JP2001050273A - 銅系摺動材料 - Google Patents

銅系摺動材料

Info

Publication number
JP2001050273A
JP2001050273A JP11218755A JP21875599A JP2001050273A JP 2001050273 A JP2001050273 A JP 2001050273A JP 11218755 A JP11218755 A JP 11218755A JP 21875599 A JP21875599 A JP 21875599A JP 2001050273 A JP2001050273 A JP 2001050273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tungsten
copper
seizure
sliding material
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11218755A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sakai
健至 酒井
Naohisa Kawakami
直久 川上
Satoru Kurimoto
覚 栗本
Takashi Inaba
隆 因幡
Koichi Yamamoto
康一 山本
Takayuki Shibayama
隆之 柴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Metal Co Ltd
Original Assignee
Daido Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Metal Co Ltd filed Critical Daido Metal Co Ltd
Priority to JP11218755A priority Critical patent/JP2001050273A/ja
Publication of JP2001050273A publication Critical patent/JP2001050273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/12Structural composition; Use of special materials or surface treatments, e.g. for rust-proofing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2204/00Metallic materials; Alloys
    • F16C2204/10Alloys based on copper
    • F16C2204/12Alloys based on copper with tin as the next major constituent

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅系摺動材料において、鉛をできるだけ使用
せずに非焼付性の向上を図る。 【解決手段】 タングステンが非焼付性の向上に効果が
あり、その粒径を選択することにより、耐疲労性を低下
させることなく非焼付性を向上できることを究明した。
そこで、銅系摺動材料の成分を、錫0.5〜15重量
%、タングステン0.5〜15重量%、残部が実質的に
銅および不可避的不純物とし、タングステンを平均粒径
1〜25μmの粉末とした。この場合、銅マトリックス
の強化元素として、ニッケル、銀、鉄、アルミニウム、
亜鉛、マンガン、コバルト、シリコン、燐のうちから選
択された1種または2種以上を総量で40重量%以下を
含ませることが好ましい。埋収性、非焼付性の向上のた
めに、ビスマスおよび/または鉛を総量で20重量%以
下含ませたり、また、窒化ほう素、黒鉛などの固体潤滑
剤を総量で5重量%以下含ませたりすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銅系摺動材料に係
り、特にタングステンにより非焼付性の向上を図るよう
にしたものに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】銅系摺動材料としてケ
ルメットを用いた軸受がある。このケルメット軸受は、
銅鉛系合金を鋼製の裏金上に被着させ、表面にオーバレ
イ層を設けて自動車用エンジンの軸受として用いられ
る。この軸受では、オーバレイ層が摩耗し、下地の銅系
摺動材料が露出すると、含有された鉛が相手軸により引
き延ばされて軸受面上に軟質膜を作り、焼付きを防止す
る作用を呈する。
【0003】このようにケルメット軸受に代表される従
来の銅系摺動材料では、鉛を添加することによって非焼
付性を向上させるようにしていた。しかしながら、鉛は
環境に悪影響を及ぼすため、添加量を少なくし、できれ
ばその使用を避けることが好ましい。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、鉛の添加量を少なくし、できれば使用
せずに、非焼付性の向上を図ることができる銅系摺動材
料を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、タングステ
ンが非焼付性の向上に効果があることを発見し、本発明
を完成した。また、本発明者は、タングステンの粒径が
大きいと、タングステンの粒子が摺動表面に露出したと
き、相手から繰り返し荷重を受け、銅マトリックスを疲
労させるおそれがあること、および、タングステンの粒
