JP2001056759A - ソフトウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置 - Google Patents
ソフトウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置Info
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F9/00—Arrangements for program control, e.g. control units
- G06F9/06—Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
- G06F9/30—Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
- G06F9/38—Concurrent instruction execution, e.g. pipeline, look ahead
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F8/00—Arrangements for software engineering
- G06F8/60—Software deployment
- G06F8/65—Updates
- G06F8/656—Updates while running
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソフトウェアの実行中に、ソフトウェア
の実行を停止させることなくソフトウェアの書換えを行
うこと。 【解決手段】 通常処理部１０２が、ソフトウェア格納
部１０８に格納されているプログラムをブロック単位で
実行ブロック格納部１０５に展開して実行し、書換えブ
ロック格納部１０６が、転送部１０９から送られてくる
書換えブロックを一時的に格納し、書き換えテーブル１
０７が、書換えブロックの実行状態を示す項目を有し、
書換え処理部１０３が、書換えテーブル１０７参照する
ことにより、ソフトウェア中の実行されていないブロッ
クを判別し、ソフトウェア格納部１０８に格納されてい
るプログラムの実行されていないブロックを、書換えブ
ロック格納部１０６に格納されている書換えブロックに
よって順次書換える。
の実行を停止させることなくソフトウェアの書換えを行
うこと。 【解決手段】 通常処理部１０２が、ソフトウェア格納
部１０８に格納されているプログラムをブロック単位で
実行ブロック格納部１０５に展開して実行し、書換えブ
ロック格納部１０６が、転送部１０９から送られてくる
書換えブロックを一時的に格納し、書き換えテーブル１
０７が、書換えブロックの実行状態を示す項目を有し、
書換え処理部１０３が、書換えテーブル１０７参照する
ことにより、ソフトウェア中の実行されていないブロッ
クを判別し、ソフトウェア格納部１０８に格納されてい
るプログラムの実行されていないブロックを、書換えブ
ロック格納部１０６に格納されている書換えブロックに
よって順次書換える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェア書換
え方法およびソフトウェア書換え装置に関する。
え方法およびソフトウェア書換え装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のソフトウェア書換え方法として
は、１）書換える必要のあるソフトウェア（以下、「旧
ソフトウェア」という。）が実行中でない場合に書換え
を行う方法、２）旧ソフトウェアの実行中に、強制的に
実行を一時的に停止させて書換えを行う方法、がある。
は、１）書換える必要のあるソフトウェア（以下、「旧
ソフトウェア」という。）が実行中でない場合に書換え
を行う方法、２）旧ソフトウェアの実行中に、強制的に
実行を一時的に停止させて書換えを行う方法、がある。
【０００３】上記１）の方法では、例えば、旧ソフトウ
ェアが動作する機器にソフトウェア書換えのための専用
端末が接続され、機器の電源が一旦切断後再投入され
る。このときに、機器に備えられたソフトウェア書き換
えのためのソフトウェアは、書換える新しいソフトウェ
ア（以下、「新ソフトウェア」という。）が専用端末送
られてきていることを検知した場合には、通常の処理モ
ードとは別の書換えモードによって、旧ソフトウェアが
動作することを中止して、旧ソフトウェアを新ソフトウ
ェアに書換える。その後、機器から専用端末が切断さ
れ、機器の電源が切断／再投入されることにより、機器
において新ソフトウェアが実行される。
ェアが動作する機器にソフトウェア書換えのための専用
端末が接続され、機器の電源が一旦切断後再投入され
る。このときに、機器に備えられたソフトウェア書き換
えのためのソフトウェアは、書換える新しいソフトウェ
ア（以下、「新ソフトウェア」という。）が専用端末送
られてきていることを検知した場合には、通常の処理モ
ードとは別の書換えモードによって、旧ソフトウェアが
動作することを中止して、旧ソフトウェアを新ソフトウ
ェアに書換える。その後、機器から専用端末が切断さ
れ、機器の電源が切断／再投入されることにより、機器
において新ソフトウェアが実行される。
【０００４】また上記２）の方法では、例えば、旧ソフ
トウェアが動作する機器内の中央処理装置（以下、「Ｃ
ＰＵ」という。）が、通常の処理の中において、割込み
等により旧ソフトウェアの実行を一時的に停止させて書
換えを行い、書換え後、停止状態を解除することによ
り、新ソフトウェアが実行される。
トウェアが動作する機器内の中央処理装置（以下、「Ｃ
ＰＵ」という。）が、通常の処理の中において、割込み
等により旧ソフトウェアの実行を一時的に停止させて書
換えを行い、書換え後、停止状態を解除することによ
り、新ソフトウェアが実行される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記１）の方法では、書換えを行っている最中は、機器
は通常の処理を行うことができないため、機器本来の使
用をすることができない、という問題がある。また、上
記２）の方法では、機器本来の使用を妨げられることは
ないが、一時的にではあるが、機器の通常の処理が停止
してしまう、という問題がある。
上記１）の方法では、書換えを行っている最中は、機器
は通常の処理を行うことができないため、機器本来の使
用をすることができない、という問題がある。また、上
記２）の方法では、機器本来の使用を妨げられることは
ないが、一時的にではあるが、機器の通常の処理が停止
してしまう、という問題がある。
【０００６】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、ソフトウェアの実行中に、ソフトウェアの実行を
停止させることなくソフトウェアの書換えを行うことが
できるソフトウェア書換え方法およびソフトウェア書換
え装置を提供することを目的とする。
あり、ソフトウェアの実行中に、ソフトウェアの実行を
停止させることなくソフトウェアの書換えを行うことが
できるソフトウェア書換え方法およびソフトウェア書換
