JPH10330868A - 銅基焼結合金 - Google Patents
銅基焼結合金Info
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- JPH10330868A JPH10330868A JP9146374A JP14637497A JPH10330868A JP H10330868 A JPH10330868 A JP H10330868A JP 9146374 A JP9146374 A JP 9146374A JP 14637497 A JP14637497 A JP 14637497A JP H10330868 A JPH10330868 A JP H10330868A
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- sintered alloy
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/12—Structural composition; Use of special materials or surface treatments, e.g. for rust-proofing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C33/122—Multilayer structures of sleeves, washers or liners
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2204/00—Metallic materials; Alloys
- F16C2204/10—Alloys based on copper
- F16C2204/18—Alloys based on copper with bismuth as the next major constituent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】Pbを含まずにCu−Pb系焼結合金と同等の
摺動特性を有する焼結合金を提供する。 【解決手段】Bi又はBi基合金からなるビスマス相1
を5〜50重量%含有し、残部をCu又はCu基合金と
不可避の不純物とからなる銅相2で構成する。硬質の銅
相2が荷重を支持し、ビスマス相1が相手材との焼き付
きの発生を抑制するため、Cu−Pb系焼結合金と同等
の摺動特性が発現される。
摺動特性を有する焼結合金を提供する。 【解決手段】Bi又はBi基合金からなるビスマス相1
を5〜50重量%含有し、残部をCu又はCu基合金と
不可避の不純物とからなる銅相2で構成する。硬質の銅
相2が荷重を支持し、ビスマス相1が相手材との焼き付
きの発生を抑制するため、Cu−Pb系焼結合金と同等
の摺動特性が発現される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動材料として有
用な銅基焼結合金に関し、詳しくは鉛(Pb)を含まな
い銅基焼結合金に関する。
用な銅基焼結合金に関し、詳しくは鉛(Pb)を含まな
い銅基焼結合金に関する。
【0002】
【従来の技術】軸受ブッシュなどの摺動材料として、従
来より銅基焼結合金が多用されている。例えばCu−1
0%Sn合金を基本材質とし、通常Pb、黒鉛などが添
加されてなる焼結合金は多孔構造を有しているため、焼
結含油軸受などに利用されている。
来より銅基焼結合金が多用されている。例えばCu−1
0%Sn合金を基本材質とし、通常Pb、黒鉛などが添
加されてなる焼結合金は多孔構造を有しているため、焼
結含油軸受などに利用されている。
【0003】またケルメットと通称されるCu−Pb系
焼結合金は、特に優れた摺動特性を示すため摺動材料と
して広く用いられている。このCu−Pb系焼結合金の
優れた摺動特性は、Cu相とPb相とからなる組織構造
に起因し、硬質のCu又はCu合金からなるCu相が荷
重を支持し、Pb相が相手材との焼き付きの発生を抑制
するという作用に基づいている。
焼結合金は、特に優れた摺動特性を示すため摺動材料と
して広く用いられている。このCu−Pb系焼結合金の
優れた摺動特性は、Cu相とPb相とからなる組織構造
に起因し、硬質のCu又はCu合金からなるCu相が荷
重を支持し、Pb相が相手材との焼き付きの発生を抑制
