JP2023534591A - 開扉装置及び収納装置 - Google Patents

Abstract

本願は、収納装置の技術分野に関し、開扉装置及び収納装置を提供し、前記開扉装置は、それぞれ、プッシュロッドを有する複数の電磁プッシュロッド構造と、複数の前記電磁プッシュロッド構造に電気的に接続されており、複数の前記電磁プッシュロッド構造のプッシュロッドを同期に動作させるように駆動するためのコントローラとを含む。本願の開扉装置によれば、並列に接続された複数の電磁プッシュロッド構造が同期して動作することにより、推力を確保したまま、開扉装置の厚さを大幅に低減することができるため、この開扉装置の適用可能な応用範囲を拡張するのに役立つ。【選択図】図１

Description

（相互参照）
本願は、２０２１年６月１８日に提出された、出願番号が２０２１１０６７７９０３．３であり、発明の名称が「開扉装置及び収納装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その全体が参照により本願に組み込まれる。

本願は、収納装置の製造の技術分野に関し、特に、開扉装置及び収納装置に関する。

一部の収納装置（例えば、冷蔵庫）の戸棚扉はドアーガスケットストリップ（例えば、磁気ストリップ付き軟質ドアーガスケットストリップ）により密閉されているが、戸棚扉が閉まってある時、収納装置の内外圧力差及びドアーガスケットストリップの戸棚本体への吸着力のため、一定の引張力を加えなければ扉を開けられない。自動的な開扉を実現するために、電磁プッシュロッド構造が収納装置に導入されて開扉が実現されるが、電磁プッシュロッド式開扉装置の推力はその体積とほぼ正相関しており、このように安定して開扉を実現するには、基本的には電磁プッシュロッド構造を設置する必要があり、収納装置全体の高さに影響を与え、一般的に普及することは難しい。

本願は、少なくとも、従来技術に存在している技術的問題の１つを解決することを目的とする。そこで、本願は、厚さが小さい場合にも大きな駆動力を提供することができる開扉装置を提供する。

本願は、収納装置を更に提供する。

本願の第１の態様の実施形態に係る開扉装置は、
それぞれ、プッシュロッドを有する複数の電磁プッシュロッド構造と、
複数の前記電磁プッシュロッド構造に電気的に接続されており、複数の前記電磁プッシュロッド構造のプッシュロッドを同期に動作させるように駆動するためのコントローラとを含む。

本願の実施形態の開扉装置によれば、並列に接続された複数の電磁プッシュロッド構造が同期して動作することにより、推力を確保したまま、開扉装置の厚さを大幅に低減することができるため、この開扉装置の適用可能な応用範囲を拡張するのに役立つ。

本願の一つの実施形態によれば、前記開扉装置は、
出力コネクタを更に含み、各前記プッシュロッドはいずれも前記出力コネクタに接続されている。

本願の実施形態の開扉装置によれば、開扉装置の出力は更に統一され、長期使用の過程で、複数の電磁プッシュロッド構造の間に摩耗や緩みが発生しても、開扉装置全体による単一の扉体の開きへの悪影響はなく、特に、扉体や戸棚本体が複数のプッシュロッドに衝突することはなく、装置の耐久性を高めるのに役立つ。

本願の一つの実施形態によれば、複数の前記プッシュロッドのうちの少なくとも１つは、前記出力コネクタに前記プッシュロッドの運動方向に沿って位置調整可能に接続されている。

本願の実施形態の開扉装置によれば、総ストロークは変化しないままにして中後半の余裕駆動力を前半ストロークに割り当てることができ、初期位置での駆動力が大きくなり、また、前期の駆動力が向上したため、電磁プッシュロッド構造の厚さをより小さくすることができ、開扉装置の汎用性がより高くなった。

本願の一つの実施形態によれば、複数の前記プッシュロッドのうちの少なくとも１つは、前記出力コネクタを貫通するネジロッドを含み、前記ネジロッドは、前記出力コネクタの両側に位置するナットを介して前記出力コネクタに位置調整可能に接続されている。

本願の一つの実施形態によれば、複数の前記プッシュロッドのうちの少なくとも１つは、前記出力コネクタを貫通する調節ロッドを含み、前記調節ロッドは、前記プッシュロッドの運動方向に延びる位置決め面を有し、前記出力コネクタには、前記位置決め面まで連通する位置決め孔が設けられ、前記調節ロッドは、位置決め部材を介して出力コネクタに調整可能に接続され、前記位置決め部材は、前記位置決め孔を貫通して前記位置決め面に当接されている。

本願の一つの実施形態によれば、前記出力コネクタは、
複数の前記プッシュロッドに接続される接続ロッドと、
前記接続ロッドに接続されており、少なくとも一部が前記接続ロッドに対して前記プッシュロッドから離れる方向に突出する出力ロッドとを含む。

