JP2008032323A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷蔵庫扉の開き始めは開く力を弱くし、その後は段階的に開く力を強くすることで、使用者にとって扉が急に開くように感じられなくし、また、開扉時に押圧部材が扉に衝突する音を小さく抑える。
【解決手段】本発明の冷蔵庫は、本体貯蔵室1の前面開口部に開閉自在に設けた扉10と、電気的な駆動源によって押圧部材を突き出して扉を押圧し開扉する扉開放装置20と、扉若しくは本体外面側に設けられ、使用者により操作された状態で操作信号を出力する操作スイッチ12と、扉の開放状態で開放信号を出力する扉スイッチ14と、操作スイッチ及び扉スイッチからの各出力を受けるように設けられ、開放信号の非入力状態で操作信号が入力された時に開扉する力を弱い方から強い方へ段階的に変化させる開扉制御手段35とを備えている。
【選択図】図6
【解決手段】本発明の冷蔵庫は、本体貯蔵室1の前面開口部に開閉自在に設けた扉10と、電気的な駆動源によって押圧部材を突き出して扉を押圧し開扉する扉開放装置20と、扉若しくは本体外面側に設けられ、使用者により操作された状態で操作信号を出力する操作スイッチ12と、扉の開放状態で開放信号を出力する扉スイッチ14と、操作スイッチ及び扉スイッチからの各出力を受けるように設けられ、開放信号の非入力状態で操作信号が入力された時に開扉する力を弱い方から強い方へ段階的に変化させる開扉制御手段35とを備えている。
【選択図】図6
Description
本発明は、貯蔵室扉を押圧部材の突き出しによって開扉する扉開放装置を備えた冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫は食生活の多様化とともに収納量も大型化傾向にあり、特に家庭用冷蔵庫においては、収納内容積が400リットルを超えるクラスが主流となり、冷蔵庫本体の高さや幅寸法も大きくなる傾向にある。
これにともなって、冷蔵室や冷凍室、野菜室の扉も大型化しており、特に貯蔵容積の大きい冷蔵室の扉内側における収納ポケットは、高さと幅寸法の拡大とともに奥行寸法も増大して多くの食品を収納する傾向にあり、扉自体が大きいこともあって、開扉のために大きな力を必要とし、非力な女性や高齢者の場合は負担が大きくなる問題があった。
上記問題を解決する構成として、近年、使用者の操作スイッチ操作により本体側から押圧部材が突出して扉を押圧し開扉する電磁ソレノイド式の扉開放機構を備えた冷蔵庫が市場に供されており、扉の開放に負担を要しない商品として評価されている。
ところが、冷蔵庫の内容積の大小によって扉重量が異なるため、機種毎に電磁ソレノイドの出力を最適なものとする必要があるが、そのためには、機種毎に回路構成の変更し、又は電磁ソレノイドの出力性能が異なるものを用意しなければならないため、コスト高となるものであり、逆に電磁ソレノイドを共通にして使用すると大きな扉では開きにくく、小さな扉では勢い余って開きすぎてしまうという弊害が生じるものである。さらに、同容積の冷蔵庫においても、使用状況、閉扉時間、扉にかかる重量などにより必要とする突出力が大きくなる。
このような問題点に鑑み、開扉時における突出力を適宜可変自在にした冷蔵庫が特開2004−156873号公報(特許文献1)に記載されている。この特許文献1に記載の技術は、冷蔵庫の扉を開扉する力は、外気と庫内圧力の差が大きい時には開扉により大きな力が必要となるので、庫内温度に応じて、あるいは、閉扉時間が長くなれば庫内温度も低くなっているとみなせるので閉扉時間に応じて押圧部材を突き出すデューティ値を選択変更させ、大気圧と庫内圧力の圧力差状態に合わせて最適な力で開扉するというものである。また、扉のポケットに掛かる負荷状態に応じて、最適な出力を行う技術についても記載されている。この従来技術によれば、使用状況、閉扉時間、扉にかかる重量などに応じた開扉力で扉を開くことができる。
しかしながら、この特許文献1に記載された技術でも、使用状況、閉扉時間、扉にかかる重量などに応じた開扉力を可変に決定するが、いったん決定したらその一定の開扉力によって開き始めから同じ強さで開扉するので、開扉の勢いが開き始めにおいて強く、使用者によっては扉が急に開くように感じられる場合もあり、また、その時にプランジャの後端の鍔部が復帰用スプリングを介してコイルユニットの後端面に衝突する音が気になると感じられる場合もあった。
特開2004−156873公報