するという作用に基づいている。
【0004】しかしCu−Pb系焼結合金からなる摺動
材料を劣化した潤滑油中で使用すると、Pb相が腐食さ
れるため特性が低下するという不具合がある。そこで米
国特許第 4,878,768号には、Pb相にInを添加し耐食
性を向上させたCu−Pb系焼結合金が開示されてい
る。また、Cu−Pb系焼結合金からなる軸受けライニ
ング表面に、Pb−Sn,Pb−Sn−Cu,Pb−S
n−Inなどからなる表面めっき層(オーバレイ)を形
成することも行われている。オーバレイによりCu−P
b系焼結合金中のPb相の腐食が抑制されるとともに、
なじみ性が向上するなど摺動性能が一層向上するため、
高出力エンジンのすべり軸受けなど高負荷条件となる部
分の材料としては、オーバレイ付きCu−Pb系焼結合
金は不可欠の材料となっている。
材料を劣化した潤滑油中で使用すると、Pb相が腐食さ
れるため特性が低下するという不具合がある。そこで米
国特許第 4,878,768号には、Pb相にInを添加し耐食
性を向上させたCu−Pb系焼結合金が開示されてい
る。また、Cu−Pb系焼結合金からなる軸受けライニ
ング表面に、Pb−Sn,Pb−Sn−Cu,Pb−S
n−Inなどからなる表面めっき層(オーバレイ)を形
成することも行われている。オーバレイによりCu−P
b系焼結合金中のPb相の腐食が抑制されるとともに、
なじみ性が向上するなど摺動性能が一層向上するため、
高出力エンジンのすべり軸受けなど高負荷条件となる部
分の材料としては、オーバレイ付きCu−Pb系焼結合
金は不可欠の材料となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、地球環
境の保護の重要性が認められ、環境を害する恐れのある
Pbの使用量を低減することが求められている。しかし
摺動材料用のCu−Pb系焼結合金では、高い摺動特性
を得るためにはPbの使用量を30〜40%と多くせざ
るを得ない。
境の保護の重要性が認められ、環境を害する恐れのある
Pbの使用量を低減することが求められている。しかし
摺動材料用のCu−Pb系焼結合金では、高い摺動特性
を得るためにはPbの使用量を30〜40%と多くせざ
るを得ない。
【0006】なお、特開平7−252693号公報に
は、Pbを含まない合金からなるオーバレイが提案され
ている。しかしオーバレイ付きすべり軸受けにおいて
は、鋼製の裏金板上に0.3mm程度の厚さのCu−P
b系焼結合金層(ライニング)を形成し、その表面に1
0〜30μmの厚さのオーバレイを形成するのが一般的
である。
は、Pbを含まない合金からなるオーバレイが提案され
ている。しかしオーバレイ付きすべり軸受けにおいて
は、鋼製の裏金板上に0.3mm程度の厚さのCu−P
b系焼結合金層(ライニング)を形成し、その表面に1
0〜30μmの厚さのオーバレイを形成するのが一般的
である。
【0007】すなわちオーバレイに比べてライニングの
体積が格段に大きいので、Pbの使用量を低減するなら
ば、オーバレイからPbを除くよりもライニングのCu
−Pb系焼結合金からPbを除くのが特に有効である。
しかし、Pbを含まずにCu−Pb系焼結合金と同等の
摺動特性を有するライニング材料は、現時点では見あた
らない。
体積が格段に大きいので、Pbの使用量を低減するなら
ば、オーバレイからPbを除くよりもライニングのCu
−Pb系焼結合金からPbを除くのが特に有効である。
しかし、Pbを含まずにCu−Pb系焼結合金と同等の
摺動特性を有するライニング材料は、現時点では見あた
らない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、Pbを含まずにCu−Pb系焼結合金と同
等の摺動特性を有する焼結合金を提供することを目的と
する。
ものであり、Pbを含まずにCu−Pb系焼結合金と同
等の摺動特性を有する焼結合金を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の銅基焼結合金の特徴は、Bi又はBi基合金からな
るビスマス相を5〜50重量%含有し、残部がCu又は
Cu基合金と不可避の不純物とからなる銅相で構成され
ていることにある。また請求項2に記載の銅基焼結合金
の特徴は、請求項1に記載の銅基焼結合金において、ビ
スマス相はSn、Ag及びInのうち少なくとも1種の
