JP2001056176A - 貯蔵庫の扉開放装置 - Google Patents

貯蔵庫の扉開放装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出し棒の突出ストロークを小さくできると
共に、押出し棒による突き出し力も小さくできるように
する。 【解決手段】 扉4を開放させる扉開放用ユニット11
は、ソレノイドを用いたものとし、冷蔵庫本体2におい
て、押出し棒23が扉4の幅方向の中央部よりもヒンジ
5とは反対側を押すように設置する。ソレノイド式の扉
開放用ユニット11は、押出し棒23の動作スピードが
速く、押出し棒23の小さなストロークでも扉4を遠く
まで押し開けることができ、押出し棒23の突出ストロ
ークを小さくできる。しかも、押出し棒23が扉4の反
枢支側を押すようにしているので、押出し棒23による
扉4の突き出し力を小さくすることができ、よって、扉
4を効率良く開放させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイド式の扉
開放用ユニットを備えた、貯蔵庫の扉開放装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】貯蔵庫、例えば冷蔵庫
における冷蔵室の扉は、冷蔵庫本体の前面において一端
部がヒンジを介して回動可能に支持された回動式が一般
的である。そして、この種の扉は、比較的大きく、しか
も、内面側の周縁部に、閉鎖状態で冷蔵庫本体の前面に
吸着するマグネットを有したガスケットが設けられてい
るため、その扉を開放させるにはかなり大きな操作力が
必要である。
【0003】そこで、この種の扉を電気的な駆動源を用
いて開放させる、いわゆる電動式の扉開放装置を設ける
ことが考えられており、例えば次のような構成のものが
考えられる。すなわち、駆動源としてモータを用いると
共に、ギヤ機構と、ピニオンと、押出し棒を一体に有す
るラックとを用い、モータの回転をギヤ機構を介してピ
ニオンに伝え、ピニオンとラックにより直線運動に変換
し、そのラックと一体の押出し棒を直線運動させる構成
とする。このような構成の電動式の扉開放装置を、扉と
対向する冷蔵庫本体側に設置する。そして、スイッチ操
作に基づき、モータを回転させ、その回転に基づき押出
し棒を突出させ、その押出し棒により扉を押し開ける構
成とするものである。
【0004】しかしながら、上記したモータ式の構成の
ものでは、押出し棒の動作スピードを速くすることは難
しい。また、一般に、扉と冷蔵庫本体との間には、ヒン
ジ部分に位置させて、扉が少し開いた状態で止まってし
まうことを防止するため(いわゆる半ドア防止のた
め)、扉を自動的に閉鎖させる自閉機構が設けられてい
る。このため、押出し棒で扉を押し開ける際に、自閉機
構で扉が閉じる自閉距離を越えるまで、押出し棒で扉を
押し出す必要がある。
【0005】この場合、扉において、押出し棒でヒンジ
の近くを押すようにした場合には、押出し棒の突出スト
ロークとしては小さくできるが、押出し棒による突き出
し力は大きなものが必要となる。逆に、押出し棒でヒン
ジとは反対側の扉の反枢支側を押すようにした場合に
は、突き出し力は小さくできるが、押出し棒の突出スト
ロークを大きくする必要がある。しかもこの場合、押出
し棒の突出ストロークが大きいと、邪魔になると共に、
危険にもなるという不具合がある。
【0006】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、押出し棒の突出ストロークを小
さくできると共に、押出し棒による突き出し力も小さく
でき、扉を効率良く開けることができる貯蔵庫の扉開放
装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、貯蔵庫本体の前面において一
端部がヒンジを介して回動可能に支持され、内面側の周
縁部に閉鎖状態で前記貯蔵庫本体の前面に吸着するがガ
スケットが設けられた回動式の扉を開放させるためのも