本発明は、上記従来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、扉の開き始めは開く力を弱くし、その後は段階的に開く力を強くすることで、使用者に扉が急に開くように感じさせることがなく、また、開扉時に発生する衝突音を小さく抑えられる冷蔵庫を提供することを目的とする。
請求項1の発明の冷蔵庫は、本体貯蔵室の前面開口部に開閉自在に設けた扉と、電気的な駆動源によって押圧部材を突き出して前記扉を押圧し開扉する扉開放装置と、前記扉若しくは本体外面側に設けられ、使用者により操作された状態で操作信号を出力する操作スイッチと、前記扉の開放状態で開放信号を出力する扉スイッチと、前記操作スイッチ及び扉スイッチからの各出力を受けるように設けられ、前記開放信号の非入力状態で前記操作信号が入力された時に前記開扉する力を弱い方から強い方へ段階的に変化させる開扉制御手段とを備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1の冷蔵庫において、前記開扉制御手段は、前記開放信号の非入力状態で前記操作信号が入力された時に、その後の所定時間が経過するまでの間、当該操作信号の入力タイミングからの経過時間に応じて前記開扉する力を弱い方から強い方へ段階的に変化させる制御をすることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1の冷蔵庫において、前記開扉制御手段は、前記開放信号の非入力状態で前記操作信号が入力された時に、前記開放信号が入力されるまでの間、当該操作信号の入力タイミングからの経過時間に応じて前記開扉する力を弱い方から強い方へ段階的に変化させる制御をすることを特徴とするものである。
本発明の冷蔵庫によれば、扉開放装置による扉の開き始めはその開く力を弱くし、その後は段階的に開く力を強くする制御をすることで、使用者に扉が急に開くように感じさせることがなく、また、開扉時に発生する衝突音を小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
(第1の実施の形態)図1、図2に、本発明の1つの実施の形態の冷蔵庫を示してある。冷蔵庫本体1の最上部に観音開き式による左右両開きの冷蔵室2を配置してあり、冷蔵室2の下方隅部には低温チルド室3に隣接して断熱区画した製氷室4、また冷蔵室2の下方には野菜室5、さらに冷凍室6を引出し扉方式により配置してある。
冷蔵室2は、その背面に設けた図示しない冷却器で生成した冷気をファンによって室内に導入し冷却する構成であり、室内は載置棚8によって複数の収納部に区分し、冷蔵食品の貯蔵空間を形成するとともに、その前面開口部には開口を幅方向に区分し、本体両側に設けたヒンジにより開閉可能とした観音開き方式の左扉9及び右扉10を設置してある。
左扉9、右扉10の裏面側の周縁部には、右扉はマグネットガスケット10bが取り付けてあり、左扉9の右側側辺部には、庫内上部に設けた図示しないピンと摺動しながら、扉の開閉動作に合わせて回転する回転仕切板9aが設けてある。この回転仕切板9aは、左扉9の閉扉時に90度回転するようにしており、マグネットガスケット10bがこの回転仕切板9aと密着し、冷蔵室2は密閉状態になる。
冷蔵室2の前面開口周縁部には、右扉10のビード部10aとの接触により、右扉10の開閉状態を検知する扉スイッチ14が取り付けてあり、閉扉状態時にハイレベル信号を出力するようにしてある。左扉9と対向する右扉10の前面部には、ハンドル部11が取り付けてあり、このハンドル部11の前面には、操作スイッチ12と操作パネル13が取り付けてある。
この場合、具体的に図示しないが、操作パネル13には、冷蔵室2、野菜室5、冷凍室6等の室内温度や切替態様などを表示する表示器を設けるとともに、冷蔵室2、野菜室5、冷凍室6等の設定温度を個別に切り換えるための操作スイッチ群などが設けてある。
また、操作スイッチ12は、タッチパネル12aが押圧操作された時にオンされる常開型のマイクロスイッチなどの機械的スイッチを内蔵した構成にしてある。尚、操作スイッチ12は、フォトインタラプタを利用した光学的なスイッチあるいは磁気的なスイッチなどにより構成することもできる。
冷蔵庫本体1の天井部には、右扉10に開放方向への力を作用させるための扉開放装置20が取り付けてある。図3に詳しく示してあるように、この扉開放装置20は、内部に直流駆動される電磁ソレノイド21(本発明の駆動源に相当)を有する。尚、駆動源となる電磁ソレノイド21はこれに限るものではなく、モータを駆動源としたカム機構による扉開放装置であってもよい。