本願の一つの実施形態によれば、前記出力コネクタは、
前記出力ロッドの作動端に設けられた緩衝ヘッドを更に含む。

本願の一つの実施形態によれば、前記接続ロッドには接続孔が設けられ、前記プッシュロッドの先端には段差型の接続軸が設けられ、前記接続軸は、前記接続孔を貫通して、前記接続ロッドに接続されている。

本願の一つの実施形態によれば、前記開扉装置は、
前記開扉装置を取り付けるための取付位置が設けられるベースを更に含み、複数の前記電磁プッシュロッド構造はいずれも前記ベースに取り付けられている。

本願の一つの実施形態によれば、前記開扉装置は、複数の前記電磁プッシュロッド構造及び前記ベースに接続されている接続リブを更に含む。

本願の第２の形態の実施形態に係る収納装置は、
戸棚本体と、
前記戸棚本体に開閉可能に取り付けられる戸棚扉と、
上記のいずれかに記載の開扉装置とを含み、
前記開扉装置は、前記戸棚本体と前記戸棚扉のうちの一方に取り付けられ、前記プッシュロッドは、前記戸棚本体と前記戸棚扉のうちの他方を押すためのものである。

本願の実施形態の収納装置によれば、並列に接続された複数の電磁プッシュロッド構造が同期して動作することにより、厚さの小さい開扉装置を使用して、大きな推力を得ることができ、また、収納装置全体の高さが低くなるため、輸送と取り付けに便利である。

本願の一つの実施形態によれば、
前記開扉装置は前記戸棚本体に取り付けられ、複数の前記プッシュロッドは同一の前記戸棚扉を押すためのものであり、
又は、
前記開扉装置は同一の前記戸棚扉に取り付けられ、複数の前記プッシュロッドは前記戸棚本体を押すためのものである。

本願の実施形態における上記の１つ又は複数の技術案は、少なくとも以下の技術的効果の１つを有する。

並列に接続された複数の電磁プッシュロッド構造が同期して動作することにより、推力を確保したまま、開扉装置の厚さを大幅に低減することができるため、この開扉装置の適用可能な応用範囲を拡張するのに役立つ。

更に、ストロークが調整可能なプッシュロッドを設けることにより、開扉装置の総ストロークは変化しないままにして中後半の余裕駆動力を前半ストロークに割り当てることができ、初期位置での駆動力が大きくなり、また、前期の駆動力が向上したため、電磁プッシュロッド構造の厚さをより小さくすることができ、開扉装置の汎用性がより高くなった。

本願の追加的な態様及び利点は、以下の説明において一部が与えられ、一部が以下の説明から明らかになるか、又は本願の実践を通じて理解され得る。

本願の実施形態又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下、実施形態又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、以下に説明する図面は、本願のいくつかの実施形態であり、当業者にとって、創造的な労働を要しない前提で、これらの図面に基づいてその他の図面を更に得ることができる。
図１は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の一である。 図２は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の二である。 図３は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の三である。 図４は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の四である。 図５は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の五である。 図６は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の六である。 図７は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の七である。 図８は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の八である。 図９は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の九である。 図１０は本願の実施形態に係る開扉装置の構造概略図の十である。

以下、図面及び実施形態を参照しながら、本願の実施形態をより詳細に説明する。以下の実施形態は、本願を説明するためのものであり、本願の範囲を制限するものではない。

本願の実施形態の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などの用語で表れる方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本願の実施形態を便利に又は簡単に説明するために使用されるものに過ぎず、示された装置又は素子が必ず特定の方位にあり、特定の方位において構造されて操作されると指示又は暗示するものではないため、本願の実施形態に対する限定と理解されるものではない。なお、「第１」、「第２」、「第３」などの用語は、説明するためのものに過ぎず、比較的な重要性を指示又は暗示するものとして理解されるべきではない。

本願の実施形態の説明において、明確な規定と限定がない限り、「互いに接続」、「接続」等の用語の意味は広く理解されるべきである。例えば、固定接続や、着脱可能な接続や、あるいは一体的な接続でも可能である。機械的な接続や、電気的な接続でも可能であり、直接的に互いに接続することや、中間媒体を介して間接的に互いに接続することも可能である。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本願の実施形態での具体的な意味を理解することができる。

本願の実施形態において、明確な規定と限定がない限り、第１の特徴が第２の特徴の「上」又は「下」にあることは、第１の特徴及び第２の特徴が直接接触することであってもよく、又は第１の特徴及び第２の特徴が中間媒体を介して間接的に接触することであってもよい。また、第１の特徴が第２の特徴の「上」、「上方」及び「上側」にあることは、第１の特徴が第２の特徴の真上又は斜め上にあることであってもよく、又は単に第１の特徴の水平方向の高さが第２の特徴よりも高いことを意味する。第１の特徴が第２の特徴の「下」、「下方」及び「下側」にあることは、第１の特徴が第２の特徴の真下又は斜め下にあることであってもよく、又は単に第１の特徴の水平方向の高さが第２の特徴よりも低いことを意味する。