元素を含み、少なくとも1種の元素はビスマス相中にS
nであれば20重量%以下、Agであれば10重量%以
下及びInであれば5重量%以下の範囲で含有されるこ
とにある。
明の銅基焼結合金の特徴は、Bi又はBi基合金からな
るビスマス相を5〜50重量%含有し、残部がCu又は
Cu基合金と不可避の不純物とからなる銅相で構成され
ていることにある。また請求項2に記載の銅基焼結合金
の特徴は、請求項1に記載の銅基焼結合金において、ビ
スマス相はSn、Ag及びInのうち少なくとも1種の
元素を含み、少なくとも1種の元素はビスマス相中にS
nであれば20重量%以下、Agであれば10重量%以
下及びInであれば5重量%以下の範囲で含有されるこ
とにある。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の銅基焼結合金
は、Bi又はBi基合金からなるビスマス相が5〜50
重量%含有され、残部がCu又はCu基合金からなる銅
相から構成されている。この銅基焼結合金を摺動部に設
けると、硬質の銅相が荷重を支持し、ビスマス相が相手
材との焼き付きの発生を抑制するため、Cu−Pb系焼
結合金と同等の摺動特性が発現される。
は、Bi又はBi基合金からなるビスマス相が5〜50
重量%含有され、残部がCu又はCu基合金からなる銅
相から構成されている。この銅基焼結合金を摺動部に設
けると、硬質の銅相が荷重を支持し、ビスマス相が相手
材との焼き付きの発生を抑制するため、Cu−Pb系焼
結合金と同等の摺動特性が発現される。
【0011】ここでビスマス相の含有量が5重量%未満
であると、相手材との焼き付きが発生しやすくなり、ビ
スマス相を50重量%を超えて含有すると高荷重が作用
する部位への適用が困難となる。ビスマス相はSn、A
g及びInのうち少なくとも1種の元素を含むことが望
ましい。これらの元素はいずれもビスマス相と銅相との
密着性を向上させ、材料強度を向上させる作用を奏す
る。しかしあまり多く添加すると、銅基焼結合金が硬く
なりすぎてなじみ性が低下する。したがって、合計添加
量は20重量%以下とすることが望ましい。
であると、相手材との焼き付きが発生しやすくなり、ビ
スマス相を50重量%を超えて含有すると高荷重が作用
する部位への適用が困難となる。ビスマス相はSn、A
g及びInのうち少なくとも1種の元素を含むことが望
ましい。これらの元素はいずれもビスマス相と銅相との
密着性を向上させ、材料強度を向上させる作用を奏す
る。しかしあまり多く添加すると、銅基焼結合金が硬く
なりすぎてなじみ性が低下する。したがって、合計添加
量は20重量%以下とすることが望ましい。
【0012】ここにおいて、Snの添加量が多くなりす
ぎると銅基焼結合金の融点が低下し、高温下での摺動特
性が低下する。したがってSnの添加量はビスマス相の
20重量%以下とすることが望ましい。またSnより影
響力は小さいものの、InもSnと同様に銅基焼結合金
の融点を低下させるので、Inの添加量は5重量%以下
とすることが望ましい。
ぎると銅基焼結合金の融点が低下し、高温下での摺動特
性が低下する。したがってSnの添加量はビスマス相の
20重量%以下とすることが望ましい。またSnより影
響力は小さいものの、InもSnと同様に銅基焼結合金
の融点を低下させるので、Inの添加量は5重量%以下
とすることが望ましい。
【0013】またAgを添加しても銅基焼結合金の融点
が低下するが、SnやInより低下する度合いが小さ
く、Agを例えば50重量%以上添加しても融点が26
2℃より低下することはない。しかしAgの添加により
銅基焼結合金が硬くなりすぎ、なじみ性が低下するの
で、Agの添加量は10重量%以下とするのが望まし
い。本発明の銅基焼結合金は、従来のCu−Pb系焼結
合金と同様に用いることができる。例えばすべり軸受
け、ブッシュなど高強度の鋼板表面のライニングとして
使用することができる。また高出力エンジンのすべり軸
受けであれば、裏金表面に本発明の銅基焼結合金からな
るライニングを形成し、さらにその表面にオーバレイを
設けることができる。
が低下するが、SnやInより低下する度合いが小さ
く、Agを例えば50重量%以上添加しても融点が26
2℃より低下することはない。しかしAgの添加により
銅基焼結合金が硬くなりすぎ、なじみ性が低下するの
で、Agの添加量は10重量%以下とするのが望まし
