JP2001053168A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001053168A
JP2001053168A JP11229780A JP22978099A JP2001053168A JP 2001053168 A JP2001053168 A JP 2001053168A JP 11229780 A JP11229780 A JP 11229780A JP 22978099 A JP22978099 A JP 22978099A JP 2001053168 A JP2001053168 A JP 2001053168A
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Masayuki Iwahashi
誠之 岩橋
Takeshi Suzuki
武史 鈴木
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMOS回路を基本素子とするスタティック
型RAM等の消費電力を低減しつつ、そのアクセスタイ
ムの高速化を図る。 【解決手段】 CMOS型のメモリセルMCが格子配列
されてなるメモリアレイMARY0を基本構成要素と
し、その非選択時、相補ビット線の非反転信号線B0T
及び反転信号線B0Bをハイレベルにプリチャージする
スタティック型RAM等において、その基本的なデバイ
ス構造を、SOI構造とするとともに、例えばメモリア
レイMARY0のメモリセルMCのNチャネルMOSF
ETN1〜N4が形成されるP型ウェル領域を、サブワ
ード線単位で独立に形成し、該P型ウェル領域に、対応
するサブワード線SW0が非選択状態とされるとき、接
地電位VSSのような比較的低い第1の電位のウェル電
圧を印加し、選択状態とされるときは、比較的高い第2
の電位のウェル電圧VSBFを印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路装
置に関し、SOI構造をとるデバイスのウェル電位を高
速に制御するもの、例えば、マイクロプロセッサ等の論
理集積回路装置、ならびにこのような論理集積回路装置
にマクロセルとして搭載されるSOI構造のスタティッ
ク型RAM(ランダムアクセスメモリ)に利用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体基板の所定深度に絶縁層を形成
し、この絶縁層の上層に、例えばMOSFET(金属酸
化物半導体型電界効果トランジスタ。この明細書では、
MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の総称とする)のソース又はドレインとなる半導体領域
やこれらの半導体領域を形成するためのウェル領域を形
成することで、MOSFET等の寄生容量を低減しうる
いわゆるSOI(Silicon On Insula
tor)構造のデバイスは、バルク構造のデバイスに比
較して低消費電力と高速化に向いている。
【0003】上記SOI構造を用いたデバイスについて
は、雑誌「電子材料」1999年6月号、pp.22〜
28に示されている。また、バルク構造における基板バ
イアスによるしきい値制御に関しては、特開平8−27
4620号公報に記載されてている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、マイクロプロセッサ等の論理集積回路
装置にマクロセルとして搭載されるスタティック型RA
Mの開発業務に従事し、次のような問題点に気付いた。
すなわち、このスタティック型RAMは、例えば図9に
示されるように、スタティック型のメモリセルMCが格
子配列されてなるメモリアレイMARY0を備え、該メ
モリアレイを構成するメモリセルMCのそれぞれは、P
チャネルMOSFETP1及びNチャネルMOSFET
N1ならびにPチャネルMOSFETP2及びNチャネ
ルMOSFETN2からなる一対のCMOSインバータ
が交差結合されてなるラッチ回路を含む。
【0005】メモリアレイMARY0のメモリセルMC
を構成するラッチ回路の非反転入出力ノードは、Nチャ
ンネル型の選択MOSFETN3を介して対応する非反
転ビット線B0T〜B3T(ここで、それが有効とされ
るとき選択的にハイレベルとされるいわゆる非反転信号
等については、その名称の末尾にTを付して表す。以下
同様)に結合され、その反転入出力ノードは、やはりN
チャンネル型の選択MOSFETN4を介して対応する
反転ビット線B0B〜B3B(ここで、それが有効とさ
れるとき選択的にロウレベルとされるいわゆる反転信号
等については、その名称の末尾にBを付して表す。以下
同様)に結合される。
【0006】スタティック型RAMは、SOI構造をと
らず、メモリアレイMARY0の各メモリセルMCを構
成するNチャネルMOSFETN1〜N4は、例えばP
型の半導体基板上に形成された一対のN型拡散層をその
ソース及びドレインとし、PチャネルMOSFETP1
及びP2は、半導体基板上のN型ウェル領域に形成され
た一対のP型拡散層をそのソース及びドレインとする。
【0007】メモリアレイMARY0のメモリセルMC
を構成する選択MOSFETN3及びN4のゲートは、
対応するサブワード線SW0等に共通結合される。ま
た、各メモリセルMCを構成するNチャネルMOSFE
TN1〜N4のチャネル部つまりP型拡散層には、図に
点線に示されるように、例えば接地電位VSSつまり0
V(ボルト)が基板電圧として供給される。さらに、サ
ブワード線SW0は、サブワード線駆動回路SD0の対
応する単位サブワード線駆動回路USD0に結合され、
対応するメインワード線MW0が接地電位VSSのよう
な選択レベルとされることで選択的に、電源電圧VDD
のような選択レベルとされる。
【0008】周知のように、MOSFETのしきい値電
圧は、半導体基板又はウェル領域に供給される基板電圧
又はウェル電圧の電位に応じて変化する。また、MOS
FETのしきい値電圧を大きくした場合、メモリセルM
C等のリーク電流を低減し、スタティック型RAMの消
費電力を低減することができるが、MOSFET及びこ
れを含むメモリセルMC等の動作が遅くなり、スタティ
ック型RAMのアクセスタイムが遅くなる。一方、MO
SFETのしきい値電圧を小さくした場合、MOSFE
T及びこれを含むメモリセルMC等の動作を速くし、ス
タティック型RAMのアクセスタイムを高速化すること
はできるが、メモリセルMC等のリーク電流が大きくな
り、スタティック型RAMの消費電力が大きくなる。
【0009】これらのことから、スタティック型RAM
がアクティブ状態とされる間、基板電圧及びウェル電圧
を意図的にかつきめ細かく切り換えることで、MOSF
ETのしきい値電圧を効果的に制御し、スタティック型
RAM等のリーク電流を低減しつつそのアクセスタイム
を高速化することが考えられる。しかし、従来のデバイ
ス構造をそのまま踏襲した場合、半導体基板及びウェル
領域の寄生容量が余りにも大きいために基板電圧及びウ
ェル電圧の制御自体に長い時間が必要となり、アクティ
ブ時において効果的かつきめ細かく基板電圧及びウェル
電圧を制御することは困難となる。この結果、スタティ
ック型RAMの消費電力を充分に低減することができ
ず、そのアクセスタイムの高速化も制約を受けている。
【0010】従来技術として先程挙げた特開平8−27
4620号公報には、バルク構造デバイスにおいて、基
板電圧を変化させているが、バルク構造ではスタンバイ
時に対するアクティブ時の中で、きめこまかく非選択・