え装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のソフトウェア書
換え方法は、書換えられるソフトウェアの実行中に、前
記書換えられるソフトウェア中の実行されていない部分
を検出し、前記実行されていない部分を順次書換えるよ
うにした。
換え方法は、書換えられるソフトウェアの実行中に、前
記書換えられるソフトウェア中の実行されていない部分
を検出し、前記実行されていない部分を順次書換えるよ
うにした。
【０００８】この方法によれば、ソフトウェア中におい
て実行されていない部分を書換えるため、そのソフトウ
ェアの実行を停止することなく通常の処理中にソフトウ
ェアの書換えを行うことができる。
て実行されていない部分を書換えるため、そのソフトウ
ェアの実行を停止することなく通常の処理中にソフトウ
ェアの書換えを行うことができる。
【０００９】本発明のソフトウェア書換え方法は、書換
えられるソフトウェアは１または複数のブロックに分割
されているソフトウェアであり、各々のブロックを実行
中であるブロックと実行中でないブロックとに判別し、
前記実行中でないブロックを順次書換えるようにした。
えられるソフトウェアは１または複数のブロックに分割
されているソフトウェアであり、各々のブロックを実行
中であるブロックと実行中でないブロックとに判別し、
前記実行中でないブロックを順次書換えるようにした。
【００１０】本発明のソフトウェア書換え方法は、書換
えブロックをメモリに一時格納し、前記書換えブロック
と実行中であるブロックとを対比し、前記書換えブロッ
クに対応するブロックが実行中でないときに、書換えら
れるソフトウェア中の前記対応するブロックを前記書換
えブロックによって順次書換えるようにした。
えブロックをメモリに一時格納し、前記書換えブロック
と実行中であるブロックとを対比し、前記書換えブロッ
クに対応するブロックが実行中でないときに、書換えら
れるソフトウェア中の前記対応するブロックを前記書換
えブロックによって順次書換えるようにした。
【００１１】これらの方法によれば、ソフトウェア中に
おいて書換え対象となる複数の処理ブロックを、実行中
ブロックと、停止中ブロックとに区別し、停止中ブロッ
クを書換えるため、そのソフトウェアの実行を停止する
ことなく通常の処理中にソフトウェアの書換えを行うこ
とができる。
おいて書換え対象となる複数の処理ブロックを、実行中
ブロックと、停止中ブロックとに区別し、停止中ブロッ
クを書換えるため、そのソフトウェアの実行を停止する
ことなく通常の処理中にソフトウェアの書換えを行うこ
とができる。
【００１２】本発明のソフトウェア書換え方法は、書換
えられるソフトウェア中の対応するブロックについて、
書換え済みか否かを判定し、書換えが済んでいる前記対
応するブロックを再度書換えないようにした。
えられるソフトウェア中の対応するブロックについて、
書換え済みか否かを判定し、書換えが済んでいる前記対
応するブロックを再度書換えないようにした。
【００１３】この方法によれば、ソフトウェア中におい
て書換え対象となる複数の処理ブロックについて、書換
え済みか否かを判定し、書換えが済んでいるブロックを
再度書換えないため、書換え処理の負荷が軽減するとと
もに、効率良く書換え処理を行うことができる。
て書換え対象となる複数の処理ブロックについて、書換
え済みか否かを判定し、書換えが済んでいるブロックを
再度書換えないため、書換え処理の負荷が軽減するとと
もに、効率良く書換え処理を行うことができる。
【００１４】本発明のソフトウェア書換え装置は、１ま
たは複数のブロックに分割されているソフトウェアを格
納するソフトウェア格納手段と、前記ブロックを展開し
て実行する処理手段と、書換えブロックを一時的に格納
するブロック格納手段と、前記書換えブロックと前記処
理手段において実行中のブロックとを対比し、前記書換
えブロックに対応するブロックの実行状態を判別する判
別手段と、判別結果に従って前記ソフトウェア格納手段
に格納されている前記対応するブロックを前記書換えブ
ロックによって順次書換える書換え処理を行う書換え手
段と、を具備する構成を採る。
たは複数のブロックに分割されているソフトウェアを格
納するソフトウェア格納手段と、前記ブロックを展開し
て実行する処理手段と、書換えブロックを一時的に格納
するブロック格納手段と、前記書換えブロックと前記処
理手段において実行中のブロックとを対比し、前記書換
えブロックに対応するブロックの実行状態を判別する判
別手段と、判別結果に従って前記ソフトウェア格納手段
に格納されている前記対応するブロックを前記書換えブ
ロックによって順次書換える書換え処理を行う書換え手
段と、を具備する構成を採る。
【００１５】本発明のソフトウェア書換え装置は、判別
手段は、書換えブロックのブロック番号を示す項目と、
書換えブロックに対応するブロックの実行状態を示す項
目と、を構成項目とするテーブルを有し、書換え手段
は、前記テーブルを参照し書換え処理を行う構成を採
る。
手段は、書換えブロックのブロック番号を示す項目と、
書換えブロックに対応するブロックの実行状態を示す項
目と、を構成項目とするテーブルを有し、書換え手段
は、前記テーブルを参照し書換え処理を行う構成を採
る。
【００１６】これらの構成によれば、ソフトウェア中に
おいて書換え対象となる複数の処理ブロックを、実行中
ブロックと、停止中ブロックとに区別し、停止中ブロッ
クを書換えるため、そのソフトウェアの実行を停止する
ことなく通常の処理中にソフトウェアの書換えを行うこ
とができる。
おいて書換え対象となる複数の処理ブロックを、実行中
ブロックと、停止中ブロックとに区別し、停止中ブロッ
クを書換えるため、そのソフトウェアの実行を停止する
ことなく通常の処理中にソフトウェアの書換えを行うこ
とができる。
【００１７】本発明のソフトウェア書換え装置は、テー
ブルは、書換えブロックに対応するブロックの書換え状
態を示す項目を構成項目とする構成を採る。
ブルは、書換えブロックに対応するブロックの書換え状
態を示す項目を構成項目とする構成を採る。
【００１８】この構成によれば、書換えテーブルが書換
え状態を示す項目を持つため、ソフトウェア中において
書換え対象となる複数の処理ブロックのうち、書換えが
済んだブロックと、書換えが済んでいないブロックとを
判別して、書換えが済んでいないブロックについてのみ
書換えを行うことができる。これにより、書換えるブロ
ック数が多い場合に、一度の書換え処理によって書換え
を行う必要はなく、複数回に分けて書換えを行うことが
可能となる。また、書換えが済んだブロックについて再
度書換えが行われるということがなくなるため、書換え
処理の負荷が軽減するとともに、効率良く書換え処理を
行うことができる。
え状態を示す項目を持つため、ソフトウェア中において
書換え対象となる複数の処理ブロックのうち、書換えが
済んだブロックと、書換えが済んでいないブロックとを
判別して、書換えが済んでいないブロックについてのみ
書換えを行うことができる。これにより、書換えるブロ
ック数が多い場合に、一度の書換え処理によって書換え
を行う必要はなく、複数回に分けて書換えを行うことが
可能となる。また、書換えが済んだブロックについて再