径を選択することにより、耐疲労性を低下させることな
く非焼付性を向上できることを同時に究明した。
【0006】以下に本発明の構成を説明する。請求項1
の銅系摺動材料は、錫0.5〜15重量%、タングステ
ン0.5〜15重量%、残部が実質的に銅および不可避
的不純物からなるものである。錫は銅マトリックスの耐
疲労強度を向上させる。錫が0.5重量%未満ではその
効果が得られない。また、錫が15重量%を越えると、
銅−錫化合物が多く形成されて脆くなる。タングステン
を添加することにより、非焼付性、耐摩耗性が向上す
る。また、タングステンは銅マトリックスとの濡れも良
く、強度を余り低下させないため、耐疲労性にも優れ
る。タングステンが0.5重量%未満では、非焼付性の
向上効果が得られない。タングステンが15重量%を越
えると、全体の強度が低下することにより、耐疲労性が
低下する。またタングステンの比重は19.3g/cm
と大きいため、重量が重くなる。
【0007】請求項2の銅系摺動材料は、タングステン
が平均粒径1〜25μmの粉末からなることを特徴とす
るものである。タングステンの微細な粒子が銅マトリッ
クス中に分散することにより、確実なる非焼付性、耐摩
耗性の向上効果を期待できる。また、タングステンは比
較的硬質であるが銅マトリックスとの濡れ性が良いた
め、銅マトリックスから脱落し難くくなり、アブレッシ
ブ摩耗を起こさない。タングステンの粒径が1μm未満
では、非焼付性、耐摩耗性の向上に効果が得られず、2
5μmを越えると、耐疲労性に悪影響を与え、相手材へ
の攻撃性が大きくなる。
【0008】請求項3の銅系摺動材料は、ニッケル、
銀、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガン、コバルト、シ
リコン、燐のうちから選択された1種または2種以上を
総量で40重量%以下含むことを特徴とするものであ
る。ニッケル、銀、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガ
ン、コバルト、シリコン、燐は、銅マトリックスを強化
し、耐疲労性を向上させる。これらの総量が40重量%
を越えると、耐疲労性の向上に寄与しない。
【0009】請求項4の銅系摺動材料は、ビスマスおよ
び/または鉛を総量で20重量%以下含むことを特徴と
するものである。ビスマス、鉛は、銅マトリックス中に
分散した軟質のビスマス相、鉛相を形成し、異物埋収
性、非焼付性を向上させる。ビスマスおよび/または鉛
が総量で1重量%未満では、異物埋収性、非焼付性の効
果が得られなず、20重量%を越えると、強度を低下さ
せる。
【0010】請求項5の銅系摺動材料は、窒化ほう素、
黒鉛などの固体潤滑剤を総量で5重量%以下含むことを
特徴とするものである。窒化ほう素、黒鉛などの固体潤
滑剤は、自己潤滑により非焼付性、耐摩耗性を向上させ
る。5重量%を越えると、強度を低下させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のエンジン
用軸受に適用して図面を参照しながら説明する。図1に
示す軸受1は、半割軸受と称されるもので、2個1組に
して使用される。この軸受1は、例えば薄肉の鋼板によ
り形成された裏金2上に接着層3を介して本発明に係る
摺動材料4を被着し、更にその摺動材料4上に軟質金属
や樹脂などのオーバレイ層5を被着してなる。上記接着
層3は摺動材料4を裏金2に強固に被着させるためのも
ので、例えばニッケル、または銅、或いはニッケルと銅
との合金からなる。なお、オーバレイ層5はなくとも良
い。
【0012】摺動材料4は、銅系のもので、錫0.5〜
15重量%、タングステン0.5〜15重量%、残部が
実質的に銅および不可避的不純物からなる。この場合、
タングステンは平均粒径が1〜25μmの粉末からなる
ことが好ましい。また、摺動材料4には、ニッケル、
銀、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガン、コバルト、シ
リコン、燐のうちから選択された1種または2種以上を
総量で40重量%以下含ませることができ、ビスマスお
よび/または鉛を総量で20重量%以下含ませることも
できる。更に、窒化ほう素、黒鉛などの固体潤滑剤を総
量で5重量%以下含ませるようにしても良い。
【0013】ここで、軸受1の製造手順の一例について
述べる。まず、錫粉末、タングステン粉末、銅粉末を1
時間混合し、摺動材料4形成用の混合粉末を得る。この
場合、ニッケル、銀、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガ
ン、コバルト、シリコン、燐のうちから選択された1種
または2種以上の粉末、或いは、ビスマス、鉛、窒化ほ
う素、黒鉛などの粉末を混合するようにしても良い。上
記のうち、タングステン粉末は、平均粒径が1〜25μ
mのものが好ましい。また、タングステン粉末を除く他
物質の粉末は、250μm以下の粒径のものが好まし
い。また、上記各組成の粉末は単体粉末に限られるもの
ではなく、合金粉末であっても良い。
【0014】このような混合粉末(摺動材料4)を、図
2に示すように、鋼板(裏金2)上に電気的に銅メッキ
された接着層3の表面に均一に散布し、還元雰囲気中で
800〜920℃の温度で約15分間焼結し、その後、
ロール圧延する。更に、摺動材料4の緻密化と鋼板との
接合強度を高めるために、再度、焼結、圧延を繰り返し
て複合焼結材料を作成する。
【0015】この後、このようにして作られた複合焼結
材料を所定幅、所定長さに切断して半円状に曲げ加工
し、そして摺動材料4の表面を機械加工して仕上げ、そ
の後、オーバレイ層5を被着する。以上により図1に示