選択によってウェル電圧を正制御することはできない。
また、ウェル電圧を比較的変化させやすいSOIにおい
ても、スタンバイ時とアクティブ時とでボディ(ウェ
ル)電圧を切り換える方法は知られている(電子材料1
999年6月号p28)が、本願のようにアクティブ時
においてウェル電圧を切り換えるような記載はない。
【0011】この発明の目的は、アクティブ時において
ウェル電圧を変化させ、メモリ回路における消費電流を
低減しつつ、アクセスタイムの高速化を図ることにあ
る。この発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴
は、この明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、CMOS型のメモリセルが格
子配列されてなるメモリアレイを基本構成要素とし、そ
の非選択時、相補ビット線の非反転及び反転信号線をハ
イレベルにプリチャージするスタティック型RAM等に
おいて、その基本的なデバイス構造を、半導体基板の所
定深度に絶縁層を形成し、該絶縁層の上層に、その下端
と絶縁層とが接すべくウェル領域を形成するSOI構造
とするとともに、例えば、メモリアレイの各メモリセル
のNチャネルMOSFETが形成されるP型ウェル領域
を、ワード線単位で独立に形成し、該P型ウェル領域
に、対応するワード線が非選択状態とされるとき、例え
ば接地電位のような比較的低い第1の電位のウェル電圧
を印加し、選択状態とされるときには、+400mV
(ミリボルト)程度の比較的高い第2の電位のウェル電
圧を印加する。
【0013】上記手段によれば、例えばメモリアレイの
非選択状態にある大半のメモリセルのNチャネルMOS
FETのしきい値電圧を大きくしたまま、選択状態にあ
るメモリセルのNチャネルMOSFETのしきい値電圧
のみを、必要期間だけ選択的に小さくすることができ
る。この結果、メモリセルのリーク電流を低減し、スタ
ティック型RAM等の消費電力を低減しつつ、メモリセ
ルの動作を高速化し、スタティック型RAM等のアクセ
スタイムを高速化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
スタティック型RAM(半導体集積回路装置)の一実施
例のブロック図が示されている。また、図2には、図1
のスタティック型RAMに含まれるメモリアレイ及び周
辺部の一実施例のブロック図が示されている。両図をも
とに、まずこの実施例のスタティック型RAMならびに
そのメモリアレイ及び周辺部の構成及び動作の概要につ
いて説明する。
【0015】なお、この実施例のスタティック型RAM
は、特に制限されないが、マイクロプロセッサ等の論理
集積回路装置にマクロセルとして搭載され、例えばその
キャッシュメモリとして機能する。また、図1及び図2
の各ブロックを構成する回路素子は、論理集積回路装置
の図示されない他のブロックを構成する回路素子ととも
に、単結晶シリコンのような1個の半導体基板面上に形
成される。さらに、この実施例のスタティック型RAM
は、SOI構造をとるが、その具体的なデバイス構造や
特徴及び効果等については、後で詳細に説明する。
【0016】図1において、この実施例のスタティック
型RAMは、そのレイアウト所要面積の大半を占めて配
置されるメモリアレイMARYと、周辺回路たるライト
アンプWA,カラムスイッチCS,センスアンプSAな
らびにデータ入出力回路IOとを備える。また、アドレ
ス選択回路となるXアドレスデコーダXD及びXアドレ
スバッファXBとYアドレスデコーダYD及びYアドレ
スバッファYBとを備え、さらに制御回路となるタイミ
ング発生回路TGを備える。
【0017】この実施例において、スタティック型RA
MのメモリアレイMARYと、ライトアンプWA,カラ
ムスイッチCS,センスアンプSAならびにデータ入出
力回路IOを含む周辺部は、図2に示されるように、実
際にはp+1個に分割され、メモリマットMAT0〜M
ATpを構成する。メモリマットMAT0〜MATpの
それぞれは、メモリアレイMARYがワード線延長方向
に分割されてなるメモリアレイMARY0〜MARYp
と、ライトアンプWA,カラムスイッチCS,センスア
ンプSAならびにデータ入出力回路IOがそれぞれ分割
されてなるライトアンプWA0〜WAp,カラムスイッ
チCS0〜CSp,センスアンプSA0〜SApならび
にデータ入出力回路IO0〜IOpとを含む。
【0018】ここで、メモリマットMAT0〜MATp
のメモリアレイMARY0〜MARYpは、図の水平方
向に平行して配置されるm+1本のサブワード線と、特
に制限されないが、図の垂直方向に平行して配置される
実質4×18組つまり合計72組の相補ビット線とを含
む。これらのサブワード線及び相補ビット線の交点に
は、一対のCMOSインバータが交差結合されてなるラ
ッチ回路を含むスタティック型メモリセルがそれぞれ格
子状に配置される。
【0019】なお、メモリアレイMARY0〜MARY
pを構成するそれぞれ72組の相補ビット線は、4組を
単位として18のビット線グループに分割される。ま
た、サブワード線は、各ビット線グループの4組の相補
ビット線つまり4個のメモリセルに対応して設けられ、
各サブワード線に対応してサブワード線駆動回路が設け
られる。ライトアンプWA0〜WAp,カラムスイッチ
CS0〜CSp,センスアンプSA0〜SApならびに
データ入出力回路IO0〜IOpは、ビット線グループ
に対応してそれぞれ72個の単位回路に分割されるが、
このことについては本発明と直接関係ないため、具体的
な説明を割愛する。メモリアレイMARY0〜MARY
pの具体的構成等については、後で詳細に説明する。
【0020】メモリマットMAT0〜MATpのメモリ
アレイMARY0〜MARYpを構成するサブワード線
は、上記のように、対応する図示されないサブワード線
駆動回路に結合される。これらのサブワード線駆動回路
は、メモリアレイMARY0〜MARYpの各サブワー
ド線に対応して設けられるm+1個の単位サブワード線
駆動回路をそれぞれ備え、該単位サブワード線駆動回路
のそれぞれは、その入力端子がXアドレスデコーダXD
の対応する出力端子つまり対応するメインワード線に結
合され、その出力端子がメモリアレイMARY0〜MA
RYpの対応するサブワード線に結合されたCMOSイ
ンバータを含む。
【0021】なお、メインワード線は、メモリマットM
AT0〜MATpを串刺しすべく延長して配置され、同
一行に配置された18×(p+1)個のサブワード線駆
動回路によってそれぞれ共有される。また、各メインワ
ード線は、図の左方においてXアドレスデコーダXDの
対応する出力端子に結合され、論理集積回路装置のアク
セスユニットから供給されるXアドレス信号AX0〜A
Xiに従って択一的に接地電位VSSのようなロウレベ
ルの選択レベルとされる。
【0022】これにより、メモリアレイMARY0〜M
ARYpの同一行に配置された18×(p+1)本のサ
ブワード線は、対応するメインワード線が接地電位VS
Sのようなロウレベルの選択レベルとされることで選択
的に電源電圧VDDのようなハイレベルの選択レベルと
され、これを受けてメモリアレイMARY0〜MARY
pの選択サブワード線に結合されるそれぞれ4個、合計
72×(p+1)個のメモリセルが一斉に選択状態とさ
れるものとなる。
【0023】前述のように、この実施例のスタティック
型RAMはSOI構造をとり、メモリマットMAT0〜
MATpのメモリアレイMARY0〜MARYpの各メ
モリセルを構成するNチャネルMOSFETは、ワード
線つまりサブワード線ごとに独立に設けられたP型ウェ
