JP2001056542A - 現像処理装置 - Google Patents

現像処理装置

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JP2001056542A
JP2001056542A JP11233985A JP23398599A JP2001056542A JP 2001056542 A JP2001056542 A JP 2001056542A JP 11233985 A JP11233985 A JP 11233985A JP 23398599 A JP23398599 A JP 23398599A JP 2001056542 A JP2001056542 A JP 2001056542A
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temperature
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像処理装置内に生ずる廃熱を利用して、この
廃熱で補充タンクを温めることにより、処理液槽内の処
理液を温めるヒーターの出力を小さくできる現像処理装
置を提供する。 【解決手段】写真感光材料の処理液槽21と、該処理液
槽21内に補充するための補充液を入れる補充タンク2
4を備える現像処理装置において、現像処理装置内に生
じる廃熱を回収し、補充液を加熱する加熱手段5と、処
理液槽の設定温度と補充液の温度とを比較して、加熱手
段5による加熱を制御する制御手段6とを備える構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料の現
像処理装置であって、詳しくは、写真感光材料の処理液
槽と、該処理液槽内に補充するための補充液を入れる補
充タンクを備える現像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、現像処理装置において印画紙や
フィルムなどの感光材料を現像処理する場合、感光材料
は、装置本体内に配設される現像処理液槽、定着処理液
槽、水洗処理液槽等の処理液槽において現像処理がなさ
れる。
【0003】また、各処理液槽においては、現像処理を
行うことにより処理液が徐々に劣化してくるので、処理
液の活性度を一定に保つため,各処理液槽に処理液を補
充する必要があり、現像処理装置には、補充液が入れら
れた補充タンクを各処理液槽ごとに配設している。
【0004】さらに、各処理液槽の液温は、処理液の種
類に応じて、所定の温度に維持する必要がある。そこ
で、従来では、処理液の液温を一定に保つために、各処
理液槽内にヒーターおよび温度センサーを配設して、ヒ
ーターによる加熱で処理液の温度を一定に保つようにし
ていた。
【0005】
【課題が解決しようとする課題】ところで、通常、補充
タンクは、ヒーター等で温度調整されることなく配設さ
れているため、補充タンク内の補充液は、ヒーターで所
定温度に加熱される処理液槽内の処理液の液温よりも、
補充タンク内の補充液の液温の方が低くなる。
【0006】この結果、感光材料の処理量が多くなると
補充タンクからの補充液の補充量が多くなるので、処理
液槽内の処理液は補充液の補充により温度低下が著しく
なり、ヒーターによる加熱容量を大きくしなければなら
なかった。
【0007】このように、前記した現像処理装置では、
感光材料の処理量によって、処理液槽内の温度が変動す
るため、処理液槽内に配設されるヒーターは、最大能力
に合わせて温度調整ができるように、その出力の大きさ
が設定されており、従来では、出力の大きいヒーターを
設ける必要があることから、消費電力が大きくなる問題
があった。
【0008】そこで本発明は、現像処理装置内に生ずる
廃熱を利用して、この廃熱で補充液を温めることによ
り、処理液槽内の処理液を温めるヒーターの出力を小さ
くできる現像処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、写真感光材料の処理液槽
と、該処理液槽内に補充するための補充液を入れる補充
タンクを備える現像処理装置において、現像処理装置内
に生じる廃熱を回収し、補充液を加熱する加熱手段と、
処理液槽の設定温度と補充液の温度とを比較して、加熱
手段による加熱を制御する制御手段とを備える構成とし
た。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、加熱手段を、一端が現像処理装置内
に設ける熱発生部に連通され、補充タンク内を通過させ
た後、他端が外気に連通される加熱通路と、熱発生部の
廃熱を加熱通路を介して外気に排出する排出ファンとを
備える構成とした。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明において、加温手段を、現像処理装置内に設