す軸受1を得る。そして、この軸受1は、2個突き合わ
せて円筒状に構成され、自動車のエンジンのクランク軸
を受ける主軸受、コネクティングロッドの大端部に設け
られてクランクピンを受けるためのクランクピン軸受な
どに用いられる。このようにして製造された軸受1にお
いて、裏金2の厚さ1.2mm、接着層3の厚さ5μ
m、摺動材料4の厚さ0.3mm、オーバレイ層5の厚
さ10μmであった。
【0016】さて、発明者は、次の表1に示す組成の実
施例品と比較品とについて、疲労試験と焼付試験とを行
った。疲労試験は、摺動材料4だけの小片を用い、その
小片に試験荷重を加えて行う。試験荷重は25MPaか
ら2MPaずつ増加され、各試験荷重毎に、その試験荷
重を2万回ずつ正弦波状に加え、クラックを生じた時の
試験荷重を疲労破断荷重とする内容の試験である。
【0017】焼付試験は、モータによって駆動される回
転軸を実施例品、比較品として形成された図1と同様の
軸受(但し、摺動材料4の特性をより顕著に確認するた
めにオーバレイ層なし)により支持し、そして、最初6
0分間のなじみ運転を行い、その後、潤滑油を絞って軸
受面圧を5MPaずつ高めて行き、各軸受面圧毎に10
分間運転し、軸受の背面温度が220℃を越えるか、ま
たは、回転軸を駆動するモータの駆動電流が異常値を示
した時の軸受面圧より一段低い軸受面圧を焼付かない最
高面圧とした。その他の試験条件を表2に示す。
【0018】
【表1】
【表2】 上記表1を分析する。まず、実施例品3〜5と比較品1
とに着目してみるに、タングステンを2〜6重量%含有
する実施例品3〜5では、焼付かない最高面圧が65〜
85MPaであるのに対し、タングステンを含有しない
他は成分が実施例品3〜5とほとんど同一である比較品
1では焼付かない最高面圧が40MPaと低い。このよ
うに、タングステンは非焼付性の向上に効果がある。
【0019】また、従来より非焼付性に効果があるとさ
れている鉛を含有した比較品6では、鉛を含有しない比
較品1に比べ、焼付かない最高面圧が70MPaとかな
り高い値を示している。しかしながら、疲労破断荷重に
ついてみると、鉛を含まない比較品6では138MPa
と高い値を示すが、鉛を含む比較品6では、74MPa
と低下している。
【0020】これに対し、タングステンを含む実施例品
は、疲労破断荷重が100〜166MPaと比較品6に
比べて相当高い値を示している。このことから、タング
ステンは耐疲労性を低下させることなく非焼付性を向上
させる効果があることが理解される。
【0021】しかし、タングステンの含有率は0.5〜
15重量%が好ましく、タングステンの含有量が15重
量%を越えると、強度が低下する。例えば、比較品2は
タングステンを18重量%含有しており、その疲労破断
荷重は98MPaであり、実施例品1〜8に比べてかな
り低くなっている。
【0022】このようにタングステンが非焼付性を向上
させる理由としては、タングステンは銅マトリックスよ
りも硬いため、タングステン粒子が銅マトリックスより
凸となり相手軸と部分的に接触し、それにより相手軸を
ラップする。これにより摺動材料4の非焼付性、耐摩耗
性を向上させる。また、タングステンは熱伝導率が17
4.4W/m・Kと比較的高いため、摺動面上のタング
ステン粒子と相手軸との局部的金属接触で摩擦熱が発生
しても速やかに摩擦熱が銅マトリックス中へ移動し、タ
ングステン粒子にこもらないため、非焼付性が向上す
る。更に、高温化において、タングステンは潤滑油中の
硫黄成分と反応して固体潤滑剤である硫化タングステン
(WS)を生成し、焼付きを防止すると思われる。
【0023】次に、タングステンの平均粒径に着目して
実施例品5と比較品3とを比較する。タングステンの平
均粒径は1〜25μmが好ましいが、タングステンの平
均粒径が15μmである実施例品5では、疲労破断荷重
が130MPa、焼付かない最高面圧が65MPaであ
るのに対し、タングステンの平均粒径が30μmである
比較品3では、疲労破断荷重が128MPa、焼付かな
い最高面圧が45MPaで、耐疲労性、非焼付性のいず
れも低くなっている。このことから、タングステンの平
均粒径は25μmを越えると、耐疲労性、非焼付性のい
ずれに対しても悪い影響を及ぼすことが分かる。
【0024】その理由としては、次のようなことが考え
られる。非焼付性に関しては、タングステンの粒径が大
きいと、相手軸への攻撃性が大となり、それにより、非
焼付性に対して悪い影響を及ぼしていると思われる。一
方、耐疲労性に関しては、マトリックスに異材質が分散
した場合、異材質近傍に応力が集中し、マトリックスと
異材質間で剪断力が生じてマトリックスと異材質間で微
小クラックが生ずる。その後、この微小クラックが起点
となり、疲労が発生する。タングステンの粒子が大きい
場合、タングステン粒子の数が少ないため、タングステ
ン粒子と銅マトリックスとの境界に集中する応力が大と
なり、銅との濡れ性の良いタングステン粒子でも早期疲
労を起こしたりする。しかしながら、タングステンの粒
径が小さい場合、タングステン粒子の数が多くなるた
め、1つのタングステン粒子と銅マトリックスとの境界
に集中する応力が小となり、それにより、耐疲労性に優
れているものと思われる。
【0025】実施例品1および2では、それぞれ7重量
%、3重量%のニッケルを含有する。これに対し、実施
例品3〜8はニッケル、銀、鉄、アルミニウム、亜鉛、
マンガン、コバルト、シリコン、燐などの強化元素を含
有しない。銅マトリックスの強化元素を含有する実施例
品1,2の疲労破断荷重は160〜166MPaと高い
が、強化元素を含有しない実施例品3〜8は100〜1
38MPaと比較的低い。このことから、強化元素は疲