ル領域内に形成される。また、サブワード線駆動回路の
各単位サブワード線駆動回路は、さらに、対応するウェ
ル電圧供給線つまりP型ウェル領域と接地電位VSSと
の間に設けられ、そのゲートに対応するワード線選択信
号WS0〜WSmを受けるNチャネルMOSFETを含
み、メモリアレイMARY0〜MARYpのメモリセル
を構成するNチャネルMOSFETのしきい値電圧は、
例えば対応するワード線選択信号WS0〜WSmが択一
的にロウレベルとされることで選択的に小さくされる
が、このことについては、サブワード線駆動回路の具体
的構成等とともに、後で詳細に説明する。
【0024】XアドレスデコーダXDには、Xアドレス
バッファXBからi+1ビットの内部Xアドレス信号X
0〜Xiが供給される。このXアドレスバッファXBに
は、論理集積回路装置のアクセスユニットからアドレス
入力端子AX0〜AXiを介してi+1ビットのXアド
レス信号AX0〜AXiが供給されるとともに、タイミ
ング発生回路TGから内部クロック信号ICが供給され
る。
【0025】XアドレスバッファXBは、論理集積回路
装置のアクセスユニットからアドレス入力端子AX0〜
AXiを介して供給されるXアドレス信号AX0〜AX
iを内部クロック信号ICに従って取り込み、保持する
とともに、これらのXアドレス信号をもとに、それぞれ
非反転及び反転信号からなる内部Xアドレス信号X0〜
Xiを形成し、XアドレスデコーダXDに供給する。ま
た、XアドレスデコーダXDは、XアドレスバッファX
Bから供給される内部Xアドレス信号X0〜Xiをデコ
ードして、メモリマットMAT0〜MATpに対するメ
インワード線の対応するビットを択一的にロウレベルの
選択レベルとする。
【0026】次に、メモリアレイMARYつまりメモリ
アレイMARY0〜MARYpを構成するそれぞれ4×
18組の相補ビット線は、図の下方においてライトアン
プWAつまりWA0〜WApの対応する単位ライトアン
プの出力端子に結合されるとともに、カラムスイッチC
SつまりCS0〜CSpを介してそれぞれ18組、つま
り合計18×(p+1)組ずつ選択的に、センスアンプ
SAつまりSA0〜SApの対応する単位センスアンプ
の入力端子に接続される。
【0027】ここで、ライトアンプWA0〜WApは、
メモリマットMAT0〜MATpのメモリアレイMAR
Y0〜MARYpの各相補ビット線に対応して設けられ
る72個の単位ライトアンプをそれぞれ含む。これらの
単位ライトアンプは、メモリアレイMARY0〜MAR
Ypのビット線グループに対応して4個ずつ、18個の
ライトアンプグループにそれぞれ分割される。
【0028】一方、カラムスイッチCS0〜CSpは、
メモリアレイMARY0〜MARYpの各ビット線グル
ープ、つまりライトアンプWA0〜WApの各ライトア
ンプグループに対応して設けられる18個の単位カラム
スイッチをそれぞれ含み、センスアンプSA0〜SAp
は、カラムスイッチCS0〜CSpの各単位カラムスイ
ッチに対応して設けられる18個の単位センスアンプを
それぞれ含む。カラムスイッチCS0〜CSpには、Y
アドレスデコーダYDから図示されない4ビットのビッ
ト線選択信号YS0〜YS3が共通に供給される。
【0029】データ入出力回路IO0〜IOpは、セン
スアンプSA0〜SApの各単位センスアンプに対応し
て設けられる18個の単位入力回路及び単位出力回路を
それぞれ含む。このうち、各単位入力回路の入力端子
は、対応する入力データバスDIB0〜DIBkに結合
され、各単位出力回路の出力端子は、対応する出力デー
タバスDOB0〜DOBkに結合される。データ入出力
回路IO0〜IOpの各単位入力回路には、タイミング
発生回路TGから入力制御信号ILが共通に供給され、
各単位出力回路には、出力制御信号OLが共通に供給さ
れる。また、YアドレスデコーダYDには、Yアドレス
バッファYBから2ビットの内部Yアドレス信号Y0〜
Y1が供給される。さらに、YアドレスバッファYBに
は、論理集積回路装置のアクセスユニットからアドレス
入力端子AY0〜AY1を介して2ビットのYアドレス
信号AY0〜AY1が供給されるとともに、タイミング
発生回路TGから内部クロック信号ICが供給される。
【0030】YアドレスバッファYBは、論理集積回路
装置のアクセスユニットからアドレス入力端子AY0〜
AY1を介して供給されるYアドレス信号AY0〜AY
1を内部クロック信号ICに従って取り込み、保持する
とともに、これらYアドレス信号号をもとにそれぞれ非
反転及び反転信号からなる内部Yアドレス信号Y0〜Y
1を形成して、YアドレスデコーダYDに供給する。ま
た、YアドレスデコーダYDは、YアドレスバッファY
Bから供給される内部Yアドレス信号Y0〜Y1をデコ
ードして、カラムスイッチCS0〜CSpに対するビッ
ト線選択信号YS0〜YS3の対応するビットを択一的
に選択レベルとする。
【0031】データ入出力回路IO0〜IOpの各単位
入力回路は、スタティック型RAMが書き込みモードと
されるとき、論理集積回路装置のアクセスユニットから
入力データバスDIB0〜DIBkを介して入力される
合計18×(p+1)つまりk+1ビットのライトデー
タを取り込み、保持する。これらのライトデータは、カ
ラムスイッチCS0〜CSpの対応する単位カラムスイ
ッチを介してライトアンプWA0〜WApの18個の単
位ライトアンプに選択的に伝達された後、所定の相補書
き込み信号に変換され、メモリアレイMARY0〜MA
RYpの選択状態にある合計k+1個のメモリセルに一
斉に書き込まれる。
【0032】一方、センスアンプSA0〜SApの各単
位センスアンプは、メモリアレイMARY0〜MARY
pの選択状態にある合計k+1個のメモリセルからカラ
ムスイッチCS0〜CSpを介して出力される読み出し
信号を増幅する。これらの読み出し信号は、データ入出
力回路IO0〜IOpの対応する単位出力回路に伝達さ
れた後、出力制御信号OLの有効レベルを受けて、出力
データバスDOB0〜DOBkから論理集積回路装置の
アクセスユニットに出力される。
【0033】タイミング発生回路TGは、論理集積回路
装置のアクセスユニットから供給されるクロック信号C
LK,メモリイネーブル信号MENならびにリードライ
ト信号R/Wをもとに、前記入力制御信号IL及び出力
制御信号OLを含む内部制御信号や内部クロック信号I
Cを選択的に生成し、各部に供給する。
【0034】図3には、図1及び図2のスタティック型
RAMに含まれるメモリアレイMARY0及びサブワー
ド線駆動回路SD0の第1の実施例の部分的な回路図が
示されている。また、図4には、図3のメモリアレイM
ARY0のメモリセルの部分的な断面構造図が示され、
図5には、図3のメモリアレイMARY0及びサブワー
ド線駆動回路SD0の一実施例の信号波形図が示されて
いる。これらの図をもとに、この実施例のスタティック
型RAMのメモリアレイ及びサブワード線駆動回路の具
体的構成及び動作ならびにその特徴について説明する。
【0035】なお、以下の回路図において、そのチャネ
ル(バックゲート)部に矢印が付されるMOSFETは
Pチャンネル型であって、矢印の付されないNチャネル
MOSFETと区別して示される。また、図3には、メ
モリマットMAT0のメモリアレイMARY0の第1の
ビット線グループを構成する4組の相補ビット線B0*
〜B3*(ここで、例えば非反転ビット線B0T及び反
転ビット線B0Bを、合わせて相補ビット線B0*のよ
うに*を付して表す。以下同様)と、これらの相補ビッ
ト線に対応するサブワード線駆動回路SD0のみが例示
