JP2001075810A - コンピュータシステム、拡張ボードおよびコンピュータシステムにおける拡張ボードの機能更新方法 - Google Patents

コンピュータシステム、拡張ボードおよびコンピュータシステムにおける拡張ボードの機能更新方法

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JP2001075810A
JP2001075810A JP25051799A JP25051799A JP2001075810A JP 2001075810 A JP2001075810 A JP 2001075810A JP 25051799 A JP25051799 A JP 25051799A JP 25051799 A JP25051799 A JP 25051799A JP 2001075810 A JP2001075810 A JP 2001075810A
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Kenichi Naito
賢一 内藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システム本体を稼動させ続けながら拡張ボード
上のファームウェアをアップデートすることを可能とす
るコンピュータシステムを提供する。 【解決手段】オペレーティングシステム121の配下で
動作するアップデートアプリケーション124は、物理
ドライバ123を介して拡張ボード21にアップデート
データを書き込んだ後、リセットフラグ211をセット
する。一方、拡張ボード20のマイコン23は、このア
ップデートデータを用いてマイクロプログラム格納部2
31内のマイクロプログラムを書き換え、リセットフラ
グ211のセットに応じて拡張ボード20の再起動を実
行する。また、アップデートアプリケーション124
は、拡張ボード20の再起動後、物理ドライバ123を
介して拡張ボード21のイネーブルフラグ212をセッ
トすることにより、システム本体の制御で物理ドライバ
123の初期化処理を再実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばLAN
カードなどの拡張ボードがシステム本体に取り付けられ
るコンピュータシステム、同システムに取り付けられる
拡張ボードおよび同システムにおける拡張ボードの機能
更新方法に係り、特に、システム本体を稼動させ続けな
がら拡張ボード上のファームウェアをアップデートする
ことを可能とするコンピュータシステム、同システムに
取り付けられる拡張ボードおよび同システムにおける拡
張ボードの機能更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体製造技術や情報処理技術な
どの向上に伴ない、コンピュータの処理能力が大幅に高
くなっており、かつ、コンピュータの小型化や低価格化
も日々進行している。この種のコンピュータでは、汎用
性を確保しつつユーザからの多様なニーズに応えるため
に、基本的な機能をシステム本体に塔載し、その他の機
能は拡張ボードをシステム本体に取り付けることによっ
て追加できるようになっている。これにより、各ユーザ
は、必要に応じて機能追加を行なうことが可能である。
【0003】また、最近では、ネットワーク技術も飛躍
的に向上しており、大型コンピュータに専用の端末から
処理を依頼する従来のデータ処理形態に代わり、互いに
独立した複数のコンピュータがネットワークを介して接
続され、このネットワーク経由で一方のコンピュータが
他方のコンピュータに処理を依頼するといったクライア
ント−サーバ型のデータ処理形態が主流になりつつあ
る。これにより、資源の共有化やデータ処理の分散化な
どが図られ、クライアント側およびサーバ側の双方とも
に、無駄な資源を保有せずに利用状況に適合したシステ
ム構築が可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
クライアントサーバシステムを構築する場合、サーバと
なるコンピュータでは、ネットワーク処理に特化したオ
ペレーティングシステムを稼動させるのが通常である。
一方、システム本体に取り付けられた拡張ボード上のフ
ァームウェアに不具合が発見され、この不具合を改善し
なければならないような場合や、このファームウェアの
動作を決定する各種設定を変更しなければならないよう
な場合など、いわゆる拡張ボードの機能を更新する場合
には、専用のアップデートツールにより行なうのが一般
的である。ところが、このサーバとなるコンピュータで
稼動する、ネットワーク処理に特化したオペレーティン
グシステムは、この種の専用のアップデートツールを実
行するのには適しておらず、その結果、まず、このオペ
レーティングシステムを停止させて専用のアップデート
ツールを実行するのに適したオペレーティングシステム
を稼動し直し、専用のアップデートツールにより拡張ボ
ード上のファームウェアの改善などを行なった後、再