い。本発明の銅基焼結合金は、従来のCu−Pb系焼結
合金と同様に用いることができる。例えばすべり軸受
け、ブッシュなど高強度の鋼板表面のライニングとして
使用することができる。また高出力エンジンのすべり軸
受けであれば、裏金表面に本発明の銅基焼結合金からな
るライニングを形成し、さらにその表面にオーバレイを
設けることができる。
【0014】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。図1に本実施例の銅基焼結合金の概略構
成図を示す。この銅基焼結合金は、Bi又はBi基合金
からなるビスマス相1を5〜50重量%含有し、残部が
Cu又はCu基合金からなる銅相2と、図示しない不可
避の不純物とで構成されている。
的に説明する。図1に本実施例の銅基焼結合金の概略構
成図を示す。この銅基焼結合金は、Bi又はBi基合金
からなるビスマス相1を5〜50重量%含有し、残部が
Cu又はCu基合金からなる銅相2と、図示しない不可
避の不純物とで構成されている。
【0015】(実施例1)#100以下の市販の純Cu
粉末95重量部と、#100以下の市販の純Bi粉末5
重量部とを混合し、表1に示す条件で圧粉して、直径1
0mm、厚さ約2mmの円柱ペレット形状に成形した。
そして表2に示す条件で焼結し、実施例1の銅基焼結合
金を得た。
粉末95重量部と、#100以下の市販の純Bi粉末5
重量部とを混合し、表1に示す条件で圧粉して、直径1
0mm、厚さ約2mmの円柱ペレット形状に成形した。
そして表2に示す条件で焼結し、実施例1の銅基焼結合
金を得た。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】 (実施例2〜5)純Bi粉末の配合割合を表3に示すよ
うに異ならせたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼
結合金を調製した。
うに異ならせたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼
結合金を調製した。
【0018】(実施例6〜19)純Bi粉末の代わり
に、表3に示す#100以下のBi合金粉末を15重量
部用いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼結合金
を調製した。なおBi合金粉末は、表3に示すビスマス
相の組成で溶製した合金を油目やすりで粉末化し、ふる
い分けした#100以下のものを用いた。
に、表3に示す#100以下のBi合金粉末を15重量
部用いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼結合金
を調製した。なおBi合金粉末は、表3に示すビスマス
相の組成で溶製した合金を油目やすりで粉末化し、ふる
い分けした#100以下のものを用いた。
【0019】(実施例20)純Cu粉末の代わりに、#
100以下の市販のCu−3.5Sn合金粉末を用い、
純Bi粉末を15重量部用いたこと以外は実施例1と同
様にして銅基焼結合金を調製した。 (実施例21)純Cu粉末の代わりに、JIS C51
01(りん青銅1種)粉末を用い、純Bi粉末を15重
量部用いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼結合
金を調製した。なお、JIS C5101(りん青銅1
種)粉末は、市販の伸展材を油目やすりで粉末化し、ふ
るい分けした#100以下のものを用いた。
100以下の市販のCu−3.5Sn合金粉末を用い、
純Bi粉末を15重量部用いたこと以外は実施例1と同
様にして銅基焼結合金を調製した。 (実施例21)純Cu粉末の代わりに、JIS C51
01(りん青銅1種)粉末を用い、純Bi粉末を15重
量部用いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼結合
金を調製した。なお、JIS C5101(りん青銅1
種)粉末は、市販の伸展材を油目やすりで粉末化し、ふ
るい分けした#100以下のものを用いた。
【0020】(実施例22)純Cu粉末の代わりに、J
IS C5212(りん青銅3種)粉末を用い、純Bi
粉末を15重量部用いたこと以外は実施例1と同様にし
て銅基焼結合金を調製した。なお、JIS C5212