ける熱発生部および外気に連通させ、補充タンクを外部
から仕切る仕切部を備える加熱通路と、熱発生部の廃熱
を加熱通路を介して外気に排出する排出ファンとを備え
る構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1に基づいて説明する。図1は、写真処理装置にお
ける現像処理装置を概略的に示したものであって、この
現像処理装置は、装置本体1に、プリンタ装置(図示せ
ず)で露光された印画紙を現像処理するための印画紙現
像処理部2と、印画紙現像処理部2で現像処理された印
画紙を乾燥するための印画紙乾燥処理部3と、乾燥処理
された印画紙を排出するプリント排出部4とを搭載して
いる。
【0013】この現像処理装置では、プリンタ装置で画
像が焼き付けられた印画紙は、印画紙現像処理部2にお
いて現像され、現像後、印画紙乾燥処理部3において乾
燥された後、プリント排出部4から排出されるようにな
っている。
【0014】印画紙現像処理部2には、複数種類の処理
液に対応して区分けされた処理液槽21が配設されてお
り、処理液槽21には、搬送ローラー22が収納されて
いる。
【0015】また、印画紙現像処理部2では、各処理液
槽21内の温度を所定の温度(35〜37℃)にほぼ一
定に保持するため、各処理液槽21内に棒状のヒーター
および温度センサー(図示せず)を挿入している。
【0016】さらに、印画紙現像処理部2では、処理液
槽21内の液全体を均一温度、均一濃度に維持するた
め、処理液槽21の処理液を循環させる循環ポンプ23
を処理液槽21の外部に設けている。
【0017】また、印画紙現像処理部2には、図1に示
すように、処理液槽21の下方に、処理液槽21に補充
するための補充液を貯溜した補充タンク24が配設され
ている。
【0018】印画紙乾燥処理部3には、印画紙現像処理
部2から送られてきた、現像処理後の印画紙を搬送する
複数の搬送ローラーを備えた搬送機構(図示せず)と、
この搬送機構で印画紙が送られる経路に温風を供給する
乾燥ヒーター及び送風機(図示せず)を設けている。
【0019】以上の現像処理装置において、第1の実施
の形態では、装置本体1内に、現像処理装置内に生じる
廃熱、即ち、熱発生部である印画紙乾燥処理部3で生じ
る廃熱を回収し、この廃熱で補充タンク24内の補充液
を加熱する加熱手段5を設けたのである。
【0020】この加熱手段5は、一端が印画紙乾燥処理
部3の加熱空間32に連通され、補充タンク24内を通
過させた後、他端が外気に連通される加熱通路51と、
印画紙乾燥処理部3で発生した廃熱を加熱通路51を介
して外気に排出する排出ファン52とにより構成されて
いる。
【0021】加熱通路51は、印画紙乾燥処理部3の加
熱空間32に連通するダクト部51aと、このダクト部
51aに連続して設けられ、外気に解放される金属パイ
プ部51bとにより構成されている。
【0022】そして、各補充タンク24の上部に、金属
パイプ部51bを挿通させるための通過口24aを設け
て、金属パイプ部51bをこの通過口24aを介して複
数個の補充タンク24内に順次通過させるようにしてお
り、該金属パイプ部51bは、各補充タンク24を順次
通過させるために蛇行させて形成されている。なお、金
属パイプ部51bは、耐蝕性および熱伝導性に優れた金
属材料、たとえばステンレスなどから構成されている。
【0023】そして、この加熱通路51中には、印画紙
乾燥処理部3で発生した廃熱を外気に排出させるための
排出ファン52を設けている。この排出ファン52は、
加熱通路51におけるダクト部51a内に配設されてお
り、この排出ファン52の配設位置近くには、加熱通路
51を連通遮断する開閉シャッター53も設けている。
【0024】また、本実施の形態では、補充タンク24
内の補充液は、現像処理装置を配設している配置場所の
雰囲気温度で液温が変化するため、補充タンク24内の
補充液の液温と、処理液槽21内の処理液設定温度と比
較して、補充液を加熱するかどうかを判断するようにし
ている。
【0025】具体的には、この加熱手段5を、装置本体
1内に内蔵するコンピューターからなる制御手段6によ
り、補充タンク24内の補充液の温度に応じて、加熱を
制御するようにしているのであって、温度センサー61
を補充タンク24内に配設し、補充タンク24内の補充
液の温度を温度センサー61で検出して、制御手段6に
おいて、補充タンク24内の補充液の温度が所定の処理
液槽21内の処理液の設定温度より低いと判断した場合
には、制御手段6により、排出ファン52を駆動させる
と共に、加熱通路51を印画紙乾燥処理部3の加熱空間
32と外気とに連通するように開閉シャッター53を連
通状態にする。
【0026】この開閉シャッター53を連通状態にし、