度、オペレーティングシステムを停止させて元のオペレ
ーティングシステムを稼動し直すといったことを行なっ
ていた。
【0005】しかしながら、このような作業を行なうこ
とは、数多く存在するクライアントに提供すべき業務を
一時的にせよ停止しなければならないことであり、リア
ルタイムなサービス提供を求められる今日では、従来に
も増して大きな問題となってきている。
【0006】この発明は、このような事情を考慮してな
されたものであり、システム本体を稼動させ続けながら
拡張ボード上のファームウェアをアップデートすること
を可能とするコンピュータシステム、同システムに取り
付けられる拡張ボードおよび同システムにおける拡張ボ
ードの機能更新方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明は、システム本体に、拡張ボードを駆
動制御するデバイスドライバを介してアップデート用の
更新データを拡張ボードに送信し、拡張ボードに再起動
を指示し、かつ、この拡張ボードの再起動後にデバイス
ドライバに初期化処理を再実行させるようにし、また、
拡張ボードに、受信した更新データを用いて自身のアッ
プデートを行ない、かつ、指示に応じて自身を再起動さ
せるようにすることにより、システム本体のオペレーテ
ィングシステムを稼動させ続けながら拡張ボード上のフ
ァームウェアのアップデートを可能としたものであり、
そのために、機能追加のための拡張ボードがシステム本
体に取り付けられるコンピュータシステムにおいて、前
記システム本体は、前記拡張ボードを駆動制御するデバ
イスドライバと、前記拡張ボードの機能を更新するため
の更新データを前記デバイスドライバを介して前記拡張
ボードに送信する更新データ送信手段と、前記更新デー
タ送信手段による更新データの送信完了後、前記デバイ
スドライバを介して前記拡張ボードに再起動を指示する
拡張ボード再起動手段と、前記拡張ボード再起動手段に
よる拡張ボードの再起動完了後、前記デバイスドライバ
に初期化処理を再実行させるドライバ再初期化手段とを
具備し、前記拡張ボードは、前記更新データを受信する
更新データ受信手段と、前記更新データ受信手段により
受信された更新データを用いて自身が動作するために保
持するデータを書き換えるデータ書き換え手段と、前記
拡張ボード再起動手段からの指示に応じて再起動を実行
する再起動実行手段とを具備することを特徴とする。
【0008】この発明においては、システム本体のオペ
レーティングシステムを稼動させ続けながら拡張ボード
上のファームウェアをアップデートできるため、拡張ボ
ード上のファームウェアのアップデートに伴ない、数多
く存在するクライアントに提供すべき業務を停止させる
ことを不要とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0010】図1は、この発明の実施形態に係るクライ
アント−サーバシステム内における各コンピュータ間の
接続関係を示す図である。
【0011】このクライアント−サーバシステムでは、
マネージメントコンソール1、サーバコンピュータ2お
よびクライアントコンピュータ3の3種類のコンピュー
タが動作しており、マネージメントコンソール1とサー
バコンピュータ2とがLAN100で接続され、さら
に、サーバコンピュータ2とクライアントコンピュータ
3とがLAN200で接続されている。
【0012】マネージメントコンソール1は、いずれか
のサーバコンピュータ2に障害が発生した際に、その旨
を監視者に報知するためのコンピュータであり、サーバ
コンピュータ2から送信される障害情報をLAN100
経由で受信し、その障害情報をCRTやLCDなどにデ
ィスプレイ表示する。
【0013】サーバコンピュータ2は、数多く存在する
クライアントコンピュータ3からLAN200経由で要
求された処理を即時的に実行する業務用のコンピュータ
である。また、このサーバコンピュータ2は、電源回路
や冷却ファンなど、自身が塔載する機器に障害が発生し
たときに、その障害情報をLAN100経由でマネージ
メントコンソール1に送信する機能を有している。
【0014】ここで、このLAN100を介したデータ
通信機能は、サーバコンピュータ2のシステム本体に取
り付けられた拡張ボード(LANカード)によって追加
されたものである。そして、この発明は、この拡張ボー
ド上のファームウェアに不具合が発見され、この不具合
を改善しなければならないような場合や、このファーム
ウェアの動作を決定する各種設定を変更しなければなら
ないような場合など、いわゆる拡張ボードの機能を更新
しなければならない場合に、システム本体を稼動させ続
けながら、すなわち、クライアントコンピュータ3に提
供すべき業務を停止することなしに、その機能の更新を
実行可能とした点を特徴としている。
【0015】図2は、この実施形態のクライアント−サ
ーバシステム内のサーバコンピュータの機器構成を示す
図である。
【0016】図2に示すように、このサーバコンピュー