度書換えが行われるということがなくなるため、書換え
処理の負荷が軽減するとともに、効率良く書換え処理を
行うことができる。
【００１９】本発明のソフトウェア書換え装置は、ＣＰ
Ｕが行っている処理の負荷度合を監視し、前記負荷度合
が小さくなったときに書換え手段に対して書換え処理を
行うよう指示する制御手段を具備する構成を採る。
Ｕが行っている処理の負荷度合を監視し、前記負荷度合
が小さくなったときに書換え手段に対して書換え処理を
行うよう指示する制御手段を具備する構成を採る。
【００２０】本発明のソフトウェア書換え装置は、制御
手段は、書き換手段からの書換え要求に対して、ＣＰＵ
が行っている処理の負荷度合を調査する構成を採る。
手段は、書き換手段からの書換え要求に対して、ＣＰＵ
が行っている処理の負荷度合を調査する構成を採る。
【００２１】これらの構成によれば、ソフトウェア書き
換え装置は、ＣＰＵが行っている処理の負荷度合が小さ
くなったときに書換え処理を行うため、ＣＰＵが行う通
常の処理に影響を与えることなくソフトウェアの書換え
を行うことができる。
換え装置は、ＣＰＵが行っている処理の負荷度合が小さ
くなったときに書換え処理を行うため、ＣＰＵが行う通
常の処理に影響を与えることなくソフトウェアの書換え
を行うことができる。
【００２２】本発明の通信端末装置は、前記いずれかの
ソフトウェア書換え装置を搭載する構成を採る。
ソフトウェア書換え装置を搭載する構成を採る。
【００２３】この構成によれば、例えば通信端末装置が
移動局装置であれば、基地局装置から移動局装置へ常時
制御信号を送信している制御チャネル等を使用して、無
線にてソフトウェアを伝送し、移動局装置においては、
待ち受け中等の比較的ＣＰＵの処理負荷が小さいときを
利用してソフトウェアの書換えを行うことができる。こ
のため、移動局装置ユーザにソフトウェアの書換えが行
われたことを認識させることなく、移動局装置の通常使
用状態において、ソフトウェアの書換えを行うことがで
きる。
移動局装置であれば、基地局装置から移動局装置へ常時
制御信号を送信している制御チャネル等を使用して、無
線にてソフトウェアを伝送し、移動局装置においては、
待ち受け中等の比較的ＣＰＵの処理負荷が小さいときを
利用してソフトウェアの書換えを行うことができる。こ
のため、移動局装置ユーザにソフトウェアの書換えが行
われたことを認識させることなく、移動局装置の通常使
用状態において、ソフトウェアの書換えを行うことがで
きる。
【００２４】
【発明の実施の形態】本発明者は、ソフトウェアが実行
中でない場合に書換えを行うか、または、ソフトウェア
の実行を停止させて書換えを行っているのは、ソフトウ
ェア単位の実行状況に従って書換えを行っているためで
あると考え、ソフトウェア中でも実行されている部分と
実行されていない部分とに区別できることを見出し本発
明をするに至った。すなわち、本発明の骨子は、ソフト
ウェア中の実行されていない部分を検出し、その部分を
順次書換えていくことである。
中でない場合に書換えを行うか、または、ソフトウェア
の実行を停止させて書換えを行っているのは、ソフトウ
ェア単位の実行状況に従って書換えを行っているためで
あると考え、ソフトウェア中でも実行されている部分と
実行されていない部分とに区別できることを見出し本発
明をするに至った。すなわち、本発明の骨子は、ソフト
ウェア中の実行されていない部分を検出し、その部分を
順次書換えていくことである。
【００２５】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【００２６】（実施の形態１）本実施の形態に係るソフ
トウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置は、
ソフトウェア中において書換え対象となる複数の処理ブ
ロックを、実行中ブロックと、実行中でないブロックと
に区別し、実行中でないブロックを書換えるものであ
る。
トウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置は、
ソフトウェア中において書換え対象となる複数の処理ブ
ロックを、実行中ブロックと、実行中でないブロックと
に区別し、実行中でないブロックを書換えるものであ
る。
【００２７】以下、本発明の実施の形態１に係るソフト
ウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置につい
て図１および図２を用いて説明する。図１は、本発明の
実施の形態１に係るソフトウェア書換え装置の概略構成
を示す要部ブロック図である。
ウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置につい
て図１および図２を用いて説明する。図１は、本発明の
実施の形態１に係るソフトウェア書換え装置の概略構成
を示す要部ブロック図である。
【００２８】ＣＰＵ１０１では、通常処理部１０２、書
換え処理部１０３および制御部１０４が動作する。
換え処理部１０３および制御部１０４が動作する。
【００２９】通常処理部１０２は、実行ブロック格納部
１０５を有し、ソフトウェア格納部１０８に格納されて
いる各種ソフトウェアから、現在行う処理に必要なソフ
トウェアを抽出して実行ブロック格納部１０５に展開
し、通常の処理を実行する。なお、ここでいう通常の処
理とは、ＣＰＵ１０１内で行われるソフトウェア書換え
処理以外のすべての処理をいう。
１０５を有し、ソフトウェア格納部１０８に格納されて
いる各種ソフトウェアから、現在行う処理に必要なソフ
トウェアを抽出して実行ブロック格納部１０５に展開
し、通常の処理を実行する。なお、ここでいう通常の処
理とは、ＣＰＵ１０１内で行われるソフトウェア書換え
処理以外のすべての処理をいう。
【００３０】書換え処理部１０３は、書換えブロック格
納部１０６と書換えテーブル１０７とを有し、制御部１
０４からの指示に従って、ソフトウェア格納部１０８に
格納されている旧ソフトウェアを、転送部１０９から送
られてくる新ソフトウェアによって更新することによ
り、旧ソフトウェアを新ソフトウェアに書換える。書換
えブロック格納部１０６は、転送部１０９から送られて
くる新プログラムを書換え処理が終了するまで格納す
る。書換えテーブル１０７は、書換え処理部１０３がソ
フトウェアの書換えを行うときに参照するテーブルであ
り、ソフトウェアの実行状態を管理するためのテーブル
である。書換えテーブル１０７の構成については、後述
する。
納部１０６と書換えテーブル１０７とを有し、制御部１
０４からの指示に従って、ソフトウェア格納部１０８に
格納されている旧ソフトウェアを、転送部１０９から送
られてくる新ソフトウェアによって更新することによ
り、旧ソフトウェアを新ソフトウェアに書換える。書換
えブロック格納部１０６は、転送部１０９から送られて
くる新プログラムを書換え処理が終了するまで格納す
る。書換えテーブル１０７は、書換え処理部１０３がソ
フトウェアの書換えを行うときに参照するテーブルであ
り、ソフトウェアの実行状態を管理するためのテーブル
である。書換えテーブル１０７の構成については、後述
する。
【００３１】制御部１０４は、ＣＰＵ１０１が行ってい
