JP2005214487A - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP2005214487A
JP2005214487A JP2004020910A JP2004020910A JP2005214487A JP 2005214487 A JP2005214487 A JP 2005214487A JP 2004020910 A JP2004020910 A JP 2004020910A JP 2004020910 A JP2004020910 A JP 2004020910A JP 2005214487 A JP2005214487 A JP 2005214487A
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Hideo Kamiyama
英夫 上山
Tomoyasu Saeki
友康 佐伯
Shunji Ueno
俊司 上野
Munehiro Horie
宗弘 堀江
Ryosuke Yamamoto
亮介 山本
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Home Appliances Corp
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Abstract

【課題】 本発明は、開扉装置を用いて最適に開扉する冷蔵庫を得ることを目的とする

【解決手段】 駆動源に通電されると押圧部材37を突き出し前記扉面を押圧して開扉
する開扉装置30と、この開扉装置30を駆動させる駆動信号を使用者の操作により出力
する開扉スイッチ27a,27bと、扉20a,20bの開閉状態を検知して開扉信号と
閉扉信号を出力するドアスイッチ26a,26bと、このドアスイッチ26a,26bか
ら閉扉信号が出力されているときに、開扉スイッチ27a,27bから駆動信号が出力さ
れると、開扉装置30に通電して開扉する制御手段50とを備え、この制御手段50は、
開扉装置30への通電を、ドアスイッチ26a,26bにより開扉信号が出力されてから
所定時間経過した後に遮断させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、貯蔵室扉を押圧部材の突き出しによって開放する開扉装置を備えた冷蔵庫に
関する。
近年、冷蔵庫は食生活の多様化とともに収納量も大型化傾向にあり、特に家庭用冷蔵庫
においては、収納内容積が400リットルを超えるクラスが主流となり、冷蔵庫本体の高
さや幅寸法も大きくなる傾向にある。
これにともなって、冷蔵室や冷凍室、野菜室の扉も大型化しており、特に貯蔵容積の大
きい冷蔵室の扉内側における収納ポケットは、高さと幅寸法の拡大とともに奥行寸法も増
大して多くの食品を収納する傾向にあり、扉自体が大きいこともあって、開扉のために大
きな力を必要とし、非力な女性や高齢者の場合は負担が大きくなる問題があった。
上記問題を解決する構成として、近年、使用者のハンドルスイッチ操作により本体側か
らノックピンが突出して扉面を押圧し開扉する電磁ソレノイド式の扉開放装置を備えた冷
蔵庫が市場に供されており、扉の開放に負担を要しない商品として評価されている(例え
ば、特許文献1)。
この種の開扉装置としては、扉前面に設けられた開扉スイッチが操作されると、電磁ソ
レノイドに所定時間通電されて、初期位置から押圧部材を前方に突出させて扉を押圧開放
するとともに、所定時間後は、通電を遮断して引込用スプリングの付勢力により引き込ま
れ、バネ力により初期位置に戻るようになっている。
特開2001−59675号公報
しかしながら、上記した特許文献1の開扉装置の構成では、予め設定された電圧を所定
時間に亙って電磁ソレノイドに供給するものであるため、扉の閉扉時間、収納ポケットの
載置量などに応じて、開扉に要する力が変化すると、扉の開放が弱すぎて十分に開扉する
ことができなかったり、一方、強すぎて収納ポケットに載置されている食品が落下するな
どの不具合があった。
本発明は上記問題を考慮してなしたものであり、冷蔵庫扉における収納ポケットの負荷
状態などに拘わらず、最適に自動開扉させる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明は、本体貯蔵室の前面開口部に開閉自在に設けた扉と、駆動源に通電されると押
圧部材を突き出し前記扉面を押圧して開扉する開扉装置と、この開扉装置を駆動させる駆
動信号を使用者の操作により出力する開扉スイッチと、前記扉の開閉状態を検知して開扉
信号と閉扉信号を出力するドアスイッチとを備え、このドアスイッチから閉扉信号が出力
