JP2001049236A - 防汚材およびこれを用いた反射防止フィルター - Google Patents

防汚材およびこれを用いた反射防止フィルター

Info

Publication number
JP2001049236A
JP2001049236A JP11226400A JP22640099A JP2001049236A JP 2001049236 A JP2001049236 A JP 2001049236A JP 11226400 A JP11226400 A JP 11226400A JP 22640099 A JP22640099 A JP 22640099A JP 2001049236 A JP2001049236 A JP 2001049236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
layer
antifouling
antifouling material
antireflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11226400A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Okubo
透 大久保
Toshiaki Yoshihara
俊昭 吉原
Koichi Ohata
浩一 大畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP11226400A priority Critical patent/JP2001049236A/ja
Publication of JP2001049236A publication Critical patent/JP2001049236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた防汚性かつその永続性を有する防汚層が
形成可能な防汚材およびこれを用いた反射防止フィルタ
ーを提供することを目的とする。 【解決手段】下記(A),(B),(C)成分のうち少
なくとも一種と、一般式R’O(C24 O)a (C3
6 O)b −[−R−SiO(CH32 −Si(CH
32 −RO(C24 O)a (C36 O)b −]n
−R’(a, b,m, nは正の整数であり、分子量は1
000〜100000、Si含有量は10〜90%であ
る)で示されるジメチルポリシロキサンとポリアルキレ
ンオキサイドが結合しており、結合したジメチルポリシ
ロキサンとポリアルキレンオキサイド全体のうち90%
以上の結合場所で交互に繰り返し結合した直鎖状シリコ
ーンを含有することを特徴とする防汚材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防汚材およびこれ
を用いた反射防止フィルターに関するものであり、さら
に詳しくは形成される塗膜が防汚性能の永続性を有する
防汚材、および防汚性能の永続性と低屈折率性を有す
る、コーティング等に用いられる防汚材およびこれを用
いた反射防止フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置などに用いられる反射防止フィ
ルターなどの反射防止物品は、基板に屈折率の異なる光
学薄膜を一層以上積層したものが多く、屈折率がより低
い層を最表層とした層構成をとる場合が多い。
【0003】一般に、上記反射防止層の最表層は大きな
表面エネルギーと微細な表面凹凸を有するため、汚れの
成分である種々の化合物が付着しやすく除去することが
容易ではない。さらに、汚れが付着した部分は、反射干
渉色の変化により一層汚れが目立つため、汚れの付着し
にくい表面が嘱望されている。
【0004】これに対し、汚れが付着しにくく、付着し
ても拭き取りやすい性質を持つ防汚層を反射防止層の表
面に設ける工夫が考案されている。例えば、特開昭64
−86101号公報には、基材の表面に、主として二酸
化ケイ素からなる反射防止膜を設け、更にその表面に有
機ケイ素置換基を含む化合物で処理した耐汚染性、耐擦
傷性の反射防止膜物品が提案されている。特開平4−3
38901号公報には、同様に基材表面に末端シラノー
ル有機ポリシロキサンを皮膜した耐汚染性、耐擦傷性の
CRTフィルターが提案されている。
【0005】また、特公平6−29332号公報には、
プラスチック表面にパーフルオロアルキル基を含むモノ
及びジシラン化合物およびハロゲン、アルキルまたはア
ルコキシのシラン化合物とからなる反射防止膜を有する
低反射率および防汚性のプラスチックが提案されてい