タ2には、第1バスAおよび第2バスBの2つのバスが
敷設されており、第1バスAには、CPU11、システ
ムメモリ12、磁気ディスク装置(HDD)13、フロ
ッピィディスク装置(FDD)14、ディスプレイコン
トローラ15、キーボードコントローラ16およびバス
ブリッジ17が接続されている。
【0017】CPU11は、このサーバコンピュータ2
のシステム全体の制御を司るものであり、システムメモ
リ12に格納されたオペレーティングシステムやユーテ
ィリティを含む各種プログラムを実行する。
【0018】システムメモリ12は、このサーバコンピ
ュータ2の主記憶となるメモリデバイスであり、CPU
11によって実行される各種プログラムや処理データを
格納する。そして、このサーバコンピュータ2では、オ
ペレーティングシステム121の他に、後述するサービ
スアプリケーション122、物理ドライバ123および
アップデートアプリケーション124の3つのプログラ
ムが存在する。
【0019】磁気ディスク装置(HDD)13およびフ
ロッピィディスク装置(FDD)14は、このサーバコ
ンピュータ2の外部記憶となるメモリデバイスであり、
システムメモリ12にロードされる各種プログラムや処
理データなどを大量に格納する。
【0020】ディスプレイコントローラ15は、このサ
ーバコンピュータ2におけるユーザインタフェースのア
ウトプットを司るものであり、CRT151やLCD1
52を駆動制御して表示データを出力する。一方、キー
ボードコントローラ16は、このサーバコンピュータ2
におけるユーザインタフェースのインプットを司るもの
であり、キーボード161やマウス162の操作内容を
データ化してシステム内に取り込む。
【0021】そして、バスブリッジ17は、第1バスA
と第2バスBとの間を相互に接続するためのブリッジL
SIである。
【0022】一方、第2バスBには、障害監視部18、
基本ボード19および拡張ボード20が接続されてい
る。
【0023】障害監視部18は、このサーバコンピュー
タ2に塔載された電源回路181や冷却ファン182な
どが障害を発生させていないか監視するものであり、い
ずれかが障害を発生させると、その障害情報を基本ボー
ド19に転送する。
【0024】基本ボード19は、コンピュータの基本的
な機能を備えるものであり、その中の一つとして、障害
監視部18から転送される障害情報などを格納するログ
メモリ191を有している。
【0025】そして、拡張ボード20は、このログメモ
リ191に格納された障害情報をLAN100経由でマ
ネージメントコンソール1に送信するための通信機能を
提供するものであり、システム本体との間でデータを授
受するためのデュアル(双方からアクセス可能な)ポー
トメモリ21と、このデュアルポートメモリ21に書き
込まれたデータを蓄積するためのI/Oバッファ22
と、この拡張ボード20全体の制御を司るマイコン23
と、LAN100を介したデータ通信を制御する通信制
御部24とを具備している。
【0026】このデュアルポートメモリ21には、シス
テム本体が再起動の指示を通知するためのリセットフラ
グ領域211と、前述の物理ドライバ123に初期化処
理を再実行させるためのイネーブルフラグ領域212と
が設けられている。また、マイコン23には、その動作
手順を記述したマイクロプログラムを格納するマイクロ
プログラム格納部231が設けられている。
【0027】なお、この拡張ボード20は、LAN10
0経由でマネージメントコンソール1と通信するための
機能を提供するものであり、LAN200経由でクライ
アントコンピュータ3と通信するための機能は、たとえ
ば他の拡張ボードなどによって別途提供される(図示せ
ず)。
【0028】このような機器構成をもつサーバコンピュ
ータ2において、前述のサービスアプリケーション12
2、物理ドライバ123およびアップデートアプリケー
ション124の各プログラムは、以下のように動作す
る。
【0029】サービスアプリケーション122は、基本
ボード19のログメモリ191に新たな障害情報が格納
されたときに、この障害情報をログメモリ191から読
み出し、まず、拡張ボード20のデュアルポートメモリ
21が受け付け可能なサイズに分割する。そして、サー
ビスアプリケーション122は、この分割後の障害情報
すべてを物理ドライバ123に順次引き渡し、拡張ボー
ド20のデュアルポートメモリ21に書き込むように要
求する。そして、物理ドライバ123は、この引き渡さ
れた分割後の障害情報を拡張ボード20のデュアルポー
トメモリ21に順次書き込んでいく。
【0030】このとき、拡張ボード20は、マイコン2
3がこのデュアルポートメモリ21に書き込まれた分割
後の障害情報を読み出してI/Oバッファ22に蓄積し
ていき、この蓄積された分割後の障害情報から分割前の
障害情報を編集した後、この障害情報を通信制御部24
によりLAN100経由でマネージメントコンソール1
に送信する。その結果、この障害情報がマネージメント