のであって、プランジャと一体に移動する押出し棒を有
し、その押出し棒により前記扉を押し開けるソレノイド
式の扉開放用ユニットを備え、この扉開放用ユニット
を、前記貯蔵庫本体において、前記押出し棒が前記扉の
幅方向の中央部よりも前記ヒンジとは反対側を押す位置
となるように設置したところに特徴を有する。
【0008】ソレノイド式の扉開放用ユニットは、プラ
ンジャの移動スピードが速く、モータ式の場合に比べて
押出し棒の動作スピードを速くすることができる。この
ため、押出し棒で扉を押し開ける際に、押出し棒の突出
ストロークが小さくても、押出し棒で扉を押した際の勢
いの慣性力で、扉を遠くまで押し開けることができる。
【0009】しかも、このソレノイド式の扉開放用ユニ
ットを、貯蔵庫本体において、押出し棒が扉の幅方向の
中央部よりもヒンジとは反対側を押す位置となるように
設置することにより、扉の幅方向の中央部或いはヒンジ
側を押すように設置する場合に比べて、押出し棒による
扉の突き出し力を小さくすることができる。この場合、
押出し棒の突出ストロークは、上記したように抑えるこ
とができるので、押出し棒が邪魔になったり、危険にな
ったりすることも極力防止できる。
【0010】請求項2の発明は、押出し棒は、扉におい
てガスケットより外側を押すように構成すると共に、そ
の押出し棒の先端部と扉側の被押圧部との間に衝撃緩衝
材を設けたことを特徴としている。これによれば、庫内
の有効容積を小さくしなくても良く、庫内の有効容積に
影響を与えないようにできる。また、衝撃緩衝材を設け
ることにより、押出し棒で扉を押した際の衝撃を和らげ
ることができる。請求項3の発明は、扉開放用ユニット
は、一部を貯蔵庫本体の天井部に埋め込むように設置し
たことを特徴としている。これによれば、冷蔵庫本体の
高さを抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。まず、図1には貯蔵庫である
冷蔵庫1の上部の外観が示されている。この冷蔵庫1に
おける冷蔵庫本体(貯蔵庫本体)2の上部には貯蔵室と
しての冷蔵室3が形成されていて、その前面には、当該
冷蔵室3の前面開口部を開閉する回動式の扉4が一端部
のヒンジ5を介して回動可能に設けられている。扉4の
内面側の周縁部には、ガスケット6が設けられている。
このガスケット6には、図4に示すように、マグネット
7が設けられていて、扉4の閉鎖状態でそのガスケット
6が冷蔵庫本体2の前面に吸着するようになっている。
【0012】上記扉4と冷蔵庫本体2との間には、下部
側のヒンジ部分に位置させて、図3に示すような自閉機
構8が設けられている。この自閉機構8は、冷蔵庫本体
2側に設けられた係止部9と、扉4側に設けられ係止部
10とから構成された周知構成のものであり、扉4が少
し開いた状態で止まった場合に扉4を自動的に閉鎖方向
へ回動させるためのもので、半ドア防止のためのもので
ある。
【0013】さて、冷蔵庫本体2の天井部2aの上面に
おいて、冷蔵庫本体2の幅方向の中央部である中心線A
よりも前記ヒンジ5とは反対側の外側寄りの部位に、ソ
レノイド式の扉開放用ユニット11が設置されている。
この扉開放用ユニット11について、主に図4及び図5
を参照して説明する。扉開放用ユニット11のケース1
2は、図4に示すように、天井部2aの上面側に形成さ
れた凹部13に収容された状態で取り付けられていて、
このケース12内にソレノイド14が収容されている。
従って、扉開放用ユニット11は、一部が冷蔵庫本体2
の天井部2aに埋め込まれた状態となっている。ソレノ
イド14のコイル15は、図5に示すように、円筒状を
なすボビン16の外周部に巻装されていて、モールド樹
脂17によりモールドされている。モールド樹脂17の
外側にはヨーク18が設けられ、ボビン16の内周部に
は補助ヨーク19が設けられている。また、コイル15
に接続されたリード線20が外部に導出されている。こ
のように構成されたソレノイド14のコイル15部分