される。
【0036】さらに、図5には、メインワード線MW0
及びサブワード線SW0が択一的に選択状態とされる場
合が例示され、相補ビット線については、相補ビット線
B0*のみが例示される。メモリアレイ及びサブワード
線駆動回路に関する以下の説明は、メモリマットMAT
0のメモリアレイMARY0の図示される一部と対応す
るサブワード線駆動回路SD0を例に進められるが、メ
モリアレイMARY0のその他の部分と他のサブワード
線駆動回路,メモリマットMAT1〜MATpのメモリ
アレイMARY1〜MARYpならびにサブワード線駆
動回路SD1〜SDpについては、同様な構成とされる
ため類推されたい。
【0037】図3において、メモリアレイMARY0
は、図の水平方向に平行して配置されるm+1本のサブ
ワード線SW0〜SWmと、図の垂直方向に平行して配
置される4組(実際には72組)の相補ビット線B0*
〜B3*とを含む。これらのサブワード線SW0〜SW
mならびに相補ビット線B0*〜B3*の交点には、4
×(m+1)個のメモリセルMCが格子状に配置され
る。
【0038】ここで、メモリアレイMARY0を構成す
るスタティック型メモリセルMCのそれぞれは、Pチャ
ネルMOSFETP1及びNチャネルMOSFETN1
ならびにPチャネルMOSFETP2及びNチャネルM
OSFETN2からなる一対のCMOSインバータが交
差結合されてなるラッチ回路を含む。
【0039】メモリアレイMARY0の各メモリセルM
Cのラッチ回路を構成するPチャネルMOSFETP1
及びP2のソースは、電源電圧供給点VDDに結合さ
れ、NチャネルMOSFETN1及びN2のソースは、
接地電位供給点VSSに結合される。また、各メモリセ
ルMCのラッチ回路の非反転入出力ノード、つまりMO
SFETP1及びN1の共通ドレインならびにMOSF
ETP2及びN2の共通ゲートは、Nチャンネル型の選
択MOSFETN3を介して対応する非反転ビット線B
0T〜B3Tに結合され、各メモリセルMCのラッチ回
路の反転入出力ノード、つまりMOSFETP1及びN
1の共通ゲートならびにMOSFETP2及びN2の共
通ドレインは、Nチャンネル型の選択MOSFETN4
を介して対応する反転ビット線B0B〜B3Bに結合さ
れる。
【0040】さらに、メモリアレイMARY0の同一行
に配置される4個のメモリセルMCの選択MOSFET
N3及びN4のゲートは、対応するサブワード線SW0
〜SWmに共通結合される。なお、電源電圧VDDは、
特に制限されないが、例えば+1.5Vのような正電位
とされ、接地電位VSSは0Vとされる。
【0041】前述のように、スタティック型RAMはS
OI構造をとり、半導体基板SUBには、図4に示され
るように、例えば1μm(マイクロメートル)程度の深
度を目安に、所定厚の絶縁層ILが例えば酸素イオン打
ち込みによって形成される。また、メモリアレイMAR
Y0の同一行に配置される4個のメモリセルMCを構成
するPチャネルMOSFET(PMOS)P1及びP2
は、絶縁層ILの上層のN型ウェル領域NWELLに形
成された一対のP型拡散層p+ をその共通のソース及び
ドレインとし、NチャネルMOSFET(NMOS)N
1〜N4は、同様に絶縁層ILの上層のP型ウェル領域
PWELLに形成された一対のN型拡散層n+ をその共
通のソース及びドレインとする。
【0042】PチャネルMOSFETP1及びP2のソ
ース及びドレインとなる一対のP型拡散層p+ の間、つ
まりチャネルの上層には、所定厚の酸化膜OXを挟ん
で、MOSFETP1及びP2のゲートとなるゲート層
FGが形成され、NチャネルMOSFETN1〜N4の
ソース及びドレインとなる一対のN型拡散層n+ の間、
つまりチャネルの上層には、同様に所定厚の酸化膜OX
を挟んで、MOSFETN1〜N4のゲートとなるゲー
ト層FGが形成される。
【0043】この実施例において、メモリアレイMAR
Y0のメモリセルMCのPチャネル及びNチャネルMO
SFETが形成されるN型ウェル領域NWELL及びP
型ウェル領域PWELLは、その下端において絶縁層I
Lに接すべく形成される。また、これらのウェル領域
は、ワード線つまりサブワード線を単位としてそれぞれ
独立に形成され、その周囲には、各ウェル領域を電気的
に分離するための絶縁領域IEがそれぞれ形成される。
これにより、各ウェル領域の寄生容量が充分に小さくな
り、ウェル電圧の高速制御が可能となる。
【0044】メモリアレイMARY0のメモリセルMC
を構成するPチャネルMOSFETP1及びP2が形成
されるN型ウェル領域NWELLには、図3に示されな
い経路を介して、電源電圧VDDが基板電圧として供給
される。また、メモリアレイMARY0の同一行に配置
された4個のメモリセルMCを構成するNチャネルMO
SFETN1〜N4が形成されるP型ウェル領域PWE
LLは、対応するウェル電圧供給線VWS0〜VWSm
に結合され、これらのウェル電圧供給線VWS0〜VW
Smは、図の左方において、サブワード線駆動回路SD
0の対応する単位サブワード線駆動回路USD0〜US
DmのNチャネルMOSFETN6を介して接地電位
(第1の電位)供給点VSSに結合される。
【0045】次に、サブワード線駆動回路SD0は、メ
モリアレイMARY0のサブワード線SW0〜SWmに
対応して設けられるm+1個の単位サブワード線駆動回
路USD0〜USDmを備え、該単位サブワード線駆動
回路のそれぞれは、図3の単位サブワード線駆動回路U
SD0に代表して示されるように、PチャネルMOSF
ETP3及びNチャネルMOSFETN5からなるCM
OSインバータと、NチャネルMOSFETN6(第1
のMOSFET)とを含む。
【0046】サブワード線駆動回路SD0の単位サブワ
ード線駆動回路USD0〜USDmのMOSFETP3
及びN5からなるCMOSインバータの入力端子は、対
応するメインワード線MW0〜MWmに結合され、その
出力端子は、メモリアレイMARY0の対応するサブワ
ード線SW0〜SWmに結合される。また、MOSFE
TN6のドレインは、上記のように、メモリアレイMA
RY0の対応するウェル電圧供給線VWS0〜VWSm
に結合され、そのゲートには、XアドレスデコーダXD
から対応するワード線選択信号WS0〜WSmが供給さ
れる。
【0047】ここで、メインワード線MW0〜MWm
は、図5に示されるように、通常電源電圧VDDつまり
例えば+1.5Vのようなハイレベルの非選択レベルと
され、前述のように、Xアドレス信号AX0〜AXiつ
まりは内部Xアドレス信号X0〜Xiに従って択一的に
接地電位VSSのようなロウレベルの選択レベルとされ
る。また、ワード線選択信号WS0〜WSmも、通常電
源電圧VDDつまり例えば+1.5Vのようなハイレベ
ルの非選択レベルとされ、やはりXアドレス信号AX0
〜AXiつまりは内部Xアドレス信号X0〜Xiに従っ
て択一的に接地電位VSSのようなロウレベルの選択レ
ベルとされる。
【0048】なお、この実施例のスタティック型RAM
では、特に制限されないが、ビット線に対するハイレベ
ルプリチャージ方式がとられ、相補ビット線B0*〜B
3*の非反転及び反転信号線は、スタティック型RAM
が非選択状態とされるとき、センスアンプSA0〜SA
pの対応する単位センスアンプの図示されないPチャン
ネル型のプリチャージMOSFETを介して、ともに電
源電圧VDDつまり+1.5Vのようなハイレベルにプ
リチャージされる。
【0049】内部クロック信号ICつまりクロック信号
CLKがロウレベルとされ、スタティック型RAMが非
選択状態とされるとき、サブワード線駆動回路SD0で