かつ、排出ファン52を駆動させることにより、印画紙
乾燥処理部3で発生した廃熱が加熱通路51内に吸引さ
れ、加熱通路51内を廃熱が通過して、加熱通路51の
金属パイプ部51bにおいて、補充タンク24内の補充
液が温められた後、外気に排出される。
【0027】また、補充タンク24内の補充液の温度
が、処理液の設定温度より高いと制御手段6において判
断された場合には、制御手段6により、排出ファン52
の駆動を停止すると共に、加熱通路51の連通を遮断す
るように開閉シャッター53を遮断状態して、補充タン
ク24内の補充液が加熱されないようにしている。
【0028】なお、排出ファン52と開閉シャッター5
3の駆動制御は、補充タンク24内の検出温度が処理液
設定温度よりあまり低くないときには、開閉シャッター
53を連通状態にし、排出ファン52を停止させるよう
に制御して、加熱通路51内に自然に廃熱が流れるよう
にしてもよい。このように自然に廃熱が流れるようにす
ることにより、排出ファン52を駆動させない分、消費
電力の低廉化が図れる。
【0029】以上のように、第1の実施の形態では、補
充タンク24内の補充液の温度が処理液の設定温度より
低い場合には、補充タンク24内の補充液は、加熱通路
51の金属パイプ部51bを通過する廃熱で温められ、
処理液槽21には温められた補充液が補充されるので、
処理液槽21内の液温が急激に低下することを防止する
ことができ、処理液槽21に配設するヒーターの出力を
従来に比べて小さくすることができる。
【0030】また、補充タンク24内の補充液の温度が
処理液の設定温度より高い場合には、排出ファン52を
停止し、かつ、開閉シャッター53を遮断して、加熱通
路51内に廃熱が供給されないようにしているので、補
充タンク24内の補充液が必要以上に温められ、その結
果、処理液槽21内の液温が急激に上昇してしまうのも
防止することができる。
【0031】この結果、廃熱を利用して、補充液を加熱
するためにヒーターなどの加熱装置を別途設けることな
く、補充タンク24内の補充液を必要に応じて加熱でき
ながら、処理液槽内のヒーターによる加熱量も低廉化で
きるので、全体としての消費電力の低廉化が可能とな
る。
【0032】なお、以上の第1の実施の形態では、印画
紙乾燥処理部3の廃熱を利用して補充液を加熱したが、
印画紙現像処理部2に設ける循環ポンプで発生する廃熱
を利用するようにしてもよい。
【0033】さらに、排出ファン52を設ける代わり
に、印画紙乾燥処理部3の送風機を利用して、この送風
機から供給される温風の一部をダクト部51aに向けて
供給するようにしてもよい。
【0034】次に、第2の実施の形態について図2に基
づいて説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形
態と基本構成は同じであり、同じ部材に対しては、同じ
符号を付している。
【0035】そして、第2の実施の形態では、装置本体
1内に、現像処理装置内に生じる廃熱、即ち、熱発生部
である印画紙乾燥処理部3で生じる廃熱および循環ポン
プ23で生じる廃熱を回収し、この廃熱で補充タンク2
4内の補充液を加熱する加熱手段5を設けたのである。
【0036】この加熱手段5は、印画紙乾燥処理部3の
加熱空間32と、循環ポンプ23を気密状に囲むポンプ
室25内とに別々に連通され、他端が外気に連通され
る、補充タンク24を加熱する加熱通路51と、印画紙
乾燥処理部3またはポンプ室25で発生した廃熱を加熱
通路51を介して外気に排出する2つの排出ファン52
a,52bとにより構成されている。
【0037】加熱通路51は、印画紙乾燥処理部3の加
熱空間32に連通する第1ダクト部51cと、ポンプ室
25に連通する第2ダクト部51dと、これら第1ダク
ト部51cと第2ダクト部51dとが接続され、補充タ
ンク24を気密状に囲んで外部と仕切る仕切部51eと
から構成されており、仕切部51eは、開放口51fか
ら外気に開放されている。本実施の形態では、仕切部5
1eにおいて、該仕切部51e内に配設される補充タン
ク24が加熱される。
【0038】そして、印画紙乾燥処理部3で発生した廃
熱を外気に排出させるための第1排出ファン52aを第
1ダクト部51c内に設け、循環ポンプ23で発生した
廃熱を外気に排出させるための第2排出ファン52b
を、ポンプ室25に連通する第2ダクト部51d内に設
けている。第1排出ファン52aの配設位置近くには、
加熱通路51の第1ダクト部51cを連通遮断する第1
開閉シャッター53aを、第2排出ファン52bの配設
位置近くには、加熱通路51の第2ダクト部51dを連
通遮断する第2開閉シャッター53bを設けている。
【0039】また、本第2の実施の形態では、補充タン
ク24内の補充液は、現像処理装置を配設している配置
