JP2001049490A - 基板のめっき方法及び装置 - Google Patents

基板のめっき方法及び装置

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JP2001049490A
JP2001049490A JP22036399A JP22036399A JP2001049490A JP 2001049490 A JP2001049490 A JP 2001049490A JP 22036399 A JP22036399 A JP 22036399A JP 22036399 A JP22036399 A JP 22036399A JP 2001049490 A JP2001049490 A JP 2001049490A
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substrate
plating solution
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Akihisa Hongo
明久 本郷
Mizuki Nagai
瑞樹 長井
Ryoichi Kimizuka
亮一 君塚
Emi Maruyama
恵美 丸山
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Ebara Corp
JCU Corp
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Ebara Corp
Ebara Udylite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスの集積度が上がり、溝幅や穴
径が小さくなっても溝や穴中の銅イオンが拡散律速にな
ることなく、銅めっきにより基板面上に形成された微細
な溝や穴を良好に埋め込むことができる基板めっき方法
及び装置を提供すること。 【解決手段】 表面に配線用の微細な溝や穴が形成され
た被めっき基板の該表面に銅めっきを行い該溝や穴を銅
めっき膜で埋める基板のめっき方法であって、硫酸銅
(CuSO4・5H2O)の濃度が100乃至250g/
l、硫酸(H2SO4)の濃度が10乃至100g/l、
塩素イオンの濃度が0乃至100mg/lのめっき液を
用いて電解めっきを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板の表面にめっき
処理を施す基板のめっき方法及び装置に関し、特に半導
体基板等の表面に配線用の微細な溝や穴が形成された基
板の該溝や孔を銅めっきで埋め込むのに好適な基板のめ
っき方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板の銅めっきではスル
ーホール中の膜厚を均一に成長させるためめっき液の銅
濃度は低くし、所謂スローイングパワーを良くしている
(ハイスロー浴)。これは陰極分極を高めることで陰極
の過電圧を上げ均一電着性を向上させるためである。但
し、これらのプリント基板の孔の寸法は50μm〜10
0μm程度で、孔中の液流がある程度期待できる範囲に
ある。
【0003】半導体ウエハの面に形成される配線用の溝
や穴の幅や径寸法は0.2μm以下の行き止まりの溝や
穴である。このようなレベルの微細な溝や穴になると該
溝や穴中に液流を生じさせることが無理で、また電場に
よる電気泳動速度も数値的に小さく銅イオンの穴中への
補充はほとんどイオン濃度の拡散によって賄われる。穴
中への銅イオンの拡散量は穴の径が小さくなるに従い、
その2乗(穴の入り口の面積)に反比例する。
【0004】これに対して、穴中への銅イオンの析出量
は略穴の径に反比例する。従って、将来半導体デバイス
の集積度が上がり、溝幅や穴径が小さくなることで溝や
穴中の銅イオンは拡散律速になることが予想できる。特
に穴径が0.15μm以下になり、アスペクト比が大き
くなるめっき液の攪拌方法によっては、拡散律速になり
やすい状況にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、半導体デバイスの集積度が上が
り、溝幅や穴径が小さくなっても溝や穴中の銅イオンが
拡散律速になることなく、銅めっきにより基板面上に形
成された微細な溝や穴を良好に埋め込むことができる基
板めっき方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、表面に配線用の微細な溝や穴