る。
【0006】更に、特開平7−16940号公報には、
パーフルオロアルキル(メタ)アクリレートとアルコキ
シシラン基を有する単量体との共重合体を二酸化ケイ素
を主とする光学薄膜上に形成した光学物品が提案されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防汚層における防汚材およびこれを用いた反射防止フィ
ルターは、付着した汚染物質を除去するために力強く拭
き取ったり水や有機溶剤などを用いて拭き取ると、防汚
性を発現する物質が除かれやすく、防汚性の永続性に乏
しい。本発明は以上のような従来技術の課題を解決しよ
うとするものであり、優れた防汚性かつその永続性を有
する防汚層が形成可能な防汚材およびこれを用いた反射
防止フィルターを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた防
汚性のみならず、防汚性の永続性を有する防汚層につい
て鋭意検討を行った結果、シラン化合物、アクリルモノ
マ等、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサ
イドが交互に繰り返し結合した直鎖状シリコーンおよび
パーフルオロアルキルシラザンを含んだコーテイング材
料を用いることで、防汚性とその永続性に優れた塗膜が
得られることを見いだした。
【0009】また、本発明の防汚材は、屈折率が低くな
るように組成を選定することで、上記防汚特性を備えた
反射防止層の低屈折率最表層として利用可能であること
を見いだした。
【0010】具体的には、請求項1に関する発明は、下
記(A),(B),(C)成分のうち少なくとも一種
と、一般式R’O(C24 O)a (C36 O)b
[−R−SiO(CH32 −Si(CH32 −RO
(C24 O)a (C36 O)b −]n −R’(a,
b, m, nは正の整数であり、分子量は1000〜10
0000、Si含有量は10〜90%である)で示され
るジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイド
が結合しており、結合したジメチルポリシロキサンとポ
リアルキレンオキサイド全体のうち90%以上の結合場
所で交互に繰り返し結合した直鎖状シリコーンを含有す
ることを特徴とする防汚材を提供するものである。 (A)一般式R1 a SiX4-a (R1 は、アルキル基、
アルケニル基、アリル基、またはハロゲン、エポキシ、
アミノ、メルカプト、メタクリロイルないしシアノで置
換された炭化水素基から選ばれた官能基を示し、Xは、
アルコキシル基、アルコキシルアルコキシ基、ハロゲン
原子ないしアシルオキシ基から選ばれた加水分解可能な
基を示す。aは0〜2の整数。)で示されるシラン化合
物およびその加水分解物のうち少なくとも一種 (B)コロイダルシリカ (C)分子構造中にビニル基、アリル基及び(メタ)ア
クリル基のうちいずれかを2個以上含有するモノマー、
オリゴマーおよびポリマーのうち少なくとも一種
【0011】また、請求項2に関する発明は、一般式R
f−R2 Si(NH)3/2 (式中Rfは炭素数1〜10
のパーフルオロアルキル基、R2 は炭素数2〜10の2
価炭化水素基である。)で示されるフッ素シラン化合物
を含むことを特徴とする請求項1記載の防汚材を提供す
るものである。
【0012】また、請求項3に関する発明は、請求項1
記載の成分(B)を含み、硬化膜の屈折率が1.49以
下であることを特徴とする請求項1または2記載の防汚
材を提供するものである。
【0013】また、請求項4に関する発明は、基材、反
射防止層(単層もしくは複層よりなる)、請求項1〜3
何れか記載の防汚材が表面に層として形成されているこ
とを特徴とする反射防止フィルターを提供するものであ
る。
【0014】また、請求項5に関する発明は、基材、最
表層が請求項1〜3何れか記載の防汚材により形成され
ている反射防止層からなる反射防止フィルターを提供す
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の詳細を示す。
【0016】本発明は、防汚性とその永続性に優れた防
汚材の組成およびそれを用いたに反射防止フィルター関
するものである。この防汚材の膜組成の大半を占める基
質を形成する成分、および防汚性を担う成分より構成さ
れる。
【0017】防汚材は、成膜方法を問うものではない
が、成膜方法としてはコーティングが代表的なものであ
る。以下、コーティングの場合を代表させて説明する。