されている状態で前記開扉スイッチから駆動信号が出力されると開扉装置への通電を開始
して、前記ドアスイッチにより開扉信号が出力されてから所定時間経過するまで通電を継
続させることを特徴とする。
上記発明によれば、冷蔵庫扉の負荷状態によって開扉に要する力が大きく変化するマグ
ネットガスケットの引き剥し時まで、具体的にはドアスイッチにより開扉信号が出力され
るまでは必ず開扉装置に通電することができ、また、開扉に要する力が大きく変化しない
開扉後は、所定時間通電して開扉装置への給電を遮断することにより、最適に扉を開放す
ることができる。
以下に、本発明の実施形態について説明する。図5は本発明の冷蔵庫を示す斜視図であ
り、図6は図5の冷蔵庫を開扉させた状態を示すものである。この図5,図6において、
周知構造の断熱箱体として構成された冷蔵庫本体1内には、冷蔵室2、野菜室3、製氷室
4、内部温度を複数段階に切替可能な切替室5、冷凍室6を上から順に設け、製氷室4及
び切替室5は左右に並んで配設している。
上記冷蔵室2の前面開口部には、左右両端をそれぞれ枢支したいわゆる観音開き式扉を
構成する左扉20aと右扉20bとを設け、野菜室3、製氷室4、切替室5及び冷凍室6
の各前面には、それぞれの貯蔵容器(図示せず)を連結た引出式の扉3a、4a、5a及
び6aを設けている。左右扉20a,20bの裏面側の周縁部には、マグネットガスケッ
ト21a,21bを取り付けており、左右扉20a,20bは、そのマグネットガスケッ
ト21a,21bが冷蔵庫本体1のフランジ部1aに吸着することにより閉鎖状態に保持
される構成となっている。なお、図示しないが、他の扉3a、4a、5a及び6aの裏面
側の周縁部にもマグネットガスケットを取り付けている。
マグネットガスケット21a,21bの内側には、上下に延在させた一対のビード部2
2aをそれぞれ形成しており、このビード部22aには、食品を収納する収納ポケット2
3a,23bを設けている。また、右扉20bと対向する左扉20aのビード部22aに
は、閉扉した状態で左右扉のマグネットガスケット21a,21bが吸着して扉間の隙間
を閉塞する回転仕切板25を設けている。この回転仕切板25は、本体上部に設けたピン
1bが回転仕切板25の上面に形成した溝内を、左扉20aの開閉動作に応じて摺動する
ことにより、回転するようになっている。
左右扉20a,20bの前面部には、左開扉スイッチ27aと右開扉スイッチ27bと
を取り付けており、左開扉スイッチ27aを押圧すると左扉20aを開扉する開扉信号が
出力され、右開扉スイッチ27bを押圧すると右扉20bを開扉する開扉信号が出力され
る。なお、左開扉スイッチ27aを押圧すると右扉20bを開扉する開扉信号を出力して
もよい。
具体的には、左右開扉スイッチ27a,27bが押圧操作されたときにオンされる常開
型のマイクロスイッチなどの機械的スイッチを内蔵した構成となっている。なお、フォト
インタラプタを利用した光学的なスイッチ或いは磁気的なスイッチなどにより構成するこ
とも可能である。
左扉20aを開扉する際の冷蔵庫1を示す上面図である図7にも示すように、冷蔵室2
の左右側壁には、左右扉20a,20bのそれぞれの開閉状態を検知するドアスイッチ2
6a,26bを設けている。このドアスイッチ26a,26bは、ボタン26´がビード
部22a,22bによって押圧されると扉20a,20bが閉扉されたと見做して閉扉信
号を出力し(OFF状態)、扉20a,20bが開放されていくとボタンへの押圧が徐々
に開放されていき、ボタンがそのばね力によりある程度まで突出すると、扉20a,20
bが開放されたと見做して開扉信号を出力するようになっている(ON状態)。
冷蔵庫本体1の天井部には、冷蔵室2の左扉20aおよび右扉20bをそれぞれ独立に
開放させる開扉装置30を取り付けており、この開扉装置30は、左開扉機構部31と右
開扉機構部32と併設させている。
以下に左開扉機構部31について説明する。冷蔵庫1の上部の断面構造を示す図11に
示すように、開扉機構部31,32は、冷蔵庫本体1の天井部に形成された凹部1c内に
半埋め込み状態で設置されるものであり、合成樹脂製のケース33内に駆動源として直流
駆動される電磁ソレノイド34を収納した形態となっている。
この電磁ソレノイド34は、円筒状に形成されたコイルを樹脂モールドしたコイルユニ
ット35と、このユニット内にこれを貫通した状態で軸方向に移動可能に設けられた磁性
体製のプランジャー36と、このプランジャー36に対し同軸状に固定された非磁性金属
より成る押圧部材37とを主たる構成要素としたもので、コイルユニット35のコイルに