(りん青銅3種)粉末は、市販の伸展材を油目やすりで
粉末化し、ふるい分けした#100以下のものを用い
た。
IS C5212(りん青銅3種)粉末を用い、純Bi
粉末を15重量部用いたこと以外は実施例1と同様にし
て銅基焼結合金を調製した。なお、JIS C5212
(りん青銅3種)粉末は、市販の伸展材を油目やすりで
粉末化し、ふるい分けした#100以下のものを用い
た。
【0021】(実施例23)純Cu粉末の代わりにJI
S C5101(りん青銅1種)粉末を用い、純Bi粉
末の代わりに表3に示す#100以下のBi合金粉末を
15重量部用いたこと以外は実施例1と同様にして銅基
焼結合金を調製した。なおBi合金粉末は、表3に示す
ビスマス相の組成で溶製した合金を油目やすりで粉末化
し、ふるい分けした#100以下のものを用いた。
S C5101(りん青銅1種)粉末を用い、純Bi粉
末の代わりに表3に示す#100以下のBi合金粉末を
15重量部用いたこと以外は実施例1と同様にして銅基
焼結合金を調製した。なおBi合金粉末は、表3に示す
ビスマス相の組成で溶製した合金を油目やすりで粉末化
し、ふるい分けした#100以下のものを用いた。
【0022】(比較例1)表3に示すように、#100
以下の市販の純Cu粉末のみを用いたこと以外は実施例
1と同様にして銅基焼結合金を調製した。 (比較例2〜3)純Bi粉末の配合割合を表3に示すよ
うに異ならせたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼
結合金を調製した。
以下の市販の純Cu粉末のみを用いたこと以外は実施例
1と同様にして銅基焼結合金を調製した。 (比較例2〜3)純Bi粉末の配合割合を表3に示すよ
うに異ならせたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼
結合金を調製した。
【0023】(比較例4〜6)純Bi粉末の代わりに、
表3に示す#100以下のBi合金粉末を15重量部用
いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼結合金を調
製した。なおBi合金粉末は、表3に示すビスマス相の
組成で溶製した合金を油目やすりで粉末化し、ふるい分
けした#100以下のものを用いた。
表3に示す#100以下のBi合金粉末を15重量部用
いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼結合金を調
製した。なおBi合金粉末は、表3に示すビスマス相の
組成で溶製した合金を油目やすりで粉末化し、ふるい分
けした#100以下のものを用いた。
【0024】(比較例7)#100以下の市販の純Cu
粉末95重量部と、#100以下の市販の純Pb粉末5
重量部を用いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼
結合金を調製した。 (比較例8)#100以下の市販の純Cu粉末90重量
部と、#100以下の市販の純Pb粉末10重量部を用
いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼結合金を調
製した。
粉末95重量部と、#100以下の市販の純Pb粉末5
重量部を用いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼
結合金を調製した。 (比較例8)#100以下の市販の純Cu粉末90重量
部と、#100以下の市販の純Pb粉末10重量部を用
いたこと以外は実施例1と同様にして銅基焼結合金を調
製した。
【0025】(比較例9)#100以下の市販のCu−
3.5Sn−24Pb合金粉末の所定量と、#100以
下の市販のCu−3.5Sn合金粉末の所定量とを、表
3に示す組成割合となるように混合したこと以外は実施
例1と同様にして銅基焼結合金を調製した。
3.5Sn−24Pb合金粉末の所定量と、#100以
下の市販のCu−3.5Sn合金粉末の所定量とを、表
3に示す組成割合となるように混合したこと以外は実施
例1と同様にして銅基焼結合金を調製した。
【0026】(比較例10)#100以下の市販のCu
−3.5Sn−24Pb合金粉末のみを用いたこと以外
は実施例1と同様にして銅基焼結合金を調製した。
−3.5Sn−24Pb合金粉末のみを用いたこと以外
