JPH056446U - 写真焼付装置の温湿度制御装置 - Google Patents

写真焼付装置の温湿度制御装置

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JPH056446U
JPH056446U JP6307191U JP6307191U JPH056446U JP H056446 U JPH056446 U JP H056446U JP 6307191 U JP6307191 U JP 6307191U JP 6307191 U JP6307191 U JP 6307191U JP H056446 U JPH056446 U JP H056446U
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JP
Japan
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outside air
temperature
air intake
control device
housing
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Application number
JP6307191U
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English (en)
Inventor
満 小幡
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でコストの低い、しかも現像処理部の腐
食性ガスの侵入する恐れがない写真焼付装置の温湿度制
御装置を提供する。 【構成】 写真焼付装置Aの温湿度制御装置Bは、ハウ
ジング1に形成される外気取入口19と、この外気取入
口19から遮光迷路を形成して外気を流入させる風洞部
20と、風洞部20の端部に装着される外気取入ファン
21と、外気取入口19に隣接する風洞部20内に配設
される加湿手段22と、露光部7に続く搬送系12の側
部のハウジング1に形成される排気口23を有してい
る。この排気口23も遮光迷路を形成する風洞部24を
有しており、ハウジング1内部の光密状態は維持され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、写真焼付装置の内部温度及び湿度を調整する温湿度制御装置に関 し、詳しくは外気取入ファンにより外気を導入し、内部温度を降下させて温度及 び湿度を調整する写真焼付装置の温湿度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
未露光の感光材料を露光部に搬送して所要のネガのプリントを行う写真焼付装 置では、露光時の焦点距離が正確になるように感光材料を搬送手段に密着させて 露光処理を行い、露光済みの感光材料を搬出口より順次現像処理部に送り後処理 を行っている。
【0003】 ロール状感光材料を所定サイズに切断してシート状感光材料とし、このシート 状感光材料をベルトに上載して露光部に搬送する写真焼付装置では、ベルトに穴 を穿設し、ベルト下部に吸着ファン及び吸着ダクトを配設してベルト上のシート 状感光材料を吸引してベルトに密着させている。
【0004】 このように、写真焼付装置の露光部を内蔵する容器では搬送手段や吸着手段が 常に駆動しているため、搬送駆動モータや吸着ファンモータの熱が常時放出され ている。ところが露光部では内部を光密にする必要があるため容器は密封されて いるか、又は空気窓を設ける場合でも遮光迷路を施している。このため露光部を 内蔵する容器は空気の流通が無いか、あっても僅かであるので、内部温度の上昇 が著しい。特に多量の感光材料を継続してプリントするときには、使用中に温度 が大きく上昇してしまい、プリントの濃度が変化してしまう恐れがあった。
【0005】 又温度上昇に伴い相対的に湿度が降下し、シート状感光材料がカールしてしま う恐れもあった。カールが生じるとベルトへの密着性が悪くなり、適切な露光が できなくなると共に搬送中のジャムを生ずる原因にもなった。
【0006】 従来の写真焼付装置では露光部の容器の内部温度を降下させ湿度を調整するた め、密封した容器内部と外部をヒートパイプでつなぎ、外部に設置した熱交換器 により温度及び湿度を調整する温湿度制御装置が用いられていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の密封系の温湿度制御装置では、装置規模が大きくなる上、コス トが上昇する欠点を有していた。
【0008】 又露光部は現像処理部に搬出口を介して連結しているが、容器内の温度が低下 すると内圧が降下し、現像処理部に収容される処理液から発生する腐食性ガスが 露光部容器内に侵入する恐れがあった。