本明細書の説明において、「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「例」、「具体的な例」、又は「いくつかの例」などの用語を参照する説明は、実施形態又は例を参照しながら説明される具体的な特徴、構造、材料、又は特徴が、本願の実施形態の少なくとも１つの実施形態又は例に含まれることを意味する。本明細書では、上記の用語の概略的な表現は、必ずしも同じ実施形態又は例に向けられているわけではない。さらに、説明される具体的な特徴、構造、材料、又は特徴は、任意の１つ又は複数の実施形態又は例において、適切な方法で組み合わせることができる。なお、当業者は、本明細書に説明された異なる実施形態又は例、ならびに異なる実施形態又は例の特徴を、互いに矛盾することなく結合及び組み合わせることができる。

以下、図１－図１０を参照しながら本願の実施形態の開扉装置を説明する。

当該開扉装置の電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０は、動作時に、戸棚扉の自動開きを実現するために使用することができ、例えば、当該開扉装置は、収納装置に使用することができ、電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０の動作時に、戸棚扉と戸棚本体との間に戸棚扉を開くように駆動するための駆動力を提供することができる。

図１－図１０に示すように、本願の実施形態に係る開扉装置は、電磁プッシュロッド構造１００とコントローラ（図示せず）とを含む。

ここで、電磁プッシュロッド構造１００は、プッシュロッド１３０、ソレノイド１１０、及び弾性復帰部材１２０を含む。

プッシュロッド１３０は磁性材料で製造され、ソレノイド１１０は巻回されるコイルを含み、ソレノイド１１０はプッシュロッド１３０の外側に嵌設され、弾性復帰部材１２０はソレノイド１１０とプッシュロッド１３０との間に弾性的に接続されている。

いくつかの実施形態では、図１－図１０に示すように、プッシュロッド１３０はソレノイド１１０を貫通し、ここで、プッシュロッド１３０の作動端は、ソレノイド１１０の第１の端（図中の左端）からソレノイド１１０を貫通しており、戸棚扉又は戸棚本体を押すためのものであり、プッシュロッド１３０の他端はソレノイド１１０の第２の端（図中の右端）からソレノイド１１０を貫通する。

弾性復帰部材１２０はコイルばねであってもよく、弾性復帰部材１２０はプッシュロッド１３０のソレノイド１１０の第２の端から延出するセグメントに嵌設されてもよく、プッシュロッド１３０の他端にはストッパ部１３５が設けられていてもよく、弾性復帰部材１２０はソレノイド１１０の第２の端とストッパ部１３５との間に弾性的に当接されている。

ストッパ部１３５は、プッシュロッド１３０の他端に一体的に形成されてもよく、ストッパ部１３５はプッシュロッド１３０の外周壁を取り囲む円心ボスであってもよい。

あるいは、ストッパ部１３５は、プッシュロッド１３０の他端に一体的に形成されてもよく、ストッパ部１３５は、プッシュロッド１３０の外周壁に設けられた複数のボスであってもよく、複数のボスは、プッシュロッド１３０の外周壁を円周に沿って取り囲んでいる。

あるいは、ストッパ部１３５は、プッシュロッド１３０の他端に係設されたサークリップ等の部品であってもよい。

ソレノイドに通電すると、ソレノイド内に磁界が形成され、プッシュロッド１３０は磁界の作用により、直線運動を実現することができ、図２に示すように、プッシュロッド１３０は、弾性復帰部材１２０の弾性力に打ち勝って、左へ移動し、プッシュロッド１３０は弾性復帰部材１２０を駆動して圧縮し、プッシュロッド１３０の直線運動によって、戸棚扉と戸棚本体との間に戸棚扉を開くように駆動するための駆動力を提供する。

ソレノイドの電源が切れると、ソレノイド内の磁界が消失し、図１に示すように、プッシュロッド１３０は、弾性復帰部材１２０の弾性力の駆動によりリセットされて、右へ移動する。

電磁プッシュロッド構造１００は複数あり、複数の電磁プッシュロッド構造１００は並設され、並列に接続されており、各電磁プッシュロッド構造１００はいずれもプッシュロッド１３０を有し、複数の電磁プッシュロッド構造１００は同一の戸棚扉を開くように駆動するために用いられる。

例えば、各電磁プッシュロッド構造１００はいずれも同一の戸棚扉に取り付けられ、又は各電磁プッシュロッド構造１００はいずれも同一の戸棚本体に取り付けられ、各電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０の作動端はいずれも同一の戸棚扉を押すめたに用いられる。

図１－図１０は、いずれも電磁プッシュロッド構造１００が２つあることを例として説明するが、電磁プッシュロッド構造１００は、３つ、４つ、又は５つなど、さらに多くのものとすることができる。

コントローラは、複数の電磁プッシュロッド構造１００に電気的に接続されており、複数の電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０が同期して動作するように制御するためのものである。