場所の雰囲気温度で液温が変化するため、補充タンク2
4内の補充液の液温と、処理液槽21内の処理液設定温
度と比較して、補充液を加熱するかどうかを判断するよ
うにしている。
【0040】具体的には、この加熱手段5を、装置本体
1内に内蔵するコンピューターからなる制御手段6によ
り、補充タンク24内の補充液の温度に応じて、加熱を
制御するようにしているのであって、温度センサー61
を補充タンク24内に配設し、補充タンク24内の補充
液の温度を温度センサー61で検出して、制御手段6に
おいて、補充タンク24内の補充液の温度が所定の処理
液槽21内の処理液の設定温度と比較して、所定の第1
温度より低いと判断した場合には、制御手段6により、
第1排出ファン52aと第2排出ファン52bの双方を
駆動させると共に、第1開閉シャッター53aと第2開
閉シャッター53bとを連通状態にする。
【0041】これら第1開閉シャッター53aおよび第
2開閉シャッター53bを連通状態にし、かつ、第1排
出ファン52aおよび第2排出ファン52bを駆動させ
ることにより、印画紙乾燥処理部3で発生した廃熱およ
び循環ポンプ23で発生した廃熱が加熱通路51内に吸
引され、加熱通路51内を廃熱が通過して、外気に排出
される。加熱通路51を廃熱が通過することにより、加
熱通路51の仕切部51eにおいて、補充タンク24内
の補充液が温められる。
【0042】さらに、制御手段6において、補充タンク
24内の補充液の温度が所定の処理液槽21内の処理液
の設定温度と比較して、所定の第2温度(第2温度>第
1温度)より低いと判断した場合には、制御手段6によ
り、第1排出ファン52aを駆動させると共に、第1開
閉シャッター53aのみを連通状態にする。なお、この
ときは、第1排出ファン52aに代えて第2排出ファン
52bを駆動させ、第2開閉シャッター53bのみを連
通させるようにしてもよい。
【0043】第1開閉シャッター53aのみを連通状態
にし、かつ、第1排出ファン52aを駆動させることに
より、印画紙乾燥処理部3で発生した廃熱が加熱通路5
1内に吸引され、加熱通路51内を廃熱が通過して、外
気に排出される。加熱通路51を廃熱が通過することに
より、加熱通路51の仕切部51eにおいて、補充タン
ク24内の補充液が温められる。
【0044】また、補充タンク24内の補充液の温度が
所定の処理液槽21内の処理液の設定温度と比較して、
所定の第3温度(第3温度>第2温度)より低いと判断
した場合には、第1開閉シャッター53aと第2開閉シ
ャッター53bとを連通状態にし、第1排出ファン52
aと第2排出ファン52bとを停止させるように制御し
て、加熱通路51内に自然に廃熱が流れるようにしてい
る。
【0045】さらに、補充タンク24内の補充液の温度
が所定の処理液槽21内の処理液の設定温度と比較し
て、設定温度より高いと判断した場合には、制御手段6
により、第1排出ファン52aと第2排出ファン52b
の駆動を停止すると共に、加熱通路51の連通を遮断す
るように第1開閉シャッター53aおよび第2開閉シャ
ッター53bを遮断状態して、補充タンク24内の補充
液が加熱されないようにしている。
【0046】以上のように、第2の実施の形態では、補
充タンク24内の補充液の温度が処理液の設定温度より
低い場合には、補充タンク24内の補充液は、加熱通路
51を通過する廃熱で段階的に温められ、処理液槽21
には温められた補充液が補充されるので、処理液槽21
内の液温が急激に低下することを防止することができ、
処理液槽21に配設するヒーターの出力を従来に比べて
小さくすることができる。
【0047】また、補充タンク24内の補充液の加熱を
段階的に行うと共に、補充液の温度が処理液の設定温度
より高い場合には、排出ファン52を停止し、かつ、開
閉シャッター53を遮断して、加熱通路51内に廃熱が
供給されないようにしているので、補充タンク24内の
補充液が必要以上に温められ、その結果、処理液槽21
内の液温が急激に上昇してしまうのも防止することがで
きる。
【0048】この結果、廃熱を利用して、補充液を加熱
するためにヒーターなどの加熱装置を別途設けることな
く、補充タンク24内の補充液を必要に応じて加熱でき
ながら、処理液槽内のヒーターによる加熱量も低廉化で
きるので、全体としての消費電力の低廉化が可能とな
る。
【0049】なお、上記第2の実施の形態では、印画紙
乾燥処理部3と循環ポンプ23とで生ずる廃熱を利用し
て、補充液を温めるようにしたが、印画紙乾燥処理部3
で発生する廃熱のみを利用するようにしてもよいし、循
環ポンプ23で発生する廃熱のみを利用するようにして
も差し支えない。
【0050】以上のように、第1および第2の実施の形
態では、印画紙乾燥処理部3等の廃熱を利用して補充液
を加温するようにしているので、別途ヒーター等の加熱