【0009】 この考案は従来の写真焼付装置の温湿度制御装置の有する欠点を解消するため 、外気取入ファンにより外気を導入して内部温度を降下させることで、小型でコ ストの低い、しかも現像処理部の腐食性ガスの侵入する恐れがない写真焼付装置 の温湿度制御装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1記載の写真焼付装置の温湿度制御装置は、 感光材料を露光処理する露光手段と露光済みの前記感光材料を搬出口より現像処 理部に送り出す搬送手段とを内蔵する容器に遮光手段を有する外気取入口を設け 、この外気取入口に接続して前記容器内に外気取入ファンを配設し、前記容器に 遮光手段を有する排気口とを設けることを特徴としている。
【0011】 又請求項2記載の写真焼付装置の温湿度制御装置は、前記外気取入口と前記外 気取入ファンとの間に加湿手段を設けることを特徴としている。
【0012】
【作用】 この考案の写真焼付装置の温湿度制御装置は、露光手段及び搬送手段を内蔵す る容器の外気取入口及びこれに接続する外気取入ファンの回転により、外部空気 を容器内に流入する。このため容器内部の圧力が上昇し、搬出口を介して接続す る現像処理部の腐食性ガスが侵入してくるのを防止できる。
【0013】 又、内部の熱を吸収して高温となった空気は排気口から排出される。このよう に順次容器内部の空気が強制的に入れ替わるため、発熱による温度上昇を防止で き、又温度上昇に伴う湿度降下も防止できる。この外気取入口及び排気口には遮 光手段を設け、露光部の光密状態を確保する。
【0014】 又請求項2記載の写真焼付装置の温湿度制御装置は、外気取入口から流入した 空気を加湿手段を介して外気より高湿度にする。これにより外気が低湿度の時に も感光材料のカール発生を防止する。
【0015】
【実施例】
この考案の実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は写真焼付装置の 温湿度制御装置の概略構成図である。写真焼付装置Aのハウジング1の側部には マガジン収納室2が設けられ、未露光の長尺感光材料F0を巻着するマガジン3 がセットされる。マガジン3の引出口3aより引き出された長尺感光材料F0は 、送りローラ4に挟持され、続いてカッター部5に挿入される。この送りローラ 4とカッター部5は連動して動作し、所定サイズのシート状感光材料F1を作成 している。
【0016】 カッター部5に連続してベルト搬送手段6が配設され、シート状感光材料F1 を露光部7に搬送する。このベルト搬送手段6はカッター部5の直後に設けられ る搬送従動ローラ6aと、露光部7を挟んで搬送従動ローラ6aと対称位置に設 けられる搬送駆動ローラ6bと、搬送従動ローラ6a及び搬送駆動ローラ6bの 中間部下方に配設されクラウンローラ6cと、これら搬送従動ローラ6a、搬送 駆動ローラ6b及びクラウンローラ6cに張架する有孔平ベルト6dを有してい る。
【0017】 搬送駆動ローラ6bの回転により有孔平ベルト6d上のシート状感光材料F1 を露光中心位置7aに搬送し、光源8の光をミラートンネル9を介してネガ10 を透過しレンズ11により拡大して露光する。その後、再度搬送駆動ローラ6b を駆動してシート状感光材料F1を搬送系12に搬出し、搬出口13を介して次 工程の現像処理部14に搬送する。現像処理部14には処理液14aを貯溜する 処理液槽14bが配置されている。
【0018】 ベルト搬送手段6の水平に配置される搬送従動ローラ6a及び搬送駆動ローラ 6bに張架される有孔平ベルト6dの内側には、穴あきのガイド板6eと吸着フ ァン15を内蔵する吸引ダクト16が配設され、ガイド板6eを介してハウジン グ1の内部空気を吸引し、有孔平ベルト6d上にシート状感光材料F1を吸着す る。このため露光中心位置7aで停止したシート状感光材料F1は、露光部7の レンズ11に対して正しい焦点距離の位置に置かれ、ピントズレは生じない。吸 着ファン15により吸引された空気は露光部7の外部に付設されるダクト17を 通って上昇し、露光部7上部に設けられる送気口18より排出される。この送気 口18は露光中心位置7aに停止するシート状感光材料F1の上面に循環排気す るように形成されており、有孔平ベルト6dの吸着効果をより上昇させている。
【0019】 この写真焼付装置Aにはハウジング1の内部温度及び湿度を調整する温湿度制 御装置Bが配設されている。温湿度制御装置Bは、マガジン収納室2の上部のハ ウジング1に形成される外気取入口19と、この外気取入口19から遮光迷路を 形成して外気を流入させる風洞部20と、風洞部20の端部に装着される外気取 入ファン21と、外気取入口19に隣接する風洞部20内に配設される加湿手段 22と、搬送系12の側部のハウジング1に形成される排気口23を有している 。この排気口23も遮光迷路を形成する風洞部24を有しており、内部の光密状 態は維持される。