コンソール1のCRTやLCDなどにディスプレイ表示
され、その旨が遅滞なく監視者に報知されることにな
る。
【0031】また、アップデートアプリケーション12
4は、たとえば拡張ボード20のマイコン23がマイク
ロプログラム格納部231に格納するマイクロプログラ
ムに不具合が発見されたような場合に、この不具合を改
善するためなどに起動されるものであり、起動される
と、まず、その不具合の改善を含む機能更新のための更
新データをユーザに指定させるための画面を描画し、こ
の画面をCRT151またはLCD152に表示させる
べくディスプレイコントローラに要求する。
【0032】この画面の表示に応答して、ユーザは、た
とえばフロッピィディスク装置(FDD)14内のファ
イル名を指定する。この指定は、キーボード161また
はマウス162の操作により行なわれ、キーボードコン
トローラ16によってデータ化されてアップデートアプ
リケーション124に与えられる。
【0033】この指定内容を得たアップデートアプリケ
ーション124は、そのファイルの更新データをフロッ
ピィディスク装置(FDD)14から読み出し、まず、
拡張ボード20のデュアルポートメモリ21が受け付け
可能なサイズに分割する。その後、アップデートアプリ
ケーション124は、この分割後の更新データすべてを
物理ドライバ123に順次引き渡し、拡張ボード20の
デュアルポートメモリ21に書き込むように要求する。
そして、物理ドライバ123は、この引き渡された分割
後の更新データを拡張ボード20のデュアルポートメモ
リ21に順次書き込んでいく。
【0034】ここで、拡張ボード20は、マイコン23
がこのデュアルポートメモリ21に書き込まれた分割後
の更新データを読み出してI/Oバッファ22に蓄積し
ていき、この蓄積された分割後の更新データから分割前
の更新データを編集した後、この更新データを用いてマ
イクロプログラム格納部231に格納されたマイクロプ
ログラムを書き換える。
【0035】次に、アップデートアプリケーション12
4は、拡張ドライバ20のデュアルポートメモリ21に
設けられたリセットフラグ領域211にリセットフラグ
をセットする旨を物理ドライバ123に要求し、この要
求に応答して、物理ドライバ123は、拡張ドライバ2
0のデュアルポートメモリ21に設けられたリセットフ
ラグ領域211にリセットフラグをセットする。
【0036】このリセットフラグがセットされると、拡
張ボード20では、マイコン23が拡張ボード20の再
起動を実行する。これにより、更新データにより不具合
の改善を含む機能が更新された状態で拡張ボード20が
立ち上がることになる。
【0037】そして、アップデートアプリケーション1
24は、今度は、拡張ドライバ20のデュアルポートメ
モリ21に設けられたイネーブルフラグ領域212にイ
ネーブルフラグをセットする旨を物理ドライバ123に
要求する。
【0038】このイネーブルフラグがセットされると、
システム本体は、物理ドライバ123に初期化処理を再
実行させる。これにより、物理ドライバ123は、機能
が更新された後の拡張ボード20に改めてアクセスでき
ることになる。
【0039】このように、オペレーティングシステム1
21の配下で動作し、かつ、物理ドライバ123を介し
て拡張ボード20をアップデートさせるアップデートア
プリケーション124を設けるとともに、アップデート
アプリケーション124からの要求に応じて拡張ボード
20自身にアップデートを行なわせるようにしたことに
より、このサーバコンピュータ2は、オペレーティング
システム121を稼動させ続けたまま、すなわち、クラ
イアントコンピュータ3に提供すべき業務を停止するこ
となく、拡張ボード20の機能を更新することを可能と
している。
【0040】次に、図3および図4を参照して、この実
施形態のクライアント−サーバシステム内のサーバコン
ピュータにおける拡張ボードの機能更新動作を説明す
る。
【0041】図3は、拡張ボードの機能を更新する際の
システム本体側の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【0042】たとえば拡張ボード20のマイコン23が
マイクロプログラム格納部231に格納するマイクロプ
ログラムに不具合が発見されたような場合、システム本
体側でアップデートアプリケーション124が起動され
る(ステップA1)。起動されたアップデートアプリケ
ーション124は、まず、その不具合を改善するための
更新データをユーザに指定させるための画面をユーザに
提示し、たとえばフロッピィディスク装置(FDD)1
4に記録された書き換え用のバイナリデータを選択させ
る(ステップA2)。
【0043】いずれかのバイナリデータが選択される
と、アップデートアプリケーション124は、このバイ
ナリデータを拡張ボード20のデュアルポートメモリ2
1が受け付け可能なサイズに分割し(ステップA3)、
この分割後の更新データを物理ドライバ123に引き渡
す(ステップA4)。そして、物理ドライバ123は、