【0018】基質を形成する成分としては、請求項1記
載の重合性シラン化合物、コロイダルシリカおよび重合
性不飽和結合を有する有機化合物のうち少なくとも1種
類が用いられる。一般式R1 a SiX4-a (R1 は、ア
ルキル基、アルケニル基、アリル基、またはハロゲン、
エポキシ、アミノ、メルカプト、メタクリロイルないし
シアノで置換された炭化水素基から選ばれた官能基を示
し、Xは、アルコキシル基、アルコキシルアルコキシ
基、ハロゲン原子ないしアシルオキシ基から選ばれた加
水分解可能な基を示す。aは0〜2の整数。)で示され
る加水分解可能な重合性シラン化合物は、塗膜と基材と
の密着性を高めたり、塗膜構成要素中の有機成分と無機
成分をカップリングすることで、塗膜の機械的強度を向
上させることを主目的として用いられる。
【0019】重合性シラン化合物としては、例えば、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルジメトキシメチルシラン、ビニルメトキシジメチ
ルシラン、γ−(メタ)アクリロイルプロピルトリメト
キシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシランが挙げられる。この重合性シ
ラン化合物は組成中、2〜30%、好ましくは5〜20
%である。2%未満であると十分な効果が得られず、3
0%以上添加しても効果が変わらない。
【0020】コロイダルシリカは塗膜に低屈折率性を付
与するために用いることが可能である。コロイダルシリ
カを用いる場合、組成物中50%以下が好ましい。50
%以上では、塗膜の機械的強度の著しい低下が生じる。
【0021】重合性不飽和結合を有する有機化合物は、
塗膜に機械的強度を付与するために用いられる。例とし
てペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエ
リスリトールペンタアクリレート、ジペンタエレリスリ
トールヘキサアクリレート、ペンタエリエリスリトール
テトラアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート等が挙げられる。
【0022】防汚性を担う成分として請求項1,2記載
のシリコーンおよび含フッ素化合物が用いられる。
【0023】一般式R’O(C24 O)a (C36
O)b −[−R−SiO(CH3 2 −Si(CH3
2 −RO(C24 O)a (C36 O)b −]n
R’(a, b, m, nは正の整数であり、分子量は10
00〜100000、Si含有量は10〜90%であ
る)で示される分子構造中にビニル基、アリル基及び
(メタ)アクリル基のうちいずれかを2個以上含有する
モノマー、オリゴマーおよびポリマーのうち少なくとも
一種)のポリアルキレンオキサイド基含有シリコーン
は、塗膜に優れた撥水性、撥油性を付与するために用い
られる。
【0024】組成物中の該シリコーン量は1重量%から
10重量%、好ましくは2重量%から5重量%である。
1重量%未満であると十分な防汚性が発現せず、10重
量%を越えると、塗膜の機械的強度が低下する。
【0025】一般式一般式Rf−R2 Si(NH)3/2
(式中Rfは炭素数1〜10のパーフルオロアルキル
基、R2 は炭素数2〜10の2価炭化水素基である。)
で示されるパーフルオロアルキルシラザンは指紋拭き取
り性を向上させるために用いられる。
【0026】なお、上式中Rfは炭素数1〜10、好ま
しくは炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基である。
【0027】R2 は炭素数2〜10の2価炭化水素基で
あり、特にエチレン基、プロピレン基、フェニレン基が
好ましい。
【0028】上記コーティング材料硬化させる方法とし
ては、紫外線などの光線照射または熱反応などの公知の
方法が挙げられ、そのための光反応開始剤や熱重合開始
剤が添加されてもよい。
【0029】上記光反応開始剤としては、例えば、1−
ヒドロキシシクロフェニルケトン、2−メチル−1−
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロ
パノン−1等のアセトフェノン系化合物が使用され、熱
重合開始剤としては、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート等のパーオキサイド系化合物;2−
2' −アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系化合物が