は、メインワード線MW0〜MWmのハイレベルの非選
択レベルを受けて、単位サブワード線駆動回路USD0
〜USDmのCMOSインバータを構成するNチャネル
MOSFETN5が一斉にオン状態となり、Pチャネル
MOSFETP3は一斉にオフ状態となる。このとき、
単位サブワード線駆動回路USD0〜USDmのNチャ
ネルMOSFETN6は、対応するワード線選択信号W
S0〜WSmのハイレベルの非選択レベルを受けて一斉
にオン状態となる。また、相補ビット線B0*〜B3*
の非反転及び反転信号線は、センスアンプSA0の対応
する単位センスアンプのプリチャージMOSFETを介
して、ともに電源電圧VDDのようなハイレベルにプリ
チャージされる。
【0050】これにより、メモリアレイMARY0のサ
ブワード線SW0〜SWmは、すべて接地電位VSSの
ようなロウレベルの非選択レベルとされ、ウェル電圧供
給線VWS0〜VWSmも、すべて接地電位VSSのよ
うなロウレベルとされる。このため、メモリアレイMA
RY0のそれぞれ4個のメモリセルMCのNチャネルM
OSFETN1〜N4が形成されるP型ウェル領域PW
ELLには、比較的低い第1の電位つまり接地電位VS
Sが供給され、これを受けてMOSFETN1〜N4の
しきい値電圧が比較的大きくされる。この結果、電源電
圧VDDからMOSFETP1及びN1ならびにMOS
FETP2及びN2を介するリーク電流が低減されると
ともに、ハイレベルにプリチャージされた相補ビット線
B0*〜B3*の非反転及び反転信号線からMOSFE
TN3及びN1ならびにMOSFETN4及びN2を介
するリーク電流が低減され、これによってスタティック
型RAMの非選択時における消費電力が低減されるもの
となる。
【0051】次に、内部クロック信号ICつまりクロッ
ク信号CLKがハイレベルとされ、スタティック型RA
Mが選択状態とされるとき、サブワード線駆動回路SD
0では、例えばメインワード線MW0の択一的なロウレ
ベルの選択レベルを受けて、対応する単位サブワード線
駆動回路USD0のCMOSインバータを構成するNチ
ャネルMOSFETN5が択一的にオフ状態となり、P
チャネルMOSFETP3が択一的にオン状態となる。
また、NチャネルMOSFETN6は、対応するワード
線選択信号WS0の択一的なロウレベルの選択レベルを
受けて、択一的にオン状態からオフ状態に変化する。
【0052】このとき、他の単位サブワード線駆動回路
USD1〜USDmを構成するNチャネルMOSFET
N5及びN6は、メインワード線MW1〜MWmならび
にワード線選択信号WS1〜WSmの非選択レベルを受
けてすべてオン状態のままとされ、PチャネルMOSF
ETP3はすべてオフ状態のままとされる。
【0053】これにより、メモリアレイMARY0の対
応するサブワード線SW0が択一的に電源電圧VDDの
ような選択レベルとされるとともに、対応するウェル電
圧供給線VWS0は、択一的にフローティング状態とさ
れる。したがって、サブワード線SW0に結合される4
個のメモリセルMCでは、サブワード線SW0つまり選
択MOSFETN3及びN4のゲート電位の上昇を受け
て、P型ウェル領域PWELLの電位が、ゲート容量を
介する容量結合によって択一的に所定電位Vs(第2の
電位)に上昇し、NチャネルMOSFETN1〜N4の
しきい値電圧が小さくなる。この結果、これらのメモリ
セルMCのラッチ回路の非反転及び反転入出力ノードと
対応する非反転又は反転ビット線との間を接続する選択
MOSFETN3及びN4と、非反転又は反転ビット線
のハイレベルを選択的にロウレベルとするためのMOS
FETN1及びN2の動作が高速化され、これによって
スタティック型RAMの特に読み出し動作が高速化され
るものとなる。
【0054】なお、このとき、メモリアレイMARY0
の非選択状態にある他のサブワード線SW1〜SWmに
結合されたメモリセルMCでは、対応するウェル電圧供
給線VWS1〜VWSmの非選択レベルを受けて、P型
ウェル領域PWELLの電位が接地電位VSSのままと
される。このため、NチャネルMOSFETN1〜N4
のしきい値電圧が大きいままとされ、各メモリセルMC
のリーク電流が小さいままとされて、サブワード線SW
0が択一的に選択レベルとされることにともなうスタテ
ィック型RAMの消費電力の増加は最小限に抑制され
る。
【0055】ところで、スタティック型RAMが読み出
しモードつまりリードサイクルで選択状態とされると
き、相補ビット線B0*の非反転及び反転信号線のプリ
チャージ電位は、図5に例示されるように、対応するメ
モリセルMCの保持データの論理値に応じて、しかもそ
のNチャネルMOSFETN1又はN2を介して選択的
にディスチャージされ、その一方が選択的に所定電位V
rに低下する。この電位差は、センスアンプSA0の対
応する単位センスアンプによって増幅された後、データ
入出力回路の対応する単位入力回路から出力データバス
DOB0〜DOBkを介して論理集積回路装置のアクセ
スユニットに出力される。
【0056】一方、スタティック型RAMが書き込みモ
ードつまりライトサイクルで選択状態とされるとき、相
補ビット線B0*の非反転及び反転信号線には、ライト
アンプWA0の対応する単位ライトアンプから、書き込
みデータの対応するビットの論理値に応じて、電源電圧
VDDのようなハイレベルあるいは接地電位VSSのよ
うなロウレベルの書き込み信号が選択的に供給され、各
ビット線のハイレベルのプリチャージ電位は、そのいず
れか一方のみが強制的に接地電位VSSのようなロウレ
ベルに引き下げられる。このため、本発明の書き込み動
作時における効果は、選択MOSFETN3及びN4の
しきい値電圧が小さくされ、その動作が高速化されるこ
とによる効果分のみとなる。
【0057】しかし、例えばスタティック型RAMがい
わゆる擬似多ポート方式をとり、一つのアクセスサイク
ル内に読み出し動作と読み出し又は書き込み動作とを連
続して実行する場合、比較的大きな効果が得られる読み
出し動作がいずれのアクセスサイクルにも必ず含まれる
ことで、各アクセスサイクルの所要時間を短縮し、スタ
ティック型RAMのサイクルタイムを高速化することが
可能となる。
【0058】図6には、図1及び図2のスタティック型
RAMに含まれるメモリアレイMARY0及びサブワー
ド線駆動回路SD0の第2の実施例の部分的な回路図が
示されている。なお、この実施例は、前記図3の実施例
を基本的に踏襲するものであるため、これと異なる部分
についてのみ説明を追加する。
【0059】図6において、この実施例のサブワード線
駆動回路SD0の単位サブワード線駆動回路USD0
は、PチャネルMOSFETP3及びNチャネルMOS
FETN5からなる第1のCMOSインバータに加え
て、PチャネルMOSFETP4(第2のMOSFE
T)及びNチャネルMOSFETN6(第1のMOSF
ET)からなる第2のCMOSインバータを備える。該
第2のCMOSインバータを構成するPチャネルMOS
FETP4のソースは、ウェル電圧供給点VSBFに結
合され、PチャネルMOSFETP4及びNチャネルM
OSFETN6のゲートは、対応するワード線選択信号
WS0に結合される。なお、ウェル電圧供給点VSBF
におけるウェル電圧VSBFの電位は、特に制限されな
いが、+400mVつまり+0.4Vのような正電位と
される。
【0060】ワード線選択信号WS0が電源電圧VDD
のようなハイレベルの非選択レベルとされるとき、単位
サブワード線駆動回路USD0では、上記第2のCMO
Sインバータを構成するNチャネルMOSFETN6が