通電されると(以下、通電状態とする)プランジャー36及び押圧部材37が扉20a方
向へ付勢される構成となっている。
プランジャー36の後部には抜外れを防止するための例えばCリングよりなる鍔部36
aを設けており、当該プランジャー36の周りには、上記鍔部34a及びコイルユニット
35間で伸長力を作用させるようにしてコイルばねより成る引込用スプリング38を設け
ている。
上記した構成により、電磁ソレノイド34に通電されると、押圧部材37が前方に突き
出されて左扉20aを押圧し、自動的に開扉するようになっており、通電が遮断されると
引込用スプリング38のばね力により初期位置に戻されるようになっている。
右開扉機構部32は、左開扉機構部31と同一構成であるためその説明を省略するが、
右開扉機構部32の電磁ソレノイド34に通電されると、右扉20bを自動的に開扉する
ようになっている。
さて、図7に示すように、右開扉機構部32は、左開扉機構部31よりもヒンジ側に設
置されているが、これは、左扉20aに回転仕切板25を設けていることから開扉する際
に要する力が右扉20bよりも要することから、右開扉機構部32の押圧力を低減させる
ことにより、左右扉20a,20bの開扉速度をほぼ均一にすることができるからである
なお、右開扉機構部32と左開扉機構部31とを対称に配置させる場合には、押圧力を
通電時間や供給電圧により可変させて、左開扉機構部31の押圧力を右側より強くするこ
とにより、左右扉20a,20bの開扉速度をほぼ均一にすることも可能である。また、
左右扉20a,20bの大きさが異なる場合も、適宜配置場所や押圧力を適宜変更するこ
とが好ましい。
次に、本発明の制御回路について、制御ブロック図である図10を参照して説明する。
制御装置50は、左ドアスイッチ26aおよび右ドアスイッチ26bから、左右扉20a
,20bの開扉状態に応じて開扉信号または閉扉信号が入力され、左開扉スイッチ27a
、右開扉スイッチ27bから駆動信号が入力される。
制御装置50は、これらの信号に基づき、閉扉信号が入力されているときに駆動信号が
入力されると、左開扉回路51または右開扉回路52にON信号を出力する。
左開扉回路51について説明する。電磁ソレノイド34の一端子は図示しない倍電圧整
流回路の正の出力端子に接続され、他端子は駆動用のFET61のドレイン側と接続して
いる。また、電磁ソレノイド34の両端子には、ダイオード62を並列に接続している。
このFET61は、閉扉信号中に左開扉スイッチ27aの駆動信号が制御装置50に入
力されると、制御装置50からの指令によりオンされるようになっている(制御電源は、
例えば直流15V、駆動電源は、例えば直流200V)。
FET61をオンオフ駆動する具体的な構成について説明する。制御装置50からの出
力側の端子がnpn型のトランジスタ71のベース側と接続されており、この第1トラン
ジスタ71のコレクタ側は抵抗69を介してpnp型の第2トランジスタ37のコレクタ
側と接続されて制御電源が供給されているとともに、エミッタ側は第2トランジスタ67
と第3トランジスタ68のベース側と接続され、また、抵抗70を介してグランドと接続
されている。
第2トランジスタ67のエミッタ側は、pnp型の第3トランジスタ68のエミッタ側
と接続されているとともに、抵抗64を介してFET61のソース側と接続されている。
また、この抵抗64は、抵抗66とダイオード65とを直列に接続した回路と並列に接続
され、この抵抗64とFET61のゲート間は、抵抗63を介してグランドと接続されて
いる。
上記構成の場合、制御装置50からON信号が入力されると、第1トランジスタ71が
オンする。すると第2トランジスタ67のコレクタ側には制御電圧が供給されているため
、第2トランジスタ67がオンして、コレクタ−エミッタ間に電流が流れる。そして、第
3トランジスタ68のベース側への電流が遮断されるため、第3トランジスタ68がOF
FしてFET61がオンされる。一方、制御装置50からのON信号が遮断されると、第
1トランジスタ71がオフし、FET61のゲート残留電荷により接地された抵抗70を
通して、第3トランジスタ68のベース電流が流れるため、第3トランジスタがONし、
FET61のゲート電荷が引き抜かれてFET61がOFFする。
また、FET61は、ON時間(パルス幅)を変化させることにより、出力電圧を時間
比率制御するPWM制御で駆動制御するようになっており、FET61のON信号(PW
M信号)は、使用者の耳に聞こえにくい周波数、例えば、8kHz以上としている。
人の平均可聴域で最も敏感に反応する聴域は4kHz近辺とされており、この近辺のP