コントローラは、電磁プッシュロッド構造１００内に組み込まれたコントローラであってもよいし、電磁プッシュロッド構造１００とは独立したコントローラであってもよい。

コントローラは回路基板の形であってもよい。

コントローラには制御スイッチが設けられていてもよく、制御スイッチの一端は電源接続用であり、制御スイッチの他端には複数の電磁プッシュロッド構造１００が接続されている。

コントローラが制御命令を受信すると、複数の電磁プッシュロッド構造１００に同期して電力を供給することができることで、複数の電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０は動作して、戸棚扉を開くように駆動する。

ただし、戸棚扉が閉まってあるとき、戸棚扉自体の重量による慣性、戸棚扉の両側の圧力差、及び／又は戸棚扉と戸棚本体との間の吸着力により、戸棚扉は、目標閾値よりも大きい駆動力を受けた場合にのみ開くことができる。

関連技術では、電磁プッシュロッド構造１００を開扉装置に応用するものがあるが、電磁プッシュロッド構造１００の推力が目標閾値を超えることを確保するために、電磁プッシュロッド構造１００を大きくする必要があり、これは、主にソレノイド１１０に巻回されるコイルの巻数が多いため、ソレノイド１１０の直径が大きくなってしまうからである。

上述の技術では、収納装置全体の高さを増大させ、収納装置の輸送と取り付けに影響を与え、特に大容量の収納装置については、その戸棚扉が開く時の目標閾値が大きく、電磁プッシュロッド構造１００を大容量の収納装置の開扉装置に応用することが困難になる。

本願の実施形態の開扉装置では、並列に接続された複数の電磁プッシュロッド構造１００が複数設けられているので、各電磁プッシュロッド構造１００がいずれも小さく設定することができ、複数の電磁プッシュロッド構造１００の合力も目標閾値に達することができる。このようにして、開扉力の目標閾値が大きい収納装置にも、当該開扉装置を使用することもでき、それによってユーザーの操作難易度を簡素化させるのに役立つ。

本願の実施形態の開扉装置によれば、並列に接続された複数の電磁プッシュロッド構造１００が同期して動作することにより、推力を確保したまま、開扉装置の厚さを大幅に低減することができるため、この開扉装置の適用可能な応用範囲を拡張するのに役立つ。

いくつかの実施形態では、図１－図１０に示すように、当該開扉装置は、出力コネクタ２００を更に含んでもよく、各プッシュロッド１３０はいずれも出力コネクタ２００に接続されている。

言い換えれば、複数の電磁プッシュロッド構造１００はいずれも同一の出力コネクタ２００を介して駆動力を出力し、このようにして、当該開扉装置の出力は更に統一され、長期使用の過程で、複数の電磁プッシュロッド構造１００の間に摩耗や緩みが発生しても、開扉装置全体による単一の戸棚扉の開きへの悪影響はなく、特に戸棚扉や戸棚本体が複数のプッシュロッド１３０に衝突することはなく、開扉装置の耐久性を高めるのに役立つ。

図１－図１０に示す実施形態では、２つの電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０は、いずれも出力コネクタ２００に接続されており、出力コネクタ２００を介して駆動力を出力する。開扉装置がより多くの電磁プッシュロッド構造１００を含む実施形態では、各電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０は、いずれも出力コネクタ２００に接続されており、出力コネクタ２００を介して駆動力を出力する。

図１－図１０に示すように、出力コネクタ２００は、接続ロッド２１０及び出力ロッド２２０を含んでもよい。

接続ロッド２１０は、複数のプッシュロッド１３０に接続され、図１－図１０に示すように、接続ロッド２１０は、複数の電磁プッシュロッド構造１００の並び方向に延びており、このようにして、各プッシュロッド１３０はいずれも接続ロッド２１０に接続できるようになっている。

例えば、いくつかの実施形態では、接続ロッド２１０には、接続ロッド２１０を貫通する貫通孔である接続孔が設けられ、プッシュロッド１３０の先端には、段差型の接続軸１３１が設けられ、接続軸１３１の直径は、プッシュロッド１３０の本体部分の直径よりも小さく、このようにして、接続軸１３１とプッシュロッド１３０の本体部分との連結箇所には、位置限定用の段差面が形成され、接続軸１３１は、接続孔を貫通しており、接続ロッド２１０に接続されている。

例えば、図１－図４に示す実施形態では、接続軸１３１の一部には、雄ネジセグメントが設けられ、接続軸１３１は、段差面が接続ロッド２１０に当接するまで接続ロッド２１０の接続孔を貫通し、接続軸１３１の滑らかなセグメントは接続孔と正対し、接続軸１３１の雄ネジセグメントは接続孔から延出し、ナット１３６と雄ネジセグメントとの螺合により、プッシュロッド１３０と接続ロッド２１０との接続を実現することができる。

例えば、図５－図８に示す実施形態では、接続軸１３１は、ネジロッド１３２を含み、ネジロッド１３２は１番目のナット１３６にねじ込まれ、１番目のナット１３６が接続ロッド２１０に当接するまで、ネジロッド１３２は接続ロッド２１０の接続孔を貫通し、ネジロッド１３２は接続孔から延出し、２番目のナット１３６とネジロッド１３２との螺合により、プッシュロッド１３０と接続ロッド２１０との接続を実現することができる。