は実施例1と同様にして銅基焼結合金を調製した。
【0027】
【表3】
【0028】(試験例)上記のそれぞれの焼結合金を、
直径4mm、厚さ1mmの円板形状に切削し、黄銅製の
基台に設けられた深さ約0.6mmの穴に圧入するとと
もにエポキシ樹脂で接着した。これをピン試験片に用
い、直径4mmの表面を摩擦面として、表4に示す条件
にてピンオンディスク型の摩擦摩耗試験を行った。そし
て摩擦係数、摩擦面の摩耗量、摩擦面のビッカース硬さ
を測定し、結果を表5及び図6〜図8に示す。
直径4mm、厚さ1mmの円板形状に切削し、黄銅製の
基台に設けられた深さ約0.6mmの穴に圧入するとと
もにエポキシ樹脂で接着した。これをピン試験片に用
い、直径4mmの表面を摩擦面として、表4に示す条件
にてピンオンディスク型の摩擦摩耗試験を行った。そし
て摩擦係数、摩擦面の摩耗量、摩擦面のビッカース硬さ
を測定し、結果を表5及び図6〜図8に示す。
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】(評価)先ず摩擦係数について見ると、各
実施例の焼結合金は比較例1〜9に比べて摩擦係数が低
く、実用されている比較例10のCu−Pb系焼結合金
と同等の0.2以下であり、優れた摩擦特性を示してい
る。また実施例1〜5の比較より、純Biの濃度が増加
するにつれて摩擦係数が低くなっていることがわかる。
さらに実施例8〜11は実施例3よりも摩擦係数が低い
ことから、ビスマス相1は純BiよりBi基合金とする
ことが摩擦低減に有効であることがわかる。
実施例の焼結合金は比較例1〜9に比べて摩擦係数が低
く、実用されている比較例10のCu−Pb系焼結合金
と同等の0.2以下であり、優れた摩擦特性を示してい
る。また実施例1〜5の比較より、純Biの濃度が増加
するにつれて摩擦係数が低くなっていることがわかる。
さらに実施例8〜11は実施例3よりも摩擦係数が低い
ことから、ビスマス相1は純BiよりBi基合金とする
ことが摩擦低減に有効であることがわかる。
【0032】一方、摩耗量について見ると、各実施例の
焼結合金の摩耗量は実用されている比較例10に比べて
多いものの、比較例8のCu−5Pb合金より少なく耐
摩耗性に優れていることがわかる。そして銅相2をCu
基合金とした実施例20〜22は、摩擦係数は比較例1
0より低く、摩耗量も比較例10と比べて遜色なく、摩
擦特性にきわめて優れている。
焼結合金の摩耗量は実用されている比較例10に比べて
多いものの、比較例8のCu−5Pb合金より少なく耐
摩耗性に優れていることがわかる。そして銅相2をCu
基合金とした実施例20〜22は、摩擦係数は比較例1
0より低く、摩耗量も比較例10と比べて遜色なく、摩
擦特性にきわめて優れている。
【0033】そしてビスマス相1をBi基合金とし、か
つ銅相2をCu基合金とした実施例23では、摩擦係数
の低さと摩耗量の少なさとが両立し、各実施例のなかで
特に摩擦特性に優れている。さらに各実施例の焼結合金
のビッカース硬さは、実用されている比較例10と同等
以上であり、材料強度も高いことがわかる。
つ銅相2をCu基合金とした実施例23では、摩擦係数
の低さと摩耗量の少なさとが両立し、各実施例のなかで
特に摩擦特性に優れている。さらに各実施例の焼結合金
のビッカース硬さは、実用されている比較例10と同等
以上であり、材料強度も高いことがわかる。
【0034】次にビスマス相1について見ると、実施例
6〜19では実施例3に比べて摩耗量が低減し、ビッカ
ース硬さが大きくなる傾向が認められ、特にSnが増え
るにつれてその傾向が顕著に認められる。したがってB
iへのSn、Ag、Inの添加はいずれもビスマス相1
と銅相2との密着性を向上させて材料強度を高める効果
があると考えられる。
6〜19では実施例3に比べて摩耗量が低減し、ビッカ
ース硬さが大きくなる傾向が認められ、特にSnが増え
るにつれてその傾向が顕著に認められる。したがってB
iへのSn、Ag、Inの添加はいずれもビスマス相1
と銅相2との密着性を向上させて材料強度を高める効果
があると考えられる。
【0035】しかし実施例6、実施例9及び実施例12
の摩擦特性は実施例3と大差なく、したがってSn、A
g、Inの添加量が0.1重量%未満では効果が不十分
である。なお実施例8では高い摩擦特性を示すのに、比
較例4のようにSnの添加量が20重量%を超えると、