使用される。光重合開始剤の添加量は、硬化物組成全体
の0.1〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%
である。
【0030】上記コーティング液を塗工する方法として
は、工業的に使用されている通常の塗布方法を用いるこ
とができる。塗布方法としては、例えば、スピン塗装、
浸漬塗装、ロールコート塗装、グラビアコート塗装、カ
ーテンフロー塗装等が挙げられる。
【0031】該コーティング材料の硬化膜の厚さは、1
〜10nmが好ましい。1nm未満では、十分な防汚性
は発現せず、10nmを越えると反射防止効果が低下す
るため好ましくない。但し、硬化膜を反射防止層の低屈
折率最表層として用いる場合は、90〜110nmが好
ましく、膜厚がこの範囲から外れるほど、反射防止効果
が低下する。
【0032】該コーティング材料の硬化膜の厚さは、1
〜10nmが好ましい。1nm未満では、十分な防汚性
は発現せず、10nmを越えると反射防止効果が低下す
るため好ましくない。但し、硬化膜を反射防止層の低屈
折率最表層として用いる場合は、90〜110nmが好
ましく、膜厚がこの範囲から外れるほど、反射防止効果
が低下する。
【0033】反射防止フィルターの防汚材として用いる
場合は、反射防止層と別途設けられる反射防止層上の防
汚層という構成を採る事も可能だが、反射防止層の一部
としての低屈折率最表層として用いる事も可能である。
【0034】なお、この場合の反射防止フィルターの基
材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
トリアセチルセルロース(TAC)等が代表的なもので
あるが、これに限られない。また、反射防止層として
は、TiO2 、SiO2 等の酸化セラミックス薄膜積層
体等が代表的なものであるが、これに限られない。
【0035】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0036】[実施例1]下記の材料を混合攪拌し、コ
ーテイング組成物(1)を調整した。その組成物(1)
をハードコートしたトリアセチルセルロース(TAC)
基材にバーコータ(#3)を用いて塗工した後、高圧水
銀灯を用いてUV照射し硬化塗膜を得た。
【0037】・コロイダルシリカ(IPA−ST:日産
化学工業) 50重量部 ・3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(S
−710:チッソ)10重量部 ・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(アロニ
ックス450:東亞合成) 40重量部 ・R’O(C24 O)a −[−R−[−SiO(CH
32 −]m −Si(CH32 −RO(C24 O)
a −O−]n −R(Si含有量80%、a,b,mは正
の整数である)(FZ−2207:日本ユニカー株式会
社(製品名))5重量部 ・光重合開始剤(チバーガイギー:イルガキュア18
4) 2重量部 ・イソプロピルアルコール 3000重量部
【0038】[実施例2]実施例1で調整したコーテイ
ング組成物(1)にC81724 Si(NH)3/2
(KP801M:信越化学)を5重量部加えコーテイン
グ組成物(2)を調整後、実施例1と同様の手順で硬化
させ塗膜を得た。
【0039】[比較例1]実施例1で調整したコーテイ
ング組成物(2)に含まれるシリコーンに替えて、Si
(CH33 O−[−Si(CH32 −O−]m
[−Si(CH3 ){C36 O(C24 O)a (C
36 O)b R−O−]n −Si(CH3 3 (a,
b,m,nは正の整数である)(L−7604:日本ユ
ニカー)を5重量部加え、コーテイング組成物(3)を
調整後、実施例1と同様の手順で硬化させ塗膜を得た。
【0040】[比較例2]実施例2で調整したコーテイ
ング組成物(2)に含まれるシリコーンに替えて、HO
24 OC36 −SiMe2 −[−O−Si(CH
32 −]n −C 36 OC24 OH(平均分子量は
1000である)(サイラプレーンFM4411:チッ
ソ株式会社(製品名))を5重量部加え、コーテイング
組成物(4)を調整後、実施例1と同様の手順で硬化さ
せ塗膜を得た。上記の実施例、比較例において、各種物
性評価方法と結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】(a) 水に対する接触角:接触角計(C
A−X型:協和界面科学)を用いて、室温下で直径1.