例えば、図９に示す実施形態では、接続軸１３１は、調節ロッドを含み、調節ロッドの一方の周壁は平面として位置決め面１３４を形成し、例えば、調節ロッドの横断面はＤ字型であってもよく、調節ロッドは接続ロッド２１０の接続孔を貫通し、接続ロッド２１０には、接続孔まで連通する位置決め孔が設けられており、位置決め部材１３７は位置決め孔から入り込んで、調節ロッドの位置決め面１３４に当接し、このようにして、プッシュロッド１３０と接続ロッド２１０との接続を実現することができる。

位置決め孔はネジ孔であってもよく、それに対応して、位置決め部材１３７は例えば平頭ねじなどのねじであってもよく、あるいは、位置決め孔はくさび型孔であってもよく、それに対応して、位置決め部材１３７はくさび型ピンであってもよい。

位置決め面１３４には、複数の平行な一字状の文様又は格子状の文様を含む滑り止めの文様が設けられていてもよい。

例えば、図１０に示す実施形態では、接続軸１３１の端面にネジ孔が設けられており、接続軸１３１は接続ロッド２１０の接続孔を貫通し、螺合部材はネジ孔に螺合されると、プッシュロッド１３０と接続ロッド２１０との接続を実現することができる。

図１－図１０に示すように、出力ロッド２２０は接続ロッド２１０に接続されており、出力ロッド２２０の少なくとも一部は接続ロッド２１０に対してプッシュロッド１３０から離れる方向に突出しており、このようにして、出力ロッド２２０は、戸棚扉又は戸棚本体を押すことができ、具体的には、出力ロッド２２０の作動端は戸棚扉又は戸棚本体を押すことができる。

このようにして、各電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０が出力する駆動力は、出力ロッド２２０を介して出力することができ、特に出力ロッド２２０の作動端が１つのみある場合に、当該開扉装置は、１つの位置に複数の電磁プッシュロッド構造１００の駆動力の出力を実現することができる。

もちろん、出力ロッド２２０の作動端は、複数設けられていてもよく、例えば、出力ロッド２２０がＹ字型構造である。

出力ロッド２２０の作動端から離れる一端には、ネジセグメントが設けらてもよく、ネジセグメントの外径は、出力ロッド２２０の本体部分の外径よりも小さく、このようにして、出力ロッド２２０のネジセグメントは接続ロッド２１０を貫通して接続ロッド２１０の他方の側から延出し、ナット１３６により出力ロッド２２０と接続ロッド２１０との接続を実現することができる。

出力ロッド２２０は、接続ロッド２１０の中央部に接続されてもよい。

例えば、図１－図１０に示すように、電磁プッシュロッド構造１００が２つある実施形態では、２つのプッシュロッド１３０はそれぞれ接続ロッド２１０の両端に接続され、出力ロッド２２０は接続ロッド２１０の中点に接続されている。

電磁プッシュロッド構造１００が２つより大きい偶数である実施形態では、複数のプッシュロッド１３０は接続ロッド２１０の長手方向に分布し、出力ロッド２２０は接続ロッド２１０の中点に接続されている。

電磁プッシュロッド構造１００が奇数の場合、出力ロッド２２０とそのうちの１つの電磁プッシュロッド構造１００はそれぞれ接続ロッド２１０の中点の両側に位置する。

いくつかの実施形態では、図１－図１０に示すように、出力コネクタ２００は、出力ロッド２２０の作動端に設けられた緩衝ヘッド２３０を更に含んでもよい。

緩衝ヘッド２３０は、シリカゲルやゴムなどの硬度の低い材料で作製することができる。

緩衝ヘッド２３０はブロック構造であってもよい。

又は、緩衝ヘッド２３０は、一端が開放された筒状構造、例えば円筒状構造であってもよく、緩衝ヘッド２３０は出力コネクタ２００の作動端に嵌設されてもよく、このようにして、出力コネクタ２００の作動端は包まれることができる。

緩衝ヘッド２３０は、開扉装置による戸棚本体又は戸棚扉への衝撃を低減し、戸棚本体又は戸棚扉への損傷を低減するためのものである。

いくつかの実施形態では、複数のプッシュロッド１３０のうちの少なくとも１つは、出力コネクタ２００にプッシュロッド１３０の運動方向に沿って位置調整可能に接続されている。

言い換えれば、このようなプッシュロッド１３０については、そのストロークを小さくすることができる。

電磁プッシュロッド構造１００については、ソレノイド１１０のプッシュロッド１３０に対する磁力とプッシュロッド１３０のストロークとは、高次曲線関係があり、即ち、プッシュロッド１３０の駆動力とプッシュロッド１３０のストロークとは、高次曲線関係があることが理解できる。