WM信号で電磁ソレノイド34に通電すると、本実施例に示すように、押圧部材37の先
端は左右扉20a,20bと当接していることから、上記PWM信号が左右扉20a,2
0bに伝達されて振動音が発生し、使用者には騒音と感じられることがある。また、PW
M信号が低すぎたのでは、押圧部材37を十分に突き出すことができない。このため、騒
音と感じる聴域を除外して確実に開扉できるように、高周波数である8kHz以上のPW
M信号に設定している。
なお、右開扉回路52については、左開扉回路51と同構成であるため、その説明を省
略する。
次に、左扉20aを開扉する際の開扉装置30の動作について、タイムチャートを示す
図1を参照して説明する。
左扉20aが開扉されている状態では、開扉装置30の左開扉機構部31を動作させる
必要がないため、左ドアスイッチ26aがOFFしているとき、すなわち閉扉信号が出力
されているときに、使用者によりtaのタイミングで左開扉スイッチ27aが押圧されて
ONすると、制御装置50に駆動信号を出力して、左開扉機構部31に通電する。
左開扉機構部31の駆動により押圧部材37は突き出されて左扉20aを押圧し、マグ
ネットガスケット21aの吸着を引き剥がして、tbのタイミングで図7に示すように左
ドアスイッチ26aがONして開扉信号を出力する。
制御装置50は、この開扉信号を受けると左扉20aがマグネットガスケット21aを
引き剥がして所定の位置まで開扉されているものと見做して、このtbのタイミングから
tcまでの所定時間、例えば0.1秒間通電して、更に左扉20aを完全に開扉させるよ
うになっている。
上記構成によれば、ドアスイッチにより開扉信号が出力されてから所定時間経過するま
で開扉装置への通電を行うようにしたため、確実に開扉させることができる。
従来では、開扉スイッチがONされると、単に予め設定された電圧を所定時間、例えば
、0.2秒〜0.3秒に亙って電磁ソレノイドに供給するものであるため、扉の閉扉時間
、収納ポケットの載置量などに応じて、開扉に要する力が変化すると、扉の開放が弱すぎ
て十分に開扉することができなかったり、一方、強すぎて収納ポケットに載置されている
食品が落下するなどの不具合があった。
具体的には、冷蔵庫の扉を開扉する力は、閉扉後の時間経過により左右される。閉扉し
た直後よりも、閉扉してからある程度時間経過したときの方が庫内温度が低温となるため
、庫内空気の圧縮により庫内の圧力は低下し、大気圧と庫内圧力との差が大きくなる。
一般的に、外気より庫内圧力が低いということは、扉を開放する際に閉扉する方向に付
勢される力が大きいということであり、マグネットガスケットを引き剥がして開扉するた
めに必要とされる力も当然大きくなるため、所定電圧を同じように電磁ソレノイドに供給
しても開扉することができなかったり、開扉速度が速すぎることがあった。
また、収納ポケットに載置されている食品の重量や、マグネットガスケットに汚れが付
着していると、その粘性により、開扉に要する力が変化する。
したがって、本発明によれば、開扉に要する力が大きく変化するマグネットガスケット
の引き剥し時まで、具体的には、ドアスイッチにより開扉信号が出力されるまでは、必ず
開扉装置に通電することができ、また、開扉に要する力が大きく変化しない開扉後は、所
定時間まで開扉装置への給電を継続させることにより、最適に扉を開放することができる
なお、本実施例では、観音開き式の冷蔵庫で説明したが、本発明においては一枚扉でも
、同様の効果を奏することができる。
また、開扉スイッチがONされてからドアスイッチが開扉信号をONするまでのta〜
tb間は上限値、例えば1.5秒間を定めることが好ましい。通常は、0.2〜0.3秒
であるが、扉の前面に障害物があるなど開扉できない状態で無制限に通電すると、電磁ソ
レノイドが高温化し焼ききれてしまう恐れがあるためである。したがって、このような不
具合が生じることがないように実験などで得た上限値を設定しておくことにより、かかる
不都合を防止することができる。
さらに、開扉を検知したタイミングtb後は、マグネットガスケットの引き剥がし時よ
りも開扉力を必要としないため、PWMデユーティーを可変して出力電圧を低下させたり
、図1の破線でしめすように出力電圧を徐々に低下させるようにしてもよい。
次に他の実施例について、一方が開扉されている状態で他方の扉が開扉される開扉装置
の動作を示すタイムチャートである図2、右扉を開扉する際の冷蔵庫を示す上面図である
図8、右扉が開扉されている状態で左扉を開扉する際の冷蔵庫を示す上面図である図9を
参照して説明する。なお、同構成のものについては、重複するため、その説明を省略する