が形成された被めっき基板の該表面に銅めっきを行い該
溝や穴を銅めっき膜で埋める基板のめっき方法であっ
て、硫酸銅(CuSO4・5H2O)の濃度が100乃至
250g/l、硫酸(H2SO4)の濃度が10乃至10
0g/l、塩素イオンの濃度が0乃至100mg/lの
めっき液を用いて電解めっきを行うことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のめっき方法において、めっき液は前記組成のめっき液
中に少なくとも0.14乃至70μmol/lの下記
〔A〕式で表されるイオウ化合物と、下記〔B〕式で表
される高分子化合物を10mg/l乃至5g/lと、窒
素化合物を0.01mg/l乃至100mg/l含有し
ためっき液であることを特徴とする。
【化3】 〔A〕式中、Lは低級アルキル基、低級アルコキシ基、
水酸基又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1乃
至6のアルキル基を示し、Xは水素原子、―SO 3M基
又は―PO3M基(Mは水素原子、アルカリ金属原子又
はアミノ基を示す)を示し、〔B〕式中、R1は炭素数
8乃至25の高級アルコールの残基、炭素数1乃至25
のアルキル基を有するアルキルフェノールの残基、炭素
数1乃至25のアルキル基を有するアルキルナフトール
残基、炭素数3乃至22の脂肪酸アミドの残基、炭素数
2乃至4のアルキルアミンの残基又は水酸基を示し、R
2及びR3は水素原子又はメチル基を示し、m及びkは1
乃至100の整数を示す。
【0008】請求項3に記載の発明は、めっき槽のめっ
き液中に被めっき基板と陽極基板を配置し、該被めっき
基板と被めっき基板に所定のめっき電圧を印加し、電解
めっきを行う基板のめっき装置において、めっき液は、
硫酸銅(CuSO4・5H2O)の濃度が100乃至25
0g/l、硫酸(H2SO4)の濃度が10乃至100g
/l、塩素イオンの濃度が0乃至100mg/lである
ことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の基板のめっき装置において、めっき液は前記組成のめ
っき液中に少なくとも0.14乃至70μmol/lの
下記〔A〕式で表されるイオウ化合物と、下記〔B〕式
で表される高分子化合物を10mg/l乃至5g/l
と、窒素化合物を0.01mg/l乃至100mg/l
含有しためっき液であることを特徴とする。
【化4】 〔A〕式中、Lは低級アルキル基、低級アルコキシ基、
水酸基又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1乃
至6のアルキル基を示し、Xは水素原子、―SO 3M基
又は―PO3M基(Mは水素原子、アルカリ金属原子又
はアミノ基を示す)を示し、〔B〕式中、R1は炭素数
8乃至25の高級アルコールの残基、炭素数1乃至25
のアルキル基を有するアルキルフェノールの残基、炭素
数1乃至25のアルキル基を有するアルキルナフトール
残基、炭素数3乃至22の脂肪酸アミドの残基、炭素数
2乃至4のアルキルアミンの残基又は水酸基を示し、R
2及びR3は水素原子又はメチル基を示し、m及びkは1
乃至100の整数を示す。
【0010】上記のように半導体デバイスの集積度が上
がり、溝幅や穴径が小さくなっても溝や穴中の銅イオン
が拡散律速になるのを防止するには、めっき液を攪拌す
ることで拡散層の厚さを薄くしたり、電流密度を低く抑
えることも有効であるが、めっき液の銅濃度を上げるこ
とも効果的である。めっき液の銅濃度を上げることで拡
散速度は比例して上昇する。液の攪拌を併用すれば、拡
散速度は更に速くなる。
【0011】図1は図2に示す深さ1.2μmの穴Hの
中での拡散量と析出量を比較した例を示す図である。同
図において、縦軸はCu析出量・拡散量(g/s)、横
軸は穴Hの穴径φ(μm)を示す。なお、ここで拡散係
数を0.72×10-92/s、拡散層厚さを5μmと
する。拡散量>析出量ならば反応律速であり、穴Hの中
の銅イオンが枯渇してボイドが生じることがない。拡散
量<析出量ならば拡散律速度であり、穴Hにボイドが生
じることがある。図1からも明らかなように、穴径φが
微細化すればするほど硫酸銅濃度は高いほうが有利とな
り、飽和濃度の関係で相対的に硫酸濃度は低くなる。硫
酸濃度を低くすることで、液の電気抵抗を高くし析出す
る膜厚の均一性を向上させている。
【0012】なお、図1において、曲線Aは硫酸銅濃度
225g/l時の拡散量(毎秒)、曲線Bは電流密度3
A/dm2時の析出量(毎秒)、曲線Cは電流密度2.