る処理の負荷度合を監視しており、通常処理部１０２で
行われる処理が減少し、ＣＰＵ１０１が行っている処理
の負荷が小さくなって、ＣＰＵ１０１が通常の処理以外
の他の処理も行える余裕ができた場合には、書換え処理
部１０３に対して書換え処理を行うよう指示する。ま
た、制御部１０４は、通常処理部１０２で行われる処理
が増加した場合には、書換え処理部１０３に対して書換
え処理を中止するよう指示する。このように、ソフトウ
ェア書き換え装置は、ＣＰＵが行っている処理の負荷度
合が小さいときに書換え処理を行うため、ＣＰＵが行う
通常の処理に影響を与えることなくソフトウェアの書換
えを行うことができる。
る処理の負荷度合を監視しており、通常処理部１０２で
行われる処理が減少し、ＣＰＵ１０１が行っている処理
の負荷が小さくなって、ＣＰＵ１０１が通常の処理以外
の他の処理も行える余裕ができた場合には、書換え処理
部１０３に対して書換え処理を行うよう指示する。ま
た、制御部１０４は、通常処理部１０２で行われる処理
が増加した場合には、書換え処理部１０３に対して書換
え処理を中止するよう指示する。このように、ソフトウ
ェア書き換え装置は、ＣＰＵが行っている処理の負荷度
合が小さいときに書換え処理を行うため、ＣＰＵが行う
通常の処理に影響を与えることなくソフトウェアの書換
えを行うことができる。
【００３２】ソフトウェア格納部１０８は、通常処理部
１０２によって実行される各種ソフトウェアを格納して
いる。
１０２によって実行される各種ソフトウェアを格納して
いる。
【００３３】転送部１０９は、機器外部から有線または
無線を介して伝送されてきた新ソフトウェアをＣＰＵ１
０１で扱えるデータ形式に変換し、書換えブロック格納
部１０６へ転送する。
無線を介して伝送されてきた新ソフトウェアをＣＰＵ１
０１で扱えるデータ形式に変換し、書換えブロック格納
部１０６へ転送する。
【００３４】次いで、上記構成を有するソフトウェア書
換え装置の動作について図２を用いて説明する。図２
は、本発明の実施の形態１に係るソフトウェアの書換え
動作を説明するためのソフトウェアの処理ブロック図で
ある。
換え装置の動作について図２を用いて説明する。図２
は、本発明の実施の形態１に係るソフトウェアの書換え
動作を説明するためのソフトウェアの処理ブロック図で
ある。
【００３５】ソフトウェア格納部１０８に格納されてい
る各種ソフトウェアは、ソフトウェア全体が、処理単位
ごとに複数の処理ブロックに分けられて格納されてお
り、ソフトウェアはこの処理ブロック単位ごとに実行ブ
ロック格納部１０５において展開されたり、書換え処理
部１０３によって書換えられる。今、ここでは、図２
（ａ）に示すように、書換え対象となる旧ソフトは、ソ
フトウェア全体が１０ブロックに分けられているものと
する。
る各種ソフトウェアは、ソフトウェア全体が、処理単位
ごとに複数の処理ブロックに分けられて格納されてお
り、ソフトウェアはこの処理ブロック単位ごとに実行ブ
ロック格納部１０５において展開されたり、書換え処理
部１０３によって書換えられる。今、ここでは、図２
（ａ）に示すように、書換え対象となる旧ソフトは、ソ
フトウェア全体が１０ブロックに分けられているものと
する。
【００３６】また、通常、ソフトウェアの書換えを行う
ときには、ソフトウェア全体を書換えるのではなく、書
換える必要のあるブロック（以下、「旧ブロック」とい
う。）のみを書換えるようにして、書換え時間の短縮を
図っている。
ときには、ソフトウェア全体を書換えるのではなく、書
換える必要のあるブロック（以下、「旧ブロック」とい
う。）のみを書換えるようにして、書換え時間の短縮を
図っている。
【００３７】転送部１０９から書換えブロック格納部１
０６へ送られてきた書換える新しいブロック（以下、
「新ブロック」という。）は、書換えブロック格納部１
０６に書換えが終了するまで格納される。
０６へ送られてきた書換える新しいブロック（以下、
「新ブロック」という。）は、書換えブロック格納部１
０６に書換えが終了するまで格納される。
【００３８】また、書換え処理部１０３は、新ブロック
が書換えブロック格納部１０６へ送られてきたことを検
知すると、図２（ｂ）に示すような書換えテーブル１０
７を作成する。この書換えテーブルは、新ブロックのブ
ロック番号を示す項目と、新ブロックに対応する旧ブロ
ックが現在実行ブロック格納部１０５に展開されて実行
中であるか否かの実行状態を示す項目と、を有するテー
ブルである。今、ここでは、新ブロックとしてブロック
１〜３が書換えブロック格納部１０６へ転送されてきた
ものとすると、書換えテーブル１０７のブロック番号の
項目には、図２（ｂ）に示すように、ブロック１〜３が
埋められる。なお、この段階では、まだ実行状態の項目
は埋められない。
が書換えブロック格納部１０６へ送られてきたことを検
知すると、図２（ｂ）に示すような書換えテーブル１０
７を作成する。この書換えテーブルは、新ブロックのブ
ロック番号を示す項目と、新ブロックに対応する旧ブロ
ックが現在実行ブロック格納部１０５に展開されて実行
中であるか否かの実行状態を示す項目と、を有するテー
ブルである。今、ここでは、新ブロックとしてブロック
１〜３が書換えブロック格納部１０６へ転送されてきた
ものとすると、書換えテーブル１０７のブロック番号の
項目には、図２（ｂ）に示すように、ブロック１〜３が
埋められる。なお、この段階では、まだ実行状態の項目
は埋められない。
【００３９】通常処理部１０２で行われる処理が減少
し、ＣＰＵ１０１が行っている処理の負荷が小さくなる
と、書換え処理部１０３は、制御部１０４より、書換え
処理を行うよう指示される。また、制御部１０４が、実
行ブロック格納部１０５に展開されて実行中であるブロ
ックを監視しているので、書換え処理部１０３は、書換
え処理を行うよう指示されるのと同時に、制御部１０４
より、現在実行ブロック格納部１０５に展開されて実行
中であるブロック番号を通知される。なお、実行ブロッ
ク格納部１０５においては、現在通常処理部１０２にお
いて行う処理に必要な複数のブロックが組み合わされて
展開される。今、ここでは、実行ブロック格納部１０５
に展開されて実行中であるのは、図２（ａ）の旧ソフト
ウェアうち、図２（ｃ）に示すように旧ブロック１〜
３であるとする。
し、ＣＰＵ１０１が行っている処理の負荷が小さくなる
と、書換え処理部１０３は、制御部１０４より、書換え
処理を行うよう指示される。また、制御部１０４が、実
行ブロック格納部１０５に展開されて実行中であるブロ
ックを監視しているので、書換え処理部１０３は、書換
え処理を行うよう指示されるのと同時に、制御部１０４
より、現在実行ブロック格納部１０５に展開されて実行
中であるブロック番号を通知される。なお、実行ブロッ
ク格納部１０５においては、現在通常処理部１０２にお
いて行う処理に必要な複数のブロックが組み合わされて
展開される。今、ここでは、実行ブロック格納部１０５
に展開されて実行中であるのは、図２（ａ）の旧ソフト
ウェアうち、図２（ｃ）に示すように旧ブロック１〜
３であるとする。
【００４０】次いで、書換え処理部１０３が、制御部１
０４から通知されたブロック番号と書換えテーブル１０
７に格納されたブロック番号とを対比し、実行状態の項
