを示す図である。
【図5】図5(A)はPMAの内容を示す図、図5(B)はリードインの内容を示す図である。
【図6】再生スイッチを押したときに表示される特性選択画面及びスイッチを示す図である。
【図7】電子楽器が行うメインルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図8】再生スイッチが押され、再生スイッチイベントが発生したときの処理を示すフローチャートである。
【図9】外部記憶装置からオーディオデータを読み込むための割り込み処理を示すフローチャートである。
【図10】楽音発生処理のための割り込み処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 バス
102 外部インファーフェース
103 CPU
104 操作パネル及び表示器
105 ROM
106 RAM
107 外部記憶装置
108 音源
109 波形ROM
110 DSP
111 外部入力端子
112 アナログ−デジタルコンバータ
113 シリアル−パラレルコンバータ
114 パラレル−シリアルコンバータ
115 加算器
116 デジタル−アナログコンバータ
117 アンプ
118 スピーカ
119 鍵盤
121,122 乗算器
123,124 加算器
201 「演奏」選択スイッチ
202 「マイク」選択スイッチ
203 「演奏及びマイク」選択スイッチ
212 録音LED
213 再生LED
221 ファイナライズスイッチ
222 録音スイッチ
223 再生スイッチ
224 停止スイッチ
225 選曲マイナススイッチ
226 選曲プラススイッチ
227 録音選択スイッチ
231 液晶表示器
301 PMA
302 リードイン
303 データエリア
304 リードアウト

Claims (19)

  1. データ及びその特性を記憶するための記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されるデータの特性に応じてそのデータを再生する再生手段と
    を有するデータ再生装置。
  2. 前記記憶手段は、オーディオデータの曲及びその特性を記憶し、
    前記再生手段は、オーディオデータの曲の特性に応じてそのオーディオデータの曲を再生する請求項1記載のデータ再生装置。
  3. さらに、前記記憶手段に記憶された曲の特性を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された特性を前記記憶手段に記録する特性記録手段とを有する請求項2記載のデータ再生装置。
  4. さらに、再生したい曲の特性を指定する指定手段を有し、
    前記再生手段は、前記指定手段により指定された曲の特性に応じてその曲を再生する請求項3記載のデータ再生装置。
  5. 前記記憶手段は、オーディオデータの曲及びその曲が削除されたか否かを示す削除情報を記憶し、
    前記再生手段は、その曲が削除された旨の削除情報があるときにはその曲を再生せず、その曲が削除されていない旨の削除情報があるときにはその曲を再生する請求項2記載のデータ再生装置。
  6. さらに、前記記憶手段に記憶された曲を削除するか否かを示す削除情報を指定する指定手段と、
    前記指定手段の指定に応じて前記記憶手段に削除情報を記録する削除情報記録手段とを有する請求項5記載のデータ再生装置。
  7. 前記記憶手段は、光ディスクである請求項6記載のデータ再生装置。
  8. 前記記憶手段は、CD−R又はCD−RWである請求項6記載のデータ再生装置。
  9. 前記削除情報記録手段は、前記CD−R又はCD−RWのファイナライズ処理の際にリードイン領域に削除情報を記録する請求項8記載のデータ再生装置。
  10. 前記記憶手段は、CD−Rである請求項9記載のデータ再生装置。
  11. 演奏者が演奏操作するための鍵盤と、
    前記鍵盤の操作に応じたオーディオデータの曲及びその特性を記憶するための記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されるオーディオデータの曲の特性に応じてそのオーディオデータを再生する再生手段と
    を有する電子楽器。
  12. さらに、前記記憶手段に記憶された曲の特性を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された特性を前記記憶手段に記録する特性記録手段とを有する請求項11記載の電子楽器。
  13. さらに、再生したい曲の特性を指定する指定手段を有し、
    前記再生手段は、前記指定手段により指定された曲の特性に応じてその曲を再生する請求項12記載の電子楽器。
  14. 前記記憶手段は、オーディオデータの曲及びその曲が削除されたか否かを示す削除情報を記憶し、
    前記再生手段は、その曲が削除された旨の削除情報があるときにはその曲を再生せず、その曲が削除されていない旨の削除情報があるときにはその曲を再生する請求項11記載の電子楽器。
  15. さらに、前記記憶手段に記憶された曲を削除するか否かを示す削除情報を指定する指定手段と、
    前記指定手段の指定に応じて前記記憶手段に削除情報を記録する削除情報記録手段とを有する請求項14記載の電子楽器。
  16. 前記記憶手段は、光ディスクである請求項15記載の電子楽器。
  17. 前記記憶手段は、CD−R又はCD−RWである請求項15記載の電子楽器。
  18. 前記削除情報記録手段は、前記CD−R又はCD−RWのファイナライズ処理の際にリードイン領域に削除情報を記録する請求項17記載の電子楽器。
  19. 前記記憶手段は、CD−Rである請求項18記載の電子楽器。
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