5A/dm2時の析出量(毎秒)、曲線Dは電流密度2
A/dm2時の析出量(毎秒)、曲線Eは硫酸銅濃度7
5g/l時の拡散量(毎秒)をそれぞれ示す。
【0013】また、めっき液には上記のように0.14
〜40μmolの〔A〕式で表されるイオウ化合物と
〔B〕式で表される高分子化合物を含有している。この
イオウ化合物は、析出を緻密化させるものであり、具体
例としては、N.N−ジメチルジチオカルバミルプロピ
ルスルホン酸、O−エチル−S−(3−プロピルスルホ
ン酸)−ジチオカルボネート、ビス−(スルホプロピ
ル)ジスルフィド等やそれらの塩を挙げることができ
る。
【0014】イオウ系化合物の添加量は本発明では、硫
酸銅が硫酸の量に比べて大きいため、0.14〜70μ
mol/lが好ましい。硫酸銅濃度が低い液の場合に比
べて添加量が少ないのは陰極近傍の銅イオンが豊富に存
在するため、促進剤としてのイオウ化合物の量は少なく
て済むためである。
【0015】更に、めっき液に含有する高分子系有機添
加剤は具体例としては、PPG、PEG或いはそれらの
ランダム又はブロック重合ポリマー或いはそれらの誘導
体等のポリエーテル類が挙げられる。これらの高分子系
有機物の添加量は10mg/l〜5g/l程度である。
【0016】また、上記めっき液には、更に銅の析出を
抑制し、穴の底のめっき成長を促進させる所謂レベラを
添加する。レベラはフェナチジン系化合物、フタロシア
ニン化合物、ポリエチレンイミン、ポリベンジルエチレ
ンイミン等のポリアルキレンイミン及びその誘導体、N
−染料置換体化合物等のチオ尿素誘導体、フェノサフラ
ニン、サフラニンアゾナフトール、ジエチルサフラニン
アゾフェノール、ジメチルサフラニンジメチルアニリン
等のサフラニン化合物、ポリエピクロルヒドリン及びそ
の誘導体、チオフラビン等のフェニルチアゾニウム化合
物、アクリルアドミ、プロピルアミド、ポリアクリル酸
アミド等のアミド類等含窒素化合物である。この含窒素
化合物は0.01mg/l〜100mg/l程度添加さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図3は本発明に係るめっき方法を実施
するためのめっき装置の構成例を示す図である。図示す
るように、本めっき装置は、めっき槽10を具備し、該
めっき槽10はめっき槽本体11内に半導体ウエハ等の
被めっき基板13を保持するための基板保持体12が収
容されている。該基板保持体12は基板保持部12−1
とシャフト部12−2からなり、該シャフト部12−2
は円筒状のガイド部材14の内壁に軸受15、15を介
して回転自在に支持されている。そして該ガイド部材1
4と基板保持体12はめっき槽本体11の頂部に設けら
れたシリンダ16により上下に所定のストロークで昇降
できるようになっている。
【0018】また、基板保持体12はガイド部材14の
内部上方に設けられたモータ18により、シャフト部1
2−2を介して矢印A方向に回転できるようになってい
る。また、基板保持体12の内部には基板押え部17−
1及びシャフト部17−2からなる基板押え部材17を
収納する空間Cが設けられており、該基板押え部材17
は基板保持体12のシャフト部12−2内の上部に設け
られたシリンダ19により上下に所定のストロークで昇
降できるようになっている。
【0019】基板保持体12の基板保持部12−1の下
方には空間Cに連通する開口12−1aが設けられ、該
開口12−1aの上部には、図4に示すように被めっき
基板13の縁部が載置される段部12−1bが形成され
ている。該段部12−1bに被めっき基板13の縁部を
載置し、被めっき基板13の上面を基板押え部材17の
基板押え部17−1で押圧することにより、被めっき基
板13の縁部は基板押え部17−1と段部12−1bの
間に挟持される。そして被めっき基板13の下面(めっ
き面)は開口12−1aに露出する。なお、図4は図3
のB部分の拡大図である。
【0020】めっき槽本体11の基板保持部12−1の
下方、即ち開口12−1aに露出する被めっき基板13
のめっき面の下方に扁平なめっき液室20が設けられ、
めっき液室20の下方に多数の孔21aが形成された多
孔板21を介して、扁平なめっき液導入室22が設けら
れている。また、めっき液室20の外側には該めっき液