労強度を向上させることが理解される。
【0026】ビスマスや鉛は異物埋収性や非焼付性の向
上に寄与するが、20重量%を越えると、強度の低下を
招来する。実施例品6,8ではビスマスを5重量%含有
するが、比較品4ではビスマスを25重量%、比較品6
では鉛を23重量%含有している。このため、実施例品
6,8の疲労破断荷重が104〜112MPaであるの
に対し、比較品4,6の疲労破断荷重は74〜78MP
aと低い。
【0027】窒化ほう素や黒鉛は自己潤滑性により、非
焼付性、耐摩耗性を向上させる。しかし、5重量%を越
えると、強度の低下を招来する。実施例品7では黒鉛を
1.5重量%含有するが、比較品5では黒鉛を7重量%
含有する。そして、実施例品7の疲労破断荷重が100
MPaであるのに対し、比較品5の疲労破断荷重は42
MPaと低い。上記の試験はオーバレイ層5のない試験
軸受で行ったが、なじみ性、異物埋収性、非焼付性を更
に向上させるために、オーバレイ層5を設けることも当
然可能である。
【0028】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張、或い
は変更が可能である。円筒状に形成されてコネクティン
グロッドの小端部に設けられるピストンピン軸受として
用いることもできる。軸受のための摺動材料に限られな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す軸受の断面図
【図2】製造過程を説明するための部分断面図
【符号の説明】
1は軸受、2は裏金、3は接着層、4は摺動材料、5は
オーバレイである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗本 覚 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内 (72)発明者 因幡 隆 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内 (72)発明者 山本 康一 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内 (72)発明者 柴山 隆之 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内 Fターム(参考) 3J011 KA02 KA03 MA02 QA03 SB02 SB03 SB04 SB05 SB14 SB15 SB20 SE04 SE05 SE10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錫0.5〜15重量%、タングステン
    0.5〜15重量%、残部が実質的に銅および不可避的
    不純物からなる銅系摺動材料。
  2. 【請求項2】 タングステンは平均粒径が1〜25μm
    の粉末からなることを特徴とする請求項1記載の銅系摺
    動材料。
  3. 【請求項3】 ニッケル、銀、鉄、アルミニウム、亜
    鉛、マンガン、コバルト、シリコン、燐のうちから選択
    された1種または2種以上を総量で40重量%以下含む
    ことを特徴とする請求項1または2記載の銅系摺動材
    料。
  4. 【請求項4】 ビスマスおよび/または鉛を総量で20
    重量%以下含むことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の銅系摺動材料。
  5. 【請求項5】 窒化ほう素、黒鉛などの固体潤滑剤を総
    量で5重量%以下含むことを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の銅系摺動材料。
JP11218755A 1999-08-02 1999-08-02 銅系摺動材料 Pending JP2001050273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11218755A JP2001050273A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 銅系摺動材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11218755A JP2001050273A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 銅系摺動材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001050273A true JP2001050273A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16724910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11218755A Pending JP2001050273A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 銅系摺動材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001050273A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257042A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Toyota Industries Corp 圧縮機における潤滑面形成対象部品