初期位置（戸棚扉閉に対応）では、プッシュロッド１３０の駆動力は小さく、プッシュロッド１３０が扉を押す方向に移動するにつれて、プッシュロッド１３０の駆動力は急速に増大する。

しかしながら、その反対に、収納装置が扉を開ける時、通常、初期段階の抵抗が最も大きく、後期の抵抗が小さくなる。

関連技術では、戸棚扉が押し開けられるようにするために、駆動力が十分に大きい電磁プッシュロッド構造１００を設計することで、初期位置で戸棚扉を押し開けることができるが、電磁プッシュロッド構造１００全体の厚さが大きくなる。

本願の実施形態では、一部の電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０の初期位置を開扉位置へ調整することにより、当該電磁プッシュロッド構造１００の初期位置での駆動力が大きくなる。

複数のプッシュロッド１３０のうちの少なくとも１つの初期位置は変化しないか、又は複数のプッシュロッド１３０のうちの少なくとも１つは、出力コネクタ２００にプッシュロッド１３０の運動方向に沿って位置調整不能に接続されている。

このようにして、これらの初期位置が調整されていない電磁プッシュロッド構造１００の総ストロークは変化しない。

並列に接続された電磁プッシュロッド複数の構造１００を含む開扉装置において、その総ストロークはストロークが最も大きい電磁プッシュロッド構造１００のストロークに等しく、即ち、複数のプッシュロッド１３０のうちの少なくとも１つの初期位置が変化しない場合には、当該開扉装置のストロークが確保される。

また、一部の電磁プッシュロッド構造１００の初期位置が開扉の位置へ調整されることにより、当該開扉装置の初期位置での駆動力が大きくなる。

一方では、当該開扉装置は、中後半の余裕駆動力を前半ストロークに割り当てることができ、前期の駆動力を高めることができとともに、後期の駆動力の無駄を減らすこともできる。

他方では、前期の駆動力が向上したため、電磁プッシュロッド構造１００の厚さをより小さくすることができ、開扉装置の汎用性がより高くなった。

図７及び図９に示すように、開扉装置が２つの電磁プッシュロッド構造１００を含むことを例とし、そのうちの一方の電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０の初期位置を出力コネクタ２００に近づく方向に調整し、他方の電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０の初期位置が変化しないままにすることができる。

このようにして、当該開扉装置の総ストロークが変化しないままにすることができ、初期位置での駆動力が大きくなる。

開扉装置がより多くの電磁プッシュロッド構造１００を含む場合、そのうちの１つの電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０の初期位置が変化しないままにし、その他の電磁プッシュロッド構造１００のプッシュロッド１３０の初期位置を出力コネクタ２００の方向に調整することで、初期の駆動力をできるだけ大きくすることができる。

もちろん、プッシュロッド１３０の初期位置の調整サイズは、開扉の全段階で正常に扉を押すことができることを基本的な要件として、実際の状況に応じて設定する必要がある。

いくつかの実施形態では、図５－図８に示すように、複数のプッシュロッド１３０のうちの少なくとも１つは、ネジロッド１３２を含み、図中の２つのプッシュロッド１３０のうちの一方はネジロッド１３２を含み、他方は通常の段差型の接続軸１３１を含む。

ネジロッド１３２は、出力コネクタ２００を貫通して、出力コネクタ２００の両側に位置するナット１３６を介して出力コネクタ２００に位置調整可能に接続されている。

出力コネクタ２００両側のナット１３６のねじ込み深さを回転調整することにより、当該プッシュロッド１３０の初期位置を調整することができる。

図７に示すように、そのうちの１つのプッシュロッド１３０の初期位置を出力コネクタ２００の方向に調整するが、調整中に、当該プッシュロッド１３０に対応する弾性復帰部材１２０が他方の弾性復帰部材１２０よりも短くなるように、弾性復帰部材１２０の弾性力に打ち勝つ必要がある。

いくつかの実施形態では、図９に示すように、複数のプッシュロッド１３０のうちの少なくとも１つは、出力コネクタ２００を貫通する調節ロッドを含み、調節ロッドは、プッシュロッド１３０の運動方向に延びる位置決め面１３４を含み、位置決め面１３４は平面型であり、例えば、調節ロッドの横断面はＤ字型であってもよい。

出力コネクタ２００には、位置決め面１３４まで連通する位置決め孔が設けられ、調節ロッドは位置決め部材１３７を介して出力コネクタ２００に調整可能に接続され、調節ロッドは、位置決め孔を貫通して、位置決め面１３４に当接する。

位置決め孔はネジ孔であってもよく、それに対応して、決め部材１３７は例えば平頭ねじなどのねじであってもよく、あるいは、位置決め孔はくさび型孔であってもよく、それに対応して、位置決め部材１３７はくさび型ピンであってもよい。