室20をオーバーフローしためっき液Qを捕集する捕集
樋23が設けられている。
【0021】捕集樋23で回収されためっき液Qはめっ
き液タンク24に戻るようになっている。めっき液タン
ク24内のめっき液Qはポンプ25により、めっき液室
20の両側から水平方向に導入される。めっき液室20
の両側から導入されためっき液Qは多孔板21の孔21
aを通って、垂直噴流となってめっき液室20に流れ込
む。多孔板21と被めっき基板13の間隔は5〜15m
mとなっており、該多孔板21の孔21aを通っためっ
き液Qの噴流は垂直上昇を維持したまま均一な噴流とし
て被めっき基板13のめっき面に当接する。めっき液室
20をオーバーフローしためっき液Qは捕集樋23で回
収され、めっき液タンク24に流れ込む。即ち、めっき
液Qはめっき槽本体11のめっき液室20とめっき液タ
ンク24の間を循環するようになっている。
【0022】めっき液室20のめっき液面レベルLQは
被めっき基板13のめっき面レベルLWより若干ΔLだ
け高くなっており、被めっき基板13の全面はめっき液
Qに接触している。
【0023】基板保持体12の基板保持部12‐1の段
部12‐1bは被めっき基板13の導電部と電気的に導
通する電気接点27が設けられて、該電気接点27はブ
ラシ26を介して外部のめっき電源(図示せず)の陰極
に接続されている。また、めっき槽本体11のめっき液
導入室22の底部には被めっき基板13と対向して陽極
電極28が設けられて、該陽極電極28はめっき電源の
陽極に接続されている。めっき槽本体11の壁面の所定
位置には例えばロボットアーム等の基板搬出治具で被め
っき基板13を出し入れする搬出入スリット29が設け
られている。
【0024】上記構成のめっき装置において、めっきを
行うに際しては、先ずシリンダ16を作動させ、基板保
持体12をガイド部材14ごと所定量(基板保持部12
‐1に保持された被めっき基板13が搬出入スリット2
9に対応する位置まで)上昇させると共に、シリンダ1
9を作動させ基板押え部材17を所定量(基板押え部1
7−1が搬出入スリット29の上部に達する位置まで)
上昇させる。この状態でロボットアーム等の基板搬出入
治具で被めっき基板13を基板保持体12の空間cに搬
入し、該被めっき基板13をそのめっき面が下向きにな
るように段部12‐1bに載置する。この状態でシリン
ダ19を作動させ基板押え部17−1の仮面が被めっき
基板13の上面に当接するまで下降させ、基板押え部1
7‐1と段部12‐1bの間に被めっき基板13の縁部
を挟持する。
【0025】この状態でシリンダ16を作動させ、基板
保持体12をガイド部材14ごと被めっき基板13のめ
っき面がめっき液室20のめっき液Qに接触するまで
(めっき液レベルLQより上記ΔLだけ低い位置まで)
下降させる。この時、モータ18を起動し、基板保持体
12と被めっき基板13を低速で回転させながら下降さ
せる。めっき液室20にはめっき液Qが充満し、且つ多
孔板の穴21aを通した垂直の上昇流が噴出している。
この状態で陽極電極28と上記電気接点27の間にめっ
き電源から所定の電圧を印加すると、陽極電極28から
被めっき基板13へとめっき電流が流れ、被めっき基板
のめっき面にめっき膜が形成される。
【0026】上記めっき中はモータ18を運転し、基板
保持体12と被めっき基板13を低速回転させる。この
低速回転はめっき液室20内のめっき液Qの垂直噴流を
乱すことなく、被めっき基板13のめっき面に均一な膜
厚のめっき膜を形成できるように設定する。
【0027】めっきが終了するとシリンダ16を作動さ
せ、基板保持体12と被めっき基板13を上昇させ、基
板保持部12−1の下面がめっき液レベルLQより上に
なったら、モータ18を高速で回転させ、遠心力で被め
っき基板13のめっき面及び基板保持部12−1の下面
に付着しためっき液を振り切る。めっき液を振り切った
ら、被めっき基板13を搬出入スリット29の位置まで
上昇させ、シリンダ19を作動させて、基板押え部17
−1を上昇させると被めっき基板13は解放され、基板
保持部12−1の段部12−1bに載置された状態とな
る。この状態でロボットアーム等の基板搬出入治具を搬
出入スリット29から、基板保持体12の空間Cに侵入
させ、被めっき基板13をピックアップして外部に搬出