この電磁ソレノイド21は、円筒状に形成されたコイルを樹脂モールドしたコイルユニット21aと、このコイルユニット21a内にこれを貫通した状態で設けられたプランジャ21bと、このプランジャ21bに対し同軸上に固定された押圧部材21cとを主たる構成要素としたもので、その通電状態(コイルユニット21aのコイルに通電される状態)でプランジャ21b及び押圧部材21cが右扉10方向(図3中の矢印A方向)へ付勢される構成にしてある。
この場合、プランジャ21bの一端部(矢印Aと反対方向の端部)には矢印A方向への抜外れを防止するための例えばCリングより成る鍔部21dが設けてある。当該プランジャ21bの周りには、上記鍔部21d及びコイルユニット21a間で伸長力を作用させるようにして、圧縮コイルばねで成る復帰用スプリング21eが設けてある。
右扉10の上縁部には、押圧部材21cの先端部が当接する受け具10cが一体的に設けてあり、電磁ソレノイド21に通電されてプランジャ21b及び押圧部材21cが矢印A方向へ付勢された時には、この受け具10cが押圧部材21cによって押圧され、これに応じて右扉10がマグネットガスケット10bの吸着力に抗して開放される構成にしてある。
また、扉開放装置20内には、プランジャ21bの鍔部21d側の端面を復帰用スプリング21eに抗して矢印A方向に付勢するようにして、捩じりコイルばねで成る補助スプリング21fを設け、右扉10が閉鎖された定常状態では、押圧部材21cの先端が補助スプリング21fの付勢力によって受け具10cに当接するようにしてある。尚、上記補助スプリング21fの付勢力は、マグネットガスケット10bの吸着力より小さいレベルに設定されるものである。
本実施の形態による冷蔵庫の電気的構成のうち扉開放装置20に関係した回路構成を、図4を用いて説明する。扉開放装置20内の電磁ソレノイド21は、交流電源33から全波整流回路30を介して出力される直流駆動構成となっており、全波整流回路30の一対の出力端子間には、平滑コンデンサ31を並列に接続してある。尚、全波整流回路30は、倍電圧整流回路としてもよい。
全波整流回路30の一方の出力端子と電磁ソレノイド21との接続間には直列にスイッチング素子32を接続してある。このスイッチング素子32は、トランジスタGTIB、MOSFET等より構成されており、後述するマイコン37からの入力信号に応じて、周期Tを一定としてスイッチのON時間(パルス幅)を変化させることにより、出力電力をPWM制御するものである。
制御回路ユニット35は、スイッチング電源36及びマイクロコンピュータ37(以下、マイコンとする)とから成る。スイッチング電源36は、全波整流回路30及び平滑コンデンサ31を介した直流電源をチョッピングしてマイコン37に5Vの直流電源を供給し、マイコン37は、操作スイッチ12、扉スイッチ14などの入力に応じて予め設定されたデューティ値を選択してスイッチング素子32で電磁ソレノイド21をPWM制御するように構成されている。
具体的な回路構成としては、マイコン37からのスイッチング素子32へのパルス信号を増幅するトランジスタ42を介し、スイッチング素子32に接続してある。
スイッチング素子32のベース(ゲート)側には、抵抗43a、抵抗43bを接続しており、抵抗43bにはダイオード43cのアノード側を接続してある。このダイオード43cのカソード側には、限流抵抗43a,41b及びトランジスタ42を接続してある。
スイッチング素子32のゲート−ソース間には並列に、ソース電圧を安定化させる抵抗44、スイッチング素子32の浮遊容量を処理するコンデンサ45を接続してある。
尚、電磁ソレノイド21には、抵抗48aを接続し、常時、抵抗48にかかる電圧値をマイコンに入力することにより、切断などの異常状態や通常時の電流値を測定し負荷を検知するようにしてある。48bは、マイコン37に入力される電流を制限する抵抗である。
マイコン37には、EEPROM等データ記憶を行える素子を付随させ、予め実験値により冷蔵庫の機種毎に適したPWM制御値を記憶させておき、適宜各機種に応じて設定変更することで、機種毎において同一のマイコン及びソレノイドを使用することができる。