摩擦係数が高くなるとともに摩耗量が増大する。したが
ってSnの添加量は20重量%以下とするのが望まし
い。
の摩擦特性は実施例3と大差なく、したがってSn、A
g、Inの添加量が0.1重量%未満では効果が不十分
である。なお実施例8では高い摩擦特性を示すのに、比
較例4のようにSnの添加量が20重量%を超えると、
摩擦係数が高くなるとともに摩耗量が増大する。したが
ってSnの添加量は20重量%以下とするのが望まし
い。
【0036】また実施例14では高い摩擦特性を示すの
に、比較例6のようにInの添加量が5重量%を超える
と摩擦係数が高くなるとともに摩耗量が増大する。した
がってInの添加量は5重量%以下とするのが望まし
い。このようにSn及びInの過剰の添加による摩擦特
性の低下は、ビスマス相1の融点が低下することに起因
すると考えられる。一方、Agを添加してもビスマス相
1の融点が低下するが、その程度はSn及びInの場合
に比べて小さく、例えばSnを20重量%添加すると共
晶合金であるBi−Sn合金の完全溶融点は約200℃
となるが、Agを50重量%まで添加しても融点が26
2℃より低くなることはない。しかし、比較例5のよう
にAgの添加量が10重量%を超えると、摩擦係数が高
くなるとともに摩耗量が増大する。
に、比較例6のようにInの添加量が5重量%を超える
と摩擦係数が高くなるとともに摩耗量が増大する。した
がってInの添加量は5重量%以下とするのが望まし
い。このようにSn及びInの過剰の添加による摩擦特
性の低下は、ビスマス相1の融点が低下することに起因
すると考えられる。一方、Agを添加してもビスマス相
1の融点が低下するが、その程度はSn及びInの場合
に比べて小さく、例えばSnを20重量%添加すると共
晶合金であるBi−Sn合金の完全溶融点は約200℃
となるが、Agを50重量%まで添加しても融点が26
2℃より低くなることはない。しかし、比較例5のよう
にAgの添加量が10重量%を超えると、摩擦係数が高
くなるとともに摩耗量が増大する。
【0037】
【表6】
【0038】表6に各実施例及び比較例におけるビスマ
ス相1のビッカース硬さと鉛のビッカース硬さを示す。
表6から明らかなように、Agの添加量が多いほどビス
マス相1が硬くなっている。すなわち比較例5のように
Agの添加量が10重量%を超えると摩擦係数が高くな
るとともに摩耗量が増大する原因は、ビスマス相1が硬
くなりすぎてなじみ性が低下したことによるものと考え
られる。したがってAgの添加量は10重量%以下とす
ることが望ましい。
ス相1のビッカース硬さと鉛のビッカース硬さを示す。
表6から明らかなように、Agの添加量が多いほどビス
マス相1が硬くなっている。すなわち比較例5のように
Agの添加量が10重量%を超えると摩擦係数が高くな
るとともに摩耗量が増大する原因は、ビスマス相1が硬
くなりすぎてなじみ性が低下したことによるものと考え
られる。したがってAgの添加量は10重量%以下とす
ることが望ましい。
【0039】本発明の銅基焼結合金は、そのままで摺動
部材として用いることができるし、図2に示すように本
発明の銅基焼結合金からなる摺動部材10表面にオーバ
レイ11を設けてもよい。また本発明の銅基焼結合金
は、図3に示すように裏金100のライニング12とし
て用いることができる。また図4に示すように、本発明
の銅基焼結合金からなるライニング12表面にオーバレ
イ13を設けてもよい。
部材として用いることができるし、図2に示すように本
発明の銅基焼結合金からなる摺動部材10表面にオーバ
レイ11を設けてもよい。また本発明の銅基焼結合金
は、図3に示すように裏金100のライニング12とし
て用いることができる。また図4に示すように、本発明
の銅基焼結合金からなるライニング12表面にオーバレ
イ13を設けてもよい。
【0040】さらに、図5に示すように、ライニング1
2とオーバレイ13の間にバリヤめっき層14を設ける
ことも好ましい。このようにすれば、オーバレイ13が
経時でライニング12中へ拡散するのが抑制され耐久性
が向上する。
2とオーバレイ13の間にバリヤめっき層14を設ける
ことも好ましい。このようにすれば、オーバレイ13が
経時でライニング12中へ拡散するのが抑制され耐久性
が向上する。
【0041】
【発明の効果】すなわち本発明の銅基焼結合金によれ
