JP2001050221A - 車両用内装材の取付け構造 - Google Patents
車両用内装材の取付け構造Info
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- JP2001050221A JP2001050221A JP11225500A JP22550099A JP2001050221A JP 2001050221 A JP2001050221 A JP 2001050221A JP 11225500 A JP11225500 A JP 11225500A JP 22550099 A JP22550099 A JP 22550099A JP 2001050221 A JP2001050221 A JP 2001050221A
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Abstract
防止できる車両用内装材の取付け構造を提供する。 【解決手段】 クリップ30は、細長形状の軸部31
と、この軸部31の一端部に設けられる傘状の押さえ部
32とを備えている。また、軸部31には、その長さ方
向に沿って一定ピッチで、径方向に張り出す係止用鍔縁
33が複数個設けられている。また、内装材10の差込
み孔11の周囲には、パネル20側へテーパ状に膨出さ
れるばね部12が形成されている。押さえ部32を押圧
して軸部31を差込み孔11からパネル20の取付け孔
21内へと押し込むと、ばね部12の復帰変形力が内装
材10をパネル20から離間させるように作用するた
め、内装材10が押さえ部32に密着した状態で、クリ
ップ30が外側へ付勢され、係止用鍔縁33のうちの一
つが取付け孔21の孔縁に係止する。
Description
付け構造に関するものである。
けるには、図5に示すようなクリップ71が用いられ
る。このクリップ71は、細長形状の軸部72と、この
軸部72の一端部に設けられる傘状の押さえ部73とを
備えている。軸部72には、その長さ方向に沿って一定
ピッチで、径方向に張り出す係止用鍔縁74が複数個設
けられている。内装材75には、軸部72を挿通可能な
差込み孔76が設けられている。また、パネル77に
は、その差込み孔76に整合する位置に、取付け孔78
が開口されている。クリップ71を取り付けるには、軸
部72を内装材75の差込み孔76とパネル77の取付
け孔78とに差込んで、内装材75の肉厚に合った適当
な位置の係止用鍔縁74を取付け孔78の孔縁に係合さ
せることにより行う。
構造によると、次のような欠点があった。つまり、内装
材75とパネル77とを合わせた厚みと、クリップ71
の軸部72に沿って係止用鍔縁74が設けられているピ
ッチとが一致していない場合には(図5中、符号Lで示
した間隔)、クリップ71の押さえ部73が内装材75
の表面から浮き上がったり、クリップ71ががたついた
りしており、見栄えも悪かった。この欠点の一部を解消
するために、図6に示したもののように、内装材79の
差込み孔80の周囲に押さえ部73が収まるような凹部
81を設けて、見かけ上、押さえ部73の浮き上がりを
目立たなくしたものもあるが、クリップ71のがたつき
が解消したわけではない。また、全体の見栄えは、十分
に良好なものとは言い難く、さらに改良の余地があっ
た。
であり、その目的とするところは内装材の表面からのク
リップの浮き上がりを防止できる車両用内装材の取付け
構造を提供することである。
めの請求項1の発明に係る車両用内装材の取付け構造
は、係止用鍔縁が径方向に張り出す軸部とこの軸部の上
端に設けられた大径の押さえ部とからなるクリップと、
前記軸部を挿通可能でかつ前記押さえ部より小径に形成
された差込み孔を有する内装材と、前記差し込み孔と整
合する取付け孔を有しかつこの取付け孔の孔縁に前記係
止用鍔縁が係止することで前記内装材の固定がなされる
車両用パネルとからなる取付け構造であって、前記内装
材と前記車両用パネルとの間には、前記内装材を前記パ
ネルから離間させる方向に付勢するばね部が介在される
ところに特徴を有する。
のにおいて、前記ばね部は、前記内装材の差込み孔周り
を前記パネル側へ弾性変形可能に膨出させて形成されて
いるところに特徴を有する。
付け孔と差込み孔とを整合させつつ、内装材をパネルに
沿わせる。その状態で、押さえ部を押し込んで軸部を差
込み孔から取付け孔へと差し込む。このときの押し込み
に伴い、ばね部は圧縮され内装材がパネルに接近し、い
ずれかの係止用鍔縁が取付け孔を通過する。その後、押
さえ部に対する押圧操作を止めると、ばね部は内装材を
パネルから離間させるように作用するため、クリップ
は、係止用鍔縁が取付け孔の孔縁に係止し、押さえ部が
内装材の表面に浮き上がりを生じることなく密着した状
態で取り付けられているため、クリップのがたつきも解
消される。
内装材に一体に形成されているから、構造が簡単であ
る。
第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1
は、内装材10の取付け前の状態を示している。本発明