は、図4に示すように、ゴム製のブッシュ21を介して
ケース12内に取り付けられている。
【0014】上記ボビン16内には磁性体製の円柱状を
なすプランジャ22が軸方向に移動可能に挿通されてお
り、このプランジャ22の一端部に、非磁性材製の押出
し棒23がプランジャ22と直線状となるように固着さ
れている。これらプランジャ22と押出し棒23はボビ
ン16を貫通していて、プランジャ22の後端部がボビ
ン16から後方へ突出すると共に、押出し棒23の先端
部がボビン16から前方へ突出するようになっている。
ボビン16から突出したプランジャ22の後部側の外周
部には、プランジャ22を矢印B方向へ付勢するコイル
ばねからなる戻しばね24が装着され、また、プランジ
ャ22の後端部とケース12との間には、プランジャ2
2の後方への移動を規制するための、ねじりコイルばね
からなる押当てばね25が設けられている。押出し棒2
3の先端部には、衝撃緩衝材となるゴム製のキャップ2
6が設けられている。
【0015】上記冷蔵庫本体2の天井部2aには、上記
ケース12及びソレノイド14を覆うようにカバー27
が取り付けられており、前記押出し棒23の先端部がカ
バー27から前方へ突出している。前記扉4の上縁部に
装着された扉キャップ28の上部において、扉4のヒン
ジ5とは反対側の反枢支側に位置させて、押出し棒23
の先端部により押圧される被押圧部29が設けられてい
る。この被押圧部29の内面側にも、衝撃緩衝材となる
ゴム製の受板30(図4参照)が設けられている。この
場合、被押圧部29は、扉4においてガスケット6より
も外側に位置しており、押出し棒23は、扉4において
ガスケット6よりも外側を押すことになる。
【0016】扉4の前面における左部には、操作パネル
31が設けられていると共に、この操作パネル31の下
部にスイッチ装置32が設けられている。このスイッチ
装置32は、ハンドルを兼ねる操作盤33を押圧操作し
ても、引き操作してもオン操作される図示しないスイッ
チ手段を備えていて、このスイッチ手段がオンすること
に基づき、前記扉開放用ユニット11のソレノイド14
が通電されるようになっている。
【0017】次に上記構成の作用を説明する。扉4を閉
鎖した状態では、図4に示すように、扉4のガスケット
6が冷蔵庫本体2の前面に吸着していて、扉4の閉鎖状
態が保持されている。このとき、扉開放用ユニット11
におけるソレノイド14は断電状態であり、押出し棒2
3の先端部のキャップ26が、扉4の被押圧部29の受
板30に接触している。
【0018】この扉4の閉鎖状態で、扉4を開放させる
べく、スイッチ装置32の操作盤33を押圧操作もしく
は引き操作して図示しないスイッチ手段がオン状態にな
ると、扉開放用ユニット11のソレノイド14が通電さ
れる。すると、プランジャ22が、戻しばね24のばね
力に抗して、図4及び図5の矢印C方向に瞬時に吸引移
動され、これに伴い押出し棒23が同矢印C方向へ突出
し、この押出し棒23の先端部により被押圧部29を介
して扉4を突き放すようにして押し開ける。
【0019】このとき、扉4を開放させるには、ガスケ
ット6を引き剥がすと共に、前記自閉機構8の係合力に
抗して自閉距離を越えるまで扉4を突き放すことが必要
となる。この場合、扉開放用ユニット11を設置した位
置で、自閉機構8により扉4が自閉する自閉距離L1
(図2参照)は約80mmである。
【0020】しかして、上記扉開放用ユニット11は、
ソレノイド14を主体としたものであり、プランジャ2
2の移動スピードが速く、モータ式の場合に比べて押出
し棒23の動作スピードを速くすることができる。ちな
みに、従来のモータ式の場合、押出し棒を40mm移動
させるのに約0.5秒かかるのに対し、本実施例におけ
る扉開放用ユニット11の場合、押出し棒23を40m
m移動させるのに約0.05秒しかかからず、モータ式
の場合に比べて約10倍速い。このため、押出し棒23
の突出ストロークL2(図2参照)が、自閉機構8によ