手段を設ける必要がなく、部品点数の増加により構造が
複雑化することなく加熱手段を構成できる。
【0051】なお、装置本体が、未現像のフィルムを現
像及び乾燥処理するためのフィルム現像・乾燥処理装置
を有する場合には、該フィルム現像処理装置に設ける補
充タンクにも加熱手段を設けることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上の目的を達成するため、
請求項1記載の発明では、写真感光材料の処理液槽と、
該処理液槽内に補充するための補充液を入れる補充タン
クを備える現像処理装置において、現像処理装置内に生
じる廃熱を回収し、補充液を加熱する加熱手段と、処理
液槽の設定温度と補充液の温度とを比較して、加熱手段
による加熱を制御する制御手段とを備える構成としたか
ら、補充タンク内の補充液を廃熱を利用して、加熱制御
しながら温めることができるので、補充タンクから処理
液槽に補充液が補充されても、この補充液により処理液
槽内の処理液の温度低下を少なくすることができる。
【0053】この結果、廃熱を利用して、補充液を加熱
するためにヒーターなどの加熱装置を別途設けることな
く、補充タンク24内の補充液を必要に応じて加熱でき
ながら、処理液槽内に配設するヒーターの出力を従来に
比べて小さくして、ヒーターによる加熱量も低廉化でき
るので、全体としての消費電力の低廉化が可能となる。
【0054】また、補充タンク内の補充液の温度と処理
液の設定温度とを比較して、加熱手段を制御しているの
で、補充温度が処理液の設定温度より高い場合には、排
出ファンを停止する等して、加熱通路内に廃熱が供給さ
れないようにできるので、補充タンク内の補充液が必要
以上に温められ、その結果、処理液槽内の液温が急激に
上昇してしまうのも防止することができる。
【0055】さらに、現像処理装置内に生じる廃熱を利
用して補充液を加温するようにしているので、ヒーター
等の加熱手段を別途設ける必要がなく、部品点数の増加
により構造が複雑化することなく加熱手段を構成でき
る。
【0056】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、加熱手段を、一端が現像処理装置内
に設ける熱発生部に連通され、補充タンク内を通過させ
た後、他端が外気に連通される加熱通路と、熱発生部の
廃熱を加熱通路を介して外気に排出する排出ファンとを
備える構成としたから、加熱通路により補充タンク内の
補充液を直接加熱できる。
【0057】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明において、加温手段を、現像処理装置内に設
ける熱発生部および外気に連通させ、補充タンクを外部
から仕切る仕切部を備える加熱通路と、熱発生部の廃熱
を加熱通路を介して外気に排出する排出ファンとを備え
る構成としたから、廃熱で補充タンク全体を加熱でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる現像処理装置の第1の実施の形
態の概略説明図である。
【図2】本発明にかかる現像処理装置の第1の実施の形
態の概略説明図である。
【符号の説明】
21 処理液槽 24 補充タンク 3 印画紙乾燥処理部(熱発生部) 5 加熱手段 51 加熱通路 51e 仕切部 52 排出ファン 6 制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真感光材料の処理液槽と、該処理液槽内
    に補充するための補充液を入れる補充タンクを備える現
    像処理装置において、現像処理装置内に生じる廃熱を回
    収し、補充液を加熱する加熱手段と、処理液槽の設定温
    度と補充液の温度とを比較して、加熱手段による加熱を
    制御する制御手段とを備えていることを特徴とする現像
    処理装置。
  2. 【請求項2】加熱手段は、一端が現像処理装置内に設け
    る熱発生部に連通され、補充タンク内を通過させた後、
    他端が外気に連通される加熱通路と、熱発生部の廃熱を
    加熱通路を介して外気に排出する排出ファンとを備えて
    いる請求項1に記載の現像処理装置。
  3. 【請求項3】加温手段は、現像処理装置内に設ける熱発
    生部および外気に連通させ、補充タンクを外部から仕切
    る仕切部を備える加熱通路と、熱発生部の廃熱を加熱通
    路を介して外気に排出する排出ファンとを備えている請
    求項1に記載の現像処理装置。
JP11233985A 1999-08-20 1999-08-20 現像処理装置 Withdrawn JP2001056542A (ja)

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