位置決め面１３４には、複数の平行な一字状の文様又は格子状の文様を含む滑り止めの文様が設けられていてもよい。

いくつかの実施形態では、図１－図１０に示すように、本願の実施形態に係る開扉装置は、開扉装置を取り付けるための取付位置３１０が設けられるベース３００を更に含んでもよく、取付位置３１０は、開扉装置を戸棚本体又は戸棚扉に取り付けるためのものであり、複数の電磁プッシュロッド構造１００はいずれもベース３００に取り付けられる。

ベース３００は平板であってもよく、取付位置３１０は平板に設けられた取付孔であってもよく、このようにして、開扉装置を戸棚扉又は戸棚本体に取り付ける必要がある場合には、螺合部材が取付孔を貫通すればよい。

もちろん、取付位置３１０は、位置決めリブなどを含むが、これらに限定されない他の構造を含んでもよい。

電磁プッシュロッド構造１００のハウジングは、ベース３００に溶接されてもよく、あるいは、係合部材又は螺合部材によってベース３００に固定されてもよい。

図１、図２、図５、図６、図７及び図９に示すように、開扉装置は、ベース３００及び複数の電磁プッシュロッド構造１００に接続されている接続リブ４００を更に含んでもよい。

電磁プッシュロッド構造１００は、接続リブ４００とベース３００との間に配置されてもよく、このようにして、電磁プッシュロッド構造１００は両側の固定具によって挟持されることができる。

接続リブ４００は板金構造であってもよく、接続リブ４００はベース３００及び複数の電磁プッシュロッド構造１００に溶接接続されてもよい。

いくつかの実施形態では、図１－図９に示すように、ベース３００は、一枚の全体的な板状構造であってもよく、このようにして、複数の電磁プッシュロッド構造１００は、ベース３００上に並んで配置されており、ベース３００に固定接続され、開扉装置全体は、１つのベース３００を戸棚本体又は戸棚扉に接続するだけで、開扉装置の取り付けを実現することができる。

別の実施形態では、図１０に示すように、ベース３００は、複数の板状構造であってもよく、例えば、各電磁プッシュロッド構造１００ごとに対応するベース３００が設けられており、このようにして、開扉装置全体の重量を低減することができる。

以下、本願の実施形態に係る収納装置を説明するが、以下に説明する収納装置と上述した開扉装置とは、互いに対応して参照することができる。

当該収納装置は、冷蔵庫、ショーケース、自動販売機、又はタンス等であってもよい。

本願の実施形態に係る収納装置は、戸棚本体、戸棚扉、及び開扉装置を含む。

ここで、戸棚扉は、戸棚本体に開閉可能に取り付けられている。

開扉装置は、上述の実施形態のいずれかの開扉装置である。

開扉装置は、戸棚本体と戸棚扉中のうちの一方に取り付けられ、プッシュロッド１３０は、戸棚本体と戸棚扉のうちの他方を押すためのものである。

例えば、戸棚扉の１つの側縁は戸棚本体に枢動可能に接続され、ヒンジを介して枢動可能に接続されること、又は接続軸１３１を介して枢動可能に接続されることを含む。開扉装置は、モーメントアームを大きくするように、枢動軸線から離れた側に取り付けられている。

あるいは、戸棚扉は、引出式又は横引き式であり、開扉装置は中部エリアに設置することができる。

本願の実施形態の収納装置によれば、並列に接続された複数の電磁プッシュロッド構造１００が同期して動作することにより、厚さの小さい開扉装置を使用して、大きな推力を得ることができ、また、収納装置全体の高さが低くなるため、輸送と取り付けに便利である。

いくつかの実施形態では、開扉装置は戸棚本体に取り付けられ、複数のプッシュロッド１３０は同一の戸棚扉を押すためのものである。このようにして、当該戸棚扉は、複数の電磁プッシュロッド構造１００からの推力を受けることができ、より安定して開くことができ、且つ戸棚本体上の取り付け空間には余裕がある。

別の実施形態では、開扉装置は同一の戸棚扉に取り付けられ、複数のプッシュロッド１３０は戸棚本体を押すためのものであってもよい。このようにして、当該戸棚本体は、複数の電磁プッシュロッド構造１００からの推力を受けることができ、戸棚扉は、反力を受けて、より安定して開くことができる。

上記した装置の実施形態は、単なる例示的なものであり、ここでは分離した部材として説明したユニットは、物理的に分離されているものでもよく、物理的に分離されているものでなくてもよく、ユニットとして示した部材は、物理的なユニットであってもよく、物理的なユニットでなくてもよく、即ち、１つの場所に位置していてもよく、複数のネットワークユニットに分散していてもよい。本実施形態の技術案の目的は、実際のニーズに応じて、ここでのモジュールの一部又はその全部を選択することにより達成することができる。当業者であれば、創造的な労働をすることなく、理解して実施することができる。

上記の実施形態の説明から、当業者は、各実施形態がソフトウェアと必要となる汎用ハードウェアプラットフォームを組み合わせることにより実現されてもよいしハードウェアにより実現されてもよいことが明確に理解することができる。このような理解に基づいて、上記の技術案は、本質又は従来技術に寄与する部分が、ソフトウェア製品の形態で具体化することができる。当該コンピューターソフトウェア製品は、例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスクなどのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、コンピュータ機器（例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなど）に各実施形態又は実施形態のいくつかの部分に係る方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。