オン状態となり、PチャネルMOSFETP4はオフ状
態となる。このため、メモリアレイMARY0のウェル
電圧供給線VWS0は、第1の電位つまり接地電位VS
Sのようなロウレベルとされ、サブワード線SW0に結
合される4個のメモリセルMCのNチャネルMOSFE
TN1〜N4のしきい値電圧が大きくなって、メモリセ
ルMCのリーク電流が低減され、スタティック型RAM
の低消費電力化が図られる。
【0061】一方、ワード線選択信号WS0が択一的に
接地電位VSSのようなロウレベルの選択レベルとされ
るとき、単位サブワード線駆動回路USD0では、第2
のCMOSインバータを構成するNチャネルMOSFE
TN6がオフ状態となり、PチャネルMOSFETP4
がオン状態となる。このため、メモリアレイMARY0
のウェル電圧供給線VWS0には、比較的高い第2の電
位つまりウェル電圧VSBFが供給され、サブワード線
SW0に結合される4個のメモリセルMCのNチャネル
MOSFETN1〜N4のしきい値電圧が小さくなっ
て、その動作が高速化され、スタティック型RAMの高
速化が図られる。
【0062】なお、この実施例の場合、ウェル電圧供給
線VWS0の選択レベルがフローティング状態ではなく
確実にウェル電圧VSBFに設定されるため、図3の実
施例に比較して対応するメモリセルMCの動作が安定化
されるとともに高速化され、相応してスタティック型R
AMの動作が高速化されるものとなる。
【0063】図7には、図1及び図2のスタティック型
RAMに含まれるメモリアレイMARY0及びサブワー
ド線駆動回路SD0の第3の実施例の部分的な回路図が
示されている。なお、この実施例は、前記図6の実施例
を基本的に踏襲するものであるため、これと異なる部分
についてのみ説明を追加する。
【0064】図7において、この実施例のサブワード線
駆動回路SD0の単位サブワード線駆動回路USD0
は、PチャネルMOSFETP3及びNチャネルMOS
FETN5からなる第1のCMOSインバータに加え
て、PチャネルMOSFETP4(第2のMOSFE
T)及びNチャネルMOSFETN6(第1のMOSF
ET)からなる第2のCMOSインバータを備える。該
第2のCMOSインバータを構成するPチャネルMOS
FETP4のソースは、ウェル電圧供給点VSBFに結
合され、PチャネルMOSFETP4及びNチャネルM
OSFETN6のゲートは、対応するメインワード線M
W0に結合される。
【0065】メインワード線MW0が電源電圧VDDの
ようなハイレベルの非選択レベルとされるとき、単位サ
ブワード線駆動回路USD0では、第2のCMOSイン
バータを構成するNチャネルMOSFETN6がオン状
態となり、PチャネルMOSFETP4はオフ状態とな
る。このため、メモリアレイMARY0のウェル電圧供
給線VWS0は、比較的低い第1の電位つまり接地電位
VSSのようなロウレベルとされ、サブワード線SW0
に結合される4個のメモリセルMCのNチャネルMOS
FETN1〜N4のしきい値電圧が大きくなって、メモ
リセルMCのリーク電流が低減され、スタティック型R
AMの低消費電力化が図られる。
【0066】一方、メインワード線MW0が択一的に接
地電位VSSのようなロウレベルの選択レベルとされる
とき、単位サブワード線駆動回路USD0では、第2の
CMOSインバータを構成するNチャネルMOSFET
N6がオフ状態となり、PチャネルMOSFETP4が
オン状態となる。このため、メモリアレイMARY0の
ウェル電圧供給線VWS0には、比較的高い第2の電位
つまりウェル電圧VSBFが供給され、サブワード線S
W0に結合される4個のメモリセルMCのNチャネルM
OSFETN1〜N4のしきい値電圧が小さくなって、
その動作が高速化され、スタティック型RAMの高速化
が図られる。
【0067】なお、この実施例の場合、ウェル電圧供給
線VWS0の選択レベルがフローティング状態ではなく
確実にウェル電圧VSBFに設定されるため、図6の実
施例と同様な効果を得ることができる。また、ウェル電
圧制御のためのワード線選択信号WS0〜WSmが不必
要となることで、スタティック型RAMのメモリアレイ
周辺のレイアウトが簡素化されるとともに、これらのワ
ード線選択信号としてメインワード線MW0〜MWmが
代用されることで、ウェル電圧切り換え時のタイミング
制御が容易となり、動作マージンを拡大できる。
【0068】図8には、図1及び図2のスタティック型
RAMに含まれるメモリアレイMARY0及びサブワー
ド線駆動回路SD0の第4の実施例の部分的な回路図が
示されている。なお、この実施例は、前記図7の実施例
を基本的に踏襲するものであるため、これと異なる部分
についてのみ説明を追加する。
【0069】図8において、この実施例のサブワード線
駆動回路SD0の単位サブワード線駆動回路USD0
は、図7の実施例の第2のCMOSインバータを構成す
るPチャネルMOSFETP4を、NチャネルMOSF
ETN7(第3のMOSFET)に置き換えた構成とさ
れる。このNチャネルMOSFETN7のドレインは、
ウェル電圧供給点VSBFに結合され、そのゲートは、
対応するサブワード線SW0に結合される。また、Nチ
ャネルMOSFETN6(第1のMOSFET)のゲー
トは、対応するメインワード線MW0に結合される。
【0070】メインワード線MW0が電源電圧VDDの
ようなハイレベルの非選択レベルとされるとき、単位サ
ブワード線駆動回路USD0では、NチャネルMOSF
ETN6がオン状態となり、NチャネルMOSFETN
7は、サブワード線SW0のロウレベルを受けてオフ状
態となる。このため、メモリアレイMARY0のウェル
電圧供給線VWS0は、第1の電位つまり接地電位VS
Sのようなロウレベルとされ、サブワード線SW0に結
合される4個のメモリセルMCのNチャネルMOSFE
TN1〜N4のしきい値電圧が大きくなって、メモリセ
ルMCのリーク電流が低減され、スタティック型RAM
の低消費電力化が図られる。
【0071】一方、メインワード線MW0が択一的に接
地電位VSSのようなロウレベルの選択レベルとされる
とき、単位サブワード線駆動回路USD0では、Nチャ
ネルMOSFETN6がオフ状態となる。また、サブワ
ード線SW0が、ウェル電圧VSBFより充分に高い+
1.5Vのようなハイレベルの選択レベルとされ、この
サブワード線SW0の選択レベルを受けてNチャネルM
OSFETN7がオン状態となる。このため、メモリア
レイMARY0の対応するウェル電圧供給線VWS0に
は、MOSFETN7を介して比較的高い第2の電位つ
まりウェル電圧VSBFがそのまま伝達され、サブワー
ド線SW0に結合される4個のメモリセルMCのNチャ
ネルMOSFETN1〜N4のしきい値電圧が小さくな
って、その動作が高速化され、スタティック型RAMの
高速化が図られる。
【0072】なお、この実施例の場合、ウェル電圧供給
線VWS0の選択レベルがフローティング状態ではなく
確実にウェル電圧VSBFに設定されるとともに、ウェ
ル電圧制御のためのワード線選択信号WS0〜WSmが
不必要となることで、図7の実施例と同様な効果を得る
ことができる。また、前記図7の実施例のPチャネルM
OSFETP4が、もともとPチャネルMOSFETよ
りも特性的に動作速度の速いNチャネルMOSFETN
7に置き換えられるとともに、メインワード線MW0の
負荷が合計18×(p+1)個のMOSFETP4分だ
け軽減されることで、スタティック型RAMの動作がさ
らに高速化されるものとなる。
【0073】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)CMOS型のメモリセルが格子配列されてなるメ