目を埋める。通知されたブロック番号が１〜３であり、
書換えテーブル１０７に格納されたブロック番号も１〜
３であるため、書換え処理部１０３は、書換えテーブル
１０７の実行状態の項目を、図２（ｂ）に示すように
すべて「実行中」として埋める。
０４から通知されたブロック番号と書換えテーブル１０
７に格納されたブロック番号とを対比し、実行状態の項
目を埋める。通知されたブロック番号が１〜３であり、
書換えテーブル１０７に格納されたブロック番号も１〜
３であるため、書換え処理部１０３は、書換えテーブル
１０７の実行状態の項目を、図２（ｂ）に示すように
すべて「実行中」として埋める。
【００４１】そして、書換え処理部１０３は、書換えテ
ーブル１０７を参照して、書換えブロック格納部１０６
に格納されている新ブロックのうち、現在実行中でない
ブロックを抽出して、ソフトウェア格納部１０８に格納
されている旧ブロックを新ブロックによって書換える。
今、ここでは、図２（ｂ）に示すように、ブロック１
〜３がすべて実行中であるため、書換えは行われない。
ーブル１０７を参照して、書換えブロック格納部１０６
に格納されている新ブロックのうち、現在実行中でない
ブロックを抽出して、ソフトウェア格納部１０８に格納
されている旧ブロックを新ブロックによって書換える。
今、ここでは、図２（ｂ）に示すように、ブロック１
〜３がすべて実行中であるため、書換えは行われない。
【００４２】そして、再度、通常処理部１０２で行われ
る処理が減少すると、書換え処理部１０３は、制御部１
０４より、書換え処理を行うよう指示される。このと
き、実行ブロック格納部１０５に展開されて実行中であ
るのは、図２（ｃ）に示すようにブロック８〜１０で
あるとする。
る処理が減少すると、書換え処理部１０３は、制御部１
０４より、書換え処理を行うよう指示される。このと
き、実行ブロック格納部１０５に展開されて実行中であ
るのは、図２（ｃ）に示すようにブロック８〜１０で
あるとする。
【００４３】次いで、書換え処理部１０３が、上記同様
の動作によって、実行状態の項目を埋める。通知された
ブロック番号が８〜１０であり、書換えテーブルに格納
されたブロック番号が１〜３であるため、書換え処理部
１０３は、書換えテーブル１０７の実行状態の項目を、
図２（ｂ）に示すようにすべて、実行中でないことを
示す「停止中」として埋める。
の動作によって、実行状態の項目を埋める。通知された
ブロック番号が８〜１０であり、書換えテーブルに格納
されたブロック番号が１〜３であるため、書換え処理部
１０３は、書換えテーブル１０７の実行状態の項目を、
図２（ｂ）に示すようにすべて、実行中でないことを
示す「停止中」として埋める。
【００４４】そして、書換え処理部１０３は、書換えテ
ーブル１０７を参照して、現在実行中でないブロック１
〜３を書換えブロック格納部１０６から抽出して、ソフ
トウェア格納部１０８に格納されている旧ブロック１〜
３を新ブロック１〜３によって書換える。
ーブル１０７を参照して、現在実行中でないブロック１
〜３を書換えブロック格納部１０６から抽出して、ソフ
トウェア格納部１０８に格納されている旧ブロック１〜
３を新ブロック１〜３によって書換える。
【００４５】書換え終了後、書換え処理部１０３は、書
換えブロック格納部１０６に格納されているブロックお
よび書換えテーブル１０７の内容を消去する。
換えブロック格納部１０６に格納されているブロックお
よび書換えテーブル１０７の内容を消去する。
【００４６】なお、本実施形態においては、制御部１０
４が、ＣＰＵ１０４の負荷度合いを常時監視し、ＣＰＵ
１０１が行っている処理の負荷が小さくなった場合に、
書換え処理部１０３に対して書換え処理を行うよう指示
する構成としたが、以下のような構成としてもよい。す
なわち、書換えブロック格納部１０６に新ブロックが転
送され、書換え処理部１０３からの書換え要求が制御部
１０４にあった場合に、制御部１０４がＣＰＵ１０１の
負荷度合いを調査する。そして、ＣＰＵ１０１が行って
いる処理の負荷が小さい場合に、制御部１０４が、書換
え処理部１０３に対して書換え処理を行うよう指示する
構成としてもよい。
４が、ＣＰＵ１０４の負荷度合いを常時監視し、ＣＰＵ
１０１が行っている処理の負荷が小さくなった場合に、
書換え処理部１０３に対して書換え処理を行うよう指示
する構成としたが、以下のような構成としてもよい。す
なわち、書換えブロック格納部１０６に新ブロックが転
送され、書換え処理部１０３からの書換え要求が制御部
１０４にあった場合に、制御部１０４がＣＰＵ１０１の
負荷度合いを調査する。そして、ＣＰＵ１０１が行って
いる処理の負荷が小さい場合に、制御部１０４が、書換
え処理部１０３に対して書換え処理を行うよう指示する
構成としてもよい。
【００４７】このように、本実施の形態に係るソフトウ
ェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置によれ
ば、ソフトウェア中において書換え対象となる複数の処
理ブロックを、実行中ブロックと、停止中ブロックとに
区別し、停止中ブロックを書換えるため、そのソフトウ
ェアの実行を停止することなく通常の処理中にソフトウ
ェアの書換えを行うことができる。
ェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置によれ
ば、ソフトウェア中において書換え対象となる複数の処
理ブロックを、実行中ブロックと、停止中ブロックとに
区別し、停止中ブロックを書換えるため、そのソフトウ
ェアの実行を停止することなく通常の処理中にソフトウ
ェアの書換えを行うことができる。
【００４８】（実施の形態２）本実施の形態に係るソフ
トウェア書換え装置は、実施の形態１と略同一の構成を
有し、但し、書換えテーブルが書換え状態を示す項目を
持つ点において異なる。
トウェア書換え装置は、実施の形態１と略同一の構成を
有し、但し、書換えテーブルが書換え状態を示す項目を
持つ点において異なる。
【００４９】以下、本発明の実施の形態２に係るソフト
ウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置につい
て図１および図３を用いて説明する。図３は、本発明の
実施の形態２に係るソフトウェアの書換え動作を説明す
るためのソフトウェアの処理ブロック図である。なお、
実施の形態１と同一の構成および動作となるものについ
ては同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
ウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置につい
て図１および図３を用いて説明する。図３は、本発明の
実施の形態２に係るソフトウェアの書換え動作を説明す
るためのソフトウェアの処理ブロック図である。なお、
実施の形態１と同一の構成および動作となるものについ
ては同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
【００５０】書換え処理部１０３は、新ブロックが書換
えブロック格納部１０６へ送られてきたことを検知する
と、図３（ｂ）に示すような書換えテーブル１０７を作