る自閉距離80mmより小さい約40mmでも、扉4を
80mm以上突き放すことができ、扉4を良好に押し開
けることができる。扉4を押し開けた後、ソレノイド1
4が断電されると、戻しばね24のばね力で押出し棒2
3及びプランジャ22は矢印B方向に瞬時に後退する。
【0021】上記した実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。まず、扉4を開放させるための扉
開放用ユニット11は、ソレノイド14を用いたもので
あるため、モータ式の場合に比べて押出し棒23の動作
スピードを速くすることができる。このため、押出し棒
23で扉4を押し開ける際に、押出し棒23の突出スト
ロークL2が、自閉機構8による自閉距離L1よりも小
さくても、押出し棒23で扉4を押した際の勢いの慣性
力で、自閉機構8で扉4が閉じる自閉距離L1を越えさ
せるまで扉4を押し開けることが可能になり、扉4を良
好に押し開けることができる。
【0022】しかも、このソレノイド式の扉開放用ユニ
ット11を、貯蔵庫本体2において、押出し棒23が扉
4の幅方向の中央部よりもヒンジ5とは反対側(反枢支
側)を押すように設置することにより、扉4の幅方向の
中央部或いはヒンジ5側を押すように設置する場合に比
べて、押出し棒23による扉4の突き出し力を小さくす
ることができる。この場合、押出し棒23の突出ストロ
ークL2は、上記したように抑えることができるので、
押出し棒23が邪魔になったり、危険になったりするこ
とも極力防止できる。
【0023】また、ガスケット6は、端からめくるよう
に剥がすほうが剥がしやすいものであり、扉4の反枢支
側を押してガスケット6を引き剥がすようにしているの
で、そのガスケット6を容易に剥がすことができる。従
って、ソレノイド14としては比較的出力の小さいもの
でよく、扉開放用ユニット11をコンパクトにできる。
さらに、扉開放用ユニット11を貯蔵庫本体2側に設け
ているので、電気配線が容易にできる。
【0024】図6には、扉開放用ユニット11のソレノ
イド14の特性と、扉4の負荷とを示している。本実施
例のソレノイド14は、図5に示すようにプランジャ2
2及び押出し棒23がコイル15を軸方向に貫通する貫
通型で、しかも補助ヨーク19を設けていて、その補助
ヨーク19のエッジ19aと、プランジャ22のエッジ
22aとが引き合う、プランジャ22の変位が30mm
(最も突出した位置を変位0とした場合)付近に吸引力
のピークがあり、この点に、ガスケット6を引き剥がす
ポイントを合わせている。上述したようにソレノイド1
4は動作が高速であるので、このプランジャ22の変位
が30mm付近に吸引力のピークを合わせることで、扉
4を良好に押し開けることができる。
【0025】また、上記した実施例においては、押出し
棒23は、扉4においてガスケット6より外側を押すよ
うにしているので、庫内の有効容積を小さくしなくても
良く、庫内の有効容積に影響を与えないようにできる。
しかも、押出し棒23の先端部に衝撃緩衝材であるゴム
製のキャップ26を設けると共に、被押圧部29にも衝
撃緩衝材であるゴム製の受板30を設けているので、押
出し棒23で被押圧部29を押圧する際の衝撃を、それ
らキャップ26及び受板30により和らげることがで
き、その際の打撃音を小さくできると共に、被押圧部2
9などが破損することを防止できる。さらに、扉4の閉
鎖状態で、押出し棒23の先端部が被押圧部29の受板
30に接触しているので、これによっても押出し棒23
で被押圧部29を押圧する際の打撃音を小さくできると
共に被押圧部29などが破損することを防止できる。
【0026】また、扉開放用ユニット11は、一部を貯
蔵庫本体2の天井部2aに埋め込むように設置している
ので、冷蔵庫本体2の高さを抑えることができる。さら
に、ソレノイド14は、ゴム製のブッシュ20を介して
ケース12に取り付けられているので、ソレノイド14
の振動や騒音が冷蔵庫本体2側に伝達されることを極力
抑えることができる。