0mmの液滴を針先に作り、これを塗膜表面に接触させ
て液滴を作った。このときに生ずる液滴と面との角度を
測定し接触角とした。
【0043】(b) 油性ペン拭き取り性:塗膜表面に
付着した油性ペン(No.500:マジックインキ)を
セルロース製不織布(ベンコットM−3:旭化成)で拭
き取り、その取れ易さを目視判定を行った。
【0044】判定基準を以下に示す。 ○:油性ペンを完全に拭き取ることが出来る。 △:油性ペンの拭き取り跡が残る。 ×:油性ペンを拭き取ることが出来ない。
【0045】また、塗膜の同じ部分に対してこの評価を
繰り返し行い(5回および20回)防汚性の永続性につ
いて調べた。
【0046】(c)指紋拭き取り性:塗膜表面に指紋を
付着させ、セルロース製不織布(ベンコットM−3:旭
化成)で拭き取り、その取れ易さを目視判定を行った。
【0047】判定基準を以下に示す。 ○:指紋を完全に拭き取ることが出来る。 △:指紋の拭き取り跡が残る。 ×:指紋の拭き取り跡が拡がり、拭き取ることが出来な
い。
【0048】
【発明の効果】本発明の防汚材により、防汚性とその永
続性に優れた防汚層が形成される。また、本発明の防汚
材は、屈折率が低くなるように組成を選定することで、
上記防汚特性を備えた反射防止フィルター等では、低屈
折率層として反射防止層の最表層に用いることも可能で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BG04Y CP05W CP08W CP09W CP10W CP12W CP16W CP18X DJ016 GH00 4J038 DL021 DL031 DL032 DL152 FA012 FA222 HA446 JC31 JC32 JC35 MA14 NA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A),(B),(C)成分のうち少
    なくとも一種と、一般式R’O(C 24 O)a (C3
    6 O)b −[−R−SiO(CH32 −Si(CH
    3 2 −RO(C24 O)a (C36 O)b −]n
    −R’(a, b, m, nは正の整数であり、分子量は1
    000〜100000、Si含有量は10〜90%であ
    る)で示されるジメチルポリシロキサンとポリアルキレ
    ンオキサイドが結合しており、結合したジメチルポリシ
    ロキサンとポリアルキレンオキサイド全体のうち90%
    以上の結合場所で交互に繰り返し結合した直鎖状シリコ
    ーンを含有することを特徴とする防汚材。 (A)一般式R1 a SiX4-a (R1 は、アルキル基、
    アルケニル基、アリル基、またはハロゲン、エポキシ、
    アミノ、メルカプト、メタクリロイルないしシアノで置
    換された炭化水素基から選ばれた官能基を示し、Xは、
    アルコキシル基、アルコキシルアルコキシ基、ハロゲン
    原子ないしアシルオキシ基から選ばれた加水分解可能な
    基を示す。aは0〜2の整数。)で示されるシラン化合
    物およびその加水分解物のうち少なくとも一種 (B)コロイダルシリカ (C)分子構造中にビニル基、アリル基及び(メタ)ア
    クリル基のうちいずれかを2個以上含有するモノマー、
    オリゴマーおよびポリマーのうち少なくとも一種
  2. 【請求項2】一般式Rf−R2 Si(NH)3/2 (式中
    Rfは炭素数1〜10のパーフルオロアルキル基、R2
    は炭素数2〜10の2価炭化水素基である。)で示され
    るフッ素シラン化合物を含むことを特徴とする請求項1
    記載の防汚材。
  3. 【請求項3】請求項1記載の成分(B)を含み、硬化膜
    の屈折率が1.49以下であることを特徴とする請求項
    1または2記載の防汚材。
  4. 【請求項4】基材、反射防止層(単層もしくは複層より
    なる)、請求項1〜3何れか記載の防汚材が表面に層と
    して形成されていることを特徴とする反射防止フィルタ
    ー。
  5. 【請求項5】基材、最表層が請求項1〜3何れか記載の
    防汚材により形成されている反射防止層からなる反射防
    止フィルター。
JP11226400A 1999-08-10 1999-08-10 防汚材およびこれを用いた反射防止フィルター Pending JP2001049236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11226400A JP2001049236A (ja) 1999-08-10 1999-08-10 防汚材およびこれを用いた反射防止フィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11226400A JP2001049236A (ja) 1999-08-10 1999-08-10 防汚材およびこれを用いた反射防止フィルター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001049236A true JP2001049236A (ja) 2001-02-20

Family

ID=16844541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11226400A Pending JP2001049236A (ja) 1999-08-10 1999-08-10 防汚材およびこれを用いた反射防止フィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001049236A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186295A (ja) * 2004-11-30 2006-07-13 Dainippon Printing Co Ltd 固体撮像素子用レンズ、固体撮像素子レンズ用撥水コーティング材料及び固体撮像素子
JP2009091448A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Momentive Performance Materials Japan Kk ハードコート用樹脂組成物