成する。この書換えテーブルは、実施の形態１の書換え
テーブルに、書換え状態を示す項目を追加したテーブル
である。今、ここでは、新ブロックとしてブロック１〜
３および８〜１０が書換えブロック格納部１０６へ転送
されてきたものとすると、書換えテーブル１０７のブロ
ック番号の項目に、図３（ｂ）に示すように、ブロック
１〜３、８〜１０と埋められる。また、ブロック１〜３
および８〜１０が書換えテーブルに埋められる際には、
書換え状態は、すべて「未済」として埋められる。な
お、この段階では、まだ実行状態の項目は埋められな
い。
えブロック格納部１０６へ送られてきたことを検知する
と、図３（ｂ）に示すような書換えテーブル１０７を作
成する。この書換えテーブルは、実施の形態１の書換え
テーブルに、書換え状態を示す項目を追加したテーブル
である。今、ここでは、新ブロックとしてブロック１〜
３および８〜１０が書換えブロック格納部１０６へ転送
されてきたものとすると、書換えテーブル１０７のブロ
ック番号の項目に、図３（ｂ）に示すように、ブロック
１〜３、８〜１０と埋められる。また、ブロック１〜３
および８〜１０が書換えテーブルに埋められる際には、
書換え状態は、すべて「未済」として埋められる。な
お、この段階では、まだ実行状態の項目は埋められな
い。
【００５１】通常処理部１０２で行われる処理が減少
し、ＣＰＵ１０１が行っている処理の負荷が小さくなる
と、書換え処理部１０３は、制御部１０４より、書換え
処理を行うよう指示されるとともに、現在実行ブロック
格納部１０５に展開されて実行中であるブロック番号を
通知される。今、ここでは、実行ブロック格納部１０５
に展開されて実行中であるのは、実施の形態１と同じ
く、図３（ａ）の旧ソフトウェアのうち、図３（ｃ）
に示すようにブロック１〜３であるとする。
し、ＣＰＵ１０１が行っている処理の負荷が小さくなる
と、書換え処理部１０３は、制御部１０４より、書換え
処理を行うよう指示されるとともに、現在実行ブロック
格納部１０５に展開されて実行中であるブロック番号を
通知される。今、ここでは、実行ブロック格納部１０５
に展開されて実行中であるのは、実施の形態１と同じ
く、図３（ａ）の旧ソフトウェアのうち、図３（ｃ）
に示すようにブロック１〜３であるとする。
【００５２】次いで、書換え処理部１０３が、制御部１
０４から通知されたブロック番号と書換えテーブル１０
７に格納されたブロック番号とを対比し、実行状態の項
目を埋める。通知されたブロック番号が１〜３であり、
書換えテーブル１０７に格納されたブロック番号が１〜
３および８〜１０であるため、書換え処理部１０３は、
書換えテーブル１０７の実行状態の項目を、図３（ｂ）
に示すように、ブロック番号が１〜３については「実
行中」と、ブロック番号が８〜１０については「停止
中」として埋める。
０４から通知されたブロック番号と書換えテーブル１０
７に格納されたブロック番号とを対比し、実行状態の項
目を埋める。通知されたブロック番号が１〜３であり、
書換えテーブル１０７に格納されたブロック番号が１〜
３および８〜１０であるため、書換え処理部１０３は、
書換えテーブル１０７の実行状態の項目を、図３（ｂ）
に示すように、ブロック番号が１〜３については「実
行中」と、ブロック番号が８〜１０については「停止
中」として埋める。
【００５３】そして、書換え処理部１０３は、書換えテ
ーブル１０７を参照して、書換えブロック格納部１０６
に格納されている新ブロックのうち、現在実行中でない
ブロックで、かつ、書換えが済んでいないブロックを書
換えブロック格納部１０６から抽出して、ソフトウェア
格納部１０８に格納されている旧ブロックを新ブロック
によって書換える。今、ここでは、新ブロックはすべて
書換え「未済」であり、ブロック１〜３が「実行中」
で、ブロック８〜１０が「停止中」であるため、書換え
処理部１０３は、書換えブロック格納部１０６から新ブ
ロック８〜１０を抽出して、ソフトウェア格納部１０８
に格納されている旧ブロック８〜１０を新ブロック８〜
１０によって書換える。なお、書換え処理部１０３が、
ブロック８〜１０の書換えを終了するまでは、図３
（ｂ）に示すブロック８〜１０の書換え状態は「未
済」のままである。
ーブル１０７を参照して、書換えブロック格納部１０６
に格納されている新ブロックのうち、現在実行中でない
ブロックで、かつ、書換えが済んでいないブロックを書
換えブロック格納部１０６から抽出して、ソフトウェア
格納部１０８に格納されている旧ブロックを新ブロック
によって書換える。今、ここでは、新ブロックはすべて
書換え「未済」であり、ブロック１〜３が「実行中」
で、ブロック８〜１０が「停止中」であるため、書換え
処理部１０３は、書換えブロック格納部１０６から新ブ
ロック８〜１０を抽出して、ソフトウェア格納部１０８
に格納されている旧ブロック８〜１０を新ブロック８〜
１０によって書換える。なお、書換え処理部１０３が、
ブロック８〜１０の書換えを終了するまでは、図３
（ｂ）に示すブロック８〜１０の書換え状態は「未
済」のままである。
【００５４】そして、書きかけ処理部１０３は、ブロッ
ク８〜１０の書換えが終了すると、書換えテーブル１０
７のブロック８〜１０の書換え状態を、図３（ｂ）に
示すように「未済」から「済」にする。
ク８〜１０の書換えが終了すると、書換えテーブル１０
７のブロック８〜１０の書換え状態を、図３（ｂ）に
示すように「未済」から「済」にする。
【００５５】次いで、通常処理部１０２で行われる処理
が増大すると、制御部１０４は、書換え処理部１０３
へ、書換え処理を一旦中止するように指示する。この、
指示に従って、書換え処理部１０３は書換え処理を一旦
中止する。このときの書換えテーブル１０７の書換え状
態の内容は、図３（ｂ）に示すように、ブロック１〜
３については「未済」、ブロック８〜１０については
「済」であるため、書換え処理部１０３が再度制御部１
０４から書換え処理の指示を受けたときには、書換え処
理部１０３は、すでに書換えが済んでいるブロック８〜
１０については書換えを行う必要がなく、書換えが済ん
でいないブロック１〜３についてのみ書換えを行えばよ
いことを判断することができる。
が増大すると、制御部１０４は、書換え処理部１０３
へ、書換え処理を一旦中止するように指示する。この、
指示に従って、書換え処理部１０３は書換え処理を一旦
中止する。このときの書換えテーブル１０７の書換え状
態の内容は、図３（ｂ）に示すように、ブロック１〜
３については「未済」、ブロック８〜１０については
「済」であるため、書換え処理部１０３が再度制御部１
０４から書換え処理の指示を受けたときには、書換え処
理部１０３は、すでに書換えが済んでいるブロック８〜
１０については書換えを行う必要がなく、書換えが済ん
でいないブロック１〜３についてのみ書換えを行えばよ
いことを判断することができる。
【００５６】そして、再度、通常処理部１０２で行われ
る処理が減少すると、書換え処理部１０３は、制御部１
０４より、書換え処理を行うよう指示される。このと
き、実行ブロック格納部１０５に展開されて実行中であ
るのは、実施の形態１と同じく、図３（ｃ）に示すよ
うにブロック８〜１０であるとする。
る処理が減少すると、書換え処理部１０３は、制御部１