の車両用内装材の取付け構造は、内装材10と、この内
装材10が固定されるパネル20と、内装材10を固定
するクリップ30とから構成される。
されており、先端の尖った細長形状の軸部31と、この
軸部31の上端に傘状に設けられた円形の押さえ部32
とを備えている。また、軸部31には、その長さ方向に
沿って一定のピッチで、径方向に張り出す係止用鍔縁3
3が複数個形成されている。各係止用鍔縁33は、軸部
31の長さ方向に撓み変形可能とされている。
定箇所に円形の取付け孔21が開口されている。この取
付け孔21の孔径は、軸部31の外径よりも大きく、か
つ係止用鍔縁33の外径よりも小さくされており、各係
止用鍔縁33が取付け孔21の孔縁に係止可能とされて
いる。
ン等のように、ある程度の弾力性を備えた材料からなる
硬質のボードである。この内装材10には、取付け孔2
1と整合する位置に、軸部31を挿通可能な差し込み孔
11が開口されている。この差し込み孔11の周囲は、
パネル20側へテーパ状に膨出されてばね部12が形成
されている。このばね部12は、パネル20から離間す
る方向へ弾性変位可能とされており、その撓み代(図1
中、符号Aにて示す)は係止用鍔縁33の配列ピッチ
(図1中、符号Xにて示す)と同程度またはそれよりも
大きくされている。また、ばね部12の外径(ばね部1
2がパネル20から折れ曲がる基端部を結んだ円の直径
に該当する。第1図中、符号Bにて示す)は、押さえ部
32の外径(図1中、符号Cにて示す)よりやや小径と
されている。
材10の取付け方法を説明する。まず、取付け孔21と
差し込み孔11とを整合させつつ、内装材10をパネル
20に沿わせる。そして、クリップ30の押さえ部32
を押し込んで、軸部31を差し込み孔11から取付け孔
21内へと差し込む。係止用鍔縁33のうちの一つが差
し込み孔11の孔縁に突き当たると、その係止用鍔縁3
3が押さえ部32側に撓み変形しつつ取付け孔21を通
過し、パネル20の内側(図1においてパネル20の右
側)で復帰変形する。
の係止用鍔縁33を取付け孔21に通過させていくうち
に、押さえ部32が内装材10の表面に突き当たる。そ
の状態で、さらに押さえ部32を押圧すると、ばね部1
2が圧縮されて、内装材10がパネル20に接近する
(図2参照)。そこで、押さえ部32に対する押圧操作
を止めると、ばね部12の復帰変形力が内装材10をパ
ネル20から離間させるように作用するため、内装材1
0が押さえ部32に密着した状態で、クリップ30が外
側へ付勢され、パネル20の取付け孔21を通過した係
止用鍔縁33のうち最もパネル20に近接したものが、
取付け孔21の孔縁に係止する(図3参照)。
クリップ30は、係止用鍔縁33が取付け孔21の孔縁
に係止し、押さえ部32が内装材10の表面に浮き上が
りを生じることなく密着した状態で取り付けられる。こ
のため、クリップ30及び内装材10のがたつきも解消
される。
成されているから、構造が簡単である。加えて、ばね部
12は、押さえ部32の内側に隠れるため、見栄えが悪
くなることがない。
形態を図4を参照して説明する。なお、本実施形態と第
1実施形態とにおいて、同一の構成には同一の符号を付
して説明を省略する。本実施形態では、パネル40の取
付け孔41の孔縁に、径方向へ複数のスリット42を設
けるとともに、各スリット42間に形成される突出部4
3を外側(図4において、パネル40の左側)へ折り曲
げることによって、ばね部44を形成している。このば
ね部44の撓み代は、各係止用鍔縁33の配列ピッチと
同程度とされている。また、ばね部44の内径(図4中
の符号Dで示す)は、差込孔51の内径よりもやや大き
くされており、ばね部44の外径(図4中の符号Eで示
す)は、係止用鍔縁33の外径よりやや小さくされてい
る。一方、内装材50の差し込み孔51の周囲は平坦と
なっている。なお、クリップ30は、第1実施形態と同
様のものである。
付け方法について説明すると次のようである。まず、第
1実施形態と同様にして、押さえ部32を押し込んで軸
部31を差込み孔51から取付け孔41へと差込んでゆ
くと、内装材50が突出部43の先端に突き当たる。さ
らに、押さえ部32を押圧すると、ばね部44が図4に
おいて右側へ押圧・圧縮される。そこで、押さえ部32
に対する押圧操作を止めると、ばね部44は内装材50
をパネル40から離間させるように作用するため、内装
材50が押さえ部32に密着するとともに、クリップ3
0が外側へ付勢され、係止用鍔縁33の一つが取付け孔
41の孔縁に係止する。このように、本実施形態によっ
ても、第1実施形態と同様の効果を奏することができ
る。また、本実施形態によれば、内装材50には、第1
実施形態のばね部12のような特別な加工を施さなくて
良い。
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。 上記した実施形態では、ばね部12,44は、内装材
10あるいはパネル40と一体に成形されているが、本
発明によれば、ばね部を内装材あるいはパネルと一体に
成形する必要はなく、例えばスプリングワッシャのよう