例えば、扉が大きい機種又はマグネットガスケット10bの密着力が強い機種では、大きな突出力が必要となるため、最大出力電力を100%と設定し、反対に、扉が小さい機種又はマグネットガスケット10bの密着力が弱い機種では、上記機種と同様の突出力で扉を突き出すと勢いよく開きすぎてしまうことになるため、例えば最大出力電力を70%となるように設定する。したがって、100%設定の場合には、その50%通電率であれば100%×0.5=50%の力となり、70%設定の場合には、同じ50%通電率であれば70%×0.5=35%の力となる。
常開型の操作スイッチ12は、その一端が電源端子+Vccに接続されると共に、他端がプルダウン抵抗を介してグランド端子に接続されている。これにより、操作スイッチ12にあっては、非操作状態にある常時においてローレベル信号(グランド電位レベルの信号)を出力し、使用者によりオン操作された時にハイレベル信号(電源端子+Vccの電位レベルの信号)を出力することになる。
また、扉スイッチ14は、右扉10が閉鎖された時にオフし、かつ右扉10が開放された時にオンする構成のものであり、その一端がプルアップ抵抗を介して電源端子+Vccに接続されると共に、他端がグランド端子に接続されている。これにより、扉スイッチ14にあっては、右扉10が閉鎖状態にある常時(オフ時)においてハイレベル信号を出力し、右扉10が開放された時(オン時)にローレベル信号を出力することになる。
次に、扉開放装置20の動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。操作スイッチ12がONすることでこのルーチンがスタートする。操作スイッチ12がONすることで、図6のグラフにおけるタイミングt1に示すような最小通電率、例えば、最大通電率の60%の初期通電率でスイッチング素子32を駆動し、電磁ソレノイド21に流す電流を弱めにし、プランジャ21b及び押圧部材21cを右扉10方向(図3中の矢印A方向)へ弱い力で付勢する(ステップS1)。
この後、マグネットガスケット10bが離され、右扉10が開かれて扉スイッチ14がONとなるまで、マイコン37は例えば10msという制御サイクルt2〜t4ごとにスイッチング素子32の通電率を段階的にアップさせ、電磁ソレノイド21に流す電流を段階的に強くしてゆき、この結果として、プランジャ21b及び押圧部材21cに対する付勢力を段階的に強めてゆく(ステップS2,S3の繰返し)。
そしてタイミングt5〜t7に示すように、右扉10が開き、扉スイッチ14がONとなると、以降、扉開放のために必要な力は軽いものとなるので、マイコン37はスイッチング素子32の通電率を大幅に、かつ段階的に下げてゆき、通電率を0%としたところで扉開制御を終了する(ステップS4)。
本実施の形態によれば、使用者による扉開操作を操作スイッチ12がONすることで検出すれば、扉開放装置20は、最初は弱めの力で右扉10を開き、その後、段階的に開く力を強める制御をすることで、使用者にとって扉が急に開くように感じられなくし、また、開扉時にプランジャ21aの後端の鍔部21dが復帰用スプリング21eを介してコイルユニット21aの後端面に衝突する音を小さくすることができる。加えて、本実施の形態によれば、扉スイッチ14がONした後も弱い電流ではあるが電磁ソレノイド21に通電を継続することでプランジャ21bが圧縮コイルばねで成る復帰用スプリング21eの力で元の位置まで復帰する速度を遅くし、戻り時に発する衝突音を小さくすることができ、この点での使用感も向上させることができる。
(第2の実施の形態)図7、図8を用いて、本発明の第2の実施の形態の冷蔵庫について説明する。本実施の形態の冷蔵庫は、第1の実施の形態と同様に、図1、図2の構造、図3、図4に示した構成の扉開放装置20を備えている。本実施の形態の特徴は、扉開放装置20が図7に示したフローチャートの制御により電磁ソレノイドを通電制御する点にある。
以下、図7のフローチャートを用いて本実施の形態による扉開制御動作について説明する。操作スイッチ12がONすることでこのルーチンがスタートする。操作スイッチ12がONすることで、図8のグラフにおけるタイミングt11に示すような最小通電率、例えば、最大通電率の60%の初期通電率でスイッチング素子32を駆動し、電磁ソレノイド21に流す電流を弱めにし、プランジャ21b及び押圧部材21cを右扉10方向(図3中の矢印A方向)へ弱い力で付勢する(ステップS11)。