ば、鉛を用いずにCu−Pb系焼結合金と同等の摩擦摺
動特性を発現する。したがって環境を害する恐れのある
鉛の使用量の低減に寄与し、オーバレイ付きすべり軸受
けのライニング材などとして好適に用いることができ
る。
ば、鉛を用いずにCu−Pb系焼結合金と同等の摩擦摺
動特性を発現する。したがって環境を害する恐れのある
鉛の使用量の低減に寄与し、オーバレイ付きすべり軸受
けのライニング材などとして好適に用いることができ
る。
【図1】本発明の実施例の銅基焼結合金の概略構成を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】本発明の実施例の銅基焼結合金の使用例の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例の銅基焼結合金の使用例の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例の銅基焼結合金の使用例の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例の銅基焼結合金の使用例の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】実施例及び比較例の焼結合金の摩擦係数を示す
棒グラフである。
棒グラフである。
【図7】実施例及び比較例の焼結合金の摩耗量を示す棒
グラフである。
グラフである。
【図8】実施例及び比較例の焼結合金のビッカース硬さ
を示す棒グラフである。
を示す棒グラフである。
1:ビスマス相 2:銅相
フロントページの続き (72)発明者 不破 良雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 志村 好男 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 堀田 滋 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ビスマス又はビスマス基合金からなるビ
スマス相を5〜50重量%含有し、残部が銅又は銅基合
金からなる銅相と不可避の不純物とで構成されているこ
とを特徴とする銅基焼結合金。 - 【請求項2】 前記ビスマス相は錫、銀及びインジウム
のうち少なくとも1種の元素を含み、少なくとも1種の
該元素は該ビスマス相中に錫であれば20重量%以下、
銀であれば10重量%以下及びインジウムであれば5重
量%以下の範囲で含有されることを特徴とする請求項1
記載の銅基焼結合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146374A JPH10330868A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 銅基焼結合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146374A JPH10330868A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 銅基焼結合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10330868A true JPH10330868A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15406278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9146374A Pending JPH10330868A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 銅基焼結合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10330868A (ja) |
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-
1997
- 1997-06-04 JP JP9146374A patent/JPH10330868A/ja active Pending
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