する。
【0028】上記構成のめっき装置において、めっき液
Qには下記の組成のものを用い、穴径0.15μm、穴
深さ1.2μmの穴が形成された被めっき基板13の穴
の中に電流密度2A/dm2、液温25℃、めっき時間
150秒で電解めっきを行ったところ、良好な穴埋性が
得られた。
【0029】 めっき液Qの組成 CuSO4・5H2O 225g/l H2SO4 55g/l Cl- 60mg/l イオウ化合物(N,N−ジメチルジチオカルバミルプロピルスルホン酸) 5mg/l 高分子化合物(PEG6000) 0.1g/l 窒素化合物(サフラニン化合物、janusグリーンB) 2mg/l
【0030】上記のように硫酸銅(CuSO4・5H
2O)濃度の高いめっき液を用いることにより、穴径
0.15μm、穴深さ1.2μmという微細な穴に対し
て穴埋め性の良い銅めっきを行うことができる。
【0031】なお、上記実施形態では、上記組成のめっ
き液を用いて銅めっきを行ったが、めっき液の組成はこ
れに限定されるものではなく、請求項1又は請求項2に
記載の基板めっき方法において、用いるめっき液を用い
て銅めっきを行えば同じような穴埋め性の良い銅めっき
がてきることは容易に予測できる。
【0032】また、本発明に係るめっき装置の構成は図
3に示すものに限定されるものではなく、めっき液に硫
酸銅(CuSO4・5H2O)の濃度が100乃至250
g/l、硫酸(H2SO4)の濃度が10乃至100g/
l、塩素イオンの濃度が0乃至100mg/lの硫酸銅
濃度の高いめっき液を用い、めっき槽のめっき液中に被
めっき基板と陽極基板を配置し、該被めっき基板と被め
っき基板に所定のめっき電圧を印加し、電解めっきを行
うめっき装置であればよい。
【0033】
【発明の効果】上記のように各請求項に記載の発明によ
れば、塩素イオンの濃度が0乃至100mg/lの硫酸
銅濃度の高いめっき液を用いて銅めっきを行うので、銅
イオンの拡散速度が上昇し、被めっき基板の表面に形成
された微細な溝や穴の埋め込み性のよい銅めっきを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被めっき基板の穴中での拡散量と析出量の比較
例を示す図である。
【図2】被めっき基板の表面に形成される穴の形状例を
示す図である。
【図3】本発明に係るめっき装置のめっき槽の構成例を
示す図である。
【図4】図3のB部分の拡大図である。
【符号の説明】
10 めっき槽 11 めっき槽本体 12 基板保持体 13 被めっき基板 14 ガイド部材 15 軸受 16 シリンダ 17 基板押え部材 18 モータ 19 シリンダ 20 めっき液室 21 多孔板 22 めっき液導入室 23 捕集樋 24 めっき液タンク 25 ポンプ 26 ブラシ 28 陽極電極 29 搬出入スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 瑞樹 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 君塚 亮一 神奈川県藤沢市善行坂1−1−6 荏原ユ ージライト株式会社内 (72)発明者 丸山 恵美 神奈川県藤沢市善行坂1−1−6 荏原ユ ージライト株式会社内 Fターム(参考) 4K023 AA19 BA06 CA09 CB07 CB11 CB23 CB32 4K024 AA09 AB01 BA01 BA11 BB11 BC01 CA02 CA06 5E343 BB24 CC78 DD43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に配線用の微細な溝や穴が形成され
    た被めっき基板の該表面に銅めっきを行い該溝や穴を銅
    めっき膜で埋める基板のめっき方法であって、 硫酸銅(CuSO4・5H2O)の濃度が100乃至25
    0g/l、硫酸(H2SO4)の濃度が10乃至100g
    /l、塩素イオンの濃度が0乃至100mg/lのめっ
    き液を用いて電解めっきを行うことを特徴とするめっき
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のめっき方法において、 前記めっき液は前記組成のめっき液中に少なくとも0.