左右扉20a,20bが共に閉扉されている状態で、いずれか一方、ここでは右開扉ス
イッチ26bがtdのタイミングでONされると、右開扉機構部32に通電して、図8に
示すように、右扉が開扉するteのタイミングで右ドアスイッチ26bが開扉信号をON
すると、te〜tfまでの所定時間、ここでは0.1秒間通電して右扉20bを開扉する
。この場合、右ドアスイッチ27bは継続してON状態となっている。
いずれか一方の扉が開扉されている状態では負圧になっておらず、また一方のマグネッ
トガスケット21a,21bは回転仕切板25に吸着していないことから、閉扉されてい
るときよりも必要とされる力が低減される。したがって、閉扉されているときと同様の力
で開扉させると、押圧部材の突き出しが強すぎて収納ポケットに載置された食品が落下す
るなどの不具合が生じる場合がある。
そこで、本実施例では、開扉されてから通電を遮断するまでの所定時間を、一方が閉扉
されているときよりも短くしている。
具体的には、tgのタイミングで、開扉されていない他方の扉、ここでは左扉20aを
開扉するために、使用者が左開扉スイッチ27aをONさせると、左開扉機構部31の電
磁ソレノイド34に通電して、左扉20aを押圧部材37により押圧する。
そして、図9に示すようにマグネットガスケット20aが引き剥がされて、thのタイ
ミングで左ドアスイッチ27aの開扉信号がONされると、このthのタイミングから閉
扉されているときの所定時間よりも短い、短縮時間、ここでは0.05秒間通電して、tiのタイミングで通電を終了するようになっている。
上記した構成によれば、いずれか一方の扉が開扉されている状態で他方の扉を開扉する
ときには、開扉されてから通電を遮断するまでの所定時間を、閉扉されているときよりも
短くして、開扉力を低減させることにより、最適に開扉することができる。
この場合、図2の点線で示すように、通電時間を短縮する替わりに、PWMデューティ
を可変して、電磁ソレノイド34への給電電圧を、例えば70%〜80%に低減させて通
電しても、同様に開扉力を低減させることができる。
また、回転仕切板25が取り付けられている扉、ここでは左扉20aを開扉する際に最
も負荷がかかるのは回転仕切板25を回転させるときであり、冷蔵庫の形態によっては、
左ドアスイッチ26aがON状態となっても、回転仕切板25が回転中の場合があるため
、右扉20bが開扉されていても、左扉20aへの開扉力は低減させない方がよいことも
ある。したがって、かかる場合には、回転仕切板を有しない扉のみに適用することが好ま
しい。
さらに他の実施例について、開扉スイッチがONされてからドアスイッチがONするま
での時間が通電変更時間よりも短い場合の開扉装置の動作を示すタイムチャートである図
3、長い場合の開扉装置の動作を示すタイムチャートである図4を参照して説明する。な
お、同構成のものについては、重複するため、その説明を省略する。
上述したように、開扉に要する力は、冷蔵庫1の使用状況によって大きく変化すること
から、適宜、開扉力を変化させることが好ましいのであるが、本実施例においては、開扉
スイッチがONされてからドアスイッチがONするまでの時間に基づいて、開扉力を変化
させる。
具体的には、図3に示すように、いずれか一方、ここでは左扉20aを開放するときに
、使用者によりtjのタイミングで左開扉スイッチ27aがONされると、左開扉機構部
31への通電を開始して押圧部材37により左扉20aを押圧する。
このとき、tjのタイミングから左ドアスイッチ26aがONするまでの時間を制御装
置50で計測しておき、この測定時間と、予め設定している通電切替時間、例えば0.5
秒とを比較する。この測定時間が通電切替時間よりも短い場合には、特に開扉力を強くす
る必要はないと判断して、左ドアスイッチ26aがONしたtkのタイミングから、通常
通りの所定時間、例えば0.1秒、または所定時間よりも短い短縮時間、例えば0.05
秒間通電して、tlのタイミングで通電を終了する。
一方、図4に示すように、tjのタイミングから左ドアスイッチ26aがONするまで
の測定時間が通電切替時間よりも長い場合には、開扉力を強くする必要があると判断して
、左ドアスイッチ26aがONしたtmのタイミングから、所定時間よりも長い延長時間
、例えば0.15秒間、または通常通りの所定時間、例えば0.1秒間通電して、tnの
タイミングで通電を終了する。
上記した構成によれば、開扉されるまでに要した時間に基づいて、通電時間を変更する
ため、収納ポケットに載置された食品負荷の影響により開扉に必要とされる力が変化して
も、開扉装置の開扉力を最適に可変することができる。なお、本実施例では、一枚扉の冷