０４より、書換え処理を行うよう指示される。このと
き、実行ブロック格納部１０５に展開されて実行中であ
るのは、実施の形態１と同じく、図３（ｃ）に示すよ
うにブロック８〜１０であるとする。
【００５７】次いで、書換え処理部１０３が、通知され
たブロック番号が８〜１０であるため、実行状態の項目
を、図３（ｂ）に示すように、ブロック１〜３につい
ては「停止中」と、ブロック８〜１０については「実行
中」と埋める。
たブロック番号が８〜１０であるため、実行状態の項目
を、図３（ｂ）に示すように、ブロック１〜３につい
ては「停止中」と、ブロック８〜１０については「実行
中」と埋める。
【００５８】そして、書換え処理部１０３は、書換えテ
ーブル１０７を参照して、現在実行中でなく、かつ、書
換え「未済」であるブロック１〜３を書換えブロック格
納部１０６から抽出して、ソフトウェア格納部１０８に
格納されている旧ブロック１〜３を新ブロック１〜３に
よって書換え、ブロック１〜３の書換え終了後、書換え
テーブル１０７のブロック１〜３の書換え状態を、図３
（ｂ）に示すように「未済」から「済」にする。
ーブル１０７を参照して、現在実行中でなく、かつ、書
換え「未済」であるブロック１〜３を書換えブロック格
納部１０６から抽出して、ソフトウェア格納部１０８に
格納されている旧ブロック１〜３を新ブロック１〜３に
よって書換え、ブロック１〜３の書換え終了後、書換え
テーブル１０７のブロック１〜３の書換え状態を、図３
（ｂ）に示すように「未済」から「済」にする。
【００５９】そして、書換え処理部１０３は、書換えテ
ーブル１０７の書換え状態がすべて「済」になっている
ことを確認すると、書換えブロック格納部１０６に格納
されているブロックおよび書換えテーブル１０７の内容
を消去する。
ーブル１０７の書換え状態がすべて「済」になっている
ことを確認すると、書換えブロック格納部１０６に格納
されているブロックおよび書換えテーブル１０７の内容
を消去する。
【００６０】このように、本実施の形態に係るソフトウ
ェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置によれ
ば、書換えテーブルが書換え状態を示す項目を持つた
め、ソフトウェア中において書換え対象となる複数の処
理ブロックのうち、書換えが済んだブロックと、書換え
が済んでいないブロックとを判別して、書換えが済んで
いないブロックについてのみ書換えを行うことができ
る。これにより、書換えるブロック数が多い場合に、一
度の書換え処理によって書換えを行う必要はなく、複数
回に分けて書換えを行うことが可能となる。また、書換
えが済んだブロックについて再度書換えが行われるとい
うことがなくなるため、書換え処理の負荷が軽減すると
ともに、効率良く書換え処理を行うことができる。
ェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置によれ
ば、書換えテーブルが書換え状態を示す項目を持つた
め、ソフトウェア中において書換え対象となる複数の処
理ブロックのうち、書換えが済んだブロックと、書換え
が済んでいないブロックとを判別して、書換えが済んで
いないブロックについてのみ書換えを行うことができ
る。これにより、書換えるブロック数が多い場合に、一
度の書換え処理によって書換えを行う必要はなく、複数
回に分けて書換えを行うことが可能となる。また、書換
えが済んだブロックについて再度書換えが行われるとい
うことがなくなるため、書換え処理の負荷が軽減すると
ともに、効率良く書換え処理を行うことができる。
【００６１】上記実施の形態１および２に係るソフトウ
ェア書換え装置は、無線通信システムにおける移動局装
置のような通信端末装置に適用することができる。適用
した場合、例えば通信端末装置が移動局装置であれば、
基地局装置から移動局装置へ常時制御信号を送信してい
る制御チャネル等を使用して、無線にてソフトウェアを
伝送し、移動局装置においては、待ち受け中等の比較的
ＣＰＵの処理負荷が小さいときを利用してソフトウェア
の書換えを行うことができる。このため、従来であれ
ば、ソフトウェアの書換えが必要になった場合には、移
動局装置を回収してソフトウェアの書換えを行うか、移
動局装置ユーザが書換え端末がある販売店等に出向いて
書換えを行う必要があり、書換え中は移動局装置を通信
に使用することができなかったが、本発明によれば、移
動局装置ユーザにソフトウェアの書換えが行われたこと
を認識させることなく、移動局装置の通常使用状態にお
いて、ソフトウェアの書換えを行うことができる。
ェア書換え装置は、無線通信システムにおける移動局装
置のような通信端末装置に適用することができる。適用
した場合、例えば通信端末装置が移動局装置であれば、
基地局装置から移動局装置へ常時制御信号を送信してい
る制御チャネル等を使用して、無線にてソフトウェアを
伝送し、移動局装置においては、待ち受け中等の比較的
ＣＰＵの処理負荷が小さいときを利用してソフトウェア
の書換えを行うことができる。このため、従来であれ
ば、ソフトウェアの書換えが必要になった場合には、移
動局装置を回収してソフトウェアの書換えを行うか、移
動局装置ユーザが書換え端末がある販売店等に出向いて
書換えを行う必要があり、書換え中は移動局装置を通信
に使用することができなかったが、本発明によれば、移
動局装置ユーザにソフトウェアの書換えが行われたこと
を認識させることなく、移動局装置の通常使用状態にお
いて、ソフトウェアの書換えを行うことができる。
【００６２】また、上記実施の形態１および２に係るソ
フトウェア書換え装置は、有線にて接続されている通信
端末装置、有線にて接続されているコンピュータ装置お
よび無線にて接続されているコンピュータ装置に適用す
ることができる。
フトウェア書換え装置は、有線にて接続されている通信
端末装置、有線にて接続されているコンピュータ装置お
よび無線にて接続されているコンピュータ装置に適用す
ることができる。
【００６３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ソフトウェアの実行中に、ソフトウェアの実行を停止さ
せることなくソフトウェアの書換えを行うことができ
る。
ソフトウェアの実行中に、ソフトウェアの実行を停止さ
せることなくソフトウェアの書換えを行うことができ
る。
【図１】本発明の実施の形態１に係るソフトウェア書換
え装置の概略構成を示す要部ブロック図
え装置の概略構成を示す要部ブロック図
【図２】本発明の実施の形態１に係るソフトウェアの書
換え動作を説明するためのソフトウェアの処理ブロック
図
換え動作を説明するためのソフトウェアの処理ブロック
図
【図３】本発明の実施の形態２に係るソフトウェアの書
換え動作を説明するためのソフトウェアの処理ブロック
図
換え動作を説明するためのソフトウェアの処理ブロック
図
１０１ ＣＰＵ １０２ 通常処理部 １０３ 書換え処理部 １０４ 制御部 １０５ 実行ブロック格納部 １０６ 書換えブロック格納部 １０７ 書換えテーブル １０８ ソフトウェア格納部 １０９ 転送部
Claims (10)
- 【請求項１】 書換えられるソフトウェアの実行中に、
前記書換えられるソフトウェア中の実行されていない部