JPWO2011013611A1 (ja) * 2009-07-29 2013-01-07 日本化薬株式会社 感光性樹脂組成物、それを用いた反射防止フィルム及び反射防止ハードコートフィルム
JP2020122036A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 三菱マテリアル電子化成株式会社 防汚性膜及び防汚性膜形成用液組成物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000034310A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Toagosei Co Ltd エマルションの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000034310A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Toagosei Co Ltd エマルションの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186295A (ja) * 2004-11-30 2006-07-13 Dainippon Printing Co Ltd 固体撮像素子用レンズ、固体撮像素子レンズ用撥水コーティング材料及び固体撮像素子
JP2009091448A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Momentive Performance Materials Japan Kk ハードコート用樹脂組成物
JPWO2011013611A1 (ja) * 2009-07-29 2013-01-07 日本化薬株式会社 感光性樹脂組成物、それを用いた反射防止フィルム及び反射防止ハードコートフィルム
JP5767583B2 (ja) * 2009-07-29 2015-08-19 日本化薬株式会社 感光性樹脂組成物、それを用いた反射防止フィルム及び反射防止ハードコートフィルム
JP2020122036A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 三菱マテリアル電子化成株式会社 防汚性膜及び防汚性膜形成用液組成物
JP7231422B2 (ja) 2019-01-29 2023-03-01 三菱マテリアル電子化成株式会社 防汚性膜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070243394A1 (en) Anti-smudge agent, smudge proof coating composition, smudge proof film, and article coated with smudge proof film
US7226982B2 (en) Protective coat-forming coating composition, coated article, and multilayer laminate
TWI414569B (zh) An antireflective film, a coating composition for an antireflective film, and an article having an antireflective film
TWI409279B (zh) A polyfunctional (meth) acrylate compound, a photohardenable resin composition and an article
JP3912288B2 (ja) 無機・有機複合材料からなる表面処理剤
JP4517590B2 (ja) 耐汚染性付与剤及びそれを用いた耐汚染性物品
KR101828809B1 (ko) 불소-함유 고분지 중합체를 포함하는 코팅용 경화성 조성물
KR101272984B1 (ko) 내마모성 및 내오염성이 우수한 눈부심 방지 코팅 조성물 및 눈부심 방지 코팅 필름
US7410704B2 (en) Composition containing fluoroalkyl hydrosilicone
US7407710B2 (en) Composition containing fluoroalkyl silicone and hydrosilicone
JP2003025510A (ja) 反射防止性及び耐擦傷性を有する多層積層体
JP5199237B2 (ja) 硬化性フルオロアルキルシリコーン組成物
US7816419B2 (en) Photocurable and thermosetting coating composition and article having cured coating of such coating composition
JPH09255919A (ja) 防汚膜形成用組成物及び光学部品
KR20150040310A (ko) 방오성 하드 코트 및 방오성 하드 코트 전구체
JP2018530007A (ja) 反射防止フィルム
JP2018521195A (ja) 光硬化性コーティング組成物、低屈折層および反射防止フィルム
KR20060131902A (ko) 활성 에너지선 경화성 피복용 조성물 및 성형품
JP4737401B2 (ja) 反射防止膜、反射防止膜形成用コーティング剤組成物及び反射防止膜を備えた物品
JPH10143087A (ja) 表示素子用フィルター
JP2020163837A (ja) 積層体及びその製造方法
JPH0716940A (ja) 防汚性を有する光学物品
JP2001049236A (ja) 防汚材およびこれを用いた反射防止フィルター
JP2004263144A (ja) 皮脂汚れ防止性の被覆用組成物および該組成物の硬化物層が形成された被覆成形品
JPH10120444A (ja) 表面改質膜用組成物、表面改質膜、表示装置用フィルター及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100420