【0020】 加湿手段22は、風洞部22に光密に装着できる水受け容器22aと、この水 受け容器22aに収容される水22bと、この水22bを毛管作用により吸い上 げ流入する外気に水分を補給するフィルタ材22cとから構成されている。
【0021】 なお加湿手段22は上記に限定されるものではなく、例えば超音波加湿器等公 知の加湿手段を用いることができる。
【0022】 又ハウジング1の内部にはセンサ25が配置され、内部温度・湿度・圧力を検 知して制御装置26に出力している。制御装置26は外気取入ファン21に接続 し、入力された情報に基づいて外気取入ファン21の回転数を調整している。
【0023】 次にこの温湿度制御装置Bの動作を説明する。図示しない写真焼付装置Aの電 源が入力され、露光部7の露光処理が待機状態に入ると、吸着ファン15が回転 しハウジング1の内部空気の吸引を開始する。同時に、外気取入ファン21が回 転し、加湿手段22で水分を補給された外気をハウジング1内部に送り込む。こ の加湿された外気はシート状感光材料F1の上面に吹き付けられる。
【0024】 なお、外気取入ファン21は露光中心位置7aに停止するシート状感光材料F 1の上面に吹き付けるように配置する方が好ましい。
【0025】 ハウジング1の内部空気は吸着ファン16の駆動によりダクト17・送気口1 8を介して循環しているが、吸熱効果により徐々に上昇してくる。この内部空気 に、加湿された外気を混入し、過度の温度上昇を防止する。
【0026】 一方、外気取入によりハウジング1内部の圧力は上昇する。ハウジング1は搬 出口13で現像処理部14に接続しているが、ハウジング1内部が現像処理部1 4に対し正圧となるので、処理液14aから発生する腐食性ガスのハウジング1 内への侵入を防止できる。
【0027】 又、内部の熱を吸収して温度が上昇した空気は、搬送系12の側部のハウジン グ1に設けられる排気口23から順次強制的に排出される。
【0028】 以上の外気取入及び強制排気による熱交換を適正に行うための外気取入量は次 のように定量化される。即ち、外気取入ファン21の風量をQ[m3/min] 、ハウジング1内部の全体の発熱量をP[KW]とすると、Q≧10.2Pと表 わされる。
【0029】 なお、センサ25から入力される内部温度・湿度・圧力に基づいて制御装置2 6はハウジング1内部が負圧とならない範囲で外気取入ファン21の回転数即ち 風量を調整している。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の写真焼付装置の温湿度制御装置は、露光 手段及び搬送手段を内蔵する容器に外気取入口及び外気取入ファンを設けること で、外気を容器内に取入れ、容器内部の圧力を現像処理部に対して正圧とし、搬 出口から現像処理部の腐食性ガスが侵入してくるのを防止できる。
【0031】 又、外気を導入しながら強制排気を行うことで熱交換を行い、発熱による温度 上昇を防止し、温度上昇に伴う湿度低下も防止できる。従って感光材料のカール 発生による露光不良や搬送不良も防止できる。
【0032】 又、外気取入れファンで温湿度制御を行うため、小型で低廉な温湿度制御装置 を提供できる。
【0033】 又請求項2記載の写真焼付装置の温湿度制御装置は、外気取入口から流入した 空気を加湿手段を介して外気より高湿度にするので、外気が低湿度の時にも容器 内部の湿度を上昇させることができ、感光材料のカール発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真焼付装置の温湿度制御装置の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
A写真焼付装置 B 温湿度制御装置 F1 シート状感光材料 1 ハウジング 6 ベルト搬送手段 7 露光部 12 搬送系 13 搬出口 14 現像処理部 15 吸着ファン 19 外気取入口 20 風洞部 21 外気取入ファン 22 加湿手段 23 排気口 24 風洞部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を露光処理する露光手段と露光
    済みの前記感光材料を搬出口より現像処理部に送り出す
    搬送手段とを内蔵する容器に遮光手段を有する外気取入
    口を設け、この外気取入口に接続して前記容器内に外気
    取入ファンを配設し、前記容器に遮光手段を有する排気
    口とを設けることを特徴とする写真焼付装置の温湿度制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記外気取入口と前記外気取入ファンと
    の間に加湿手段を設けることを特徴とする請求項1記載
    の写真焼付装置の温湿度制御装置。
JP6307191U 1991-07-15 1991-07-15 写真焼付装置の温湿度制御装置 Pending JPH056446U (ja)

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