上記の実施形態は、本願の技術案を説明するためのものに過ぎず、本願の技術案を限定するためのものではない。上記の実施形態を参照して本願を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として上記の各実施形態に記載された技術案を変更し、又はその一部の技術的特徴を等価的に置き換えることができ、これらの変更又は置き換えが、対応する技術案の本質を本願の各実施形態の技術案の精神及び範囲から逸脱させるものではないと理解すべきである。

上記の実施形態は、本願を説明するためのものに過ぎず、本願のを限定するためのものではない。実施形態を参照して本願を詳細に説明したが、当業者であれば、本願の技術案に対して様々な組合せ、修正又は等価的な置き換えを行うことは、本願の技術案の精神と範囲から逸脱することなく、いずれも本願の請求の範囲に含まれるべきであることを理解すべきである。

１００...電磁プッシュロッド構造、１１０...ソレノイド、１２０...弾性復帰部材、１３０...プッシュロッド、１３１...接続軸、１３２...ネジロッド、１３４...位置決め面、１３５...ストッパ部、１３６...ナット、１３７...位置決め部材、２００...出力コネクタ、２１０...接続ロッド、２２０...出力ロッド、２３０...緩衝ヘッド、３００...ベース、３１０...取付位置、４００...接続リブ。

Claims (12)

1. それぞれ、プッシュロッドを有する複数の電磁プッシュロッド構造と、
   複数の前記電磁プッシュロッド構造に電気的に接続されており、複数の前記電磁プッシュロッド構造のプッシュロッドを同期に動作させるように駆動するためのコントローラとを含むことを特徴とする開扉装置。
2. 出力コネクタを更に含み、各前記プッシュロッドはいずれも前記出力コネクタに接続されていることを特徴とする請求項１に記載の開扉装置。
3. 複数の前記プッシュロッドのうちの少なくとも１つは、前記出力コネクタに前記プッシュロッドの運動方向に沿って位置調整可能に接続されていることを特徴とする請求項２に記載の開扉装置。
4. 複数の前記プッシュロッドのうちの少なくとも１つは、前記出力コネクタを貫通するネジロッドを含み、前記ネジロッドは、前記出力コネクタの両側に位置するナットを介して前記出力コネクタに位置調整可能に接続されていることを特徴とする請求項３に記載の開扉装置。
5. 複数の前記プッシュロッドのうちの少なくとも１つは、前記出力コネクタを貫通する調節ロッドを含み、前記調節ロッドは、前記プッシュロッドの運動方向に延びる位置決め面を有し、前記出力コネクタには、前記位置決め面まで連通する位置決め孔が設けられ、前記調節ロッドは、位置決め部材を介して出力コネクタに調整可能に接続され、前記位置決め部材は、前記位置決め孔を貫通して前記位置決め面に当接されていることを特徴とする請求項３に記載の開扉装置。
6. 前記出力コネクタは、
   複数の前記プッシュロッドに接続される接続ロッドと、
   前記接続ロッドに接続されており、少なくとも一部が前記接続ロッドに対して前記プッシュロッドから離れる方向に突出する出力ロッドとを含むことを特徴とする請求項２に記載の開扉装置。
7. 前記出力コネクタは、前記出力ロッドの作動端に設けられた緩衝ヘッドを更に含むことを特徴とする請求項６に記載の開扉装置。
8. 前記接続ロッドには接続孔が設けられ、前記プッシュロッドの先端には段差型の接続軸が設けられ、前記接続軸は、前記接続孔を貫通して、前記接続ロッドに接続されていることを特徴とする請求項６に記載の開扉装置。
9. 前記開扉装置を取り付けるための取付位置が設けられるベースを更に含み、複数の前記電磁プッシュロッド構造はいずれも前記ベースに取り付けられていることを特徴とする請求項１－８のいずれか１項に記載の開扉装置。
10. 複数の前記電磁プッシュロッド構造及び前記ベースに接続されている接続リブを更に含むことを特徴とする請求項９に記載の開扉装置。
11. 戸棚本体と、
    前記戸棚本体に開閉可能に取り付けられる戸棚扉と、
    請求項１－１０のいずれか１項に記載の開扉装置とを含み、
    前記開扉装置は、前記戸棚本体と前記戸棚扉のうちの一方に取り付けられ、前記プッシュロッドは、前記戸棚本体と前記戸棚扉のうちの他方を押すためのものであることを特徴とする収納装置。
12. 前記開扉装置は前記戸棚本体に取り付けられ、複数の前記プッシュロッドは同一の前記戸棚扉を押すためのものであり、
    又は、
    前記開扉装置は同一の前記戸棚扉に取り付けられ、複数の前記プッシュロッドは前記戸棚本体を押すためのものであることを特徴とする請求項１１に記載の収納装置。

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