分を検出し、前記実行されていない部分を順次書換える
ことを特徴とするソフトウェア書換え方法。 - 【請求項２】 書換えられるソフトウェアは１または複
数のブロックに分割されているソフトウェアであり、各
々のブロックを実行中であるブロックと実行中でないブ
ロックとに判別し、前記実行中でないブロックを順次書
換えることを特徴とする請求項１記載のソフトウェア書
換え方法。 - 【請求項３】 書換えブロックをメモリに一時格納し、
前記書換えブロックと実行中であるブロックとを対比
し、前記書換えブロックに対応するブロックが実行中で
ないときに、書換えられるソフトウェア中の前記対応す
るブロックを前記書換えブロックによって順次書換える
ことを特徴とする請求項２記載のソフトウェア書換え方
法。 - 【請求項４】 書換えられるソフトウェア中の対応する
ブロックについて、書換え済みか否かを判定し、書換え
が済んでいる前記対応するブロックを再度書換えないこ
とを特徴とする請求項３記載のソフトウェア書換え方
法。 - 【請求項５】 １または複数のブロックに分割されてい
るソフトウェアを格納するソフトウェア格納手段と、前
記ブロックを展開して実行する処理手段と、書換えブロ
ックを一時的に格納するブロック格納手段と、前記書換
えブロックと前記処理手段において実行中のブロックと
を対比し、前記書換えブロックに対応するブロックの実
行状態を判別する判別手段と、判別結果に従って前記ソ
フトウェア格納手段に格納されている前記対応するブロ
ックを前記書換えブロックによって順次書換える書換え
処理を行う書換え手段と、を具備することを特徴とする
ソフトウェア書換え装置。 - 【請求項６】 判別手段は、書換えブロックのブロック
番号を示す項目と、書換えブロックに対応するブロック
の実行状態を示す項目と、を構成項目とするテーブルを
有し、書換え手段は、前記テーブルを参照し書換え処理
を行うことを特徴とする請求項５記載のソフトウェア書
換え装置。 - 【請求項７】 テーブルは、書換えブロックに対応する
ブロックの書換え状態を示す項目を構成項目とすること
を特徴とする請求項６記載のソフトウェア書換え装置。 - 【請求項８】 ＣＰＵが行っている処理の負荷度合を調
査し、前記負荷度合が小さくなったときに書換え手段に
対して書換え処理を行うよう指示する制御手段を具備す
ることを特徴とする請求項５から請求項７のいずれかに
記載のソフトウェア書換え装置。 - 【請求項９】 制御手段は、書き換手段からの書換え要
求に対して、ＣＰＵが行っている処理の負荷度合を調査
することを特徴とする請求項８記載のソフトウェア書換
え装置。 - 【請求項１０】 請求項５から請求項９のいずれかに記
載のソフトウェア書換え装置を搭載することを特徴とす
る通信端末装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11231468A JP2001056759A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | ソフトウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置 |
| PCT/JP2000/005351 WO2001013219A1 (fr) | 1999-08-18 | 2000-08-10 | Procede de reecriture logicielle et dispositif de reecriture logicielle |
| AU64734/00A AU6473400A (en) | 1999-08-18 | 2000-08-10 | Software rewriting method and software rewriting device |
| CN00801470A CN1318166A (zh) | 1999-08-18 | 2000-08-10 | 软件改写方法及软件改写装置 |
| EP00951925A EP1143332A1 (en) | 1999-08-18 | 2000-08-10 | Software rewriting method and software rewriting device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11231468A JP2001056759A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | ソフトウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001056759A true JP2001056759A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16923984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11231468A Pending JP2001056759A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | ソフトウェア書換え方法およびソフトウェア書換え装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1143332A1 (ja) |
| JP (1) | JP2001056759A (ja) |
| CN (1) | CN1318166A (ja) |
| AU (1) | AU6473400A (ja) |
| WO (1) | WO2001013219A1 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005182106A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Yokogawa Electric Corp | Ｃｐｕメモリ装置及び配置プログラム配置変更方法 |
| JP2007274036A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Nec Commun Syst Ltd | 通信端末装置、及び、その制御方法 |
| US7406310B2 (en) | 2003-04-22 | 2008-07-29 | Hitachi Communication Technologies, Ltd. | Network management apparatus and method of selecting base station for software update |
| US7447497B2 (en) | 2003-04-22 | 2008-11-04 | Hitachi Communication Technologies, Ltd. | Wireless communication apparatus, wireless communication network and software upgrading method |
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