モリアレイをその基本構成要素とし、その非選択時、相
補ビット線の非反転及び反転信号線をハイレベルにプリ
チャージするスタティック型RAM等において、その基
本的なデバイス構造を、半導体基板の所定深度に絶縁層
を形成し、該絶縁層の上層に、その下端と絶縁層とが接
すべくウェル領域を形成するSOI構造とするととも
に、例えば、メモリアレイの各メモリセルのNチャネル
MOSFETが形成されるP型ウェル領域を、ワード線
単位で独立に形成することで、P型ウェル領域の寄生容
量を低減し、そのウェル電圧制御を高速化できるという
効果が得られる。
【0074】(2)上記(1)項のスタティック型RA
M等において、メモリアレイの各メモリセルのNチャネ
ルMOSFETが形成されるP型ウェル領域に、対応す
るワード線が非選択状態とされるとき、例えば接地電位
のような比較的低い第1の電位のウェル電圧を印加し、
選択状態とされるときには、比較的高い第2の電位のウ
ェル電圧を印加することで、例えばメモリアレイの非選
択状態にある大半のメモリセルのNチャネルMOSFE
Tのしきい値電圧を大きくしたまま、選択状態にあるメ
モリセルのNチャネルMOSFETのしきい値電圧のみ
を、必要期間だけ選択的に小さくすることができるとい
う効果が得られる。
【0075】(3)上記(1)項及び(2)項により、
そのリーク電流を低減しつつ、メモリセルの動作を高速
化できるという効果が得られる。 (4)上記(3)項により、その消費電力を低減しつ
つ、スタティック型RAM等のアクセスタイムを高速化
できるという効果が得られる。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、スタティック型RAMのブロック構
成は、本実施例による制約を受けないし、その各起動制
御信号及び内部制御信号の名称及び有効レベルならびに
アドレス信号の組み合わせ等も、種々の実施形態をとり
うる。図2において、メモリマットMAT0〜MATp
を構成するメモリアレイMARY0〜MARYpのビッ
ト線数は、任意に設定できるし、ビット線グループへの
分割方法も同様である。
【0077】図3ならびに図6〜図8において、メモリ
アレイMARY0は、任意数の冗長素子を含むことがで
きるし、メモリセルMCは、例えば高抵抗型メモリセル
に置き換えることができる。また、サブワード線駆動回
路SD0の各単位サブワード線駆動回路のMOSFET
P3及びN5からなるCMOSインバータを、2入力の
ノアゲート等に置き換え、カラム方向の選択機能を持た
せることができる。図6において、第2のCMOSイン
バータを構成するPチャネルMOSFETP4を、図8
の実施例と同様に、そのゲートがサブワード線SW0に
結合されたNチャネルMOSFETに置き換え、さらな
る高速化を図ることができる。
【0078】図4において、メモリセルの断面構造は、
シンボリックに表現したものであって、その具体的なデ
バイス構造やサイズならびに導電型等に制約を与えな
い。図5において、各信号の絶対的な時間及び電位関係
は、本発明の主旨に何ら制約を与えない。また、電源電
圧VDDやN型ウェル領域に対するウェル電圧の具体的
な電位ならびにその極性等は、本実施例による制約を受
けない。
【0079】本実施例では、P型ウェル領域に供給され
るウェル電圧の電位を切り換えることで、メモリセルM
Cを構成するNチャネルMOSFETN1〜N4のしき
い値電圧を制御する場合を例に説明してきたが、例えば
N型ウェル領域に供給されるウェル電圧の電位を切り換
えることで、メモリセルMCを構成するPチャネルMO
SFETP1及びP2のしきい値電圧を同様に制御でき
ることは言うまでもない。この場合、N型ウェル領域に
対するウェル電圧の電位は、対応するサブワード線が非
選択レベルとされるとき例えば電源電圧VDDとされ、
選択レベルとされるときには電源電圧VDDより所定値
だけ低い電位とされる。
【0080】以上スタティック型RAMを用いて説明し
てきたが、各メモリアレイ及びサブワード線駆動回路の
部分回路構成の図において、SRAMメモリセルをDR
AM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)メ
モリセルに変えることによって、DRAMでも同様の効
果を得ることができる。具体的にはスタティック型メモ
リセルのMOSFETP1,P2、N1,N2,N4を
削除し、MOSFETN3を残し、上記MOSFETN
1のソース−ドレイン経路が有った箇所をコンデンサに
置き換えることによって、ダイナミック型メモリセルが
実現できる。このようにダイナミック型メモリセルに置
き換えた場合には、ビット線にはラッチ型のセンスアン
プが接続される。ただし、集積密度等を考慮すると、N
チャンネル型MOSFETのみからなるダイナミック型
メモリセルでは、ワード線毎に分離領域を設ける必要が
ある。この集積密度等において、Pチャンネル型MOS
FETが形成されるN型ウェル領域をワード線毎のNチ
ャンネル型MOSFETが形成されるP型ウェル領域の
分離領域として活用できるスタティック型メモリセルの
方が有利である。
【0081】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるマイ
クロプロセッサ等の論理集積回路装置にマクロセルとし
て搭載されるスタティック型RAMならびにそのメモリ
アレイ及びサブワード線駆動回路に適用した場合につい
て説明したが、それに限定されるものではなく、例え
ば、スタティック型RAMのXアドレスデコーダに含ま
れるプリデコーダやメインワード線駆動回路等にも適用
できるし、多ポートRAM等の各種メモリ集積回路装置
やこれを搭載する各種の論理集積回路装置にも適用でき
る。この発明は、少なくともウェル電圧切り換えによる
効果が得られる半導体集積回路装置ならびにこれを含む
装置又はシステムに広く適用できる。
【0082】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、メモリセルが格子配列され
てなるメモリアレイを基本構成要素とし、その非選択
時、相補ビット線の非反転及び反転信号線をハイレベル
にプリチャージするメモリ回路において、その基本的な
デバイス構造を、半導体基板の所定深度に絶縁層を形成
し、該絶縁層の上層に、その下端と絶縁層とが接すべく
ウェル領域を形成するSOI構造とするとともに、例え
ば、メモリアレイの各メモリセルのNチャネルMOSF
ETが形成されるP型ウェル領域を、ワード線単位で独
立に形成し、これらのP型ウェル領域に、対応するワー
ド線が非選択状態とされるとき、例えば接地電位のよう
な比較的低い第1の電位のウェル電圧を印加し、選択状
態とされるときには、比較的高い第2の電位のウェル電
圧を印加する。
【0083】これにより、例えばメモリアレイの非選択
状態にある大半のメモリセルのNチャネルMOSFET
のしきい値電圧を大きくしたまま、選択状態にあるメモ
リセルのNチャネルMOSFETのしきい値電圧のみ
を、必要期間だけ選択的に小さくすることができる。こ
の結果、メモリセルのリーク電流を低減し、メモリ部の
消費電力を低減しつつ、メモリセルの動作を高速化し、
メモリ部のアクセスタイムを高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたスタティック型RAMの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のスタティック型RAMのメモリアレイ及