な、別体のものから構成してもよい。要するに、本発明
のばね部は、内装材とパネルとの間に介在して、内装材
をパネルから離間させる方向に作用するものであればよ
く、そのような条件が満たされればクリップに一体に形
成されるものであってもよい。
0は硬質のボードを例示したが、本発明によれば、内装
材は、所定のばね性を備えているものであれば、例えば
成形天井の如く、ある程度のクッション性を備えたもの
を使用してもよい。 上記した実施形態では、クリップ30に複数の係止用
鍔縁33が備えられているが、本発明によれば、クリッ
プに備えられる係止用鍔縁は一個のみであっても良い。
状態を示す断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 係止用鍔縁が径方向に張り出す軸部とこ
の軸部の上端に設けられた大径の押さえ部とからなるク
リップと、前記軸部を挿通可能でかつ前記押さえ部より
小径に形成された差込み孔を有する内装材と、前記差し
込み孔と整合する取付け孔を有しかつこの取付け孔の孔
縁に前記係止用鍔縁が係止することで前記内装材の固定
がなされる車両用パネルとからなる取付け構造であっ
て、 前記内装材と前記車両用パネルとの間には、前記内装材
を前記パネルから離間させる方向に付勢するばね部が介
在されることを特徴とする車両用内装材の取付け構造。 - 【請求項2】 前記ばね部は、前記内装材の差込み孔周
りを前記パネル側へ弾性変形可能に膨出させて形成され
ていることを特徴とする請求項1記載の車両用内装材の
取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22550099A JP4441956B2 (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 車両用内装材の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22550099A JP4441956B2 (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 車両用内装材の取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050221A true JP2001050221A (ja) | 2001-02-23 |
JP4441956B2 JP4441956B2 (ja) | 2010-03-31 |
Family
ID=16830303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22550099A Expired - Fee Related JP4441956B2 (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 車両用内装材の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4441956B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100950072B1 (ko) * | 2007-11-14 | 2010-03-26 | 엔브이에이치코리아(주) | 자동차용 앵커클립 어셈블리 |
US11666783B2 (en) | 2017-07-25 | 2023-06-06 | Kazuki TERASHIMA | Vascular marker for radiotherapy, radiotherapy assistance method, radiation irradiation control device, and vascular marker indwelling assistance device |
-
1999
- 1999-08-09 JP JP22550099A patent/JP4441956B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100950072B1 (ko) * | 2007-11-14 | 2010-03-26 | 엔브이에이치코리아(주) | 자동차용 앵커클립 어셈블리 |
US11666783B2 (en) | 2017-07-25 | 2023-06-06 | Kazuki TERASHIMA | Vascular marker for radiotherapy, radiotherapy assistance method, radiation irradiation control device, and vascular marker indwelling assistance device |
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---|---|
JP4441956B2 (ja) | 2010-03-31 |
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