この後、予め設定した時間が経過するまで、マイコン37は例えば10msという制御サイクルt12〜t14ごとにスイッチング素子32の通電率を段階的にアップさせ、電磁ソレノイド21に流す電流を段階的に強くしてゆき、この結果として、プランジャ21b及び押圧部材21cに対する付勢力を段階的に強めてゆく(ステップS12,S13の繰返し)。
そしてタイミングt15〜t17に示すように、電磁ソレノイド21によってマグネットガスケット10bを引き離すまでに要する時間相当の設定時間が経過すると、マイコン37はスイッチング素子32の通電率を大幅に、かつ段階的に下げてゆき、通電率を0%としたところで扉開制御を終了する(ステップS14)。
本実施の形態によっても、使用者による扉開操作を操作スイッチ12がONすることで検出すれば、扉開放装置20は、最初は弱めの力で右扉10を開き、その後、段階的に開く力を強める制御をすることで、使用者にとって扉が急に開くように感じられなくし、また、開扉時にプランジャ21bの後端の鍔部21dが復帰用スプリング21eを介してコイルユニット21aの後端面に衝突する音を小さくすることができる。加えて、本実施の形態によれば、扉スイッチ14がONした後も弱い電流ではあるが電磁ソレノイド21に通電を継続することでプランジャ21bが圧縮コイルばねで成る復帰用スプリング21eの力で元の位置まで復帰する速度を遅くし、戻り時に発する衝突音を小さくすることができ、この点での使用感も向上させることができる。
尚、上記両実施の形態では、扉スイッチ14がONした後、あるいは所定の設定時間が経過した後も電磁ソレノイド21に弱い電流を通電し続けるようにしたが、コストの関係から機能をシンプルにする必要があれば、この機能は省略し、扉スイッチ14がONした時、あるいは所定の設定時間が経過した時に直ちに通電を停止する制御をするようにしてもよい。
1…冷蔵庫本体
10…右扉
10c…受け部
11…ハンドル部
12…操作スイッチ
13…操作パネル
14…扉スイッチ
20…扉開放装置
21…電磁ソレノイド
32…スイッチング素子
35…制御回路ユニット
37…マイコン
10…右扉
10c…受け部
11…ハンドル部
12…操作スイッチ
13…操作パネル
14…扉スイッチ
20…扉開放装置
21…電磁ソレノイド
32…スイッチング素子
35…制御回路ユニット
37…マイコン
Claims (3)
- 本体貯蔵室の前面開口部に開閉自在に設けた扉と、
電気的な駆動源によって押圧部材を突き出して前記扉を押圧し開扉する扉開放装置と、
前記扉若しくは本体外面側に設けられ、使用者により操作された状態で操作信号を出力する操作スイッチと、
前記扉の開放状態で開放信号を出力する扉スイッチと、
前記操作スイッチ及び扉スイッチからの各出力を受けるように設けられ、前記開放信号の非入力状態で前記操作信号が入力された時に前記開扉する力を弱い方から強い方へ段階的に変化させる開扉制御手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。 - 前記開扉制御手段は、前記開放信号の非入力状態で前記操作信号が入力された時に、その後の所定時間が経過するまでの間、当該操作信号の入力タイミングからの経過時間に応じて前記開扉する力を弱い方から強い方へ段階的に変化させる制御をすることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記開扉制御手段は、前記開放信号の非入力状態で前記操作信号が入力された時に、前記開放信号が入力されるまでの間、当該操作信号の入力タイミングからの経過時間に応じて前記開扉する力を弱い方から強い方へ段階的に変化させる制御をすることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
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JP2006207084A JP2008032323A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 冷蔵庫 |
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- 2006-07-28 JP JP2006207084A patent/JP2008032323A/ja active Pending
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