この引き渡された分割後の更新データを拡張ボード20
のデュアルポートメモリ21に書き込む(ステップA
5)。このステップA3〜ステップA5の処理は、すべ
てのバイナリデータが拡張ボード20のデュアルポート
メモリ21に書き込まれるまで繰り返され、すべてのバ
イナリデータが拡張ボード20のデュアルポートメモリ
21に書き込まれると(ステップA6のNO)、アップ
デートアプリケーション124は、物理ドライバ123
を介して拡張ドライバ20のデュアルポートメモリ21
に設けられたリセットフラグ領域211にリセットフラ
グをセットする(ステップA7)。
【0044】ここで、アップデートアプリケーション1
24は、リセットフラグのセットに伴なう拡張ボード2
0の再起動が完了したかどうかを調べ(ステップA
8)、拡張ボード20の再起動が完了した後(ステップ
A8のYES)、物理ドライバ123を介して拡張ドラ
イバ20のデュアルポートメモリ21に設けられたイネ
ーブルフラグ領域212にイネーブルフラグをセットす
る(ステップA9)。そして、このイネーブルフラグが
セットされると、システム本体の制御により物理ドライ
バ123の初期化処理が再実行される(ステップA1
0)。
【0045】図4は、拡張ボードの機能を更新する際の
拡張ボード側の動作手順を示すフローチャートである。
【0046】拡張ボード20のマイコン23は、デュア
ルポートメモリ21に書き換え用のバイナリデータが書
き込まれると(ステップB1)、そのバイナリデータを
デュアルポートメモリ21から読み出してI/Oバッフ
ァ22に蓄積していく(ステップB2)。このステップ
B2〜ステップB3の処理は、すべてのバイナリデータ
がI/Oバッファ22に蓄積されるまで繰り返され、す
べてのバイナリデータがI/Oバッファ22に蓄積され
ると(ステップB3のNO)、マイコン23は、このバ
イナリデータを用いてマイクロプログラム格納部231
に格納されたマイクロプログラムを書き換える(ステッ
プB4)。
【0047】ここで、マイコン23は、デュアルポート
メモリ21に設けられたリセットフラグ領域211にリ
セットフラグがセットされたかどうかを調べ(ステップ
B5)、リセットフラグがセットされていれば(ステッ
プB5のYES)、拡張ボード20の再起動を実行する
(ステップB6)。
【0048】このように、この実施形態のサーバコンピ
ュータ2は、オペレーティングシステム121を稼動さ
せ続けたまま、拡張ボード20をアップデートさせるこ
とができるため、従来のように、拡張ボード20のアッ
プデートに伴ない、クライアントコンピュータ3に提供
すべき業務を停止することもない。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、システム本体に、拡張ボードを駆動制御するデバイ
スドライバを介してアップデート用の更新データを拡張
ボードに送信し、拡張ボードに再起動を指示し、かつ、
この拡張ボードの再起動後にデバイスドライバに初期化
処理を再実行させるようにし、また、拡張ボードに、受
信した更新データを用いて自身のアップデートを行な
い、かつ、指示に応じて自身を再起動させるようにする
ことにより、システム本体のオペレーティングシステム
を稼動させ続けながら拡張ボード上のファームウェアの
アップデートを可能としたことから、拡張ボード上のフ
ァームウェアのアップデートに伴ない、数多く存在する
クライアントに提供すべき業務を停止させることを不要
とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るクライアント−サー
バシステム内における各コンピュータ間の接続関係を示
す図。
【図2】同実施形態のクライアント−サーバシステム内
のサーバコンピュータの機器構成を示す図。
【図3】同実施形態の拡張ボードの機能を更新する際の
システム本体側の動作手順を示すフローチャート。
【図4】同実施形態の拡張ボードの機能を更新する際の
拡張ボード側の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…マネージメントコンソール 2…サーバコンピュータ 3…クライアントコンピュータ 11…CPU 12…システムメモリ 13…磁気ディスク装置(HDD) 14…フロッピィディスク装置(FDD) 15…ディスプレイコントローラ 16…キーボードコントローラ 17…バスブリッジ 18…障害監視部 19…基本ボード 20…拡張ボード 21…デュアルポートメモリ 22…I/Oバッファ 23…マイコン 24…通信制御部 100…LAN 121…オペレーティングシステム 122…サービスアプリケーション 123…物理ドライバ 124…アップデートアプリケーション 151…CRT 152…LCD 161…キーボード 162…マウス 181…電源回路 182…冷却ファン 191…ログメモリ 200…LAN 211…リセットフラグ領域 212…イネーブルフラグ領域 231…マイクロプログラム格納部 A…第1バス B…第2バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能追加のための拡張ボードがシステム