    14乃至70μmol/lの下記〔A〕式で表されるイ
    オウ化合物と、下記〔B〕式で表される高分子化合物を
    10mg/l乃至5g/lと、窒素化合物を0.01m
    g/l乃至100mg/l含有しためっき液であること
    を特徴とする基板のめっき方法。 【化1】 〔A〕式中、Lは低級アルキル基、低級アルコキシ基、
    水酸基又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1乃
    至6のアルキル基を示し、Xは水素原子、―SO 3M基
    又は―PO3M基(Mは水素原子、アルカリ金属原子又
    はアミノ基を示す)を示し、〔B〕式中、R1は炭素数
    8乃至25の高級アルコールの残基、炭素数1乃至25
    のアルキル基を有するアルキルフェノールの残基、炭素
    数1乃至25のアルキル基を有するアルキルナフトール
    残基、炭素数3乃至22の脂肪酸アミドの残基、炭素数
    2乃至4のアルキルアミンの残基又は水酸基を示し、R
    2及びR3は水素原子又はメチル基を示し、m及びkは1
    乃至100の整数を示す。
  3. 【請求項3】 めっき槽のめっき液中に被めっき基板と
    陽極基板を配置し、該被めっき基板と被めっき基板に所
    定のめっき電圧を印加し、電解めっきを行う基板のめっ
    き装置において、 前記めっき液は、硫酸銅(CuSO4・5H2O)の濃度
    が100乃至250g/l、硫酸(H2SO4)の濃度が
    10乃至100g/l、塩素イオンの濃度が0乃至10
    0mg/lであることを特徴とする基板のめっき装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板のめっき装置にお
    いて、 前記めっき液は前記組成のめっき液中に少なくとも0.
    14乃至70μmol/lの下記〔A〕式で表されるイ
    オウ化合物と、下記〔B〕式で表される高分子化合物を
    10mg/l乃至5g/lと、窒素化合物を0.01m
    g/l乃至100mg/l含有しためっき液であること
    を特徴とする基板のめっき装置。 【化2】 〔A〕式中、Lは低級アルキル基、低級アルコキシ基、
    水酸基又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1乃
    至6のアルキル基を示し、Xは水素原子、―SO 3M基
    又は―PO3M基(Mは水素原子、アルカリ金属原子又
    はアミノ基を示す)を示し、〔B〕式中、R1は炭素数
    8乃至25の高級アルコールの残基、炭素数1乃至25
    のアルキル基を有するアルキルフェノールの残基、炭素
    数1乃至25のアルキル基を有するアルキルナフトール
    残基、炭素数3乃至22の脂肪酸アミドの残基、炭素数
    2乃至4のアルキルアミンの残基又は水酸基を示し、R
    2及びR3は水素原子又はメチル基を示し、m及びkは1
    乃至100の整数を示す。
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