WO2003033751A1 (en) * 2001-10-16 2003-04-24 International Non-Toxic Composites Corp. Composite material containing tungsten and bronze
GB2386610A (en) * 2002-03-18 2003-09-24 Daido Metal Co A sliding bearing material
JP2007092978A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Nidec Sankyo Corp 水潤滑軸受装置およびポンプ装置
JP2008280613A (ja) * 2001-07-12 2008-11-20 Komatsu Ltd 銅系焼結摺動材料および複層焼結摺動部材
WO2012153474A1 (ja) * 2011-05-10 2012-11-15 オイレス工業株式会社 スクロール型圧縮機
JP2013524020A (ja) * 2010-04-15 2013-06-17 ミーバ グライトラガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 腐食防止層

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257042A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Toyota Industries Corp 圧縮機における潤滑面形成対象部品
JP2008280613A (ja) * 2001-07-12 2008-11-20 Komatsu Ltd 銅系焼結摺動材料および複層焼結摺動部材
WO2003033751A1 (en) * 2001-10-16 2003-04-24 International Non-Toxic Composites Corp. Composite material containing tungsten and bronze
US7232473B2 (en) 2001-10-16 2007-06-19 International Non-Toxic Composite Composite material containing tungsten and bronze
GB2386610A (en) * 2002-03-18 2003-09-24 Daido Metal Co A sliding bearing material
JP2007092978A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Nidec Sankyo Corp 水潤滑軸受装置およびポンプ装置
JP2013524020A (ja) * 2010-04-15 2013-06-17 ミーバ グライトラガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 腐食防止層
WO2012153474A1 (ja) * 2011-05-10 2012-11-15 オイレス工業株式会社 スクロール型圧縮機
JP2012237211A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Oiles Corp スクロール型圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3507388B2 (ja) 銅系摺動材料
US6334914B2 (en) Copper alloy sliding material
JP3939931B2 (ja) 銅系複層摺動材料
JP5492089B2 (ja) PbフリーCu−Bi系焼結材料製摺動部品
JP4188440B2 (ja) 摺動特性及び被削性に優れた銅系焼結摺動材料
JP3831182B2 (ja) 銅系摺動材料、その製造方法およびすべり軸受
JP4675563B2 (ja) 軸受およびその製造方法
US6575635B1 (en) Multi-layer sliding bearing
JP3839740B2 (ja) 摺動材料
JP2001081523A (ja) 銅系摺動材料
JP2001241445A (ja) 銅系摺動材料、その製造方法およびすべり軸受
JP2001240933A (ja) 銅系摺動材料、その製造方法およびすべり軸受材料、その製造方法
JP2010533756A (ja) 無鉛焼結潤滑材料及びその製造のための焼結粉末
JP3754315B2 (ja) 複層摺動材料
JPH11293368A (ja) 銅系摺動合金
JPH02107731A (ja) 耐摩耗性銅系焼結含油軸受材料
US7195825B2 (en) Multi-layer sliding part and a method for its manufacture
JP2001050273A (ja) 銅系摺動材料
JP4214519B2 (ja) 銅系摺動材料およびその製造方法
JPH10330868A (ja) 銅基焼結合金
WO1998004756A1 (fr) Materiau de glissement presentant une excellent resistance a l'abrasion
JP5566394B2 (ja) 軸受材料
JP2001107106A (ja) 銅系焼結摺動材料
JP2974738B2 (ja) 焼結銅系摺動材料
JP2977941B2 (ja) 低摩擦係数焼結軸受の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040803