び周辺部の一実施例を示す部分的なブロック図である。
【図3】図1のスタティック型RAMのメモリアレイ及
びサブワード線駆動回路の第1の実施例を示す部分的な
回路図である。
【図4】図3のメモリアレイを構成するスタティック型
メモリセルの一実施例を示す部分的な断面構造図であ
る。
【図5】図3のメモリアレイ及びサブワード線駆動回路
の一実施例を示す信号波形図である。
【図6】図1のスタティック型RAMのメモリアレイ及
びサブワード線駆動回路の第2の実施例を示す部分的な
回路図である。
【図7】図1のスタティック型RAMのメモリアレイ及
びサブワード線駆動回路の第3の実施例を示す部分的な
回路図である。
【図8】図1のスタティック型RAMのメモリアレイ及
びサブワード線駆動回路の第4の実施例を示す部分的な
回路図である。
【図9】この発明に先立って本願発明者等が開発したス
タティック型RAMのメモリアレイ及びサブワード線駆
動回路の一例を示す部分的な回路図である。
【符号の説明】
MARY……メモリアレイ、XD……Xアドレスデコー
ダ、XB……Xアドレスバッファ、IC……内部クロッ
ク信号、WA……ライトアンプ、CS……カラムスイッ
チ、YD……Yアドレスデコーダ、YB……Yアドレス
バッファ、SA……センスアンプ、IO……データ入出
力回路、IL……入力制御信号、OL……出力制御信
号、TG……タイミング発生回路、CLK……クロック
信号又はその入力端子、MEN……メモリイネーブル信
号又はその入力端子、R/W……リードライト信号又は
その入力端子、AX0〜AXi……Xアドレス信号又は
その入力端子、AY0〜AY1……Yアドレス信号又は
その入力端子、DIB0〜DIBk……入力データ又は
入力データバス、DOB0〜DOBk……出力データ又
は出力データバス。MAT0〜MATp……メモリマッ
ト、MARY0〜MARYp……メモリアレイ、SD0
〜SDp……サブワード線駆動回路、WA0〜WAp…
…ライトアンプ、CS0〜CSp……カラムスイッチ、
SA0〜SAp……センスアンプ、IO0〜IOp……
データ入出力回路。MW0〜MWm……メインワード
線、WS0〜WSm……ワード線選択信号、USD0〜
USDm……単位サブワード線駆動回路、SW0〜SW
m……サブワード線、VWS0〜VWSm……ウェル電
圧供給線、B0*〜B3*……相補ビット線MC……ス
タティック型メモリセル。SUB……半導体基板、IL
……絶縁層、IE……絶縁領域、PWELL……P型ウ
ェル領域、NWELL……N型ウェル領域、p+ ……P
型拡散層、n+ ……N型拡散層、FG……ゲート層、O
X……酸化膜。VDD……電源電圧、VSS……接地電
位、VSBF……基板電圧、P1〜P4……Pチャネル
MOSFET、N1〜N7……NチャネルMOSFE
T。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ03 JJ21 KA13 KA27 KA33 KB66 PP01 PP02 5F083 BS27 GA01 GA05 HA02 KA03 LA03 LA04 LA05 LA09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のウェル領域に供給されるウェル電
    圧の電位を、該ウェル領域に形成される素子を含む回路
    が選択状態又は非選択状態とされたことを受けて切り換
    えうる構成とされることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記半導体集積回路装置は、半導体基板の所定深度に絶
    縁層を形成し、該絶縁層の上層に上記ウェル領域を形成
    するSOI構造をとるものであって、 上記ウェル領域は、その下端において上記絶縁層と接す
    る構造とされるものであることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記半導体集積回路装置は、CMOS型のメモリセルが
    格子配列されてなるメモリアレイを基本構成要素とし、
    その非選択時、相補ビット線の非反転及び反転信号線を
    ハイレベルにプリチャージするスタティック型RAMで
    あって、 上記回路は、上記メモリセルであり、 上記素子は、該メモリセルを構成するNチャネルMOS
    FETであり、 上記ウェル領域は、該NチャネルMOSFETが形成さ
    れ、かつワード線を単位として分離されるP型ウェル領
    域であり、 該P型ウェル領域のそれぞれに供給されるウェル電圧の
    電位は、対応するワード線が非選択状態とされるとき、
    第1の電位とされ、選択状態とされるとき、上記第1の
    電位より所定値だけ高い第2の電位とされるものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記スタティック型RAMは、階層ワード線方式をとる
    ものであり、 上記ワード線は、その選択レベルをロウレベルとするメ
    インワード線と、その選択レベルをハイレベルとするサ
    ブワード線とからなるものであり、 該サブワード線は、その入力端子が対応する上記メイン
    ワード線に結合される単位サブワード線駆動回路によっ
    て選択的に駆動されるものであって、 該単位サブワード線駆動回路のそれぞれは、そのドレイ
    ンが対応する上記P型ウェル領域に結合され、そのソー
    スに上記第1の電位を受け、かつ対応する上記サブワー
    ド線が非選択レベルとされるときオン状態とされ、選択
    レベルとされるときオフ状態とされるNチャンネル型の
    第1のMOSFETを含むものであることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記単位サブワード線駆動回路のそれぞれは、さらに、
    そのドレインが対応する上記P型ウェル領域に結合さ
    れ、そのソースに上記第2の電位を受け、かつ対応する
    サブワード線が非選択レベルとされるときオフ状態とさ
    れ、選択レベルとされるときオン状態とされるPチャン
    ネル型の第2のMOSFETを含むものであることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記第1及び第2のMOSFETのゲートは、対応する
    メインワード線に結合されるものであることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 上記単位サブワード線駆動回路のそれぞれは、さらに、
    そのソースが対応する上記P型ウェル領域に結合され、
    そのドレインに上記第2の電位を受け、かつ対応するサ
    ブワード線が非選択レベルとされるときオフ状態とさ
    れ、選択レベルとされるときオン状態とされるNチャン
    ネル型の第3のMOSFETを含むものであることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記サブワード線の選択レベルは、上記第2の電位より
    充分に高い電位とされるものであって、 上記第1のMOSFETのゲートは、対応するサブワー
    ド線に結合され、上記第3のMOSFETのゲートは、
    対応するメインワード線に結合されるものであることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
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