    本体に取り付けられるコンピュータシステムにおいて、 前記システム本体は、 前記拡張ボードを駆動制御するデバイスドライバと、 前記拡張ボードの機能を更新するための更新データを前
    記デバイスドライバを介して前記拡張ボードに送信する
    更新データ送信手段と、 前記更新データ送信手段による更新データの送信完了
    後、前記デバイスドライバを介して前記拡張ボードに再
    起動を指示する拡張ボード再起動手段と、 前記拡張ボード再起動手段による拡張ボードの再起動完
    了後、前記デバイスドライバに初期化処理を再実行させ
    るドライバ再初期化手段とを具備し、 前記拡張ボードは、 前記更新データを受信する更新データ受信手段と、 前記更新データ受信手段により受信された更新データを
    用いて自身が動作するために保持するデータを書き換え
    るデータ書き換え手段と、 前記拡張ボード再起動手段からの指示に応じて再起動を
    実行する再起動実行手段とを具備することを特徴とする
    コンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記拡張ボードは、前記システム本体と
    の間でデータを授受するためのデータ格納手段を具備
    し、 前記システム本体の更新データ送信手段は、前記データ
    格納手段により受け渡し可能な容量ごとに前記更新デー
    タを分割して送信することを特徴とする請求項1記載の
    コンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記拡張ボードには、前記拡張ボード再
    起動手段からの再起動指示を前記再起動実行手段に伝達
    するためのリセットフラグ領域が設けられることを特徴
    とする請求項2記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記拡張ボードには、前記ドライバ再初
    期化手段からの再初期化指示を前記システム本体に伝達
    するためのイネーブルフラグ領域が設けられることを特
    徴とする請求項2記載のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 機能追加のための拡張ボードがシステム
    本体に取り付けられるコンピュータシステムにおいて、 前記システム本体は、 前記拡張ボードを駆動制御するデバイスドライバと、 前記拡張ボードの機能を更新するための更新データを前
    記デバイスドライバを介して前記拡張ボードに送信する
    更新データ送信手段と、 前記更新データ送信手段による更新データの送信完了
    後、前記デバイスドライバを介して前記拡張ボードに再
    起動を指示する拡張ボード再起動手段と、 前記拡張ボード再起動手段による拡張ボードの再起動完
    了後、前記デバイスドライバに初期化処理を再実行させ
    るドライバ再初期化手段とを具備することを特徴とする
    コンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 機能追加のためにシステム本体に取り付
    けられるコンピュータシステムの拡張ボードにおいて、 前記システム本体から送信される、自身の機能を更新す
    るための更新データを受信する更新データ受信手段と、 前記データ受信手段により受信された更新データを用い
    て自身が動作するために保持するデータを書き換えるデ
    ータ書き換え手段と、 前記システム本体からの指示に応じて再起動を実行する
    再起動実行手段とを具備することを特徴とする拡張ボー
    ド。
  7. 【請求項7】 機能追加のための拡張ボードがシステム
    本体に取り付けられるコンピュータシステムにおける拡
    張ボードの機能更新方法であって、 前記システム本体は、 前記拡張ボードの機能を更新するための更新データを前
    記拡張ボードを駆動制御するデバイスドライバを介して
    前記拡張ボードに送信するステップと、 前記更新データの送信完了後、前記デバイスドライバを
    介して前記拡張ボードに再起動を指示するステップと、 前記拡張ボードの再起動完了後、前記デバイスドライバ
    に初期化処理を再実行させるステップとを有し、 前記拡張ボードは、 前記更新データを受信するステップと、 前記受信した更新データを用いて自身が動作するために
    保持するデータを書き換えるステップと、 前記システム本体からの指示に応じて再起動を実行する
    ステップとを有することを特徴とするコンピュータシス
    テムにおける拡張ボードの機能更新方法。
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