【0027】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものではなく、次のように変形または拡張することが
できる。冷蔵庫本体2の上部にテーブルボードがあるも
のの場合には、そのテーブルボードで扉開放用ユニット
11を覆うようにすることで、冷蔵庫の上面(テーブル
ボードの上面)をフラットに保つことができる。本発明
は、冷蔵庫に限られず、例えば温蔵庫の扉を開放させる
ための扉開放装置にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の発明によれば、ソレノイド式の扉開放用ユニットを用
いるようにしたことにより、押出し棒の動作スピードが
速く、押出し棒の小さなストロークでも扉を遠くまで押
し開けることができ、押出し棒の突出ストロークを小さ
くできる。しかも、このようなソレノイド式の扉開放用
ユニットを、貯蔵庫本体において、押出し棒が扉の幅方
向の中央部よりもヒンジとは反対側の外側を押すように
設置することにより、押出し棒による扉の突き出し力を
小さくすることができ、よって、扉を効率良く開放させ
ることができる。
【0029】請求項2の発明によれば、押出し棒は、扉
においてガスケットより外側を押すようにしているの
で、庫内の有効容積を小さくしなくても良く、庫内の有
効容積に影響を与えないようにできる。また、押出し棒
の先端部と扉側の被押圧部との間に衝撃緩衝材を設ける
ことにより、押出し棒で扉を押した際の衝撃を和らげる
ことができ、その際の打撃音を小さくできると共に、被
押圧部などが破損することを防止できる。請求項3の発
明によれば、扉開放用ユニットは、一部を貯蔵庫本体の
天井部に埋め込むように設置しているので、冷蔵庫本体
の高さを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の上部部分の斜
視図
【図2】冷蔵庫の平面図
【図3】扉の自閉機構部分の平面図
【図4】要部の縦断側面図
【図5】ソレノイド部分の破断平面図
【図6】ソレノイドの吸引力特性と扉の負荷との関係を
示す図
【符号の説明】
1は冷蔵庫(貯蔵庫)、2は冷蔵庫本体(貯蔵庫本
体)、2aは天井部、4は扉、5はヒンジ、6はガスケ
ット、7はマグネット、8は自閉機構、11は扉開放用
ユニット、14はソレノイド、15はコイル、18はヨ
ーク、19は補助ヨーク、22はプランジャ、23は押
出し棒、24は戻しばね、26はキャップ(衝撃緩衝
材)、29は被押圧部、30は受板(衝撃緩衝材)、3
2はスイッチ装置、Aは中心線を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵庫本体の前面において一端部がヒン
    ジを介して回動可能に支持され、内面側の周縁部に閉鎖
    状態で前記貯蔵庫本体の前面に吸着するがガスケットが
    設けられた回動式の扉を開放させるためのものであっ
    て、 プランジャと一体に移動する押出し棒を有し、その押出
    し棒により前記扉を押し開けるソレノイド式の扉開放用
    ユニットを備え、 この扉開放用ユニットを、前記貯蔵庫本体において、前
    記押出し棒が前記扉の幅方向の中央部よりも前記ヒンジ
    とは反対側を押す位置となるように設置したことを特徴
    とする貯蔵庫の扉開放装置。
  2. 【請求項2】 押出し棒は、扉においてガスケットより
    外側を押すように構成すると共に、その押出し棒の先端
    部と扉側の被押圧部との間に衝撃緩衝材を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の貯蔵庫の扉開放装置。
  3. 【請求項3】 扉開放用ユニットは、一部を貯蔵庫本体
    の天井部に埋め込むように設置したことを特徴とする請
    求項1記載の貯蔵庫の扉開放装置。
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