蔵庫においても同様の効果を奏することができるとともに、通電時間の変更の替わりにP
WMデューティを可変して出力電圧を増減させてもよい。
上述した本発明の実施形態は一実施例であり、種々の組み合わせ、例示した数値を最適
化させてもよい。また、開扉装置は、電磁ソレノイドの通電により押圧部材を突き出す機
構に限らず、種々の変更が可能である。
上述したように、本発明によれば、開扉装置を用いて最適に開扉することができ、開扉
装置を備えた種々の冷蔵庫に適応可能である。
本発明の開扉装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明の左右開扉機構部の動作を示すタイムチャートである。 本発明の測定時間が短い場合の開扉装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明の測定時間が長い場合の開扉装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明の冷蔵庫を示す斜視図である。 図5の開扉した状態を示す斜視図である。 左扉を開扉する際の冷蔵庫を示す上面図である。 右扉を開扉する際の冷蔵庫を示す上面図である。 右扉が開扉された状態で左扉を開扉する際の冷蔵庫を示す上面図である。 本発明の制御ブロック図である。 本発明の開扉装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1…冷蔵庫本体 20a…左扉 20b…右扉
21a,21b…マグネットガスケット 22a,22b…ビード
23a,23b…収納ポケット 25…回転仕切体 26a…左ドアスイッチ
26b…右ドアスイッチ 27a…左開扉スイッチ 27b…右開扉スイッチ
30…開扉装置 31…左開扉機構部 32…右開扉機構部
34…電磁ソレノイド 37…押圧部材 50…制御装置

Claims (3)

  1. 本体貯蔵室の前面開口部に開閉自在に設けた扉と、駆動源に通電されると押圧部材を突き
    出し前記扉面を押圧して開扉する開扉装置と、この開扉装置を駆動させる駆動信号を使用
    者の操作により出力する開扉スイッチと、前記扉の開閉状態を検知して開扉信号と閉扉信
    号を出力するドアスイッチとを備え、このドアスイッチから閉扉信号が出力されている状
    態で前記開扉スイッチから駆動信号が出力されると開扉装置への通電を開始して、前記ド
    アスイッチにより開扉信号が出力されてから所定時間経過するまで通電を継続させること
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 本体貯蔵室の前面開口部に開閉自在に設けられた観音開き式の左扉および右扉と、この左
    右扉面をそれぞれ押圧して開扉する左開扉装置および右開扉装置と、使用者の操作により
    この左右開扉装置をそれぞれ駆動させる左右駆動信号を出力する左開扉スイッチおよび右
    開扉スイッチと、前記左右扉の開閉状態を検知してそれぞれの開扉信号と閉扉信号を出力
    する左ドアスイッチおよび右ドアスイッチとを備え、
    この左右ドアスイッチから共に閉扉信号が出力されている状態で、一方の前記開扉スイ
    ッチから駆動信号が出力されると対応する開扉装置への通電を開始して、前記対応するド
    アスイッチにより開扉信号が出力されてから所定時間経過するまで所定電圧で通電を継続
    させるとともに、
    この左右ドアスイッチのいずれか一方から開扉信号が出力されている状態で、他方の前
    記左開扉スイッチまたは右開扉スイッチから駆動信号が出力された場合には、対応する左
    ドアスイッチまたは右ドアスイッチにより開扉信号が出力されてから、前記所定時間より
    も短い時間経過するまで、または所定電圧よりも低い電圧で通電を継続させることを特徴
    とする冷蔵庫。
  3. 開扉装置へ通電する際に、駆動信号が出力されてから開扉信号が出力されるまでの時間が
    、予め設定された通電変更時間以下である場合には、所定時間を短くまたは通電電圧を低
    くして通電させることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016031193A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP7455237B2 (ja) 2021-06-18 2024-03-25 合肥美的電冰箱有限公司 開扉装置及び収納装置

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